食い物日記0009

2000年9月27日

今日は野球大会の打ち上げでたらふく食った。 が、おいしいものではない。王将とか、ショボい寿司とか、ケンタッキーとか、 ピザとかだ。久しぶりに食ったので新鮮ではあったが、 おいしいかどうか以前に油の量が凶悪だった。 元とろうと思ってがっついたのが失敗である。気持ちわるい。

ところで、普通のジュースがますます飲めなくなってきた。 甘すぎるのだ。果汁30%以下のジュースや、ファンタ、コーラその他は けっこうしんどい。やっぱりおいしいのは100%。できれば濃縮還元じゃない 奴がいいが、たいがいクソ高いのでかえないのだ。 なお、輸入物のジュースにはしぼっただけのものが多く安心感があるのだが、 一方で圧搾からパック詰め、輸送などの問題で 不気味な風味がついてしまっていることがままある。 特に紙パックは注意だ。この前イズミヤでオーストラリア製品を ハデに売っていた時に100%オレンジジュースを買ったのだが、 これがまた不気味な風味がついていて飲めたものではなかった。 ジュースそのものはそれさえなければおいしかったであろうことはわかるのだが、 あれでは何もかもがブチ壊しである。気をつけよう。

2000年9月20日

はちみつを買ってきた。これによってりんご酢を おいしいジュースに変身させることができる。 が、加減がむつかしい。酢が少ないとただのはちみつ水溶液になるし、 多いとスッパイしのどが焼ける。しかしこの焼け具合が妙に心地良くて、 ついむせるくらい濃くしてしまったりするのである。何かが違うが、 まあいいや。

2000年9月19日

ふと白川通りに出ると、新しく牛丼屋ができていた。 だが、オレは肉とは訣別した男だ。というわけでしばらく葛藤したのだが、 やっぱりごちそうさま。 で、味の方だがグルタミン度がなか卯並みに高く、お上品なお味とは到底言えない。 自分が余計にそのへんの食いものを受けつけなくなっていることを確認する だけとなった。ウレシイ。

というのを舞を主人公にして漫画にして食い物日記漫画第1弾にしようと思ったが、 情けなくもあきらめてしまった。伝えたいことを伝えるのにまわりくどい手段を 使うのに耐えられなかったのである。字でかけることをわざわざ絵にするのは 面倒なだけだ。やはり、絵でしかできないこと、 つまり「どうしても舞に食べてほしいもの」を食った時にこそやるべきだろう。 ってああ、オレなんか恐い人になってる。 自分で言うのもなんだが近づきたくないものだ。

ちなみに、「舞に食べてほしいもの」と同等に、「美凪に作ってほしいもの」 も出現したら漫画にするだろう。ますますダメ人間。

2000年9月18日

ムング豆発芽第二ラウンド。根が最大15ミリ程度までのびており、 豆と野菜のあいのこのような物体となった。これを3分だけ蒸して食ったところ、 おいしい。味が濃くておいしい。味は豆ともやしのあいのこのような味で、 栄養も中間くらいだろう。これは常食する価値がある。

2000年9月16日

細胞というのはツブすとすぐになんでもブチ壊す酵素が働いてしまうものだ。 ということは野菜ジュースも例外ではない。 ツブす時に瞬間的な熱処理でもしていれば酵素が死ぬので大丈夫だが、 そうでなかった場合はビタミンのかなりの部分が失われているはずだ。 タンパク質類はアミノ酸に、核酸は塩基とリン酸にバラされてうま味になるだけ なのでいいが、他のものは壊されればパーだ。 果たして野菜ジュースは熱処理をしているのか。 なお、酵母を破砕して実験に用いる場合には冷やして酵素を働かないようにしてやる。 もしなんの対策もなく常温で潰した場合、10分もたてばもう使用不能なものになる。 バラバラだ。分のオーダーでこのザマであることを考えると、 野菜ジュースが熱処理なしだった場合は本来の栄養は大半 残っていないのではなかろうか。 しかし、表示されている栄養素にウソがないとすれば、 少くとも表示されているビタミンCやらカロチンは酵素で破壊されないのか、 それとも熱処理で酵素を殺しているのかどちらかであろう。 前者だった場合表示のない栄養はバラバラになっているはずで、 そう考えると野菜ジュースの効用も野菜本体には及ばない。 …野菜も食おう。

豆もやし第二弾。浸水10時間でもはや根が出始めている。 恐るべしムング豆。

2000年9月13日

新たな野菜ジュース発見。ジャスコのtopvaluブランドの野菜ジュースだ。 930gで198円と安い。配合されているのはにんじん、赤ピーマン、 アスパラガス、ほうれんそう、かぼちゃ、ブロッコリー、キャベツ、 カリフラワー、りんご、オレンジ、レモンと種類も多い。 で味の方だが、悪くないレベルだ。十分においしい。 ただ野菜生活に比べると味が薄く、野菜の味が生きているとは言えない。 飲みやすさでは充実野菜に並ぶが、ちと物足りないのも事実だ。 なお、すりつぶした繊維は除いてあるのでさらりとして飲みやすい。 しかしこれも野菜生活に慣れた身には物足りないのである。 というわけで、値段を考えればお買得だが、値段を度外視するなら あまり買いではない。

2000年9月11日

かつおぶしを買ってきたのは一週間近く前だった。 面倒でかかなかったのである。で、このかつおぶしだが、 みそしるを作るととてもうまい。まだ味が安定しないが、 ダシの効いた味噌汁のすばらしさは多少味噌の量を間違ったくらいでは 0にはならないのである。世界で最も堅い食品の称号は伊達ではない。

ムング豆もやし化プロジェクト。 ムング豆とは4〜5ミリの緑色の豆である。 生で食っても腹を壊さないめずらしい豆だが、だからといって生で食って おいしいわけでもないので、もやしにしてから蒸して食う。 普通の豆なら水につけて8〜16時間の後ザルにのせて3日ほど待つのだが、 こいつはべらぼうに発芽が早かった。 水につけてる間にももう茅が出ていたのである。そしてその日の夕方には 収穫できてしまった。すばらしい豆である。 加熱しすぎたのもあって味が多少抜けていたが、十分においしい。 食べた感じもう少し発育させた方が澱粉の変換が進んでおいしそうなので、 次は2日程度育ててみることにする。加熱はおそらく3分程度で足りるだろう。 なにも考えずに煮ても食え、 もやしになるのは早く、小さいので加熱時間も短くてすみ、そこそこおいしいという 非常に便利な豆である。ごはんに入れてもおいしそうだ。 小豆とほぼ同じ使い方ができるものと思われる。 おそらく緑色のあんこにもなるだろう。普通の緑あんこに比べてくさみがなく、 それこそ小豆あんと同じような味になることが予想される。

2000年9月3日

新種野菜ジュース。サントリー(だったか)の「ありがと」。 マズイという噂を聞いて試してみたのだが、 これがまた噂にたがわぬマズさで感動した。 にんじんの悪いところだけ見事に取り出したような不気味な風味と、 喉が痛くなるくらい荒いすりつぶし方がたまらない一品である。 なお、「3種のビタミンと鉄がとれる」というのが歌い文句なのだが、 原材料を見るとそのいずれもが添加物として入っている。 化学的に入れているだけなのなら、 一体野菜の立場はどうなるのだろうか。


もどる