だだもれ

2008年11月30日

チェルニー40-4終わり。シンフォニア8はもうちょい弾かないと何とも言えない。

返品できるかどうかと、定価で売るかどうかは別の問題か。 例えば雑誌の類は「近くで買えること」が重要だから、店が強い。 返品可能なままでも置いてもらおうとするかもしれない。 そして、仮に定価販売の枷がなくなっても 地獄の値下げ競争は起こりにくそうな気がする。

足柄で拳法。サイリフツ拳(漢字面倒くさい)の型とか。 脚強くしないと無理。あと、中の動きがまだよくわからない。 お手本を当分見られないので、ともかくも自分なりに解釈して そこから何かを得ようと思う。たぶんそれ以上は求められない。

感想を探してみた。なんか何冊も本を書いてる人が感想書いてた。 しかしやっぱり「これできてないプロはマズいだろ」的な感じ。 これを書く前の私はプロ失格だったということである。 でも、たいがいの人はできてないと思うんだがなあ。 初心者向けに書いたつもりはあるが、 これだけできてる人間なら、実務をこなせるようになるのに一月とかかるまい。 もしこれができててゲーム会社に落ちたとしたら、 それは面接でよほど致命的なマネをしたか、 一部の超一流会社を受けてしまったかのどちらかだと思う。

タスクシステムについて触れられてない、とか書かれているのを見つけた。 何それ?おいしいの? 直感的でない、変に抽象化されてデバグしにくい、 実行順がコードの形で書かれておらずメンテしにくい、等々、どう考えても あれが有効な場面があるとは思えない。 使っている人を問いつめたことがあるが、結局利点は出てこなかった。 一つ考えられるとすれば、独立性をきちんと保って 各タスクを書いていればマルチスレッド対応がしやすそう、ということくらいか。 しかし、どうせ複数タスクから同一のクラスインスタンスを参照してたり、 妙なシングルトンやらグローバル変数を見てたり、 依存関係が不適切なためにスケジューリングが複雑化したりするに違いなく、 本当にマルチスレッド実行していい状態にあることを保障するのは容易ではない。 よほど訓練されたチームでなければそんなことをする気にはまるでならない。

2008年11月28日

小さいアジを竜田揚げ風にしてみた。 小さいと言っても中途半端に大きかったので、普通に頭と内蔵とゼイゴを落とし、 醤油に浸けた後に油を塗って片栗粉をまぶし、 ウォーターグリル25分。 結果。これは竜田揚げではない別の何かだ。 外側はそれなりにカリッとしているが、中のしっとり感が異常。 なお、骨は思ったほど食える状態にはならなかった。 小さいものはギリギリ骨ごと食える感じだったので、 もう少し加熱を強めれば行けたかもしれない。 あるいは二枚におろすべきか。 普通サイズのアジであっても、二枚におろして 骨が露出した状態にすれば、骨ごと食える状態になるような気がする。

あと豚バラを買ってきた。ぶ厚すぎるので、厚さを半分にして 醤油と酒に浸けてある。明日の朝焼こう。たぶん鳥ももの照り焼きと 同じ設定で行ける。焼き足りなかった時の延長方法もわかったし、多分行けるだろ。

シンフォニア8が楽しすぎて悲愴に身が入らない。 これは飽きるまで弾きこなしてしまうしかないな。

増刷。1000冊ほど来週出回るそうです。

書籍はゲームよりは機会損失を軽視していいっぽい。 返品リスクを考えると作りすぎるくらいなら足りないくらいの方がいい、 というのは理解できる。印刷するのも、運ぶのも、倉庫に置くのも 金がかかるし、何と言っても値下げができないから、 売れ残り即返品である。 現状予想外の勢いで売れてはいるが、だからといって大量生産しないのは そのへんの事情っぽい。

本は定価で売られているが、これは本屋と出版社の間にそういう契約があるからで、 別に定価で売れという法律があるわけではない。 ということは、少なくとも本屋と出版社の どちらかが定価販売を望んでいることを意味する。 確かに定価販売が強制されていれば値下げ競争が起こらないので、 デカくて体力のある本屋に零細な本屋が滅ぼされることは起こりにくい。 ということは望んでいるのは零細な本屋の組合か何かなのだろうか。 出版社的にはどうなんだろう。 定価で売らせるが返品自由なのと、 勝手に値下げされるが返品不可なのとどっちが楽なんだろうか。

不思議なことに、岩波書店は返品不可らしい。 ということは岩波書店の本を置いてる本屋は売る自信があるか、 その損害を覚悟しているかのいずれかだということになる。 岩波書店の本は普通の本屋にはないのには、内容以外にそういう事情があるっぽい。 しかし、もし値下げしていいのであれば岩波書店の本を置く本屋は少しは 増えるだろう。それは岩波書店の利益になりはしないか。 しかし岩波書店は定価で販売する契約を結び続けているわけで、 値段が固定されていることで岩波書店は利益を得ていることを意味する。

再販制度維持を訴えるサイトを読んだが経済学的な理屈で書かれていないので さっぱりわからない。 例えば返品自由だからこそ本屋は売れるかどうかわからん本を置ける、 と書かれているが、売れるかどうかわからん本は売れない本なわけで、 返品される運命にある。返品されれば出版社はダメージを受けるから、 最終的にはそういう本は作らなくなる。 やっぱり制度がどうあれ売れそうもない本は作られない。 単に本屋から出版社にリスクを移しただけだ。 街の零細本屋は保護されねばならない、ということか。 最低賃金規定の類が最終的に労働者の首を締めたりするのと同種の問題 なんだろう。

この問題、よくわからんなあ。いろんな人の話を聞かないと。 とりあえず、再販制度という制度は法律上は存在せず、 慣習的に本屋と出版社が「定価販売、返品自由」という契約をし続けている 現状を「制度」と呼んでいるだけなのはわかった。 あとは誰が得をしていて、誰が損をしているのか、 そして社会全体としては得をしているのか損をしているのか、 というところを推測してどうするかを決める、という感じになるんだろう。 なお、本と同様に「定価で売ってもいい」とされているものとして、 CDと新聞がある。CDに関しては知らなかった。 そんなことやってるから売れなくなってるんじゃないのか? なお、「CDがいいならゲームだっていいだろ!」と 運動を起こしたゲーム会社が過去にあったようだが、 一瞬で却下されている。もし通っていたらゲームも崩壊していただろう。

2008年11月27日

今回の本でシーケンスと呼んでるものを英語な人が何と呼んでいるのかを 知りたい。海外のゲーム制作本を全く読んでないのがモロバレだ。 他にもモデルとかシーンとかいう言葉も混乱していて、 それらが何を指すのかよくわからない。 シーングラフなんかも妙にハイテクなイメージで扱われているが、 それが何を意味しているのかは人によってバラバラだ。 この業界、用語統一会議とかやった方がいいんじゃね?

なんか、大学で講義することになった。二回だけだが。 人生何が起こるかわからんなあと思うが、 結婚するということ以上に異常な事態などあるはずもなく、 もはやこの程度でびっくりはしない。

自分でもびっくりするくらいもう一冊書きたいという欲求が出てきている。 手に入らないものほど欲しくなるということだろう。

InterlockedCompareAndExchangeに当たるものがpthreadにあるに 違いないと勝手に思っていたが、調べたらなかった。 やりたかったら別の手段でやれということか。 最悪インラインアセンブラだが、どうもgccが組み込み関数を持ってるっぽい。 まあ今すぐ必要になるわけではないし、そのうちで良いだろう。

とある用件で母校に電話した。恐ろしく緊張した。なんでだろ。 にしても、先生、日本語うまくなってたなあ。そりゃ校長だもんなあ。

ゆで卵とゆでブロッコリーを同時に作った。 ブロッコリー、うめえ。まあビタクラフト鍋でやっても同程度の味は出るのだが、 再現性の高さを考えるとこちらが勝る。 何せボタン一個押したら待つだけだ。 卵もいい感じ。しかし次はさらに1分減らそう。 そして久しぶりの大豆ごはんが異常にうめえ。

安値で売られている小あじやしこいわしをヘルシオで唐揚げにできないか。 是非試すべき。醤油に浸けた後、油にくぐらせて片栗粉をまぶし、 ウォーターグリル、という感じか。耐熱紙が必要だな。 なお、未来嫁に怒られないようにちゃんと後始末せねばならないのが注意点。 蒸し料理をしているうちは汚れないが、焼くと途端に汚れるからな。

授業、どうしよう。90分授業するなんてやったことないぞ。 デモ用意した上で、パワポ150枚規模だよなあ。 明日がっつり準備するか。基本的にはみんな大好きシェーダ路線で、 数学と物理の効用を無駄に強調しながら進む感じか。 ノリで受けてしまったが、これ、相当大変じゃね?

シンフォニア8番の脳汁の出方は異常。 チェルニー40-4番の前腕へのダメージは異常。 一方5番は2ページ半もあって長いが、長いだけだった。 それより何より悲愴をどうにかせねばならないのだが、 どうしたものかな。発表会は1月中旬。 まともなホールでまともなグランドピアノを弾くのは初めてだし、 下手すれば最後になるので真面目にやっておきたいのだが。

いわゆる神降臨をやった方が早い気がしてきた。 もっといいやり方があるなら聞いてみたい。

2008年11月26日

ヘルシオでゆで卵成功。手動、蒸し(強)、20分。 昨日15分でやったら微塵も温まってなかったんだが、 あれは何だったんだろう。実験を続ける。 なお、出来栄えは普通にゆで卵だが、 網の上に卵をのせた状態で加熱するため卵が動かず、 黄身が寄る。これどうしようもないんじゃなかろうか。 次は1分減らしてみよう。にしても、昨日今日と卵食いすぎだろ。

炊飯。水は1.8Lにして、そのかわり弱火。

本の感想。「このレベルの事を本にしてもらわないと出来ない奴なんていらねえ」。 本職のゲーム職人だろう。私も微妙にそう思うが、 その台詞を言えるのは人間を選り好みできるような会社にいる人だけだ。 しかし、そのレベルにある人間だけしか取らないと決めてしまっても、 それはそれで回る気もする。 日本のゲーム業界の規模は日本の市場に合っていないのではないか。

そういえば、本出たんだな。もっと何か深い感動みたいなものがあると思ったが、 結構普通だ。考えたら初めてゲームが出た時すらそうだった。 そもそも、満足という感覚がどんなものだったかいまひとつ思い出せない。 ピアノもずいぶんうまくなったはずだが、「ああ、これが満足感!」 みたいなものは見当たらず、ただただ要求水準が上がる一方である。 まあそれはそれでかまわない。位置でなく速度こそが実体だ、 と考えるのも物理っぽくて面白いだろう。

