だだもれ

2016年03月23日

Javascriptでレイトレしてみた。案外速いし、 多少デカくなってきても書けそうな予感。 スコープとして関数を使うことに慣れてしまえば、それほど厄介ではないし、 外変数が見えることは実際楽だ。

twitterでブロックされているのを知った。 twitterでやりとりしたことない人だと思うんだが、 たぶん何か良くないことを言ってしまったんだろうな。

で、ブロックというのがどういうものかを今更知った。 こっちからは@つけて送っても相手に届かないし、 相手のツイートは読めず、フォローもできない。 しかし相手からこちらを見ることはできる。 嫌いな奴を自分の世界から消したい、 という意味なのであればツイートを見えなくしてしまっても良さそうなものだが、 嫌いな奴が何を言ってるか気になる、 ということは確かにあるので、この仕様はわかる。

にしても、ミュートという相手に気づかれない方法 があるのにブロックされるということは、 相手に「俺はお前が嫌いだ」と伝えたいほど嫌われていることを意味する。 そこまでのことをしたっけかと思うが、覚えてないあたりが余計に駄目なのだろう。

2016年03月22日

「火星の人」を読んだ。本気SFで、てっきり昔の大家が書いたものだと思っていたが、 読んでいるとネット関係の記述があったりして2000年より古いようには見えない。 読み終わってからネットで発表された最近の作品であることを知った。 私が知る日本のネット発表の小説と言えば、 「まおゆう」とかで、これが文化の違いというものなのかな、 と少し思った。たまたまかもしれないし、日本でも こういう人もいるのかもしれないが。なにせ星の数ほどネット小説はあり、 埋もれている名作がないとも限らない。

中身は面白かった。筋書を無理矢理面白くしようとしなくても、 必然として起こりそうなことが並んでいるだけで面白い、というのが新鮮だ。 人間ドラマ的なものは最小限しかない。物語は人間を描かないとダメだと言うが、 ここまでSF要素が本気だと、そこは比較的どうでも良くなる。 もちろん、不安もあれば退屈もあって、そういう描写もあるのだが、 精神力の強さが人間離れしていることに変わりはない。 不安や恐怖すら生き残るための判断を助ける合理的な道具のように見えてくる。 圧倒的な説得力で間違うと死ぬことが説明されているので、 それでもまったく気にならない。余計なことをすれば死ぬわけで、 人間の弱さみたいなものを描こうとして余計なことをしつつ 生き残るようではSF的な説得力が消え失せてしまう。 科学考証が正しいかどうかはもはや私には判断できないが、 判断できないレベルなのだから十分だ。 火星恐い。宇宙は行きたくないなあ。

2016年03月18日

弟の状態だが、すごく悪いわけではないとは言え、あまり良くない。 2,3キロ先の市街地まで車で行って本屋を見て帰ってくる程度のことはできるが、 それ以上はしんどいという状況。 本来なら10km走れるくらいの体力まで回復してほしいのだが、 なかなかそうならない。 聞いてみると最も不快な症状は吐き気とげっぷ。 これ、食べ方でかなり改善する類の症状なんじゃないかなあ。 胃が小さくなってる上に噴門がないので上に漏れやすくなっている。 咀嚼回数を増やすことと、消化が遅いものを食わないこと、 栄養密度の低いものを食わないこと、 といった工夫がたぶん必要だ。汁を飲むとか、そういうのが良くない。 しかし弟が最も苦手とするのが、そういう些細な習慣を変えることなのである。 そういう患者は多いのではなかろうか。

どうも医者がそういうリハビリ的なアドバイスとか サポートをまるでしてくれないっぽいからなあ。 別の病院でそのへんやってくれる所を探すべきか。

しかし、未だ致命的な事態にはなってないことを喜ぼう。 癌が発覚してから二年、胃と肺を切ってから一年生き延びた。 効かなくなった薬はまだない。 骨転移は抑えた。肝転移は抑えられているし、 いざとなったら電極を刺して焼ける位置にある。 脳にどうやら転移はない。

