だだもれ

2014年11月29日

動脈硬化の度合いが血圧と100%相関するなら話は簡単だ。 コレステロールが高かろうが中性脂肪が高かろうが、 血圧さえ異常なければ気にしなくていい。 血圧は安い機械で家で測れるが、 コレステロールや中性脂肪は血液検査が必要でそう手軽ではない。 血圧に異常がない間は血液検査は不要、ということになって、 実にお手軽だ。 どうもそれはそれほど悪い近似ではないような気がしてきた。

、 血圧の理想値は100/60らしい。120/80と普通には言われるが、 それでは甘いという人もいる。私は115/80くらいだから、 問題はないが理想というわけでもないという程度か。 ただ、低ければいいというものでもない。 最高と最低で40くらい開いている必要があるようだ。 その間隔が狭いのは心臓の力が弱いことを意味するのだという。

糖質制限をやっている医者にもいろいろいて、 みんなが仲良く同じことを言っているわけではないようだ。 糖質制限の強度については大きく分けて3派閥あるし、 糖質制限が何に効くかについてもかなり見解が違う。 また、糖質を削った分何を食うべきかについてもバラバラだし、 肉やら脂やらを多く食うことによる害についての考え方も違う。

今日は雨で家族全員が風邪だったので何もしなかった。 なもんで、家族揃って参蘇飲。これ効くのかなあ。 良くも悪くも変化がわからない。 麻黄湯ならドキドキしたり胃がムカムカしたり、汗が出たりと、 変化はわかる。桂枝湯だって身体が温まる。香蘇散ですら 温まって胃のムカムカは収まる。 しかし参蘇飲はよくわからん。 試しに2倍量飲んでみたが、やはりよくわからなかった。 もしかして、参蘇飲ってエキスにしちゃダメな薬なんじゃないか? 紫蘇や陳皮が入っているとは思えないくらい香りがないしな。 何日か飲まないと効いた気がしないと言っている人もいるが、 そんなものなら今も残っているとは思えない。 半夏の鎮咳と桔梗の去痰くらいは水溶性成分だけで発揮されてくれても 良さそうなものだが、どうもそれも怪しい。 ひつじこの咳は引かないし、オタマの痰も引かない。

使ってる医者のweb記事があったが、他のものと合方してるな。 小柴胡湯やら葛根湯やらと一緒に出している。 古方の鋭さを抑えたり、胃の障害を防いだりしつつ、 風邪の症状全域をおだやかに緩和する、ということなんだろう。 症状が一つしかないということはまずないわけだからな。 加減が理想だが、それができなければ合方が必要ということか。

コタローのは効くと言っている人がいる。漢方の厄介なところは メーカーによって効果が違うらしいことだな。

麻黄湯を追加して寝袋に入る。1時間ほどして発汗開始。 胃のムカムカはほとんどないレベル。もう一回足しとくか。 麻黄湯は平時に飲んでも何も起こらないが、 風邪の時に飲めばちゃんと発汗するな。不思議なものだ。 パンツを3回換えるくらい汗をかけ、という文献もあるので、 どーんと行こう。おっかなびっくり桂枝湯や葛根湯を使っていては 本当の解表は味わえないのかもしれないし。

おお、汗きた。この麻黄湯はエキスでシナモンが飛んでいるが、 お湯を飲むことで補えば十分発汗できる。解表解表。 4時間くらい汗をかき続けないとダメらしい。 しばらく寝袋に入っているとしよう。

科学的根拠のある医療、EBM(Evidence Based Medicine)、というのが流行っている。 ある治療をやる人とやらない人をランダムに振り分けて、 医者にも本人にもどっちなのかわからないようにした上で、 統計的に有意な違いが出た治療だけが効くと認められる、的な考え方だ。 それが「根拠ある治療」で、そういう試験がない治療は「根拠ない治療」となる。 ここで間違ってはいけないのは、治る根拠がある、という意味ではなく、 どれくらい治るのかのデータがある、という意味でしかないことだ。 糖尿病に血糖降下薬やインスリンをつっこんだ場合に、 やらないよりも健康に長生きする、という根拠は、たぶんない。 あるのは、治療をやった人がどういう事になるか、というデータだけだ。 そんな試験は無理だからだ。 医者にかかって糖尿病が発覚した段階で、もはや何もしていない、とは言えない。 そういう診断が出ただけで多少は生活に影響があるからだ。 そして、そういう診断が出た後に治療をしないという選択肢を取ることは 「治療すべきだ」というのが常識になっている現在は倫理的に不可能である。 患者が拒否しない限りありえない。 ましてそれをランダムで割り振るなんてことはなおさらありえない。 だから、現在の糖尿病治療が一切何もしないよりも良いかどうかは甚だ怪しい。

もちろん、糖尿を放置したことによると思われる足の壊死はたまに見られるわけで、 糖尿の結果ヤバいことになる人が多くいるのは事実だ。 失明もあるし、腎臓が壊れて透析に なるケースもある。 しかし、普通医者に治療を受けていれば検査も頻繁にするわけで、 脚の壊死やら網膜出血やらは早期に見つかって手を打たれることになる。 切断や失明まで放置はされない。それを糖尿病治療による功績と言っていいかは 微妙だ。 血糖値をSU剤やインスリン注射で落とすことによってそれらの合併症が防がれている、 と証明するのは並大抵のことではない。 そして、血糖を落とす治療を受けている人の中には人工透析するハメになる人がいる。 つまり治療で合併症を完全に防げるわけでもない。 治療した人の中でそこまで行ってしまう人が どれくらいいるかはデータがあるが、治療しなかった時に透析になる率が どれくらいかはたぶんわからない。

これは癌治療にも言えることだが、癌くらい致命的な病気だと 皆結構臨床試験に参加してくれるのでデータは溜まりやすい。 臨床試験に参加する以外に治療してもらう手段がなかったりするからだ。 一方糖尿病の場合は命がかかっているようには感じないことが多く、 治療されるかわからないランダム試験に申しこむほど 切羽詰まった人なんてまずいまい。 そして癌と違って「5年後生存率」みたいなはっきりした評価もできないので、 何がどうなったら効いたとみなすかという所にそもそも困難がある。 構造的にEBMがしにくい。糖質制限なんてさらにひどくて、 糖質制限しているかしていないかが本人にも医者にもわからない試験なんて やれるわけがない。 つまり糖質制限については永遠にレベルの高いEBMを実践できないことになる。

この場合の科学的根拠の科学は、生物学でも化学でも物理学でもなく、 医学ですらない。統計学だ。そこがどうにも気に食わない。 統計を持ち出すまでもなく明らかな差があるならいいが、 何千人処理してようやく「有意な差」という程度では、 自分や家族に当たるかどうかを予測する上ではほとんど役に立たない。 そういうデータを全く勉強しない医者は困るが、 そういうデータが本当にまともなデータかを論文を批判的に読みこんで 判断することを医者全員に求めるのは無茶である。 論文ばっかり読んで患者を治してなかったら本末転倒だ。

そういうわけで、私は弟を見てくれている医者は結構信頼しているのだが、 でも主流じゃないよなああの人。

発汗がピタリと止まったな。なんか寒いぞ。お湯を飲まないと 発汗するレベルの体温を維持できないということか。 体温上げてくれればウィルスを抹殺できるのだが、 なかなか発熱しない。そんなに邪が侵入した感じでもないということかもしれない。

こんな夏用寝袋に下半身だけ入る程度の保温ではダメか。 本気で布団蒸しをやらんと一発で片づけるのは無理だろう。

水島弘史の料理本を図書館で借りまくって眺めた。 要点は3つ。加熱はゆっくり。塩分は0.8%。包丁は30度の角度で落とせ。 加熱に関しては具体的には弱めの中火がメインになる。 また、鍋やフライパンを熱さず、冷たい状態で材料を入れる。 煮物も焼き物も炒め物も例外なくそうする。塩分に関しては 加熱で水が抜けた仕上がり重量の0.8%なのか調理前なのかに関して 混乱がある気がするが、今日試食した感じからしても、 著者の思想からしても、仕上がり重量でいいはず。 肉は加熱による蒸発で80%になった所で調理完了なので、 塩分は元の量の0.64%となる。

今日はこれに関して実験をいくつかやった。ほうれんそうのソテー。 とりもも焼き。豚肩ロース焼き。卵炒め。もやし炒め。 まず、卵はテフロンのフライパン必須。鉄で低温から行くとくっつく。 確かに仕上がりは綺麗な味だが、洗う手間がかかりすぎて辛い。 油になじませる工程をちゃんとやればいいんだが、面倒なのでつい省いてしまう。 肉の場合はいい具合だが、時間はかかる。厚みは2cmまでとしておきたい。 また、これもテフロンの方が楽にやれる。 野菜炒めも、冷たい状態でフライパンに乗せて油を上からかけて弱火で調理、 という今までにないやり方ながら良好な出来。 ただし、うちの場合子供に食わせるには過剰に柔らかくしないといけないため、 味は最優先ではない。野菜炒めはしばらくは従来通り加熱しすぎなものにするだろう。 しかし大人しか食わない時には、なるほどこの方が良い。 ただしこれも時間がかかる。

早速テフロンのフライパンを買ってきた。ホームセンターの安物で税込500円。 弱火から上げないなら焦げつかないし、うちは金属べらがないので 耐久性の問題はない。弱火でゆっくり加熱するなら、 熱伝導性や保温性は問題にならない。軽くて扱いやすい事の方が重要だ。 場合によっては鉄鍋を追放することにもなりかねない。

この人の調理法は再現性が高い。「肉の重量が80%になったら終了」 的な感じに具体的で、経験を要する曖昧な判断をあまり必要としない。 ただ残念なことに、レシピはうちではあまり使えない。 砂糖を普通に使うし、炭水化物も多い。 また、フランス料理の人だけに、手のかかる料理が多い。 根本の3点だけを習得すればそれでよかろう。 レシピもカラー写真もない文章主体の地味な本を一冊買って 置いておけば、それで十分かと思う。 ラタトゥユとかビーフシチューとかグラタンとかまず作らないからな。

2014年11月27日

じわじわレイトレ中。最初からレンズとかフィルムとかの抽象化を 盛り込もうとするとえらいことになるな。 一回削ってやらんとダメか。

仕事を人に振るって難しいな。 あんまり具体的に要件を定義してしまっては面白くなかろうと ロクに整理しないままにしたら、曖昧になりすぎたようだ。 匙加減が難しい。いや、正直な所、曖昧にしたつもりはなく、 必要以上に手を縛ることを避けただけのつもりだったのだが、 結果としてはそうなったようだ。 そりゃ私には私なりのイメージがあるが、私の狭い経験から導かれた ものにすぎず、邪魔になる可能性もある。

できれば、何を作るかわからん状態で担当者だけ決めて、 あとは極力任せたいんだがなあ。 担当者が勝手に何を作ったらウケるかを考えて いい感じにプロトタイプを具体化してくれると最高だ。 何の形もないうちから会議をしてああだこうだ言うのは時間が惜しいし、 いちいち要件を定義して人に説明して云々みたいなのも面倒くさい。 そりゃ相談には乗るし、必要なら補佐もつけるし、 意見を聞きたければ会議でも開けばいい。 しかしまあそれは頼む側が勝手すぎるというものか。

難しいな、と思ったところで、気がついた。 私が言う「難しい」はたぶん大抵ごまかしの言葉だ。 「この問題は難しい」という時の単純な「難しい」の意味で 「難しい」を使うことは、滅多にない。 大抵の場合、「難しいなあ」と思ったり言ったりする時というのは、 私の判断力が「無理」と言っている時なのだ。 別の手に切り換えることを私の理性は決めている。 ただ、それが無理であることが、惜しかったり、悔しかったり、 不愉快だったりするから、「無理」を「難しい」という言葉で置き換えて ごまかしているのである。 「抗癌剤で癌を治すのは難しい」と医者が言えばそれは「無理」という意味だ、 というのと似ているかもしれない。