炊いた米はすぐにタッパーに入れるべき。 冷えて固くなると手間が増す。昼に帰って詰めるべきだった。 今日は久しぶりに大豆ごはん。次は1.7Lでやろう。

土曜はピアノ、拳法、宴会。日曜は神奈川で拳法。

アフィリエイトが6000円くらいになってる。何かうしろめたい。 しかも結構な数が関係ない商品。どうも、 置いたリンクを経由してアマゾンで買えばそれでカウントされるらしい。 なお私の本は注文中が31、発送済みが14。やっぱり品切れしてるっぽい。 増刷は来週できるようなので、いましばらくお待ちください。

何冊作るんだろうな。以前増刷について聞いた時は 1000とか1500とかいう感じだった気がする。たぶん十分だろう。 今品薄なのは一部の売れやすい本屋の在庫が切れてるだけで、 3000のうちのかなりの部分はあんまり売れない本屋に卸されて積まれているはずだ。 今回の追加は今売り切れてる場所に集中的に行くだろうから、 これで品薄は解消されるだろう。 つうか、こんなの本屋も置きたくないだろうなあ。本当申しわけない。

なお、アマゾンで本の中身が何ページか見られるように手配してます。 リアル本屋に行くことなしに中身を見てから買いたい人は それが有効化されるのをおまちください。 ただ、年明けくらいになるかもしれません。

2008年11月25日

ゆで卵を作ろうとしたが、加熱されない?あれ? グリルとオーブンは動くっぽいのだが、 蒸し機能って何か必要なのか? 明日の朝もう一回試そう。

本の感想探し。独自ライブラリを使うと原理がわからなくなって良くないとか、 応用が効かないとかいう批評が何箇所かにあった。 逆に私は問いかけたい。DirectXは原理か?Win32APIは原理か? 直接DirectX9を叩くやり方を覚えたところで、 すぐにDirectX10、11と変わるだろうし、 OpenGLで作るハメになることだってある。 まして家庭用ゲーム機に行けばどちらでもない勝手なAPIが用意されていることなんて ザラだ。しかし、どこのプラットホームであれ、 「Zテスト有効化します」「頂点バッファ作ります」 というような関数は何かしらあるわけで、 であれば最初はギリギリまで削ぎ落とした環境で 「だいたいそんなもんね」というのを学んでしまった方が楽な気がする。 また、仮に原理だと認めても、 「理由はさておき、この関数の第一、第二引数にはNULLを入れてください」 等々の本筋に関係のない説明を山ほど入れた本が本当に良いのか? 3Dが何だかもわからない初心者にいきなりDirectXやwin32APIの カオスを押しつけるのが得策だとは私には思えない。 でもまあ、そう思わない人がたくさんいるなら、 そういう人向けの本がきっと出るだろう。

考えてみれば、 すでに自力でDirectXを叩きたくなるようなレベルにある人が読んだら 「独自ライブラリかよ、萎え」と思うのは無理もない。 DirectXやWin32APIの使い方が技術だと思っている人にとっては、 「技術の大半がライブラリに隠されている」と感じるのも無理からぬことである。 実際会社の中でもそういう意見はあった。 まして今回のライブラリは極限まで隠蔽工作を進めたために 中身のソースコードは相当えらいことになっている。 「こんな変態コード参考にならねえ!」とか思うのもわかる。 ごめんとしか言いようがない。

でも、隠蔽は大切だと思うんだよな。大規模になればなるほど。 private部を内部クラスに隠蔽する手法って、そんなにマイナーでもないだろうに。

考えてみれば、あの手のものに原理なんて存在しない気がする。 100%ソフトウェアで書けば別だが、ハードを使う限り ハードの仕様に大きく左右されるからだ。 GPUレジスタにDMAでデータを送りつけて制御するようなゲーム機だってあるわけで、 原理と言い出すとキリがない。 ある意味仮想VRAMに直接ピクセルを書き込む機能しかないライブラリは ずっと原理に近い気がする。

大抵「高い」と書かれてる。 税込み4000円くらいになっていたらなあ。 しかしモノがデカいということは作る人も運ぶ人も売る人も 余計なコストを強いられていることを意味するわけで、 値段を決めるプロセスは私が思っているよりもずっと複雑なんだろう。 でももし次があればもっと値段で抵抗してみようと思う。

2008年11月24日

川崎に行ってきた。これから必要になるオーブンと鍋を 未来嫁に選んでもらうためである。 鍋はどの店にもなかったので未だ保留だが、 オーブンは決まった。ヘルシオの最上位機種。ポイント分を考えると10万。 事の経緯は以下である。

最初はガスオーブンを検討していたわけだが、 実物を見られる店がどこにあるのかわからず、 また設置面積や重量その他の不安もあって、 「じゃあ普通の電気オーブンでいいだろ」という事になった。 シャープのデカい奴が4.3万で悪くない。予熱に時間がかかる欠点は 一回の生産量を大きくすることで補える。 ここまでが昨日の話である。 で、今日はせっかくだからデカい店を見に行こうとヨドバシまで行ったところ、 ヘルシオの実演販売をやっていた。 鶏肉のからあげがうまい。焼き玉ねぎもうまい。 未来嫁がにわかに興味を持ち始め、 私も途中まで検討していたことを思い出した。 元々ヘルシオでなくガスオーブンを第一候補にしていたのは、 予熱の時間と光熱費に優れるからだった。 しかし、リンナイのガスオーブンは3段で焼けるとは言え庫内容量は26Lと それほど大きくはないわけで、容量を第一に考えるならシャープの奴の方がいい。 そして、よく考えてみればヘルシオもほぼ同容量なわけで値段以外に欠点はない。 売り場を3周くらい歩きながら迷ってはいたが、それは一種ポーズにすぎず、 脳内ではさっさと決まっていた。

で、ヘルシオのどれにするかが問題だったわけだが、圧倒的に最上位機種だった。 まず皿がデカい。スペック上の容量は同じでも実質的にはデカいのだ。 水蒸気発生エンジンが下位機種よりも強力らしい。 明らかに技術職っぽい人が来て説明してくれた。 あと排気が前を向いているので壁が湿気によるダメージを受けにくい。 また、下位機種では蒸しや焼きが一段でしかできないが、 こいつなら蒸したり焼いたりも二段でできる。 これだけ揃えば安物を買う理由はない。即買った。 元々ラゾーナでお茶でもして帰るか?とか言ってたわけだが、 こんな高い買い物をした直後にそんな無駄遣いはできないということになって、 そのまま帰ってきた。明日届くらしい。帰りに実験用の鶏肉を買ってきた。

2008年11月22日

説明が詳しすぎて読者が堕落する、という評があった。 1から10まで教えてもらわないと何も出来ない駄目人間ができる だけではないのか、という話だ。 私もそう思う。 でも、そう思っている限り教育は不可能だ。 教育というのは統計的に見るべきもので、やる気の平均値がどれくらいかに よって手段は変えないといけない。昔はそれが高かった上に必要な人間の 数が少なかったから放置で良かったが、 今は大量の技術者が必要なのにやる気の平均値は低いのである。 「ゆとりおつ」という奴だが、それが現実ならそれに対応せねばなるまい。

玄人な人は大抵「ほとんどわかっているので私には役には立たないが、いい本」 みたいな批評をくれる。 やっぱできる人ってそこらじゅうにいるんだなと思った。 私はこの本を書くまで、この本に書いてあることの半分もできていなかった。 半分は新しく学んだし、残りの半分のさらに半分は理解があやふやだったり 実証を伴ってなかったりした。 そういうわけで、これが丸ごとできているというのは 相当すごいことだと思うのである。 そして同時に、そういう人がたくさんいるのにこういう本が今まで出なかった ということにも問題を感じるのだ。個人の単位では金銭的に割に合わない。 会社の単位だと書いたものが会社の外に出ないし、 著者の人件費を一社で負担せねばならないのできつい。 どうにか複数の会社で金を出し合って書かせるみたいなことができないかな。 ゲーム会社連合みたいな組織があるかどうかは知らないが、 そういうところが「この分野の技術者足りてねえし、 あんたの会社にいるこいつに本書かせたい。金は出す」 なんて言ってくれたらいいのにと思う。

2008年11月21日

考えれば考えるほど私が適任な気がしてくる。 本という形で技術を伝えることに関してはだ。 私より技術が優れた奴はいくらでもいるし、 私より文章がうまい奴もいくらでもいるが、 その両方が私より上な奴の数は幾分少なかろうし、 本を書こうなどという気になる人の数はさらに少ない。

キャリアパスという言葉が使われ始めた。 数年後に私が自分の存在価値を何によって示すつもりなのか、 という話っぽい。 しかし困ったことに、 「君は何がしたいんだ」とか言われても、まるで答えられないのだ。 そりゃ物理と数学を勉強して論文とかバリバリ読めるようになり、 楽しい先端技術に触れたいわけだが、それはたぶん望まれる答えじゃない。 ここの所、「気合さえあれば」私が来た場所まで誰でも来られるように 道を敷く、という仕事にかなりの魅力を感じているわけだが、 たぶんこれも望まれる答えじゃない。望まれる答じゃないことがわかっている 欲求には何の価値もないわけで、欲求がないのと同じだ。 どうにも目標設定の類は苦手である。

単純に「金が欲しいです。どんなスキルなら金を出せますか?」 とか聞いてその通りに行動してもいい気すらしてくる。 たぶんそれでもそれなりにはうまくやれるだろう。

「やってみたいとは思います」「やったら多分できると思います」 とか言ってちゃダメなんだよな。 「是非やらせてください!」とか言わないといけないんだろう。 しかし私は根本的に熱意というものを信用してないらしく、 そういう事を言いたくなる心境になったためしがない。 熱意なんてホルモン状態にすぎず、持続する保障なんてない。 自動的に努力するポジティブスパイラルが構築される 見込みがあればたぶんうまく行くだろう、という話で、 そこに熱意なんていう不確定要素が入りこむ余地はないのだ。 熱意ってこの世に存在するんだろうか、とすら思う。 意思の力を必要とする事は大抵うまく行かないわけで、 習慣化してしまえるかどうかが問題なのではないのか。

私は毎日1時間超のピアノの練習を1年半以上続けるという異常なマネをしているが、 自分では熱意を持っていると感じたことなんてないし、 練習するために意思の力が必要なわけでもない。 もはや自動化、習慣化しているからだ。歯をみがくのと同じである。 しかし他人からは「すごい熱意ですね」と言われる。 であれば、熱意とは意思ではなく結果に付けられる名前なのかもしれない。 シェーダはそれなりに習熟したが、 それはシェーダに熱意を持っていたからなのだろう。 つまり結果からさかのぼって一言で原因を説明する道具として「熱意」 という言葉が存在すると考えた方が妥当だ。 しかし、それは一般に言われる「熱意」という言葉のイメージとはかけ離れている。 わからん。