ビタミンC効いたらいいよなあ。糖質枯渇状態でビタミンC点滴、 というのが効くんじゃないかという仮説がある。 それも、単に断食するくらいだと蛋白質からの糖新生で邪魔をされるので、 SGLT2阻害薬で血糖を尿に捨て、メトホルミンで糖新生を抑える。 そこまでやれば効くのではないかと。 まだその条件での臨床試験はないから否定はされてない。 そして、効くかどうかはやってみればわかるわけで、 だったらやってみればいい。 効いてるか効いてるかわからない程度ならやらない、 と決めておけば、金と時間を垂れ流す結果にはならない。

「効くなら論文が出ているはずだ」という意見はもっともだが、 それをもっともだと言うならば、できることはほとんどなくなり、 標準治療+最良の緩和ケア+精神的なケア、ということになる。 問題は、真偽が許容できるコストで判定できるか否かで、 低コストで判定できるならやってみればいい。

なお、残念ながら漢方はあからさまなレベルでは効かなかった。 飲んでいる間に骨転移を起こした以上、それは効かないと言っていいだろう。 体調を良くする効果があったかどうかも判定できない。 消化器癌ゆえに継続が難しいことが不利なのかもしれんなとは思うが、 いずれにしても弟に有効でないならやる意味はない。 私の実感としては胃の不快感にはよく効くんだが、 手術の後遺症みたいに激しい奴にも効くかどうかはわからんしなあ。

ああそうだ。この前蹴り上げしすぎて痛めたももの筋肉がまだ痛い。 こんな時は通導散を実験すべきだ。

漢方といえば、この前オタマとオトモとひつじこが風邪をひいた時、 小柴胡湯を作った。風邪といえば小柴胡湯である。 葛根湯は適用範囲が狭い。 たまたまかもしれないが、ひつじこはオタマやオトモのように悪化せずに済み、 39度の熱を出して関節痛が出ていたオタマも一日で引いた。 ただしオタマはアセトアミノフェンを一回飲んでいるので、 常識的に考えればそちらが効いたと言うべきだろうな。

小柴胡湯の加減メモ。胃腸症状や咳がなければ半夏を抜く。 胃の不快感がなくぐったり感がなく、乾いた感じがなければ人参を抜く。 喉が痛ければ桔梗を足して甘草を増量。熱があって汗が出るなら石膏を足す。 寒気があるなら桂皮を足す。 そもそも寒気主体で胃腸症状がないなら小柴胡湯でなく葛根湯に切り換える。 鼻の奥が痛いタイプなら薄荷、忍冬を足す。

2016年03月17日

書き忘れていたが、土曜日にオタマは自転車にだいたい乗れる感じになった。 ただし、坂だと発進できず、走り出しでゆれるので道が狭いとダメ。 というわけで、もう少し練習する必要がありそう。 今度自転車屋に行ってどんなのが欲しいか聞いてみよう。 まだ買うには早いが、「上手になったらこれが買える」 と思えば多少は励みになるかもしれない。

年中も終わって、もうすぐ年長か。 過ぎた時間は一瞬だな。いろいろあったにせよ。 そろそろ、このイマイチ働いてない感じをどうにかして、 世界に役立ってる感が欲しい。 そのためにはどうしたらいいだろうか。 何で食ってくべきで、何を鍛えるべきで、 何を作るべきなんだろうか。

javascript祭。恐ろしく難しい言語であることがよくわかった。 なんでこんなの流行ってるんだよと言いたい。 名前空間作って、中にクラス定義して、継承したい、 なんてことをするだけでえらい騒ぎになる。 他の言語のやり方を無理矢理持ち込むから悪い、 ということでもあるんだろうが、 根本的にデカいものをjavascriptで作るべきでなく、 デカいものを作る時にうれしい機能を無理矢理実現しようとするのはやめろ、 というのが本質だろう。

にしても、クラス定義なしでデカいものを楽に作れる書き方はあるんだろうか。 本来javascriptが想定していたオブジェクト指向プログラミングの形が知りたい。

これ、やっぱりすでにあるオブジェクトから オブジェクトを作るのが正しいんじゃないのか? 型とインスタンスを分離すること自体が変なんじゃないのか。

2016年03月15日

いかん。40になる前に今後の生き方について多少は考えねばならん。 いつまでもこのヌルい働き方をしているわけには行かんし、 もう一段成長して違う景色を見ておかないとマズい。 考えるきっかけが向こうからやってきた以上、この機会は利用せねばならん。

