だだもれ

2010年8月31日

ひつじこもCEDECに参加してくれていたようでうれしい。 こう言ってはなんだが、さっぱりわからんでも面白い講演は大抵内容もいい講演であり、 つまらん講演は大抵内容もないものである。 情報は後で又聞きすれば手に入るわけで、 講演を聞く意味というのは情報以上のところになくてはならないと私は思う。

なんか名が知れてしまったらしい私がここでCEDECの各セッションの感想を 正直に書くのは問題があるのではなかろうかと思ったりもするが、 所詮一人の客にすぎないし、名前をさらした人間が書くのは、 名前をさらしてない人間が書くよりも害が少なかろう。 というわけで、あまり気にせずに普通に感想を書くことにする。 会社の金で行っておいて個人の日記 に書くのはどうかという話もあるが、あれは公開情報なわけで どこに誰が書こうが誰に迷惑がかかるわけでもない。 むしろ会社レポートの準備を家でやっているとみなせるわけで、 誉められてもいいと思う。実際レポートで業務時間を浪費したくないしな。

朝の基調講演。情報共有はいいよー。CEDECは使えるよー。みたいな話。 運営側のスタンスがおおむねわかった。 デカくなりすぎて交流が不可能な状態になってる気もするが、 デカくしたい気持ちはわかる。 コネとなれあいでセッションを集めるよりも 公募を使うというのも、理念としてはわかる。 実際にはロクに資料もできてなく本人のプレゼンスキルもわからん状態で 審査するというのはそう簡単ではない気もするが。

実際公募を増やすにしてももうちょっとゆっくり増やすべきだっただろうと 私は思う。結局講演は人だ。「問題はバスでどこに行くかじゃない。 バスに誰が乗るかだ」という言葉があるように、 誰に講演をやらせるかを決めた段階でその講演の質は8割方決まる。 人を決めてから内容を相談の上で決めたっていいのだから。

なお、私は今年落ちたのだが、それを不満に思ってこう書いたわけではない。 あれだけ適当に書けばそりゃ落ちるだろう。 ちゃんと資料を見て公正に選考がなされたという証拠だ。 それに、九州大学の講義と本業でいっぱいいっぱいだったので、 もしCEDECで何かするなんてことになったらひつじこに迷惑をかけすぎていただろう。 落ちて良かったと思う。 ちなみに私が提案したのは、最適化とか言う以前に、 遅くならないようにコードを書くプログラミング習慣をどうつけるか、という話。 コードの可読性やコンパイル時間といった開発効率に重要な要素と いかにバランスさせるか、というところをチュートリアルとしてやりたかった。 まあ本気で講演したいなら、提案する段階でパワポを作っておくくらいの 気合があった方がいいんだろう。

今ひつじこがでかい屁をこいた。たまちゃん寝てるのに。

メディアクリエイトの人のゲーム業界分析の話。 おまえプログラマじゃないのかよと言われそうだが、 今日はまるでプログラマ向けのには行かなかった。 技術系のは誰か行ってるだろうし、webの記事でも情報そのものは取れるからな。 で、これは結構面白かった。最近ソーシャルソーシャル言ってるが、 一体誰がやっていて、誰が金を払っているのか、という分析が面白い。 調べてみると20%くらいの人が金を払っていて、 それが予想外に高い数値であったことに驚いたという。 やっぱりソーシャルは金になるんじゃね?という話になりそうだが、 この話にはオチがつく。もうちょっと調べてみたら、 金を払ってるのは家庭用ゲームもやってた層がほとんどだったというのだ。 結婚したりしてヒマがなくなって家庭用ゲームを遊べなくなった人が、 サクッとできるソーシャルに移ったのではないか、という事である。 それ以外のソーシャルしかやってない層はほぼ無料の範囲でしか遊んでおらず、 「ゲームに金を払う文化」の有無が決定的であることを示している。 もしそれが本当なら、ソーシャルで金を稼げるのは 家庭用ゲームを卒業する人間がいる間だけということにもなりかねない。 段階ジュニアが結婚やら何やらで家庭用ゲームを卒業する傾向はしばらく 続くので、しばらくはソーシャルへの流入は続くだろうが、 それが落ちついた後にどうなるかはわからない。 あとは満足度の話も面白かった。 期待度が高いゲームはやった後の評価が高くてもさほどの満足を与えない。 確かにそうだ。 「ユーザの満足度に責任を持つのがプロ」という言葉にも熱さを感じた。 そうだよ。そうなんだよ。 どんなに大人の事情が厳しくても、そこだけは捨てたくない。

ソーシャルがどれくらい流行るのかはよくわからない。 しかし仮にソーシャルがゲームの本流の地位を得たとしても、 今度はそこが差別化チキンレースの舞台になるだけのことだ。 元々ほとんどタダなので価格競争は起こらないにしても、 品質向上の競争は起こる。 ネットワーク外部性(=人気があるものほどさらに人気を得る効果) のせいで「最初にシェアを握ったゲームが勝ち続ける」 という傾向は強かろうが、ゲームは飽きればそれで終わりだ。 まして無料に近いとなればなおさらで、飽き始めたら崩壊は急速だろう。 ネトゲでないゲームは少数の客を狙い撃ちする売り方もできるが、 ソーシャルは人がたくさんいてナンボなので、 品質向上競争になった後にどういう地獄絵図になるのかはかなり興味深い。 後で書くが、すでにポリゴン化する試みも始まっているわけで、 開発コストが激増する兆しはすでに見えてきている。

社会科学者のゲーム業界研究。 正直、外の人間が好き放題言ってんな的な印象が強いのだが、 しかしさすがに学者だけに学問っぽい視点と問いの立て方をしており、 物を考える際の参考になる。 まず、ゲーム専用機の未来は暗いという話。 基本的に機械は収束する運命にある。 スーパーコンピュータからPDAまで、いろんなサイズ、いろんな用途のコンピュータが 過去にはあったわけだが、スーパーコンピュータはPCの集合体に置き換えられ つつあるし、PDAは携帯電話に役割を譲って消えた。 ワープロ専用機はPCに統合されて消えた。 ゲーセンのゲーム機はとうにPCに統合されている。 同じように、ゲーム機も長期的にはPCか携帯電話に統合されて消える運命にある というのは確かだろう。 少ない種類のものしかなければ量産効果でコストが下がる。 ゲーム機は100万から1000万のオーダーだが、 PCのCPUは億のオーダーだ。携帯電話もそのうちコモディティ化が進んで 中央のチップはみんな似たようなものになるんだろう。 それに機械を二台買うより一台で済んだ方がみんな楽である。 だから、いつかはゲーセンマシンがPCになったのと同じことが 家庭用ゲーム機でも起こる。 ただ問題は、それがいつかだ。 「長期的には我々は皆死んでいる」と言われるように、 それが十分先なのであれば今やるべきことはやらねばならないのである。 まあ、確かにあまり先は長くないわな。 ゲーム専用機が絶滅危惧種なのは認める。 発表者は次世代はもう怪しいと言っているが、私もそうだと思う。 据置きの次世代が出るかどうかは怪しいし、携帯機ももう一世代が限度じゃなかろうか。 しかし、別にPCや携帯でゲームをやるようになってもうちらの仕事は 変わらないので、そこに関して私はまるで悲観していない。 全部ブラウザゲームになる頃にはブラウザゲームでもGPUを叩ける状況に なっていて、みんな必死にシェーダを書いたりしているんだろう。 それがレッドオーシャンになるということであり、 うちらの大半はレッドオーシャンで仕事をするしかないのだから。

ただ、携帯ゲーム機に限って言えば、 指になじむ形かどうかというのは大きな問題で、 中のチップやOSが全部携帯電話と一緒になっても 筐体とインターフェイスだけゲーム向けにカスタマイズされたものが 残る可能性はなくもないんじゃないか。しかしガワだけの話で中身は電話だろう。 というか、そもそも携帯とPCの境が保たれるかどうかも怪しいわけだが。

あと同人の話があった。アメリカはインディーズと大規模開発が いい具合に連携しているが日本はそこがうまく行っていない、 という対比が示された上で、日本のインディーズである同人が どういう状況にあるか、という話。 確かにGDCとか見てるとアメリカはインディーズが盛んで、 いいものを作った人々が大企業に入ったりするケースが多いっぽい。 しかし、たぶん日本も変わらんと思う。 アメリカのインディーズに相当するのは日本では同人ではなく、 小さめのゲーム会社だろう。 中小企業と大手の間には人材の流動性があるわけで、 アメリカとそんなに違うとも思えない。 客の趣味の拡散が進んでいる度合がアメリカと日本では違うので、 そのへんが見た目の状況の違いを生み出しているんだけな気がする。 そもそも日本の同人ゲーって、プロが趣味で作ってるものがかなり混ざってる 気がするんだが、どうなんだろう。 もしそうなら同人と企業の間に人材の移動が起こらないのは当たり前だし、 資金の流れがあまりないのも当たり前だ。 文化の違いもそれで説明できる。なにせ本業で生活が保障されているのだから、 金金言う必要なんてないのである。

