だだもれ

2015年09月29日

グラフを描きたい。線は複数ある。それぞれの線はできるだけ遠い色にして 見やすくしたい。でも線が何本あるかわからない。 いい感じに色を決める方法はないか。

かなり昔からこの疑問はあって、しかしこんなことに時間をかける価値はないので、 8色まで決め打ち、みたいな感じだった。 f00,ff0,0f0,0ff,00f,f0f,fff,000、みたいな。 しかし、これだと青が暗いので、青だけ赤緑に少し足していた。 今日はこれをもう少しどうにかできないかと思ったのである。

基本は、何らかの色空間でできるだけ遠い点を必要なだけ取ってくることだ。 この時、輝度は同じくらいの方がいい。 明るい色は白背景で見辛いし、暗い色は黒背景で見辛いわけで、 おおよそ同じにしてどこでも見易い色にしたい。

最初に考えたのはHSV色空間だ。そうすれば、V一定の平面でH,Sを適当に決めれば いいことになる。しかし困ったことにVは人間の視覚にとっての輝度ではない。 青はやはり暗い。

次に考えたのはYUVだ。Yは輝度だから前述の問題はない。 UV平面上に円を想定して、適当に回してやれば良かろう。 しかしこれがうまく行かない。 半径を大きくしすぎるとRGBに直した時に範囲外になってしまうし、 そもそも輝度をいくつにしたらいいのかが理屈で決まらない。 RGBが01の範囲に収まる最適な輝度と半径はいくつだ?

これは変換式から求まる。RGBそれぞれについて0以上の不等式と、 1以下の不等式ができるので、 6本の式が出る。これはYCbCr空間における平面に相当し、 CrCb平面で最大の半径が取れるYを見つければいいということになる。 ここでYCbCr→RGBの式を見ると、rとbを出す式が問題で、CbCrが大きすぎると rとbが範囲外になる。係数はbの方が大きく、1.85もある。 Yを真ん中の0.5に取るなら、1.85Cbの絶対値が0.5を越えなければいいので、 だいたい0.27くらいの半径でCbCrを回せばいいことがわかる。 ギリギリまでやるなら楕円にしてCr側を少し長く取るが、そこまでせんでも良かろう。 かくして、やりたかったことが一応できたことになる。

が、これがどうもピンと来ない色になって困る。彩度が低いのだ。 それに、これ本当に全部同じ輝度なのか?と疑問に思ってしまう。 黒との差が大きいように思えない。 よく考えてみれば、YCbCr空間は知覚に対して均等ではない。 数字上同じ差の2色でも、色が違えば同じ距離に見えないということだ。 元の色空間をもっと素敵な奴にしないといけない。 となればL*a*b*だろう。

しかしこいつでもさっきと同じ問題が起こる。Lをいくつにして、 aとbの半径をいくつにしたらいい? しかも変換式が複雑なので、そう簡単には出てこない。 とりあえず、L=80で、半径40だと 見た範囲ではRGBが01に収まっていたし、 色もまあこんなもんかなという感じにはなっている。 青や赤に比べて緑が鈍い。緑は多く混ぜると輝度が高くなってしまうので、 同じ輝度という縛りだと緑はあまり混ぜられない。だから理屈としては合っている。 でもやっぱりパッとしない。

2015年09月28日

オタマと遠出。横浜まで電車で行って、 みなとみらい、赤レンガ倉庫、中華街を歩いてきた。 だいたい6kmくらい。 途中予定になかった観覧車や子供向けジェットコースターに乗ったりもして、 なんつうかデートだ。 ひつじこともこんなベタなコースを歩いたことはない。 オタマが産まれるくらいまでのひつじこはかなり病弱だったので、 こんな距離は歩かせられなかったのである。

観覧車はすごく怖かった。誰だよあんなの作った奴は。 靴の中がぐっしょりと濡れた。なお、オタマはあまりこたえておらず、 後半「飽きた」とか言われた。もう乗らないぞ。 でも、ひつじこも一緒ならもう一回くらいは乗ってもいい。

結婚して何年も経つと「夫に触られたくない」 とか言い出す奥さんが多いそうだ。 そうなる原因を夫の側が作っていることもあるだろうし、 子供が産まれると女性の性欲は薄くなるので、 そのせいということもあるだろう。

つうか、女性がメシ作るのを当然と考える奴は頭がおかしい。 掃除も選択もだ。メシなんて今時自炊せんでもいいんだし、 洗濯はドラム型を買えば一瞬で済むから男でも問題ない。 掃除もまた真面目にやらなければ大した負荷でもなく、 料理ほどスキルもいらんのだから、男もやればよろしい。 ただし、このためには「女性が家事の質を求めない」 という条件が必要だ。 「夫にやらせるとダメだから自分でやる」的な感じで余計な負荷を 背負い込むと全てが破綻する。 そういう女性は、「女性が家事をすべき」という呪いに 自らがとらわれている。 家事を分担するということは、両方が家事の専門家でなくなるということだ。 専門家一人と素人二人のどちらが質が高いか?と考えてみればいい。 0.5人×2で1人分、とはならないわけで、質は落ちるに決まっている。

オタマはナッツがダメ。ほぼ確定。どのナッツがマズいのかは 詳細な実験をしないとわからないが、くるみとアーモンド のどちらかである可能性が高い。 そもそも好まないので、しばらくは問題にならないだろう。 今日のように間違って食わせなければ。

サイラムザ単体なら副作用は弱そうだな。 オキサリプラチンは効かなくなったわけではなく、 副作用防止のために一旦止めただけだから、 まだ使えなくなったわけではない。

明日、おそらくCTをやるだろう。 これでもし病変が増えていたらと思うと恐ろしい。 3cmで3つ、がラジオ波焼灼の基本的な適応範囲だ。 それを越えるとやってくれない施設が増えるだろうし、 やることの意味が薄れてくる。 もし増えていなければ、見えているものを焼き払うことで かなり精神的には楽になる。むろん それが本当にプラスになるかはわからないのだが、 ダメージが小さいのであれば、やってみる価値はある。 少なくとも、それでどれくらいマーカーが反応するかを見ることで、 肝臓以外でどれくらい癌が活動しているかが推測できる。 もしほとんど下がらなければ、メインは肝臓の外にいることになる。 それがわかることにどれくらい意味があるか、 という話にはなるんだろうが。 多くの患者を見て統計的な世界にいる医者なら、 そんなことは気にしないだろう。 助けやすい患者から助けていくべきだ。それが正しい。 治らないものを治すことよりも、治るものを治す方が重要なのだから。

いかん、つい夜中まで癌のことを調べてしまった。 こんな病気、かからないのが一番いい。 予防と発見にはコストを多めに割いておくべきだ。

有名な人がまた癌でなくなった。 肝内胆管癌らしい。半年手術が遅れたことと、 抗癌剤をやらなかったことが物議をかもしている。 全く他人事ではない。 弟は、手術が遅れた上に姑息手術に留まり、 抗癌剤を水のように薄めてやっていて標準から外れている。 構図は同じと言えば同じだ。 よくわからん民間療法に手を出していることも似ている。 金の棒よりは漢方の方がよほどマシだと思うが、 他人から見れば大差なかろう。

有名な人だから、きっと経済的な問題はなかっただろう。 しかしそれがかえって罠になるということはあるかもしれない。 選択肢が多いほど、そこから選ぶ能力が必要とされる。 能力が伴わないまま選択肢が増えると、確実にマイナスになる。

