だだもれ

2012年05月31日

下痢湿疹加速仮説がますますもっともらしくなってきた。 大量に果物を食べたりして下痢するとてきめんに悪くなる。 まあ今回はしゃーない。ブドウやトマトのように消化しにくい表皮 ごと食べるとどうしても下痢しやすい。 少量に留めたいが、ああやってドーンと目の前にあるとそりゃ止まらんわな。

聖闘士星矢オメガを見た。お嬢様の声がなんかなあ。 この安いフラッシュアニメみたいな印象はどこから来るんだろう。 あのテイストを出そうとがんばってはいるんだがなあ。

バランスを保つのは大切だが、 最初からバランスを保とうとすると何も動かなかったり、 満たさねばならない制約を満たせないまま終わったりする副作用もある。 バランスを保つというのは難しいことで、難しいことだけに労力を使う。 その労力をちゃんとかければバランスは取れるが、他に使える労力は減る。 労力をケチれば、バランスは取れない。 バランスを取ることはコストがかかることなのだ、 ということを人には理解してほしいと思う。

私はバランスを取ることは後回しにする。 まず、守らねばならない条件を列挙し、 これに優先順位をつける。 あとは、優先順位1位の条件をまず満たし、 次に2位を満たし、というふうに順番にやる。 同時に一つのことしか考えない。 このやり方にはもちろん欠点があって、 条件の列挙で漏れがあるとこれが放置状態になるし、 常に全体を見ながらやるのに比べると配分に偏りが出る可能性がある。 しかし、このやり方であれば少なくとも前進するし、 無駄な労力もかからず、すべきことに集中できる。 バランスを取ることの重要性が高い場合には、 一定期間で一回止めて、改めて条件の列挙と優先順位づけを行うようにする。 そういうサイクルを何回も回せばいい。 ゲーム開発であれば、1週間とか2週間の期間で頻繁に見なおしてもいいし、 2ヶ月か3ヶ月の期間でもいい。それは作るものの性質とそこにいる人の性質による。 まあ1ヶ月より大きい期間にするのはどうかと感覚的には思うけどな。

画質とロード時間と開発コストとフレームレートの間にトレードオフがあるとする。 バランスを取らねばならない。この場合、最初に条件を決める。 「ロード時間は5秒」「開発コストはいくら」「フレームレートは60」 「画質は〇〇より上」。 これらに優先順位をつける。例えばコスト、フレームレート、画質、ロード時間、 としたとしよう。まずコストで人数と期間が決まる。 これが決まって後から動かさなければコストは達成できる。 次にフレームレートが決まるので、使える処理時間やポリゴン数、シェーダの豪華さが 決まってくる。画質はそれに制約される。もし、 この時点で画質が制約を満たさない場合、 当初の計画は修正を迫られる。一旦サイクルを止めて再考する。 逆に、制約を満たした場合、残る力をロード時間短縮に注ぐ。 達成できればこれで完了だ。達成できなければやはり当初の計画は修正を迫られる。 サイクルを止めて、優先順位を入れ替えるなどの対策が必要だ。 ここで注意すべきは、「曖昧な条件」の存在である。 「画質が〇〇より上」は曖昧なので、「いや、まだだよ」と言えば言えてしまう。 同時に一つのことしか見ないため、ロード時間を度外視して画質を上げる 努力をしていくことになるだろう。サイクルの期間が長ければ、 そのままロード時間を無視したまま時間切れとなる。 従って、曖昧な条件は極力なくす必要がある。 あるいは、曖昧な条件は曖昧でない条件よりも下の優先順位にすべきである。

しかし、そんなやり方でいつもできるわけではあるまい。人間の性質にも反する。 たぶん実際はこうだ。 上記の条件は全て「曖昧な条件」になり、優先順位も定めない。 「ロード時間は長過ぎないくらいで」 「開発コストはおおよそこれくらいだけど増えるかも」 「フレームレートは30は欲しいけど、絶対とは言わない」「画質は一流レベルで」。 そのままなんとなく始まり、なんとなく時間が経ち、 焦ったりがんばったりあきらめたりしながら製品が完成したことにする。 しかし誤解してもらっては困るのだが、この方がいいことは間違いなくある。 士気が高く、チームワークに優れ、スキルに不足がなく、 十分にチームが小さければ、適当にやった方がうまく行く。 妙なルールは邪魔になるだけである。 その適当さが神を呼ぶ。たぶん神が降りるゲームはそういうゲームだ。 だが、神は気まぐれであり、十分に条件を整えてもなお降りてくれるかはわからないし、 実際にはそれらの条件はまず満たされない。少なくともこのご時世に5000円以上で 売っていいゲームを作る場合にはまず満たされない。 どう考えても適当に作れる限界を超えている。

組織によって選ぶべき道は違うだろう。ちゃんと仕組みを作って前進するようにするか、 神が降りる条件を整えて待つ方を選ぶかは好き好きでいいし、 その二つの間でバランスを取ってもいい。実際にはバランスが取られるべきだ。 しかし、これもまた同様で、 最初からバランスを取ってとか言うと進まなくなるのである。

で、私はこの考え方をオタマの湿疹や料理に応用して、よくひつじこに怒られる。 ゲーム開発で使う分には敵が増えたり2chで叩かれる程度で済むんだが、 ひつじこに怒られるのはこたえるのでもうちょっと考えないといけない。

こういう考え方がなぜ少数派なのが私にはわからない。 みんな「バランスを取って」とか言うが、 そう言ってできたものはバランスとれてないじゃん。 そもそもバランスを取る云々以前に、条件の列挙すらしてなかったりする。 列挙しなければ漏れるわけで、 例えばロード時間とかレスポンスとかは放置状態になりやすい。 そんな危険をおかすくらいなら、曖昧なバランス感覚とか、 頼りない神とかを当てにせず、 「条件と優先順位とサイクル」という冷たい機械に頼った方がマシなのではないか。 あーでもやっぱりそういうのは人間の自然な感性から外れるから、 士気が落ちたり能力が発揮できなかったりしてダメになるのかね。 そうかもしれんなあ。私だって許されるなら適当な方がいいもんなあ。 アジャイルとかいろいろ聞くが、感情としては「めんどくせー」だもんな。 本当楽しいんだよ、適当って。物がちゃんと出来ればの話だが。 実際、私のプログラミングの手順は完全に適当だ。 条件も優先順位もロクに意識してない。 神を待ってることも多い。でもまあ、前CEDECで話したように、 外界とのインターフェイスになる部分に関しては条件と優先順位でガッチリ枠組みを 作ってるから、完全に適当とも言えないか。そのへんをハイブリッドするのが 私の中では矛盾なくできてるんだろう。

あとあれか。私が変だとすれば、 それを厳密に運用して途中で感覚的に変なことが出てきた時にも 躊躇しないことか。 例えば「蛋白質率を10%以上に上げる」→「米はアウト」 みたいな論理展開になった時に、 躊躇なく米を捨てられる。でも、一見変でも設定した条件を受け入れるなら 他に解はないわけで、嫌なら設定した条件を捨てないといけない。 そこを堅持するなら出てきた結論は受け入れるしかなく、 そこで躊躇する必要なんて感じない。

そんな私はキリツグさんには大変共感できる。 「ゾンビを上陸させない」→「恩人でも殺す」。 条件を変更せず、他に選択肢が見つからないならば、まあそうなるよな。 おそらくウロブチさんもそういう人種だろう。 ああいうキャラをそういう指向を持たない人が描くのは多分難しいのではなかろうか。 「なんで君たちが生き死ににこだわるのか全然わからないよ」みたいな疑問は 私もしょっちゅう抱いているものだ。 ただ、残念ながら私はヘタレなので、肝心な時にこの回路が止まってしまったりもする。 到底キリツグさんの域には達しない。 もしそうでなければとっくにピアノなんてやめている。 成果が上がる望みはほとんどないからな。こうなると。 あと5年ねばれればあるいは、なんて思ってたりもするんだが、その間犠牲にする 金と時間を考えれば即座にやめるべきだろう。 でもなあ。愛を取り戻せのピアノ+ヴァイオリンアレンジ を作ってニコ動で流してみたりしたいじゃん。 さっき脳内で作ったらだいぶいい感じだった。 ニコ動で探してみたが、そういうのは見つからなかったし。

あの曲、終わる寸前に一旦ヘ長調になるところがすごいよな。さらりと戻るし。

私は住所や名前、電話番号等を隠すべき個人情報だとはあまり思っていない。 例えば住所を出すことで起こりうる不利益は確かにいろいろあるが、 実際にそういうことになる率はそう高くない。だから、無理をして隠そうとは思わない。 「頻度×大きさ」でメリットとデメリットを比べて出す方が大きいとみなせば出す。 確かに爆弾や猫の死体が送られてこないとは限らんわけだが、まあないだろう。 そんなことを恐れていたら農家は自分ちで通販なんてできないわけで。 それに、住所を書く機会は山ほどあるわけで、 それらが漏れてないなんて私は思えない、というのもある。

会社宴会。炭水化物は控え目にしたが、油脂と蛋白質は控えていない。

2012年05月30日

オートミールを煮てみた。まずい。ドライフルーツと一緒に煮たが、 むしろそれがダメ。中途半端な甘さはかえってマズい。 そして、水の量が多いのでただでも微弱なオートの味がさらに薄まって、 どうにも味がない。 煮るなら昆布ダシにすべきだろう。

加えて、ひつじこの具合が悪くなった。 オートミールのでんぷんは煮てあって水分も多いので吸収がいいだろう。 一緒にブドウ糖の塊のようなドライフルーツも煮てあったのだから、 さぞや糖の吸収はよかったはずだ。 それが原因ではなかろうか。 直後に自転車で川へ行くという運動をしたことや、 絶食後それほど間がないこともあるだろう。 そして、私もダルい。 インスリンの分泌が間に合わないためだとすれば私もひつじこも 糖尿病の素質を持っていることになるが、どうなんだろう。

食物アレルギーは、分解前に蛋白質が消化器の壁を通過することで起こるという。 抗体ってどれくらいバラせば反応しないんだっけか? 勉強したはずだったが全く覚えてないな。というか、 そういう問いを発したことがなかったか。 とにかく、アミノ酸まで分解されれば間違いなく大丈夫だし、 立体の形で認識しているのでペプチドレベルまで落ちても大丈夫だろう。 一定の形を保てるサイズの蛋白質であれば 何でも抗体が反応する可能性があると考えると、 加熱したから大丈夫という話でもあるまい。 ただ、加熱で蛋白質が変性凝集してデカくなれば、 表面からペプチドを引きはがしながら吸収するしかなくなり、 結果的に大丈夫になるような気はするので、 その意味では加熱することには意味がある。 物によってアレルギーの起こりやすさに違いがあるのは、 蛋白質によって酸や熱、消化酵素への耐性が違うからだろう。

全粒粉や玄米がいかんと言われるが、何故か。 単純に精白したものよりも蛋白質が多いので、それはありそうなことである。 たぶん強力粉の方が薄力粉より危ないんだろう。 また、胃でバラすのを邪魔するものがたくさんあれば、 バラされるまでの時間が長くなって、その分そのまま取りこまれやすくなる かもしれない。腸まで分解されずに流れていったりもするだろう。 グラハム粉主体のパンで顕著に症状が出たのはそのせいだろうか。 細かい粉でそこまで派手に出たことはなかった気がする。 そういうわけで、精白したり、細かい粉にすることで 危険度は下がるのだろうが、 白米や白い小麦粉は栄養的にはイマイチなわけで、 もっといいものがあるならそっちを食べればいいだけな気がする。

牛乳アレルギーが多い理由。 母乳は大丈夫なのに何故か、という話だが、 どうも母乳とは全く蛋白質の組成が違うようで、 カゼインという加熱に耐性がある蛋白質が大量に含まれている。 加えて液状だと消化管に接触しやすく通過もしやすいのだろうか。 とりあえず、オタマは牛乳はさほど疑わしくない。 そろそろ解禁してもいいだろう。

そばやピーナッツで症状が重い、なんてことがあるということは、 同じく胃壁を通った蛋白質であっても形の違いによって反応が違うということになる。

アレルギーは訓練で治るか。つまり、食べ続けることで免疫抑制につながるのか。 単に「時が来れば免疫抑制機構もできるし、消化も強くなるので問題ない」 というだけであれば、食べて痒くなるようなものを無理して食べることはない。 問題が栄養だけなのであれば、別のもので栄養を取れば済む。 一般的な家庭では外食や加工食品を排除できないので下手に除去すると 何も食べられなくなって栄養不足に陥る可能性が高いが、 うちはそのへんはどうにでもする。

卵は慣らせるらしい。 ただ、この研究は慣らさない時にどうなるか、という対照実験をしてない。 除去した場合にはこんなに早くは治らない、 ということが常識ならそういうものなんだろう。 実際、食べさせた方が治るという話は良く出てくる。

症状が出ないほど少量を毎日食べさせて慣れさせる、 みたいなことはたぶん結構大変だ。そして、もしそれを食べられなくても あまり困らないのであれば、成長すればするほど消化能力が強まるので より多い量から始められるし、症状が出てもコントロールしやすいのではないのか。 食べられないことが困るものに関しては急いだ方がいいんだろうが。

牛乳は解禁しよう。カロリー源として楽だし。魚はたぶん大丈夫だろ。 小麦は緊急でもないので、おいおい。 スパゲティ、細かく挽いた小麦粉によるチャパティ、粗挽き混入チャパティ、 の順に解禁していけばいいのか。水分が多いほど消化が楽だろうし。

でもまあ、根本的に澱粉食べないで生活した方が調子は良さそうだけどな。

落花生、カレーと一緒だったので冷凍で来てしまって焦ったが、ちゃんと発芽した。 丸一日発芽で2mm程度と、大豆に比べると太く短い発芽をする。 今日はこの段階で圧力鍋で15分蒸してみたが、甘さがあってうまい。 若干ボリボリしているので、オタマに食べさせるならもう少し加熱した方がいいだろう。 なお、アレルギーが怖いので、今の皮膚が十分改善してから食べさせることにする。

オートミールは味が弱い。 元々こういう味の穀物なのかもしれないが、加熱して蒸してから砕いているので、 そのへんの加工で味が落ちている可能性はある。 一回加工度の低いロールドオートを買ってみるべきか。 グラハム粉さえ避ければ小麦も問題ない、ということであれば その必要もないのだが。

オタマが膝の裏側を掻いて血を出した。しかも両脚。 動きの多い部分なので覆うのも難しい。 こういう所に湿疹ができると後が厄介だ。 比較的乾燥はしにくいが、汗が溜まるので汗疹を一緒に発生させやすく、 掻かれやすい。2歳くらいだと後先考えずに血が出るまで掻くため、 いつまで経っても治らない状態に陥る。 かと言って掻くのを無理矢理やめさせれば泣き叫んでそれもストレスで良くない。 私は会社だったのでひつじこがプラスモイストを大きめに貼って包帯で巻くことで 落ち着いたみたいだが、動きが制約されて具合が良くない。 昼休みに二人で検討して、大キズパワーパッド2枚づつで置き換えた。 余裕があればハイドロ救急パッドを切るところだが、余裕がなかったのでそれで。 これで様子を見よう。一応掻こうとはしていないし、 2日貼りっぱなしでいられれば治癒するだろう。 その後はワセリンを1時間おきに塗るくらいの 覚悟でさらに2日もしのげばおおよそ治ると思われる。でもたいへんだ。

関節の裏側に絆創膏は貼りにくいが、 幸い傷が関節のど真ん中からははずれている。 曲がるラインと絆創膏が重なる長さができるだけ短くなるように貼れば、 曲げに対する抵抗が違和感になることは少なくなる。 また、側面の場合、曲げてもさほど皮膚が変形しない場所と変形する場所は 分けるべきだ。変形しない場所は普通に貼れる。変形する場所については 別途考えないといけない。

ひつじこは牛乳で育ってきたらしく、牛乳を止めていることがかわいそうで 仕方なかったらしい。私はそれほど牛乳に愛着はないので、 若干でも疑わしいなら湿疹が軽減するまでは止めておこうと思ったわけだが、 それが辛かったようだ。それほど愛着があるなら別に飲ませてもいいと思う。 牛乳が問題である率は高くない。 少なくとも少量のチーズでは問題は出ていないし。

私の感覚では、牛乳はミューズリを食べるために仕方なく買うものなんだよな。 あとはたまにスパゲティのソースを作ったりするのに使う。 普段の飲み物という感覚があまりない。 「カロリーを液体で取るな」という江部氏の意見もあることだし、 このままフェードアウトするならそれでもいいかと思っていたのだ。 ちゃんと意見を聞かないといけないな。反省する。

一日二食でいいじゃん、という意見がある。 昔はそうだった、という理由は案外馬鹿にできたものではなく、 「やってる時間が短いことほど問題がありやすい」という傾向はなくもない。 うちの場合、一日二食にすると 「食事の手間が2/3になる」という大変な利点があるので、 これは少々真剣に検討したい。飯作るのも時間がかかるし、 飯を食うのも時間がかかる。 後片付けも面倒だ。実はしなくて良かった、 ということになるなら、その方がいいのではないか。 もっと他にしたいことがあればそれをできるのである。 あと、食った直後は口の中が酸性になって歯に良くないが、 その時間も2/3になるという利点もある。 あとは、二食で栄養を取れるか、消化吸収に問題はないか、 食事間隔が空くことで活動に支障がでないか、といった懸念が解消されればいい。 まあひつじこと検討しよう。

wiki置こうかな。日記以外の新しい記事を置くのが億劫だ。 今でも生きているコンテンツはwikiに移して、 死んでいるコンテンツはzipで固めて家サーバに置き、プロバイダサーバからは消すか。 容量制限も厳しいし。 無料wikiサービスもあるが、いつ消えるかわからないようでも困る。 家サーバの方がいいな。そういう面倒くさいものを多少は残しておかないと unixが頭の中から消えてなくなってしまう。 でも問題がある。家でサーバの設定をやる時間なんてどこにもない。 それこそひつじことオタマが実家に行ってるのに私だけ家に残ってる、 みたいな状況がないと無理だ。

オタマは今日ぶどう1パックを食べたわけだが、夕方さらにキウイをちょっと食べた。 そしてその10分後くらいに太ももがボツボツしだしたらしい。 そういう知らせを受けて、一回帰宅。風呂に入れた。 キウイが少量だし、ぶどうはそんなに多いアレルゲンでもない。 数日ぶりのホッケも怪しいといえば怪しいし、 そもそも特定の食べ物のせいでないかもしれない。 ぶどうは下痢気味で出たらしいが、そういう状況だと普段は消化できているものが 消化前に腸に流れてくることになる。それがまずかった可能性もある。 これについてはグラハム粉のパンも同じだ。 だとすれば、結構なたんぱく質がアレルゲンなのだが、 胃が元気ならどうにか破壊して事なきを得ている、という 微妙な状況であることになる。 もしそうなら、「これを避ければいい」という食べ物があるわけではないことになる。 これもありそうだよなあ。 下痢を避けるためにも、消化しにくいものは避けるようにしよう。

2012年05月29日

朝ピアノを弾いたら驚くほど動かなかった。 感覚はそれなりに鋭敏だが、一つ一つの音にかなり気をつかって体を動かさないと いけない。最初は体が熱くなり、その後冷めてきて動かなくなった。 絶食63時間。腹減った。ちゃんと食べたくなった。そろそろ大丈夫だろう。

不正受給問題。「万引きしてもつかまらなかったんだから問題ない」、 と言いはる奴が間違っているのは明らかだ。 万引きをつかまえる能力が不足しているという運用上の不備であって、 万引きを認めているわけではない。 同じように、「役所が払ってるんだから問題ないだろ」というのも 同様に間違っている。それは審査能力が不足しているという運用上の不備であって、 審査を通ればオーケー、という話ではない。 運用上の不備の問題と、不正それ自体の問題は別のことで、 別々に対処されねばならない。 何故「つかまえる能力がない店の問題。万引自体は問題ない」 と言うのと同じような事を言う奴がたくさんいるのかわからん。

バナナと豆乳と蒸し発芽大豆を食べた。ちと腹が重い。固形物は早かったか。 アーモンドなんて食べたら大変なことになるな。

生活保護で「食べ物引き換え券」みたいなのを配るという案があるが、 当然それが売買されることになる。需要があれば供給されるのだ。 一枚一枚識別番号をつけてIDと一致しないと使えないようにするなどの 手はあるが、運用がややこしくなるとコストがかかるし、 不正がより高度化して余計に厄介なことになりかねない。 今のまま審査を厳重にするのも同様に高コストで、 しかもやはり不正が高度化することになる。 より運用コストを抑え、不正がやりにくい制度にしないといけないが、 そのためには生活保護が 「一般人にとってはうれしくないが、本当に必要な人にとってはうれしい」 ものであることが一番手っ取り早い。 例えば毎日職業訓練を8時間受けないと支給が止まるとか言われると、 一般人にとっては全然うれしくなくなってしまう。 額を下げるだけでもうれしさが減るので効果があるはずだ。 wikipediaで調べたら結構高かった。