いかんな。こういう用法での「難しい」は判断を濁らせる。 仕事に関して使っていいものじゃない。 「難しい決断」の「難しい」は、感情を含まない意味であるべきだ。 しかしそれはそれとして、「難しい」と言わせるその感情は大事にすべきものでもある。 「惜しい」と思う感覚自体はたぶん持ち続けた方がいい。 それがなくなったら、そもそも仕事をする理由がなくなる。 ただ、それに流されないようにしないといけない。 弟の癌治療について考える時に感情が存在しないことなどありえないが、 それでも感情で判断してはならない、というのと同じか。

人に高い水準を求める姿勢はたぶん大切だ。自分にできるかどうかとか、 そんな筋合いがあるかとか、そんなことはどうでもいい。 プロがプロに仕事を頼むというのは、そういうものであるべきだ。なにせプロだからな。 しかしそれはそれとして、実際に高い水準の仕事が行われるかどうかは別の問題であり、 そうならない時のことは考えねばならないし、より高い水準で仕事が行われるために どんな手を打てるかも考えないといけない。 仕事をする人にどんな事情があり、どんな世界を見ていて、何を価値としているのか、 というのは、それを考える上で必要な情報だ。 プロに対して強制は不可能だ。嫌々やって高い水準になるはずがない。 嫌な仕事もあるが、それでも最低限必要性や意義を納得してもらわないといけない。 仕事を頼む人間にはその責任がある。

いや、こんなこと考えてたらコードなんて書く暇ないって。 管理職が皆バカに見えるとしたら、 こういうことばっかり考えて仕事してないように見えるからじゃないかな。 そういうことにしとけ。

2014年11月26日

人は人だと思いつつも、あまりにかなわない感が強いと辛い。 もっと貢献できるはずなのにしていない、みたいな感じになる。 今日は会社のボーナス査定面談で、一応良い評価をもらえたのだが、 正直この半年はロクに仕事をしていないのでかえって焦る。 いや、客観的に見れば、指図したり、催促したり、 演説したり、決定したり、交渉したりといったことはやっていて、 それは必要なことだから、仕事をしていないと言うのは不適切だ。 しかし、私は自分を一応プログラマだと思っているので、 そんなことは仕事をしているうちには入らないのである。 指図している人達に「おまえ何もしてないじゃん。オレらの手柄で 給料上げてもらう気か?」的なことを思われそうで怖い。 しかしかといって自分でコードを書けば確実にロクでもないことになる。 まず、細かい所にまで首をつっこまずにはいられなくなる。 当然全体が見えなくなるだろうし、それでは人に任せたことにならない。 そもそも自分でコードを書けば、それ以外のことなんて考えなくなるに 決まっている。だから私は誰もやりたがらず誰にとっても訓練にならない 単純作業だけしかしないことにしているのだ。 しかしそれはそれとして、私もまたコードを書くことができる資源なのだから、 遊ばせておくよりは有効活用した方がいい。 そうしないことを関係者に納得してもらえるだろうか。

とりあえずレイトレ作ろう。使う予定がないコードを書くのであれば、 仕事を邪魔することにはならん。

2014年11月25日

3DCGで本を書くとしたらどうするか。 元々書く予定でいたわけだが、本業が割り込んだのと、 どうせCGの本なんて売れないだろということでアルゴリズムが先になったので 延期になっている。 しかし、レンダリングの本はどうしても必要だ。 だから書く方向で考える。

1万冊は刷りたい。また、5年は絶版になりたくない。 確実にそうなるという保証はないにしても、 ハナッからそれが不可能になるようなモノを作ってはいけない。 そう考えると、どうするのがいいだろうか。

まず、特定のハードウェアやAPIに依存する知識ではいけない。 5年という歳月に耐え切れない。 また、1万冊売るならば上級者向けであってはならない。 そもそも、3DCGに関して上級者は私より上の人間だから、 私が本など書けるはずもない。

あとは商品性として、「この本を読めばこんなことができる!わかる!」 というのがわかりやすくないといけない。 そもそも、元の動機はゲーム屋でCG仕事をできる人間を増やすことにあるのだから、 そこから遠いと書く意味がない。 ゲームでCG仕事をするのに生きるレベルの事ができるようになる必要がある。 しかしそれでいて、CG素人でも読めるレベルであることが求められる。 ベクトル演算くらいはいいが、 レンダリング方程式なんて知らない前提で考えないといけない。 積分もロクにできないだろう。

やっぱりレイトレースだな。前提知識が少ない。CPUだけで書けば特定APIにもハードにも 依存しない。適当に作っても汚なくて遅いだけで絵はできる。 画質と時間の間のトレードオフを自分で調整できる。 あとは、実際に書いてみて、 どの程度の知識を投入すればどの程度の絵と速度になるのかを 確かめることだろう。やってみないとわからない。 「授業でC習った」というレベルの人間に、 一晩置いておけばそれっぽいCGができる、 というプログラムを書かせることができるならば このアプローチはアリだ。 あとはVisualStudioに依存したくないとか、そういう細かい所も気にする必要がある。 でないと売った後が面倒だからな。

とりあえずmingwでウィンドウが出るアプリを作るのを試すか。 普通に作れるっぽいし、GDIで画面出す枠組みだけ作ろう。

とりあえずできた。-lgdi32とつけないといけないのが面倒なので、 Makefileも用意した。 あとは実際に簡単なレイトレを書いてみるとするか。 それなりな絵をそれなりな時間で出すのに最低限どの程度の技術が必要かを まず見定めないといけない。なにせやったことがないから見当もつかん。

弟の体脂肪率が20%ちょうどを記録したが、体脂肪率は誤差が大きいので、 真の値は21-22%くらいだろう。それでも大したものだ。 年内にほぼ間違いなく10%台を記録し、体重も65kg台に到達するだろう。 さてこれが病状の改善につながってくれればうれしいが、 「痩せると癌が治る」なんてことはない。これはあくまで、 糖尿病の治療の一貫として考えるべきで、 糖尿病を治療することによって健康状態を良くして キツい治療に耐える力をつける、と考えるのが常識的な立場だろう。 もちろん、糖質制限が癌の進行を遅らせる可能性を期待したいとは思うが、 そこを期待して治療方針を決めるわけにはいかない。

それにしても、痩せ始める前ってどんだけ体脂肪率あったんだろうなあ。 83kgほどあったはずで、現在の脂肪量を14kgと仮定すると、 今の体重67kgとの差分16kgはほぼ脂肪だったはずなのだから、 脂肪が30kgあった計算になる。83kgに対して30kgは36%だ。 体脂肪率36%というのはかなり程度の高い肥満だ。 そこからよくここまで来たものだと思う。 減量の終わりは近い。理想と言われるBMI22は64kgで、 あと3kgだ。手術その他で食事が妨げられる時期がある前提で考えれば、 その間に命をつなぐ脂肪を確保しておくべきで、あまり痩せすぎるべきでもない。 仮にそれを無視しても、60kgまで落ちれば完璧で、それ以上は不要だろう。 せいぜいあと7kgということだ。

そういえば弟がインスリン抵抗性の検査をしてきた。 といっても、空腹時血糖とインスリン濃度を測っただけだ。 血糖が80、インスリンが4.3。5-15あたりが正常らしいので、少な目ではある。 インスリン濃度が低すぎれば膵臓が壊れていることが疑われるわけで、 多少は膵臓が傷んでいるのかなという気はする。しかしそれほどひどい損傷ではない。 正常とされる範囲を2-10とする所もあり、それなら正常だ。

次にこれら二つの値を使って、インスリン抵抗性がどれくらいかがわかる。 インスリンがたくさんある割に血糖が高ければ、それは効きが悪いということだからだ。 インスリン×血糖÷405でHOMA-Rという値になり、計算値は0.84。 これが1.6以下なら正常ということで、異常には程遠い。 以前は異常だったんだろうが、今となっては確認できない。 もっと早い段階でこの検査をしておくべきだったな。 なお、血糖が200以上あった時期もあったわけで、 仮にインスリンが同じだけ出ていたとすればHOMA-Rは2を越える。 インスリンも多く出ていたとすればさらにひどい。

インスリンの分泌能はHOMA-βという値からわかる。 360×インスリン/(血糖--63)という式だ。弟の場合91。 日本人の正常値は40-60あるいは80あたりらしく、出すぎ、ということになるが、 この式は血糖が低くなるとあからさまに値が大きくなるので、あまり信用ならない。 空腹時血糖が63になったら分母はゼロじゃないか。 そう考えると、インスリン量4.3が多めなのかそうでもないのか、 ということだけが問題だ。 私も測ってみればいいんだろうが、それには人間ドックでも行かないとダメだろう。

健常者の測定結果を見つけた。 4.3は普通だ。高いとも低いとも言えない。これ自体は問題ない。 ただ、食後150分経って血糖値が120を超えているのは異常っぽいことが この結果からわかる。糖質制限食でその値だからなお悪い。 インスリンの追加分泌能はやはり低いのだろう。糖尿病は治っていないわけだ。 HOMA-βが正常に見えるのは糖質制限とSGLT2阻害薬のせいだろう。 普通に食べて薬もなければ空腹時血糖は150とかになるので、HOMA-βは20とかになる。

リピディルとゼチーアなしで空腹時血糖、中性脂肪、コレステロール、血圧が 全部正常化した時が弟のメタボ治療の終わりとなるのだろう。 体重よりもそっちが重要かもしれん。コレステロールは私やひつじこも高いようだし、 糖質制限しても落ちない人はたくさんいる。しかし中性脂肪は落ちるのが普通だ。 せめて中性脂肪が落ちるまでは減量を続けるべきなのだろう。

弟の場合、太ってる場所と痩せてる場所のコントラストが 激しいのが若干特殊なのかもしれんなあ。 「上半身は肥満でインスリン抵抗性があるが、下半身や四肢はそうでもない」 みたいなことになってたりせんだろうか。血液検査では全身の平均しか出てこないので 異常がよくわからないと。 明らかに脂肪が溜まってる場所があるままで体脂肪率が下げ止まったり すると厄介だ。腹から胸にかけての皮下脂肪は果たしてこのままで取れるのだろうか。 実際に体脂肪率が落ちなくなってから考えればいいとは思うが、 何かしら今からできることがあるならしてもいい気はする。時間が惜しい。 とはいえラジオ体操やれよ、ということくらいしか言えないんだが。

中性脂肪が血中に満ちてるってのは、 脂肪組織から脂肪が漏れ出てきて消費し切れないからかな。 痩せ終われば下がるんじゃなかろうか。食った中性脂肪がダイレクトに血中を巡るのは、 食後5時間くらいまでだという話で、それ以降は溜め込んだものが漏れ出てくる分だ。 消費するエネルギーに見合う分しか食べず、かつ、 インスリンが追加分泌されない状況では、脂肪合成はなされないわけだから、 脂肪の総量は減る一方となる。食いすぎていなければ。 ともかくも、体脂肪率の下落が止まるまでは見守る他ない。 身体を動かす習慣をつける手助けに集中しよう。

そういえば私の問題もあった。健康診断が再検査になっていたのだった。 いつ行ったものか。 便潜血と言われても大腸内視鏡やったばかりだしなあ。 あと中性脂肪が低すぎるのは問題じゃないだろ。 だいたい場所によっては正常範囲が30-150で、39は正常だ。

10km走ったことないなあ。川崎から6kmくらい走って帰ってきたことはあるが。 あの時は自転車に併走してたからそこそこペースは速かったはずで、 もっとゆっくりなら10kmくらいは行ける気がしなくもない。 自転車で普通に走ると15km/hを超えるっぽいので、 それで5km走れたなら、キロ5分半の速度11km/hで10kmは行ける気はする。 一度やってみないとわからん。