根治手術後半年以内に転移が出た場合、 「元々転移していた」とみなされるそうだ。 転移が大きくなるのにはそれくらいはかかるということだろう。 とすれば、肝転移の種は3月末から半年以上前に すでに撒かれていた可能性が高い、ということになる。 高確率で食道摘出は裏目に出ていただろう。 もちろん、今更そんな答え合わせをしても仕方ないのだがな。 どんなに材料を揃えても、「あの時切り飛ばしていれば治ったかもしれない」 という可能性は消えないのだから。 しかし、戦いはまだ続くのであって、 こういう検証が次の選択に生きてくるかもしれない。 PDCAを回すべきだ。専門家はそれをやれるほど時間を割けない状況にいる。

漢方もうちょい効かんかなあ。処方ちゃんと教えてもらおう。 関係者には組成もちゃんと伝えておいた方がいい。 思わぬところから意見がもらえるかもしれん。 というか、漢方で改善すべき症状は何か? というところから見直すべきかもしれんし。 まあ漢方医によれば「補剤で治るなら世話ないわ」ということになるので、 十全大補湯を出しておしまいということにならないのはわかる。 仮に私が薬を決めるとしてもそんなことはしない。 駆オ血剤は絶対必要だろう。

整体と運動を併用しないとダメだと思うんだけどなあ。 あの疲労感を取るには物理的な刺激を加えないと。 だが地元にまともな整体師が見つからず、 運動の仕方がわからないっぽいので難しい。 ジムまで行く元気がないし、ジムにも そこを教えてくれるインストラクターがいないっぽいからなあ。 ヨガ教室とかも女性向けがほとんどだし。

この問題は弟に限らないんだよな。 運動しないと取れない疲れという奴はあるのだ。 だが、疲れていて運動する気になれないし、 どのような運動が疲れを取るのかもわからない。 それを教えてくれる人が近くにいて時間をごっそり割いてくれない限り、 この問題は解決しないのだ。

漢方の民間資格ってあるのな。 実効的な意味があるとはまるで思えん。 100万くらいかかるようだが、これで仕事があるわけでもなく、意味はなさそう。 検索すると資格を取ってる人のブログも出てくるのだが、 「同期が全員合格」ってどれだけザルなんだよ。 合格率30%を越える試験なんて信用できるか。 初級の情報処理なんたらですらそれくらいだったはずだぞ。

つうか、薬屋の登録販売者の資格あったらちょっとおもろいな。 無理だからいらんけど。

漢方で食っていきたいなら、医者になる以外の方法はないと思うんだが。 なにせ薬剤師には加減をする権利がない。 加減もできないで漢方を使えるはずがない。 私が自分やひつじこに使う程度でも、加減は前提だぞ? つうか、合方すらできないんだよな? 単純に二つの方剤の配合を足すだけならできるかもしれんが、 「かぶった生薬は多い方の量にする」というルールを守ろうと思うと、 事実上加減することになるから、たぶん薬剤師ではアウトになる。 たぶん相談薬局の類ではそのへん適当に おめこぼしをされてるんだと思うが、 厳密に運用すればアウトになるはずだ。 にも関わらず、わけのわからん民間資格を取って、 それで食ってこうとか思ってる人がうじゃうじゃいて恐ろしい。 こういう人達が漢方の本当の力を見えなくしているのではなかろうか。 まずは自分で試すべき。

ひつじこ産婦人科。助産師的には順調。 逆子だが、28週ではまだ回るので問題ないという見解。 糖尿の問題があったので医師とも話したが、 うまいことスルーさせることに成功した。 血糖は定期的に測られるだろうから油断は禁物だが、 基本血糖さえ上がらなければ問題なく行ける予感。

つまり、産婦人科医としては、糖質制限とかよくわからんことをしていて、 実際50gグルコース負荷試験で高値を叩き出している上に高齢、 という厄介な患者を診るにあたって、糖尿医を巻き込んでおきたかったのだろう。 それには75gグルコース負荷試験をやって引っかかった、という結果が必要になる。 一方糖尿医としては、A1c4.5なんていうザコを相手にしているほどヒマではないし、 糖質制限なんてしている患者は何が起こるかわからず厄介だ。 積極的に関わりを持ちたくはない。「産婦人科の判断にお任せします」 と言えればそれに越したことはないわけだ。 そういう感じもあって、お二人の間の意思疎通はかなり薄い感じだった。 私が「血糖測ったところで、糖尿だとも糖尿でないとも診断できませんからね」 と言ったところ、それを糖尿医の見解だと思ってもらえたようで、 「じゃあ経過観察で」となった。 「75gOGTTやってほしかったんだけどな」とは言っていたが、もちろんスルー。 やったって100%引っかかるだけだからな。 そして引っかかっても、検査の要件(前三日糖質150g) を満たしていないので糖尿判定できないのである。 やる意味がない。

在庫生薬の種類が増えてきてヤバい。 取り出して探す手間が馬鹿にならないし、 乱暴に扱うとビニル袋を破る可能性も出てくる。 また、どの生薬の在庫が切れつつあるのかもわかりにくく、 切れるまでわからないということにもなりかねない。 なんか素敵な容器と棚が欲しい所だな。 今使い得る生薬の種類を数えてみたら、緩く数えて81種類あった。 「いやこれはいらんだろ」と思うものを削っても、 いずれ60種くらいまで増える可能性がある。 8x8で置ける棚が欲しい。 コーヒーの瓶みたいなのを64個並べられる感じの場所が。

弟病院。HbA1c5.4でいい感じだが、CEA6.4と上昇。 オキサリなしでは抑えられないことが明白だ。 ゼローダは効いてんだか効いてないんだかわからんな。 しかし白血球は4200と明らかに少なく、 副作用だけは確実にある。 リンパ比率が相対的に高くなっているが、数は1000ちょいで、 多いとは到底言えない。倍欲しい。 好酸球も6%以上だし。前より増えてるから悪化してるんだろう。 まだ虫がいるのかもしれんし、アレルギーがあるのかもしれない。

体重が63kgまで増えてきた。体脂肪率も若干上昇傾向。 体温は若干下落傾向。これはいかん。 糖食ってた可能性が高い。糖質が多いものは食べやすいので、 ついそっちに傾いてたんだろう。 とするとHbA1cが低いのは薬の効果か。 メトホルミン増量したもんな。

2015年09月25日

一回主流派の腫瘍内科にセカオピ行ってこようかなあ。 治療をそこで受けたい、という話というよりは、情報集めとして。 考えてみれば、今まで標準治療派の専門家とは それほど深い所まで話をしていない。 初期はこちらに知識がなかったし、選択の余地もなかったから 聞きようがなかった。 あるいは、そもそも会話が成立しなかったり、 セカオピという形でないので時間が取れなかったりしている。

いつまで経っても「最初にドンと切っときゃ良かった」と思うのだろうな。 そう思わないで済むためには、奇跡の寛解を遂げてもらう外ない。

弟と電話。ゼローダきついかあ。 一日600mg、というのは標準の1/3にも満たない量なんだがなあ。 標準は一日3000mgで2週間、1週休みなので、ならすと一日2000mgに相当する。 600でもキツそうなんだが、標準量でも年単位で耐える人はいるわけで、 薬物代謝の個体差なのだろうな。あるいは忍耐力の個体差なのかもしれないが、 そこで我慢しても仕方ないだろう。

ひつじこ逆子。火曜に外回転術で治してもらうが、 その前にどうにかならんかな。 とりあえず、「逆子の原因は冷え」説が当たっていると仮定して火曜まで過ごす くらいしかないか。まずは冷たいものを飲み食いしないことだ。 あとは過剰な水分は冷えの原因になるので除く。

漢方なら何をする?人参湯で裏を温める。当帰芍薬散で水を抜きつつ血行を改善する。 補中益気湯で緩みすぎた筋肉を締め、疲労をケアする。 あとは香附子、紫蘇葉を足すと、柴胡ともあいまってストレスケアになる。 ものすごい合方っぷりだが、やってみよう。 おなかの張りはおおむね引いたので、桂枝加芍薬湯は削ると。 というわけで、生姜を鍋で加熱乾燥させてみた。 20g以上あったはずのものが2.4gまで減っている。 生姜は乾燥させると1/3か1/4になる、とどこかで読んで、 乾燥重量の3,4倍の生姜を今まで使っていたのだが、ウソだな。 スーパーで売られているものは水分量が多いのだろう。 乾燥させた結果1/8くらいまで減った。倍量必要っぽい。 食べやすいように、薄くてみずみずしい方向に品種改良されているということか。