ソーシャルゲームの3D化について。ヌルかった。 XMLでデータをロードするとか、その時点でアウトだろ。 いいからまずバイナリにして圧縮しろよという話で、 変なCSVでパースを高速化するとか言ってる段階でダメである。 文字列パース処理をやってる段階で遅いに決まっているのだ。 ガチなゲーム開発をやったことがない人しかいない市場だから こんなことでも発表しようという気になるのだろう。 しかし、逆に言えば、そんな状態でも許されるくらい まだ競争が甘い状態にあったということであり、 そういう時期にきちんと参入するというのはえらい。 もちろんどうせ参入するならいきなり本気を出して他社が寄りつけないように した方が効果的だろうとは思うが、金になるかわからない市場ではそのへんが 限界か。 さて、こういうセッションが出るくらいだから、 もうこの市場はブルーオーシャンではあるまい。 たぶん来年の今頃にはいろんな会社が普通に家庭用ゲームのノウハウを 全力投入して地獄絵図になってるんだろう。 私も参加したかったものだが。

ブラウザゲームか。JAVAからGLが叩けるならもう普通に何でも作れるわけで、 性能以外に制約はない。家庭用ゲームの続編をブラウザゲームとして 出しても驚くほどのことではない状態になっているということだ。 問題は金の取り方で、そこをどうにかするやり方さえ思いつけば 普通にマルチプラットホームの一機種としてブラウザが入っても まるでおかしくない。

コルダ2のメディアミックス戦略。漫画とアニメとゲームを連動させて ちゃんとタイミングをはかって投入する。当たり前のことに思えるが、 なかなかできない。もしそれが簡単なら20年前からみんな普通にそうしていたはずだ。 それがコルダ2ではできていたようだが、さて何故できていたんだろう。 また、コルダ2以前は何故できていなかったのだろう。 そこがまるで語られなかったので、まるで意味がなかった。 ところでCEDECでPVとか流すのはやめたらいいと思う。 ここに来る客は別にゲームそのものに興味はないんだから。 それが説明上必要ならいいのだが、大半のケースでは必要とは思えない。

信長のAIの話。特におもろいことはなかったのだが、 考えてみるといろいろ問題がありそうだ。 なにせ長期間のコマンド選択の効果が蓄積していくゲームなので、 その場その場の機転ではどうにもならない。 プレイヤーが効率良く国力を上げる手段を見つけてしまえば、 AIがそれを押し留めるのは無理だ。 私がAI設計者だったらさっさとあきらめてインチキしそうな気がする。 コンピュータは他の国の情報を知ることができるし、 見えない同盟を結ばせることもできるし、 バレなければパラメータや乱数をいじることだってできる。 しかし、発表ではそういう事に関しては触れられなかった。 フェアであるべきという哲学ゆえか、 あるいはバレた時のプレイヤーに与える不信感を恐れてのことか、 あるいは単に言わなかっただけか。 とりあえず思ったのは、あそこまで企画が細かくアルゴリズムを決めるなら、 さっさとスクリプトなりにして企画が直接書いた方がいいんじゃないかということだ。 仕様書書いてプログラマに渡して実装を待つなんて非効率すぎるだろう。 あるいはプログラマがAIの仕様ごと決めて、企画は 基本方針を決めて渡した後は、たまに口を出すくらいの方が早いんじゃなかろうか。 まあゲームを理解したプログラマがいないのだとしたら企画が仕様書を書くしか ないのだが。

サイバーコネクトツーのソラトロボの話。話の面白さという意味では 一番面白かった。やっぱりプロデューサはしゃべり慣れている。 ひつじこもこれを見ていておもしろがっていたようだ。 役に立ったかと言われると微妙だが、 やりたいことをしようとするあの熱意には感動した。 しかし、そこそこに生きて行きたい人には過酷な会社だろうなと思う。 そういう人が使えるスキルを持っている例もあるわけで、 皆に熱意を求めるのは結構無茶だ。 しかしそれでも敢えてそういう熱意を優先する考え方は素敵だと思う。

cedecをニコ生で見たとひつじこかメールがあったので、 早く話したくて宴会とか行かずにさっさと帰った。 帰る途中でProcessingの本を買った。 教育用言語を語るならProcessingは外せないらしい。

2010年8月30日

無線不安定すぎるぞ。80KB/sしか出なくて再起動したら500KB/sになって、 もう一回再起動したら4500MB/sになった。 遅い時にnetstat -w1すると遅い秒と速い秒があるので、 他とかちあって待ってたり送り直してたりする感じだ。 しかし再起動して何が変わるのかがよくわかなあい。 毎回チャネルは違うが、チャネルのかぶりかたは大して変わらないからだ。 一体この速度差は何によるのか。 帯域だけでなくレイテンシも明らかに違って、 VNC経由でエディタを使うことに耐えられないくらい遅かった。 gの時はこういう事はなく、 ただ2MB/sしか出ない以外には不都合はなかった気がするんだが。 はっきり言って、動画を見たりカメラのデータを移したりしない限りはgでいい。 どうしたものかな。

実家ではたまちゃんが泣きまくった。 普段これだけ平穏な生活をしているわけで、 ギャップが激しすぎたのだろう。 車で2.5時間というのは大きなストレスだろうし、 環境が変化すること自体がすでにストレスだ。 近所の人に挨拶すれば毎回敵認定して泣くし、 宴会で人が10人も来たのでやっぱり泣く。 たまちゃんには実に申しわけない。 どうにかして避けるか、せめて遅らせるかすれば良かったのかもしれないが、 しかしそれで間に合わなくなったら私はずっと後悔することになる。 祖父はもう93なのだ。 だが、ひつじこには本当に迷惑をかけた。そして協力ありがとう。

実家のトイレにあった樹なつみのヴァンピール5冊。 アフタヌーンはもらってるので読めるのだが、 この人の作品をこま切れに読むのは無理なので全然読んでなかった。 単行本で読むとこれがまたおもしろい。 過去の樹作品ほどの輝きはない気もするのだが、 それでもうまい。異常者の描写がたまらん。 精神病とか異常心理みたいなのを描きたくて、 その味つけに吸血鬼を使ったんじゃないか、と思ってしまうくらいだ。 というか、たぶんそうなんだろう。

もやしもんの8巻があったから読んだが、本当どうでもいいな。 ビールはよくわからない。正直ワインもよくわからない。 このままだと日本酒もよくわからなくなりそうだ。

明日からCEDEC。昼に帰れない。夜も遅くなる。ひつじこには迷惑をかける。 そして、土日も仕事しないといけない。当分あんまり家にいられない。 本当に申しわけない。

「傲慢な援助」を読みはじめた。 私も世界の貧乏を減らすことに協力できないだろうかと思うが、まあ無理だ。

一番しんどいところは越えた。距離はまだまだあるが、目的地は見えている。

CEDECの間にちっとはなんとかコンプリートを読めるといいが。 そういえば2007年のCEDECは空き時間に聖書を読んでいたな。 あれは有意義だった。そのうち旧約も読まないとな。

明日は宴会の類はないのか。8時には帰ってこられる。 1日は授賞式で仕事があるが、7時ちょいに終わればその後は 行かなくてもいい宴会だ。どうせ200人とか300人とかいて 会話にならんだろうし、帰ってきてもいいかとは思う。

2010年8月29日

いろいろ大変だったが実家から帰ってきた。

眠すぎるので明日書く。

2010年8月27日

山を越えたら、もう一個山があった。困ったな。だいぶ余裕ないんだが。 こんな時は日曜に働きたいのだが、今週は実家に帰るので無理だ。 来週以降はちゃんと山を越えるまでエンドレス休日出勤の覚悟でいないと。 出勤時間も早めるべきか。

「あれが済めばヒマになる」がずっとつながっている。 CEDECとか行ってる場合じゃなかったか。 しかし目先の忙しさにかまけてそういうのに行く機会を逃すと 長期的には良くない。多少気が進まなくても他人と接触できる機会は 逃しちゃダメだ。私は放っておくと確実にひきこもるタイプだからな。 どっかで一人でファインマン読んでる方がずっと有意義だと私は 本気で思うタチだが、それをやってしまったら何かが終わる。

スーパーの赤ちゃんは見てすぐたまちゃんと大差ない年だろうと思った。 毛の量から考えて。

ひつじこに私が仕事で何をしてるかそこそこ詳しく説明した。 なんか面白がってくれた。 もうちょっとがんばるかと思った。 でもがんばるほど家に帰ってこなくなるので難しい。

2010年8月26日

寝坊した。7時に起きたらもう何もできない。 たまちゃんを風呂に入れたらもう出勤時間だ。 本当に21時には寝ないとダメだな。 あと時計は起きた瞬間に見える場所に置かないとまた寝てしまう。

軌道に乗ってきた。相変わらず動かないが、出口は近い。

私、やっぱり性根はプログラマじゃないわ。 プログラミング雑誌とか見てると新しく誰かが作ったものの紹介がたくさんで、 ああいうのにいつも目をむけてないとダメなんだとしたら、 私は絶対向いてない。そんなことよりファインマン読む方が大事に思える。

一日中たまちゃんと一緒にいる生活だし、しゃーないと思う。 もうちょい自由になるようになったら何か勉強してくれ。

2010年8月25日

はやぶさ大変だったんだな。 何故かはやぶさの開発者の人の話を聞く機会があった。 燃えるロマン。自分、あれに比べたら仕事してねえ。

最近は何事もグローバル化してて国というものを意識することが 減っているのだが、ああいう分野はまだまだ国同士の競争という感じがする。 そして、それは悪いことでもないんだなとも思う。 今時はアウトソースだとか水平分業だとかが猛威を奮っているが、 そっちに行きすぎると人間が劣化して取り返しがつかなくなる。 原子炉の話を読んでいた時もそれを強く思った。 「国産でやる」ということに価値を見出すことはそれにブレーキをかける 力になるわけで、度を越さなければ有効に使える。 もっとも日本企業であっても従業員の大半が日本人でない状態だったり するわけで、もうグローバル化の流れは止めようもないのだが。 JAXAだって留学生はいるだろうし。