2chなんだから、丁寧語使ったり私の名前にさんづけしたりしなくていいと思う。 無礼に叩いてほしい。誉められてもうれしいだけで得には ならないのであって、叩かれた方がよほど実益がある。 いや、誉められるのは何回もそこを読んでしまうくらいうれしいし、 叩かれるのは丸一日ブルーになるくらい辛いのだが、 今優先すべきは実益の方だ。 私は今回の本を「定番の教科書が出るための叩き台」だと思っており、 叩きに叩いて理想の本の出現のための地ならしをしたい。 いずれ誰かか私の意思を継いでもっといい本を書いてくれるはずだ。 他の会社が対抗して来ることを期待する。 ゲーム会社はもっと世間の役に立つそぶりを見せてもいいと思うのだ。

ところで、日本の理系離れと技術力の劣化を食い止めるために、 ゲームプログラミングは格好のネタだと思う。 ゲームなんて面白いだけで何の役にも立たないが、 ゲームを作る過程で得るスキルには大変な価値がある。 将来ゲームプログラマにならなくても、 高校生大学生あたりでゲーム作りを通して技術の学び方や科学の考え方を 実践した経験があればきっと助けになる。 にんじんやピーマンを刻んでハンバーグに入れるように、 ゲームプログラミングの本にも技術や科学を織り混ぜていきたいと思って 今回の本を書いた。成功してるかどうかはわからない。 単にウザがられて終わりになったり、不必要にビビらせる効果しかなかったり しているかもしれない。それならそれで、後続の本を書く人が改良してくれればいい。

コーディング作法のpdfが入ってることに気づくところまで読んでもらって すごくうれしい。あの文書もCDROMの中身なので利用はフリーだ。 それだけ取り出してコピーしたり配ったり書き変えたりしてくれてかまわない。 また、もっといい作法があれば教えてほしいと思う。

ゲマオボ。まあそのへんだよなあ。

ここ数日アクセス数がすげえ。未来嫁日記で倍加している上に 本で飛んでくる人が増えたからだ。 つうか、ブログみたいに表紙に最新日記を置く形式に直したいな。

ゲー術、というとんでもない略を考えた人がいた。恐れおおい。

今日のごはん。いか蒸した。蒸してあったかぼちゃ。ほうれんそうをゆでて 油と酢をかけた。すぐ食うなら醤油だけでいいが、一晩以上保存するとなると 酸素と細菌から守ってやる必要がある。 ごはんはレンズ豆玄米。豆がつぶれてぐっちゃりしている。失敗。 レンズ豆は豆ごはんには向かないという結論。 いかは蒸しすぎた。固いしうまみが汁に出てしまっている。 ほうれんそうは味が弱いので酢に負けている。レモンの方が良かったと思う。 しかしレモンは月単位の保存はできないので調味料として手軽に使うことはできない。 「今日はレモンを使うぞ!」と決意して買ってこねばならないのである。 実に不便だ。

いかは肝臓も食わないと高くつく。身だけでは150円の価値はない。 塩辛はレベルが高すぎるので、次はいかのスパゲッティにでもするか。

2008年11月20日

増刷は再来週の頭くらいになるそうです。 あと、リアル本屋には結構あるそうなので、 ネット本屋で品切れの際にはそちらでどうぞ。 秋葉原の書泉にはたくさんあったとか。

コンシューマゲームを作る本とか、確かにないよなあ。 しかし、開発中期まではPCでも動くように作るだろうし、 あんまり変わらない気がする。 どうせ最近のゲーム機はAPI経由でしかハード叩けないし。 それにCPUすら違うようなゲーム機を想定した仮想マシンを作るなら C++コンパイラから作る羽目になるわけで、 そこまでやる人はそうそう現れそうにない。

バーチャルマシン+独自言語でゼロからゲームプログラミング! という本を書きたいなあと思っているが、たぶん無理。 一年間本業をおろそかにしてきたわけで、「君は何を言っているんだ」 とか言われそう。 需要はあると思うんだけどな。 「プログラミングしたことないけどゲーム作りたいです。 何したら良かですか?」とか言う人はいっぱいいるだろう。 「まずC言語を勉強しなさい」とか言うのは無責任にも程がある。 VisualStudioやgccを使うこと自体が障壁になるくらいのレベルの人に ゲームプログラミングへの道を開く本が全然ないのは問題だ。 そういう本が10年前にあればこんな状態になってないに違いないのだ。 つうか、私が書かねばならんものでもないので、 だれかおねがいします。能力的に書ける人はいっぱいいると思う。 時間的、金銭的な問題は別として。

いい略称ないかなあ。せめて「げぷおぎ」よりはマシなの。

アマゾンで新品より高い中古が出てる。 増刷は再来週あたりっぽいが、それまでに買ってしまう人が出ると本当 申しわけない。転売屋ってどこにでも湧くんだな。

普通なら「なんで赤字出してまで敵に塩を送らねばならんのだ」 と思うはずなわけで、本を出すことを許可する段階で尋常じゃない。 でもまあ、来年の新人がこれを読んでから来てくれるなら うちらは相当楽になるわけで、 その効果は敵に塩を送って云々なんてケツの穴の小さなことを言ってるのが 馬鹿馬鹿しくなるくらいの効果のはずだ。 たぶん上がそう考えてくれたんだろう。

植物はカリウムが豊富だが、生体内ではどういう形で使ってるんだろ。 動物における使い方とは何か違うんだろうか。 イオンチャネルの話なら動物でも同じくらい使ってそうだが。 こういう素朴な疑問に答えられないあたり、私は生物学には 向いてなかったんだろうという気がしてくる。 たまにあのままバイオやってた方が良かったんじゃないかと思う事があるが、 その思考は単なる逃避だ。

2008年11月19日

サンプルゲーム「荷物君」の名前には、 新人をお荷物とみなす意図が含まれているらしい。 なるほど、気づかなかった。 そんな辛い題名のゲームを新人自らに作らせるなんて、 なんというスパルタっぷり! いや、そんな解釈されるとわかってたらこんな名前つけなかったけどな。

このカリキュラムで教育されたのは去年私が教官をやった4人だけだ。 そして、その時にはこの本は影も形もなかったし、 やった内容もこの本のほんの一部だった。 もしこのレベルを新人全員が叩き込まれているような会社であれば、 あんなことやこんなことになってるわけがない。

増刷するらしい。一時アマゾンで28位とかだったが、品切れではこれ以上上がるまい。

コードネーム「嫁をプログラマにする本」を個人的に始動。 あくまで個人的。 今回の本の次に読む本が欲しいという意見もあるが、 これが読めるならもう専門書を読めるはずだ。 というか、専門書に当たらないとここから上へは行けない。 だいたい私自身ここより上のレベルは自信がない。 シェーダとかの得意分野だけで書くならやれるが、 どうせ出る頃には時代遅れだ。DX10なんて知らんし、ぶっちゃけ絵飽きたし。 というわけで、プログラミングのド素人を、 C++でボンバーマンが作れる状態まで持っていけたらいいなあと思っている。 前の本は目的高度と勾配から出発高度を逆算した感じで作ったが、 今度は出発高度がまず決まっていて、適切な勾配を定めることで 本の限界分量から自動的に目的高度が定まる、という順番になる。 要するに、前回は「チャロンが作れるようになる」という目標地点が 先にあったため、分量の関係でそれほど初心者はひろえなかった。 今度は初心者という対象をまず定め、どこまで連れていけるかは 後で考える。

というわけで、言語と開発環境から作り始めることにした。 言語の要素を全部説明しても10ページかからんような簡易言語を でっちあげて、まずはそれで縦シューくらいは作ってもらおう。 もしかしたら一冊丸ごとその言語で終わるかもしれないが、 そうなったらそうなったでかまうまい。 で、それを仮想ゲーム機で動かす。

開発環境は、メモ帳で書いてウィンドウにドラッグアンドドロップで実行、 くらいでいいだろ。printfしたのがデバッガウィンドウに出る、とかしとけば まあ小規模なもので遊ぶくらいは十分できるんじゃなかろうか。 デバグという概念そのものから教えるわけだから、 できるだけ原始的な方が良かろう。 DirectX SDKどころかVisual Studioすら不要な状態から話を始めたい。

あー、家も2008にしなきゃ。もう2005はいらんだろ。 でもExpress Edition。もう金払う気しない。

未来嫁の日記が「何を言っているのかはわからんが、 何を言いたいのかはわかる気がする」感じだった。 未来嫁は私の日記をそう評していて、 また他の人もたまに私の日記をそう評している。 なるほど、それは私が今持ったような印象なのだろう。たぶん。

コンパイル時間。ちょっと気を抜くと30分越えはザラ。 一日10回コンパイルするとして、プログラマが5人いて、 開発期間が1年で週5日働くとすると、13000回コンパイルする計算になる。 さて、これにコンパイル時間をかけるわけだ。30分なのと3分なのでは 開発効率にどえらい差が出る。というか、 そもそも30分だったら一日10回コンパイルできない。 コンパイルにかかる時間は行動パターンを決定的に左右するわけで、 可能な限り短くすることが重要だ。並列コンパイル、モジュール分割、 プリコンパイルヘッダ とかも効果的で是非やるべきだが、一番てっとり早くて日頃の行いで差が出るのが ヘッダのインクルードだ。そこさえちゃんとしてればそれ以上の手を打たずに 済んだりもするし、そもそも他の手が使えないプラットホームだってある。 プリコンパイルヘッダなんてgccでは最近までまともに動かなかった。 並列コンパイルは余分なコンピュータとその手の知識が必要だし、 モジュール分割は設計とメンテの負荷が増す。

3Dに特化した話題は14,19,20章くらいしかない。 18,21は一見3D専用に見えるが、2次元でも同じことができる。

職場のデザイナが研究のために買ったとかいう雑誌が すごいインパクトだった。小悪魔ageha、とかいう奴。 全ページが装飾過剰で目がチカチカする。「これ、レイアウトの人楽しかろうなあ」 と私が言ったら、「2ページだけならね...」と返された。なるほどと思った。 あと、そこに出ている人々の顔がすごいことになっていて、 どいつもこいつもファイナルファンタジーみたいだった。 以前ガクトという人を知った時にもファイナルファンタジーみたいだと思ったが、 今回はそれの女版。しかも人数が半端じゃない。 なるほど、ファイナルファンタジーのあの絵柄は こういう流行をCG化したものだったのか、などと勝手に納得してしまったが、 たぶん違うだろう。どこかではつながっているかもしれないが。 なお、あまりに皮膚の色が平坦なので「すげえフォトショップっぷりだな」 と言ったら、「フォトショップ相当のメイクなんだよ」と言われた。 これもまた、なるほどと思った。

干し大根を買ってきた。沢庵になる素質はあるが乾燥が不十分。 醤油と酢をかけても味が弱い。 これは輪切りにして塩で脱水だな。

かぼちゃを蒸してる。あと、半額だった生鮭は鮮度が悪いので塩で脱水してから 酒で煮る。

簡易言語の仕様を決めている。ポインタ欲しいよなあ。教育的見地から言って。 もっとわかりやすい形でポインタを導入できないか。 それに、参照かポインタのどちらかはないと言語として使い物にならないわけで、 だったらポインタしかあるまい。pythonみたいに全部参照なのも 悪くはないだろうけれども、メモリを強く意識させるためにはポインタの方がいい。