オタマのバイオリン上達が遅い。おそらく放っておいてもできるようになるタイプ ではないのだろう。 だが教え方の改善でどうにかなることはまだまだあるはずだ。

メリーさんのひつじ、と歌詞で歌ったものと、ドレミで歌ったものが オタマの中でつながっていない。歌詞つきでは「メリさんのひつじ、メーメーひつじ」 なのだが、ドレミで歌うと「ドシラシドドド、シシシ、ドミミ」 となる。そこに矛盾を感じていない。 どこが問題かと言うと「メーメー」の所だ。 歌詞なら音が二つだが、ドレミでは「シシシ」と3つになる。 これがおかしいことに気づけない。 そして、バイオリンでは歌詞付きの歌準拠でやる、という約束なのだが、 つい3つシを鳴らしてしまう。「メーメーだから音2個だよね?」 と言ってもピンと来ていないようだ。 そもそも、歌ったものとバイオリンで弾いたものが同じ曲、 という意識もないようで、バイオリンで派手に音が狂っても意に介さない。 歌っている時は音がだいたい合っているのだから、曲を理解しているはずなのだが。 さてこれはどうやったらつながるかな。 つながれば急速に上達するだろうが、つながらないとかなり辛いことになる。 理性による理解と反復にまずはまかせるしかないんだろうな。 数こなすうちに体がなんとなく理解する、という展開が理想なのだが、 どうもそれは望めないようだ。

2015年09月23日

今日も自転車で遠出。東京港野鳥公園。ほとんど偶然着いて、 何があるのかもわからないまま中を見てきた。 野鳥を観察するための場所で、まあ、オタマやシノンには早すぎる。 しかし、弁当を持ってピクニックするにはいい場所だ。 ひつじこが元気になって気候が良ければ楽しかろう。

今日はしんどかった。島と島の間には橋があり、当然坂だ。 昭和島やら城南島やら、島ばかりでしんどい。 なお、城南島から台場には渡れないことがわかった。 渡れたとしても距離的にしんどいので行きはしないだろうが。 総距離は22kmくらい。二日でわかったが、30kmくらいが限度だな。 それ以上は子供が飽きすぎる。シノンがどれくらい寝ているかに依存するが。

うしおととらのアニメは展開速くて見やすいなあ。

正統派の腫瘍内科医には是非とも「少量では効かない」ことについて、 もっと詳しい説明をしてほしいなあ。 無治療がダメなことへの説明もあの本では弱かった。 患者は「統計的に治療効果があると言えること」なんて求めていない。 「自分に効くこと」を求めている。統計的に効果がある、という程度では、 「自分に効く」とはまるで言えないのであって、無治療よりも幸せであることを 納得させられない。 「標準治療違反」と言うが、そういう医者は明確な意思を持って標準でない治療を やっているのだから、違反もクソもないだろう。 でも、一回そういう人にセカオピに行った方がいい気がするなあ。 もしかしたら時間が30分とかあれば結構納得の行く答えが得られるのかもしれないし、 主流派の意見は当然踏まえておくべきだからだ。

緩和ケアの定義は「苦痛と苦悩を軽くする」ということだ。 結果として延命することはあり、その効果は抗癌剤をしのぐこともあるが、 原病死を避けるどころか延命すらも目的とはしない。 これ込みで「4大治療」とすべきだ、 という意見は患者側からは受け入れ難い。 なるほど医者から見れば、緩和ケアと抗癌剤の延命効果が同等だったとすれば、 どちらも治療として扱うのは自然だ。 しかし患者がそれを受け入れるには、 抗癌剤治療に希望を持たないという前提が必要になる。

治癒を目的とする治療、無期限な延命の希望を持ち得る治療、 限界が見える延命を目的とする治療、延命すら目的としない治療。 癌によって目立って体調が悪化するのは死ぬ二ヶ月前と言われ、 そこに至らない患者が後ろ二つを受け入れるのは普通は無理だろう。 だからこそ、許容できるダメージと費用の範囲で効果がある治療が求められているのだ。 低用量抗癌剤治療あるいは休眠療法は、知る限りで最もマシな選択肢に思える。 保険が効く範囲でやれば、月最大6万程度で済む。 抗癌剤によるダメージも許容できる範囲に抑えやすい。 問題は効果で、こればかりはわからない。 やっている医師が嘘をついていればそれまでだし、 仮にデータが本当であっても、ある個人に効くか効かないかはわからない。 ただ、私の感覚としては、標準治療の効果がいかに確かだとしても、 その効果は満足行くものではない。捨てて冒険しても惜しくない程度の効果でしかない。 やっている医師が「半分の人でなにかしら効果があったよ」と言うなら、 それを信じてみようかという気になる。

2015年09月22日

土曜、ひつじこに猛烈な腹痛が来た。子宮か、腸かがわからない。 とりあえずやりすごせたが、とても動ける状態ではない。 いつも世話になっている病院も空いていない。 午後の予定をなしにして子守をすることにした。

そして悪いことに、日曜日は勉強会に行く予定があった。 その間家に子供二人といるのは辛いということで、10時半ごろひつじこ実家へ出発。 私はひつじこ実家に一時間ほどいて、その後新宿へ出発。

にしても、こういう時には漢方は使いにくい。しくじって悪化してもなんとかなるだろ、 という余裕がないからだ。補中益気湯ですら躊躇する。 切迫早産を予防する処方が山本巌本にあった気がしたのだが、 丁度会社に置きっぱなしでわからなかったし、 仮に家にあっても試す気にはなれなかっただろう。

勉強会の中身。メモが手元にないので記憶で書く。後で書き加えるかもしれない。

shared_ptrの話。 MMUの有無、仮想アドレスと物理アドレス、などについては整理できて良かった。 自分が思っていたことと違いがなく、自分がおかしな考えでないことも確認できた。 それで遅くなってもゲームをそれに見合ったものにすればいいじゃん、 というのはもっともだ。終わった後に、 shared_ptrとか毎回書くと長くて嫌がられません? と聞いたら、コード補完あるし問題ない、との答え。そもそも shared_ptrの利用を推進したのはvim派の人らしい。 私は文字数が多いと見辛いように感じるのだが、少数派ということか。 あと、マルチスレッドの同期で性能食いません?と聞いたが、 問題にならないらしい。問題にならないゲームにしている、という意味かもしれない。 想定機種はPCらしく、VITAや3DSでも問題ないのかはわからない。 それは自分でやってみるしかなかろう。 あとは、デバグビルド遅くないすか?と聞いたら、 デバグビルドで遊ぶわけでもないし遅くても問題ない、という答え。 私はデバグビルドが遅いのは嫌いなのだが、 それは何かデバグのやり方に問題があるんだろうな。 本来最適化有効でも容易にデバグする手段があるのに私がそれを知らない、 ということなのだろう。 デバグビルドだと起動に分単位でかかってデバグしたい 場所まで進めるだけでストレス、とか、 サーブしてレシーブされてこのへんに移動してこのショットを出した時にバグ、 みたいなのを調べたいのにフレームレート低すぎて苦痛、とか、 そういうのが経験上多くてデバグビルドが遅くなりすぎないようにしているのだが、 改めた方がいいのかもしれない。 つうか、最適化有効でも問題なくデバグできるなら、 そもそもデバグビルドが不要になって非常に楽になる。