金朋が走っているのをテレビで見て、私もちょっとやってみたくなった。 長距離走は嫌いじゃない。肉体的に辛いだけで、精神的な屈辱感がないからだ。 体操やら球技やらはテクニックが必要で、運動が苦手な私にとっては 苦行でしかなかった。 その手のものは、体力ではそれほど劣っていなくても、 身体を動かすセンスで劣ることが致命的になる。 練習時間が与えられればまだどうにかなったかもしれないが、 体育の授業時間でやれる練習量など高が知れている。 放課後自発的に練習する、なんて選択肢は当然のことながらなかった。 だが、長距離走はがんばるだけで人並程度のレベルにはなる。 苦痛を我慢するだけで「人並」という普段は望み得ない成績を出せるのだから、 こんなに楽なことはない。

運動が苦手だとこのように思考が歪む。しかし、 私の今の能力はこういう歪みがあってのものなので、それを否定はしない。 問題はオタマやシノンに関してどうかだが、 それはまた別の問題だ。容易に避けられる苦痛を与える必要はない。 容易に避けられない苦痛はいくらでもあるだろうからな。

そういえば、最近逆上がりを公園で試みたら、成功率は低いができた。 うまく行かないのは子供向け鉄棒なので低くてやりにくいせいで、 高さが丁度良ければもっとできるだろう。ちょっと安心した。 逆上がりくらいまでなら教えられる。 小学生の時には確かできなかった。中学生になってやってみたらできた気がするが、 それ以降やった覚えがない。ただ、好んでやる気にはなれないな。 手が痛い。腹が痛い。上手になれば痛くなくなるものなのだろうか。

私は腕力がない。上腕と前腕の筋量がすごく少ない。広背筋や大胸筋もだいぶ少ない。 脚は人並にあると思うし、 体幹の下半分の筋量は並より多いくらいだと思うんだが、 それで鉄棒はやれない。よじ登ったりも苦手だ。 オタマにその手のものを教えるのはキツいな。 そして、すでにしてオタマは腕力がなくて、ぶらさがる系が苦手だ。 手本を見せるには腕力がないとどうしようもない。 体重はこれ以上減らないわけで、腕を鍛える以外にしようがない。 しかし日常これ以上の力はいらないんだよな。 物を持ったり押したりするのは腕力じゃないし。 普段使わない筋肉はつかないし維持できないものだ。

これは弟についても言えるな。日常的に筋肉を使う運動をしないなら、 今必死こいて筋量を増やしても、すぐ元に戻るだろう。

潤腸湯と麻子仁丸は、 便秘に対する効果だけなら麻子仁丸が勝るというランダム化試験がある。 しかし、潤腸湯に含まれる桃仁は駆オ血効果の望めるし、 当帰と地黄は便をふやかして滑りやすくし、 また、身体を潤す働きがあるという。 麻子仁丸は単なる下剤だが、潤腸湯はそうではない、ということだ。 ただ、潤腸湯は粉薬しかなく服用が面倒くさい。 量の調整もしにくい。しかも医療用だから個人輸入が必要だ。 習慣性便秘であれば、薬の助けで一度習慣がつけば便秘そのものは治るはずで、 簡単に買えて飲みやすい麻子仁丸の錠剤でまずは便秘を治すのはアリかもしれない。 あるいは、いっそ桃核承気湯ならオ血と便秘を一度に相手にできる。 一元製薬のは効くし安い。 慢性的に調子が悪い時にはオ血が隠れている、と言う漢方医は多いから、 燥性に偏る気はするものの、飲んでみて問題が起きないならそれでもいい気はする。 さして長期にわたるわけでもなかろうし。 なんなら四物湯と合わせれば多少は潤腸湯の方意に近づくだろう。 症状が緩めば四物湯だけでも便秘は改善するはずだしな。

なんてことを勝手に考えてみたり。うちの家族じゃないんだが。

2014年11月22日

飲み会。例年のように自分の進歩のなさを思い知ることができた。

2014年11月21日

通導散が届いたので人体実験。 なんか身体が熱いぞ。手術後ずっと微妙に感覚が鈍い 小指の背側あたりがチリチリした感じ。そして腹に便意の兆し。 芒硝入ってると本当早いな。 なお、味はマズい。苦味やえぐみ単体で強いわけではないのだが、 総合的にマズい。弟が飲んでいるものはこれの強烈な奴なわけだな。

2回飲んだ。あまり自覚症状がないな。 さっきのは気のせいだったか。胃が若干気持ち悪いくらいか。

2014年11月20日

頭痛と寒気の中動くから治らないし、そういう性分だから 不断から真面目に子育てをしすぎて 具合を悪くするのだと思うが、ひつじこはそういう人間でそこが良い所なのだから 仕方ないのかなと思う。

私はファッションに対してネガティブな感情を持つ人間なので、 楽器とか図鑑とかパズルとかが魅力的に見えるが、 オタマが喜ぶことを最優先にするならアクセサリー的なものが いいんだろうなということはわかる。

ひつじこが坊主になりたがっている。髪型じゃなく、宗教家としての坊主だ。 正直よくわからんが、やってみればいいんじゃなかろうか。 他人のためにお経を読みたいという動機は、たぶん尊いものだろう。 修行や、その後がどうなるのかはさっぱりわからんのだが。

2014年11月19日

抗癌剤後の手術による根治。 胃癌ステージ4の人145人で、TS1+シスプラチン73人、TS-1+タキソール72人。 それぞれ24人、16人に効き、手術可能なステージ3以下まで落ちた。 効いた40人は手術され、5年後に再発しなかった人は40%。 効かなかった人は3年以内に全員再発、ほとんどが死亡。 手術した人で、取ってきた部分の端っこに癌細胞がなく 取り切れたとみなされたのが32人。 このうち55%人は5年後生存。取り切れなかった人は20%のみ5年後生存。

これを「切れる状態になったら切ることで生存率が50%になる」、 と簡単に読んでいいのであれば、即座に切るべきだということになる。 記事では「半年以内に切れ」とあり、 それを過ぎると癌が大きくなってくるのだという。 タイミングを逃してはならないのだそうだ。 弟の場合は3回目の抗癌剤が終わった7/10からカウント するとすると1月始めが半年となる。

ただ、この「半年」の意味は、おそらく、 半年間抗癌剤をやって十分縮小できれば、 の意味だろう。抗癌剤を変えて再度チャレンジ、 みたいな状況になると厳しいということだ。 弟の場合は1ヶ月であっさりステージ2相当まで落ちており、 その意味での問題はたぶんない。 また、小さくなったのに放っておいて、ずいぶん経って検査したら デカくなって大変なことに、みたいなことにはならないはずだ。 そのための毎月の検査なのである。

癌細胞は免疫を抑制するような何かを出すらしい。 これをどうにかしないと免疫療法の類の効きが悪いのだそうだ。 たまたま漢方やら糖質制限やらが効いていればいいんだがさてどうだろうな。 シイタケのエキスが効くという研究があるようだが、信用ならん。

大麻は全否定すべきものか。「大麻草と文明」という本によれば、薬としても、 布を作るための繊維源としても、さらには燃料としても優秀であるという。 とりあえず薬についてだけ考えてみれば、 モルヒネに利用価値があるのなら、大麻にだってあるだろう、 と考えるのが自然に思える。 鎮痛作用があり、抗癌作用があるという噂もあって、どうしようもない状態になった時に 医療用大麻が使える状態になるのなら試す価値はあるのだろう。 喫煙は嫌だが。

大麻が規制されているのは歴史的な事情なんだろうな。 身体に悪くて規制されていないものはいくらでもあるし、 社会にとってコストになるが規制されていないものもいくらでもある。 また、害が強くても管理下で利用されているものもある。 大麻がいずれでもないことに合理的な理由があるとは思えない。 ただ、「精神に影響を及ぼす薬物を嫌う」というのは 感覚的によくわかるので、一見精神状態に変化がないように見えるタバコよりも 大麻の方が嫌われるのは自然なことかもしれない。

何にしても、医療への利用は少しづつ緩和される方向にあるようなので、 時間とともに多少は変わってくるのだろう。アメリカではかなりの州 で医療利用が認められているし、 日本でも酩酊成分を除いた薬品を輸入して使うことはできるらしい。

麻布の麻は本来大麻なのだが、日本の法律の上では、 麻と表示していいのは亜麻と苧麻だけらしい。 アサ科アサ属には大麻しかなく、 亜麻はアマ科だし、苧麻はイラクサ科だ。 どちらも分類としてはアサではない。 元々は大麻が使われていたのを、規制のために代用品で 置き換えてしまった、ということだろう。繊維としての性能や経済性では 大麻の方が上と「大麻草と文明」には書かれていた。 大麻規制撤廃論者が書いた本なので差し引いて考えるべきだろうが。

メトホルミン増やしたら癌に効かんかなあ。しかし考えたら 何故効くのかちゃんと調べてないな。現状は血糖値抑制がメインだが、 抗癌作用も期待するならその想定される機序は知っておいた方がいいだろう。 そもそも血糖値抑制の機序も知らないわけで、それはまずい。

弟の体重推移を見ていて思ったことがあ なぜ抗癌剤が終わった後しばらく体重が増えたのだろうか。 抗癌剤をやっている期間、体重は確かにすごい勢いで減った。 しかし、その後のリバウンド的な期間込みで考えると、 その前後の平穏な時期とさして減量速度は変わらない。 たぶん運動だろうな。抗癌剤が終わって癌の症状が消えて食欲が 戻ったことと、運動によって筋肉がつくことの両方が体重を増加させたのだろう。 抗癌剤をやってる間は脂肪だけでなく筋肉も落ちていたはずで、 落ちた筋肉が戻ったということもあるに違いない。 そうすると抗癌剤期間の減量は見掛けほど大きくはないということになる。 もっと早くから体脂肪率を測っていればもう少しいろいろわかったのだろうが。

2014年11月18日

オタマは夜ストレスで咳が出る。出るというか、出す。 しかし寝ている時にいきなり咳こんだりもするわけで、 ストレスだけということもない。 どうにか薬で治せないかと思ったが、五虎湯も麦門冬湯も顕著な効果は上げていない。 しかし、今までは一回しか飲ませてない、ということに今更気づいた。 一回飲んでポンと効いておしまい、というわけには行かないよな。 私が自分で飲んだ経験から一発で効くのが当たり前だと思っていたが、 「一日3回飲んで3日目に治った」的なこともあるだろう。 大塚本を読んでいてもそういう記述は多い。 というか、飲んで数分で効く、なんて書かれているのは山本本くらいだ。 というわけで、今日は夕方と夜に2回飲ませた。 念のため、明日は朝から飲ませてみる。 今日は咳込まずに寝たようだが、 たぶんそれはひつじこがうまいことストレスを溜めないで寝かせられたからだろう。 ストレス由来の咳に薬は無力だ。 夜中咳こんで起きるのを防いでくれればそれでいい。

漢方は漫画にならんかな。キャラとストーリー、それに実際に役立つ知識。 この三つをうまく合わせればいいものになる気がする。 いずれにせよ、普通の絵、普通にありそうなキャラ、普通っぽい蘊蓄の語り方では ダメだわな。どこか変じゃないと。拳児とかはいい例だな。 漫画としていい出来かと言われると怪しいが、独特すぎる雰囲気だった。

まあそれを言うならゲームが先か。調合は結構ゲームっぽい。 しかしどこか変じゃないとダメなのは同じだ。 ゲームで言うならば昔「どつぼちゃん」を見て感じたような インパクトが欲しい。あれがいいゲームかどうかはともかくとして。

2014年11月17日

蒲田二郎に行った。閉店寸前だったはずだが、後から後から人が並ぶ。 二郎巡りをやってる常連客が多そうな感じだが、 中にはそのへんの飲み屋に行った後にたまたま寄った感じの人も混ざっていて、 不思議なコントラストがあった。場所が場所だしな。