話の順番はだいたい決まってきた。あとは一章の内容の大枠を決めて、 それに必要なギリギリの開発環境を作って、それでまず一章を書く。 これでどのくらいの分量になるかを見てから改めて 最終地点の見積もりをやり直す。 ちゃんと丁寧に説明しようと思うとC++には入れない気がしてきた。

ところで、いまさら言うのもなんだが、 ボンバーマンはロジックが難しいので教材として不適だ。 倉庫番の次はテトリスが良かろう。リアルタイム性も入るし。 あとは縦シューとか前スクロールRPGとかが良さげ。 今度は某ロボゲーみたいにマイナーなものは入れず、 メジャーっぽいものだけ入れていく感じで。

いや、本気でプログラマになってほしいわけじゃないから。 プログラミングをどこまで簡単に説明できるのか試してみたいので、 プログラマでない人の助けを借りたい、というお話です。

2008年11月18日

泣かされるらしい。

「こおりのじてん」とかを思い出した。もう一冊作って両手に装備したい。

会社の絵描きやゲームデザイナが 「あープログラミングってこういうものなんだー」 と納得できる本があればなあ。 分業が進みすぎて意志疎通が図れなくなりつつある今の状況は絶対まずいと思う。 プログラマは絵描きやゲームデザイナの仕事をおぼろげにでも理解できるが、 逆は全然成り立たないのである。どう考えても良くない。

この本を読めるレベルになるまでC++を勉強するのにどんな本がいいか。 正直わからない。私が読んだC++本は唯一「プログラミング言語C++」だけなので、 まるで参考にならないのだ。 ただ、C++の中でもややこしい機能はできるだけ避けているので、 普通に関数や変数が作れて動くものが作れ、コンパイルとリンクの 工程がおぼろげにわかっていて、あとはクラスというものがあって 関数と変数を中に入れられる、ということがわかっていれば、 たぶんどうにかなるような気はする。 ポインタ、メモリ、参照、ビット演算、const、テンプレート、継承あたりは 必要なだけは説明しているからだ。 でも一番の障害はクラスの概念かもしれない。 何故構造体に関数を入れたクラスなるものがおいしいのかを 理解するにはちょっと経験が必要だ。 案外JAVAやらC#やらをやってた方が理解しやすいかもしれない。

windows2000でも動くか。試してない。でも、 D3DXを一切使ってないのでDirectXのバージョンは9.0cあれば 多少古くても動くはず。そもそもDirectXのSDKは必要なく、 普通の遊ぶ人用のランタイムだけ入れればいい。 SDKを入れずに済むのは今回の本のウリの一つだ。 DirectXのヘッダをユーザが持っていなくてもDirectXのゲームが作れるように したわけである。

計算量オーダーの説明は結構がんばった。 あとレイテンシとスループットの説明もそのへんの本の何倍かは丁寧だと思う。 他の本読んでないから勝手なイメージで言っているけれども。

「C++わかってる事が前提」と良く書かれてるが、そんなに? 動くものをどうにか作れるレベルでありさえすればいいと思うんだが、 それってそんなに高い水準なのか? クラス作ってnewしたりdeleteできる段階で世間的にはすげえ高レベルなのかなあ。 だとしたらますます初心者用を別の本で埋める必要がある。

2008年11月17日

実家に帰ってた。

懸案事項が一つ解決。たぶん。

本が普通に売られてる状態になったが、アマゾンその他が品切れしてるっぽい。 3000冊しか作ってないから無理もない。 分配次第ではあんまり売れてなくても品切れは発生しうる。

「プロが最新技術について書いた本だと思ったら初心者用だった。ダマされた」 みたいな書評がちらほらあった。申しわけないけれども、 題名の通りで素人向けである。 この本が不要なレベルだったらgemsとか海外のサイトとかを読んで 勝手に勉強できるだろうと思ったので、そっちは全部切り捨てた。 それに、これは私の感覚にすぎないけれども、 現役のゲームプログラマであっても、 この本に書いてあることを全部できてる人は何割もいないと思う。 この本を書くまでの私なんかがいい例だ。 会社によるのかもしれないけれども。

とりあえず、この本の前半の内容を 「息をするようにできることが期待され、 実際にそうであるような職場」は実在するらしい。 何そのパラダイス。でもたぶん私はそんなところにはいられない。 そういう所の人にこそ本を書いてほしいと思う。

「C++がかなりわかってないと読めないだろう。初心者用というよりは中級者用だ。」 というような書評もあった。 初心者とか中級者とかの定義がよくわからない。 コンストラクタやconstをわかってない中級者なんて私は認めないぞ。 ましてポインタやメモリの概念がわからない中級者なんて。 それにDOS窓の倉庫番が中級者向けだとしたら、 初級者がゲーム作りをゲームで学ぶことは不可能ということになりはしないか。 しかしまあ、クラスを作ったことがない、みたいな人を除外してしまったのは 事実なわけで、確かに「プログラミングそのものの初心者」には 優しくない本だ。そこは別の本が必要だろう。 それに、やっぱり厚い本イコール難しい本、 というイメージは根強いわけで、それに逆らった段階で こうなることは覚悟しているはずなのだ。だからこれ以上は言うまい。

誉めてくださった方ありがとうございます。 書名でぐぐって10ページ以内に出てくる範囲は確認してます。

「徹底してボトムアップなので99%は挫折する」。 という意見もあった。そうかもしれない。 しかし、「この関数を呼ぶとポリゴンが出ます」 というようなことをわけもわからず覚えるやり方に私は耐えられなかったのである。 倉庫番やボンバーマンを作る経験なしに、いきなりバーチャロンを作れると は私にはどうしても思えない。 確かに「何故バーチャロンを作るために倉庫番が作れねばならないのか」 ということの説明を完全にできたとは私も思っていないわけで、 まだまだ修行が足りんなあとは思う。 それに、私は実際いきなりだったわけで、自分が通った道を他人に通らせるのが 良いのであれば今回の方法は間違いということにもなる。

「高すぎ」。ごもっともです。税込4000円くらいになると 思ったんですけどね...本当すみません。

なんか講義してくれとか言われた。大人の事情でどうなるかわからんけど、 私でいいならやりますと答えた。本当どうなるんだろう。

飲み会どうしよう。 本ができるまでは行くまいと思ってもう半年以上参加してない。 いまさら感がありすぎる。

クサい飯はトマトと鶏肉の煮汁で煮た。おいしく食べられたが、 鳥しょっぱいな。これは人には食わせられん。塩抜きが足りなかった。

アマゾンで74位とかになってる。これ、相当いいんじゃないのか。 しかし、数字としてはよくわからない。

インクルード減らしは、コンパイル速度とカプセル化のためで、 これは実装の手間と実行速度を犠牲にして成り立ってる。 そのへんのトレードオフをどう考えるかは難しい問題だけれども、 今回はカプセル化の効用をかなり大きく見積って書いた。 だから、実装がねじまがることは許容している。 cppが10個かそこらしかなくプログラマが1,2人しかいないなら話が変わってくる と思う。私が想定しているのはcppが100個以上、プログラマ4人以上、 全部で50万行、みたいなプロジェクトなので。 でもそのことを本に書いてないのは失敗といえば失敗。

同人ゲームで有名な人が本を書いてくれたとしたら、それは確かにいいかもしれない。 私は「中で何やってるかわからんものなんて使えるか!」と思いがちだから どうしても中身の説明に分量を割いてしまうし、 ガチなコンシューマ向けゲームを想像して書いている関係上 性能の優先度はどうしても高くなる。 楽しくPCゲーを作る、というところに力点を置くならば なるほど同人ゲーの人の方がいいだろう。 でもそれは今回のターゲットとは違う層が買うんだと思う。

某スレへのレス。今回は個人仕事だから いわゆる「神降臨」をやってもいいのだけれども、 たぶんそれは野暮なことだと思うので、ここでレスする。 なお、質問はメールでしてくれてもかまわいません。 原則ここでレスするつもりだけれども、メールでの返答が望ましそうなものはメールで 返事するつもりでいます。

書名でググって10ページ以内にある批評、 たまたま見つかった2chのスレ、 mixiであっさり見つかる批評等には、 ここでレスというか言い訳というかをしていくつもり。

mixi、考えたらあしあとが残るんだよな...でも4人くらい見てきた。 偶然会ったことがある人もいた。mixiっていろんな人がいるなあ。

2008年11月15日

アマゾンにすら届いてないみたいだorz。 ゲームなら考えられないが、まあ数百万円オーダーの微細な商売だけに そんなもんなんだろう。

2008年11月14日

朝に飯を炊く予定でゆうべ米を水に浸けておいたが、 英語ギリギリに起きてしまって頓挫。 昼休みは飯を炊けるほど長くはなく、 早めに帰って炊こうと思ったが、用事が入って日が変わる。 今やっと帰ってきたら、案の定異臭。 だが、前の時ほどひどくはない。そこで、とりあえず炊いてみた。 丁寧に洗い、沸騰したあたりで一回湯を捨てたりもした上で炊飯開始。 しかも、通常の炊き干し法でなく、大過剰な湯でゆでてザルに上げるゆでこぼし法。 これでかなり臭いは取れるはず。ダメになっていたのは浸けていた水であって 米や豆本体ではないからだ。 でもまあ、よしんば食えたとしてもこれは私一人で食おう。

微妙な臭いがするものの、食えるものになった。 さっさと消費するために、いつもより1タッパーあたりの量を増やして9タッパー。 3日か4日で食い切る。

二人いればこういう事故が起こる率は相当下がるわけで、 その意味でも結婚というのは効率的だなあと思う。

pythonがだいたい使えるようになった。 perlはもういらん。10行レベルならperlの方が短く書けるが、 「本当にメンテしなくていいものなどない」という前提に立つならば pythonの方が有利だ。 なお、pythonでググって一番上に来るサイトに マニュアルがpdfで置いてあり、これでほぼ足りる。 初めてのpythonよりはこっちの方が入門向けだ。

朝、1タッパー(約1合)のごはんを食べた。おかずは二日前に煮たブリの切り身。 そして、早速何か腹がゴロゴロする。 空腹状態で物を食った正常な反応か、それとも毒か。 なお、モノは若干臭いが味は正常。臭いも魚を一緒に食っていれば ほぼわからなくなるレベルである。 それに、ゆでこぼし法によるごはんは久しぶりなので新鮮だ。 どうにか食べられるだろう。

一晩経って炊けない時にはとにかくザルに上げるようにしよう。 水から腐るので、水さえなく表面が乾きさえすればこの悲劇は抑えられる。 デカいザル欲しいな。これは必要経費だ。