まあ私は保守あるいは右寄りなんだろうけどな。 どうも左寄りの考え方にいい印象がない。 実現性、持続可能性、モラルハザードなどの 基本的な概念が抜け落ちている人が多い印象がある。 要するに「本当にできんのか。やったら何が副作用として起こるのか」 ということを考えろということだ。 会社の労働組合とかマジで意味がわからない。 会社と社員はかなり利害を同じくしているわけで、 中で争ってどうなるというのか。 加えて、文句を言ってる人間が私より給料が高かったりすると余計に腹が立つ。 民主党も同様に意味がわからない。 とにかく借金どうにかしろよ。

というか、私給料もらいすぎだよな。いつもそう思う。 なるほど日常視界に入る人達と比べればそうでもないかもしれないが、 単純に今の日本の平均値や、世界の人々の状況を知るにつけ、 どう考えてももらいすぎだろうという気がしてくる。 私はそんなに社会に富をもたらす仕事をしているのか? さっぱり自信がない。金をもらうことには責任が伴う。 私に社会が払った金よりも多くのものを私は社会にもたらさねばバランスが取れない。 とりあえず本書くと決めたんだし、それをがんばろう。

10年600万はきついなあ。 まあそんなにはかからない。 12枚入りのキズパワーパッドが1300円だから、まあおよそ100円。 仮に一日5枚(10枚同時に貼っていて、二日で交換)とすれば、一日500円。 月1.5万。年18万だ。10年で180万円となる。 また、この10枚のうち、9枚がリーダーハイドロ救急パッドで置換できるとする。 1枚166円だが、面積は3倍くらいあるので、うまく切って使えば3枚分くらいの 働きをする。すると、一回が500+100=600円で、二日に一回貼り換えるから半分で 300円。月9000円で、年10.8万。10年で108万円となる。 このあたりが最悪ケースと考えられる。 といってもこれはかなり過剰な見積りで、 平均すればこの半分程度だろうし、症状が軽い時期には 1枚も必要もない状態であることも多かった。 卵以外のアレルゲンを除去し始めたのは最近であり、 徹底的にやるとすれば、症状は軽くなる方向へ向かうだろう。 また、ある程度知恵がついてくれば「このラップがズレるとかゆくなるからね」 と言えばわかってくれるようになる。そうすればラップ作戦が 使えるようになるため、コストは劇的に下がる。 また、単純に掻けばかゆくなること、掻くよりラップを貼る方がいいことも 理解してもらえるようになるかもしれない。 つまり、心配する必要はない。また、下手にケチっても意味がない。 もちろん効率良く使う算段はするが。

プラスモイスト実験中。ハイドロ救急パッドを長時間貼っていた場所が やはりかぶれた。接着剤が良くないと思われる。 激しく湿疹ができていたり掻き傷がある時にはそんなことは言っていられないので 貼るが、それによって傷がない部位は若干悪化する。 ここでプロペトのみに戻すと、オタマに掻かれて元に戻ってしまうことがある。 そこで、今回はそこにプラスモイストを使ってみることにした。 かなり高くつくが、接着剤がないのでハイドロ救急パッドよりは長く当てておいても 害が小さいだろうし、一回外してからまたつけてもかまうまい。 明日の朝シャワーで洗ってからまたつける予定。 そうして問題がないならかなり安くなる。 1枚1000円以上するものの、面積がデカい(250x200で、100x80のハイドロ救急パッドの 6.25倍もでかい)ので面積あたりはハイドロ救急パッドと大差ない。 これに使い方に熟練してくれば主力になるかもしれないし、 コストも下がるだろう。 接着剤かぶれなしで完治まで持っていけるなら素晴らしい。

あと、もう一つ。ハイドロコロイド被覆材がメジャーになれば、 値段が激烈に下がるはずだ。これは期待していい。

ゲームの計算は全部サーバでやって、 個人のPCには動画だけが流れてくるというシステム。 以前ノベルゲーで実際にあったような気がするが、 それをもっと計算量が多い今風のゲームでも描画計算ごとできるようになるという。 ボタンを押した反応が絵になって見えるまでにかなりの時間がかかることさえ 気にならないのであれば、それはアリかもしれない。 原理的に信号は光速を超えないので、10000km離れたサーバで計算していれば、 20000/300000=1/15秒は絶対に遅れる。実際には計算する時間はもっと長いし、 単純に距離で決まるわけでもない。ゲームによっては辛かろう。 しかし、そういうやり方にあまりに利点が多ければ、 逆に、そういうやり方でも問題がないゲームが多く作られるようになり、 自分のマシンで動かないといけないような反応性を必要とするゲームは 廃れていくのだろう。そうなれば問題はなくなるということにもなる。

でもまあ、ないな。放っておいても手元にあるマシンはどんどん性能が上がる。 今の携帯電話でもみんな結構なゲームをしているわけで、 2年後の機会ならもっと高度なゲームもできるようになるだろう。 まして5年後なんて大変なことになっているはずだ。 いちいちサーバで集中的にやることが割に合うケースは それほど多くないように思われる。 ネトゲでチートされたくない場合など、特殊なケースに限られるのではなかろうか。 今のipadだってPSPレベルのゲームは楽に動き、絵はWiiを楽に超える。 場合によってはPS3並に見えなくもないゲームだって動かせる。 3年も経てば絵に関しては本当にPS3並になっているかもしれない。 そうなった時に、それ以上の計算をするためにわざわざサーバを立てて云々 なんてことをするだろうか。

まあ、モバイル機はかなり長いことCPUは遅いままだとは思うけどな。 GPUが良くなってComputeShader相当の機能がつけばだいぶ補えるだろうが、 5年くらいはかかりそうな気もする。次のGLESもようやくジオメトリシェーダ がつく程度みたいだし、それすらいつ出るかわからん。

燕麦。オートミールでもチャパティ的な何かはできた。モッチモチになるのでオタマも 食べやすい。オートミールと、同量の水を混ぜて一晩寝かせ、 油を混ぜてこね、鍋で焼く。 粥も含めれば燕麦を食べて3日目だが、視認できる範囲で悪化はないので とりあえずは大丈夫らしい。基本これで行く。 しばらく小麦粉とスパゲティは封印だな。結構難しくなる。 ピザ的なものは作れるので、そういうニセピザがこれから増えるな。

夜、ひつじこの食欲がないので、とりあえずアホみたいにほたてだけ煮た。 酒と醤油。うまいんだが、酒の甘味がくどい。 ほたては元々甘いのだ。ニンニクとオリーブオイルで炒め蒸しする方が うまいと思われる。あるいはただ焼くか。 ただ、網で焼くと汁がこぼれて惜しいし、だからといってフライパンや鍋で 焼くとこびりつく。やはり炒め蒸しがいいか。 というわけで、タンパク質を50gほど補充した。

ひつじこが横になっているとオタマは「かーちゃん、だいじょーぶー?」 と気づかう。しかし、私が寝ていても無視するか、「おーちゃん、おきてー」 である。一方で、カエルのおもちゃには「かえるちゃん、だいじょーぶー?」 と声をかけていた。私の地位は低い。

2012年05月28日

回復してきたが、物を食う気にならない。体脂肪を燃やしてしばらく生きよう。

オタマの状況。まず、病院へはかなり行っている。 産婦人科が小児科もやっているので、予防接種やひつじこの受診時になんとなく おまけで見てもらっているわけだ。 昔はキンダベートやフェナゾール、プロペトを良くもらっていた。 しかしかといって「皮膚科行った方がいい」とか「アトピーだ」とか言われる ことはなく、つまり、オタマの症状は比較的軽微だということである。 いわゆるアトピーで顔を真っ赤にしているようなレベルでは断じてない。 「こんなの子供はよくあることだよ。そのうち治るよ」と笑って済まされる レベルである。言うならばうちらが大袈裟に言っているだけだ。 ただ私は、そういうことが起こる生活習慣そのものに何か問題があり、 それはオタマだけでなくこれから産まれてくるかもしれない子供や、 うちら自身にとっても害悪であり、是正できるならした方が良い、 と思っている。

また、激しくなった時期には別の皮膚科にも行ったことがある。 しかし、ステロイドを塗ってアレルギーを 抑える内服薬を出す以上何もない。食生活その他に関するアドバイスもなかった。 大量にもらったリンデロンをしばらくは使っていたが、 夏井氏のサイトで知ったハイドロコロイド被覆材の方がよほど良く効くことが わかったので、ステロイドは完全にお役御免となった。みるみるうちに治る。 実際貼っている所を掻こうとはせず、痒みを抑える効果もステロイドや 抗ヒスタミン剤の比ではない。 ハイドロコロイド被覆材を出す医者なら信用するが、そうでなければ信用できない。 そのような医者がどこかにはいるのだろうが、自転車で行けない範囲にいても 意味はない。 また、湿疹は単に症状であって、原因は別にある。 そっちをどうにかしてもらわねば話にならん。

とにかく、湿疹はハイドロコロイド被覆材があればすぐ治る。 ステロイド剤が出る幕はない。 今難渋しているのは範囲が広いために、金と手間がかかりすぎることであって、 治す手段がないことではない。 また、キズパワーパッドの半額以下で済むリーダーハイドロ救急パッド のおかげでこの問題も若干軽減されている。 低コストなワセリンラップ作戦は幼児には使いにくいが、 一定以上大きくなって意味を理解できるようになれば使えるようになるだろう。 6歳かそこらになってまだ湿疹に悩まされるようなら、 ワセリンラップ作戦で戦える。

で、根本的に原因は何かという話である。 普通に生きていて湿疹が出るというのはおかしい。 何か普通でないのだ。 良くあることだし、で済ませてしまえば、糖尿病だろうがガンだろうが 高血圧だろうが、全て良くあることになる。実際良くあることだ。 しかし、それが良くある状況自体が普通でないと考えないと先に進まない。 アレルギーなんてこと自体が何かおかしい。 文明化で多少おかしな遺伝子でも生き残るようになってきたことによる と考えられなくもないが、それだけではないだろう。

冷蔵庫。うちのSR-361Uは600x645x1720で355L(冷蔵196+野菜74+冷凍39+冷凍46)。 最近の奴は壁が薄くなったのか、例えばパナソニックなら 600x679x1818と、奥行き3.4cm、高さ10cmプラス程度で70Lも容量が増えている。 しかし、この程度の差でも搬入不能になる家はあるはずで、 実際前の家では搬入不能だった。400L級になると消費電力がかなり落ちるし、 動作音も小さくなるのだが、今買い換えることもないだろう。 これから食生活をガラリと変えるなら冷蔵庫の使い方も変わるはずだし、 10万出して買ってもなお節約になるほど電気代が上がるかどうかは まだわからない。

26日の15時以降何も食べていない。水と麦茶だけ。案外大丈夫だ。 朝より今の方が調子がいい。ようやく毒が抜けてきたようだ。 体重がいきなり2kg落ちたが、これは水分。脂肪を燃やすように体が 切り換わるのには三日くらいかかるはずなので、 今は筋肉を削ってエネルギーを捻出しているはずである。

21時。さすがにダルいな。動く気がしない。動けないわけではないが。 そして、まだ食欲はさしてない。全くないわけではないが、 敢えて食べようという気がしない。明日の朝からかな。

絶食するとまず糖が枯渇する。血糖値があまり下がるとヤバいので、 筋肉その他からタンパク質をバラしてブドウ糖に変換してしのぐ。 しかしこの状態だと4kcal得るのに1gバラさねばならず効率が悪いため、 本当にブドウ糖でないとマズいもの以外は脂肪をバラしてまかなうように 回路が切り換わる。脂肪なら1gで9kcal得られるからだ。 ただし脂肪からブドウ糖を作れるわけではないため、 そうなっても筋肉をバラさなくて済むわけではない。 こういう状況になるのに4日くらいかかるそうだ。 なお、カロリーが足りていてもそれが蛋白質と脂肪ばかりの場合、 この回路が日常になる。糖質制限理論では、それが人類の自然な姿だと言う。 まあたぶんそうだろう。毎日三食なんて古代にはありえないし、 全く食べない日も多かっただろう。 農耕以前は澱粉など滅多に得られず、糖分は限られた時期に果実から得られるだけだ。 基本は肉だったはずである。

理屈としてはすっきりしている。痩せたければ蛋白質とビタミンミネラルの 必要量を食べて、それ以上は一切食べなければいい。 蛋白質が足りないと筋肉をバラしてしまって基礎代謝が落ちる上に そもそも不健康だ。しかし、蛋白質さえ足りていれば、 エネルギーは体脂肪から捻出する。つまり痩せる。 問題は、ビタミンミネラル蛋白質を十分に補充しつつ、 総カロリーをどこまで抑えられるか、ということだろう。 これには、蛋白質を総カロリーで割った値が高いものを優先して食べ、 ビタミンミネラル類をとるために野菜その他を足せばいいと思われる。

低脂肪な魚+野菜、がたぶん最強だろうな。100gあたり20gの蛋白質と 考えれば、一日に必要な蛋白質は300gも食えば足りる。 都合がいいことに、オメガ3油もとれる。 それでカロリーは600kcal程度。野菜その他を食べても1000kcal程度に収まるから、 たぶんすぐ痩せる。ダイエットする必要に迫られたら実験してみるだろう。 幸いうちにはそんな必要がある人間はいないが。

糖質制限理論的には、こういう食事にもうちょっと脂肪を足してもなお痩せる という話だし、痩せる必要がないなら体に無害な脂肪を多少足してもいい。 そうなるとナッツやチーズ、大豆、オリーブ油なども選択肢に入ってくる。

燕麦は蛋白質が穀物の割には多い。13%以上ある。 脂肪も多い。その分だけ澱粉が少ないわけで、糖質制限ごっこをするには丁度 いい穀物だ。アレルギーもあまり知られていない。 というわけで、とりあえずオートミールを水と混ぜて冷蔵庫でふやかしておいた。 明日こねてパン的なものになるか実験してみる。

クゥエーカー社のオートミールが4.25kgで1400円。 オートミールを取り入れるならこれを常食することになるだろう。 さようならミューズリということになる。 レーズンやナッツは好きに足せばいい。

動物アレルギーについて調べてみた。おおよその症状は呼吸器で起こる。 つまり、くしゃみに鼻水だ。オタマにそれはない。 元々物質の量が微量で、胃に入る可能性がゼロとは言わないが極めて低く、 しかも胃液で分解される。 触った所がかぶれるならありうるが、その場合尻や背中や太股はない。 以上のことから、動物アレルギーの可能性は低いととりあえずは判断しておく。

ダニはいかんな。布団に掃除機をかけてみよう。それで結構吸い取れるらしい。 しかし、やはり年に一回くらいは丸洗いすべきか。 コインランドリーで洗えるという報告もあるが、 いろいろ面倒くさい。6000円で済むなら業者に出すとしよう。 ただし、ダニアレルゲンで真っ先に影響が出るのは呼吸器らしく、 であるならば現状のオタマの症状とは合わない。 この先のことも考えて洗ってはおくが、今の状況はやはり食い物だろう。

医者に行くことはやぶさかではないのだが、 医者に対して説明を求める手間が半端ないのが問題だ。 納得の行く説明をしてくれるなら是非とも医者の厄介になりたいのだが、 そういう医者は稀すぎる。基本、医者は自分の方が専門だと思っているので 説明に時間はかけない。だいたい患者が列をなして待っているので、 そうする時間がないというのもある。治ればいいとは言えるのだが、 長期的につきあっていくのであればこちらも理屈を理解して、 自力で対処できる範囲を増やしておきたいのである。 そういうニーズに応えてくれる医者がそのへんにゴロゴロしているとは 考えにくい。webで探して行けば確率は高まるだろうが、 当然遠くなるので行くこと自体の負担が増す。通うとか無理だ。 であれば、自力で調べ、仮説を立てて一つ一つ検証していくのが一番 早かろう。根治し、再発しないように生活そのものを修正しなければ意味がない。

つうか、医者の大半は大して秀でているとも思ってない、というのがある。 10年プログラマをやって、プログラマの大半がそれほど優秀ではない ことを知っている。学問の世界も3年ほど垣間見たが、学者も同様だった。 まして医者は知識を更新する圧力がさしてかかっておらず、 教わったことを無批判にえんえんやっているだけの医者はたぶん山ほどいる。 治療法一つ一つについて「本当に効果があるのか」 「どういう条件が揃えば効果があるのか」 といったことを検証している医者はたぶん多くない。 単純にそんなことをやっていられるほど余裕はないだろう。 これは自分がやっていた生物学の実験を思い出せば理解できる。 「15秒0度で冷やす」とかいう意味がわからない工程が山ほどあるが、 「14秒ならどうか」「-5度ならどうか」 みたいなことをいちいち検証している余裕はない。 それで失敗したらと思うと確かめる手間をかける気にはなれないのである。 医学の場合は失敗でダイレクトに困る患者がいるわけで、 なおさら危ない橋はわたらなくなる。 そんな医者に頼り切るような危ないマネはとてもできない。

2012年05月27日

ひつじこがゲロモード。私もゲロまでは行かないもののダメ。 オタマは痒いが元気。

キズパワーパッド2000円分が一日で消えた。これじゃダメだ。 キリがない。ワセリンラップ作戦をやる。そのために包帯も買ってきた。

ワセリンラップ作戦の欠点。ワセリンまみれになるのでテープでの固定が困難。 腕や脚など巻けるところならやれなくもないが、肩や背中に関しては 絶望的に無理。手間もかかる。

というわけで、プラスモイストを注文。 これならワセリンを使わずに保湿できるので、テープで固定できるはず。 比較的小さな場所についてはリーダーのハイドロ救急パッドを使う。 キズパワーパッドはとにかく高すぎるので、 これに頼り切ると平気で月1万円を超えてしまう。 小麦を除いたことでこれ以上新たに湿疹が現れなくなるならいいが、 長いつきあいになる可能性は考えておかねばならない。

ひつじこを休ませるべく、明るい太陽の下オタマを連れて自転車。すぐ寝た。 38度の熱プラス吐き気と下痢の中自転車乗るのは結構しんどい。

今日は二人とも何も食えんな。自然オタマの食事も適当になる。 バナナチップス、トマト、バナナ。昨日作った燕麦粥を夜に出すくらいかなあ。

野人エッセイす、というのをちらりと読んで、洗濯なんていらないとか、 肥料を使ってる段階で負けとか、まあそういう感じの話が面白かった。 根本的に加熱しないと食えない穀物なんて不自然なのだから、 玄米だマクロビだと言ってもダメだ、というのはわかる気がする。 やっぱり肉食なんだろう。ただこの人的には野生の動物でないとダメっぽいが。 いっぱい信者ついてるなあこの人。

洗濯洗剤抹殺計画はあるのだが、オタマの湿疹に対処するために大量の プロペトを使っており、こいつは洗剤で落とさないとタオルが全く水を吸わなくなる。 根本的にプロペトに頼っていること自体が緊急の措置であって、 どうにかプロペトなしで大丈夫な状態まで持っていきたい。 ということもあって、プラスモイストで行ければいいんだがなあ。 問題は固定だ。

ひつじこみたいにおかしいと思った時にすぐにゲロを吐いておけば良かったんだろう。 そうすればもう少し回復が早かっただろう。 下からの下痢は出し切るのに時間がかかる。 完全に解毒するまで水しか飲まない。 昨日の昼の吉野家のカレーが失敗だった。食べてる最中から何かおかしかったからな。 変な外食はやめないとなあ。

ワセリンラップ作戦失敗。ズボンの上からでも包帯を動かすことはできて、 それで外れてしまった。幼児は本当難しい。夏井さんはどうしてるんだろう。

20時、37.2度。よし、戦える。今日に加えて明日一日絶食かな。

この三日、小麦と乳を断ったわけだが、新たな湿疹は現れていない。 昨日今日と二人してダウンしていたせいでオタマが掻きむしるのを 防げていないので、掻きむしれる場所は悪化しているのだが、 ともかくも新しく湿疹が出てこないのは助かる。 それさえ確保できれば、一箇所づつキズパワーパッドなりで治して行けば済む。 明日一日継続してこのまま良くなるようなら、 魚類を与えるようにしよう。牛乳と小麦はなくてもどうにかなるが、 魚を封じると蛋白源が大豆だけになる。