味は正直よくわからない。多いものを無心に食べるという行為には満足した。 麺は細めで、汁にもさほどの毒々しさはない。量もさほど多くなく、 「これ食べきれるのか?」という不安と戦う感じはあまりない。 食べやすい二郎であると言える。 しかし、当分はいいか。 腹が一杯になるということ自体がもはや不快なのだな私は。 まして炭水化物や野菜が主体だと、それがいつまでも続く。 夜食ってすぐ寝ても消化不良を起こさないようなものを食べて生きていきたい。

シノンがもらってきたロコイドやビーソフテンをオタマに使うことは違法だろうか。 薬事法では資格を持たない人間が「業として」他人に薬を渡すことを 禁止している。webでこの問題について調べると、 「違法であること」と「危険であること」がゴッチャになっている印象を持つ。 たぶん違法ではない。業ではないからだ。 もっとも家庭内だと発覚しないので、 仮に違法だったとしても問題にはならないだろうが。

問題はむしろ危険かどうかだろう。これは場合による。 ビーソフテンが危険であることはまずありえない。 しかし、もし癌患者がTS-1をもらってきたとすれば、 それを他の誰かが飲むのは危険を通り越して自殺行為となる。

柴胡清肝散が届いた。試し飲みしてみたが、 憂鬱になる苦さだ。しかし、苦味以外の味があまりないので、それが救いになっている。 変な旨味やら酸味、渋みやらがあったら耐え難かっただろう。 正直牛車腎気丸の方がマズいと感じる。 さて、問題はオタマである。こんな苦いものを子供は飲めるのか。 そう思ったが、ココアと甘味の追加であっさり飲めた。しかもおかわりを欲しがる。 ココアの量が不十分だと苦いと言って嫌がるので、 素のままで飲めるわけではないが、ココア入りを私が舐めてみるとやはり苦い。 たぶんオタマに合ってるんだろう。根拠はわからんが、 おいしいと感じる漢方は合っていることが多いと言うし。 とはいえ長期にわたって飲ませるのは慎重にせんといかん。

柴胡清肝散の中身は、四物湯+黄蓮解毒湯+連翹+甘草+桔梗+牛蒡子+天花粉+薄荷+柴胡。 血行改善と血管収縮が相殺してる気がするし、 乾かす薬と潤す薬が混ざっているようにも思えるが、 これはわざとなんだろう。長期にわたって飲めるように弱めてあるに違いない。 抗菌作用やら免疫賦活作用やら消炎作用やらを残して、 その他のいらん作用を消すように配慮されているものと信じたい。 少なくとも、桔梗、甘草、牛蒡子はノドの腫れには効きそうに思えるし、 柴胡が感情の昂りを抑えてくれるのであればうれしい。 苦味を感じること自体が鎮静作用を持つとも言うし。

体質改善に使われる薬だが、正直この「体質改善」という言葉は胡散臭い。 飲んでいる間は改善するというのであれば、血糖や血圧の薬と変わらんだろう。 あれを体質改善とは言わない。 飲むのをやめた後も効果が続くのかどうかが問題だが、 子供の場合成長によって症状が軽減するまで 時間稼ぎしただけかもしれないという可能性もある。 それならステロイドと変わらない。

とか言いつつ、体質改善してくれたらいいなあとは思っている。 オタマは感情が昂るし、カゼはひきやすいし、皮膚は痒くなりやすい。 生薬の組成上も、いろいろなところの評判の上でも、 この柴胡清肝散は3つまとめて改善してくれそうな予感がある。 もっとも最大の問題は感情の昂りなので、抑肝散の方が 直接的な効果はありそうなのだが。

気になるのは、苦くて冷やす生薬は胃に悪い、という漢方理論だな。 胃腸が丈夫でないと長期にわたっては飲めない、ということにならんか。 四物湯、天花粉、甘草が混ぜてあるので大丈夫、ということなのか。 食欲には注意せんといかんなあ。

弟の食道癌。内視鏡を糖尿を見てもらっている内科医に見てもらった所、 食道から見た方は綺麗になったっぽいが、胃から見るとまだ病変が残ってる、とのこと。 弟の癌は噴門を跨いでおり、噴門より上は抗癌剤で大人しくなっているように見えるが、 下はまだボコボコした部分がある。なんだよ、これガンなのかよ。 もしこれがガンで問題だとがんセンターで言われていれば、 たぶん手術を選んでいただろう。 医者との行き違いはこのへんにあったのだろうな。 こっちは、PETで見えないんだからもうちょっと待って、と言う。 しかし向こうは、この噴門直下の病変を見て「あからさまにガンじゃん。切れよ」 と思っていたわけだ。 「PETでは見えないけど、これ見てよ。明らかにガンでしょ?切ろうよ」 と言ってくれていれば、おそらくとっくに手術に踏み切っていた。 しかし診察では内視鏡写真もCT画像も見せず、説明は何もなかったのである。

そういうわけで、この噴門の胃側の病変がいつからどんな状態だったのか、 過去の内視鏡写真を調べてみた。まず抗癌剤前はもう見てらんないくらいにガン。 食道側の派手さに目を奪われて気がつかなかったが、 胃側も相当なものだ。ジクジクと出血する大きな固まりが見えている。 しかし抗癌剤1回目が終わった後はそれが明らかに縮小して、 ちょっとボコボコしてるなあというくらいになった。 3回目が終わった後はさらに小さくなっている。 そして、10月末の写真では、血だか膿だかは出ているものの、 大きさそのものはさらに小さくなっているように見える。 もしこれが今後縮小しないのであれば、手術するなり、 抗癌剤をさらにつっこむなりすることになるだろう。 しかし、がんセンターは標準治療が基本なので、 抗癌剤はやってくれないし、手術すれば食道全部と胃の1/3を切られることになる。 それで治るならいいんだが、なにせ2割だからなあ。 内視鏡的に姑息手術して様子見、とかダメなのか? 危険が増さない範囲で、極力取り返しがつかない治療は延期したいわけだが。

噴門部の内視鏡手術は難易度が高いようだ。名人芸が要求されるらしい。 噴門形成術という、噴門が閉まらなくなった時に行う手術は 腹腔鏡で行われることが多いようなので、腹腔鏡ならできるんだろう。 なお、普通噴門部に癌が出来た場合、胃を丸ごと取ってしまう。 下半分を残す、というようなことはしない。 何故なら、胃酸を出す機能が残っていると、食道に逆流して苦しいからだ。 噴門がなくなれば、胃液が上がってくるのを止めるものは何もない。 丸ごと取ってしまえば胃酸は出ないので、そういう問題はない。 ただし弟の場合、食道と胃を丸ごと取るわけには行かないようで、 胃の下半分は残る。だから生涯胃液の逆流に怯える生活になるわけだ。

そういえば、いとこが胃癌で手術をしたという話を聞いた。 あまり会わないいとこなので伝聞。若くても油断できんなあ。 それにしても、胃って取っちゃっていいの? 胃の機能は、溜めこむこと、殺菌すること、 蛋白質の分解、脂肪の乳化、といった感じだ。 吸収は小腸がメインなのでいいとしても、 脂肪や蛋白質の分解効率が落ちたり、 殺菌機能が失われて脆弱になったりするんじゃないのか?

調べてみると、脂質の吸収が大きく阻害される。次が蛋白質だ。 糖質の吸収はあまりダメージを受けない。これ、糖質制限的にアウトすぎないか。 糖質カットして脂肪食えなかったら一体どうなるのよ。

調べてみると胃切除後に糖質制限をやってる人はいる。 ダンピング症状による食後高血糖と続く低血糖が起こらなくなるので、 その意味では利点がある。しかし蛋白も脂質も吸収効率は悪いので、 相当に噛んで少しづつ頻回に食べる必要がある。 とはいえ、そうすればどうにかなるということではあるのか。 弟の場合は胃切除にはたぶんならないし。切るとしても上1/3だ。 胃液の逆流と戦う毎日になるわけだが。

やはり小腸を使って噴門を再建する手術がいい気がしてくるんだがなあ。 逆流によって食道が傷つけば、新たに食道癌ができる可能性だって高まるだろう。

妊婦に漢方ってどうなんだろう。 webで調べれば、大抵は「やめろ」としか書かれていない。 素人がわけのわからんものを飲んでどうなるかなど保証できないのだから、 それが妥当だ。では敢えて飲むとしたら何か。とりあえずは当帰芍薬散。 これは妊娠中の腹痛用の薬だ。 血を巡らせるので冷えも取れ、利水の効果もある。吐き気には 香蘇散、平胃散あたりは危険がない。半夏はキツい時にはいいが慎重投与。 止血にはキュウ帰膠艾湯。四物湯を含むので、皮膚の乾燥などにもたぶん効くんだろう。 精神症状には逍遥散。加味逍遥散は牡丹皮が余計。 あとはいつでも使える補中益気湯。

当帰芍薬散って沢瀉入ってるけど、いいのか? 水が余ってることが明らかならいいんだろう。 そういう人なら短期的に五苓散も使えると。 便の硬さが一つの指針になるのか。 便が硬くなるようであれば利水は不要なので、利水剤を地黄にかえて 四物湯とすれば良いと。当帰芍薬散と四物湯はだいぶ似ているわけだな。

最近ひつじこの脚がむくんできた気がする。体重は50kg超えで、 夜のアイスだけでこれだけ太るとは考えにくい。 脚がダルいのも水でふくれた影響だろうか。

ドル116円とかだったのか。ずいぶん資産価値が落ちたな。 うちは大半が円じゃないのでダメージはまだ軽いが、 これからもらう給料の価値がずいぶんと落ちたと考えるとやはり痛い。 その分輸出して会社がもうかって給料が増えるならいいんだが、 短期的にそういう展開になるとは思えない。

2014年11月16日

柴胡清肝湯が届いた。味見。苦い。苦いが、苦いだけなので飲みやすい。 これで変な酸味があったりするとだいぶキツいが、大丈夫だ。 というわけで、ココアとてんさい糖シロップを混ぜたところオタマも飲めた。 これで風邪をひきにくくなるならいいんだが、本当にそうなのか?

それぞれの生薬を科学的に調べた例が多少はあるようなので見てみたが、 抗菌作用と消炎作用、血管収縮作用はあるわけか。 ステロイドを減量できる可能性はありそうだし、 細菌感染には良さそうだが、さて、ウィルス感染を多少でも防げるものなのか? それとも、よくわからん感じに免疫系を賦活できるのか? 飲むピシバニールみたいなイメージで。

まあ飲んでみればわかることか。

ツイッターで前の本について「セガ以外では通用しない」と書かれたが、 セガの中ならどこでも通用するなんてことはないし、 そもそも私がいた部署ですらどこでも通用するわけではなかったし、 さらに言えば、私がいたチームの中でもああやって書いていたのは私だけだ。 もし私がいた部署やらチームやらのやり方だったとすれば、 そんなネタで本なんて書かなかっただろう。 自分でこれが一番妥当だと思う書き方を考え続けた結果だからこそ本を書いた。 そして当然、今では違うやり方をするなと思う所もある。

2014年11月13日

シノンのオムツが夜のみLにレベルアップ。 オタマの時は一瞬でLだったが、シノンはずいぶんとMで粘ってくれた。 安く済んでありがたい。別に小さいわけでもないので、これでいいのだ。 しかしそれはそれとして、オタマはせっかく大きいので、 この調子で私の身長を抜いてほしい。

婚姻届を出したのが2009年4月23日。結婚式は6月28日。5年も一緒にいる。 すごいことだ。

オタマ咳。これ絶対ストレスもあるよなあ。母親を妹に独占されていることの不満が 咳という形で出てくるんじゃなかろうか。テレビ見てる時には出ないからな。 しかし夜は寝ている最中に出たりもするので、 刺激に敏感になっていることは確かだろう。炎症もある。

のどや気管の炎症を抑える薬はうちにはないな。 食養生だけでは限度がある。

うちにある風邪向けに使える薬は、小青竜湯、小柴胡湯、 麦門冬湯、五虎湯、麻黄湯、桂枝湯。 うち、桂枝湯は味が気に食わないらしく飲まない。たぶん生姜がキツいからだ。 麻黄湯はエキスでシナモンの風味も抜けているので飲みやすい。効きは悪いが。 下手すると葛根湯の方が効くだろこれ。

オタマで漢方診断ごっこ。全身状態の陰陽は陽。基本元気。 病気の位置は、表は過ぎて半表半裏。脈はあからさまに浮で数だったが、 今は浮ではないし数でもない。それ以上はわからない。 頭痛はなし。発熱はあるが、下がったり上がったりで、 寒気もあったりなかったりする。みぞおちに不快感がありそうだが、 子供なので腹診は信用できない。そもそも腹診 はよくわからん。病勢は実な印象。邪の種類は元々は寒で湿だったはずだが、 喉の痛みがあるのであれば熱にシフト気味かもしれない。 でも湿は間違いなさそう。 臓はまず間違いなく肺がある。食欲が若干落ちてるので脾もありそう。 感情が高ぶりやすいのは元々で、要するに肝が燃え上がりやすいんだろう。 腎とか心は問題なさげ。

よくわからん。なにせ冬だからな。熱がってるからって冷ましていいもんなのか?