私の持っている能力のうち給料をもらうに値するとはっきりしているのは プログラムを書く能力だけだ。 どうもチームを引きずる能力も悪くないような気がしているが、 こっちは成果が出ていないので実証されていないし、 仕事ぶりを見ていない第三者にその能力があることを納得させることもできない。 本を書く能力もあるようで、こっちは二冊の本で実証されているが、 これは単体では金にならない。 属する組織の広報として、あるいは採用の補助としては使えるが、 お金に換算できないので評価されにくい。 本書いてても階級は上がったので、 あの時には評価してもらえたのかなと思ってちょっとうれしいのだが、 基本的には評価されにくいもののように思っている。 とすれば、プログラムを書けないといけない。 今まで書いたことがある分野で上達しても儲けにはつながりにくい。 レンダリングは決算しておきたいが、どうせ金にならんし、 一流にもなれん。情熱と能力が欠けている。 では今後やるべき分野はどこか。

ネットワーク、上層の言語、マネジメント。 この三つだよなあ。ネットワークは完全に素人だ。 一流になる気はないが、二流くらいにはなっておかないと今後の選択肢が減る。 どうせ二流になるまでならそう手間もかかるまい。 ただし、素人のままでは給料をもらう資格はないので、 今持っている技で給料をもらいながら少しづつシフトするなり、 こっそり鍛えるなりせんといかん。 となるとjavascriptはやっておかんといかんわけだ。 一回自分の限界が来る規模のものを作っておかんと勝手がわからん。 その意味でもレイトレを書くのはいいかもしれんな。 本をそれでやるかどうかは別にして。 でマネジメントは機会を見てだな。人に働いてもらう技がもし身につけば、 単に自分で書くよりも大きな仕事ができるし、 人間としての成長はそこにこそあるはずだ。

さてそれはそれとしてレンダリングを決算しておきたい。 レイトレを本にするとしたらどうするか、 ということを考える。 第一歩として言語を検討しよう。 まずは画面を一点づつランダムな色で塗ることと、 3次元ベクトルクラスを用意することを、javascriptとjavaでやってみる実験。

javascriptは思ったより遅くはなかった。 しかしスレッドが使えないので将来的には確実に速度は劣る。 そして、クラスを作るコードを素人に理解させられる気がしない。 どう考えても、いきなり作った変数に関数を作ってつっこみ、 あのクセのある仕様のthisを通してどこでも定義していない変数に値を入れ、 さらにprototypeなる謎のメンバに関数をつっこむあたりが、 完全に魔界だ。オブジェクトはハッシュであり、クラス定義そのものもハッシュである、 ということを理解してないと、何をやってるのかさっぱりわからない。 「そういうもんです」と言うことは断じてしたくない。 しかし3次元ベクトルなんてかなり早い段階で作るわけで、 javascriptのしくみにページを割くのは避けたいが、 だからといってわけわからんまま写経させるのは好かん。 javascriptはダメだ。 型定義しないでわかりやすいコードを書ける算段ができない限りはない。

javaは普通に書けるが、インストールが面倒くさい。 英語なページから落とすのも辛いし、 環境変数をセット、とか言う時点でかなりアウト気味だ。 そもそもコマンドラインなんて使わせたくないのである。 ただ、複数ファイルあっても、エントリポイントがある.javaだけ指定してjavac すれば使っている他のファイルもコンパイルされるように見えるので、 本当にそうならコマンドラインを叩く面倒はそれほどでもない。 ダブルクリックで実行できないのも、どうせコマンドラインを 叩かないといけないなら問題にならんだろうし。 あとは文法だが、参照型と非参照型の区別が素人にはわかりにくそうだ。 つうか私にとってわかりにくい。 配列の中身をいちいちnewしないといけないのも面倒くさい。 ライブラリを使うことで楽になる分野や、 コードが巨大だったり、使用メモリ量が読めなかったりする ケースではjavaはCよりずっといいが、 事レイトレとなると話が少し違う。既存のライブラリなど何の役にも立たないし、 コード規模は多少大きくなったとしても各クラスの役割は明確で、 相互作用も複雑にはならない。 やることは決まっているのでグローバル変数まみれでも困らず、 ガベコレのありがたみは薄い。 よって、javaはさしておいしくない。