蒸したレンズ豆はおかずとして最強なのではないか。 塩すらいらない。単体でうまい。ふりかけ的な使い方もできる。

タッパーその他を補充するのに100円ショップへ行きたいが、 以前あったデカい店はつぶれてしまった。どこか近くに大規模100円ショップが あるだろうか。

タッパーに求める条件は、フタごと電子レンジにかけられることと、 密封性がそれなりに高いことと、値段が安いこと、そして適切な容量と形状。 このうち前三つを満たすものをホームセンターで買ってきた。 ただし最後のものはたぶんあまり満たさない。 280円で3つというお値段だし、ダメでも損はしないだろう。 もう一種類そんな感じのものがあったので、これがダメなら次に試す。 たぶんだが、フタが電子レンジ対応できないのは、 密封性を確保できる素材が電子レンジに 弱いからだ。そこをこの安物がどう解決しているのか見てみよう。

なんか腹に違和感。あと体がダルい。単にカゼなのか、 それとも例の米のせいなのかは不明。夕飯はラフランスとバナナと チンゲンサイ蒸しで終わりにする。

鳥はむ。今回は一週間塩漬けにしてみた。粗塩に含まれる亜硝酸塩のせいか 色も鮮かである。1時間ほど塩抜きをした後で蒸してみる。

OpenGLは嫌いだ。またわけのわからない現象に悩まされている。 今回で最後になることを祈ろう。 せめて早くOpenGLESにならんかなあと思うが、 GPUがこの先単なる並列度の高いCPUになってしまった時、 今のシェーダは跡形もなくなっているだろう。 そう考えると今ばっさり古いものを切り捨てたとしても そう長くはもたないような気もする。 結局DirectXのように定期的に別物になってしまうしかないのではなかろうか。

新素材でできた手袋を買ってきた。シンサレートとかいう名前の素材らしい。 ピアノの日しか使わないが、えらく重要。

明日は本の発売日。ところで、どれくらい売れたかはそうそうわからないらしい。 アマゾンに何冊卸したか、ということすらわからない。 誰にいくつ売ったかわからないというのは変わった商売だなと思う。 もし初回の3000冊が売れれば、「もっと刷れ」 という指令がどこからか飛んでくるんだろう。その時になって初めて、 3000近くは売れたのだということがわかる。 しかしまあ、問題は数より評判で、それはwebでだいたいわかるものだ。 毎日本の名前で検索する毎日が始まるのだろう。 何日くらいで飽きるかはわからない。

私の本の題名に「ゲームプログラマになる前に」とあるが、 こんなものができた状態でゲーム会社に来たとしたら即採用に決まっている。 去年の新人研修でやったのはこの本の前1/3程度でしかもずっとマイルドだった。 「これができないと入れないのか!」とか思われるのは本意ではない。 しかしまあ、そう勘違いしつつもがんばって修得する人がバンバン現れれば ちっとはこの業界も楽になるだろうとは思う。

鉄のラインバレルを6まで見て、ずいぶん精神負荷が減ったなあ、と感慨深かった。 主人公がウザくないのが信じられない。 そして6は完全にギャグだった。

本、発売日になっても本屋に届いてないかも。そういうものらしい。

題名、4文字にできないのは良くない。「ゲプおぎ」とかじゃなあ。

2008年11月12日

九郎右衛門に虎拳を食らうよなあと思った。嫌になる。

保険なんて考えたこともない。 今までは私が死んだ後のことなど知ったことではなかったし、 貯蓄が数百万あれば突然の病気にも対処できるだろうと考えていた。 が、日本人の大半が入っているという 事実をもう少し重く受け止めてもいい気がする。そこでwebでちょろっと 調べられる範囲でだけ調べて考えてみた。

なお、以下の文章に信憑性はない。たぶん結構間違っている。

保険というのは、低確率で起こる何かのために、皆で金を持ち寄って それが起こった人に補助を与えるもの、でいいんだよな。まずは。 この場合、何も起こらなかった人は損をする。 また、このしくみの維持のためにコストがかかるので、 加入者は余計なコストを払うことになる。 具体的には保険会社の社員の給料分うちらが損をするわけだ。

病気になったら金がもらえる、という類のものは基本的にはこのタイプっぽい。 自分が並より健康であるという自信があるなら、 このコストは割に合わない可能性が高い。また、貯蓄があれば取りたてて ここを考える必要性は薄い。調べた感じ保険金は100万くらいで、 それはまっとうな貯蓄をしていればわざわざ保障してもらうほどのものではない。 心臓移植1億円、みたいなケースを保障する保険はないっぽいし。

次に早死にに備える保険。これも基本は同じで、 長く生きれば損をし、早く死ねば得をする。 ただし、死んだ場合に損得が問題になるのは扶養家族がいるケースに限られる。 私が独身なら死後のことなど知ったことではないからだ。 葬式代くらいの蓄えはあるからそこで迷惑をかけることはあるまい。 さて、死んで困る人が別にいるケースだが、 例えば子供が小さいうちに稼ぎ頭が死ねば致命傷である。 多少のコストがかかってもこのダメージを軽減できるように しておくことには意味があるだろう。

このタイプの保険としては、「定期保険」というのが一番単純だ。 例えば10年間保険料を払い、途中で死んだ場合には金がもらえる。 死ななければ保険料は無駄になる。実にシンプルだ。 例えば年に3.8万払って10年間のうちに死ねば1500万、というような感じになる。 この場合、長く生きれば生きるほど死んだ時のダメージは小さいので、 もらう保険金も小さくて済む。例えば子供が家を出ていく前であれば 大きな保険金が必要だが、出ていった後であればそれほどではない。 もし私が60で定年して労働収入が0になるのだとすれば、その後の保障は無用だろう。 10年単位で契約し直せればこのあたりの調整ができて良いことになる。

ここまでは全部掛け捨ての保険の話だ。しかし保険には 貯蓄の側面があるものが多く、話が一気にややこしくなる。 例えば、たまたま調べたアフラックには学資保険というものがあり、 これは毎月払った金に応じて特定のタイミングで金がもらえるものだ。 例えば子供が高校に入る年になると金がもらえる。 「それ、毎月自力で貯金したのと何が違うの?」と思うわけだが、 一応保険の要素もあって、途中で契約者が死んだ場合は それ以降の保険料を払わなくても同じ額を受け取れる。 この要素がなければ単に満期の条件が変で毎月積み立てる預金にすぎない。 預金と同じく利子が付くので、受け取り時には払った総額よりも 大きな額を受け取れる。しかし保険会社にもうけがあるためには 保険会社が運用して増やした額とうちらが受け取る額には差があるはずで、 かつ「途中で死んだ人の分も保証するコスト」によってその差は余計に 大きくなる。実際利率は0.2%程度でカス同然だ。 ただ、保険料の支払い分は所得税計算の時に差し引かれるので、 その点でお得になる効果もある。計算してみないとわからない。

税金が減る効果を調べてみた。生命保険と 所得税は最大5万円減ったことにでき、20%ならこれで1万円安くなる。 住民税は最大3.5万円減ったことにでき、10%なのでこれで3500円安くなる。 1.35万が限界ということか。

で、個別のパンフを見る前に基本方針を考えてみる。 まず、いきなり私が死んだ場合はヤバい。これからは一人の命ではないからだ。 その意味でここに関して保険をかけておくのは理にかなう。 病気その他は、たぶんいらんだろ。100万オーダーの 貯蓄はしているわけで、そこのリスクは無視できる。

あとは、蓄財効果について。しかしこれは原理的に考えて、 運営コスト、保険金詐欺対策コスト、等々がある以上、 投資信託より期待値が上ということは考えにくい。 元本保証がある点や利率が固定されることによるリスク回避効果はあるが、 この低金利時代に利率を固定する利点はなさそうに思える。

つうことは、具体的にどうするべきかを考える材料は、 私の早死にリスクへの対処だけであり、「x歳で死んだらy円いる」という関数を まず決めることだ。それに適した保険金額を最小の保険料で得られるものを 選べばいい。それが定期保険なのか別のものなのかはこれから調べることになるだろう。

つうか、保険って種類多すぎだ。上に挙げたような単純なケースの複合したものが ムチャクチャな種類ある。わかるかこんなもん。 しかもweb上には詳細がないケースが多い。資料請求とか面倒くせえ。

終身保険ってのがあるな。死んだら金が払われる。 人間はいつか死ぬのだから必ず払われることになるわけだが、 早死にする人ほど保険料を払う期間が短く、 長生きする人ほど保険料を払う期間が長い。 つまり、長生きする人が早死にする人の面倒を見る形になる。 しかし定年後には保障など無用な気がするが。

年金というのもある。払っておいた額に応じて60過ぎから金が返ってくる。 しかしこれは若干の税制優遇と、運用をプロがやってくれる投資信託的な意味合い、 それに元本保障や利率固定、というあたりが組み合わさった代物っぽい。 しかし、真面目に溜めてればそれで良くないか。

保険金って税金かかったりしないのか? と思って調べた。嫁が受け取ると相続税。 15%とか引かれるじゃん。と思ったが、さすがに特例があるらしく、 残された家族の人数×500万までは税金を取られないらしい。 つまり5000万とかの保険だと結構もっていかれる。

他人事のように好奇心で調べていたが、考えたら嫌な話だな、これ。 具体的に「保険金っていくら必要なんだろう」という計算をする段になって気づいた。

一人でwebで調べられるのはこんなもんか。あとは実家帰った時に父に聞いてこよう。 うちの父は保険のプロだったわけだし。それに、一人で決めることでもないしな。 つうか、もう5時じゃん。もうダメだ。

今日は眠気はともかく、目がしんどかった。4時間半睡眠というのが どれだけダメかを思い知った。今日は早く寝る。

本が来た。馬鹿か?と思うくらいデカくて重い。 1.62kgあるそうだ。今日受け取ったのはたった7冊なのだが、 明らかに本7冊の重さじゃない。 流水作品ならこれで人が殺されるだろう。 そして、この実物を見て今更ながら思った。 「こんなの読むか?つうか、買うか?」

pythonに慣れてきた。;と}と$の分だけまず文字数が減るし、明らかに見易い。 ただ、一つだけ不便なのは、文字列リテラル内に変数を入れられないことだ。 そんなことができるperlが異常なだけなのだが、 あれの有難味は失ってみると良くわかる。 なお、本を買う必要はない。pythonで検索して一番上に出るサイトに pdfで良く出来たマニュアルが置いてあった。どう考えてもこれだけで足りる。

2008年11月11日

明日本が届く。今日出版社まで取りに行こうかと思ったが、さすがにやめた。

pythonの本の必要なところだけは読んだ。結論。この本じゃダメだ。 正確に言えば、読むにしてももっと楽な本があるか調べてからにすべきだ、 という感じか。言語要素を一個づつ詳しく説明していくタイプの 本は効率が悪い。ところで、初めてのperlはもっと出来が良かったはずだ、 と思って見てみたらそんなこともなかった。 どうやらイメージでそう思ってただけらしい。順番は一緒で、 要するにダメである。ただ初めてのpythonに比べてマシなのは、 初めてのperlの方がずっと薄いことだ。あのページ数ならまだ耐えられる。