肝気の昂りはどうにかならんものかな。 これはひつじこにも同じことが言えるのだが。 たぶん加味逍遥散はオタマにも効くんだろうな。 基本熱証だし、たぶん似たような体質だろう。 シノンは若干違う気がするが。しかしやはり気になるのは季節。

オタマの体調更新。口が苦い。おなかが痛い。ますます半表半裏だな。

すっぱり治せんかなあ。序盤で布団蒸しができれば早いんだが、 なにせ布団が嫌いなのでできない。体力がないから嫌がる、という可能性もあって、 その場合は麻黄附子細辛湯なんだろうが、こんだけ元気で、 序盤は39度まで熱が上がったのだからそれはない。 やはり序盤で発汗させられなかったのが敗因なんだろうが、無理なものは仕方ない。 あとは、食事だな。カレーにすれば良かった。 発汗させる方法は何も薬や布団だけではない。食事も使える。あと風呂。 もっとも4時間くらいじわじわと発汗し続けないと治らないらしいので、 焼け石に水ではある。

柴胡清肝湯を試すか。飲めるかわからんけど。 あと顆粒の五虎湯は不便なので、麻杏甘石湯の錠剤を用意する。 桑白皮がなくなる効果が どれくらいかはわからんが。 で、桔梗石膏はアマゾンでJPSのを買うか。

2014年11月12日

斉藤斎藤の短歌がおもろい。番組の始めに出てくる歌が、私の知ってる短歌じゃない。 短歌はストーリーを語ったりオチをつけたりできる程度に長く、 形式上の制約も少ないので普通の文章と大差なくても成立するのがいい。 ひつじこは「ツイッターみたいなもん」と言っていた。なるほどその通りに思える。

二郎の蒲田店ができたわけだが、いつ行けるかなあ。

算数は時期が来れば勝手にできるよなきっと。

2014年11月11日

インスリン抵抗性に閾値がある、という記事。 徐々に減じるわけではないというのか。それはそれで吉報ではある。 「やってもダメ」なのではなく、「まだそこまで行ってない」だけだからだ。

インスリン抵抗性とは、インスリンが出ても効かない状態のことである。 インスリンは筋肉に糖を食わせるが、これが効かなくなると、 筋肉その他が糖を食わなくなり、血に糖が余る。 糖が余るので余計にインスリンが出て、血がインスリンまみれになる。 インスリンは何かと害が大きいホルモンで、出すぎるとロクなことにならない。 例えば癌になる可能性が高くなると考えられている。

なぜインスリンが効かなくなるのか。筋肉その他が食った糖は、 余れば脂肪になる。しかし、すでに十分肥満している人間の場合、 それ以上脂肪を溜められない。だから、「もうけっこう」ということになる。 要するに一定以上太らないようにするための防御機能だと思えばいいのだが、 これのおかげでなかなか血糖値を下げられない。 古代においては、食べ物が余るほどある状況は 長く続かなかったので、動かずにダラダラしていても食べ物が不足して 次第に痩せてきたことだろう。だからこの害は問題にならなかった。 しかし今は食べ物が余りに余っているのである。

そういうわけで、インスリン抵抗性を減らすには、食わないことが手っ取り早い。 古代の飢餓状態を再現すればいいだけだ。そうすれば嫌でも痩せる。 加えてダルい身体にムチ打って運動すれば、減量を加速できる。 そういうわけで、弟はすでに一日二食+昼はアーモンドで、 加えてできる限り運動するようにしている。 4月始めに83kgあった体重は、今では67kgを下回る日もあるほどだ。 BMIは23と「標準太め」の所まで来ている。

しかし、問題がある。思ったより血糖値が下がらないのだ。 糖質制限がそこそこできているならば、血の中の糖は 食事由来ではない。肝臓で蛋白質をばらして作った糖だろう。 インスリンは肝臓にも作用し、血が余っている時には それ以上糖を作らないようにさせる。 だからインスリンが効いていれば、血に糖がそこそこある状態で さらに肝臓で糖を作ったりはしない。 つまり、インスリンの効きが未だに悪いのだ。糖を作る機能を止められなくなっている。 メトホルミンという薬でここを抑えていてもなお、糖が過剰に作られている。 糖の原料は蛋白質なので、筋肉を増やす意味でも不利だ。 なぜこれだけ減量してもインスリン抵抗性が消えないのだろうか。 まさか、痩せてもインスリン抵抗性は消えないのだろうか。 そう思って不安になっていたところなのである。

記事によれば、一定以上痩せると急にインスリン抵抗性が消える可能性があるという。 このブログの主にはそれが起こったようだ。 糖質制限をそれなりにやっていてもHbA1cがまるで下がらないという不思議なことが 起こったのだという。しかし、ある程度痩せたところ一気に下がった。 弟と違ってSGLT2阻害薬は使っていないため、 肝臓で作った糖が余った時には捨てる術がない。 だから血糖値が下がらなかったのだろう。 弟の場合は余った分はSGLT2阻害薬で尿から捨てているので 糖質制限と共にHbA1cがある程度落ちた、ということではなかろうか。 5月の段階でSGLT2阻害薬を導入したので、それなしでどうだったかは今となっては わからないが、そう考えるとしっくり来る。 そして今これ以上落ちないのは、SGLT2阻害薬が血糖値110を超えないと 糖を捨てないせいだ。ずっと110程度で推移すれば、 Hba1cは5.5前後になる。ピタリと今の値と一致しているではないか。

となれば、弟の減量はまだ不十分なのだろう。 それは吉報だ。もっと痩せれば劇的に事態が改善する可能性があるということになる。 もちろん、すでにインスリン抵抗性は十分に減じている可能性もあるが、 まだ痩せる余地はあるし、痩せる予定でもあるのだから気にせずやれば良い。 BMIが20を切るまではガリになる危険はないはずだ。 そうなる体重は58kgで、あと9kgもある。 それだけ痩せる間にインスリン抵抗性が劇的に消え失せてくれることを期待しよう。

しかしそれはそれとして、現在インスリン抵抗性が本当にあるのかが気になるのだが。 単に膵臓が壊れてインスリンが出ていなくても同じ結果になるわけで、 調べておくに越したことはあるまい。

にしても弟はもっと細いシャツを買ってもいいと思うな。 せっかく痩せたんだからもったいない。

実はオタマと上履きの話をした。「先生が上履き貸してくれた」と ケロリと言っていたので、 もしかしたらそれほどダメージを受けなかったのかもしれないが、 まあ泣いたんだろうな。明日明後日あたりポツリと言い出すのだろうか。

2014年11月10日

昔は毎年PCを買い換えてもいいと思っていたが、 実際にそうしたことはないし、 今はギリギリまで先延ばしにしようと思っている。 つうかasusのを修理に出さんと。 なんか、それなしの生活に慣れてきた気もするが。

オタマの痰が引かない。痰が邪魔くさいので、わざと咳をする。 繰り返されると喉が荒れる。本当に咳が出るし、感染する。 医者連れてった方がいいかなあ。 しかし西洋薬は胃腸荒らしたりするし、 漢方で穏かに行けるならそれで済ませたい気はする。 そもそも医者に行くこと自体の手間や消耗も無視できない。

痰が粘っこいのかそうでないのかがよくわからんなあ。 出てきた痰を吐き出してもらって色を見たいところだ。

熱もないので五虎湯で咳と痰を抑えるつもりだったが、 39度まで上がって布団をかぶって寝る状況に。 桂麻各半湯相当のものは味を嫌がって飲まないので、 少な目の麻黄湯に切り換え。咳が強いようなら小柴胡湯を混ぜるべきか。

「漢方一貫堂医学」を読んだが、あまり役に立てられないな。 しかし5つの薬を基本にして現代人の慢性病を治療する、 というアプローチの利点は良くわかった。 どれも複雑な処方だが、量を減らせば効き目は緩くなるので、 長期投与しやすいのだろう。

漢方の治療例はいろいろとあるのだが、治った例が多く、 治らなかった例はあまり出てこない。 そもそも、「こんなことがあった」の集まりであって、 統計的なデータからは程遠い。 昭和に書かれた本だと、「この薬で治らない奴はいない」 的なことが平気で書かれていたりして、信じにくいことも多い。

通導散証は、顔が赤くて、下腹部に硬ばりがあるタイプらしいが、 女性であるというだけで多かれ少なかれオ血タイプであるという話もある。 とりあえず、以前桃核承気湯を少量飲んだ時には数分で便意が来て 明らかに強すぎた印象があった。 私は二倍量の桃核承気湯を飲んでも下痢にまでなったことはなく、 たぶん元々便秘気味だということなのだろう。 瓶に書かれた量を飲んでいると、食事の回数だけ便が出る。

このサイトによると、 理想的には一日一回以上、1分で大便を出すのが良いらしい。 まずは自分をそれに近づけよう。 繊維は足りてると思うんだよな。これだけピーナッツやらナッツを食べていれば。

一貫堂の病院ってまだあるんだ。孫がやっている。

オタマの風邪をひく頻度を抑える方法はないものかなあ。 ところで、オタマの体重が数ヶ月にわたってまるで増えない。 身長は2センチ伸びて、現在109cm。高い方である。 体重も18.4kgと、 余った五虎湯を実験として自分で飲んでみた。胃がムカムカし、 若干ドキドキする。私、麻黄ダメなんじゃね? この程度の副作用で風邪を止められるなら全く問題ないのだが、 「副作用が出ても効果が大きければオーケー」 というのは漢方としてどうなのだろうか。

CEA4.9は重いか。重いよなあ。3.6が3.7になり、4.9なわけで。 何も変わらなくても30%くらいの増減があるという記述もあるし、 健康な人の場合25%くらいは変動する、という記述もあるが、 健康な人のCEAは果たしてどの程度なのだろうか。

測定キットの資料によれば、 測定誤差そのものは5付近で1程度のようである。正確性は上下10%だ。 つまり、3.6と3.7は誤差と言っていい。 しかし、4.9は誤差ではないだろう。生理的変動の幅が30%であるならば、 その可能性はある。 また、この資料によれば、非喫煙者198人中190人が0から3に入ったとある。 正常範囲を2.5以下としていた例もあるようで、 つまるところ普通の人は1以下なのだろう。 従って、高確率で3.6ですら正常とは言い難い。