あと、ナッツ系もしばらく避ける。というか、元々固いので食べられてないので これは問題ではない。

「ひらやまとーちゃん!」「はーい」みたいなやりとりが流行中。 賢くなったもんだ。 あと、「とーちゃん、でんき、ありがとう!」みたいに、ありがとうを 使えるようになった。ただし意味は間違っていて、 電気をつける前に言われたりする。結局要求じゃねえか的な。

生活保護盛り上がってるな。それなりに交流がある家族が生活保護を受けてて、 援助できる状況にありながら援助をしないのはアウトだし、 援助をしていればなおさらアウトだ。 そういうわけで、交流の有無、援助能力の有無、援助の有無が問題になる。 それ以外のことはそれ以外のことだ。 国会議員が名指しというのもどうかと思うし、 見せしめにされているとしか思えないが、それもそれである。

社会保障に金をかけるのはキズパワーパッドを買うようなものだ。 ゼロにはならないが、できるだけ買わずに済むようにその原因を 除く努力をせねばならないし、もっと安い手があるかどうかも模索すべきだ。 食べ物や布団を疑うようなことと、リーダーハイドロ救急パッドやラップを 併用するようなことをちゃんとやらないともたない。 今回の件でそういうことについて考えるようになれば、彼の犠牲も報われるだろう。 というか、そのための見せしめだよな。

ノートPCの電池のもちはどうにかならんのか。 うちのX201sは17WのCPUだが、17Wって考えてみればべらぼうだ。

2012年05月26日

オタマが痒みで起きたという連絡。 日が変わったころに帰ってみれば、ひつじこがずっと相手をしている。 照明をつけると完全に起きてしまうので、 皮膚の状態は視認できない。ただ、触った感じボツボツしているし、 とにかく全身かゆがっている。 今日食べたもの。鮭、サンマ。煮た汁は元々ちりめんじゃこ、にんじん、 たまねぎ、ナスを煮た汁。大豆、小豆、玄米。イチゴ、リンゴ。

ここ数日で一番激しい。小麦の残滓なのか、今日食べたものに問題があるのか。 後者なら鮭とサンマが疑わしいが、これらは前から頻繁に食べている。 鮭を焼きでなく煮魚で出したのは今日が初めてだが、 それで変わるのか。 また、食物が原因のじんましんは食後数十分以内に出るらしいので、 数時間寝た後である今回はこれじゃない。 食物アレルギーの症状の出方は、15-20分後、6-8時間後、1-2日後、 という感じの分類があって、遅れるものほど頻度は低い。 そして、遅れるタイプだと血液検査の類は役に立たない。 小麦を食べてからは丸一日以上、 鮭とサンマを食べてからはすでに15時間以上経過しており、 たぶんこれは検査では出ない。 とにかく、2日後までは症状が出うるということであれば、 実験は3日では足りない。4日間に増やそう。

同じものをずっと食べているとそれもまたまずいようだ。 それが新たなアレルゲンになる。 うちは基本少ない種類を大量購入だからそれはしんどいなあ。 あとは、離乳食が早すぎたり、乳児期に母親が卵や牛乳を多量に食べていると それもまた悪影響があるようだ。 1歳半くらいまでは母乳でいいんだろう。離乳食を始める必要すらない ということか。

ひつじこにも疑わしい症状が出ている。せき、はきけ、腹痛、眼の充血、 といった症状がたまに出るが、これは食物アレルギーの症状でもある。 しかし、それらは比較的急性のはずなので違う気はする。

ダニやホコリも問題になりうる。掃除機かけた日に反応する、 なんてこともありそうだ。

しいたけを水1Lにてきとうに入れてもどしておく。冷蔵庫で最高24時間。 にんにくと玉ねぎのみじんぎりをオリーブオイルで炒める。 にんじんを5mm角に切って追加、炒める。 小豆半カップとしいたけダシを鍋に投入。しいたけ本体はみじんぎり。 塩6gくらい。小豆がやわくなったら、燕麦(オートミール)を1カップ投入。 10分もしないうちに燕麦が水を吸ってふやけ、粥になる。 というようなものをなんとなく作ったら結構うまいものができて、 オタマもよく食べている。 ダシは玉ねぎとにんにくとしいたけと小豆。小豆と燕麦が蛋白源。 アレルゲンとおぼしきものは一つも入れないで作れたので、 残った分は小分けして冷凍しておく。 仮に小麦と米と大豆が封じられても、これを大量生産すれば生きられる。 ただ、その場合は味に変化をつけないといかんなあ。 小豆の代わりにレンズ豆を使う、しいたけを外してホタテとトマト缶を入れる、 ピーマンを入れる、にんにくをなくして玉ねぎを増やす、 などしてバリエーションは作れる。 ホタテのアレルギーはレアだ。

ひつじこが吐いた。何度も吐いた。昨日の夜も今日の朝も いろいろあってミューズリで、おかしなものを食べさせた記憶はない。 前述の粥的なものも大量に食べたオタマが何ともないのでたぶん違う。 オタマがかゆくて眠れないのにつきあって寝不足だったので、 たぶんそれが主因だろう。オタマを安心させるということに関しては 私はどうにも役立たずで、本当申しわけない。 6月にひつじこが友達の結婚式に行く日があるが、少々不安になってきた。 小麦と牛乳を断つことで生活に支障がない程度の痒みになるならいいが、 これでもダメだとかなりきつい。 原因は一つとは限らず、複数のアレルゲンがちょっとづつ寄与している ことも考えられる。

私もなんか吐き気があって、そしてちょっと下痢。やはり食中毒なのか。 私も当然寝不足だが、寝不足ごときで下痢をするほど弱くはなかったはずだ。 ひつじこにしても寝不足はいつものことで、ここまでというのはおかしい。 何か普段はない原因があるような気がする。

とりあえず、綿布団を洗濯に出そう。年一回くらいは洗うべきだろう。 ダニやカビによるアレルギーも疑われる。 というか、スザキーズにかえた方がいいのだろうか。

二酸化チタンと酸化亜鉛の粉が届いた。 明日ひつじことオタマの症状が改善して余裕ができれば プロペトと混ぜて日焼け止めを作る。 とりあえず5%くらい混ぜてみる。5g+5gにプロペト100g。

つうか、かなり気持ち悪いぞ。あれかなあ。オタマの食べ残しを かなり時間が経ってから食べたりしてないかなあ。

2012年05月25日

納豆作ろう。以前やって挫折したのは、一度に大量に出来過ぎて途方に暮れたことと、 きちんと作り方を調べなかったのでちゃんとはできていなかったことと、 ヘルシオの発酵モードが8時間で終わってしまうことによる。 納豆の発酵は24時間くらいは欲しいので、2回は操作しなければならない。 おそらくは3回は操作することになるだろう。 さらに、その間ご飯を暖められなくなるという問題もある。 24時間ご飯を暖めなくてもいいような準備をしておかねばならない。 この問題点をクリアできれば納豆が作れる。

納豆のコストは、豆1kg350円で、これが戻ると2.4kgになる。 つまり、2.4kg350+光熱費+手間賃、となる。 通常200gで100円程度だから、2.4kgもあると1200円だ。 1/3程度にコストが低減できる。毎度タレとカラシを捨てる罪悪感もなくなる。 発泡スチロール容器のゴミも出なくなる。

ただし、手間はえぐい。冷凍保存する際の小分け容器も大量に必要だ。 1回に二人で150gくらい食うとすれば、2.4kgで16個となる。

最大のネックは24時間発酵だな。24時間ご飯が暖められない。 解決できるのか?

オタマの痒みがエグい。やれることはやろう。 というわけで、小麦と牛乳を遠ざけてみる。 どちらもアレルゲンとしてかなり疑わしい。 3日間まず試し、改善するかを調べる。 かゆいと食欲もなくなるし、遊ばなくもなる。 それに比べれば小麦や牛乳くらいどうということはない。

とはいえ小麦が禁じられると恐ろしく食事の幅が狭まる。 以前日記で検討したことをかなりの部分実践せねばならなくなる。 今日はサンマと鮭を出してそれなりには食べたが、 午後以降は飽きたのか痒いのか、とにかく食べない。 バナナなども食べないので、多分痒くて食事どころじゃないんだろう。 昨日は朝がパンだし、夜はスパゲティだった。 その前の日もスパゲティだったので、小麦頻度がかなり上がっている。 今日の昼にかなり激しい下痢をしたので、相当に疑わしい。

背中のように面積が大きいところではリーダーハイドロ救急パッドが使える。 粘着力も悪くない。大量に仕入れておくことにしよう。 曲面には貼りにくいが、なにせ安いので、丸く切るなど工夫して使えれば キズパワーパッドの代わりにもなる。 とは言え、キズパワーパッドの使い勝手の良さが必要な局面も多いので、 両方揃えておくとしよう。 あとは医療用テープを買っておけば、 広範囲にワセリンラップを巻いて対処することもできる。 医療用テープは買っておく。ラップなら毎日2回くらい貼り直してもコストは安い。 これから暑くなるので、もし食事で改善しないようならそれが日常になるだろう。

どんなに皮膚が弱かろうが、何の刺激もなければああなるわけがない。 まずはその刺激を特定せねばならない。 特定できて始めて、それが防ぎうるものなのか防ぎ得ないものなのかが判断できる。 とは言うものの、皮膚トラブルの原因のうち、 まだうちらが手を出せるのは食べ物だけだ。 食べ物でやれることを全部やってなおダメならば、 それは大気とか気候とか居住環境とか、 そういう容易には避け得ないことが原因ということになる。 とりあえずは小麦と牛乳の除去実験。 ここのところ「おいしいパン」と称して頻繁にチャパティを焼いてたからな。 弁当にしやすいし、比較的良く食べるしで便利だったのである。

よくある食物アレルギー。0から3歳くらいだと、 卵が圧倒的。次が乳製品。この二つで事例の半分を占める (日本ハムのサイト)。 チーズやヨーグルトも止めておくか。次が小麦。次いで魚卵。 5大アレルゲンとか言われているはずの米と大豆は統計の 上位には入ってこないので、後回しでいいだろう。 ただし、量を食べているのは確かなので、 小麦と乳で軽減しないようならさらに米と大豆を除く 実験も3日くらいした方がいいのかもしれない。 しかし、それは大変だ。やってできないことはないが。 大豆だけダメなら小豆にかえても蛋白質は そこそこ取れるのでそれほど問題はないんだが、 米がアウトだと根本的に組立を変えないといけなくなる。

血液検査について。 まず、血液検査でアウトになっても、 蛋白質をちゃんと消化できるだけの消化能力があれば血まで入ってこないので 問題にならない。年齢とともに耐性がついてくるのは、消化能力が上がることが大きく、 免疫が反応すること自体はそれほど変わってないケースもあるようだ。 さらに、大丈夫だったものが、その後大丈夫でなくなることもある。 幼児の血液検査はとにかく大変なので、除去実験をする方が先だ。

オタマに食わせたものと、皮膚の状態のおおよそのところを毎日記録する。 丁度日記があるので日記でいい。 食ってすぐに出るような激しいアレルギーはないようで、影響はおおよそ翌日以降だ。 便がゆるい場合もアレルギーが疑われるので、変化があればそれも記録する。 昨日パンをそれなりな量食わせたら今日下痢、というのは相当小麦が怪しいよな。 チーズも一緒に乗っているので乳も同様に疑わしいが、量的には小麦の方が圧倒的だ。

どうも燕麦(オート麦)では滅多に出ないらしい。 丁度オートミールを買ったのでうまく使えるといいんだが、 牛乳なしでどうやって食えばいいんだろう。 スープくらいしかないよな。 小豆とニンジンと玉ねぎとニンニクと燕麦のスープでも作るか。明日。

鮭は昆布出しと若干の醤油で煮ても美味しい。 味が深まる。単に焼くのに比べて保存しやすい。 汁が酸素を遮断するからだろう。 鮭がなくなったらニンジンやナスをその汁で煮ればなお良いと思われる。

2012年05月24日

主食抜けるのかな。あまりにできそうにないので全く検討してなかったが。

米とミューズリとパスタと小麦粉と小豆が家から消えたと仮定しよう。何を食う? まず間違いなく毎日のように鮭かホッケか ホタテかタコかイカかタラコを食うことになる。調理の幅が広いので 鮭の頻度が高くなるだろう。 カレー粉振って焼いてもいいし、蒸してもいいし、刺身でも食えるし、 煮魚にしてもいいからな。あとはカレイが安いので、煮魚用に買うかもしれない。 それと、間違いなく蒸し大豆は食うよな。 アーモンドとくるみとチーズの消費量は増える。 豆が一種類だと飽きるので、落花生も入れることになるだろう。 あれはもやしにできる。蒸し落花生はたぶんオタマでも食える。 その他生鮮野菜系のおかずは変わらないので、案外行ける気はするな。 やるかどうかは別問題だが。

とりあえず、落花生もやしは試しに作ってみよう。

試験。算数の出来が悪い。衰えたものだな。 前から順番にやってて見事に6割くらいの所で時間切れ。 少々ゆっくりしすぎた。検算とかやってる場合じゃなかったなあれは。 国語の時に「あと何分」みたいなことを監督が言ってたので、 算数でも言うだろうと思わなかったら言わなかったというのも罠。 時計を一回も見なかったのもナメすぎだった。 国語は2回見直してなお時間が余るレベルで、満点じゃなかったら驚くくらいなのだが。 一回くらい模した問題集をやるくらいはしても良かったんだろうな。 そうすれば算数の点数は2割は上がっただろう。 どうせ落ちないだろうと何の準備もせずに臨んだわけだが、 後から聞いたら結構落ちるらしく、それなら念を入れておいても良かったかと思った。 そして、考えてみたら結構落ちるらしいという話は前回の試験の時にも 聞いた気がする。 論文については普段から考えてることがなんとなく湧いて出て紙を埋めたが、 ああいうのは採点する人間の好みに合うかどうかだからどうにもならない。 現場にいない人間が採点するとなればなおさらだ。

しかし、たまにああいう試験があるのは面白いな。 普段使わない頭の使い方を強いられる。ゲームみたいなもんだ。

人事部って現場から遠い割に権力持ちすぎてないかなあ。 あれ、現場が昇進させたいと思ってもそれを阻めるということだろう。 国語や算数の点数を理由に現場の必要性を否定するというのはアリなのか。

2012年05月23日

燕麦安く買えないかなあ。キロ800円で押し燕麦(ロールドオート)が買えるのが 今までのところ最安だ。粒のままでいいし、10kg単位で売ってくれと言いたいが、 全く見つからない。 探すと動物のエサ用ばっかり出てくるし、それでもあんまり安くない。

粉にしてない小麦って炊けないんだろうか。 米みたいにヌカを削れないから粉にしてから除いてるんだろうが、 精白しなくていいなら煮て食うのもアリだと思うんだよな。 売ってないので試しようもないが。

蛋白質の必要量は体重の0.12%程度らしい。キロをグラムに直して1.2掛ければいい。 この「体重」は目標体重であって、現在の体重ではないが、 私とひつじこはすでに平衡に近い体重だから問題ない。 私で75g、ひつじこで60g程度となる。 これでも結構多いんだよな。 蛋白質足りてなかったんじゃないだろうか。 ミューズリで750g、魚375g、戻した大豆で500g、 炊いた玄米で2kg超。うちの豆ご飯でも1kg超え。いや、多いよ。 うちみたいに魚や肉が少ないと容易には達成できない。 肉食べまくってればこれくらいの量は夕飯一食でとれてしまったりもするのだろうが。

実用になる値段と性能の不揮発メモリとMB/s帯域の無線が普及すれば モバイル機器の使い勝手を劇的に変えるんだろう。 そんなジャンプを待たなくても、毎年性能が倍化している現状を見れば、 2015年あたりのモバイル機器がどうなっているかはある程度想像がつく。 PCの居場所がさらに減るな。デスクトップとか化石だろう。

「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」。おおよそはいいんだが、 細かい所でおかしい気がする。 例えばきなこ。糖質が濃縮されているからダメらしいが、 問題は濃度×量で、きなこの100g当たりの糖質量がなんぼ多かろうと きなこを100g食うやつはまずいないはずである。 ドライフルーツも同様で、バナナ一本と干しバナナ一本の糖質量は同じなのだから、 どちらでもいいはずだ。濃度だけを問題にして妥当なのは、量が同じ場合だけである。 乾物の類はそう大量には食えないはずなのだがな。 基本水分量が多いものの方が食べやすいのだから。 あとは、DHAで頭が良くなるとか、そういうイマイチ証明できてないネタを盛り込むと 本全体の信憑性が落ちるのでやめた方がいい。

一日3食食べるようになったのは最近で、糖質主体になったせいで空腹感が強まって 長時間耐えられなくなったことと連動しているような気がする。あくまで思いつき。 さて、一日2食でも1食でもいいわけだが、 それで必要カロリーを取るのは結構たいへんだ。 1500kcal食うなら一食あたり750kcal必要で、 これを糖質を排除して達成しようとすると 大半が脂質になる。相当食べにくいはずである。 しかし、古代は一日2食どころか一日1食すら怪しかったはずで、 それでどうやって必要カロリーを取っていたのかという話になる。 根本的に必要カロリーがやっぱり怪しいんじゃないのか。

体温を37度付近に保つために必要な熱量は絶対に必要と思われる。 それは何カロリーだ?それに加えて歩行その他の活動で使うエネルギー分も必要だ。 このへんは変な前提なしでもおおよそは計算可能だろう。 それと、蛋白質が劣化すると分解して補充するので、その分の蛋白質摂取は必要だ。 これは体重1kgあたり1.2g程度と言われている。これも蛋白質が壊れる量が 他の哺乳類と人類で大差ないなら、他の哺乳類と比較することで妙な前提が 入り込むことを避けることができる。 この二つ以外に確かなものがあるのだろうか。

二酸化チタン粉末を買ってプロペトと混ぜ、日焼け止めを作ろう。 オタマに塗るとなれば、市販品のような危険物は使えない。 問題はうまく混ざるかだが、まあやってみるしかあるまい。 湯煎しながら混ぜればそれなりに混ざるんじゃなかろうか。

「さらば消毒とガーゼ」。役に立つ以上におもろい。 さっきの糖尿病の本のつまらなさとは次元が違う。 糖質制限についても夏井氏のサイトの方が情報は取りやすいし説得力もある。 何より、どこまでわかっていてどこからがわかっていないのかがわかる。 それは著者の誠実さによるものだろう。

何か伝えたいことがあって本を書く。最初は伝えたい想いが強いので 勢いがあって面白い。しかし、同じネタで何冊も書くと 勢いが失せてくる。丸元氏の本もそうだった。最初のシステム料理学の 面白さは後の本では見る影もない。 江部氏の本もたぶんそうなんだろう。最初のは面白いんじゃなかろうか。 その点、夏井氏はそれほど勢いが衰えていない気がする。 たぶん映画や音楽や読書が趣味で、常に新しい刺激を受けているからだろう。

同じネタをいろんな層に届けるために本をたくさん書くと、マンネリになって 勢いが落ちやすいような気がする。 江部氏も夏井氏も根本的に伝えたいことが 一つ明確にあるタイプの人なので、同じネタを異なる層に届けたり、 同じネタを実践や理論などの異なる切り口で伝えたりすることになる。 きっとそれはマンネリになりやすい。 私がまた書くならそこには注意せねばならない。 もし初心者向けに書くなら伝えたいことは前とは違うし、 伝え方も前とは違うし、伝えたい人も前とは違うので、 マンネリにはならんとは思うのだが、慢心は禁物だ。

トビヒは黄色ブドウ球菌の繁殖によるものらしい。 赤ちゃんは微生物とのつきあい方がまだ未熟なので そういうことが起こる。

理想的にはハイドロコロイド被覆材は毎日貼り直すべきだ。ただ、奴は値段が高すぎる。 しかし安い奴は接着力が弱くて包帯か何かとセットでないと使えないのが不便だ。 オタマにあっという間に剥がされてしまう。 でも、三日貼り続けるのはダメだ。私が自分で実験したが、結構かぶれた。 これから暑くなることを考えれば、二日でも危ない。 ラップでやるなら一日に複数回貼り直せと夏井氏は言っている。 ハイドロコロイドでも理想的にはそうだろう。 やはり多少コストがかかることは覚悟するしかないか。 ネットで大量に買うか。この際。 貼られている状態に慣れてくれば剥がそうとしたり、 かきむしったりしにくくなるはずだから、 成長にしたがって改善はするはずだ。 実際、かゆいところに「ここ、おくすり」と 要求するようになってきたのは良い兆候である。 プロペトを塗れば痒みがマシになることを理解し始めたのだとすればだが。