日本が先進国になってから産まれた人間が、 後進国を先進国に押し上げた張本人であるじいさん達と 同レベルの気合を持つのは難しい。 はやぶさの人も上司がすごかったという話をしきりにしていた。 原子炉の本を書いたじいさんもたぶんそういう類のじいさんだ。 いい仕事をしている組織には結構な率でそういうじいさんがいるのかもしれない。

なんとなく見えてきた。

仕事が増えそう。しかも、予期しなかった仕事が。 CEDECも単なる客でシーグラフもないので今年は楽だと思ったが、 なんか授業する羽目になったり、今日みたいに変な仕事が舞い込むことになったりする。 まあやるかどうかはわからんのだが。やれば確実に土日がつぶれて ひつじこには申しわけないことになる。

yahoo知恵袋に書いたのは良かったかもしれん。 最初に質問した人には届かなかったかもしれんが、 別のもっとたくさんの人に何かが届いているようだ。 人のためになることは躊躇せずにしよう。

2010年8月24日

「新・原子炉お節介学入門」。放射線生物学で卒研をしたことを思い出した。 どんな微量でも放射線は有害か、ということに関して議論がある。 結局あんまり少ない量の放射線の影響はものすごい数の実験が必要になって しまってよくわからない。 「じゃあ直線で補外しようぜ」という安易な考え方で行けば、 100で有害で10でも有害なんだから、1でもなんぼかは有害だろ、 という話になる。結局ここで考えるべきことは、 そのわからないリスクと、放射線を許容することで得られるものを どう天秤にかけるかなのだ。 とりあえず、原子炉に携わって普通の何万倍の放射線を浴びている人が 普通にじいさんになっている以上、 そうビビるべきものではないのだなという気はしている。 そもそも広島や長崎は普通に人が住める土地になってるわけだからな。 並大抵の放射性廃棄物よりずっと強力なものがまき散らされているわけで。 また、印象的な記述として、「原子炉なんてすごいものが安全なわけがないだろう。 安全にするんだ」というようなものがあった。かっこいいこの人。 自動車だって飛行機だって安全とは言えない。安全にする方法があるだけだ。 原子炉も同じということだろう。 しょっちゅう小さな不具合はあるが、その都度がんばって修繕しながら 使っていくのが普通で、完全無欠の原子炉なんてないのだと言う。 そりゃそうだよな。

核廃棄物にしても大半は半減期が短く、ある程度経ったら普通に捨てていい はずのものらしい。ヤバいものとヤバくないものに分別して 適切に処理しないとゴミがどんどん貯まっていっていつか破綻するのだと言う。 また、地下深くにコンクリ施設を作って埋めるのは良くないそうだ。 コンクリなんて実は数十年しか持たない。確かに数十年物のビルなんてヒビだらけだ。 むしろ地上施設にしてなんかあったらすぐ補修できるようにした方がずっと安全で、 かつ安く済むのだと言う。 なるほどと思う。

最近太陽電池が流行ってきてるせいもあって原子力いらないんじゃね、 と言われがちな気もするが、むしろ減らすべきは火力だろうという気がしてきた。 核廃棄物の処理コストが高いから原子力はダメだ、 みたいなことをずっと聞いていたが、 この本を読んでそうとも限らない気がしてきている。 「放射能怖い」という脊髄反射で済ませず、 「所詮放射線が出てる物質で、強さもいろいろ」という科学的見地に立って 考えればいくらでも解決策はあるんじゃないのか。

例のバケツでウラン事故。バケツが問題じゃなくて、 どれくらい何をしたら臨界になるのかをちゃんと教育してないことに 問題があるんだそうだ。規則でがんじがらめにするだけで、 その規則にどういう意味があって、優先順位がどうなのか みたいなことを全然教育してないと嘆いている。 だんだん面倒くさくなってくれば手順を省略し出すのは人の性なわけで、 それでも大丈夫にするには「これは省いたらオレ死ぬ」みたいなのを 各人がちゃんと理解してないといけない。 というか、そこさえ理解されてればそうそうヤバいことは起こらない。 日本くさいなあ、こういう問題。

仕事がイマイチ進まないが、きっと明日は劇的に進むんだろう。 あーでも明日もなんかあったな。

九州大学の講義の採点をした。まあ申しわけないが適当だ。 とは言え多分平均よりはよほど真面目にやった部類だろうとは思う。 なにせ全員にコメント書いたし。 やる気がない奴もいるようだが、やる気のない奴が やる気のないまま参加しても何かしら得る所がある、 という授業が理想なので、想定の範囲内だ。 pdfからコードを丸写しするだけでも、 一応労力はゼロじゃない。

それにしてもマジでやる気ないのが3人くらいはいたな。 もうちょっと取りつくろえよ。オレ一応客人なんだからさ。 「そうそう単位をやらないという選択はできない」 という先生の都合が見透かされてるんだろうが。

あと、「JAVAとかと違ってwebで調べられなくて困った」とか 書いてる奴がいたが、おまえ一体何を調べる気だよ。 標準ライブラリなんてなく、文法仕様も2ページに収まる量の言語だぞ。 「何々する処理」とかで検索してソースコードをパチってくる 気満々だろ。自分で考えないクセがついてしまったんだな。 九州大学に入れる程度の頭があるなら、自力で考えられないはずはないんだが。 一年生のうちにこの授業をやっていればこうも堕落させずに済んだかもしれんがなあ。

なにもわからん奴にいきなりJAVAでプログラミングを教えるなんて、 よほどうまくやらないと逆効果だ。私はそう思う。 本筋に入る前に時間を浪費しすぎるし、 本筋に入ったあとも何かの使い方を覚えるところに多大な労力が割かれる。 もちろんそれを通してプログラミングの本質をつかめる奴も中にはいるだろうし、 そうでなければプロにはなれんだろうとは思うが、 このやり方は大半の人間を切り捨てることになる。 それを教師は認識すべきだ。

10人以上が「プログラミングは苦手だ」と感想に書いてきた。 私はそれら全てに「100時間もやってないのに苦手もクソもあるか。 やったことないのと大差ない状態で苦手とか言うな」 という具合のレスをした(人によって表現は違うが)。 つまるところ、こいつらは今までプログラミングをしたことがなかったんだと思う。 配列も関数も使えず、変数を使って状態を表現することすらおぼつかない状態の 奴もザラだ。この状態で、 今回よりはるかに複雑な言語であるJAVAやCで何を書いていたというのか。 しかし、一応今回でifとwhileと、「数値を入れる場所」としての変数は ほぼ全員が理解したものと思う。 それに、自分がまるでプログラミングなんてできてなかったんだということを 理解させることもできただろう。

数字に自分で意味をつける、というのは一つの壁だったのだな。 「マスが埋まっていれば1、空なら0を入れておく」 ということをするのは「マスの数を入れておく」に比べると抽象的な思考を 必要とする。数字を数でなく名前として使うわけだからな。 あまりにも当たり前になりすぎてそのことに気づかなかった。 悔やまれる。そこに気づいていればもっとマシな教え方ができた。 そこを説明する過程で情報量理論の基本も自然な形で教えられたはずだ。 あと、最後まで配列がわからないままの奴が5人くらいはいた。 本から写したものを出してきた奴の場合はどうかわからないが、 たぶんそういう奴はわかってないだろう。 VRAM直アクセスでメモリの概念がわかるだろうと思ったが甘かった。 VRAMだけでなく自分で作る変数にも同じ概念を適用できる、 ということに気づけるだけの応用力が誰にでもあるわけではないということだ。

いい勉強になった。ただ、猛烈に割に合わないな。 まあ教育なんてそんなもんだろうと思うが、 教育が割に合わない仕事である限り状況は改善されない気もする。 なにせ資本主義だ。私みたいに割に合わなくてもやれる状況にある 恵まれた人間がそうゴロゴロいるわけじゃない。

2010年8月23日

はまぐりっぽい貝。うまい。だが、加熱が過ぎた。 上下が逆だったので開き始めているのに開いてないように見えてしまったためだ。 同じ過ちは繰り返さない。 あと、水抜きはしないとな。しょっぱい。

晩御飯。キャベツ、ゴーヤ、えのき味噌炒め。 例によって7割食べたところでたまちゃんが泣いたので抱いていたら、 その間にひつじこに食べられた。 そしてそれでも足りなかったようで、梨を剥いて食べた。 予防接種のために病院に連れていったりしたので消耗したのだろう。 よく食べて乳をたくさん出すといい。 背中が痛いのも早く治るといいが。

なお、昼はかなり多めのお好み焼きを作り、 さらにとうもろこしを2本食べていた。 ひつじこの両親にこの姿を見せたい。泣いて喜ぶこと間違いなしだ。

猛烈に虫に刺された。あまりにかゆくて、ムヒを買ってきたくらいである。 体の上を歩きながら刺していったのがよくわかる感じで、 これは蚊の仕業ではない。 最近たまちゃんを起こしたくないということで掃除機を使わず ほうきではいているのだが、これではゴザの目の中にいる何かは 除けない。ダニだかノミだかがいるんだろうな。 明日の朝は掃除機を使うべきだろう。