段ボール家具。 これだなと思うが、 2段のが欲しい。

土曜はオタマとプール。浮き輪で浮いてるだけではあったが、 結構足をバタバタしていたのでそこそこ運動にはなったようだ。 途中どうにかビート板でバタ足をさせようとしたが、 膝から下しか動かず、全然進まない。加えてビート板にうまく乗れないので 始終支えてやらないといけない状態。あんまり楽しそうではなかったので 浮き輪に戻した。 風邪が心配だったが、プールにいる間は少し咳込む程度で元気だった。 もその次の日には本格的に風邪になり、 今日は幼稚園を休む有様ではあるが、 楽しく遊べたので良しとしよう。

土曜はお土産に栗ごはん。栗、甘いなあ。そして米うまいな。 おいしいものが身体にいいとは限らないが、 おいしいこと自体は良いことだと思う。

あと久しぶりにtopsのレアチーズケーキを買った。 昔は大きい方が1600円だった気がするし、もっと大きかった気がするが、 このご時世だ。仕方ない。父方の祖母がまだボケていなかった頃、 これを土産に持って行って一緒に食べた覚えがある。

時間は経っていく。オタマは4歳だし、シノンも1歳だ。 祖母にはシノンを見せていない。まだ生きているが、 遠い叔父の家にいるので状況を全然知らない。 こんな状況になったせいか時間の流れが怖いのだが、 よく考えてみれば時間の流れが怖いのは今に始まったことではなかった。 私は小さい頃からずっと時間が流れることが怖くて仕方なかったのだ。

いけない。ここのところあまりにも無為だ。今年は ドラッカーごっこと癌と漢方で過ぎつつあるが、 それでは自分の時間を生きていることにはならない。脳を使えていない。 せめてやる予定だったレンダリングを始めるくらいのことはしなくてはならん。 だがその前にSunabaの中国語対応を片づけよう。 どこかで休日にガッツリやらんといかん。 人がいるとついドラッカーごっこに頭が行ってしまう。

弟と電話。減量も後半に入った今となっては、 運動は量より質が重要だ。身体が固いのを直す。 固いのには二種類あり、筋肉が短かかったり関節が固まっていたりしているのと、 無駄な力を抜けないのがある。 弟は両方ダメで、理想的には両方を同時に直していくのがいい。 しかしそれは難しい。とりわけ後者が厄介なのだ。 脱力と言ってもどうしていいかわからないし、 何よりも脱力できていることを簡単に確認する方法があまりない。 できているかでいていないかがはっきりしないことは、上達しないのである。 教師が近くにずっといない限り絶望的だ。 となると、まずは可動範囲の改善からやるべきだろう。 それも、間違った動きをやりようがない動きがいい。 種類が多いと億劫になるし間違いの余地も増える。 いくつかの重要な動きに絞って、極力単純化するのがいい。 だがそんな都合のいいものがあるのか。

まずは体幹だ。体幹を動かさないといけない。 肩甲骨周りと、背骨周りだ。

腕をグルグル回す運動は、肩甲骨の可動範囲を広げる。 本当は遠心力だけで回るくらいがいいのだが、 仮に肩その他にガッチガチに力が入ったとしても、 普段動かさない関節が動くことには価値がある。だからこれはやっていいはずだ。 弟の生活においては、肘が肩より高くに上がる、ということが皆無なのである。 肘が肩より高くに上がる回数が多ければ、いかに間違った動きであっても やらないよりマシだろうと言える。

背骨に関する動きは三つある。背中を丸めたり反ったりする運動。 脇腹を片方縮めてもう片方が伸びる運動。背骨をねじる運動。 丸めると反るは日常使う頻度が高いが、丸める方に偏っていて、 反ることが少ない。これは寝て腹を持ち上げるのが、たぶん痛めにくい。 脇腹の伸び縮みは、ヨガの三角のポーズがたぶんいい。 脚が伸びていれば間違いようがない。 ねじりは座って頭の後ろで手を組んでやれば、それほど間違いようがない。

しかし、運動という奴は、一人でやるのは辛いものだ。 こういう地味な運動の意義を納得するのはそう簡単ではない。 できればヨガ教室にでも通う方が話が早い。 しかし、ヨガ教室は大抵マダム向けで弟が行くのはキツそうだ。 そもそも女性限定の所も多い。 だが可動域を広げ、体幹の深い所の筋肉を重視する、ヌルい運動なんてそうそうない。 太極拳でも先生に恵まれれば効果が得られると思うが、 単にマネをするだけでは仰々しい空気椅子程度の効果しか出ない。

整体は一時的には改善するし、 もしかしたら毎日受ければすごく良くなるのかもしれないが、 そう頻繁にはやれない。やらないよりはやった方がいいし、やるべきだが、 それだけで解決するわけではない。運動と併用してこそ意味がある。

土曜から緩く職場復帰しているそうなのだが、結構疲れるらしい。 疲れるのはマズい。だいたい6時半出発で7時から仕事ってすごすぎだ。

普通の職場だと椅子とか配慮されてないだろうし、たぶん前傾姿勢で仕事してるだろう。 座り方マズいだろうなあ。

スポーツクラブってどんなもんなんだろ。 実家の近くにある店を見つけたが、 都合のいい時間に都合のいいコースがある感じはしない。 エアロビクスとかでもいいんだろうが、丁度いい時間にはなさそうだ。 これもマダム向けなんだろう。

2014年11月07日

オタマ夜中に咳。痰を出すためにわざとやっている咳が大半。 よって麦門冬湯は逆効果。これは利水して痰を除くべきで、 麻黄+石膏、半夏、といったものが軸になる。他のものが思い出せない。 うちにあるものでは五虎湯が一番マシだろう。 熱がなければ、石膏は清熱より利水に働くとあった。麻黄+杏仁+桑白皮 で鎮咳も強い。半分飲ませた。効かなければもう半分も飲ませる。 小柴胡湯で半夏を足すべきか。六君子湯 があればもっと安全に半夏を足せるんだが。今は黄ゴン が余計だろう。アレルギー起きやすい生薬らしいし。

ひつじこの横で数分後に寝た。まだ喘鳴がある。痰を取り切れてない。 この病態は湿だ。ちょっと寒。利水の意味では 小青龍湯でも良かったかもしれんが、鎮咳が弱い。 数分で効いてもらわねばならんのでここは勝負だ。 石膏が寒を助長しないか心配だが。

さらに数分後、喘鳴が弱まった。どうにかこれで朝まで寝てくれ。 にしてもオタマは麻黄は平気だな。眠れなくなったりもしない。 ひつじこが大人量飲ませたこともあったが、何も悪いことは起きなかった。 単純にエキス剤の効きが悪いだけの話かもしれんが。

うお、突如咳。しかしそのまま寝た。やはり痰を取り切れてない。 歯ぎしり。大人量一気に行くべきだったか、あるいは半夏を足すべきだったか。

小柴胡湯はうちでは良く使う薬だ。しかし、肺炎で人を殺している薬でもある。 私はそれを気にしていない。死亡例は例外なく慢性肝炎の患者に長期投与している。 小柴胡湯は急性感染症の薬であって、長期投与はまずない。 風邪を初期に退治しそこなって、胃腸に来たり、熱が出たり出なかったり、 口が苦かったりする時に使う。

薄荷はペパーミントティー、桂皮はシナモン末、紫蘇葉は紫蘇茶。 エキスで飛びがちなものを食品で補う手はどうだろう。何せ安い。 さしあたり、今度風邪をひいたらシナモン末を追加した麻黄湯を試してみよう。

皮膚に良いと評判のヨクイニンはどうだろうと思っているわけだが、 漢方製剤としてのヨクイニンは高い。150g相当程度で2000円くらいだ。 だが、ハトムギ茶であれば、225gで900円とべらぼうに安くなる。 しかし考えてみれば、ハトムギ茶は粉末状ではなく、 多少煮出したくらいでは有効成分は麦に残ってしまう。 煮て食うくらいしないとイマイチだ。しかしそれは面倒くさい。 いや、やはり茶でいいな。だって丸ごと食べたらほとんど糖質だろ。

弟が初の66kg台。あいつがこの体重だったのって、中学とかの時じゃなかろうか。 それにしても、本当にがんばっていると思う。

2014年11月06日

プログラマが希少な状態でゲーム作ろうと思ったらunityとかみたいな、 モノが置けて振る舞いをコード以外の方法で設定できる方法が ないと無理だわな。いろんなことが少しづつわかってきた。 しかしどうも私はプログラマなしでゲームが作れるということが 信じられずにいる。振る舞いをGUIで設定できたとしても、 それは文字でなくGUIでコード相当のものを作っているわけで、 プログラマ的な脳の使い方ができねばどうにもなるまい。 なるほどハードやら言語の知識はいらんだろうから 始めるのにかかる手間は小さいが、 プロが多数の人を楽しませるものを作ろうと言うのであれば、 そこの初期投資はそれほど重要ではなくなるのではないのか。

いや、違うな。言語は覚えられて一応仕事はできる、 という程度の者がプロのプログラマとしてまかり通っている現実がある からこそそこが問題になるのだ。本当の戦いはその後なのだが、 プロのプログラマの中でその「本当の戦い」をやれる奴が少ない ために、その前の初期投資がプログラマのコストの大部分であるかのように 見えてしまっているのだろう。 本当の戦い、つまり「やりたいことをコンピュータ上の計算に変換する」、 さらには、「コンピュータ上の計算に変換できるような面白い遊びを生み出す」 という所に踏み込めるプログラマがゴロゴロいれば、 「ああ、これがプログラマの力か」と皆が思い、 それなしでゲームが作れるなんて考えもすまい。 もちろん、その「本当の戦い」に至る以前のつまらんことが占める ウェイトが大きくなりすぎたということもある。 機械の中身とか、多人数でいい具合に協力してバグのないコードを書く手法とか、 奇麗な絵を出す手段とか、ネットワーク技術とか、 そういう「必要だが、それ自体は面白さに関係ないこと」が大きくなりすぎて、 そこの負担ばかりが目につく状態になっている。

ちなみに、私もその「つまらんこと」でメシを食っている一人だ。 偉そうなことは言えない。「本当の戦い」をやれてないからな。

福島の病院に行ってきた。朝6時に起きて弁当を作り、6時半出発、高速バスで福島。 予約は11:30なのに診察は14:00過ぎ。16:26分の特急に乗って、19時過ぎに帰ってきた。 しんどい。

結論から書けば、もう一ヶ月経過観察。今月は勝利したと言える。 ただし完璧とは言えない。

腫瘍マーカーCEAが、3.7から4.9に上がった。正常範囲は5.0なので、 崖っ縁と言える。見てもらっている別の医師によれば、 糖質制限が緩むと上がってくるが厳しくすればまた下がる、 というような例があるとのことなので、 少し糖質摂取を見直して来月でまた押し戻す展開を希望したい。

CTはまだ詳しく見てはいないが、読影医及び内科医の判断としては「著変なし」。 ここ一ヶ月の変化量は小さいので、はっきりとしたことは言えない。 しかし、食道はさらに細くなっているように見えたし、 肺も色が薄くなっていたように見えた。 膵臓脇のリンパ転移も拡大か縮小かと問われれば 縮小と答えたくなるくらいの感じである。 従って、CTだけ見れば悪化したとは言えない。

ただ、読影レポートには結構物騒なことが書かれていた。 まず、胃周辺リンパ転移が多数あるが著変なし、みたいなことが書かれていた。 それ聞いてない。加えて、腹水が疑われること。 さらに、腹膜表面の形に不規則性があり、 腹膜播種を否定できない、ということが書かれていた。 内科医は「オーバーダイアグノーシス(over-diagnosis)」、つまり、 重く見すぎだと言っていたが、気分の良いものではない。

もし腹膜播種があるならば、手術で根治させることはできない。 通常手術は根治を見込んでやるものなので、普通は手術しない。 腹膜播種とは、腹の中に癌細胞がバラまかれていることを意味する。 そして腹水とは腹の中に水が溜まることで、癌のせいで血管その他が 壊れて漏れ出したものが 溜まったりしたものだ。腹の中が癌細胞まみれになると、そこら中から漏れ出して 10リットル以上にもなり、臓器を圧迫して非常に苦しむことになる。 胃癌末期のシンボルと言ってもいい症状だ。