アンリアルのC++のこと。なんか前処理でメタ情報を処理してリフレクションできたり、 コンテナが専用にたくさん入っていたりするらしい。 また、部分ごとにdll化されていて、 アプリを動かしたままコードの修正即反映ができるらしい。 1ファイルの書き換えでもコンパイル時間が数十秒以上かかっていたので、 あんまり快適とも思えなかったが、速いPCなら問題ないらしい。 コーディング規約がアンリアルとして決まっていて、皆それに従うべきらしい。 大したもんだ。よくよく研究すべきだし、 使えば済むとわかれば使うべきだ。 最低でもソースを読んで優れた所を取り入れるくらいはすべきだろう。 でも私は今はレイトレしてるんで、自分ではやらない。

プログラマとして行き残りたければ出世しろ、というのは実にいい話だったな。 会社内の階級を上げる出世でなく、世に知られるという意味の出世。 上司なんて変わるもんだし、部署も消えてなくなる。会社すら結構あっさりなくなる。 中の地位なんていくら上げても無駄だ。 そこまではその通りだと思う。 しかし、もし一人でできること以上のことについて経験を積みたければ、 会社内の階級が必要になることはある。 リーダーなりマネージャーなりの肩書がなければ積めない経験があり、 その経験は会社を移ったり業種を移ったりしても役立つかもしれない。 でもまあ、ほとんどの場合は役に立たんだろうな。 その会社特有の事情を鑑みて行動するスキルになりがちだろうから。 だったら一人の専門家として高いレベルに達する方が割は良かろう。

私が社会で名前を知られようと思ったら本を書くのが一番早い。 すでにやっている路線だから見えている。 しかし、次の初心者向けというのは少々マズいかもしれないとは思っている。 なぜなら、初心者向けの本を書く奴は技術がない、という論調があるからだ。 「現場を離れた教育係で技術力などない」とまで書かれるくらいだからな。 単なる教育係ではないことを一目でわからせたいという思いがある。 しかしそれはそれとして、できるだけ対象レベルを落とさないと本の価値がなくなるし、 売れもしない、というのは事実だ。 だから、本としては初心者向けに近づけるけれども、 一緒につけるプログラムは素人には書けないレベルにする、 というあたりが妥協点だろう。

つうか、ゲーム本のライブラリにしても、Sunabaの処理系にしても、 結構書ける奴じゃないと書けないレベルのコードだと思うんだけどなあ。 まあ、技術がないと叩く連中は、アンリアルよりショボいからクソ、とか、 gccやclangよりショボいからクソ、とかそういう比べ方をしてるんだろうから 仕方ないんだけどな。事実だし。あんな最高の人材が全力で作ってるものには 勝てんからな。そもそもそこに全力をつっこむ気もないわけだし。

終わった後の懇親会で、いろいろ聞いた。 なるほどどんなエンジンも最初は一人か二人で書いてたんだよな。 そいつが優秀だからこそ、何十人とよってたかって作っても破綻せず、 実際に売れる代物にできた。であれば、 何十人規模でやれないからといってあきらめるのは早い。 ソースが公開されているケースもあるわけで、 追い抜くのは困難でも、距離を詰めるのは早い。 頭数の問題はあるにしても、投入できる頭数に見合った範囲で使えるものを 作るのは難しくないはずだ。まして社内利用であれば、 特定のプロジェクトとガッツリ組んで最適なものを提供していくことには 意味があるのではなかろうか。

まあ、そこが問題なんだけどな。現場は地雷なんて踏みたくないわけで、 ちゃんと出来上がったものを欲しがるし、バグがないことを保障してほしいし、 バグが出たら直すことを約束してほしいと考える。 未完成なうちから使ってエンジンを育ててやろうとか、 バグが出たら指摘したり、あるいは直してやろうとか、 そんなふうに思えるほど余裕がある現場はそうはあるまい。 客は常に合理的なのであって、それに文句を言う権利はないし、言っても意味がない。 そう考えると、エンジンを作るという選択はそもそも取りにくいのだろう。 最初に一緒に地雷原を歩いてくれる製品がないとエンジンが育たない、 なんてのは誰もがわかっていると思うのだが、自分でやりたくはないわな。

二人から本にサインを求められて、いい気になりそうになって危なかった。 いや、全体に私が有名人扱いされている雰囲気にいい気になりそうで危なかった。 よく自分を見てみろ。本を書いたのは事実だが、あれは過去の自分であり、 今の自分とは無関係だ。 それに、あそこにいた人々は技術者だ。技術者は技術がなければ尊敬しない人種であり、 初心者用に本を書く人間なんぞよりも、著名なゲームのエンジンを書いた人間の方が 尊敬されるに決まっている。自分に大した価値はない。 ましてここ二年間の成長のなさと仕事してなさを思えば、 到底自信など持てるものではない。 仕事はうまく行っているか?とてもそうは言えない。途方に暮れていると言ってもいい。 CEDECで危機感を覚えたのでCGの勉強をしている、ということになっているが、 これが逃げでないと言い張る自信はない。いや、CGやった方がいいとは思うんだが。 個人的な理由だけでなく。

火曜日は朝から二人を連れ出して、自転車で長旅。 まず川崎の夢見ヶ崎動物公園。 モルモットがアホみたいにたくさんいるのを見て驚くシノンが かわいい。オタマは早々に動物に飽きたが、一応一通り見るくらいの忍耐はあった。 まだ13時で、それで帰ってしまうとひつじこを休ませられないので、 ガス橋通りに出て池上通りを経由して大森。イトーヨーカドーの31でアイス。 しかし食べた直後にオタマが「口がイガイガする」と言い出す。 どうやら何かアレルゲンがあったか、 単純に胃を冷やしすぎたり、血糖が高まりすぎたりして 体調を損ねたらしい。とにかく帰途についたが、 家まで5分というところで自転車に乗ったまま 大量にゲロ。どうにか処理して帰ったら、ケロリとしてチーズ煎餅を食べている。 単純にアイスがだめだったようだな。もう31は行かない。 秋葉原のマザー牧場の店のアイスは結構な量食べても問題なかったので、 モノの質の問題だろう。 なお、今日の走行距離は25kmくらい。 3人乗りとしては最高記録だ。大変疲れた。今日は暑かったし。

横浜往復したら最低でも32kmか。野毛山動物園に自転車で行くのはちとキツいな。 さすがに電車しかないか。駐輪の問題もあるしな。

帰ってきてから、ひつじこに桂枝加芍薬湯を試した。 切迫早産であればキュウ帰膠艾湯だが、それは出血するような状況になってからの話で、 腹痛を抑えるなら桂枝加芍薬湯でいいという。 子宮の収縮を芍薬で緩め、芍薬による冷えを、桂枝で温めて打ち消す。 芍薬による冷え、というのが何なのかはわからない。 漢方の理屈など当てにならんが、どうやら効いたらしい。 あとは、子宮の収縮は交感神経が引き金になるという話もあるし、 気剤を足してストレスを緩和させられればなおさら効くはずだ。 香附子、紫蘇葉を足そう。さらに補中益気湯を合方する。 中の柴胡がストレス緩和にも効くだろう。 さらにむくみがあるなら茯苓、沢瀉、白朮を足す。 とそうやっていくとあっという間に生薬が15種類とかになる。 極力一剤でやれと書かれている本もあるが、 一剤でこの状況をどうにかできるとは思えない。

陳皮が尽きたのが痛いな。 しかし送料と向こうの手間を考えると陳皮だけ注文するのもなあ。 この際在庫生薬の種類を増やすべきか。牡蛎、厚朴、葛根、乾姜、荊芥、蘇木、 あたりは持っておいていい気はする。