いいwebサイトがないか調べてみるべきか。 一冊本を読んでストーリーを把握しようと思ったが、 所詮perlの代わりだ。webで十分かもしれん。 ある程度使えるようになれば、あとは初めてのperlをリファレンスとして 使うことができるようになる。

pythonってforがなくてforeachだけなのな。これはこれでいい。 あとpythonのインデントシステムは教育用言語には最適な気がする。 教育用にへぬるいC言語を用意しようと思っていたが、 行末が不要で括弧も不要なpython形式は参考にしよう。

まず最小の要素で動くプログラムを書くことを覚えさせ、 規模を大きくしていった時にそれでは問題が起こることを実感させることで 新たな要素を学ぶ動機を持たせる、という順番で 一つづつ言語要素を導入していく本が欲しい。 その順番でやればC++だってそうしんどい思いはせずに学べるはずなのだ。 何故8章まで読まないとif文が書けないような本の構成にするのだろう。

昨日は会社をサボってのじりんと遊んでいた。 赤坂で1000円の食い放題トルコ料理をおごってもらい、 東京タワーを間近で眺め、泉岳寺まで歩いて電車賃を節約し、 家に泊めた。そんな感じ。

終身雇用、教育制度、年功序列、退職金。 このシステムは、 人間の数がそもそも限られていて、取りたてて優れているわけでもない人間であっても 使わねばならないような場合に価値を持つ。 逆に、人材が社会にあふれていて、一時的に金を積めば優秀な人間を取れるような 状況では割に合わない。 さて、ゲーム会社にこの日本的システムは向いているのだろうか。

ゲーム産業が花形だった時代には、放っておいても優秀な人が やってきていた。 しかし、今はそうではない。とにかく入ってきた人を育てねばならず、 育てるならば途中で辞められては困るので、終身雇用という安心感と、 退職金という人質が必要になる。 案外これからのゲーム会社は日本的システムの方がうまく回るのかもしれないな。 もっとも、それはゲーム会社が「定年まで勤められるような安定性を持った会社」 になれるなら、の話だが。

何か今度スピーチするらしい。何話すんだろ。

バッハ弾いてればボケないと思う。健康のためにバッハをおすすめする。

金の亡者になるべく、表紙でアフィリエイトしてみた。 今更やるあたりがダメすぎるが。

ブログのサイトみたいに、表紙にそのまま最新日記を置いてしまえばいい気がしてきた。 どうせ日記しかないんだから、他の物は下の方にちょろっとリンクを 置いておけばいいのだ。

2008年11月10日

チェルニー40-4。えらく簡単だと思ったら速度指定がべらぼうだった。 シンフォニア15。えらく簡単だと思ったが、音楽にするのはしんどい。 32分を左右そろえてレガートにしつつ、左右が役割を交換しても 音量バランスを保たねばならない。至難。 悲愴。今週は速度週間。目標速度は二分120程度だが、ピアノモドキと ピアノの差を考えると140くらい出しておいた方がいい。 それくらいの速度でも鍵盤を外さず音楽に気をつかう余裕ができれば それなりには弾けるだろう。

そのへんのCDに入っているピアノ曲の大半はまだ弾けない。 チェルニー40くらい片づかないとダメ、ということになると さすがに到達できる気がしなくなってくる。

読売新聞のサイトに行くと高確率で「たばこ税増税断固反対」 と書かれた大きな広告が出ている。 真っ赤な背景に白い字というド派手な代物だ。 あんまり何度も見かけるのでクリックした先を見てみたところ、 反対の論拠が書かれていた。しかし、これじゃ駄目だろう。 喫煙者にしか訴えかけられない内容だ。 私のような敵に対するメッセージを並べるのではなく、味方の団結を強める方向に 絞ったんだろうとは思うが、しかしこれではいくらなんでもダメだろう。 敵ばかりか中立の人間にまで悪い印象を与えかねない。 確かに放置しておけば欧米並みの水準になるのは時間の問題だから、 ここで勝負に出るのもやむを得ないのかもしれないが、 もう少しマシな手があるのではないか。 たぶん、彼等が状況を打開しようとするならば、 健康に悪くないことを証明するか、仲間を増やして多数派で居続ける他ない。 そして前者が不可能なら後者しかないだろう。 竹島と同じで、正面決戦をしないのが一番効果的なのではないのか。

まあ、どんどん自爆してくれればいいと私は思っているわけだが。 うちの母は肺気腫になって都会で生きられない体になっている。 母の自由意志によってそうなったのだからとやかく言うべきではない、 というのが政治的には正しい言い方なのだろうが、 そう割り切れるほど私は大人ではない。 自分が経験したことのないものを悪しざまに言うのは良くない、 というのは所詮一般論だろう。その論法を犯罪やギャルゲーに 適用できないのは明らかで、世の中にはやらんでいいことというのがあると私は思う。 正直ゲームもそういうものの一つだと思うが、私は大好きなので、 「ゲームは素晴らしい!」とか「ゲームを迫害するな!」とか 叫ぶよりは、いいゲームを作って仲間を増やすことで生き延びようと思う。 ここ数年の任天堂はいい仕事してるよなあ。私もそういう仕事をしたいものだが。

2008年11月9日

結婚して次の世代を作ることが絶対ではない世の中だが、 世界は大抵皆がこれをする前提でシステムを作ってしまっている。

資本主義は男女を区別しない。 いずれ出産は機械化されるだろう。 あるいは、性別に関係なく二人の遺伝子から子供を作れるようになれば、 男女が結婚する意味も失われる。 きっとそれは効率的な社会だ。人類はそうして衰退していくのだろう。 100年単位で見れば、男女差別なんて問題はすでに風前の灯であるようにも思える。 でもまあ、所詮100年単位で見れば、という話だし、先進国に限った話にも なるだろう。今切羽つまっている人をどうにかすべきかどうかはまた別の話だ。

チェルニー40は難関だった3が終わった。シンフォニア15は だいたい弾けてるので、たぶん来週で仕上げになる。 問題は悲愴で、こいつはちょっと集中的にやらないとダメだろう。

貧乏シフトがだんだん板についてきた。昨日は弁当を忘れてしまったため、 夕方合唱の前にえらい空腹に襲われたのだが、 さんざん迷った末に松屋でカレーを食うという選択に終わった。 以前なら躊躇なく150円追加しててんやにでも入っていただろう。 下手をすればもっと高い奴を頼んでいたかもしれない。 なお、松屋のカレーは味はそう悪くない気もするが、 食った後妙に胃がもたれた。どうやらもう受けつけないらしい。 吉野家の牛丼はまだ大丈夫なのだがなあ。

そういえば、ここ半年くらいは合唱のところまでバスを使ってしまっている。 これも居心地が悪い。 元々は早めに行ってピアノの練習をするという理由があったのだが、 結構早く行っても人がいることが多いので無駄になることが多い。 歩き方の練習の時間と考えてポジティブにケチろう。

さて次のケチり場所は、水道ガス電気。朝目覚しがわりにシャワーを浴びたり してたが、こんなのは贅沢だ。 通信はとりあえずメール無制限サービスを 止めてみた。 NTTに払う金は削れないよなあ。 あと、入社時に言われるままに入ったがん保険があることが先日発覚したので、 こいつをどうにかしたい。契約書の類あるのかなあ。まったく覚えがない。

未来嫁の家へ行ってきた。実家。ごはんをごちそうになった。 何をしていたというわけでもないが、今のこたつでずっとダラダラしていた。 自分が育った家庭とは違った種類の家庭で、感慨深い。 子供の頃は友達の家によく遊びに行ったが、そんなことは考えもしなかったのである。

簿記3級用のテキストを買って電車で読んでみた。 入力(貸方)と出力(借方)の項目がプラスだったりマイナスだったりするのが 不思議だった。プラスかマイナスは項目の名前によって区別するしくみである。 マイナスを使えばもっとシンプルに処理できそうな気がするが、 それは私の浅はかな考えなのだろう。 そもそもマイナスの概念が普及する前から使われてきたものだろうし、 名前の方が冗長かつ直感に訴えるので間違いは少ないと思われる。 ただ、コンピュータでつけることを前提とすればまた別の形式が最適解になりそうな 気はするな。もし自分でこういう働きをする書式を編み出すとしたら こうはならない気はする。

なるほど、日々エントリを配列に足していって(仕訳)、 後で項目ソートして合算(転記)するわけだ。 これを支援するソフトは容易に自作できるな。 しかし、家計簿ごときであればこの形式は明らかに過剰。 ということは日々の家計簿で実践して慣れる、というわけには行きにくい。 どう考えても掛けとか手形とか当座とか小切手とかありえないし。

当座預金って小切手切るためにあるのな。なるほど。 あと為替手形のシステムを知って、狼と香辛料でやってたのはこれかと合点が行った。

3級なら数日の勉強で行けるだろ、なんて思ったが、 直近の試験の申し込みはもう終わってた。そりゃ16日だもん、無理だわな。 2月の試験でも受けてみよう。 しかし本当に知りたいのは1級の内容なわけで、気合が余ってたら 1級に挑戦するのもいいかもしれない。 別に落ちてもいいわけだし。受けるという事実が先に決まれば、 若干の勉強はするだろう。それだけで目的は果たせる。 と思ったが、2月には1級をやってなかった。仕方ない2級だけか。 2,3級は同じ日に受けられるので、せっかくだし両方受けてもいいかもな。

ソフトウェアなんとかっていう資格がある。これ、あっさり取れるんじゃね? ネットワークやデータベースはまるで知らないが、 知らないままにしておくのはヤバいと思っていたところだ。 この試験を理由にして勉強するのも悪くない。ただ試験は4月で、 たぶんその頃には忘れてるだろう。

株その他が一日に限られた時間しか開いていない市場で取り引きされ、 休日まである、というのは今時非効率じゃないかと思ったことがある。 しかし、こういう状況になるのを見るにつけ、 取引の速度に限界を設けることは重要なのだなと思う。 信用取引は効率を著しく上げたが、不安定性の作り出す要因にもなっている。 実体経済の変化速度はそう大きくはならないわけで、 市場の変化速度が大きくなりすぎるとまずいのだろう。

未来嫁にドラクエ4の攻略情報を教える。 ああ、鎧って取らなくても先に進めちゃうんだ。 途中やけに敵が強い洞窟があって、 「くっそー、何かあるんだろうけど奥まで行けねー」 とモヤモヤしたまま進み、あとで行き詰まった時に 「そういやあの洞窟奥まで行ってねえな」と思い出して行くと 鎧ゲット、よしこれで天空の塔に行けるぜ、という作りなわけである。 が、忘れてしまえばそれまでだ。 私はまったく記憶にないのだが、初回で奥まで行けてしまうまで レベル上げをしたのか、あるいはすんな思い出せたのか。思い出せない。