血糖値の乱高下が慢性的に健康状態を悪化させ、 アトピーその他の元凶になっている可能性があると言う話だ。明確な根拠はない。 そして昔なかったが今あるものはいっぱいあって、 大気汚染や建材なども疑われる。きりがない。 しかし、ともかくも一番直接的に皮膚を害しそうな洗剤は除いた。 精製穀物もほぼ追放したのでGI値は低く血糖値の変動はおそらく大きくない。 衣服はほぼ綿100%だ。あとやれることはなんだ。

アレルゲンとして疑わしいのが牛乳だ。 液体でカロリーを取ると吸収が早すぎて代謝を乱す、という説もあるので、 その意味でも除いて効果がある可能性はある。 しかし、根拠薄いだろどう考えても。量的にもオタマが飲む量なんてわずかだ。 問題はそこじゃない。疑うならアレルゲンとしての牛乳だ。

そもそも、アレルギーって何なんだ?何故皮膚に出る?それは微細な傷なのか? 免疫の誤作動というのはまあいいとして、 何故それが皮膚に出る?食べたんだから胃が荒れるとかならわかりやすいが、 何故皮膚?根本的に、問題になるものを避けるのは短期的な策でしかない。 根本的に何が問題でそうなっているのかを知らねば対処は無理だ。

体温が低いこと。環境が清潔すぎること。スギ花粉が多すぎること。 ストレス。住居の密封性によってダニや塵にさらされやすくなった。 大気汚染。食物の質に問題がある。などなどいろいろと言われているが、 オタマに当てはまる要素はそれほど多くない。 そもそも、これらはまともな研究によって出てきたものではなく、 たぶん適当に言ってるだけだ。webで調べて出てくる情報はおおむね 「適当に言ってるだけ」である。 とにかく、根本的に健康にする以外にできることがあるとも思えない。 簡単に取り除ける要素はおおよそ除いてある。

優先すべきは食べ物だろう。これほど体に与える影響が大きい要素は他にない。 皮膚のメンテナンスに関してはこれ以上は無理だ。 洗剤を追放し、お湯をぬるめにして刺激を抑え、皮脂を取り除きすぎないようにし、 一日に何度もワセリンを塗って保護している。最近はキズパワーパッドも導入したので、 特に激しい部分は集中的に治せるようになった。 実際ステロイドに頼っていた時期よりはなんぼかマシだ。 あとは食い物だ。それでダメなら、あとはもう無理である。 成長して頑丈になるまでだましだましやっていくしかない。

オタマに必要なタンパク質量は多めに見積もれば 体重の2倍グラムで29グラム程度となる。 大豆で乾燥重量80g、戻せば193g。スパゲティで乾燥重量218g、ゆでればその倍。 鮭やホタテなら150g。牛乳なら878g。どう見ても無理。 蛋白質って本当に取りにくい。この中でかろうじて現実的なのは鮭だけだ。 オタマにはとにかく鮭かホッケかホタテをたくさん食べてもらいたい。 とにかく蛋白質を確保する、ということは念頭におこう。 他の栄養は勝手についてくる。

毎度計算して思うが、蛋白質を取り過ぎるのって相当難しいぞ。 うちみたいに肉に献立を頼ってない場合はとにかく蛋白質が不足する。 朝のミューズリはミューズリ由来6g+ナッツ由来8g+牛乳由来5gで、 わずか19gしか蛋白質をとれてない。 豆ご飯を250gくらい食べたとしても、タンパク含有量は20g程度だ。 スパゲティ130gでも16g程度である。これにホッケか鮭を50g程度食べたとして10g。 全部足して65。ギリギリ足りてない。いかんなあ。 玄米食ってりゃ大丈夫だろと思ってたが、 計算してみるとダメだ。カロリーは1500kcalから1700kcal程度で足りてる様子なので、 とにかく蛋白質が足りてない。

どうやって所定のカロリーの中で十分に蛋白質を取るか。というゲームなわけだな。 鮭ホッケホタテに頼れば話は簡単で、とりわけホタテは素晴らしく楽だ。 脂肪も糖質も入ってないので、カロリーの割に蛋白質が多く、胃も重くない。 値段もキロ1000未満と安い。鮭やホッケの場合は脂質がついてくるが、オメガ3が主体なので むしろ歓迎である。ホタテと鮭はスパゲティと相性がよく、適当に放り込めばそれで美味しく食べられる。

主食系の食べ物の蛋白質含有率の低さがガンなんだよ。 豆ご飯は大豆で増強してもなお7%程度だ。 スパゲティも5%ちょい。ミューズリも素の状態だと牛乳の重量込みで見ると4%程度。 ナッツで増強してようやく7%程度だ。 こいつらを主食扱いにして大量に食べてる限り、 胃がこいつらで占められて蛋白質を取る余地がなくなるし、 カロリーの割に蛋白質が少ない状況にも陥りやすい。 しかしまあ、幸いこれから夏だ。大豆もやしはたくさん作って 蒸してから小分けして冷凍しておけるはず。

2012年05月22日

初TCP/IP。あーなるほど。selectを使えばスレを立てずにやれる。 さて、やれることがわかったところで 設計を考えねばならない。 GUI部とアプリケーション本体を別アプリにしてTCP/IPでつなげば、 それらが別のマシンで動くことも可能になる。 以前プロセス間通信で似たようなことをやったが、あれでは同じマシンでしか動けない。 同じマシンでしか動かないならどっちでもいいんだが、 TCP/IPにすることの手間がそう大きいわけでもないことがわかったので、 同じマシンでしか動かないとしてもTCP/IPにしてかまわない。 覚えることが一個で済んで楽だ。

TCP/IPが使えるという前提で考えると今まで不便だったことをいろいろ改善できる。 エラー情報をエラー情報蓄積サーバにバンバン投げる、 という手法がGDCで紹介されていたが、あれは良さそうだ。 また、今まで無理して一つのアプリにしていたものを バリバリ別アプリにしてTCP/IPでつなぐことで 作りやすくなるし、クラッシュにも強くなる。 使い勝手が良くなるかは怪しいのでそこは気をつけねばならないだろうが。

糖質の必要性を訴えるサイトはたくさんある。 明らかに糖質制限を相手とした記述も多い。 ただ、脳が脂質をエネルギー源にできるということはどうやら事実らしいし、 そもそもブドウ糖はアミノ酸や脂質からも合成できる。 筋肉が壊されてエネルギー源にされるのはエネルギー量が足りなくなった時で、 脂質や蛋白質を取っていればそういう問題は起こるまい。 自分で実験するしかないな。

そもそも、朝ごはんが重要、というのは何か根拠があるのだろうか。 また、寝る前に食うと太るというのもデータはあるのか。 脂質を取り過ぎると体に悪いと言うが、 それは脂肪酸の種類のバランスが正常なケースでもそうなのか。 蛋白質を取り過ぎるとアンモニアが出て悪いと言うが、 それで体調が悪くなっている人は他にも 問題があったのではないのか。疑うときりがない。

糖質を取らなくなったから糖尿病になった、という記述すらある。 油脂や蛋白質ばかり食っている人は糖尿病になりやすいのだと言う。 しかし、「肉や乳製品を多く食べる生活では大量にインスリンを必要とする」 って意味がわからん。穀物食ってる方がよほどインスリンを必要とするだろう。 これは率と絶対量を取り違えているのではなかろうか。 肉や乳製品を多く食べている連中は先進国民で、総カロリー量が多い。 つまり、糖質も並以上に食べているのではないか。そうであれば当然インスリンを使う。 まして肥満していればインスリンが効きにくくなるのでなおさらだ。 穀物ばかり食っている伝統的アジア人は単純に貧乏なので総カロリー量が少なく、 肥満も少ないし、未精製穀物の率が高かったりもしてインスリンは少量で済む。 総カロリー量を同じにして、肥満の程度も同じにした時に、 糖質の率と糖尿病の間にどういう相関があるかを調べないと糖質の善悪は判定できない。 さらに、糖尿病になるまで生きていられる率、なども問題になる。 貧乏な国ではそこまで生きていられる人の数は少ないはずであり、 「糖質が多いほど糖尿病にならない」という結論を出すのは乱暴すぎるのである。

江部氏、そこにおもいっきり反論してた。 栄養学って本当当てにならんな。全く何もわかってないんじゃないかとすら思う。 なんだかんだ言って、「古来からこうしてた」の方がよほど頼りになる。 とりわけいろんな文化を比べるとなおさら効果的だ。

「糖質制限とか言ってるが、結局カロリー減らさないと痩せない」 と言っている人がいる。 たぶんこれはある程度正しい。糖質制限した状態で同じカロリーを取るのは困難だ。 夏井氏のサイトにある「痩せた」という報告はどれも 食べる量が減っているように見える。 基本「主食を抜く」という形で実践することになるわけだが、 その分おかずを増やすといっても コストや手間その他の面から、 主食を抜いた分を補うほどおかずを食べるのは困難なのだ。 実際前にも検証したが、高蛋白食品はおおよそ高価だし量は食べにくい。 油脂が多い食べ物も胃に重い。 アーモンドを100gを食えと言われたら結構げんなりするはずである。 また、肉や魚やチーズをあまり多く食べるとカロリーと食物繊維の比が 悪くなって便秘になるので、そうそう増やせない。

これ、ゲーム、とりわけ日本的RPGに似てるよな。 パーティ編成とか、限りあるお金でどの武器を買うかとか。 最適化問題だよこれ。単位量あたりのカロリー、繊維、蛋白質、脂肪酸、価格、 あたりを表にして、「どれをどれだけ食べると良い感じですか?」という問題である。 「良い感じ」の定義は何を重視するかで変わる。 お金はいくら以下で、カロリーはいくら必要で、 蛋白質はいくら必要で、みたいな条件を どう設定するかで結論は変わってくるわけだ。これもゲームに似ている。 「金はあるからドーンと行こう」 「いまは攻撃力重視で」のように状況に合わせて変わってくる。

米、小麦、大豆、小豆、全粒粉スパゲティ、 チーズ、アーモンド、くるみ、鮭、ほっけ、牛乳、ミューズリ、オリーブ油、 あたりがうちのカロリー源となる基幹食品で、 これを、「カロリーは2000kcalくらい」 「できれば500円以内」「オメガ3油を2g」「オメガ6油は6g以下」 「蛋白質100g」「塩分5g以内」「繊維25g以上」 みたいな制約を満たすように組み合わせるわけだ。 もちろん野菜やら何やらも食うのでそれだけではないが、 おおよその設計はできるわけである。 なんか適当なプログラム作って組み合わせをやらせたら すごい答えが返ってきて面白いかもしれないな。

値段最優先で他の条件をなくすと「全部大豆」 というどうしようもない答えがかえってくるはずだ。 大豆を400g食うとか、そりゃしんどかろう。 蛋白質は140g、オメガ3油が5.6g、繊維は36g、お値段は140円と、 数値だけ見ると結構悪くなく玄米だけ食ってるより良さそうだが、 単純に実行不可能。嫌だ。 しかし、こうして見ると大豆の素晴らしさがわかるな。安くて栄養豊富。 低コストで健康を維持するためには大豆の率をどこまで上げられるかが 焦点になる、と言っても過言ではない。 大豆加工品をうまく使うことは重要だが、 お値段が一気に跳ね上がるのが辛いところである。 納豆は作れるんだが、なにせ面倒くさい。臭いも出るし。

オタマが寝かけだと言うので、もうちょっと時間をつぶすことにした。 全部玄米だとどうなるかと言うと、540g。およそ4合だ。 蛋白質は43gしか取れない。繊維も19g。お値段は180円とお安いし、 このくらいの量を食べるのは簡単である。 しかし、栄養的にはかなり見劣りする。

全部全粒粉スパゲティもやってみた。アルチェネロので計算してみる。 568g必要。500gで298円として、339円。 蛋白質74g、繊維は推定56g。栄養は米よりマシだが、 お値段は高い。しかも、米4合は食えそうだが、 スパゲティ500gはきつい。おおよそ蛋白質が多いほど食べにくいのである。 なお、普通のスパゲティは500gを100円ちょいで買えるため、 米などとは比較にならないくらい安いカロリー源になる。 蛋白質も結構取れる。ただし、 繊維が足りなくなる上にその他栄養素も抜け落ちるのだが。 なお、小麦全粒粉でパンを作る場合、 カロリーはスパゲティと同様なので量も同じくらいになる。 ただ、値段は2.5kgで800円で買えるため180円で済む。 パン1kgくらいだ。スパゲティ同様少々きつい量である。 米なら4合とか楽勝で食えるんだけどな。3食なら一回1.3合なわけで。

ちなみに、鮭だと1kg近く食わねばならない。 食えなくはないが、値段は1000円近くかかる。 タンパク質は200gも取れるし、脂質もオメガ3油がいっぱいとれて良い感じだが、 繊維がゼロなので、便秘まちがいなしである。 なお、肉はいらない。油が飽和脂肪酸になるので、たぶん害が大きい。 私は肉は娯楽だと思っている。今おいしい生ハムが冷蔵庫にあるが、 完全に娯楽だ。しかし、なにせおいしいのでたまには買う。

チーズだと500g弱。値段は1000円には届かない。 蛋白質は100gちょい取れるが、油は問題になりやすい飽和脂肪酸ばかりで、 繊維もゼロ。カルシウムなどうれしい栄養もあるが、全体としては偏りまくりである。 そもそも、チーズなんてそんなに食えない。

本当ゲームだな。実際には気分やら微量栄養素の バランスやら好みやらが反映されるので、 そんな極端な解にはならない。

栄養学って、たぶん全然ダメなんだよ。 考えてみれば一流の才能がそんなところに行くはずもなく、 基本二流以下の人材しかいないわけだろう? しかも、人体実験が困難で、比べたい要素以外を同じにすることも事実上 できないので原因と結果の因果関係を取り違えやすい。 元々学問として成立させにくい上に人材に恵まれないとなれば、 まともな発展が期待できるわけもない。 丸元氏の「まともな文明が育ったのは食い物がまともだったからだろう」 という乱暴な考察はそれなりに当たっていると思われる。 文明が育つまで生きてこられたわけだから。 産業革命後の食生活は日が浅いので参考にならない、 というのもおおよそもっともである。 科学的考察が当てにならないとすれば、 丸元理論よりは科学的な糖質制限には危うさがあるということになる。 しかし、それなりな規模の病院で大々的に実験して年単位の時間が経って データが出てきていることから、少なくとも糖尿病に対する対症療法 としての有効性は間違いないのだろう。 副作用はあるかもしれないが、糖尿病というヤバい状況をどうにかするためなら 多少の害など問題ではあるまい。 ただ、糖尿病から程遠く、糖尿病になる危険がないような食生活をしている人間が あれをやることに問題がないかは、もっと大々的に実験がなされないと 何とも言えないだろう。

しかし、たぶん糖質はいらないんだろうなあ。基本。 所詮エネルギーにすぎず、それ以外の用途がないとすれば。 結局ブドウ糖になるわけだが、ブドウ糖は脂質からでも蛋白質からでも作れるわけで。 糖質は「いろんな制約を満たすようにいろいろ食べてもなおカロリーが足りない場合 に使うもの」という位置付けになる。 蛋白質を大量に食べても害がないなら、糖質を全部蛋白質に代えても問題ないし、 脂質で良ければ脂質でいいことになる。 ただ、蛋白質は燃やすとアンモニアになって、それが有害なので 尿素に変えないといけなくて、そのへんで肝臓と腎臓の仕事が増える。 どれくらい仕事が増えるとマズいのかは諸説あって、 江部氏はかなり食っても問題ないと言っているが、逆の説もある。 ただ、足りていればそれ以上はいらんわけで、 たぶんうちらの生活なら体重の1.5倍も取っていれば十分だ。 私で100g、ひつじこで75gだ。 となると脂質だが、飽和脂肪酸はリスキーだとよく言われる。 また、不飽和でもオメガ6のリノール酸は大抵多すぎるので減らすべきだと言われる。 となると、不足しがちなオメガ3と、今のところ害がみつかっていないオメガ9 でどうにかしろということだ。 仮に栄養素が全部足りていれば、足りないカロリーを全部オリーブ油や キャノーラ油でまかなったっていいんだろう。 実際には穀物には繊維やらビタミンやらも入っているので それ欲しさに穀物を取ることにもなるのだが、 もしそれらを野菜から取れるなら、穀物である必要は必ずしもない。 まあビタミンミネラルはちょっとでも欲しいので、 純粋なカロリーである精製した油の類よりは、 「何かが入っている」穀物に頼る方がいい。楽で安いし。 ただ、ここで糖質制限理論が正しければ、「澱粉食いすぎると膵臓が逝くよ」 ということになるわけで、ビタミンミネラルと膵臓ダメージの トレードオフになるわけだ。

かなり複雑なもぐら叩きゲームになっている。実に面白い。

まず豆で蛋白質をおおよそ確保する。この段階で繊維も足りる。 次に不足するオメガ3油が足りるだけ魚を足す。 あとカロリーが足りなければ麦か米を足すが、あまり足りないなら オリーブ油の使用量を増やすか、ナッツを食う。 これが基本アルゴリズムな気がする。 大豆を一日1合食べられれば、それで蛋白質を50gくらい食える。 あと魚を100g食べれば20g追加で、おおよそは足りる。 ここでカロリーが700くらいなので、1500kcalでいいと仮定すれば あと800。米でも麦でもミューズリでもおよそ200gで、 これは普通に食える量だ。これで蛋白質ももうちょっと足される。 糖質が140gくらいで江部理論的には糖質多すぎだが、 オリーブ油やナッツを混ぜれば減る。 あと必要カロリーだが、2000kcalはたぶん取りすぎだ。歯列矯正をやってる時、 1500kcalくらい取ってれば体重は減らなかった。

アメリカの伝統的な食生活ではオメガ3とオメガ6の比率が1:1だった、 とか言ってるサイトがあるが、何食ってたんだ? オメガ3が多いクルミもオメガ6がその4倍も多い。 魚以外の選択肢がまったくないんだが、そんなに魚を食ってたとは思えない。 オメガ3とオメガ6が両方ほとんどゼロだった、というならわかるが。 そして、オメガ3がグラム単位で必須というのがどうにも解せない。 麦とジャガイモと肉と野菜と果物、みたいな生活をしていたら 全然取れないのだ。野菜には100gあたり0.05gくらい入ってたりするが、 これでは一日に何グラムという量には届かない。 どうにもウソくさいぞ。 今「必須」と言っているのは、オメガ6をたくさん食ってしまっている現状 があるからではないのか。オメガ6の摂取量とバランスするためにオメガ3を グラム単位で必要とするだけで、オメガ6をこんなに食わなければ そんなには必要ないのではないのか。 昔の人は液体の油なんて手に入れられなかったわけで、 オメガ3だろうが6だろうが、野菜や穀物に入っているわずかな量しか 食べられなかったはずだからである。

必要栄養量はだいぶうさんくさいな。 現代の食生活を前提として、それによるバランスの崩れを是正するために 無理矢理増やしている栄養素がたくさんある気がする。

牛乳有害説多いなあ。 ホルモンの類が結構入ってて内分泌系が狂いかねないという話があって 論争になっている。 まあそれはどうせ立証できないのでどうでもいいのだが、 オタマのかゆみに牛乳が悪影響を及ぼしている疑いはある。 一回数日止めてみたいんだが、オタマは牛乳好きだ。 あと、ミューズリは牛乳なしでは食えんわけで、 こんな便利なものは捨てられない。

そういえば、なんで乳の糖は乳糖なんていう赤ちゃんしか 代謝できない糖なのか、という疑問があるわけだが、 これは「デカくなると代謝できなくなって乳離れして、母親は次の子供を作れる」 という説明に説得力を感じる。いくらでもあるブドウ糖でなく、 わざわざ乳糖を作って入れているあたり、そういう戦略なのではなかろうか。 しかし、それだからといって大人が飲んではいけない理由にはならない。 代謝できる範囲で飲む分には害にはなるまい。 ただ、牛乳が必要かと言われると、たぶんそうでもない。便利なだけだ。 カルシウムが足りなくなるので必要という話もあるが、 必要量の見積り自体根拠がよくわからない。 リンが過剰なのとバランスを取るために増やしてるんじゃないのか。 加工食品にアホみたいに添加されているので、大抵の人はリンを取りすぎている のである。

2012年05月21日

資源が出るとその国の通貨が値上がりして、輸出産業が打撃を受けて、 経済全体が死んでくる。輸出できるような産業というのは得意な産業なわけで、 その得意なことを封じられれば苦手なことしか残らないからだ。 日本はその意味では石油なんて出ない方がいい。 もちろんまた別の意味では出た方がいいということもあるだろうが。