麻子仁丸の大黄含有量がヤバいのだが、 こんなものじいさんばあさんに出して大丈夫なのか? 4gだぞ。私の場合3gあるとかなりの下痢になる。芒硝こそないが、枳実厚朴と いかにも下せ下せという感じだ。甘草すら入ってない。 麻子仁や杏仁、芍薬で大黄のキツさを丸められるものなのだろうか。

2015年09月18日

弟の件で銀座の抗癌剤やってる病院に相談。 1時間取ってもらえて、相当詳しく話ができた。 とりあえずハーセプチンが効かないとなれば、 サイラムザを試すのがおすすめとのこと。 最近使えるようになった薬で、アバスチンと ほとんど同じ薬なのではないか、とのこと。 アバスチンは胃癌に保険適応がないが、 サイラムザは胃癌に使える。 普通に使うと2週に一回、8mg/体重kgで使うので、 60kgなら一回480mg、月2回なのでほぼ1000mg使う。 500mgの瓶が35万円なので、月70万円だ。 3割だと21万円。高額医療の制度がなかったらエグいことになる額である。 ただし、量は減らしても十分効くとのことで、1/5程度でいいらしい。 ハーセプチンのほど副作用がない薬ではないので、 効果があるなら減らした方がいいようだ。

あと、肝臓の病変が半年経って増えていないのであれば、 放射線なりラジオ波なりで焼くことも考えていいのではないかということ。 もしかしたら、それを焼けばそれで終わりになるかもしれないし、 そうでなくとも時間を稼げる。 ただ、もう2ヶ月くらいCTをやってないので、 今やってみたら病変が増えているかもしれない。 増えているようであれば、無数に癌細胞が埋まっている可能性が高くなり、 電極を刺して一個一個焼くのでは追いつかなくなる。 今のDupan2が、肝転移が見つかった3月末より高いのが気になるな。 CEAはあの時よりは低いのだが。

癌は複数種類いる。ハーセプチンが効く奴と、効かない奴が弟の体にいるのだ。 CEAとDupan2の動きが食い違っているのはそのせいだろう。

東京ゲームショーに行ってきた。 あまり時間がなかったのであまりじっくりとは見ていない。 「PS4らしいゲーム」のレベルって高いなあ。 どれだけ組織として積み上げてきたんだろう。 CGやってるせいか、絵にばかり目が入った。

2015年09月16日

漢方はハゲに効くか? マシにはできるだろうが確実性はない。 大抵のハゲは男性ホルモンからハゲホルモンが作られて 毛に作用することで起こる。 男性ホルモンからハゲホルモンが作られないタイプの人はハゲないし、 毛根側にハゲホルモンへの感受性がなければハゲない。 血行その他はその後の問題だ。

それでもマシにしたいとするならば、オ血を除くことと、 血虚を改善することくらいだろう。要するに血流改善だ。 あとは漢方薬はミネラルの類を多く含むので、 それで効く可能性もある。 例えば沢瀉は亜鉛が多いことで知られており、 沢瀉を含む八味丸は老化対策に良く使われる。 亜鉛はハゲホルモンの感受性を下げるそうだ。 沢瀉は利尿薬だが、利尿する必要がない人にも有効だとすれば、 それはミネラルによるのかもしれない。 漢方は純粋な化学物質ではなく、効果は一つではない。 純粋な化学物質ですら、効果が一つとは限らないのだ。

2015年09月15日

物を壊すのは、その物を支配したいという欲求を満たすかなり簡単な手段だ。 男の子は外界の物を支配したいのだろう。 自分の動きによって外界を変化させたいと思っても、 幼児にできることは破壊くらいのものだ。 さて、では女の子には支配欲はないのだろうか。 そんなことはあるまい。おそらく対象の違いだろう。 女の子が支配したいのは物よりも人間なのではなかろうか。 そうすると、泣くとか怒るとかいう行動に出やすくなる。 泣くのも怒るのも人を支配するための行動だ。

2015年09月14日

ひつじこ健診26週。 赤ちゃんは919gだったかで順調だが、 何より糖尿疑惑問題が面倒くさい。で、糖尿医受診。 HbA1cは4.5、GAが14.3で、そんな糖尿病患者はいないだろ、 という数値なのだが、妊婦はHbA1cが真の値より低く出るものらしいし、 妊娠糖尿病の診断基準は糖尿病よりも厳しいので、 糖尿病でないとは断言できないらしい。 75gOGTTは前三日150g食えというルールを満たす気がないので、 血糖値を測る以外に診断方法がないという話に。 それで一回は血糖測定器を借りて帰って家でやるという 話になったのだが、医者から「そうしろ」と言われたわけでもなく、 糖尿かはっきりさせなくても先に進めるならそれで良くね? ということに気づいて再度相談。 結局検査はしないことにした。 来月産婦人科で何と言われるかによっては やっぱり検査することになるかもしれないが。

産婦人科医としては、ルールとして50gGCTに引っかかったら 糖尿医に回すことになっているのでそれを守った、 というだけのことだろう。 それで糖尿医が「大丈夫」と言ってくれればそれでいいわけだ。 糖尿医としては、別に糖尿病判定したいわけでもなく 糖尿病の疑いがある妊婦は何としても治療せねばならない、 という情熱を持っているわけでもないように見える。 「糖尿病かどうかはっきりさせたいなら検査したら?」という程度のことだ。 産婦人科の責任でやってくれるならそれでいい、という思いだろう。 誰がケツを拭くか、という問題とも言える。 そしてこちらとしては、産婦人科医に糖尿医のところへ行けと言われたので 行っただけで、糖尿病だとは全く思っておらず、基本時間の無駄だと思っている。 この三者のバラバラ感がひどい。

医者が「糖尿病かはっきりしない限りここでは産ませない」と言うなら 検査するのだが、そうでないのであれば検査する必要はなかろう。 自己責任と言われれば、それでかまわない。 来月産婦人科医が「特に何も言われなかったのならこのまま進みましょか」 と言ってくれればそれで終わりだし、 「糖尿病でないことを保障できるような検査をしてくれ」 と言われれば家で血糖を測ることになる。

もっとも、家で血糖を測ったところで、 それで何がわかるわけでもないのだが。 普段血糖が上がらない生活をしていることはHbA1cから明らかだ。 4.5に抑えるには相当に血糖値が低くなければならない。 普段から糖を食べていないのは明らかで、 仮に糖尿だったとしても食べなければ血糖は上がらないのである。

つまり、そのそも糖尿病でないことは誰にも証明できない、ということだ。 糖を食べた上で血糖が上がれば糖尿、というのが診断方法なわけだが、 普段食べてない人間は膵臓が正常でも血糖が上がるし、 糖を食べずに血糖値を測れば低いのが当然だ。 家で普段の食生活をして測れば、糖を食べないので血糖は上がらない。 それは糖尿病でないことを意味しない。 そして75gOGTTによって糖を食べた後の血糖を測っても、 膵臓が壊れているからなのか、普段糖を食べていないからなのかはわからない。 現実的には空腹時血糖、HbA1c、GAの3つが 低値であれば、糖尿病でないとして扱うのが妥当と思われる。 だいたい、仮に膵臓が壊れて糖尿だったとしても、 糖を食べなければ何ら症状は出ないのである。 その意味で、もはや糖尿病かどうかにすらさしたる興味はない。

HbA1cが低い割にGAが高いな。 HbA1c=0.245*GA+1.73、というのが統計的に出た換算式だが、 それによるとHbA1cが5.2くらいある計算になる。 ここ数日の糖質量が多かったということだろう。

弟の腫瘍マーカーが3倍増。主治医が他の先生の意見を聴きたいと言うので、 以前セカンドオピニオンに行った病院に行って相談してくる。 たぶんオキサリプラチンを止めたせいだろうな。 効いていたのだろう。しかしああも痺れが激しいとなると、 他に手がなくなるまでは使いたくない。