そのせいではないが、仕事は表面上まったく進んでいない。 しんどいが、これも修行だ。やりとげれば上のレベルに行ける。 プログラミング用語で言うレベルは下なのだが。

ドライバを書くってどんななんだろうなんてずっと思っていたが、 とっくの昔にそれに相当する作業を経験していたことを今更知った。 FreeBSDのカーネルの中にあるドライバのコードを見るとなんか似ている。 マクロとビット演算まみれのこの感じ。

結婚すると人前でおっぱいを連呼しても許される、 ということは知っておいて良い。

マクロはデバグビルドでも速いが、inlineは最適化なしのデバグビルドでは遅い。 まあそんな理由でマクロ関数を使うことはないのだが、 C++になってマクロ関数の存在意義が完全に死滅したというわけではない ということは知っておいてもいいんだろう。 とにかく、デバグビルドの速度なんてどうでもいいと思ってる奴は多いが、 それは間違いだ。「十分」にデバグできるなら、やっぱり速いほど良いのである。 どこが十分かはよくよく考えた方がいい。

屍鬼、わかってても怖い。 なお、6話まではまだギリギリホラーをやってたが、 7話で完全にホラーではなくなった。

2010年8月22日

今日は床に置いてあるサーバを家具の上に載せ、 旧サーバの電源を切ってしまう。 rsyncしたので大丈夫だとは思うが、 しばらくは移し忘れが怖いので捨てない。

旧windowsマシン。バッテリーが壊れて不良セクタがあるvaioSZ、 Yonah1.66GHz。旧サーバ。120GBに換装したMebius。Banias1.3GHz。 windowsマシンは不安定すぎて人にはあげられないが、 一方旧サーバはまだ故障らしい故障はなく、 windowsを入れれば人にあげてもいい状態になる。 HDDを元に戻して、どこかにあるはずのリカバリDVDを使って復旧すれば 元通りだ。今日はそれをやろう。 問題はリカバリDVDがどこにあるかだ。

実家にあげてもいいし、ひつじこ専用用マシンにしてもいい。 私が出張か何かでPCを持ち出している間でもwebを見るくらいのことはできる。 でもそれくらいなら旧windows機でも足りるわけだし、 やはり実家にあげる方が有効か。

リカバリDVDが見あたらない。5枚もあって邪魔だったし、 引越しの時に捨てたかもしれんなあ。 ジャンク屋送りにするしかないか。

USBスピーカー。うちにあるのはデカすぎて、押入から出す気にもなれない。 3つの部品に別れているため、A-B、B-C、電源、PC接続で4本もケーブルがあるのも 邪魔だ。 そもそも何か問題があってUSBでつないで使ったこともなかった気がするから、 単なる普通のスピーカーだ。 とりあえずこいつは捨てて、必要になったら 評判のいいolasonic TW-S7を買うというのはどうか。 ひつじこが欲しいと言ったら買おう。

24インチモニタ。やっぱ邪魔だ。デカいし重い。捨てたい。 BenQのTNじゃないモデルで、今となっては高級品だが、 家でプログラミングしないならまるで必要ない。 ひつじこがたまちゃんと一緒にテレビを見る、 みたいなことが頻繁にあるなら出しっぱなしにしておけば デカいのも重いのも問題にはならないが、 それにしたってこんなにデカい必要もないよな。 これも捨ててしまって、必要になってから軽い安物を 買い直してもかまわない気がしてくる。 調べたら18.5インチの1366x768な液晶が1.4万で買える。重量は3.7kgと うちの鍋より軽く、今あるモニタの1/3くらいだ。 これなら必要な時に押入から出すこともできる。

スピーカーつきのモニタって手もあるな。ケーブル本数は最小になる。 優先事項は音質じゃない。 ただ、PCの内蔵スピーカーがひどすぎるのでこれでは辛いというだけだ。 しかしモニタ内蔵のも同じくらいひどい可能性はある。

googleの世界征服っぷりはすごいな。 「大田区 天気」で今の気温や天気が出る。 あ、すげえ。「糀谷 天気」でも出た。 「金山 天気」ではダメで「植田 天気」なら大丈夫なところを見るに、 同名の駅がある場所あればそれが属している情報を引っ張ってこられるようだ。 同じ名前の駅が全然違うところに二つあったらどうすんだろうな。

昼、いかスパゲティ。にんにくを炒める。トマト缶を入れる。 イカ2杯を解体する。肝臓を絞り出して加える。 塩こしょうで調味する。 スパゲティをゆで始めてから身をソースに入れる。火はすぐ止める。 だいたいこんな感じ。そこそこうまいのだが、 肝臓が小さいので旨味が足りない。 あと、やっぱり鮮度が良くない。所詮スーパー。 死後硬直中の奴じゃないと理想的な味というわけには行かないな。 たまたまいいのがあった時にだけ作ろう。

イカ解体の理想手順。まず3%塩水を冷やしておく。 身と内蔵+足を指で分離する。肝臓と墨袋を分離して塩水に入れる。 身を開いて透明な骨っぽいものと横にあるなんだかわからない内蔵を除き、 塩水に入れる。 で足と目があるブロックの処理。 目玉付近に包丁を入れて、目玉や口のくちばしみたいなもの などを取り除く。足の吸盤のプラスチックリングみたいなのを除く。 十分やったらこれも塩水に入れる。 スパゲッティに使うならここまででいいが、 身を保存するなら身から皮をはがして冷凍。足はゆでてから冷凍。 肝臓は鮮度がべらぼうに良ければ塩辛にできるが、 大抵は無理なのでホイル焼きかスパゲティのソース。

なお、400gゆでたが、途中で私はいつものようにたまちゃんの相手。 ひつじこは食べるのに夢中。しかし今日は最後に自制心が働いたのか、 最後に私の皿に盛ってくれた。

エヴァンゲリオン「破」。ずいぶん普通のアニメになったな。 こんなに素直に成長してていいのか。 あと、新キャラメガネの存在意義が謎。 5人戦隊物を海外に持ってったら勝手に足された6人目、 くらいの違和感。全然からんでないじゃないか。

「スコラ音楽の学校」。坂本龍一がバッハを題材に高校生に授業をしたり、 なにやら対談したりする番組。おもろいんだが、一般向けだけに浅い。 ひつじこと一緒に見てああだこうだ言いたいのだが、 たまちゃんが寝ていたりするので難しい。

生魚はやはり難しいかもしれんなあ。

はまぐりっぽい貝の砂抜きをし忘れたので、明日の昼食べる。

2010年8月20日

光が見えてきた。

晩御飯。ゴーヤとしめじのにんにく炒めと、塩鮭の刺身。 鮭の皮はゴーヤ炒めに入れたので味が深くなった。 また、にんにくはあまり細かく刻まず、 食べた時に力強さが出るようにした。 そういうわけでだいぶうまく行ったのだが、例によってひつじこが大半を食べた。 7割方食べたところでたまちゃんの相手をしながら ひつじこが食べ終わるのを待っていたのだが、 おかず全部を食べるに留まらず、 残したごはんまで食べられてしまった。

ごはんは870mlタッパーに詰めて冷凍している。 これに入るごはんの量は600g程度だ。 しかし、これではひつじこには足りない。 一段大きいタッパーも用意して、 ごはんを炊く度に2,3個は大タッパーに詰めておくようにすれば、 食欲に応じてタッパーの大きさを選べるようになる。 ただ、タッパーが大きくなるほど解凍が困難になるのが問題だ。 電波が均一に届くように、できるだけ薄く広いものが好ましい。

2010年8月19日

昼の380gのスパゲティは2/3くらいひつじこの腹に収まった。 食べている途中にたまちゃんの機嫌が悪くなったので 中断して相手をしていたところ、食べ終わったとみなされて全部食べられた。 最近はひつじこが食った残りを私が食べる感じになっているので、 これでいいのだが。

晩飯は電子レンジで温めたとうもろこし。 ひつじこは昔小食だった頃、 屋台の焼きとうもろこしを買って一本丸々食べる人が信じられなかったらしいが、 今はこうして1本食べ、さらに足りずにもう半分食べている。 3本入りだから半分だが、もし4本入りだったら2本食べていただろう。

そのうちクレープも食べに行くか。 中学の頃に友達とクレープを食べながら繁華街をうろつくのが苦痛だったらしい。 いつまでもクレープがなくならなかったからだ。 だが今ならそんなトラウマは払拭できる。

ネジを作る仕事とカーナビやスピーカーの取り付けを同時にやるような状態。 今時は同じ人が両方やることはあまりないのだが、 考えてみれば5年前はまだまだそういう所も多かっただろうし、 10年前はそれが普通だっただろう。

2010年8月18日

ひつじこ実家。

荷物を軽くする件はわかった。次回から本は持たない。

今回の本は仕事スキルを上げるために読んでおくべき本で、 しかも借り物なのでできるだけ早く読んでしまいたい。 ただ、デカいので土曜の電車移動中に読むのは無理で、 また、家で読書をするのは無理である。 そして会社にいる時間はより優先度の高い仕事がある。 そういうわけで少しでもヒマができるならその時間を使うべきだと 思って持っていった。 持ち帰る荷物が多いということは知らなかったし、考えもしなかった。