内視鏡は、モニタ上で見た感じ、8月よりもさらに良くなっている。 かなり滑らかになり、トゲトゲが減った。少なくとも食道の内側は改善傾向にある。 しかし、癌は一度食道を貫通しており、 裏側がどうなっているかは内視鏡ではわからない。 がんセンターで内視鏡を見なくなったことには意味があるということだ。

最後に腫瘍マーカーについて。元々この病院では3月の検査でDUPAN-2とp53抗体 という腫瘍マーカーも測っていた。 DUPAN2は正常値150以下で2500、p53抗体は正常値1.3以下で48.8と、 ブッチギリで癌患者である。しかし、がんセンターではこれらは測っていない。 おそらくがんセンターにはこの結果が渡っていなかったのだろうし、 がんセンターの方針ではこれら二つは有用なマーカーとはみなされていないのだろう。 そして今回の検査で、順に207及び13.47に落ちていた。 DUPAN2は「癌かもしれないねえ」程度だが、p53は「ブッチギリで癌患者」のままである。 CEAが4.9になった、なんてことがどうでも良くなるほどこっちがキツい。 今後の経過観察ではこちら二つの方がよほど重要ということになる。

さて、DUPAN2は実のところ胃癌や食道癌ではあまり上がってこないマーカーだ。 しかしブッチギリで高い。たまたまそういうタイプだったのか、 他の場所に癌細胞がいるせいなのかは今のところわからない。

そしてp53だが、私が知る限りこいつはヤバい。 p53というのは遺伝子の名前で、細胞を自殺させる機能を司っている。 遺伝子に傷がついたりして、生かしておくのが危険な状態になると、 このp53が動き出して細胞を自殺に追いこむわけだ。 癌から人体を守る遺伝子はいろいろあるが、人類が今までに見つけ出した中では 最も重要と言っていいだろう。

p53の検査は、この遺伝子から作られた蛋白質がどれくらいあるかを測るものだ。 正常なp53は仮に作られても細胞内ではすぐに壊されるので、測定に出てこない。 出てくるのは、壊れて自殺させる機能を失ったものだけだ。 だから、p53蛋白の量を調べることで、どれくらい壊れたp53蛋白を出す細胞がいるか、 ひいては、どれくらいp53が壊れた細胞がいるかが推測できる。 p53が壊れるためには何度か遺伝子に傷がつかねばならず、 p53が壊れた細胞はかなりの確率で癌なのである。 これはどこの癌であってもあまり変わりなく、 p53蛋白の量は体の中にどれくらい癌細胞がいるかを推測する助けになる。

p53検査はどう使われるのか。少し調べて論文や医師の対談を読んだ感じでは、 4もあったら「癌を疑ってかかるべき」だそうだ。 そして10あれば「まあ癌だろ」と言える値だという。 手術や放射線の治療の後でもこれが異常値(1.3以上)であれば、 癌細胞を取り残したか、他の場所に散っていることが疑われる。 つまり治っておらず、再発する可能性が高い。 さらに、そもそもp53検査で引っかかる癌は手強いことが多い。 p53が壊れていない癌は自殺装置が生きているので、 放射線や抗癌剤で殺しやすい。また、転移して他の所に行っても、 うまく適応できずに自殺装置で死んでしまうことが多く、転移しにくいのだ。 そしてそもそも細胞が死ににくいので増殖が早い。 逆に言えば、p53検査で引っかかる場合、転移しやすいし、増殖も早いし、 治療もしにくいわけである。

弟の場合はどうか。元々50近くあった。ブッチギリもいい所で、 つまりそう簡単に殺せず、悪化も速いし、バリバリ転移する タイプである可能性が高い。 そして、一応の抗癌剤治療をした今でも13ある。 果たして手術したとして、これが1.3まで落ちるだろうか? 落ちなければ無意味な手術になる可能性が高いということになる。

弟の執行猶予は1ヶ月のびた。 いつまでのばせるかはわからない。 しかし、仮に癌が反撃に転じて手術なり何なりをせねばならない状態になったとしたら、 完治する可能性は相当に低いのではないだろうか。 もちろん、医者はp53について何ら説明をしてくれてはいないし、 がんセンターではそもそも測定すらしていないから、 それほど気にすべきものではないのかもしれない。 しかし、いざその日が来たならば、そのあたりの説明を医師に求めることになるだろう。 手術があまりに分の悪い賭けなのであれば、 根治をあきらめて少量抗癌剤による休眠療法に賭けることも検討せねばならない。 休眠療法は手術後に再発した場合の最後の手段と考えていたが、 むしろ手術より前にそちらに頼るという選択肢もある気もする。 まあそのへんは、そういう事態になってから専門家に相談して決めることになるのだろう。 今はこのまま現状維持を続けられることを祈りたい。

とはいえ、あんまりガッカリはしていない。 都合良く考えるならば、そんな手強いタイプの癌でありながらも、 抗癌剤でほとんど消滅まで追いこめた、ということになるからだ。 そもそも抗癌剤は3割しか効かないと言われた。 そして、効くというのは体積が半分になることであって、 体積が1/10以下になった上でPETで見えなくなることではない。 抗癌剤の副作用も非常に軽く済んでいる。 加えて、抗癌剤終了後2ヶ月くらいで拡大を開始することが多いと 医者は言っていたが、4ヶ月維持できている。 また、食道癌ステージ4では1年で半分が死ぬが、 3月の発覚からすでに8ヶ月経っており、 あと4ヶ月で死ぬことはほぼありえない。 運がいい方の半分には入っているわけだ。 そういうわけで、何か都合のいい条件があるに違いないと信じたくなる。 糖質制限、SGLT2阻害薬、漢方、整体、ピシバニール。 どれも頼りない上に相当に胡散臭いが、今はこれで行く他あるまい。

ちなみに、診断から今日で224日くらい経つのだが、 224日経って生きていた人間だけを対象にして集計すると、 今後さらに1年生きる確率は65%程度となる。 ただし、さらに4年生きる確率は20%ちょいだ。 3年生き延びれば80%以上の人はさらに2年生きるので、 多少なりとも緊張感が緩むには3年くらいはかかる、ということになる。 もちろん、普通に医者が勧める治療をした人が大半だろうから 弟がどれくらい当てはまるかは微妙だが。

それにしても、なぜがんセンターはp53を測らないのだろう。 想像はつく。弟は若いので、治療目標を完治に置きたくなる。 QOLなり延命なりを一切無視すれば、 この癌がどの程度の悪性度で、手術の勝率がどの程度なのかは さして重要ではない。確率が最も高い手法であれば良いのだ。 p53陽性例での治療手法ごとの成績、なんてデータはなく、 p53を無視した治療成績データに照らして、 最も5年生存率が高い治療法を選択することになる。 現時点で大規模試験の裏付けがある最も確率が高い治療は、 術前化学療法+手術だ。これは扁平上皮癌主体のデータだし、 ステージ2,3混合で4は含まれていないのだが、 ステージの診断はそう絶対的なものではなく、 「手術可能なステージ4」とステージ3は紙一重であったりもする。 なのでそのデータを採用して治療方針を決めることは、 それほどおかしくない。 そういうわけで、術前化学療法の後に手術、ということになる。

こういう話になると、 「統計データしか根拠がねえのかよ!目の前の患者を見ろや!」 と言いたくなったりもするのだが、それもまた善し悪しだ。 患者の個体差を考慮する、と言えば聞こえはいいが、 結局医師個人の憶測と匙加減に依存し、 そうすることで生存率が上がるというデータはない。 データがないことをする理由はなく、よって、 標準治療から外れる理由がないのである。

その合理的な治療をなぜうちらは拒んだのか。 つまるところ、その合理的な治療での生存率が納得行かないほど低く、 しかもQOLが大幅に低下することにも納得が行かないからだ。 手術可能なステージ4の5年生存率は20%である。 平な布団で寝られない体になることで得られる生存率が、 20%である。弟はそれにノーと言った。 実のところこっちとしてはノーと言ったつもりはなく、 せっかく抗癌剤が良く効いたのだから再度拡大が始まるまでは 手術を延期したいと言ったわけだが、がんセンターはそれを手術拒否 と受け取った。まあムカついたんだろう。 医師の側からすれば当然だろうと思う。 素人がこの国屈指の専門家に楯突いたわけだからな。 「ここはおまえの病院じゃねえよ。公共の病院なんだよ。勝手なこと言うな」 というのも、またもっともな話である。 ただ、こっちとしては命がかかっているので、 公共に配慮したいい子ちゃんでいようと思ってなどいられないのだ。

ちなみに、手術した場合、ステージ4であっても1年くらいは結構生きられる。 癌が肉眼では見えない所までは減っているため、 1年やそこらで命を脅かす所までは行かないからだ。 224日生きた人だけのデータで集計すれば、 80%以上の確率でさらに1年は生きる。 しかし、4年後には7割が死んでいる。残ったわずかな癌細胞であっても、 命を脅かすほど大きくなるのに5年とかからないのである。

すでに体中に転移しているという前提で考えるならば、 生き残るには癌が増えられない体内環境を作るしかないように思う。 もちろん、すでに癌が大きくなっていれば、戦いが不利だ。 癌細胞を減らすために、抗癌剤や手術を使う。 目的は根治ではないので、取り残してもいい。転移があってもいい。 減った癌細胞と戦うのは、手術や放射線、薬ではなく、 体そのものとなるので、手術や抗癌剤は体力を極力損わない範囲で やらねばならない。ダメージの割に癌を減らせる、そういう効率のいい 落とし所を選ぶということだ。 あとは、体が癌を殺す力をいかにして高め、 癌が生きにくい体内環境をいかにして作るか、という話になる。 だがこの考え方は医学の主流から見れば異端で、 当然データなどない。

2014年11月05日

シノンが1歳2ヶ月。歯はまだ4本。糖質制限のせいなのか、そういう子なのか。 離乳がはかどらない。

ひつじこを楽にすべく健康だけは確保したいのだが、 漢方の力を借りても簡単には行かない。 誤治もあるだろうが、限界があるのも確かだろう。 私もこうして風邪をひいている。 何か日常的に飲んで風邪への耐性を上げてくれるものはないものか。安い範囲で。

保育園の口座忘れるなあ...家にもredmine入れた方がいいんだろうか。 グーグルカレンダーで似たようなことできないかな。

プールは2時間フルに行かせてやりたい。9時半からだから、 11時半までか。会議がなければ大丈夫な気もする。夜働けばいいし。

ひつじこが 「戦争前の空気にそっくり、とか言ってる人が50,60代って、戦争見てないじゃん」 みたいなことを言ってた。 戦争前と言っていいのは1941年より前で、 その頃に一定の判断能力があったとすれば、今90以上の人に限られる。 80歳ですら若い。 文献からそういう判断をしているのかもしれないが、 一体どんな文献を読んだと言うのだろうか。

1945年までの日本は、戦争を当たり前にやる国だった。 今の常識で見ていいとは思えない。 戦争はないに越したことはないが、 しないと言っていればしないで済む類のものでもないだろう。 素敵な理念よりも、その場その場の判断の連続が物を言ういい例だと思う。

弟のHbA1cが5.6に跳ね上がった。10月始めは5.0。 何かおかしいと思って調べてみたら、数分で結果が出る機械の精度は プラマイ20%程度らしい。真値が5.0だったとすれば、4.0から6.0までの幅が ありうるということだ。それ使い物にならんだろ。 月一回しか保険が効かないので、できれば正確な値が欲しいものだ。 しかしそれはそれとして、アクトスをやめたことで血糖が上がっている可能性はある。 このまま減量を続けるしかないだろうな。 痩せればインスリン抵抗性は収まってくるはずで、 そうすれば血糖値は下がり、HbA1cも下がるだろう。 そう信じる他ない。もし体脂肪率が20%を切ってきても HbA1cが落ちてこないようなら、何か別の要因があると考えるべきだろう。 インスリン抵抗性の検査をしてもらうべきかもしれない。