グラハム粉は3/4量の水と混ぜて一晩置いてからこねて焼くと モッチモチの何かになっておいしい。 ただし、手間がかかるのが問題。 次の日に食べることがわかっていないといけないというのも難しい。 となると、焼く寸前で冷凍するのが理にかなう。 1kgくらい作って小分けして冷凍するか。

普通の全粒粉が尽きて、余ってたグラハム粉だけで食えないか実験したら 大当たりだ。これが軌道に乗るなら普通の粉いらないじゃん。 粗挽きの方が栄養の損失も小さく保存期間も長いわけで。 しかし、細かくないと発酵させることは無理。

粉400g分のパンが一瞬でなくなった。スパゲティで400gは相当だが、 パンだと一瞬だ。スパゲティは水分量が粉の140%だが、パンだと75%で済む。 食べすぎていることに気づきにくいとも言えるし、 より効率的に栄養が取れるとも言える。

糖質制限ごっこは徹底できないので効果もわからない。 元より玄米に全粒粉なので問題が出にくいということもある。 土曜に中本を食べたので根本的にダメということもあるのだが。 そしてその後ずっと便の出が悪い。精白した穀物を食うとてきめんに調子が悪くなるな。

うるおい治療の疑問点。最近暑くなってきて、汗疹になりやすくなってきたわけだが、 ワセリンが害になることはないだろうか。 毛穴ふさがったりしないか。とりあえず、あからさまに荒れてる場所は キズパワーパッドを貼り、ワセリンは減らしてみている。

正常じゃない皮膚は湿らせておいた方が治るが、 正常な皮膚は湿りっぱなしだと良くない。 湿りっぱなしなために正常じゃなくなった皮膚は湿らせておくべきなのか? それとも乾かしておくべきなのか? たぶん、一回はがして洗ってちょっと乾かしてからまた覆えばいいんだろう。

既成品が使いにくかったり、 そもそもやりたいことをやれるようにする既成品がなかった場合、 その既製品を使わないという選択肢はあっていい。 それ以外にどうしようもないこともある。 しかし、そう思って作ってみたら後から既成品が バージョンアップしてできるようになったりすることはあって、 「何自作なんてしてるんだよ。バージョン3.5からできるようになったのに」 とか言われるわけだ。 また、探すのにかける時間が不十分だったり、探し方が下手だったりして、 すでにある既成品に気づかずに自作しているケースもある。 こういう場合にも「勉強が足りない。アンテナを立ててない」と罵られることになる。 現在のプログラミングにおいて、 自分が求めるものがすでに存在しているか探すスキルは、 自作してしまうスキルよりも重要で、 今更まともにプログラムが書けるようになることに どれほどの意味があるのかよくわからない。 ググるスキル、自分がやりたいことを既存のものに適合するように修正するスキル、 他人が作ったものを使い方を覚えるスキル、などなどの方が重要だとしたら、 今私がやろうとしていることは全くの無意味だ。

考えれば考えるほど不安になってくる。いらねえんじゃねえの?そんなもの。 私が2008年に出したアレも、本当に人の役に立ってるのか? 褒めてもらいはしたが、 褒めてくれたのはすでにあれが必要ないレベルに達した人間ばかりではないのか。 私が届けたかった人々にとって本当に役に立ったのか。全くわからん。

根本的に、プログラマの需要ってどれくらいあるんだ? プログラミング的な考え方に対する需要と言い換えてもいい。 それが急速に減りつつあるというなら、こんなに無意味なことはない。 言語やAPIや機械を剥ぎとってもなお残るプログラミングの 根本のようなものは本当に存在するのか。 私は一体何を伝えられるんだ?

Pythonのインデントって見やすいんだろうか。無駄な文字がないのは確かだ。 しかし、これ、ブロックがどこからどこまでかが本当に見やすいのか? ちょっと先入観なくC系の文法と比べてみないとダメだろう。 ひつじこにも協力してもらわねば。

2012年05月19日

ひつじこが電話を落とした。探したが見つからないので機種変更。 と思ったが、ひつじこの契約を解約して私の二台目扱いにした方が 圧倒的に安いとのことで、了承を得てそうした。 番号とメアドが変わるので、申しわけないが後ほどなんらかの手段で 新しい番号とメアドをお知らせすることになる。 ひつじこの友達で住所がわかる人は手紙で、 ミクシやツイッターでつながっている人はそれで、 私を経由した友達は私から送ることになるな。

二台目は基本料金1450円がタダ。電話機の値段は2年間の分割だが、 妙な割引で相殺されてゼロ。だれとでも定額の980円だけが残る。 これを機種変更にすると1650円が月々かかってくる。 若干の手数料と解約手数料で合計1万ほどかかるが、 それでも2年後には3万も浮く計算になる。 電話ってそんなに安くなってるのか。 そりゃ経営も厳しくなって身売りすることになるわけだ。

なお、さらにもう一台ついてきた。完全にタダとのこと。 低機能機種だが、こいつは家電話として使うことにした。 「平山家」に電話をかけてきうる人にはお伝えすることになる。 まあ基本身内だけだが。

2012年05月17日

早くも本の打ち合わせ。互いに考えてることを伝えて整理。 書きはじめてみないとわからん。 コンセプトを決めてからそれに沿ってやる、というのが正しいんだろうが、 部品を作ってなんとなく眺めてみてからでないと見えてこないこともある。 というか、私の脳はそんなにすっきりできてない。

5月末までとりあえず部分を書いてみたりしながら考えよう。 そもそも初心者向けの本を本当に書けるのかもよくわからないわけで、 途中でレンダリング本に逃げ出すかもしれない。 そっちはそっちで私のレベルで大丈夫かとかいろいろと問題はあるので、 大差なく茨の道だ。レンダリングに関しては私は到底一流ではないからな。 むしろ、本を書く過程でする勉強によって一流の仲間入りをしたいと 思うくらいである。仕事でやってるとなんとなく動いたところで おしまいにしてしまいがちだが、本にするなら自分でわかったと思うまでは 絶対に先には行けなくなる。しっかりとそれをやらないと土台ができないし、 体系化もされない。いろんな手法がバラバラに存在している状態では話にならん。

何を書くにしても変わらない掟はある。基本一冊で充足する。 論理の飛躍は最少にする。文章は面白くなければならない。 覚えさせない。考えさせ、体験させる。 プログラミングをプログラミングの世界で説明しない。 必要性を納得させるまで説明しない。 分野別に並べず、必要になる順に並べる。

プログラミングにおいて難しいのは、「こうなってほしい」というモンヤリ したイメージを、厳密な論理に変換するところだ。 論理をコンピュータがわかる形で表現するのは文法やらハードウェアやらの問題で、 面倒かつ重要ではあるものの、最大の障壁はそこではない。 にも関わらず、巷のプログラミング本はそこばかりを扱っているように思える。

いきなり体調崩した。腹痛。頭痛。寒い。熱はないが、 36.2度は私にしてはかなり低い。カロリー足りないのか。でも意識して量は 食べてるはずなんだが。 本のことばっかり考えて不安になってるのが関係しているのか。

2012年05月16日

手を広げすぎたな...だがここが正念場だ。 時間差をつけて各個撃破せねばならぬ。理想的には 切り換え周期は週のオーダーにしたい。 一日の中で違うことにスイッチするのは私の能力的に論外だし、 日単位でも効率の低下は著しい。 週単位で切り換えられるようにスケジューリングした上で、 週ごとに切りのいいところまで進められるようにがんばらねばならぬ。

とりあえず本の設計の概要は5月中に目処をつける。 6月に入ると別の仕事が活性化してくる可能性が高い。 また、散発的に来る仕事についてはうまくそれらを邪魔しない形に せねばならない。あと問題になるのが九州大学の講義だな。 もうちょっと機能拡張しておきたいんだが、いつやるよ。 6月中に安定動作させられないと間に合わん。

エディタ作るのって面倒くさいのかな。 挿入とか削除とかが相次ぐことを考えるとそれなりに面倒くさそうな気はするが、 さて。

TCP/IPってやったことないな。プロセス間通信のかわりに使ってみようか。

同時に一つのことしか考えられず、かつ、 切り替えにすさまじく時間がかかる性質なので、いろいろすまん。 しかし、今それなりに仕事ができているのはその性質のためだ。 根本的に、頭の悪さを集中力で補っているんだと思う。 回転が速いとか、観察力や洞察力に優れているとか、記憶力があるとか、 そういう意味で私より頭がいい奴はいくらでもいる。 ただそういう人々のかなりの部分はその才能にあぐらをかいて選択と集中 ができていない。する必要がなかったのだろう。 だから、一番大切なこと以外を躊躇なく切り捨てられる私は対等以上の戦いができる。 とは言え、このためにはなはだ子育てとか家事とかには向いておらず、 しょっちゅうひつじこに怒られる。 また仕事であっても、人とのやりとりが多かったり、割り込み周期が多かったり、 複数要素のバランス取りが問題になると、全く役立たずになる。 さすがに大きすぎる代償かもしれない。 しかし、この代償を払わねば私は凡人以下になっていたはずだし、 今更大きく変えるのは難しい。 多少は改善する努力をするにしても、私は基本的には選択と集中を 売りに生きていかざるを得まい。つまり、私には自営業はできないということだ。 組織の分業によって私の欠点が問題にならないようにしてもらわねば何もできない。

本書くとか言って全く金を稼ぐ気配がない私に何故そんな話が。 前レベル上がったのっていつだっけか?もう3年とか経ってたっけ? 正直「いやあ所詮下っ端っすよー」とか言ってられる方が楽なんだが、 そうも言ってられんわな。要するに、覚悟を決めろということなんだろう。

調べたら前の昇進試験は2010年の6月だった。まだ2年じゃん。 それに報いる自信はないんだがなあ。

勢いを失った産業には人が来ない。人が来なくなってしばらくすると 人材不足による劣化が始まってさらに勢いを失う。 上流の改善ほど安くつき、上流の劣化ほど害が大きいわけだが、 採用は企業のプロセスの最も上流にある。良い人が来るかどうかは 企業の存続にとって死活問題だ。 従って、働く人にとって魅力的な企業であるためにはどうすれば良いか、 という問いは、どんな人が欲しいか、よりも優先する。 それは売上に置き変えればすぐわかることだ。 重要な問いは、いくら売り上げたいかではなく、 売り上げるには何をすべきか、である。

企業は個人に対して労働環境というサービスを提供し、 個人から労働という対価を受け取る。 労働環境なるサービスがどのようなものであれば 個人にとって魅力的なのか、ということを考えずに、 個人からどんな労働をもらうかばかり考えてうまく行くはずがない。 「うちで働くとあなたにとってこんなにいいことがありますよ」 というアピールをせねばダメだし、そのアピールはウソであってはならない。 企業は労働力市場においてマーケティングの視点をもって活動すべきだ。

というようなことをドラッカーが書いていたことを思い出した。

2012年05月15日

眠い。糖質は本当に眠くなるのか対照実験がしたい。 コーラは禁止したが、茶では大した効果もない。 コーヒーは味が苦手で高いし何も入っていないものは稀だ。 茶だな。

糖質制限がアトピーを軽減するという説がよく見つかる。 もっとがっつり実験をすべきか。その手の病院がどういう献立を組み立てているのかを 調べて参考にしよう。

いやでも、普通に考えて相当しんどいんだよこれ。 優先すべきは「タンパク質でカロリーを30%取ること」だ。 2000kcalの30%は600kcalで、150gのタンパク質が必要になる。 高タンパク食品が平均20%のタンパク質を含むとすれば、 750g必要ということだ。 肉、魚、ナッツ、チーズ、豆(乾燥重量で)などを 合計750g一日に食え、ということである。 100gあたりのカロリーは肉や魚や戻した豆で200kcal、チーズで400、 ナッツは500から600だから、150gのタンパク質を取った段階で 1200kcalはとれている。だからおそらくカロリー的な問題はない。 他に何か食べるはずで、合計2000kcalくらいには達するからだ。 問題は、その750gという量そのものである。

大豆は単体では食べにくい豆だ。蒸しても味が味だけに多量には食べられない。 アズキやレンズ豆をスープにして食べるのは悪くない選択だが、 スープを作るのは結構面倒くさいのである。煮物も同様だ。 調理済みで冷凍しておける豆料理というのは、ご飯に混ぜる程度しか思い浮かばない。 一方、肉は水分が多いのでそのまま食べやすく、味の問題もない。 しかし、肉だと脂肪が飽和脂肪酸に偏りすぎるし、まともな質のものは値段が高い。 チーズも同じ問題があり、さらに価格がネックになる。 ただし、肉と違って保存が容易いし、 そのまま食えるので、料理の幅を広げる上でもうれしい食材だ。 ナッツも同じ扱いになる。 やはり、メインは魚だ。冷凍が効く。調理の幅が広く、焼くだけでもうまい。 脂肪酸もオメガ3比率が高く栄養的に優れている。 ただ、干物の類は塩の量に気をつけねばならない。 塩分濃度2%でも500g食べれば10gになる。

魚を増やす。多量のごはんとわずかなおかず、という貧乏臭いスタイルを脱して おかずの存在感を増す方向に行く。 豆ご飯の豆比率は味の問題からこれ以上上げられない。 キロ1000円未満で買えて、保存が効き、調理の幅が広い鮭は最強の魚である。 しかし、食費上がるなあ。 メイン食材についてタンパク質単価を計算してみようか。

チーズだと1800円あたり200g。1g9円の計算だ。 大豆はすごくて、5000円で5kgとか入ってるので、 1g1円を割る。魚は1000円で200gだから、1g5円。米は6700円で1.6kgだから、1g4.2円。 小麦粉は900円で250gだから、1g3.6円。アーモンドは1500円で200gだから、7.5円。 150gタンパク質を取るとして、仮に魚だけなら一日750円かかることになる。 今の食費はカロリーベースで圧倒的に割安な米と小麦粉で成立しているが、 これをやめることで健康が改善するならそれを捨てることも考えていい。 ともかく、実験するべきだだろう。

え、いいの?マジで? やりたいやりたい言ってたが、どこか「絶対通らねえだろ」と思ってたんだろう。 いざいいと言われると途方に暮れる。マジどうしよう。

2007年9月9日になんとなく目次を考えている。 10月23日に170ページ書いている。 「まるで技術書みたいじゃないか」なんて記述があって、 技術書と思われたくないというコンセプトがかなり初期からあったことがわかる。 また、「必要性を理解させるまで説明は始めない」という掟だけは 絶対に守ろうと誓っている。 ゲームプログラミングの本はプログラミングの本ではない、という洞察は 正しかったと思うが、出来上がったものを見てみるにその初志を貫徹 できているとは思えないな。結局はプログラミングの本になってしまった。

250ページしか書いてない段階でアニメーションの事を書いている。 この時点ではサンプルコードは何も書いておらず、 とりあえず文章だけノリで書いてる状況だ。 これがサンプルコードを書いたら3倍にふくれたわけである。 10月31日の段階で280ページで、コードを作り始めた。 11月末にはコードのせいで400ページ近くまでふくれている。 ボンバーマンしんどかったらしい。 3月に終わるつもりだったんだな。

1月7日に476ページ。この時期にはまだ本が出版されることを信じてない。 さんざん時間を食った挙句ポシャってしまうという最悪の状況が常に 頭から離れない状態だ。精神状態はかなり悪い。 そして、この時にはまだ機能的にも性能的にも実用になるライブラリを 入れるつもりでいた。結局そこまでは行かなかったし、今なおバグ報告が来る始末だが。 ところで、この2月に見合い的な何かをしているが、ひつじこではない。 これがきっかけになって、その後数ヶ月にわたって結婚、 それに先立つおつきあいやら出会いやらというものをどうするべきかで 悩むことになるのである。結局面倒くさくなって何もかもを放り出した頃に ひつじこが現れたのだが。

2月初旬、600ページも書いているが、どうやって本を終わらせていいかわからない状況。 ところで、「葬流者」という漫画があるのだが、何と読むかわかるだろうか。 「ソールジャー」らしい。よほど面白かったのか当時の日記にメモがあある。

3月中旬。推敲を始めている。 粗く全体を書いた後、推敲ループを何回回すか、という話だな。 図もこのあたりで書いている。ここまでは図は脳内にしかなかったようだ。 そして、このあたりまでは数人の協力者以外には読ませていない。

本を書いても半年もすればそれが現実だったのかわからなくなるんだろう、 と予想していて、見事に当たっている。全く実感がない。 今こうやって慌てふためているのはその証拠だ。

4月中旬には第一次校正祭が始まっていて、コードの整備ばかりやって文章は あまりいじっていない状況になっている。 しかし、この時期にisseiさんに相談に乗ってもらって、事態が急変する。 「そもそも設計図がない」「顧客は誰?」等の指摘を受けて 何もかもをやりなおしたからだ。 3部構成にしたのもこの後だ。この段階で作った設計図に従って、 すでに書いたものを再配置し、さらには中身をごっそり書き直している。

本格的に校正が始まったのが6月。おおよそわかった。頭が本に占領されて 他のことがロクにできない時期は9ヶ月くらい続いている。 しかし、この間にも本業がちらほら入ってきているので本当にフルタイムではないし、 半ば趣味でライブラリをいじっている時間がかなり長く、 本そのものの作業とは言えない時間も長い。 設計もないままに書き散らした期間も長かった。 次にやるならそういう時間の無駄は削減できる。 しかし、同じ本を書くことはなく、違う本は違う難しさを持つだろう。

2012年05月14日

ドラクエな夢を見た。ドラクエやりてー。 1や2の豪華リメイクな印象だったがやけに面白そうだった。 まあ所詮夢だし、原型を留めてないくらいに別物だったが。

ああいう古典系のゲームは安心できるんだけどな。 安心して文芸や数字のやりとり、宝探しに興じられる。 敵はアニメーションしなくていいし、移動も3Dでなくていい。 世界樹はいいゲームだった。2以降やってないが。

携帯機ゲームは絵のレベルを落として電池がもつようにするモードを 持った方がいいと思うんだが、私だけか。 そりゃテスト面倒くさいとかいろいろあるかもしれんけど。 一部の計算要素を省略するとか、解像度落とすとかするだけで GPU負荷は劇的に軽減するわけで、手間は大してかからないだろう。 電池という要素を考えれば常に性能を使い切るのが善とは言い切れないと思うんだが。 体験版が当たり前になったおかげで やってみて初めてわかる要素の重要性は一時よりずっと増してるわけで、 「そんなことをしても売り上げにつながらない」とは言い切れなくなっている。 そして、それは逆に言えば、買う前にわかる要素から資源を多少でも 引き上げて、買った後にわかる要素に移すべきだということだ。

もっとも、「いやもうちょっとやりようがあるだろ」という絵のゲームも 結構あるけどな。グラフィックスプログラミングのコストを 劇的に下げることができればああいうゲームでもマシな絵になるんだろうきっと。 やはり本か。そして使えるレベルのシェーダがサンプルとしてついてくれば、 最悪そのレベルは手に入る。 RealTime-Renderingはいい本だが、あれはポータルであり、結局は 大量の論文にあたる羽目になる。短い時間でおおよその理屈を理解して 使える実装を手に入れたい、という欲求には応えられない。 テクニックごとに論文をあさって云々、なんてやってる手間をかける余裕 がどこにでもあるわけではないのだ。シャドウマップだけでも真面目にやると 5個くらいの手法を試す羽目になるからな。とりわけかけていい負荷がわからん 状態では実装としても複数種類を用意して後で選ぶ羽目になる。超面倒くさい。 それに理屈がわかっても実装できなければダメで、設計などのプログラミング上の 問題にも対処せねばならない。ああいう理屈だけの本では不足だ。 多少粗くなってでも理論から実装まで統一的に扱った本の方が役に立つ。 ミドルウェアがあれば買ってきて終わりにできると思えるが、 それでは中身がわからない。 中身をわからないまま使えるほど成熟した技術じゃないし、 個別の事情によってカスタマイズする必要もあるだろう。 かけられる負荷、パラメータ調整スキルの有無、動かす機械、 などによって選ぶ手法や設定は全然違うからだ。 理解した上でいじれるサンプルコードが広く提供される方が使い勝手はいい。 そして、サンプルコードだけで説明がないと結局理解できないので、 本という形がたぶん理想だ。誰か書いてくれよ。 でも、売れないよなあ。グラフィクスプログラマだけを対象として 1万部売れるとは到底思えない。3000部で元取ろうと思うと結構高くなるよな。 あーでも1万円とかでも中身次第では売れるか。 本当に使える実装が入っているなら、その価値を本の値段に入れられる。

なお、私はレンダリングは大してできないので、適任とは言えない。 まあ、前書いた本も本書く前はできなかったことを半分以上書いてたわけで、 書いて良ければ書くけどな。勉強しながら。