会社で読むしかないな。

ビッグマック200円キャンペーン中。 食べたことがないので食べてみたい、と言うので、 買って帰ったが、当然まずい。 マクドなんてそんなもんだ。 それよりも、そのマズいマクドを丸々1個残さずに食えるほど 元気になったことをうれしく思う。 口直しにおいしい醤油をかけた豆腐を出した。

今日のは荷物が多いか重いか持てるか、みたいなことは問題ではなかったはずだ。 実際、あの程度なら袋が一個増えるだけのことで、 問題なく持てた。まして帰りは電車一本で乗り換えもなく、 電車に乗ってしまえば網棚に乗せておしまいである。 そして、もし持てないほど荷物が多いなら送ったって良かったのだ。 ひつじこの実家は店で宅配便の手配もやっているのである。 つまり、問題はそこではない。 たまちゃんがいるのに読書とは何事か、という思いが問題の本質だ。 たまたま本がデカくて重かったのでそいう形で不満が現れただけだろう。 しかしそれは愛ゆえのことで、論理的に云々できる類のことではない。

2010年8月16日

仕事がしんどい。とか言ったらいろんな人に怒られるんだろうが、 主観的にはしんどい状況にある。

仮組と本組の問題。仮組部分と本組部分の接合面の処理を間違うと大変だ。 仮組をせず最初から本組で部品単位で積んでいく場合は その手間はないが、なかなか全体像が見えない怖さがある。 まあ、仮組はするわな。多少手間が増えても安心感の方が重要だ。

明日はひつじこ実家。

築地は休みだったので土産がなくなった。

東芝のLED電球は樹脂製で割れにくいらしい。 うちのシャープ製はさっそくひつじこが蹴飛ばして割ったので、 次は東芝のにしよう。 なお、割った奴はアロンアルファで修理して使っている。 LEDは蛍光灯や白熱灯と違って外側は単なるランプシェードにすぎないので 問題ないのだ。ますます樹脂製の方がいい。 透過率やコスト、重量などで目に見えて劣っていないのであればだが。

2010年8月15日

火曜ひつじこ実家へ行きたいので、今日働いておいた。 なんか重要なことを忘れてたらダメかもしれんが、進めておくに越したことはない。

カメラ制御はある程度熟練したいんだが、なんかそれどころじゃないな。

明後日ひつじこ実家にもっていくものを買いに明日は築地。 明太子とじゃこだが、ちょうどうちでもそれらが減ってきている。 プレゼント用明太子2kg、たらこ2kg、じゃこ2kg、わかめ2kg、というところか。 じゃこは500gくらいおすそわけする。 たらこは箱を開けずに持っていかないと鮮度が落ちるが、 じゃこは1時間半くらいなら保冷剤だけで耐えるだろう。

じゃこ消費量が異常。 7月中旬に2kg買ってきたのに、もう500gくらいしか残ってない。 じゃこの用途は、お好み焼き、だいこんおろしとワカメとじゃこの和え物、 炊き込みごはん、ダシ、といったころが主だが、 うち最も消費が激しいのは先月あたりから頻繁に作るようになった炊き込みごはんだ。 一回(12合)で300gくらい使う。 この炊き込みごはんはおかずがなくてもおいしく食べられる優れもので、 米、大豆、じゃこ、椎茸と栄養的にもかなり充実した代物だ。

ああ、椎茸もなくなってる。

今日のごはんは椎茸じゃこごはん、明太子、そして定番化した大根わかめじゃこ和え、 オクラ入り。なお、玄米ごはんのカロリーは100gあたり160kcalくらいらしい。 二人で一回の食事で600g入りタッパーを1個使うので、 仮に同じ量食べているとすれば500kcalくらいということになる。 最近はひつじこの方が多くなるように盛っているので おおむね600kcalくらいだろう。おかずは大半野菜なので カロリーなんて微々たるものだ。 一食700で3回と考えるとひつじこにはカロリーが足りない。

終戦記念日だったようだ。戦争は悪だが、何万年も前からやってて なくなる気配もない以上、これからも長いつきあいになるんだろう。 経済と技術が進んだために昔みたいに本気度の高い戦争はやりにくくなっているのが 不幸中の幸いではある。

結婚するまでは自分が生きてるうちに起こらなければいいと思っていたが、 たまちゃんがいる今となってはそうとも思えない。 世界が資源を浪費せずに豊かになれるように、 進歩するといいなあと思う。 豊かになるほど人間の値段が高くなるので、戦争が割に合わなくなるからだ。 ましてこれからどこの国も高齢化が進んで、なおさら戦争しにくくなる。

昨日は帰りに品川のクイーンズ伊勢丹に寄った。 高すぎない範囲で良さげな味噌と、ちと高いがかけ専用に限定する醤油、 そして「調味料(アミノ酸)」とか書いてない煎餅を買った。 ひつじこは煎餅を食って踊り出した。確かに良く出来ている。

醤油はおいしいのは本当においしい。 今までで最強だったのは「濁り醤」という奴。 和歌山の醤油屋が作ってるもので、天然醸造でしかも殺菌してない奴だ。 香りが素晴らしく、尖ったところがなく、濃厚すぎる旨味。 昔はデパートで探すか電話をかけるかするしかなかったが 今は普通にネットで通販できる。 若干値上がりしているのはネット通販で買えるようになったせいかもしれない。 720mlで1500円と、酒より高い。 しかし、考えてみれば醤油が酒より圧倒的に安く作れるとも思えないわけで、 元々はこんなもんなんだろう。 コストパフォーマンスで考えれば安いのを買うべきだろうが、 調味料にかかる金なんて微々たるものなわけで、 醤油や味噌くらいはいいものを使ってもいい。 といっても、加熱調理用に100円/100ml以上のものを使う気にはなれないわけで、 普通に使うなら1L500円のでも十分だ。特売を狙えば400円で買える。 なお、今回買ってきたのは640円/500mlで、ムチャクチャ高いわけではないが かなり高い部類に入る。同程度の塩分でも普通の醤油に比べると 圧倒的に丸く、旨味が強い。

醤油の冷凍保存はできるんだろうかと思って調べたら、 そもそも凍らないらしい。-30度以下にならないと凍らないそうだ。 ということは、凍結による品質変化はないということで、 冷凍庫での保存は可能ということにならないか。 でも大抵冷蔵しろと書いてある。 これは試すしかないだろう。安い奴を少量容器に入れて試してみる。 味噌も冷凍で行けるらしいが。

2010年8月14日

サーバ移行してみた。 ホームディレクトリを丸ごとrsyncしたのがマズかった場所も一部あったようだが、 おいおい修正していけばいいだろう。 unix系のOSは何もかもがテキストファイルなので、 調べればいずれ解決できる。 たぶん大丈夫だ。メールも読めてるしこうして日記も書けているしアップロードも できた。

今日は170KB/sくらいしか出ない上に異様によく切れる。 レイテンシはほぼ頻繁に50ms以上。 pingはしょっちゅうタイムアウトする。 これ、どう考えてもルータのせいだろ。 一旦子機側で切断してつなぎなおせばすぐつながる。 そしてinSSIDerで電波強度その他を見ても、そんなに異常はない。 トイレだと-60db、ルータのある部屋だと-30dbくらい。 他のルータともそれほどかぶってないし、 これで速度が出ないはずがない。

子機側でnを切ってbgにしたら切れなくなった。もちろん遅くて、 1.3MB/sくらいしか出ない。たぶんgなら前の機械(WR1200)の方が速い。 なんぼなんでも2MB/sくらいは出てたはずだ。 単純にWR4100Nが安物すぎるということかもしれない。 消費電力小さいし機能が足りてりゃそれでいいかと思ったが、 こんなに不安定になるのでは話にならない。

intelの無線LANチップとAtermの相性が悪くてnにすると切れまくるという報告を見た。 マジか。一見接続できてるように見えるのに実際には通信できない、 というのは症状が同じだ。atermのサポートサイトを見ると 特定機種でそういうことが起きることがあったが過去の話だと書いてある。

ドライバ更新したら切れなくなった気がする。 遅いのはルータを再起動したらマシになった。 チャネルが8から9になっている。 変えた方が速度が出る時は勝手に変える、 というわけには行かず、再起動するまでは遅いままなのかもしれない。 とりあえず遅くなっても切れさえしなければskypeで足りるだけ出てればそれでいい。 私がいる時であれば遅くなったら再起動すれば済むことだ。 どうにもならないようならそのうちAtermWR8700にかえよう。

デュアルチャネル復活。8MB/s超え。切れないでくれるならこのまま運用。

2010年8月13日

良月来た。ちゃんとたまちゃんと遊んでやれるのは何年か先だな。 またこいよ。

大仕事。来週中に軌道に乗せたい。

ネットワークが遅い。なんでこんなに帯域が狭いんだ。 レイテンシは問題ないのに。 なお、新たに13チャネルのルーターが現れた。 自動にしておくのがいいんだろう。 それにしても、これチャネルを切り換えるのはどういうタイミングなんだろう。 そのタイミングで切れてしまうのであれば勝手にはやらないだろうから、 混雑してもそのままになる。 遅いなと思ったらルータを再起動しろということなのか。