2008年11月8日

英語版wikipediaのロバート・キヨサキの項を読んでいて、 昨日の本のうさんくさかったところを思い出した。 「マルチ商法のセールスマンの経験が役立った」とか、そんなの。 まあ言ってることはわかる。人を説得するスキルそのものは あれば便利だし、度胸もつくだろう。 しかし、この人には公共の利益を考えるみたいなノリがまるで感じられない。 勝間なんとかの本ですら最終章は公共の利益の観点から投資を正当化する ような内容だったのに、この本にはそういうアリバイを作る気が全く感じられない。

それはそれとして、金をもうけねばならんなというのはある。 結局私は勉強がしたいわけで、そのためには時間と若干の金が必要だ。 とりわけ時間が重要である。 金を稼ぐ行為そのものが勉強になっているのが理想だが、 もしそれが望めないなら最小の時間で済ませる方法を考えたくもなる。 でもやっぱり私は働いて物を生産するのが正義という世界観に生きており、 全力で物を作ってナンボだろ、という気もするわけである。 物作りたいなあ。

イミダゾール。アミノ酸の一種であるヒスチジンに入っている何か。 それがどう疲労に効くのかは知らないが、しかし胸肉であれば余分な脂肪も 少なく良い蛋白源だ。 さて、胸肉と言えば「鳥はむ」だろう。

十分な塩とはちみつを刷り込んで、密封可能な袋に入れて空気を抜き、冷蔵。 理論上時間が長いほど熟成してうまくなるが、腐る恐怖との戦いでもある。 あとは薄めの塩水に浸けて脱塩した後、蒸すなりゆでるなり焼くなりする。

2008年11月7日

「金持ち父さん貧乏父さん」。読んでたらもう3時だ。ヤベエ。 金持ちになりたければどうすべきか、という話。 いろいろ勉強になったが、100%真に受けるわけには行かない。 勝つ確率がいかに低かろうと、勝った人間にとっては100%だ。 他の人が同じことをしてうまくいく保証はない。 同じことをしてうまくいくかどうかはよくよく検討すべきだし、 いくらかはアレンジされねばならないだろう。 話は結構とりとめがなくて要約しろと言われると難しいのだが、 基本的には「金のために働くな、金を働かせろ」 というあたりになるだろうか。心構えみたいなものは たくさん語られるし、別に具体的な話も結構あるが、 一番わかりやすいのはそこだ。 一生懸命働いて給料が上がっても、累進課税によって税金も増すことになる。 もっと効率のいい手段はないか常に考えろということだ。 その具体的な手段というのが 不動産転がしなので心情的には納得できないわけだが、 しかし効率良く稼ぐ方法を考えるべきだという点には同意できる。 また、「金を産むものを買うべきで、金を失わせるものは買うな」 という点も重要だ。中の言葉で言えば「資産を買え、負債を買うな」 となる。家は固定資産税やメンテコストその他のせいで負債になる。 車も同様に負債だ。家が資産だったのは、家がほぼ確実に値上がりしていた 過去においてであり、現在はすでに資産ではない。 株や債券、そして不動産の類をこそ買うべきだ、という話である。

この人サブプライム大丈夫だったんだろうか。そのへんもあって 具体的な所はあんまり信用しないで読んでいた。

家を買うのは賢い選択か。 仮にこれから40年の間、月10万の家賃を払うとする。 合計4800万の金を払い、後には何も残らない。 一方、3000万の家を買う場合、3000万払って家が残る。 なるほど家を買う方がいい、という話になるわけだが、 実際には一撃で3000万払えるはずもなく、金を借りることになるので 最終的に払う金は増す。また、固定資産税もある。 最終的な総額は数百万オーダーになるだろう。 家のメンテコストもかかる。また、家によって生活が規定される。 例えば家から通える職業しか選べない。また、借金を払い続けられる保証が全くない。 後に何かが残ることに価値を見出すかどうかについてだが、 私は子孫に資産を残すことには何の価値も感じない。 長じて後は自力で生きるべきだ。 この点に関してはこの本の著者とは意見が異なる。 もし夫婦同時にこの世を去るのであれば、 その瞬間に全資産使い切るのが理想である。未来嫁がどう思っているかは 聞いてないのでわからないが、私はそう思っている。

労働収入に頼る率が高いほど、税率は上がり、結果として効率は悪くなる。 なるほど、その考え方はなかった。 でも日本の累進課税はそんなにきつくないように見える。 900万までは23%、700万までは20%だ。 アメリカはもっときついのかもしれんな。この本は元々アメリカの本だ。

会計の勉強をしろとあるが、会計って何?みたいな状態。 せっかくだから本一冊読んで初歩くらいは知っとくか。 会計とか経営とかで標準的な本があったらどなたか教えてください。 そういや弟が簿記とかいうのをやってたが、商売系資格の中では 比較的小物っぽかった。試しに取ってみるのもいいかもな。 その過程でいろいろ学べそうだし。 なにかの称号が短期目標としてあると学習効率が増すのは経験済みだ。

ところで、簿記はbookkeepingの音写らしい。wikipediaによると。

数日前の日記において、「重い」は「質量は大きい」の意味で使ってます。 私の中で区別されてればいいやと思ったので。

pythonの勉強を始めた。読みはじめたのは「初めてのpython」。 これがびっくりするくらいつまらない。 言語仕様をちびちび説明するような本を期待してないんだがなあ。 いつになったら「あるディレクトリの中のファイルのリストを配列にぶっこむ方法」 とか「ファイルの中身を一行づつ抜いては正規表現で置換して回る方法」 とかが出てくるのかとんとわからない。 ただ7章ほど読んでわかったのは、pythonがperlとは違って まっとうなプログラミング言語を目指しているらしいということだ。 perlのように「ちょろっとできればそれでいい」作りでは断じてない。 また、整数や文字列が書き換え不可だったり、 配列(リスト)の操作の文法がいろいろあってややこしかったりと、 他の言語とは違いすぎる部分も多く、慣れるには少々かかりそうだ。

ところでインデントでブロックを明示する作りは今の所好きになれない。 今までやってきた「一時的なコードはインデント0で書くことで識別する」 という習慣が使えなくなるからだ。 しかし、そうしたくなるほど長いものはたぶん書かないだろう。 1万行以上pythonで書くことはたぶんない。 私が使う予定なのはCGIや日々の雑スクリプトといった、 今までperlで済ませていた分野ばかりだ。 速度が欲しいものはC++で書くし、GUIが伴えばC#を使う。 たかだか2000行程度だろう。昔作った掲示板CGIが2000行で、 それが今のところperlで書いた最大のものだ。

ファインマン22章まで。3次元回転はやっぱりややこしい。 コマの回転が魔法でないことを納得するには至らなかった。 ところで、数式の操作という間接的な手段を通して理解する方が 納得しやすいこともあるような気はする。 自転車がコケないことを直感的に納得するにはどうすればいいのかが 私にはいまだにわからない。

22章は代数、複素数がどうやって出てくるのかなどを説明している。 これがべらぼうに面白かった。虚数乗を説明するのに こんな説明の仕方があるとは想像だにしなかった。 普通ならテイラー展開して「ほら、同じになったでしょ?」 みたいな説明になるわけで、別にそれはそれでいいのだが、 ファインマンは全然違う。微積分や級数展開などの武器は一切なしだ。 ガウス平面の概念すら出てこない。 ここで説明を紹介しようと思ったが、できないことに気づいた。 もう一回読んでから試みる。

なお、この本が書かれた当時、ボタン一発で平方根や対数を求めるような 機械はなかった。基本的には手計算である。 したがって、どのようなアルゴリズムで近似を行うかは死活問題だった。 それだけに、その時代の人の計算法にかける熱意はすごい。 実数の実数乗をどうやって計算するか、という問題の説明は 本当に面白かった。

2008年11月6日

19章中。今日は本業がいろいろあったので進んでない。 回る椅子に座って回っている時、 手を左右にのばした状態から畳むと回転が速くなる。 これは角運動量保存則から理解できるわけだが、 ここで胴体と腕を別物として考えるとちょっと不思議なことが起きる。 胴体は最初ある速度で回っていた。その後腕を引き寄せると速度が上がった。 ということは、腕を引き寄せる動作は胴体に対してトルクを及ぼしているはずである。 回転速度を変える原因はトルクだからだ。 中心に向かう物の動きが回転方向に働くというのはなかなか不思議だ。

好き勝手勉強していられるのは感謝すべきだと思うが、どうにも不安で仕方がない。

2008年11月5日

考えたら、プロバイダのサーバに静的なhtmlを置くという制約上、 そんなに凝ったことはできない。 単にアプロードするまでの経路を自動化するくらいだ。 じゃあ、そこの見直しだけでいいか。

PHPもいいのかもしれんなあと思ったが、あれをガチな プログラミング言語として使うのは何か怖い気がする。やっぱりpythonか。

相対論中。エネルギーは座標系ごとに違うらしい。 あと、運動量も4次元で、4次元目はエネルギーらしい。 ローレンツ変換は所詮行列乗算でやれる線形変換なわけで、 その意味では回転行列とあんまり変わらない。 何か4次元のベクタがあって、運動量とかエネルギーとかはその ベクタを「とある座標系から見た時の成分」と考えるのが良いようだ。 幅や奥行が「どこから見るか」に依存するのと同じに、 エネルギーがいくらかは「どの座標系から見たか」に依存する。 ああ、そういうもんか。

運動量保存則。 静止している玉の質量をaとして、動くと重くなってbになる。 この玉が正面衝突して止まった一つの大きな玉になる時、 その質量は2aでなく2bだ。でないと運動量保存則が成り立たない。 大きな玉は動いていないので一見2aになりそうなものだが、そうはならない。 つまり、ゆっくりぶつかって一つになった時と、速くぶつかって一つになった時では 重さが違う。 これは、何らかの形で止まった大きな玉の中に余分なエネルギーが 蓄えられていることを意味する。 熱かもしれない。熱は原子の運動エネルギーだから、高いほど重くなる。 そういうわけで、エネルギー=質量、という立場に立てば、 エネルギー保存則は運動量保存則と一緒に常に成り立つ。

で、疑問。位置エネルギーもデカいほど重いのか? そうでないとおかしいが、なんか不思議な気分だ。

質量があるものは光速で動けないので、光に質量はない。 しかし、光に運動量はあるし、エネルギーもある。 運動量は「速度×質量」と習うが、これは光にはもう使えない。 じゃあ運動量って何よ?という話になるわけだ。 他人に説明できるレベルには理解できてないな。

本業を真面目にやった。しかし、面白みには欠ける。 自分が作ったものの調査ならともかく、他人が作ったものの調査だ。 なんでこんな作りなのよ、とブチ切れたくなる局面も多い。 ゲームですらそうなのだから、もっとカタギのプログラマの人々は さぞや苦しんでいるのだろう。

18章。2次元の回転と慣性モーメント。導出はエレガント。 いちいち「十分遅いから質量は一定としていい」 という断りが入っているわのも素敵。 梃子の棒の長さ×力=トルク。