最近胃癌の分子標的薬としてサイラムザが追加されたらしい。 とにかく薬は有用な順に惜しげなく使うべきだ。 有用な順とは、副作用の割に効く順を意味する。

でも副作用キツいなあ。56%で疲労感、54%で好中球減少、32%で下痢。 30%で鼻血。28%で腹痛。毒としか言いようがない。 もっとも標準量のパクリタキセル併用での話なので、 パクリタキセルが少なければそこまでひどくはないのかもしれない。 そのへんはやったことがある医師に聞いてみるしかないが、 まだ経験が溜まってないだろう。

2015年09月12日

今日はオタマと遠出することにした。 いつもは電車で行く用事があるのだが今日はないので、 いきなり歩き。大森まで辿りつけたらアイスを買ってあげる、 という約束で出発した。 オタマは歩くのも下手なので、ここらで長距離歩いて 上達させておきたいというのが大きい。

まず歩幅がおかしい。大股すぎるので疲労が大きい。 それと、ペースを保てない。 私がどれだけ遅くしても、それに合わせて徐々に遅れていき、 一定以上距離が開くと駆け寄ってくる。当然疲れる。 今日はこのあたりを直すことにした。 まず歩幅を縮める。こいつはマネができないので、 丁寧に「足と足の間はこれくらい」と教える。 歩幅が縮まれば、体のブレも小さくなり、 腕の振れ幅も小さくなる。歩幅が大きいと体がブレ、 腕が大きく振れるので疲れるのだ。 股関節と背骨を柔らかくして重心をこまめに調整できれば、 肩より下で調整が終わるので、腕はそもそも振れなくなるのだが、 そこまでは望めない。 足の着地が踵すぎるのも直したいが、 靴が踵着地前提の靴だし、説明が難しいので今は良しとする。 あとはペース。とにかく横か後ろにいるように言った。

というわけで、イマイチ直せてない序盤はすぐ疲れ、 大森町の前あたりが一番キツかった。 座りたい、ダメそう、等々ネガティブな言葉が連発する。 しかしどうにか奮い立たせ、 大森町を過ぎたあたりには歩くのも上達して かなり楽になってきた。環七に出たあたりには 出発直後よりも速く歩けていたと思う。 およそ2時間で大森駅に到着。およそ5km。 時速2.5kmは上出来だろう。 体力のある子なら何でもなかろうが、オタマはインドアだ。 これでも大したものなのである。

さて、約束通りアイスを食べようと思ったが、 不二家はテーブルが埋まっていたし、 買ったものを食べる場所も見当たらない。 駅ビルの5Fのレストランでパフェを食べることになった。 値段がわからないまま入ったが、780円。 さすがにその値段だけあってデカい。 しかしペロリと完食。

実のところ最初はすごく元気なら品川まで歩こう、 と言ってはいたのだが、当然そんな元気があるはずもなく、 「帰りたい」コール。大森で乗って蒲田から歩くか、 大森海岸まで歩いて糀谷まで乗るかを選ばせた。 大森海岸から行くとのこと。 以前蒲田から歩いて遠かった記憶がしっかり残っていたようだ。 しかし大森海岸までの700mもブーブー言う。 パフェという目的を果たした以上、 それ以上歩く理由はない、ということだろう。 糖を消費しないと後でくしゃみが出たり痒みが出たりするぞ、 と言ったのだが、聞く耳を持たない。まあ5歳だし仕方ないんだが。

というわけで、電車で普通に帰ってきた。糀谷から家までが600m ほどなので、合計6.3km歩いたことになる。

品川まで9kmちょいといったところか。無理だな。 次は川崎のラゾーナが良かろう。5kmで大森とほぼ等距離だ。 川沿いを歩けば少々距離は増すものの、 車がいない道を気持ち良く歩ける。 もっとも変化がないのでつまらないかもしれないが。

2015年09月11日

靴ちゃんと洗わないとダメだなこれは。 雨が続いた時に臭くなってしまった。 ワセリンカット漬け置きの後に洗濯機で回すか。

弟の状況が悪い。ここ1ヶ月で筋肉が落ちる傾向が明白になった。 だいたいここまでのところ、筋肉量及び体脂肪率と体調は ほぼダイレクトに相関している。 今の癌のサイズでは癌そのものによる害はなく、 薬の副作用と手術の後遺症が状態悪化の主要因だ。 肺切の影響はほぼ脱したようだが、噴切の影響は消えようがない。 そして最悪なのが抗癌剤の副作用だ。 オキサリプラチンによる手のしびれと、全身倦怠感、 ゼローダによる吐き気と全身倦怠感。 吐き気は薬で抑えられるが、倦怠感が曲者だ。 薬ではどうにもならず、気力を萎えさせる。 活動量が落ちる。

2015年09月09日

「違うことするの嫌だ病」は、人生を不利にする。 面白いかつまらないかは主観だから何とも言い難いが、 少なくとも不利なことは確かだ。 もちろん、変えすぎてもダメなわけで、 適切な度合で変えるべきなのだが、 放っておくと変えない方向に行きがちなので、 少々変えすぎるくらいでないと適切な度合にならない。

オタマ、風邪。37.8度、悪熱、咳込んでゲロ。 小柴胡湯合白虎加人参湯あたりが適応だろうと思って、 夜中に煮ておいた。夜中にまた起きれば飲ませるし、朝でもいい。 で、味見。これは苦いな。臭いもスパイシーというか変だし。 しかし飲むと妙な清涼感がある。 漢方の生薬は、炎症を抑える薬は大抵苦い。 これに関して言えば、柴胡、黄ゴン、知母だ。

甲字湯加大黄を再開。明日下痢しないといいなあ。 下痢する量じゃないから大丈夫なはずなんだが。

HDR形式を読めるようにした。パノラマと球面に対応。 十字キューブマップは非対応だが、対応した方がいいよな。 使える野良環境マップが増えるし。

層化抽出法を実装。stratified samplingと書く方がその筋の人は わかりやすかろう。前もって格子に区切り、そのそれぞれでサンプリングする 方法だ。適当にランダムにすると偏りまくって効率が悪い。 実際、収束するまでの時間が一桁以上違う。 劇的な効果だ。これをラテン超格子法(latin-hypercube sampling) にするともっといいという話も聞くが、品質よりも 望みのサンプル数にしやすい便利さに興味がある。 格子に割る場合、縦分割数×横分割数の格子に なるわけだから、例えば素数のサンプル数にはできない。 しかしラテン超核子法ならそういう制限がない。

今回のレイトレは、単に普通のオフラインレンダリングを体験する というだけでなく、レイトレをリアルタイムでやることが どれくらい遠いことなのかを知るという目的もある。 同時に、どこまで計算量を落とせば60fpsあるいは30fpsで動くのか、 ということも確認する。 現状、解像度をSDにして、フレームあたりのレイの数を 万かそこらにすれば、30fpsで動きそうな気配がある。 今後BRDFやらフレネルやら球以外の形状やらテクスチャでどんどん重くなるので いつまでもこの状態は保てないだろうが、 それらの手法は計算量のオーダーは変えない。基本定数倍だ。 だから、重くなった分だけレイを減らせば30fpsは保てる。 しかしフレームあたりのレイの数がたかだか万単位であるならば、 1フレームでは描画は完結できない。 おそらく、カメラやモノが止まっているとだんだん鮮明になってくる、 というな類の処理になるだろう。時間方向に処理分散をかける感じになる。 その特性を生かしたゲームデザイン及びアートワークが思いついて 形にできれば、今すぐにでもレイトレで動くゲームを作ることはできる。 もちろん5000円で売るゲームでないのは確実で、 タダでバラまく程度だろうが。