37歳か。 私はもうすぐ35になってしまうが、 正直「何ができるか」と聞かれたらうまく答えられる気がしない。

あの本、本当に役に立ってるのか。褒める書評はあるが、 結局けなす書評しか頭に残らない。 あれを読んで勉強した履歴をブログに残す、 とかやってる人を何人か見たが、知る範囲で全員挫折してる。

自信がない一方で、これなら自分がやった方がいいんじゃないか という思いはしょっちゅう湧いてくる。

ヴァイオリン弾きたいが、ピアノ以上に練習できねえ。

2012年05月13日

昨日は時間が空いたので秋葉原で献血。 その後、神保町、水道橋、池袋、雑司ヶ谷、新宿、 と歩いた。春日通りにあったはずのエスワイルがなくなっていてがっかりした。 それにしても、たった13.2kmか。それで左足に豆ができてしまうあたり、 衰えたものである。アクアソックなので衝撃吸収性能がゼロという ことはあるにせよ、この程度でこれだけ来てるのはダメだろう。

夜は宴会。変わってねえなあ。

アホ(良月)が遊びに来た。今度はオタマを泣かせなかった。 なお、オタマが呼びやすいのでしばらくは「けんけん」と呼ぶ。 帰ったあと「けんけん、おもしろいねえ」と言っていた。良かったな。

献血。秋葉原なら何か特色があるかと思ったが、漫画がたくさんあったこと以外は 普通だった。そして、たぶんあそこに本忘れた。電話しないと。 もしそこになければ買い直さねばならぬ。

サイレントヴァイオリン。ヴァイオリンをオタマに弾かせようと思うなら、 まず私がそれなりに弾いていないといけない。でないと興味を持つはずがない。 しかし、電子ピアノは実用域にある一方で、電子ヴァイオリンは話にならん 完成度だ。加えて、子供用サイズはたぶんない。 ヴァイオリンは無理かもわからんな。 まあそれとは関係なく私は弾きたいので、それはそれで考えよう。

ニコ動に上げてる奴がいるが、あれくらいでいいなら対抗できそうな気はする。 問題は手間をかける時間があるかどうかだ。 本を書ける人はいくらでもいるだろうが、実際に書いたのは私だった、 というのと似ている。

2012年05月11日

1億人の英文法。素晴らしすぎる。

教育はゲームと似ている。ゲームは金と時間を使わせるが、教育も金と時間を使わせる。 ゲームは強制力がほぼゼロだが、そこを補う工夫は多く行われている。 教育は強制力が強く働くことが多いが、 しかし教育する側が思っているほどその強制力は強くはなく、 そのために挫折が多く発生する。 ゲーム側の工夫を参考にすることが大いに役立つはずだ。 ゲームと教育には極めて似通った特性がある。 むしろ、違いがあるとすれば、強制力の度合いや形式と、目的がそれ自体か別にあるか、 という程度だ。同一のものだと考えると何かが見えてくる気がする。

何かを教えることを一つのゲームとみなしてみる。 ゲームには課金モデルがたくさんあるが、これは同じだ。 例えば本であれば、いきなり高い本を買わせるのがパッケージソフトに相当し、 分冊構成は後から追加コンテンツを買うのに似ている。 体験版はアマゾンや出版社ページで用意できるだろう。 それ以上細かくするのは電子書籍化しないとしんどいだろうが、 ともかくも似たようなことはできるということだ。 ゲームは金以外に時間も払わせているのだが、これに関しての考察はさらに重要だ。 クソつまらないがエンディングまで行くと激しい 満足感が得られるゲームというのはありうる。 ゲームではレアだが、本では珍しくない。 しんどい思いして何度も何度も読み返して練習問題を解いて、 みたいなことをしたら素晴らしい効果をもたらす本、というのはある。 ただし、それが本の出来の良さによるものかどうかは甚だ怪しい。 これはゲームの場合も同じで、時間効率が低いゲームはそもそも 面白いと言っていいのか怪しいのである。 しかしながらパッケージゲームの場合には 「すでに5000円払ってしまった」という事実が 強制力になって多少つまらなくても遊ばせてしまうので、 そういう作りをしてしまう動機はなくもない。 本の場合も同様だが、本の平均価格はパッケージソフトに比べれば安いし、 つまらなさの度合いがゲームの比ではない。 普通のゲームは一定の単位で面白さを感じられるように工夫を凝らしている。 ゲーセンのゲームなんかは100円入れて始めて、3分以内に面白くなければ負けだ。 基本無料なゲームの場合は要求水準はさらに高くなり、10秒で明暗が分かれかねない。 手に入れる障壁が高いほど途中でやめる率は減る。 値段が高かったりなかなか手に入らなかったり買うのに 勇気が必要なものは挫折率が低い。逆に障壁が低いと挫折しやすくなる。 ゲームも本も構造は同じだ。 本であっても短い時間単位で面白いに越したことはない。 第一章に数学を置くようなマネをするかしないかは、 最後まで読み終えた時の価値を優先するか、 途中で挫折しないことを優先するかで決まる。値段の高い本ほど、 外部からの強制力が強い本ほど前者に寄るはずだ。 初心者向けの本は安くなければならないし、強制力も弱いし、 そもそも挫折しやすいので、 挫折の防止を優先する必要がある。また、1億人の英文法のように、途中で挫折しても、 そこまでの成果は得られるように作ることが望ましい。

初心者向けの本は、 基本無料のアイテム課金みたいな作りにせねばならないということだな。 安く、変に厚かったり表紙が怖そうだったりしないようにした上で、 最初はとにかく読みやすくし、大切なものから順に配置して途中で 挫折しても無駄にならないようにする。 全体の分量にも寄るが、分冊は有力な選択肢である。 また、初心者向けのプログラミング本を作る場合、 値段は1500円を超えてはならないと思われる。 私は前の本を「税込3000円で」と注文したが、 そんなに売れないだろうし、4500円くらいでないと元がとれない ということで税込4725円となった。当時としてはもっともな判断だったと思う。 黒字になる確信すらない状況では、 高くても買ってくれる人を有効活用するために値段を高めにせざるを得ないのである。 まして後から値下げできない本の場合はなおさらそうするしかない。 しかし、初心者向けであればここは妥協できない。 正直勉強に金をケチる奴はダメだと思うが、それは現実としてあるし、 いろんな本がある中から選んでいただくと考えれば 高いことは圧倒的に不利である。折れるべきは書く側だ。 実際Cの絵本は2色刷りで1380円で、 それに匹敵する値段でないと初心者用と認められない。 安くするならかなりの部数が出ないといけないわけだが、 初心者は上級者より数が多いわけで、中学高校生までターゲットにするなら 組織購入による売上増を狙うこともできるし、 そうすべきだ。そこはどうにかなるはずである。 また、分冊にすれば、見かけの値段(=1冊の値段)を抑えつつも 実質的な値段が1.5冊分とかになるので (かなりが1冊で脱落するはずだから2冊にはならない)、 うまく設定すれば利益にも貢献する。 ここがアイテム課金的な部分だ。実際前の本でも分冊は検討したが、 「厚さで本気度を伝えるから分冊は嫌だ」と私が主張したこともあってああなった。 読みにくいとかいろいろ言われたが、あの本に関してはそれで成功だったと思う。 あれはインパクトがなければならなかった。

商売として成立させつつ目的を果たすために満たすべき制約はおおむねわかる。 つまり、戦略はおおむね立つんだよな。後は中身だ。

プログラミングを開始する障壁は極力低くなければならない。 VisualStudioを買うなりなんなりして入れて使い方を覚えて、 という段階でアウトである。エクリプスも同様だ。 また、ソフトを入れざるを得ないとしても、二つ以上入れさせるのはアウトである。 さらに、最初に何かしらのものを書いて動かすまでにかかる 時間は極力短縮せねばならない。 コンパイルという手順はなくすか隠蔽する必要がある。 したがって、テキストを書いてブラウザに放り込めば動く言語か、 非常に簡単に使える統合開発環境がある言語が望ましい。 既存のもので言えば、processingはかなりいい線行っている。 しかしあれは中身がjavaなので結局言語自体の難易度が高いという問題がある。 もし一つの言語で目的を達しない場合には、 本の前半と後半で異なる言語を使うという荒業もありうる。 途中まで進んだ段階で「ここまでやったんだし」という意識が働くため、 進めば進むほど挫折しにくくなる。 だから、後ろに行くほど面倒なことをやらせても挫折されない可能性が高い。 しかし金と違って時間に関しては そうした意識は弱くなるため、それに期待して無茶をやるのも考えものである。 「5万円使ったし」は強いが、「2週間も使ったし」は案外弱いからだ。 あとは、最初の数十ページはプログラミング言語を使わないという選択もあっていい。 これはPHPの本でやっていた。

ただし、これと相反する要求もある。遠回りだと思われたら負けなのだ。 挫折を防ぐためには、極力傾斜はゆるくし、 道は平坦にして小石一つまで除いておかねばならない。 しかし、その斜面が長すぎると思われれば、そもそもその道が選ばれない。 このトレードオフが極めて重大だ。 傾斜はゆるいほど同じ高さに登るための距離は伸びる。 本は厚くなるし、遠回りにも思えてくる。 到達する高度を下げれば問題は軽減できるが、 初心者であればあるほどその先の困難を過小評価し、 かつ、恐ろしく高い所に行くことを望むものである。 到達高度を下げた本には魅力を感じまい。 私の本を読んだ人間のかなりの数が難しいと感じているようだが、 web上にはレベルが低すぎるという感想がたくさん見つかる。そういうものなのだ。 プログラミング未経験者がいきなりC++でゲームを作るなんて無茶もいいところだが、 プログラミング未経験者にはその無茶はわからないのである。 お膳立てした独自ライブラリを嫌ったり、 売り物のゲームに使われていないC#を嫌ったりするのは そういう心理による。 「階段?そんな回りくどいものを使うのは嫌だね。オレはロープで壁を登るよ」 と初心者は言いがちなのだ。 しかし、斜面の角度と到達高度と道のりの長さは、説明の質が一定であれば トレードオフの関係にある(高さ=距離*sin角度)。 説明の質を上げる努力をするのは言うまでもないことだが、 それはそれとしてそれらのバランスをどこに置くかは決めるしかない。 もちろん前書きにいろいろと書くことは当然やるし、あの本でもやったわけだが、 前書きすら読まずに 「この本では独自ライブラリだからプロになるのには役に立たない」 とか言う奴は必ず出る。 それが少数派ならいいが、多数派になれば目的を達せられなくなる。

理想的には、始める手間がほとんどゼロだが、 ちょっと何かを書くだけで画面になんか出ていい気分になれる言語から入り、 少しづつ深い所に入っていってコンピュータとかアルゴリズムの概念を学んで、 その後実用言語に移っていく、という流れが好ましい。 私はperlから始めたが、これは最初やりたいことがperl向きだったからだ。 仮にゲームプログラミングと名乗るなら、絵が出てナンボだろう。 文字列処理や科学計算がやりたい初心者は稀なはずだ。 その意味ではbasic的なものがいい。 circleで丸が出るのは楽しいものだ。webサービスが作りたい人は ただし、文法がかけ離れていると後々面倒なので、 C系の文法でありながら極力絞った仕様の言語に 描画系のライブラリがくっついているものが理想的になる。 目標とする実用言語はおそらくjavascript/JAVA/C#/C++で、どれもC系だ。 javascriptはプロも使ってるしゲームも作れるし、 UnityやらHTML5やらで選択肢も多い。 準備の手間は小さくて済むし、C++のような地獄を通らずに済む。 最初からjavascriptで行けるならそれに越したことはないので、 それは検討すべきだろう。教育用としては理想的、と言う人もいる。 HTMLがくっついてくると面倒なので、そこは考えないといけないし、 私にはあれが理想とは思えない。

とりあえず九州大学向けのアレはそろそろ直そう。 フレームポインタ入れてちゃんとした関数呼び出しができるようにせんとアカン。 あと、いくらなんでもとっつきが悪すぎるので、構成を考え直さないと。 それとエディタを何かみつくろっておかねばな。 ポータブルな奴あるかなあ。exeだけ持ってけば動くエディタ。

2012年05月10日

何がしたいのか、何ができるのか、何に意味があるのか、 みたいなところが噛み合わないのは 私だけの悩みではないんだろうが、困ったことに何がしたいのかよくわからん。 何ができるのかについてはわかっているが、それを他人に説明する気がしない。 javascript+HTML5とか、Unityとか、そういう流行りのものについても やりゃできるだろうという確信はあるが、 「今は無知ですが、そのうちできるようになりますよ」と言って信じてもらえるとも 思えないわけで、そこを説明しなくてはならないわけだが、そのためにがんばるのが 面倒くさい。

さらに面倒なのが、何に意味があるのか、だ。 金が意味なら、金にならないスキルはゴミである。 しかし私は金にならない勉強も好きで、その間を揺れ動いている。 「技術を学べればどこでもいい、その副産物としてそれなりに仕事はする」、 と言いきれればきっと楽になるだろう。 あるいは、 「金になることだけをする。勉強とかいらん」 と言い切れれるならそれもたぶん楽だ。 しかしそういう極端はどちらも許容できない。 自分が育たない仕事はどんなに金がもうかってほめられても嫌だ。 利益に貢献するプログラマが必ずしも技術を持っているとは限らず、 要領良くコピペする方が重要であることは多い。 しかし、耐えられない。 しかしかといって、自分が勉強できれば作っている製品がなんであれかまわないし、 売れても売れなくてもかまわないし、評価されてもされなくてもかまわない、 とまで割り切れるわけではない。社会に貢献するために時間を使っていると 信じられなくては、ひつじこにもオタマにも申し訳がたたないし、 そもそもそういう不誠実に自分自身が我慢できない。

本書きたいなあ。しかし、書ける状況にないし、 書くことに意味があるかどうかすらわからなくなってきた。 そもそもまともなプログラマの需要はあるのか? 要領よくコピペするスキルを持つ人間がたくさんいればそれでいい、 というならば、深い理解をもったプログラマを育てるために 労力を使うのはバカバカしい。 さらに言えば、まともなプログラマになる手伝いができたとしても、 彼らが報われるとは限らない。 それに、最近いろんな本を見てみて、 これで充足しているとしたら新たな本を出す必要なんてないんじゃないかと思える。 私には到底足りているように思えないが、プログラミング本が市場として成立して以降 何年も経つのに私が「これだ!」と思う本が現れないということは、 私が「これだ!」と思うようなものは実は役立たずなのかもしれないとも思う。

でも、書いてみないとわからないよなあ。 前のもそうやって悩みながら書いたら結構売れたわけで。 何にせよ会社やめないと無理か。どう短く見積もっても三ヶ月はかかる。 本当に本書くとしたら会社やめて福島の田舎に引っ越してこもるのかなあ、 とか言ってたらひつじこが超期待してた。 半年でまた就職できるならどうにかなるとは思うが、 そこまで犠牲を払う価値があるとは言えない。 とは言え自分の人生を生きろと言ったオッサンもいたわけで、 その選択肢を完全に捨てる気にもなれないわけだが。

超ヤバイ経済学。前作も良かったが、今作もいい。「人はインセンティブに反応する」。 つまるところ、これだ。

あらゆる会社にとって、儲けることが社員にとっても うれしい仕組みを作ることは極めて重要だ。 「ゲームが売れたらボーナス」は一つの手だが、金がかかるし、 開発期間が長い場合にはそのニンジンの力が薄まる。 人間は長期的に物を考えるのが苦手だからだ。 社風や文化はうまく構築されると最高に役に立つが、 曖昧なものだけにコントロールしにくい。 ちょっとした要因でぶっ壊れてしまうこともあるし、 逆に環境に合わなくなって壊したくなっても なかなか壊れずに困ることもある。

ギリシャは他人事なら面白いが。

4000x2000くらいの解像度を持つテレビが75万円とかで売られている。 今は出始めで、一部のうなるほど 金を持つ人間が買ってくれればめっけもの、という程度の商品だ。 しかし、2000x1500もの解像度を持つiPadが5万かそこらで売られている昨今において、 その魅力がどれほどあるかは怪しいものである。 そして、いつか誰かがそういう解像度のテレビを いきなり10万円で売る日が来る。そうならなければ普及などしないが、 そうやって普及した時にはいくら売ってももうからない商品になっている。

次のゲーム機はフルHDの倍の解像度で動くことを売りにするのかもしれんな。 ピクセル負荷が4倍になるが、 性能がそれ以上に上がるなら何もしないで画質が上がる。

会社で書いてたわけで、本の印税が会社に行くのは当然だ。 あれで個人がもらってたらその方が異常だろ。 だいたい不確実な印税より確実な給料の方がずっといい。 会社を辞めずに書けたということにはどれだけ感謝してもし足りない。 ただ、それはそれとして、それでは本を書く気になる人が出てこないという 問題がある。業界で協調して本を書く人が出やすくなるように 多少の動機づけをしてもバチは当たらないだろう。 多少しんどい思いをしてでも本を書いたり講演したりして自分の名を売る ことで保険をかけておく、というのは私にとっては当然に思えるが、 そう思う人はどうも少数派だ。 多少は金を積まないといろんな技術が会社から外に出てこない気がする。

オライリーがHead Firstシリーズというのを出しているのを聞いて、 早速アマゾンで前書きだけ見てみた。理屈は合っている。 何故か技術書はつまらん方がいいと思っている人が多いが、 つまらん本はつまらんのであって、面白くできるならその方がいい。 また、絵はうまく使えば効果的だ。 さらに、正確である必要がないのもその通りだし、網羅的である必要もなく、 体系的である必要もない。実に正しい。 ただ、問題を解かないとダメだと言っているのはどうかと思う。 解いた方がいいことを説明するのはいいが、 読者がそれに従うことを前提にするのは負けだ。 とりあえず一冊ちゃんと読まないといかんな。JAVAの奴がいいか。

ひつじこから、「一億人の英文法」が参考になるんじゃないかと言われた。 そうだ、プログラミングに限る必要なんてないじゃないか。 結婚ってすばらしいな。英語の勉強にもなるし一石二鳥だ。

みんな初心者のやる気のなさを甘く見すぎだ。 なんぼなんでも倉庫番くらい作れるだろと思って本を出してみれば、 かなりの人間がそこから先へ進めないという現実をwebで知った。 ゲームであろうがなかろうが コンソールで倉庫番を作れない奴がプログラミングで飯を食おうなんて 無茶もいいところだが、そういう人間がゴロゴロしているという 現実は無視できるものではない。何か原因があるはずなのだ。 それに初心者以外であっても、そんなにやる気があるとは限らない。 勉強しないプログラマはクソだとか言う人は現実を見ていない。 確かに勉強しないプログラマはクソだが、その意味では私も半分くらいはクソであり、 そんなクソでもそれなりに仕事できているという現実から考えれば、 クソであることは大した問題ではない、ということになるのである。 C++の仕様に精通するのに時間をかけるのと、 好きなゲームで遊ぶのに時間を使うののどちらが良い仕事につながるかは 必ずしも明らかではない。というか、私はほぼ確実に後者だろうと思っている。 STLを使わないことによる効率低下は確かに大きいかもしれないが、 STLの勉強をする時間をゲームで遊ぶことに費すことで培われる感覚や 発想の方が商品価値を高めるのに役立ち、 それが効率低下を埋め合わせる可能性についても考えるべきだ。 結婚して子育てすることで得られる人間的な成長は、 失われた勉強時間を埋め合わせるかもしれない。 勉強することが常に正義であるような見方は狭い。

まあ、言い訳だと言われればそうかもしれんのだが。 実際私は勉強が足りてないからな。

焼き大豆。だいぶ焼いたが、まだ水分が飛びきってない。 水で戻した後ザルに広げて干す工程が必要だろう。 また、180度だと温度が高すぎるので、もう少し下げつつ 長時間乾燥させる必要があるように思われる。 なお、失敗ではあったが、そこそこうまかった。 もうちょっと水が抜ければおやつに常食できるレベルになると思われる。 キロ300円台という衝撃的な安さであり、これをタンパク源に できれば飛躍的に糖質制限ごっこがやりやすくなる。 なお、アーモンドはうまいがキロ1500円とかする。 他のナッツ類もおおよそそのくらいだ。大豆は圧倒的なのである。 確かに味は劣るのだが。

生ハム来た。本場物は臭い。だが、うまい。

チーズでかいわ。さすが4.3kg。ただ、熟成が2ヶ月なのがちょっと不安。 まだ食べてない。せめて4ヶ月くらいだと思ったんだが、 まあキロ2000円以下だしそんなもんか。

2012年05月09日

本当、糖質制限してる人達は一体何を食べてるんだろう。 きっと肉だよな。タンパク質で3割、脂で5割のカロリーを取ろうと思うと それくらいしか選択肢がない。 なんぼカロリーを減らしても腹の周りの脂肪が落ちないことは この理屈で説明がつくので、できる範囲で実験してみることにする。

体に洗剤を使わなくなって結構経つ。脂の量は減ったし、かゆくもない。 ただ、量は減ったもののまだフケは出る。 強めのシャワーを頭に当てていると白いゴミが落ちてくる状態だ。 しかし皮膚が完全に入れかわるのに8ヶ月かかるというのなら フケの出方が変わるにも8ヶ月かかるだろう。年末にどうなっているか楽しみだ。

ひつじこの足の裏はだいぶやわらかくなった。ワセリン様々である。 これも8ヶ月かかるのであれば年末が楽しみということになる。 ひつじこは全く足が臭くならないのだが、やわらかくなったら変わってくるかもな。 汗を全然かいてないせいだと思うが、それは健康的とは言えないだろう。 なお、オタマはすでに足が臭い。

ミューズリ50にくるみとアーモンドとひまわりの種を足して100gとしてみた。 さすがに重い。1000kcalを油脂で取るって相当すごいぞ。

「わかりやすいJava入門編」。学生にやらせてわかりにくい所を徹底的に直した、 というまえがきの記述は売りになる。 まだ中身は読んでないが、きっと説明はいいんだろう。 ただ、最初の能書きは果たして必要か?プログラミング言語の歴史は必要か? 興味を持たれるのか? まして、そんな内容について練習問題として穴埋めを用意することに意味はあるのか?