2010年8月12日

たまちゃん入りで54.35kg、たまちゃん抜きで47.45。 たまちゃんの体重はいくらか。 引けばいいわけだが、紙も鉛筆もない状況では暗算せねばならず、 4ケタの引き算は少々手に余る。 そこで、こういう時には工夫をすればいい。 以下のように変形する。

54.35-47.45=(54.35-50)+(50-47.45)

全体としては50引いて50足すので同じになるが、それぞれの引き算は 元よりずっと簡単だ。前半の4.35は一番上の桁を捨てるだけですぐ出る。 後半の2.55を出すのは少し難しいが、 この場合47.5としてしまえば2.5であることがわかりやすい。 0.05ほど50に近づけてしまったので、本当の値はは0.05伸び、 結果2.55となる。4.35を覚えていられれば、この2.55を足して、 めでたく6.9という答えが得られる。足し算は引き算よりずっと簡単なのだ。 なお、上の数字は例なので、今日測った数字がいくらだったかは覚えてない。 ひつじこが6.85と言うならそうなんだろう。

また、答えが多少ずれてもいいと思うなら、一番下の桁を切り捨ててしまうのが 楽だ。うちの体重計は50g単位なので、0.05を捨てるか捨てないかしかない。 この場合54.3-37.4になって楽になる。そして、両方を切り捨てた場合は 答えは変わらないし、片方しか切り捨てない場合には誤差は50gしか出ない。 つまり最大で50gしかずれない。そう考えるとハナッから一番下の桁は 無視していいということになる。

みたいなことを感覚的になんとなくやれるかどうかが計算が得意かどうかを分ける のだと思う。4ケタの引き算を暗算できてしまう人の方が有利に思えるかもしれないが、 そういう暗算力は衰えやすいし、「楽に計算する工夫」を 編み出そうとする傾向こそが長期的には財産になる。 「どっちのオムツが1枚あたり安いのか」みたいな計算にしても、 数字次第では電卓を出すより楽にそれほどの誤差なく計算できるものだ。 ノーベル賞物理学者のファインマンはこういう工夫を編み出す能力が 人並外れていたそうである。

なお、コンピュータに親しみがあれば引き算を足し算に変換する技を思いつきやすい かもしれない。例えば今の例54.35-47.45であれば、 引く数を100から引いた数を作る。100-47.45=52.55だ。 これを引かれる数に足す。54.35+52.55=106.9となる。 この100の位を無視したものが答えだ。 これは、

54.35-47.45=54.35+(100-47.45)-100

と変換したことに当たる。100-47.45はそんなに難しくなく、 最後の-100は単に一番上の桁を無視するだけだ。 コンピュータは引き算をこれに似た方法でやっている。

みたいなことを小学生中学生のうちになんとなく学んでいけるといいなあと思う。 暗算が得意な子や記憶力がいい子はこういう工夫抜きで 生きていくことができてしまうため、どこかのタイミングで それらの能力が衰えた時に没落してしまう。 そういう力技な頭の良さはプログラミングをする上でも害になるだろう。 若いうちはいいんだろうが。

ルータのチャネルを13に設定してみた。前7までしか設定できなかったのは 40MHzモードになっていたからだった。 これでマシになるといいがなあ。

2010年8月11日

朝5時に起きてもショパンを3回弾く時間は残らない。 何か練習の仕方を考えないとダメだ。

夜はかぼちゃスープとミューズリ。 帰ったらもう寝てた。 そして、ごはんがもうないので明日は炊かないといけない。 明日の昼はスパゲティかなと思うが、 にんにくがないのでかなり限られる。 和風にするしかないな。ゴーヤしめじジャコスパゲティといったところか。 大根ワカメサラダと一緒に。

なんでmuttを入れたらfirefoxがついてくるんだろう。 portsの依存関係はわからない。 一体ビルドにどれだけかかるんだ。

たまちゃんの頭のアカ落とし。今日は赤ちゃん用シャンプーを使ってみた。 アカから脂が抜かれてカサカサになりやすくなるが、シャンプーの臭いがつく。 明日もう一回だけ使って、それで終わりにしたい。 だいぶ落ちてはきた。

2010年8月10日

設計変更すると思いもよらないところまで影響が行くが、 長期的に見れば今やるべきことなのでやる。

パプリカはどうするとおいしいのか。

にんにく高い。保存がきくなら大量に買うのだが、 さすがに冷蔵庫でも長く経つと芽が出てくる。 冷凍は味が落ちすぎる。

2010年8月9日

モニタとキーボードをしまった。rsyncでおよそのデータも移した。 今日の夜に公開サーバを切り換えよう。

無理。たぶん週末までこのまま。

ナスのトマトスパゲティ。丸元本から多少手を抜いて作った。 そこそこうまい。そして、手を抜かなかったらどうなるかもおおよそ想像がついた。 シメジをぶちこんで終わりにするのでなく デカいマッシュルームを前もって炒めて後で合流させる手順を踏み、 さらにトマト缶でなく完熟の生トマトで作ればたぶん本来の形になる。 なお、400gゆでたが、ひつじこが200gより多く食った。 必要な熱量から言ってひつじこの方がたくさん食うのは正しいのだが、 なんというか感無量である。 「どれくらい食う?」という問いに対して 「普通。ひらしょさんと同じくらい」と答えるようになったのは 大変な進歩なのだ。 私はこの手の麺類はたぶん人より食う方だと思う。 スパゲティなら乾麺200gは食える。 その私と同じくらい食うのを普通と言い、実際にはそれ以上に食べた。 ひつじこの両親にこの姿を見せたい。 ソースの入ったフライパンに残りのスパゲティを入れてフライパンから直に食う このひつじこの姿を見せたい。きっと涙するだろう。 ひつじこは病弱属性を克服したのだ。

あとはそろそろ拳法やらせんとなあ。ちょっとづつ体を動かすようにさせねば。 今はまだヨガくらいでもいい。 ひつじこは足は上がるが、実はいろんなところが固い。

乳を飲みながら寝返るたまちゃん。

久しぶりにニャ電話。クエイサーがどれほど素敵な作品かを力説された。

2010年8月8日

USBメモリからFreeBSD8.1をインストール。 最初からftpからインストールしようとしてうまく行かず再チャレンジ。 リブート後に一個づつportsを入れる。

AtomD410って、2スレ合わせればBanias1.3GHzに匹敵するくらいの速度は 出るんだろうか。出ないんだろうな。D510にしていれば さすがに超えられたのだろうが、速度が問題になるのはコンパイルの時 だけなのでそのために恒久的な高消費電力を受け入れる気にはならない。

ケースファンのうるささがひどい。半端じゃない。

毎度スライスの切り方では悩む。 /と/tmpと/varとswapは標準のまま。/usrは8GB。 公開部分である/home/guestに128GB。残りの324GBは/homeで、 家庭内データが入る。

たまちゃんの身長は67cmくらい。体重はちょっと大きめくらいなのに、 身長はかなり大きい。こいつ、細長いのか。

設定終わったらデータの移動をせねばならないのだが、さてどうしよう。 smbclientの使い方を調べるのも面倒だし、 windowsから両方マウントしてマウスでコピーすればいいか。

powerdを有効化してみた。普段は210MHzまで落ちる。 N450でなくても効果はあるだろう。

ipmiを有効化して温度を取れるようにしようと思ったが、 ipmiデバイスが出てこない。非対応なのかこのマザー。

ファンの回転数は可変らしい。いじってみるか。

うるさかったのはケーブルがファンに当たってるせいだった。 当たらないようにすればそんなにうるさくない。 しかし回転数は下げた方がいい。高回転だとだいぶうるさい。 中回転ならかなり静かだが、夜中だと気づくだろう。 低回転で温度が上がらないことを確認できたら低回転にしておく。

VNCのビルドがムチャクチャ遅い。依存関係のせいでXのビルドが走ってるからだ。 ほんの一部しか使わないのに全体をビルドするのが腹立たしいが、 仕方ない。バイナリパッケージで入れればいいんだろうが、 FreeBSDと言えばportsでビルド、というのがあってついビルドしてしまった。

make.confに-j4とか書いたらいいのかと思ったが、 並列化してまともに動くことが保障されてるのはFreeBSD本体だけらしい。 当分buildworldなんかしないので関係ない。 atom向けの最適化オプションなんて試す気もないし、何もしないことにした。

大学時代にlinuxを入れた時もXのビルドにこれくらいかかっていた気がする。 あの時はP5-133MHzとかだったはずだから、 それだけデカくなっているということなのか、 それともCPUの速度が多少速くなってもコンパイル速度は それほど上がらないということなのか、 あるいはあんまり変わってない気がするというのが間違いなのか。

甘酒飲んだら結構回った。意図的にアルコールを飛ばそうとしなければ 結構強いんだな甘酒。

とりあえずVNCだけ優先的に入れてしまって、 それからモニタとキーボードを片づけよう。 そろそろ夜だ。その前に片づけておかないとたまちゃんが寝られない。 VNCさえ動けばwindows機から作業が続けられる。