まずはC++で考えよう。ただし使う要素は厳密に制限する。 最初はかなり絞っておいて、後で必要に応じて広げることにしよう。

あ、javascriptでも並列化できるっぽい。 しかし非同期化にこれを使うのは気持ち悪いな。

new使わんでオブジェクト生成する方が安全な気がしてきたが、 コンストラクタの初期化が難しくなる。だがしばらく試してみるか。

2016年03月12日

家ではまるで考え事ができない状況になっていて、いかん。 しかし、自分の部屋などというものを持てる日は来ないだろうし、 仕方ないとしか言いようがないな。 会社に行けばいいだけ私はひつじこよりもよほど楽だ。

2016年03月07日

胃癌情報。 ステージ4で明らかな取り残しがあるならば原発巣を取ってもいい結果にならない。 しかし、切らなかった方は全例亡くなってるが、切った方は長期生存してる人が いるように見えるぞ。わからないだけかもしれないけど。 期待値は悪くても、 治る可能性があるなら賭けたい人もいるんじゃないかなという気はする。

肝転移が一個くらいなら切った方がいいかもしれない。 ただし、ドカっと拡大で切った上で抗癌剤をやる前提と。 肺転移はどうなんだろう。

胃癌は遺伝子の壊れ方が激しいと。 そして壊れ方が激しいと分子標的薬が効きにくいと。 薬一個でどうにかするというわけには行かないわけだな。 胃酸という刺激物があり、 さらに、外界から刺激物質がモロに当たるからだろうか。

この先生患者と話す時の姿勢とか気をつけることとかは すごいまともなこと言ってるなあ。 しかしそれはそれとして、治療そのものはどうなんだろう。 緩和だったら量減らしてもいいと思うんだけどなあ。

2016年03月02日

機会があってスマホのゲームを作ってる人と話ができた。 やっぱりそっちなんだと思うなあ。 ガチャやら何やらのビジネスモデルの問題はともかくとして、 ゲーム専用機を買った人だけを相手に商売をするというのは もはや無茶すぎる。それはそれで消えてなくなることはないにしても、 そこをメインに商売をするのは危険な時代だ。 タッチパネルしかないことの限界、 複数アプリが同時起動していることの限界、 などなどの問題はあるが、それが圧倒的に普及して、 今後もその趨勢が変わらないことが確実となれば そこでモノを出すしかない。 流行っている所には金と人が集まり、 すごい勢いで進化していく。 いずれは触覚フィードバックやタッチパネルの形状変化などによって タッチパネルが進化する可能性はあり、 入力デバイスとしての限界は緩和されるかもしれない。 ただ、今すぐそっちに全力で舵を切るのが正しいか、 ということはまた別の問題となる。 商売になっている分野を早々に捨てるのは危険な判断だ。 現実的には、いかに成長の見込めない分野への投資を絞りつつ収益を維持し、 余力を新市場に投資するか、という匙加減が問題になる。 利益を維持しつつ投資を絞る、というのは虫が良すぎるので、 利益を10%削りつつ投資を20%削る、というような選択が現実的になるのだろう。 その間に新しい商売を軌道に乗せられれば勝ちだ。 小さな会社は旧市場をそもそも持っていないので、 新市場に全力を投入でき、それが大きな会社があっさり敗れ去ることの原因になる。

オタマが幼稚園で大変そう。白雪姫ごっこを友達としていて、 白雪姫と王子様はいつも決まった子で、オタマには魔女ばかり回ってくるという。 魔女は嫌だと言ったら「うんちとおしっこの役」とか言われたらしい。 そんなグループは抜ければいいと思ってしまうが、 世界を俯瞰することは難しいものだ。 まして幼稚園児である。 その狭い世界の王に戦いを挑むのも、 他の世界へ行くのも、同様に勇気がいる。 何かしら助けてやりたいが、できることは多くない。 アドラーの言うところの課題の分離というやつだ。 介入しすぎれば良い結果をもたらさない。 とりあえずは、担任に起こっていることを伝えることと、 必要とあらば引越しでもして環境をガラリと変えることを躊躇しないこと、 くらいか。変に励ましてもいけないし、妙に優しくしてもいかんだろう。 少しづつであっても、親は親の人生を生きているということを 体で感じてもらわないといけない。 その上でどうやって勇気づけるか。


もどる