著者は大学の先生だ。学生とは対等ではない。 学生が半年つきあった理由が単位だったとすれば、 なおさら重要な問題が浮上する。 学習において最大の危険は挫折だ。わかりやすさは挫折の率を下げるが、 わかりやすさだけあれば十分というわけではない。 単位、あるいは教師と生徒という関係は強制力として働くから、 それがない人がどれくらい挫折するかをテストする役には立たない。 強制力が働かない、あるいはあっても弱い状況下では人は どんなにわかりやすくても挫折する。 学習そのものが楽しいか、本人が自分に強制力を課すくらいの危機感あるいは必要性が なくてはならない。 これらをどれくらいのバランスで配合すべきかは場合によって違うが、 初心者向けであればあるほど強制力が弱い状況を考慮しないといけなくなる。

これ、わかりやすいとは思えんなあ。 わかりやすいことと体系的であることはしばしば矛盾するし、 網羅的であることも同様に矛盾する。 学校の先生ってこういう書き方をしてしまいがちなのかもしれない。 しかし、体系的であることや網羅的であることに価値を置くならば、 こうなるだろう。それは一つの選択だ。 それに、私が思っているよりも初心者がそれらを重視している可能性もある。 人は自分が望んでいることを認識していないことは多いし、 知識が不十分なことから誤った判断をすることも多い。

「DirectXが身につかないんじゃ意味がない」という理由で 私の本は酷評されることが多いが、 彼らはDirectXが身につくことに大した意味なんてないということを知らない。 そういう人はDirectXのことがわかる本を選ぶだろう。 彼らにとってそれが必要かどうかはこの際関係ない。 また、「C++の細かいところがわからない」という理由で酷評されることも多いが、 C++の細かい所なんてプロでもよくわかってないし、案外なくてもどうにかなる、 ということは知らないだろう。プロの言語知識なんて高が知れている。 私程度でもマシな部類なのだからな。

「明解C言語入門編」。よくできている感じがする。 しかし、やっぱり動機づけと挫折防止のニンジンが見えない。 そこって重要じゃないのか?

2012年05月08日

えいごであそぼで"it's windy! let's fly!"とか言ってて、 ひつじこが吹いた。竜巻の後だけに。

利益率50%はすごいなグリー。会社規模が小さくて単一製品なら ありえない数字ではないが、それなりに大きくなった会社でこれはすごい。

最近健康が足りない。何か調子が良くない。具体的に何が悪いわけではないのだが。 で考えてみたのだが、単純にカロリーが足りてない気がする。 ミューズリー100gが牛乳込みで500kcal。ごはん250gが400kcal。 ミューズリーとごはんが主たるカロリー源であり、 他のカロリー源が大してないことを考えると、1500ちょいくらいしか 食べてない。バランス大丈夫かと思われるかもしれないが、 うちのごはんは玄米な上に大豆と小豆が混ぜてあり、発芽させているので それなりにビタミンもできている。 ただ、2000必要だという説が正しければ、カロリーが足りてない。 加えて、タンパク質も足りてない。 とりあえずタンパク質が足りてないのはダメだ。それをまずどうにかしよう。

必要カロリーの3割をタンパク質で取るとする。2000の3割は600だ。 グラムあたり4kcalであれば、150gとなる。 主要なタンパク源の含有率は、戻した大豆で15%、肉や魚で20%、アーモンドで20%、 チーズで25%。大豆はスーパー食料だが、水で戻さないと到底食えないわけで、 密度で考えるとそれほど割が良くなかったりする。 20%含まれるものでタンパク質を取るとすれば、5倍の750g必要で、 これはかなりしんどい量だ。タンパク質をたくさん取るって大変なんだな。 なお、米のごはんは3%かそこらで、タンパク源としては貧弱である。 うちの場合ごはんは米4大豆1小豆1で配合しているので、 タンパク含有率は4%くらいまでは増強されている。 しかし、それを500g食べても20gで半分にも満たない。

ミューズリ60g+アーモンド15g+くるみ15g+牛乳150mlのタンパク量は、 6+3+2+5=16g。カロリーは450kcalあるが、タンパク質由来は64kcalしかない。 菜食中心だとタンパク質由来のカロリーは1割か、せいぜい2割が 限度ということになる。 かなり気合を入れて穀物を削らないとそんな水準には到達しない。 ミューズリごときでは話にならん。 アーモンドとくるみと炒り大豆を根本に据えて、補助が魚、 というくらいになるのか。

まあ、アーモンドをたくさん食べよう。あと炒り大豆に期待。 戻してオーブン170度30分でできるらしい。

Cの絵本のポインタの説明を読んだ。 え、何、この丁度でわかりやすくなるのか。 この程度でわかりやすくなるというなら、これ以前の本との違いは一体何だ。 絵があるかどうかくらいじゃないのか。 とすれば、絵の有無は恐ろしく重要だということになるし、 確かにそうかもしれないとは思う。 そうか、そして絵が重要だということだけが重要なのだとすれば、 こんなに簡単なことはない。絵を使った上でもっといい説明をすることは いくらでも可能なように思われる。

「つくって覚えるPHP入門」。 理屈はわからんがとりあえず見よう見まねで書いてみて動かして、 ちょっといじったら何かが変わって、 という具合に勉強を進めるやり方自体は間違ってない。 だから、この本のアプローチはありうる。他の言語に応用してもかまわないだろう。 問題は、どこかのタイミングで中身を理解せねば結局使える人間にはならず、 そのタイミングをいつにするのが最も効率がいいか、ということだ。 早すぎれば何もできないまま挫折する可能性が高まる。 遅すぎれば他人が作ったものの切り貼りが プログラミングだと誤解したまま頭が固まるし、 その切り貼りすらうまくはやれないままになる。 そして、そのタイミングは何か強制力がある場合とない場合では異なるはずだ。 強制力がない場合、可能な限り早く楽しさを感じさせないと挫折される。 強制力がある場合、挫折できなくなるので効率を優先できる。 私が九州大学の授業を効率優先で組み立てたのは単位という強制力があるからだ。 学生には最初の時間に「苦しんでいただければ幸いです」と宣言している。 最後にもらった感想にも「二度とやりたくない」と良く書かれるが、 「ありがとう。狙い通りだ」 と答えている。そういうはすでにプログラミングができる奴か、 プログラミングに必要な論理思考に向いてない奴かのどちらかだ。 前者であればちょっとした経験になっただろうし、後者であれば「向いてないんだな」 と実感して他の分野に行く覚悟ができるだろう。 なんにしても10時間かそこら論理思考の筋トレを強いられるのは悪い経験じゃない。 とは言え、いらんところでストレスがかかるのはいかんな。 いろいろ準備はしておかないと。

「やさしいJAVA」。普通すぎるな。普通。しかし、だいぶよくできている印象。 ただこの順序だとニンジンがないので強制力がある 程度ないと挫折するんじゃないかという気はする。 短い周期で何か「うれしい出来事」がないと辛い。 変数、if、while、と順序を追って説明するのは 悪い方法ではないし普通はそうするが、それだと動くものができるのが相当先になる。 文章が面白いわけでもないので、 読み進めるうちに眠くなってそのまま挫折するということになりやすい気がする。 初心者向けの本は面白くなくてはならないのではないか。 「何に使うか」が欠如した状態で説明せねばならない本は 大きすぎるハンディキャップを背負っていると強く感じた。 私の本はゲームを題材にすると宣言した段階で相当に楽になっている。

糖尿病の症状。喉が乾く。水をよく飲む。やけに尿が出る。 疲れやすい。だるい。痩せる。 なんつうか、怪しいと思うんだよな。健康診断結果を見る限り正常だが、 食後血糖値を測ってみると 違う結果になる可能性もある。HbA1cも4.7%なのでたぶん問題はないんだが、 全体に体調が良くない。

年齢が上がるほど白米大好き率が上がるのかもしれないと最近思う。

2012年05月07日

パンを焼いた。ライ80g、グラハム80g、細かく挽いた全粒粉160g。 チーズは注文しているものがまだ来ないので安物。 粉320gだと二人で食われてしまうので、私はミューズリ。 鍋面積が1.2倍になれば私も一緒に食えるくらい焼けるな。どうしたものか。

このチーズ味ないなあ。そのへんの奴はダメだやっぱり。

起きてすぐ体をシャワーで洗ってワセリンベットリ。 かきむしってひどいことになっている尻はリンデロン(ステロイド)。

主食を大豆にしろってことだよなこれはつまり。 タンパク価の問題があるかと思ったが、 調べてみたらアミノ酸スコアが100だった。 どうも昔の数値はラットでの話だったらしい。 となると問題はあの飽きやすい味だけか。 豆腐はコストが高くつき、水分が多いので密度が低い。 納豆はコストも許容できるし、実際並の人よりよほど食っているが、 オタマがなかなか食べないという欠点がある。

大豆の食べ方を研究しよう。まずは焼きを試してみるか。 一回そのままオーブンで焼いてみる。

「たのしいRuby」を読み始めた。わかりやすいと支持されている入門書を読んで 勉強してみようということなわけだが、これどうなんだろう。 最初にputsとかpとかいらなくね?読者は何がしたくてこの本を読んでいるのだろうか。 Rubyは道具として使いたいだけで目的は何か別のものがあるんじゃないんだろうか。 そこへ至る道が最初には見えない。「楽しい」が強調されているが、 「楽しい」ってなんだ? プログラミングを楽しみたいという動機でこの本を手に取る人はそんなに多いのか? 10年やってもプログラミングが大して楽しくない私にはよくわからない。

大抵のスクリプト言語入門書では最初にprint()みたいな関数で何かを表示する。 このために関数という文法要素がいきなり現れるが、 関数定義は大抵かなり後になってから説明されるので、 「そういうもんか」としか言えない。 これ、もうちょっとマシな説明の順序はないだろうか。 とは言え標準ライブラリ関数なしでは一切の入出力はできないわけで、 5*5を計算してもその結果を知る術がない。これでは困る。 仕方ないのか。CやJAVAみたいにmain()なる関数を いきなり作る言語ならこの問題は生じないのだが、それはそれで面倒でもある。 同様に、最初はinclude MathなしでMath.sinと書かせた方が良くないか。 程度にもよるが、短く書く手段は後からでもいいんじゃないのか。 「おまじないです」と言いつつ新要素を入れる説明の仕方はアリなのか。 イテレータなんてふーんとしか言いようがなくないか。 カウンタ変数を使う方がよほど理解はしやすかろう。 カウンタ変数を使う書き方が実用的に問題になることは確かだが、 実用的な書き方が理解しやすいとは限らないのだ。 オブジェクトの概念も怪しい段階でイテレータの文法を導入するのは危険ではないのか。

理解が遅い人が劣っているとは限らないと私は思う。 理解が速い人は理解せずに使うことに抵抗がないだけかもしれない。 私は昔からテストの点数は良かったが、何一つ理解していなかった。 要領がいい人間が常に優れているというわけではない。 説明の仕方をしくじったために要領がいい人間しか残らない、 というような状況があるとすれば、それは是正されるべきではないのか。 学校で落ちこぼれて公園にたむろしているあのドキュン達が最初にどのような 原因で躓いたのかを誰か真剣に考えてやったことがあるのか。

毎度思うが、「関数」という用語は不適切だ。functionの訳語としても辛いものがある。 「関数」は数学にだけ使って、他の分野では別の訳語を作っていれば 良かったんだろうが、それはそれで欠点もある。 Rubyはメソッドなのでその点の問題はないが、 これはこれで大抵の日本人にとってmethodなる英単語の意味がピンと来ないという 問題がある。私は去年の九州大学の授業で敢えて「部品」と呼んだが、 これはその場限りの自作言語だからできることだ。 たぶんみんな悩んでいるんだろう。

用語や書法の問題は学び始めて一週間も経てばどうでも良くなる。 しかし、一週間耐えられた人間にとってどうでも良くなるだけであって、 一週間耐えられずに脱落した人間にとって見れば、脱落の大きな要因に なっている可能性があるのではないか。Cのポインタがわからん人間の 何割かはあのクソな書式が原因になっているのではないかと私は思っている。

2章はコンテナ紹介。この本はRubyの使い方を解説する本か? それとも、Rubyを題材にしてプログラミングを教える本か? 前者であればこの順序でいい。しかし後者であればこの順番は適切ではないだろう。 でもまあ、この本は前者だな。 後者であれば正規表現やnilをこれほど早く出す理由がわからない。 しかし前者であるならばこの本の説明は冗長に思えるわけで、 たぶん両方なんだろう。それはそれで一つの選択なんだとは思うが。

3章はコマンドライン呼び出し。それに伴うファイルIO。 100MB未満のファイルならまるごと読んでも時間はたかが知れているだろう。 5秒かからない。 最初は丸読みで良くないか。メモリなんてギガあって当たり前なわけで。 そして、unix人がパイプをつなげまくって一行で書く あのやり方を初心者に勧めるのか?ましてわざわざ「ワンライナー」なんて言葉を ボールドで強調して覚えてもらうことは必要か? この本の対象は一体誰なんだ。しかし、この本が売れていて評価が高い以上、 この本の対象になる人がたくさんいるということだ。 私の感覚が多数派からずれているということになる。 私は多数派の考え方や感じ方を知るべきだし、 その多数派がどこにいる誰なのかも知らねばならない。

4章はオブジェクトの詳しい説明。これ、初心者わかるのかなあ。 メモリの概念がない人間にオブジェクトの 同一性と値の同一性の区別はつけられるのか? メモリの概念がない以上、別の何かで説明せねばならないのだが、 それが不十分に思われる。

とりあえず次の本に行くか。

unix文化圏の人々は基本要領がいい奴しかいないので、 要領がいい奴のことしかわかってないんじゃないか。 たぶんこれはunix文化圏にかぎらない。 物を教える立場にある人間の多くが同じ罠に陥っている。 要領が悪い人間が生きている現実が見えていない。見ようとしていない。 すでに要領がいい奴だけを選別して使えばいいという贅沢が許されなくなっている以上、 物の教え方について考えなおすべきなのではないのか。

「10日でおぼえるHTML5入門教室」。これは普通にやるわ。 後にする。javascriptが前提っぽいので、 そっちもやらんと。そういえば、 昔はJAVAがどこでも使える最強言語になるんだろうと思っていたが、javascript がそうなってしまった。あれで1万行書くとか拷問じゃないかと思うんだが、 なってしまったものは仕方ない。javascriptができないと仕事の幅が極めて制限される。 会社でjavascriptを使う仕事ができれば自然に覚えられるんだが、 それが望めないなら自力でやらねばならない。こればかりはもはや先延ばしにはできん。

「よくわかるPHPの教科書」。これは本気で初心者向けっぽい。 PHPを題材にプログラミングを教える本に見える。 これは参考になりそうだ。まえがきからも独特な思想が伝わってくる。

これはすごくいいんじゃないか。 最初はコンピュータを使わずにアルゴリズムの本質を紙と鉛筆で学ばせている。 これを1500円で出せていればと思う。 紙を分厚くして値段を釣り上げているように見えるのが残念だ。 ただ、素晴らしいと思う一方で、学ぶ人間は大抵せっかちであるという事実がある。 連中にこの一見遠回りに見えることをどう納得させるか、 というところに配慮がないと、 「やらないと単位はやらない」的な縛りでしか実行させられなくなる。 どこまでやる気がなくてもはじめさせることができるか、 そしてどうすれば少しでも多くの人間を脱落させないか、 ということも考えないといけない。 理解しやすく効率のいい説明だけでは不足ということだ。 私の本に一番欠けているのはそこだったように思う。あの厚さを見た瞬間に やる気がある奴しか残らない。しかし、 それはゲームプログラマという目標が高すぎることが主たる原因であって、 目標を下げればもう少しやりようはあるはずだ。

そうか、ファンクションとカタカナで呼べばいいのか。 確かにそれが一番妥当な気がする。 この著者、すげえ。

3章目でミソがついた。HTMLの知識がないと話にならんことは まえがきに書いておくべきだった。 アマゾンのレビューでもその点に文句が出ている。 そしてやっぱりprintか。まあ仕方ないよなあ。 あと、時刻の表示とか、そのへんで少々辛い。細かい使い方は後回しで良くね? 加えて、HTMLのタグとコードが混在して非常に見難い。 PHPの宿命なのでどうにもならんのだが、 「HTMLを処理したい!」という要望がある人間でない限りPHPを入門言語にするのは 良くない気がする。PHPは根本的に汎用言語ではないからなあ。

google+、facebook、twitter。どれにも短い発言を他人に伝える機能があるが、 いまいち用途がわかってない。 twitterの関係は基本一方通行なので、誰に伝えるかはあまり考えない。 ひとりごと放送だ。 一方facebookはリアルで知っている人間に届くという前提があるので、 リアルに話しかけることの延長に見える。 その意味で、twitterの発言をこっちに流すのは不適切だろう。 というわけで今は流すのをやめている。 google+は自分をサークルに加えている人間か、 自分が作った特定のサークルに選択的に流せるので、 twitter的に使うかfacebook的に使うかを選べる。 しかし、選ぶ分別を皆が持っているかは 怪しいものだし、私もそれが面倒になる可能性は大いにある。

twitterはフォローしている人間の発言は全部流れてくる。 google+の場合フォローに当たるのはサークルに入れることだが、 サークルは複数作れ、サークルごとに発言を分類できる。 しかもどのサークルに入れたかは相手には伝わらない。 したがって、「いろいろあってフォローしたが今はアンフォローしたい。 でも相手にそれを知られたくない」 というありがちなケースにも対応できる自由度がある。 単に「ゴミ箱」とでも名付けたサークルを作ってそこに移せばいいだけだ。 google+の方が陰口を叩きやすく、心の中を知られにくい構造になっている。 twitterは良くも悪くもオープンだ。

googleにもブログサービスがあるのな。 試しにアカウント作ってみたらgoogle+につながって、 投稿したものがgoogle+にも投稿された。どのサークルに投稿するかは選べる。 テストなので家族にしてみた。ひつじこにだけ行ったはず。 これ、そのうちgoogle+に完全統合されてなくなるんじゃないかなあ。 もちろんその時にはデータが自動で引き継がれるのだろうが。 とりあえず出張中とかには使ってみよう。 その前にgoogleグループがなくなりそうだが、これもgoogle+に統合されるんだろうか。 すでにされそうな臭いがプンプンしている。

facebookは正直よくわからん。 ああいうのを使いこなせてこその現代人なんだろうとは思うんだが、 基本私は一方通行でいいタイプなんだろう。

「Cの絵本」を読んでみる。

一日2000kcal必要、 という説自体が間違っているという可能性。夏井氏がサイトで書いてた。 足りてないはずなのに体重も減らないし調子も悪くないという。 昔からずっと思っていたんだが、 一日平均2000kcalに足りないと飢餓に陥るというのは変だ。 2000kcalというのは結構な量で、貧乏な時代にこの量を毎日食えていたとは思えない。 まして、運動量が桁外れに多かった時代なのである。 みんな本当に平均2000kcalも食っていたのか? 体が小さかったとしても1500kcalくらいは必要だったはずだが、 そんなに食料あったのか?まして農耕以前であれば穀物のように効率よくカロリーを 取れるものはレアだったはずである。 人間は実はもっとエネルギー効率がいい生き物だったりしないんだろうか。