新サバの公開容量は128GB。前は67GBだったのでほぼ倍。 今日中に作業が終わるとは思えないので、たぶん公開は来週。 平日は無理だ。

いらなくなったマシンどうしようかね。 合わせて1万円くらいになるならジャンク屋に売り払うんだが、 それも怪しいよな。2002年と2006年ので、 箱も何もない上に2006年のはHDDが怪しい。 こうコンピュータが安くなるとマニアが中古のノートPCを仕入れて 自分で改造、みたいなことは考えにくいわけで、 たぶんゴミとして捨てる他ないんだろう。 とりあえず来週までに移行が終われば秋葉原に持ってってみよう。 いらんと言われればHDDだけ取り出して捨てる。 HDDもIDE60GB,IDE120GB,SATA60GBと3つもできてしまうわけだが、 小さい二つはゴミだ。120GBのは速いがかさばるUSBメモリとして使おう。

デカくていいならHDDをUSBメモリとして使うのは悪い選択じゃないんだな。 5000円で買える速度と容量を比べると圧倒的に有利だ。

gmirror。しくじった。同期完了前に再起動してしまって、 ルートをマウントする所でフリーズ。 プロンプトが出ているのにキー入力を受けつけない。そして、 HDDのアクセス音は聞こえているので止められない。

3時間ほど待って、祈りながらリセットボタンを押してもう一回fixit。 まだ同期が67%だった。HDDがアクセスしてたのは同期が終わってないからだ。 なんぼなんでもそんなにかかるとは思わなかった。 朝まで待てば良かったか。

デバイス名をgm0としたが、/dev/gm0でなくて/dev/mirror/gm0だった。 fstab直した。これで行けるはず。 構築待たなくていいや。起動してみよう。

めでたく起動。sshで入ってvncserverを起動すれば、後はvnc上でやれる。 もうモニタもキーボードもいらない。しかし、 もう夜でケースのネジ止めやモニタの取り外しはできないのでまた明日。

考えてみればrsyncすればいいのか。ssh経由でもできるようだし。

2010年8月7日

ケースはISK300-65、マザーはD410PT、メモリはPC-6400を1GB、 日立の0S02599(中身はHTS545050B9300)を2個。3万ちょい。 ケースはツクモ、それ以外はパソコン工房で買った。 組み立ては明日。amd64なFreeBSDのインストール用イメージはUSBに入れた。

500GB二つでRAID1。毎日200MBとか動画をとっても2年保つ。 しばらくは大丈夫だろう。2年もしたら同じ値段でテラだろうし、 その頃にはより高圧縮で撮れるカメラに買い換えているかもしれない。 エンコードのチップが進歩すればそのへんもマシになるんだろう。 またパーティションの切り方を考えないと。

頭痛する。暑いなかだいぶ歩いたし仕方ない。水は十分とったので 大丈夫だろう。

ダライアスのロケテ。4人プレイで横シューって結構おもろいな。

以前本の感想を漁ってる時に、yahooの質問場所で高校生が ゲーム開発者になるのに何を勉強すればいいのかを聞いているのを見つけた。 誰だかが馬鹿みたいに大量の本を挙げて「これくらい読まないとプロになれない」 みたいな事を書いていたので、 こりゃいかんと思ってそれを否定するようなことを私も書いた。 しかし、どうも質問者は本をたくさん挙げた回答を気にいったらしく、 ベストアンサーというのがそれになっていた。 だいぶがっかりしたが、仕方ないので忘れることにした。 それからだいぶ経って今検索したら、 その時の私の回答が何箇所かで取りあげられているのを見つけた。 いいこと書いてんなあオレ。

そのベストアンサーになった回答を書いた人は、 他にも似たような回答をそこかしこでしている。 単純におせっかいな人なのか、 それとも何か実利があるのか。 なんかyahooのポイントみたいなのがもらえるのかもしれんな。 ともかく、この人本当にこれだけ読んで言ってるんだろう。 どう考えても役に立たない本が混ざっている気がするし。

なんというか、無力感。未来ある高校生がそういうわけのわからんものに 毒されていくのを止めたい。 もっとも、私の考え方こそが害毒だと思う人も多いんだろうから お互い様なんだが。

やっぱ九州大学用に作った文章と開発環境は完成させて発表すべきだ。 それで叩かれれば納得もできる。自分にできることを全部やるべきだ。 webでいいよな。もう。

米軍の漫画読んだ。すげえな。 是非英語版も作ってアメリカ人も読めるようにしてくれ。 自分の国が海外で何やってるのかを知った方がいい。

2010年8月6日

壮絶に寝返った。寝ながら寝返って、それで起きて、しかし戻れず、 疲れて泣く。おむつを取り換えていても寝返る。 たまちゃんにおしっこノズルがついてなくて良かった。 寝返りながらおしっこをされたらエグいことになるからな。

妙に顔が丸いなと思って計ったら、今日は6.75kgほどある。 4月末に3.5、5月末に4.5、6月末に5.5までは良かったが、 7月末に6.5は達成できなかった。しかしこの分だと8月末で7kgは超えるだろう。 1年先に産まれたいとこが8kg台で足踏みしているので、抜いてしまうかもしれない。 それはちょっと気まずいな。

頭は毛が生えているので、ちょっと拭ったくらいではアカが落ちない。 しかし、赤ちゃんは頭が柔らかいし、 しばらく湿疹が出ていた時期があたので怖くて強くは拭けなかった。 そういう事情でアカがこびりついて茶色くなってしまっていたのだが、 昨日から積極的に削り始めた。圧力をかけず、摩擦で削る。 一週間くらいかけて徐々に削っていく予定。

思ったよりも早くでかい仕事。二週間くらいで片づけたいが、さてどうかな。

ゲームコーディング・コンプリートをちらっと読んだ。 思ったより読みにくい。これ英語で読んだ方が楽なんじゃなかろうか。 アメリカンなノリの英語を日本語に移そうとするとどうしてもこうなる。 もうちょっと普通の日本語にならしても良さそうな気もするが、 元のノリを伝えるのが優先だろうし仕方ない。 とりあえずまとまった時間がないと読めんなこれは。 土曜に電車で読んでもいいが、本がデカいのでそれをやるとあちこち曲ったり 汚れたりする。借り物でそれはできん。 例のでかい仕事が終わるまではビルド待ちの間にチラ見するくらいが限界か。

唐突だが28は実家にたまちゃんを連れていくことになった。 30は会社を休むことになるかもしれないので、その分先に片づけておかないと。 CEDEC行くことになったから余計に遅れるしな。 明後日も働けるなら働こう。

そういえばCEDEC。予想外に宴会の券をタダでもらえるっぽい。 人多すぎてしんどいので行く気はなかったのだが、タダでもらえるなら話が違う。 しかしもらえるには条件があるのだ。気が重い。マジかと思う。どうすっかな。

2010年8月5日

サバが落ちた。g_vfs_done() error 5、とか出る。 ディスクを読みそこねたっぽく、つまり壊れてるってことだ。 土曜にどうにかする。

スーパーで子供が激泣きしていた。かあちゃんは「うるさい」と 叱りつけ、余計に泣かせていた。 子供は独立した生き物だが、独立した人間とは言えない。 理解力がないのは子供のせいではなく、叱りつけても仕方ない。 叱りつけることで周囲に対して「しつけてます」感を演出しているのかもしれないが、 あれではかえって周りの印象は悪くなるだろう。

球面上の点集合を全部含む最小の円。そんなに難しくなかった。 平面上と大差ない。

姿勢を表すクォタニオンと回転を表すクォタニオン。 区別がよくついてない。 また、姿勢を表すクォタニオン2つから間の回転を表すクォタニオンを作る 方法もわからず、それをバネダンパシミュレーションにおいて 角加速度に反映させる方法もわからず、 考えてみればそもそもクォタニオンの微分も積分もどっかで見た式を入れただけで ちゃんと理解してない。要するに全然わかってない。だから作れない。 せっかくだからガッツリ勉強したいのだが、 ガッツリ勉強するためにどうすればいいのかがわからないのが困ったものだ。 金谷先生の本は正直わからん。あれを読む前に通っておくべきことがたぶんある。 そしてそれは、きちんと手計算した経験だ。 どっかで丸二日くらいそれに使う覚悟を持たないとたぶん永遠に理解できない ままになる。

3種類虚数がある、というところはとりあえず理解しようとせず置いておくとする。 また、単位クォタニオンがcosとsinのあの形で書けば角度の関数になる、 ということについてもとりあえずはイメージできるので置いておくとする。 この二つを前提として、手計算で微分やら積分やらをやっていった時に 望むものが出てくるのかを確認する必要がある。

積分は和だ。しかし、クォタニオンは微小回転クォタニオンを次々に掛けていく ことで変化していく。極限で加算と乗算が等しくなるんだろうか。 なんか不思議だ。

この数学苦手っぷりは本当どうにかせんと未来がないよな。 25になる寸前にもそう思ったはずなのに、未だにこんな状態だ。 当分こんな金にならんことに割ける時間はないので、 また「いつかやろう」で終わりになってしまうのが悔やしい。

とりあえずD410で組もう。次のatom出たらマザーだけ取り換えればいい。 SATAはSATAのままだろうし、メモリなんて2000円だ。 HDDは500GBくらいの2.5インチのをどうにか2台入れてgmirrorでRAID1にしよう。 プラッタ1枚と2枚で消費電力が違ったりはしないようだし。

SSDが安くならない。 未にギガ250円だ。HDDなら2.5インチでもギガ12円。 SSDでRAID1にしようと思うと256GBですら12万もかかる。 今回500GBのを買ってしまったら、それをSSDに置き換える気になるためには 2万で500GBが2台買えるくらい安くならないといけない。 ギガ20円になる日が来る前に 容量が足りなくなってテラ2台とかに増強してるんだろうから、 ますますSSDは買えなくなる。