5.6はすでに正常範囲内だが、あれだけ糖質制限していれば もっと豪快に下がっても良さそうなものだ。 それに、糖が癌のエサになるという説が正しいのであれば、 血糖値は低いほど癌との戦いは有利になるということになる。 悪い影響が出ない範囲で低い70くらいで落ちついたらいいのになあと思う。

これが胸脇苦満というやつか。みぞおちあたりが気持ち悪い。 風邪を引きはじめで治すことに失敗してしまった。 下痢はするし、口の中は苦いし、なんかダルいしで、実に不快だ。 柴胡剤の厄介になるとしよう。

お客が望むことが、お客のためにならないように思える時、 商売人としてはどうしたらいいだろう。加えてお客が集団である場合、 実際には誰も望んでいないにも関わらず、全体としては それを望んでいるかのように振る舞うことがあり、 なおさら対処が難しくなる。

漢方医にもらった薬をジャラジャラと飲むと、確かに動ける。 眠くなってない。風邪のダルさや胃腸症状ももうおおよそ消えた。 この薬の半分くらいの効果でいいから、 市販の薬を組み合わせることで得られたらどんなにかいいだろう。 治してほしいというよりも、治す能力を手に入れたいのだ。 その意味では、漢方医に保険の範囲で薬を出してもらうよう お願いすればいいんだろう。しかし私もひつじこも およそ健康で、医者に頼む理由に欠けるし効果の判定も難しい。 オタマやシノンも今となっては軽症だし、 何か出してもらっても飲めなければ意味がない。

どうにかレンダリングの勉強を始めねばなあ。

2014年11月02日

太田フェスタ。オタマはポニーに乗れて御満悦。 うさぎにも触ったし、モルモットにも触った。 初めてチョコバナナを食べた。 4キロか5キロ、オタマとシノンを乗せて走ったので正直しんどかったが、 なにやら楽しんでもらえたようだからいいか。ひつじこも祭好きみたいだし。

羊に心ゆくまで触りたいが、羊も迷惑だろうし、 オタマやシノンをほっぽってはおけないからな。 老後の楽しみにとっておこう。

漢方の方が自然に厳しんだよな。採集したり 植えたりしないといけないので。化学合成薬物は環境負荷が低い。 漢方薬局やってる人が 漢方の大規模試験。 すごいプラシーボ効果だが、 この試験は症状がはっきりしない更年期障害だからこそだろう。 急性のはっきりしたものならもう少し違ったのではなかろうか。 加えて、診断がかなり怪しい気がするのだが。 陰虚で加味逍遥散とあるが、陰を補う薬じゃないだろう。

ここの店主が漢方好きなことはよくわかる。 だからこそ、正しく評価すべきだということなのだろう。 参考にさせてもらうことにする。

結城友奈はまどかっぽいのだが、ちゃんと見られる。 楽しく見られる。 ただし、びっくりさせてくれそうな予感はない。

そういえば、ひつじこの妹さんが店の看板の撤去を 手伝って怪我をした時、 何故か治打撲一方のことを思い出さなかった。 打撲したら絶対買おうと思ってウズウズしてたはずなのにな。 あの時即座に思い出していれば、 もっとあっさり治せたのかもしれない。 もちろん、自分で実験したことがないものを他人に飲ませられるか? と言われると、そこは正直難しい。 一応一般用がコタローから出ているが、 一般用は高くつくので、買うとしたら医療用を個人輸入だろう。 そうなるとなおさら他人には勧められなくなる。 しかしそれはそれとして常備しておくか。 打撲なんていつあるかわからんのだから。 実際内出血は年に数回はあり、 その度に治りが遅くて難儀する。私は静脈が通りにくいのかもしれない。 精巣の近くにも静脈瘤があるしな。

何かの時のために、通導散、治打撲一方、芍薬甘草湯、参蘇飲を購入。 全て医療用。それぞれ42包づつ。

うちの子達はシナモン系しか飲めない。 五虎湯と小柴胡湯は例外的に飲めるが、シノンは日によっては拒否するし、 オタマも若干嫌がる。特に夜中に咳込んで起きた時には ストレートに感情が出るので、絶対に飲んでくれない。 一番飲んでほしい時なんだけどな。 本当は銀翹散を飲んでほしいことが多いが、 銀翹散はマズすぎて飲めないようだ。 なお、咳は麦門冬湯でも止まるが、さすがに五虎湯の方が効きがいい。 乾燥してないし麦門冬は不要だろう。ありゃ私のための薬だ。 長時間しゃべった後とかにも便利。

通導散は私が試す。桂枝茯苓丸と一緒に2週間飲んで、 何かが改善するか実験だ。 精索静脈瘤が消えてくれたらうれしい。

麻黄附子細辛湯を風邪薬として用意しておこうかと思ったが、 猛烈に高かったのでやめた。麻黄も細辛も高いとは思えない。 附子のせいか。口の中の麻酔としては小青竜湯を使おう。 シノンは比較的湿で寒なので、常備しておけば使うこともある。 嫌がらずに飲んで、すぐ鼻水が止まる。 しかしオタマもひつじこも熱なので使いにくい。 私は若干寒だが燥なので、 そもそもそういうサラサラした鼻水があまり出ない。

ひつじこの加味逍遥散が尽きる。すでに一元の奴は尽きて、 前に買ったクラシエの奴に移行している。 2,3日でそれも尽きるだろう。 それで怒られる頻度が上がるのかは興味深いところだ。 もっとも、昨日今日はすでに怒られているので、 薬の効果は甚だ疑わしい。私がダメなだけだが。 薬でどうにかしようということ自体が無茶なのであって、 根本的に私がひつじこを怒らせないように努力するのが本当だ。 ただ、ひつじこは激怒すると確実に体調を崩すので、 そこは止められるといいなあと思っている。 ともかくも、薬なしでしばらく過ごしてもらおう。 それで問題なければ、不要だったということになる。 急性病用の薬だけ置いておけばいい。 これまでの所、慢性病向けの薬は効果がわかりにくく 費用対効果が薄いという印象がある。 当たっていることが確認できた後ならばいいが、 2週間、あるいは1ヶ月も飲まないとわからないとなると、 時間の経過によって効果がわかりにくくなる。 何もしなくても改善していたかもしれないからだ。 長期服用するとしても、最初に大量に飲んで 何かしら身体に変化があることは確認したい。

トイレに漢方書籍を大量に置いていたのだが、 邪魔がられている。本棚をどこかに置けば収まりは良くなるが、 固定的にそこを占拠されるようになって、それもそれで厄介だ。 ただ積んであるだけなら動かせるが、本棚に入れてしまえば 動かせないのである。 そういうわけで、会社にごっそり持ってきた。 すでにして私の机の上は本が大量に積んであるので、 そこに10冊ばかり加わった所で大した違いもない。 まあプログラミング本の中に東洋医学の本が混ざるのはおかしいが、 みんなフィギュアとか漫画とか置いてるしかまわんだろ。

あー大分疲労が来てるなこれは。 風邪と合併してる上に、筋肉が気持ち悪い。 だいぶ中に入ってて、解表だけじゃダメだ。 そういえば数時間前に胃腸が止まってガスが溜まってる ことに気づいて香蘇散を飲んだ。胃腸が動き始めてガスは 消えたようだが、そもそもそういう症状が出るってことは だいぶ中に入ってるってことだ。とはいえ鼻に熱感はなく 炎症は出てない。とりあえず葛根湯合小柴胡湯で行こう。 葛根湯もやっぱり使うかな。麻黄湯と桂枝湯あれば 足りるかと思ったが、葛根湯はやはり便利かもしれん。

twitterでSunabaが起動しないという報せを受けて、検証。 ファイルのドラッグアンドドロップを伴わない単純起動で 行く経路じゃない気がするんだがなあ。 とりあえず今のバージョンなら大丈夫だと思うので、 まだロクに試験してないが試しに渡してみた。テキストにメッセージを吐く assertを追加しておいたので、 予想外の落ち方をすればエラーに出てくるだろう。

弟の減量が順調だ。よほどの障害がない限り、 年内に体脂肪率20%切りを達成するだろう。すごい意志力だな。 私が同じ状況になった時に、そこまで淡々とやれるかは全く自信がない。 さて問題は痒みだ。 皮膚科にはレスタミンとリンデロンを出されたようだが、 正直効くとは思えん。6日に会う時に見せてもらおう。 オタマやシノンの経験が役に立つかもしれない。

皮脂減少に伴ってプールや洗剤による刺激が表面化したのか、 それとも薬疹か。薬疹だとすると漢方が一番疑わしい。 数日止めて様子を見るのがいいかもしれんなあ。

同僚が血虚っぽい。陰虚までは行かない。暑がりではない。 水を良く飲む。聞くと便通が週に一度とかで、 それが普通になっているらしい。 これは潤腸湯じゃないかなあ。潤すし、血行良くしてオ血を除くし。 漢方出してくれる医者に行ったら、たぶん出してくれると思うんだがなあ。

でも、潤腸湯の丸薬(下通丸)は安いな。20日分2500円とかだ。 でもこれ成分が変だぞ。大黄2.5gで、後は0.1gか0.2gしか入ってない。 麻子仁もない。これ潤腸湯じゃないだろ。 それだけ大黄が入ってればそりゃ下るだろうが。

2014年11月01日

ひつじこ実家日帰り。私は行く途中でお茶の水に行ってバイオリンの修理を頼んだ。 弓張り換え、絃交換、あとクリーニング。1.15万円。 これでそこそこ鳴るようになればいいのだが。 まともに新品を買うと5万は超えてしまう。 メンテの問題もあるので多少高くても慣れた店で買いたいし。

弟の痒みがひどくなってきた。飲んでいる薬は、 メトホルミン、カナグル、リピディル、ゼチーア、漢方。 SGLT2阻害薬は皮膚の痒みが結構な率で報告されている。 リピディルも稀に痒くなる人がいるようだし、ゼチーアもそうだ。 フォシーガからカナグルにしたタイミングでひどくなったのであれば、 それが一番疑わしい。漢方も疑わしいが、それは漢方医に言って 処方を修正してもらっている。 漢方の痒み止めももらったが、効いてないようだ。 皮膚科に行って抗ヒスタミン剤とレスタミン軟膏、リンデロン軟膏を もらってきたようだが、その手のものがスッパリと効くとは思えない。 それで効くならうちの子達はこんなに苦労していないだろう。

以下思いつきの仮説。カナグル、リピディル、ゼチーアは 共通して体の中の脂の量を減らす薬だ。 糖質を減らすと脂質合成が減るし、リピディルにゼチーアは直接脂を削る。 これで皮脂が減れば、皮膚のバリア性能が落ちる。 そして、弟、というか実家は普通にボディソープやらシャンプーを使って 体を洗う文化圏にある。 これって、糖質食いまくって皮脂がバンバン出てる時には洗剤に耐えられたのが、 糖質カットに加えて薬でバリバリ脂質合成を止めた結果、 洗剤に耐えられないくらい皮脂が減った、ということではないんだろうか。 なんにせよ、洗剤で体を洗う必要があるほど皮脂は出ていないはずであり、 洗剤をやめてどうなるかを見るのは有意義なテストになるだろう。 文化的抵抗感を乗り超えることはさほど難しくないはずだ。 なにせ糖質を断ち、医者に勧められた手術を無理矢理延期してるくらいだからな。 というわけで、勧めてみた。 ついでに、水道水中の塩素刺激を除くために、 ビタミンCの粉末も送りつけておいた。気休め程度かもしれんが。

弟の体脂肪率は22%を切る所まで来ている。体重はじわじわとしか減っておらず、 筋肉量は落ちていない。これは、年内に20%を割るな。


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