Cの絵本は導入からいきなり関数やらコンパイラやら言い出しているのでたぶんアウト。 さっきのPHPの本の方がずっといい。 しかも、実行環境や編集環境に関しての言及が全くない。 このレベルの説明からしないといけない人はそこもわかってないと考えるべきだろうに。 と思ったが、ふと気づいた。これ、 他の本で始めて挫折した人をすくうのが目的なんだろう。 だから他の入門系の本に書いてあることは無視と。 一冊で完結しないやり方もあるか。 それによく見てみると、これ、非プログラマ向けじゃないな。 すでに他の言語でプログラミングが何かわかっている人が対象なんだろう。 そう考えるとしっくり来る。

とか思いつつ読み進めて、やっぱアカン気がしてきた。 何故最初にprintfの使い方の詳細を説明する必要がある? 用語の使い方も無頓着だ。Cで詰まるところをサポートする本かと思ったが、 そうでもないらしい。それならprintfの使い方にこんなページを割くはずもないし、 説明の順序も変だ。後置と前置の演算子とか説明する必要あるか? あんなもん楽に書くための補助機能にすぎないわけで、 根本がわかってからで十分だろう。ポインタより先に説明することじゃない。 しかし、これがわかりやすいと評価している人は結構いる。 あまり評価していない人でも「内容がない」と言っているだけで、 説明の仕方そのものが不適切だと言っているわけではなさそうだ。 つまり、私ほど根本的な所でダメだと思っている人は比較的少ないと思われる。 なにより、これがわかりやすくて役に立つと感じて喜んでいる人は現実にいる。 彼らはどういう現実を生きているのだろうか。 彼らがこの本でわかったこととは何だろう。 この本に出会う前の彼らにとっての障害は 何だったのだろう。 もしイラストが可愛くて字が少ないことが重要だったのだとすれば、 私は考えを改めなくてはならない。 それが現実に理解する助けになるということを認め、そのことについてもっと 考える必要がある。

ガチャ規制。これによって利益がどれくらい落ちるのかに興味がある。 落ち方が激しいほどそれに頼った商売をしていたということだ。 逆に大して落ちないならこれを見越して依存度を減らしていたことになる。

2012年05月06日

福島行ってきた。空が広い。立体角で2pi近く空だ。 タンポポがでかい。ダンゴムシがでかい。

オタマの皮膚が悪化した。慣れないものを食べたからか、 気候変化によるものか、移動のストレスか。 まあとりあえずは食い物を疑おう。今日はおしっこすると痒がるのだが、 何か刺激になるものを食べて、それが出てきているのかもしれない。 単純に暑くて汗疹が出ているだけかもしれないが。

いずれにせよ、そろそろ脱オムツ作戦を始める頃だ。 ウンチする時には一人になるし、終わった後はウンチしたと言うわけで、 そのタイミングでオマルに座らせるのは難しくない。 おしっこはその後だな。

死んだ祖父からお金をもらった。 うちは裕福なのでもっと額が多ければいらないと言うところだが、 これくらいだともらっておく以外の選択がない。そういう程度のお金。 私はひつじことほぼ同時に死ねるならその瞬間に所持金がゼロになるように したいところなのだが、そうも行かないだろうな。 オタマにやれるものはオタマが家を出ていく前に全部やろうと思っているのだが、 それもうまく行くかはわからない。

ちなみにオタマももらった。さて困ったな。今までオタマがもらった お金は別にプールしてあるのだが、オタマが自分でお金を使うようになったら どうしようか。額が大きすぎる。そういう時期が来たら別口座をもう一個作るべきだな。

祖母にオタマ写真を持っていって思ったのだが、こういう時には うちのカメラは力不足だ。でもまともなカメラは破壊に弱いからな。 オタマだけでなくひつじこも機械には敬意を払わないので うちでは頑丈でない機械を買うことは許されないのである。 FinePixXP150、COOLPIX AW100、DMC-FT4あたりが候補か。 夏前には比較記事が出るだろう。

あれ?なんでセンサーでかいと画質いいんだ? よくわかってないぞ?

ある点からの光は放射状に出ている。受け取り側の面積が大きいと、 その立体角は大きくなるので、ある点から来た光をたくさん受け取れる。 レンズがデカくてセンサーがデカいほどいいというのはそういうことだな。 画角が同じなら同じ量の光が入ってくるような気がしたが、 そもそも受け取り側は点じゃないからそれはウソだ。 とはいえ頑丈デジカメにデカいセンサーは望めないわけで、 センサーそのものの効率の進化に期待するしかない。 根本的にデカいものを作るのは技術の方向として逆行しているしな。 大抵のものは小さいほど数が出るわけで、そっちを進化させるのが理屈にかなう。

ipodが防水になって画質も十分なものになる、 というような進化はそう遠い未来ではないよな。

2chによればFT3が安く買えるならFT3、なければFT4がいいっぽい。 AW100は妙にボケるらしい。 根本的に防水だと光学系に無理があるので画質は期待するな、ともあった。 しかし今問題にしている画質はノイズなので、センサー側の改善があれば マシになるはずだ。

高感度モード使える。単に4画素分束ねてるだけだと思うが、 ともかくもシャッタースピードを1/30にしたままでもそれなりには撮れる。 屋内や夕方は全部これになるな。 一定以上暗くなったら勝手にこうしてくれる設定があったらいいのに。

ガチャ禁止令か。しかしすでにやってるところはもう十分もうけたろう。 こうなることは予測できていたはずで、 稼いだ金でその後に対応できる人材をしこたま仕入れているはずだ。 もっとも本当に賢いならこうなる前に自制していたはずだとも思うわけだが。

どこまで行っても客のことを忘れてない人は強い。 そういう人が上に行かずに現場に留まることは大切だが、 全くそういう人が上に行かないのも困る。

オタマの皮膚の問題。 肌荒れというのは、つまるところ浅くて広い怪我だ。 問題は二つある。怪我の原因になることと、怪我が治らない原因だ。

怪我の原因には、洗剤や化学物質、アレルギー、物理的な刺激がある。 洗剤は衣類を洗う合成洗剤以外はほぼ除いた。 体を洗う洗剤は完全に追放したし、食器洗いすら洗剤の使用料を大幅に削っている。 アレルギーに関してはとりあえず卵が疑わしいので、また半年は避ける。 加えて加工食品は極力回避。 衣服が固かったりすると物理的な破壊につながるが、 それもそれなりに配慮している。ワセリンをベットリ塗っているので、 摩擦も軽減しているはずだ。ハイドロコロイド材の類で保護できればいいが、 すごい勢いで嫌がってはがすので幼児には使いにくい。 そして最強の破壊要因である「かきむしり」に関しては対処が難しい。 掻きたくなるくらいに壊れるところまで行く前に手を打つべきで、 そこを越えたら覆って掻けなくするしかない。

治癒を早めるには、傷を乾燥させないことと、根本的に健康にすることが基本だろう。 乾燥を防ぐにはワセリンベットリが一番効果的だ。というかそれしかない。 保湿をうたうものは多いが何一つ信用できない。 特に悪いところはハイドロコロイド材で覆いたいが、それができないことは 上述の通りである。 なお、ここ最近はステロイドを完全にやめているが、 一番悪い時に比べたらマシになっている。 当時ステロイドまみれだったことを考えれば効果は薄いと言える。 確かに赤いのはすぐ収まるが、治っているわけではないのだ。 ただし、かゆみを抑える効果は高いので、掻きむしられるくらいなら 使った方がいい、ということは言える。今日は使っても良かったかもしれない。 今こうして文章にするまで使うという選択肢が頭に浮かばなかった。 次にこういう日があれば使おう。 あとは治癒力を上げたい。いい物を食って、しっかり寝て、ほどよく運動、 という話になるならば、最重要は食い物だ。

本当に糖質制限が効くのか本気で試してみるべきなのか。 うちにできる範囲でいいやと思っていたが、 もしそれでオタマのこれが治るなら本気でやるぞ。 江部氏の病院ではアトピーも多く治っているらしいし。 しかし、根本原因が食物アレルギーで、免疫が誤作動しやすい遺伝子を持っているの であれば、そこを治すのは無理なんじゃないのか。

皮膚は8層で、1層が入れかわるのに1月。8ヶ月皮膚を守り抜けば まともな皮膚におきかわるらしい。それが根治か。

2012年05月02日

生涯未婚率2割らしい。そんなに低かったのか。 結婚する人なんて80%くらいだろうと思っていたんだが、 もっとしていたらしい。

子供を増やしたければ、子供を作ることのコストを下げるか、子供を作らない ことのコストを上げればいい。人間は先のことなんて考えないので、 子供手当は効果が薄い。子供手当は結婚という高いハードルを越え、 さらに妊娠出産せねばもらえないが、独身税なら働き出した瞬間から効力を発揮する。 子供いない税とか、子供一人しかいない税とかでもいい。 それにそもそも結婚して子供を作れる段階で裕福なのだから、 大半は放っておいてもいいだろう。 まして車とか家とか買ってるような家庭に子供手当をバラまくのは犯罪だ。 あとは、結婚のコストを下げることも必要で、夫婦別姓はその一つだし、 いっそ結婚という制度そのものを法律から消してしまったっていい。 家族の形とか文化の話はまた別だが、そんなことを言っていられる状態かどうかは 一回考えてもいいと思う。 保育園や幼稚園は払える人間から取ってないために本当に必要な人間が 利用できなくなっているのが問題なのだから、 まずは払える人間に払わせるようにすべきだ。 それは高校もそうだ。無償化なんて逆行してるだろ。 一定以上金持ちの家庭では高校に行かないという選択肢はそもそもなく、 金がかかるかどうかなんて関係ないはずだ。 教育などの投資を無視する傾向は貧乏なほど高まるわけで、 うまいことそういう人達を狙った支援をすべきだろう。 でないと金がかかりすぎる。 政治は他人の金でやるのでコストパフォーマンスが忘れられがちなんだろうな。

会社も大差ないけどな。社員にとって会社の金が自分の金として感じられるか どうかは甚だ怪しい。ただ、会社の場合そうやって腐ってくればいずれ つぶれるので政府に比べればその害は少ない。 「機会の平等」と「自業自得」は根本原則であるべきだと思う。

値段の決め方としてオークションは理屈としては優れているのだが、 手間や時間など付随するコストが大きすぎるし、 人間はアホなのでよからぬ副作用もついてくる。 そのへんを軽減できればオークションはうまく作用するんだろう。 例えば保育園に入れるかどうかをオークションで決めたっていいと思うんだよな。 やり方次第では。

くるみとアーモンドすごい。ミューズリ60gにそれらを合わせて30g足したら 充実感がすごいことになった。普段ならミューズリだけ120g食べても まだ行けるなあという印象なのだが、これだと90でも多い。

年取ると油が重く感じられるようになると言うが、 それって正しいことなんじゃないのか。 むしろ、でんぷんなら食べられるということの方が異常な気がしてきた。 人類の本来の食事において、メインはタンパクと油で、でんぷんや糖は サブなんじゃないのか。胃に重い食事が体に悪いのではなく、 胃に重くなるまで食うことがおかしく、 また、胃に重くならないような食べ物もまたおかしいのだと考えると 結構いろんなことがすっきりする。 こんなにでんぷんがたくさん食える状況を想定して作られてないんだと思う。

ひつじこが病院で妊娠してないと言われてがっかりして帰ってきた。 しかも、「中の色が妊娠してる色じゃない」みたいな話で webを調べてもさっぱり納得できない状況。 「妊娠 子宮 色」とかで調べても当然何も出てこないからな。 あの医者は百戦錬磨なのでそういうもんなんだろうとは思いつつ すっきりしないわけである。というわけで、妊娠検査薬を買ってきて おしっこをかけてもらった。陰性。 重ねてがっかりした様子だったが、とりあえず納得はしたっぽい。 とは言えがっかりはがっかりなので、パンを作って食わせた。 一応鳥モモを買ってきてはいたのだが、 こんながっかりな状態では味もわからんだろうし、 それは明日に回した。鶏肉のトマト煮込みスパゲティにする予定だったからな。 パンなら食べ残しても保存できるし、食べる量も自由が効く。 スパゲティやごはんではそうは行かない。

今日のパン。粗挽き全粒粉(グラハム粉)150g、細か挽いた全粒粉150g、 オリーブ油10gかそこら、水150、を混ぜてこねる。 直径20cmくらいにのばして、暖めたビタクラフトで焼く。 合計20分くらい焼く必要がある。途中で裏返して、 薄く切ったゴーダをのせてまたふたをする。 横でトマトソースを作る。といっても簡易版で、 トマト缶にオリーブ油、こしょう、カイエンヌペッパー、塩1.5g程度を 足して気が済むまで煮詰める。以上。 このソースをつけてパンを食べる。うれしい誤算でひつじこは良く食べた。 推定粉200g分弱くらい。オタマも良く食べたが、 オタマにはトマトソースは余計だった様子。 というわけで、私はほとんど食べてない。 ミューズリを食ってるのはそういうわけである。

鍋の径は決まっているので、粉を増やすと厚くなり、減らすと薄くなる。 薄くなるとパリッとした食感でそれはそれでいいのだが、 オタマにとっては固すぎて食べにくい。かといって厚くなりすぎると 焼くのに時間がかかりすぎるし、発酵もしていないのでモチモチになって 食感がよろしくない。25.5cmの鍋なら300gくらいが妥当なようだ。 もっとデカい径の鍋が欲しいところである。 とは言えコンロの都合上28cmが限度で、25.5cmと比べても1.2倍の面積でしかない。 あーでも20%増しなら悪くないか。ジオ買うかな。鍋が足りないのは事実だ。

2012年05月01日

オタマとひつじこがやぶに合流することも不可能ではないということか。 しかし、見知らぬオッサン達に囲まれて大丈夫かどうかはまた別問題。

糖尿病の観点からは砂糖30gよりごはん100gの方が危険らしい。 砂糖はバラせば半分果糖で、果糖はインスリンを出さない。 一方でんぷんはバラすと全部ブドウ糖で、インスリンを出させまくる。

「一週間って0から始めたら6で終わりになるよね?7はまた0になるよね?」 プログラマになる第一歩だな。にしても、それくらい自信を持って言ってくれ。

江部康二と宮本輝の対談本を読んだ。糖質制限は万能だな。 ここまで万能扱いされると疑ってかかりたくなる。

血に糖があると、血管のタンパク質と結合して壊れる。 脳その他が使うので全くないのは困るが、 血管のためだけで考えれば低い方がありがたい。 インスリンはこの糖を脂肪に変えて減らすための物質で、 これがあるおかげで余った糖を脂肪に変えて溜めこむことができ、 食べ物がない時代にも生き残れたわけだが、今はそれが仇になっている。 運動量が半端なかった昔であれば多少糖が余っても筋肉がバリバリ使ったので 問題なかったが、今の人間は運動もしないのでこれが根こそぎ脂肪に変わる。 そして、インスリンを出せなくなれば糖尿病になって血管が壊れる。 また、血に糖が多いとタンパク質とくっついてネバっこくなる。 結果血流が悪くなり、治癒も遅れる。

糖の吸収速度が高いほどインスリンが激しく出る。 同じ量でもゆっくりならインスリンはそれほど出ない。 一番ヤバいのが液体の糖。コーラやポカリは極めてヤバい。 次が精製した糖。砂糖、そして白米や普通の小麦粉。 玄米や全粒粉は比較的吸収が遅い。

糖質制限をやりたくなってくるな。オタマの皮膚にも良い影響があるかもしれない。 私も、腹の脂肪が気になってきている。64kg台まで落ちなくなった。 単純に今より調子が良くなるならその方がいい。

とりあえず米を減らすか。米9豆3を米8豆4にしたら体積が増えすぎて 鍋に入らなくなったのだが、その時に量ったのはひつじこで、 どう考えても今回の豆の多さは尋常ではなかった。 私がやっても同じことになるか試してみる。 今回のごはんはごはんと言うよりも甘くないあんこに近いくらいに豆が多かった。 でも、以前一回やった気もするんだよな。それでうまく行かなかったから 今の配合になっている気はする。ただ、当時は豆が全部大豆だったはずで、 大豆は体積の増え方が著しい。小豆なら大丈夫かもしれない。

スパゲティを減らす方法。具を増やすべきだ。しかし、タンパク質系の 食材と言えば豆か肉か魚かチーズで、これは魚になるだろう。鮭かほたてだな。 チーズは高いし。

パンの小麦粉を減らす方法。ぶどうとアーモンドとくるみを混ぜる。 これはこれで決定だろう。

果糖はブドウ糖に変わらないので、血糖値にはカウントされない。 インスリンも出ない。 しかし、糖であることに違いはなく、脂肪にも変わりやすい。 というわけで、果物は太る。 ただ、菓子よりマシだし、栄養もあるのでそこも無視できない。 だからうちは果物は買う。

ゴーダはチーズごはんにすると食べる。モツァレラは全く食べない。 というわけでゴーダを丸のまま買う。4.5kg。

糖尿病こわいな。マジこわい。そして糖尿病にならなくても 血糖が多いとロクなことにならない。 若くて健康に余裕があるうちに実験をしておく必要がある。 あと、今日の体重が66kgあって自分的にはアウトだというのもある。 体脂肪率は14%で問題ないのだが、脂肪が腹に集中しているこの状況は 何かがよろしくない。全身にうっすらつくなら問題ないんだが。

試しに今日のスパゲティは250gにしてみた。普段は333g。 そのかわりに納豆を180g具として入れた。 きちんと腹がふくれる。満足感もある。 納豆180gはやりすぎにしても、この方向で考える。 もともとスパゲティ160gは食べすぎだった。 スパゲティの具とすべきタンパク系食品は豆、肉、魚、チーズ、 といった具合で、豆は納豆が一番手軽だ。 スパゲティを50g減らすとおよそ200kcal減るので、 200kcalをこれらで足す必要がある。 豆肉魚なら100g、チーズなら50gとなる。

米8豆4を量ってみたら明らかに前回より少なかった。 ひつじこ一体どれだけ入れたんだ。大豆と小豆をそれぞれ4カップづつ 入れたとしか思えない。そりゃあふれるよ。

実験。糖分が入った清涼飲料水を禁止。外食で精製穀物を可能な限り回避。 何かストレスで暴飲暴食したくなったら肉とか脂でまぎらわせる。

タンパク系食品のカロリー。肉はグラムあたり2kcal。豆はもどした状態で2kcal。 アーモンドが6、くるみが6、チーズが4。 チーズよりもアーモンドやくるみの方が脂が多いというのが面白い。

油が少ないことをヘルシーと言うのは間違いかもしれない、というのはかなり面白い。

しばらく実験してある程度経験を積んだら、 ひつじこの両親が実行可能なプランを考えよう。 すでに白米から五分づきへのシフトはしてもらっているのだが、 麺類の比率が高いので改善はわずかだ。 お菓子が好きなのが困ったものではあるのだが、 江部氏が言うように問題なのが砂糖でなく糖質全てであるならば、 菓子の比率など高が知れている。つまるところ減らすべきは米と麦だ。 単純に生活習慣に問題があることを自覚してもらえると一番楽なのだが、 なかなかそうは行かないものだからな。 それはそれとして、 五分づきに対する違和感もなくなってきたようだしそろそろ三分づきに シフトしてもらおう。 あとは菓子も「これは食っていい」というリストを作るのがいいのか。 とりあえずマズいようでは話にならんしこっちで買って試してみるかね。 砂糖を使ってないチョコレートがあって、それなりにうまいらしい。 油が問題でないならそれも選択肢になる。

何であれ、落ちるってのはへこむな。

電灯を見た時に光条が走ってるが、あれは回折か。 散乱はもっともんやりするので光条にはなるまい。 とすれば、いわゆるグレアエフェクトの主成分は回折と言っていいのだろう。 その回折が何で起こるのかは場合によるが。 肉眼の場合はまつげの影響がデカいらしい。 カメラの場合は絞りだけでいいんだろうか。 でも、airy diskの回折強度の式をそのままブチこんでも あんなに漏れないはずなんだがなあ。 そういうのって何を読めばわかるんだろう。

甘味料。なんたらオールはおおむね安全っぽく、 中でもエリスリトールはほとんど吸収されないので糖質制限的には理想らしい。 しかし問題は味だ。甘味の程度が同じでも味には違いがある。 ダイエットコーラのマズさはわかりやすい例だし、 砂糖で作ったコーラは果糖ブドウ糖液糖で作ったコーラよりうまいという人もいる。 まあどこかで買って試してみるか。 私が食って普通のチョコと区別できなければおおむね大丈夫だろう。


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