バッテリーがないから停電すると即死だが、仕方ない。そこは捨てよう。

2010年8月4日

球面上の点集合を全部含む最小の円を求める問題とか。

3次元回転を表すには最低3つ数字がいるが、 4つあると妙な前提を置かずに済み、特異点もなくなる。 球面上の位置を表すのには2つ数字があれば足りるが、 3つあると同じように特異点がなくなる。 長さ1の普通の3次元ベクタだ。 ちょっとそのへんおもしろい。

長さが1の3次元ベクタと2軸回転のオイラー角は相互変換ができる。 2軸回転で作れるクォタニオンの集合は3軸回転のクォタニオンの集合より 狭いはずだが、どういう形で狭いんだろう。 試してみよう。

viが妙に反応しないとおもってpingしたら、レイテンシが900msとかになった上に、 9割以上のパケットが消えてなくなっていた。 今ようやく復旧したが、たまに95msとかいうエグい数値になることがある。 つまり5GHz帯を使えということか。 この機械ではできないわけだが。

近くに1チャネルと5チャネルを使っている機械がある。 うちは自動で7が選ばれているが、5を使っている機械とかなりかぶってしまう。

11gを止めてみた。改善するんだろうか。

2010年8月3日

洗濯機が来た。明日あたり初運転されるんだろう。

トマトタマネギソースでスパゲティ。古くなりすぎたパルミジャーノを全部投入。 ソースがあまったが、どうも冷凍するとマズくなるようなので、 冷蔵して数日以内に食べ切ることにする。

どうもうまく行かない。ここのところ自分を制御できてない。いかん。 何かがいけない。 優先順位のつけかたが短期間でガラリと変わったために 適応がうまく行ってないということもあるかもしれないが、 単純に私がダメだ。

今の状況を耐えられるコストで最も改善する方法を考えよう。 それはたぶん私が一番苦手とする考え方だが、 それをやれるようにならないとたぶん未来がない。

そういえばソフトウェア工学を勉強しすぎたのかもしれない。 「知らないといけないことを最小化する」 ということばかり考えてコードを書いていたために、 複雑で大きなものを理解する能力がガタ落ちしている。 一人でコードを書いている時間が長すぎたのかもしれん。 これは丁度いい試練だ。

40MHz使うようにしてからネットワークの問題は出ていないらしい。 平日は帰ってくるともう消灯で調べられないので、調査は週末。

2010年8月2日

たまちゃんはでかくなった。順調に行けば今月末には7.5kg近くまで増える。 でかい方が温度変化にも衝撃にも強くなるので、10kgくらいまでは どんと大きくなってほしい。 ところで帯状のハゲがくっきりしているのはいつ消えるんだろう。

一日の標準スケジュール。

おおむねこんな感じになりつつある。 仕事が差し迫ってくると20時からまた出社ということになるな。

未来の仕事がどんと積まれた。

atom積んだマザーボードはあるが、N450じゃなくてD410で、省電力機能が甘い。 省電力PCスレを見た感じ、常時20W前後というのが自分で組んだ場合の最小値 であるようだ。ノートPCなら10W級のものはたくさんあるが、 たぶん排熱その他が危ないし、HDD2台なんてまずない。

できれば3台積みたいんだけどな。raid1するデータ用2台と、OSインストール用の 小さなSSDを1台。データ用はマシン更新やOS入れ替えでもそのままにできる。 まあ無理か。SATAは2本しかない。

2010年8月1日

サーバ掃除中。さすがに容量が尽きてきた。

運動会か。動画を撮って保存するようになるんだろうなそのうち。

ルータ交換。重い動画も楽勝。CPUはべらぼうに高速なので、 デコードで止まることはまずない。 止まっていたのが帯域のせいであることがよくわかった。 11nは偉大だ。しかしルータの消費電力が0.5W増えてしまったのが残念。 ちょっとデカいし。

サーバは明らかに熱暴走。ということは、夏を越せれば 来年までは保つ。さてどうしたものか。 とりあえず魚焼き用の網を下に敷いてみたが。

そろそろ16GBのSDが買えるかなと思ったが、そうでもなかった。 有名メーカーのは1万近い。よくわからんメーカーなら5000円で買えるが、 不安なのでなし。なにせデータの重要性が違う。

たまちゃんが頻繁に寝返るようになった。 赤ちゃんと呼べるのももうあとわずかだな。

ASW-800SBが安い。買うか。ひつじこ起きたら相談しよう。たまちゃんと昼寝中。 ゆっくり寝てくれ。昼飯なしになっちゃったな。

ひつじこが起きた。たまちゃんは乳を飲むが、 出すぎてむせて泣いている。 そして洗濯機をヨドバシで買った。 52500円+設置+古いの回収で54075円。ポイント16%で8300。 乾燥付きはまた今度。どこを向いてもヒートポンプみたいな時代になった 頃にまた買い換えよう。 2回やってる時が1回で済むだけで今回は良しとする。

サーバをどうするか。 ひつじこが動画を撮りまくりはじめたので、 想像をはるかに超える速度で容量が減っている。 大半写真だろうと思ってたが、甘かった。 1分で100MB超、つまり15Mbps超のビットレートで圧縮する余地はかなりあるのだが、 エンコードはいろいろ問題があって面倒だ。 画質がどうなったとか、音は出てるのかとか、考えることが多すぎる。 どうせ1/4にしかならないのだから、元のままバンバン保存できる環境を 整える方がいい。 というわけで、熱暴走の件を別にしてもなんらかの手を打たねばならない。

  1. raid1なNAS。
  2. raid1なUSB箱。
  3. 自作してgmirrorでraid1。
  4. HDD2台積んだノートPCを買ってgmirrorでraid1。

増えるのは家庭内データなので、サーバからマウントできる必要は必ずしもない。 NASならサーバからマウントもできるし、1は一番楽だ。 ただ、NASは結構高いし、デカいし、ACアダプタやケーブルが増える。 2はサーバにつなぐならFreeBSDから認識できないといけないが、ここは相当不安だ。 windows機につなぐなら簡単だが、有線接続なので普段動かしまくるwindows機に つなぐのは面倒である。FreeBSDから使える確証がないと無理だ。 3は抜本的な解決で、サーバごと置き換える。 atomマザー+メモリ+HDD2台+箱で、3万くらい。 gmirrorでソフトウェア的にraid1する事になる。 ノートPCを使うのに比べて体積が増すのが欠点だが、 機械の数もケーブルの数も増えないのはいい。 また、PCの置換込みなら一番安い。 ただ、キーボードとモニタが必要だ。今あるからいいといえばいいんだが、 捨てたくなっても捨てられなくなるという欠点はある。 メンテの時にいちいちつなぐのも面倒である。 4は一番楽だが、かかる金はケタ違いだし、 そういうのがあるかどうかも調べないといけない。 3だろうな。普通に考えて。ノートPCしか買わないという方針は捨てよう。

危うく前の住所に洗濯機が届くところだった。変更し忘れていた。 洗濯機は3日に届くようだ。

無線ルータをAtermWR4100Nに換えてからなんか妙だ。 skypeがプツプツ切れたり、ネットの接続が怪しくなることがある。 ルータを触ってみたら、熱かった。こいつも熱か。 もうちょっと様子見る。

とりあえず速度測定。FreeBSD機からWindows機で平均4.5MB/s。 36Mbps。逆もほぼ同等。 FreeBSD側は100Base/T。Windows側は11n。 gの時は2MB/s出なかったから倍にはなってるが、 3倍というわけには行かない。 そもそもルータの横にPCを運んでも接続速度65Mbpsと出る。 150と65の差も謎だが、65からさらに36まで落ちるのか。

やっぱりなんか妙だ。ファイルのコピーみたいにドーンとやる時は 問題ないが、動画のストリーミングのような用途だと妙に安定しない。 一回古いのに戻して挙動を比べよう。 まさか、帯域は広い一方でレイテンシが長い、なんてことはないだろうな。

子機側の設定で20MHzしか使ってなかった。 デバイスマネージャから辿って設定をいじったら150Mbps。 ファイルのコピー速度が7MB/sを超えるようになった。 何故標準でそうなってないんだと思うが、たぶん消費電力の都合だろう。 しかし、これでスカイプがちゃんと動くのかは謎。 掲示板で説明してくださっているので試す。

11nはアンテナ1本で20MHzの帯域を使うと65Mbpsになる。 40MHz使うと150Mbps。アンテナが2本あれば300だが、 うちはルータにアンテナが1本しかないので150が限界。 実測で56Mbpsも出れば大したものだし、これでいいだろう。 これ以上速くてもHDDやCPUや100Base/Tで詰まると思う。

あの時電子レンジは動いてなかったし、そもそも間にはない。 このあたりに存在する無線機器のチャネルを調べたが、 かぶってなかった。bやgを切ってnのみにする方法は不明。 ルータまでpingしたが、遅延は平均は1msだが、最大は6ms。 6msって結構でかいんじゃないかと思うが、 それくらいであんなにブツブツすることもないだろう。 有線でつなぐのは明日。消灯しているので調べられない。 なお、FreeBSD機からルータまでは0.4ms程度。有線すごいな。

寝よう。5時起きだし。


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