高速化の方法はあるか。現状、レイを投げることに付随する処理も重いが、 最後にトーンマップするところも重い。 スレに分散させてかなりマシにしたが、それでも重い。 CPUはこういう単純処理に向かない。 ポスプロの類はGPUに持っていけば劇的に高速化できるだろう。 レイトレ本体を持っていくほど難しくない。今までさんざんやっていたことだ。 いつでもやれるので、今すぐやることはない。

グレアが回折であるならば、1点から出た光が広がっていくのだから、 いわゆるスキャッターの処理になる。しかしスキャッターの処理は 並列化が困難だ。同じアドレスに複数の書き込みが同時に来るので同期が必要になる。 書き込み要求を配列に溜め込むまでを並列化して、 書き込みは1スレでまとめてやる、という感じになり、 そこで詰まればそれまでだし、メモリも食う。 そういうわけでギャザーの処理に直す必要があるのだが、 問題は、スキャッターでやるのと同じ結果得られる保障があるのか、ということだ。 あるいは、どのような条件があればスキャッターをギャザーにできるのか、 ということを知っておく必要がある。

しかし、高速化の観点からすれば、 スキャッターでやりたい理由は、モノごとに散る面積が違うことを利用したいからだ。 このデータは周囲8ピクセルに散らせばいいが、こっちのデータは 画面全体に散る、みたいなことがあると、ギャザーではやりにくい。 真面目に再現しようとするとピクセル数について2乗になってしまうからだ。 フィルタ半径が均等なものがギャザーに向く。そうでないものは向かない。

スキャッターでも並列化できないわけではない。画面をタイル状に分割して、 スキャッター処理の書き込み先をタイル内に制限すればタイルに関して並列化が可能だ。 タイルをまたいで散るデータは複数回計算が繰り返されるが、 そのようなデータが少なければ並列化の効果が勝る。 しかし、あるデータがどのタイルに影響を及ぼすのかを事前に調べてリストに しておかねばならず、余計な処理は結構ある。 フォワードシェーディングで大量の点光源を扱う時に やる手法も同じような性質を持つ。

データを分類してスキャッターとギャザーを併用する手もある。 派手に散るデータはスキャッターで、散る範囲が小さく均一な フィルタ半径で行けるものはギャザーに割り振る。 また、大きく散るほど結果の周波数が下がる性質があるのであれば、 大きなデータほど低解像度バッファに書きこみ、 後で合成するという手もある。

という具合のことを考えていたが、このへんの経験は薄いので 間違っているかもしれない。やってみればわかることなので 間違いも修正されるだろう。

CGで本を書くならこんな話を入れていくことになるが、 このままだと万を超えて売れる難易度にはならんな。 CG本に関しては1万売れなくてもいい設計にするはずだが、 1万売れる可能性があるCG本を書くことに意味があるのだから、 やはり1万売るつもりでいないといけない。

朝、オタマの熱は下がり、咳も軽減したが、 吐き気でトイレにこもる状態に。 元々ヨーグルトを吐くような風邪なので吐き気があるのはわかるが、 石膏もしくは知母の副作用の可能性もある。 解熱したのが薬のせいか、勝手に下がったのかもわからないし、 副作用なのかどうかもわからない。 ただ、しばらくトイレにこもった後、急に元気になって 児童館に行った。 薬が影響を与えたかどうかすらわからないのだが、 結果的に元気にはなっているので、まあいいか。 ただ、白虎湯は余計だったと言える。 そこまで重症じゃないわけで、副作用が出たら割に合わない。 味も悪くなるし。知母苦い。

漢方下剤実験を1日止めていたが、再開したらすごい出た。 下剤なしだとこんなに溜まるということで、 ちょっと何かを改善した方がいい気がする。 繊維増やすか。

2015年09月07日

物知りは所詮物知りだ、なんてどこかで書いたが、 それは劣等感の裏返しでもあって、物知りには憧れる。 かっこいい。 ただ、仕事で客に何かを届けていく段になると、 物知りであるというだけでは何もできない。 問題は何でどうあるべきか、ということに関して 的確な意見を持っていても、実際に改善させられないのであれば 何の役にも立たない。

未来予測は不確定だ。遠い未来ほど不確定になり、 その不確定さは現在からの経過時間に対して指数的に増大する。 今、1月ごとに不確定性が2倍になると仮定しよう。 頭のいい人間はより多くの分岐を列挙することができ、 例えば常人の2倍の不確定性を計算に入れることができる。 結果的に、頭のいい人間は1ヶ月余計に未来が見えるわけだ。 しかし、2ヶ月先、3ヶ月先を見ようと思うと、 必要な能力は4倍、8倍と倍々になっていくため、 いかに有能な人間であっても大差ない期間しか予測できない。 だからこその行動だ。行動によって不確定要素を確定要素に 変えてしまえば、扱う不確定性は減る。 何かをやった場合とやらなかった場合で場合分けして 予測するのに時間がかかるのであれば、 やってしまえばいい。やらなかった場合に関する予測は不要になる。

環境マップ貼ったらちょっと豪華になったが、LDRなのでむしろ物悲しい印象。 HDR形式が読めないとお話にならない。そこからか。

オタマが勇気を失っている。アドラー心理学は勇気の心理学だ。 アドラーごっこをしている私としては、オタマを勇気づけねばならない。 そういうわけで、やってみた。 オタマはバス通園で、 着いた頃には早く来た子におもちゃを使われてしまっているのだという。 お絵かきでもしてればいいじゃん、と言ったのだが、 他にお絵かきをしている子がいないのでできない、という感じのようだ。 他の子と違うことをしたくない、なんて思考を5歳から持つのはよろしくない。 とりあえず、明日はバスに乗らずに自転車で連れていってやろうと提案した。 それもかなり嫌がったが、硬軟折り混ぜて説得した結果承諾を得た。 川沿いをピューッと走って気持ちよく行こう、 みたいなことを言ったのが軟で、 「いつもと違うことをしたくない、というのは「違うこと嫌い病」という病気だ。 治さないとすごくつまらないことになる」みたいな事を言ったのが硬だろうか。 この病気は実際おそろしく害をなす。 という感じのことを寝かしつけながら話していたので、 オタマが寝たのは22時半ごろである。それからレイトレを始めて今4時というわけだ。

というわけで、3時間半後には自転車でオタマを運ばねばならんという恐ろしい状態。 ここのところ睡眠時間が4時間未満なので、そろそろ体調が危険な状態になってきた。 大黄牡丹皮湯の実験をしているとはいえ、 この量の大黄でここまで下すのは異常だ。 昨日は大黄牡丹皮湯から桂枝茯苓丸ベースに変更して芒硝を抜き、 大黄も一日量0.9gまで減らした。 それでも下痢なので、今日の晩は休薬。 こらマズいな。寝て体力を回復させねば。

2015年09月06日

ついにうちにスマートフォンが来た。 ひつじこの電話はどうもおかしくて、 ひつじこと話すと音がまともに聞こえなくなることがあるのだ。 というわけで、Y Mobileの店に行ってきた。 機種変更してPHSを使い続けるかスマートフォンにするかの 二択だったのだが、結果スマートフォンになった。

PHSのまま機種変更する場合、防水になったliberioの第三世代になる。 防水になったこと以外ほとんど変化はない。 したがってwebは事実上見られないし、カメラは使用に耐えない画質だ。 現在の月額が3200円程度だが、機械の値段が分割で足されて 3600円程度になる。

スマートフォンにする場合、月3000円の基本料金に、 1000円足して電話を話し放題にし、700円足して修理保証をつけると、 5000円程度になる。ただし、契約を組み直すと家族割りがつけられて、 私のPHSの基本料金1400程度がタダになる。 したがって3600程度になるわけだ。 スマートフォンの欠点は、電池保ちと、耐久力と、デカさだろうが、 電池の問題は運用でカヴァーできるし 耐久力も選んだdignoCは防水で耐衝撃なので、たぶん大丈夫だろう。 デカくて重いのはあきらめるしかない。 使い勝手だけを言うならiphoneにしたいが、さすがに高い。 お値段優先で考えるとこれが良かろうということになった。 一応月3GBの契約にしておいたが、 最初の月の通信量を見て余るようなら1GBの契約にする。 そうすると500円安くなる。 1GBで契約して後から3GBに変えると1000円高くなるが、 3GBで契約して後から1GBに変えると500円しか安くならない。 これは、3GBで契約すると機械の分割払い代金からの値引きが大きくなるからだ。 1GBに変更すると値引きが小さくなる。 しかし、1GBで契約して3GBに変えても、値引きは大きくならないのである。 さらに、いろいろあってよくわからないサービスをいくつかつけた。 これは1ヶ月経ったら解約して良いとのこと。 前もそういうことがあったな。 電話は何かと複雑で大変だ。 客も大変だが、店の人も大変だろう。

なお、私はPHSのまま。ひつじこの様子を見て私も買うかもしれないが。

そういえばソフバン光にすると割引があるらしい。 sannnetの問題はクリアできたが、 ソフバンにした方が安くなるのは確かなので、 世間の評判が落ちついてきたらサイトの引越しも含めて考えるとしよう。

そういえば、レイトレしながら横で銀河鉄道999をかけていた。 そのうちもう一度ちゃんと見よう。SFが自由だ。そして青春冒険物。 宇宙狭いなあ、とかいろいろ違和感はあるけど。

2015年09月02日

レイトレ。なんか絵が出た。 正距方位図法的な投影にしてみたら画角を180度以上にできて楽しい。 しかしひどく遅い。 まだシェーディングもしてないし、レイの再生成もしてないのになあ。 とりあえずスレに飛ばして3倍ほど速くして、 描画を1フレで完結させないようにしてから考えよう。 モノが動いたらどうするんだ?という問題はあるんだが。

最終的に描画されたピクセルを全部リストにして取っておいて、 指定された露出に応じた時間分だけ維持して平均する、 とすればいい具合になる気はするが、 ピクセルデータが一個32バイトと仮定すると 100万個で32MBになってちょっとヤバい。 でもその方がいいか。シャッタースピードも反映できるようになるわけだし。 あとは、点が少なかったら一個一個の点をボンヤリボカして書き込んでも いいかもしれないな。ツブツブするよりはボンヤリする方が正しそうな気がする。 一応「60fpsを維持できるレイトレとはどのようなものか」 というのを知るのも今回の目的なのだし。

CEDECで勢いがついたので、外の勉強会に参加してみることにした。 20日なので、もう少し間がある。リハビリしてから行かないと せっかく行っても得るものがない、なんてことになりかねん。

シノン、2歳の誕生日おめでとう。

ひつじこの疲労がひどいので、補中益気湯も混ぜよう。 しばらく混ぜて行かないとダメだなこれは。 しかし陳皮がないぞ。

2015年09月01日

シノンが夜寝ない。 そしてyoutube依存状態。 再生リストを整理し、履歴機能をオフにして、 過去の履歴を消したのだが、 なぜか今朝見たら普通にアンパンマンおもちゃ動画を見ている。 履歴と再生リストがなければ元見ていたような動画には辿りつけまい、 と思ったのだが、甘かった。 youtubeからおすすめ動画の提案みたいなのがあるんだろうな。 いざとなったらyoutubeアプリを消すしかないな。ipadから。

レイトレの勉強を始めた。といっても、 実験する枠組みを作ってる段階で、 レンダリングの中身には何も触れてない。 明日中に絵を出せるようにして、 今週中には中身の勉強を始めたい。

弟の話。 オキサリによると思われる手の痺れが出てきていて、 このまま放っておくと永遠に治らなくなる恐れがあるので、 一旦オキサリを中断してみることにした。これが先週の話。 ハーセプチンを胃癌に使う時には、 オキサリかゼローダのどちらかと併用しないと保険が効かないということで、 今日からゼローダを再開。毎日600mgで様子を見ることに。 そして腫瘍マーカーは5から5.5と微増。 少なくともこの1ヶ月は癌が縮小してはいないようだ。 これまで小さくなってきたのにこれ以上小さくならない、 というのは不吉である。効かなくなるにはまだ早いだろうよ。 ハーセプチン開始時のCEAは45あったのだ。 このまま5どころか2とか1とかまで下がってほしいというのが 正直なところである。

とにかく体の状態を良くする努力をする他ない。 元気な方が抗癌剤の効きがいい傾向がある、 という噂に期待したい。 大腸癌を徹底した筋トレと糖質制限で克服した、 と言っているブログがあったりもするし。 もちろん信頼が置けるものではないが、 筋肉を鍛えて悪いことはない。 体温が上がるし、血糖も下がるし、中性脂肪も下がる。

ゼローダ単体でどれくらい具合が悪くなるかだなあ。 また、ゼローダ+ハーセプチンで癌が抑えられるか、 あるいは縮小させられるか、ということも気になるところだ。

抑えられなくなったらどうするか、 ということは今から考えておかないといけないのだが、 さてどうしたものか。 次回のCEAが8とか10とかになる可能性はある。 そうなるとオキサリを増やすか、ゼローダを増やすか、 両方増やすか、ハーセプチン以外のものに変えるか、 等々多くの選択肢があってそう簡単には選べない。 できれば副作用が来るとわかっているオキサリやゼローダは 増やしたくないわけで、先に試すべきは別の薬だろう。 しかし、別の薬はハーセプチンとは併用できない可能性があり、 ハーセプチンを外すという話になるとさすがに怖い。 抑えられなくても減速はさせているかもしれないからだ。

乳癌の例だが、ハーセプチン単体では7ヶ月くらいで効かなくなる という記述を見た。その後は抗癌剤併用でやれば使えるそうだが、 さて問題は何をどれだけ併用するかだ。 ゼローダでいい具合に推移できればいいのだが。

漢方実験。当帰5gを煎じて飲んだら、しばらく温かくなった。 しかし単にお湯だったからという可能性も否定できない。 なんにしてもあからさまな薬効は感じられない。 一日量3gとか4gなわけだが、効くのか?

当帰は何日か前の話で、今日は川キュウ。 5g。辛いと聞いていたが辛くなく、 温かくはなったが思っていたのと違う。 揮発成分に薬効があって飛んでしまったのかもしれない。 もう一度揮発成分を飛ばさないようにやってみよう。

あともう一つ、紅花。ワイン50ml+水150mlで5gを煎じた。 ひどくマズいのが紅花の欠点だな。 これも自覚できる変化はない。 駆オ血剤なので、長く飲んでいると気がつかないうちに 細絡がなくなったり、内出血が消えたりするのかもしれないが。

昨日だったか、芍薬甘草湯に尿の勢いを増す効果があるか実験。 一日量を一気飲みして試してみたが、わかるほどの効果はなし。 筋肉を緩めてどうにかなる段階じゃないということだろう。 単純に膀胱出口が硬く線維化していて開きにくいのだと思う。 しかし尿が溜まっている時ほど出が悪いわけで、 これは緊張によると考えられるから、 尿を溜められるだけ溜めてから出せば違いが出るかもしれない。 長く駆オ血剤をやってみれば変化があるかもしれないが、 長期の実験は面倒くさいのが問題だな。

大規模なランダム化試験をしたわけではないけれども、 癌に効果がありそうだと言われている薬がいくつかある。 クレスチン、レンチナン、ピシバニール、シメチジン、メトホルミン。 いずれもほとんど副作用はなく、 ダメ元で良ければやってみてもいいんだろう。 でも、シメチジンは弟の主治医によるとダメらしい。 理由はよくわからないが、何か副作用があるんだろう。 他の薬との相互作用が多い薬として知られているのも関係あるのだろうな。 メトホルミンは昨日から増量となり、1000mg/日となった。


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