ラインバレル。主人公がまともになりつつあるが、 まともになったら見るべき点がなくなるんじゃないのか。 そしてやっぱり次回予告は「最低です」。

のだめ4。すでにラブラブ。しかし、なんというか、 自分がこうなってからこれを見ると多少見方が変わるな。

タッパーが足りない。米を炊けるのは12個以上タッパーが空いた時だが、 うちには16個しかないため、例えばカレーを作った直後には米を炊けない。 10個は追加せんと話にならん。品数を増やさないと生活が貧しくなりすぎる。

電子レンジでのあたためにかかる電気代って結構デカいんじゃなかろうか。 一日以内に食うとわかっているものは冷蔵庫に移すクセをつけよう。 それでかなり変わる。

ぞうり、履き続けるかどうかは確かに何とも言えない。すまん。

結婚というのはなかなかに一大事だな。 先月の面倒が新たな面倒を連れてきた。面倒は連鎖するようだ。 不確定要素が多すぎて行動決定のフローチャートが複雑すぎる上に、 どう転んでも最適解にならない。 次の分岐は本が届いた後。実家に見せに行くと同時にイベントが発生する。

2008年11月4日

夕方や夜になってスーパーで魚を見ると嫌な気分になる。 あいつは何のために殺されたんだろう、と思ってしまうのだ。 せめて私が食って弔ってやらねば、などと思うのは偽善だが、 無駄を悪徳としない社会は健全とは言えないだろうから、 その偽善はそう悪いものではない。

引っ越さないでこのまま行くつもりだが、念のため大家に許可は取っておかねばな。 契約書には「同居人が変わる時は前もって言え」とだけあって、 二人はダメとは書いてない。たぶん問題ないとは思う。

新コンテンツ、 未来嫁日記が始まった。 現状メールでもらったのを貼りつけているだけなのでアンカーなし。手動更新。 CVSレポジトリ、自動アンカー挿入等々の整備はそのうちやる。 というか、システム全体を一回どうにかした方がいいな。 現代的な奴に。二人そろってコメントがつくのがあまり好きではないので そういうことはしないが、日付順にソートしたり、フレームの横に リンクついたカレンダーだしたりと、ブログっぽくすることはたぶんできる。 とは言えw3mで読みにくいような代物にする気はないがな。

大家さんに許可は取った。

かんなぎ5。監督さんは監督の域に達したようだ。

未来嫁日記、結構更新されそうなので、自動化をせねば。 適当にcgi作って、そこにメールの本文をコピペ、送信すると、 HTMLタグを挿入しつつ CVSディレクトリ内の本体の正しい場所に挿入して、 現状のアプロードスクリプトを走らせる、という感じか。 これを作ると自分用にも使えて、 旅先からこの日記を更新できるようになる。 しかし、どうしたものかな。

PHP、perl、python、ruby、javascript。 CGIに絡んできそうな言語にはこのへんがある。 javascriptはクライアント実行なので別物としても4つだ。 perlはややこしいものを書くには甚だ向かないので他の3つの どれかを覚えておきたいわけだが、さてどうしたものか。 PHPはヌルそうだが、HTMLを吐かない用途でこいつがおいしいのかがよくわからない。 やっぱりpythonか。できそうな人達は大抵pythonをやってる印象がある。 誰かがpythonの話をする度に負けた気分になるのは良くない。 まずは、perlをpythonで置き換える実験をしてみるとするか。 とりあえず会社に本あるだろ。明日ちょろっとやってみる。 数日後には「pythonサイコー!perlはもう終わった!」とか言ってるかもしれないし、 そうでないかもしれない。

2008年11月3日

2部屋ある家は高い。それなりに新しそうな物件は9万から。 8万台は大抵ボロそうで、7万台はかなりすごいことになっている。 二部屋が直列なのは使い勝手が悪いのでそこも考慮せねばならない。 部屋探しはどうにも面倒くさいので嫌いだ。 実のところ未来嫁にしても私にしても「このまま一部屋でも良くね?」 という感じではあるのだが、 もし十分に条件が良いなら今動いても良かろう。2月で更新だから、 すぐ引っ越すなら更新料がもったいない。 が、まあたぶん数ヶ月はこのままだな。 ただでも諸々でゴタゴタするのに、そこに引越しのゴタゴタまで持ちこむのは面倒だ。 更新料が惜しいには惜しいが、7万ケチってマズい判断をするのは避けたい。

昔の私なら一度でやれば10で済むところを分割したために12になる、 というような非効率を絶対に認めなかっただろう。 しかし、分割することの利点は間違いなくあるのだ。 取りわけ経験が薄いことに関しては見落しその他がいろいろ起こるため、 複数段に分けて実行した方が結果的に低コストで上がる公算が大きい。 前半を済ませた段階で情報がより多く揃うので、 そこで後半部分を修正することもできる。 全体を一度に考えて最適解を出せるのは、 情報が前もって揃っている場合だけだ。 ということを学んだのは間違いなくゲーム開発のおかげである。 野心的なことを複数一緒にやって成功した例を私は知らない。

いっそ田舎に行ってもいいんだろうけどなあ。 いずれ子供を作るとかいう話になるのであれば、東京は良い環境ではあるまい。 しかし、どう考えても仕事がねえ。 京都とか札幌とか仙台とかのレベルの都市なら仕事もありそうだが、さて。

あかね色なんとかを見たが、こんなにギャルゲーなものは久しぶりに見た。 そして、無理だ。

bookOff第二陣。あといらないゲームとノリで買ったDVDも始末した。 合計5000円。ボーナスをもらった気分である。 さらに、出来が悪くて滅多に使わない座椅子二つもリサイクル屋にタダで渡して始末。 キックミットは包丁で解体して始末。 売れそうにない本はヒモでしばって始末待ち。 さらに、部屋の片隅で埃をかぶっているサーバと その周辺のスパゲッティ配線を整理しつつ移動。 これでパソコンの前から離れずに電話できる。 今日の作業で1割は広くなった印象。押入の中の体積は3割減。 早く誰かに見せたい。

体調悪い。なので、59円のサンマを買ってきた。焼くと面倒なので煮る。 塩振って脱水シートでくるんで冷蔵、 身が締まったら鍋に並べて酒が底面を覆うくらい入れ、醤油少々、ふたをして弱火。 エタノール蒸気で蒸すイメージ。 脱水したので若干干物風味で、身も崩れない。 煮魚は今のところ一番楽な調理法で、 脱水を省略すれば10分ででき、焦げず、味のバリエーションも付けやすい。 また、冷蔵すれば丸一日くらいは食える。 酒を消費することが唯一の欠点だが、今日は100ml以下の使用量で済ませた。 たぶんこの半分でも行ける。 今度醤油の代わりにナンプラーを入れてみる。 あと、酒として白ワインを使った場合にどうなるかも興味がある。

キャベツの無水蒸し。適当に切ってビタ鍋で蒸しただけ。 なんて甘さ。しかしこれを他人に出すのはためらわれる。 野菜1種類の無水蒸しはその野菜の味を最も良く味わう手段だと思うのだが、 しかし味が単調なのは確かだし、食感がぎゅむぎゅむして漬物っぽくなる。 人に出すならレモン汁と油をかけてサラダとして供するべきか。

通信費削れないかなあ。Willcom今いくら払ってるんだろ。 とりあえずメール定額サービスに525円払ってる意味があるのかどうかを 知りたいが、現状のメールの使用量がどれくらいなのかがわからない。 パケットあたり0.105円らしいが、1パケットの容量がわからない上に、 仮にそれがわかったとしても実際の転送容量と文字数に どのような関係があるかも不明だ。 一旦定額でない状態にして様子を見てみるしかないだろう。 なお、ここ数ヶ月は携帯の通話時間がえらいことになっており、 6000円とか払ってることもザラである。だが、これはそう長くは続かない。

ばあちゃんに花を送ってきた。ウィンターローズという新しい品種らしい。 上の方の葉っぱが赤くなって花っぽくなる。かわいい。 そして帰りに寄ったスーパーでサバが80円で売られていてショックだった。 しかも腹も固い奴で生サバだ。鮮度はかなりいい。 だが、今日はもうサンマを煮て冷蔵してあるのである。泣く泣く見逃した。

2008年11月2日

バカみたいに長電話した。いかんいかん。 しかし結構大切なことが決まった気がする。 まだ確定ではないにせよ、要素と優先順位はだいたいわかった。

収入を改善する手を考えよう。どうにかしてもっと活躍せねばなあ。

相対論でしっくり来なかった所は、ローレンツ変換の定数項の効果を 考えていなかったことによるっぽい。掲示板でいただいた説明で気づいた。 結果、近いところほどズレが小さくなるので、ブチ当たる瞬間にはズレはゼロだ。 念のため式をぶっこんで確認してみるが、たぶんこれだろう。 うまく行くようなら、 これでロケット問題に関しては直感的に納得できる水準に達することになる。 時間の流れる速度の補正、空間の補正、時間の原点の移動の三つを 順に導入していけば理解できるに違いない。 なお、エネルギーについてはまださっぱりわからない。 16,17章を読み直してから考えよう。

プログラミングという概念とある程度の初歩を、 プログラミング未経験者に理解させるような文書を書けたらいいなあと思っている。 もし私の未来嫁がプログラミングできるようになる本が書けたら、 たぶんそれは世界の役に立つだろうと思った。 ただ、何故コンピュータを理解するのか、何故プログラミングを学ぶのか、 という動機も同時に提供せねばならないのが初心者向けの本だ。 そう考えると、やっぱり私が扱えるのはゲームだけだなということになる。 ちょっと前に印刷所送りになった本は、 目標地点が先にあって、出発地点は後から決めた本だった。 しかし仮に初心者向けのものを書くなら、 出発地点が最初に決まって、目標地点は後で決めることになる。 「ここまでわかってくれないと困る」というところは まずは考えないのがいいのだろう。 どこまで進むかは分量次第だ。

まあ、これは思ってるだけで現状書く予定はない。 というのも、ここ1年ロクに本来の仕事をしてないわけで、 とてもじゃないが「もう一冊書かせろ」とは言えないからだ。 書くとしたら、帰って家でちらほら書いてwebでちょっとづつ発表というのが 理にかなう。書く速度が遅くなるので、 全部書き終わるまで発表しないような書き方は不可能だからだ。

これ、たぶん楽しいよなあ。やるなら言語から作るだろう。 C言語の文法やVisual Studioの使い方から説明したら寝るか逃げるに決まってる。 勝手にヘヌルイ言語をでっちあげて、それで書いたテキストを ドラッグアンドドロップすると実行されるような ヘヌルイ開発環境を用意するのが吉だ。それで音を鳴らしたり絵を出したりして、 「おお、なんか動くじゃん。たのしー」みたいな状態にせんと そもそも話が始まらない。 途中から「そろそろ本格的な言語でやってみよう」となってC++に移行することは あるにせよ、最初からあんな地獄言語をやらせるのは不可能だろう。

mixi名ドレミラシが来た。DSiを見せてもらった。画面がデカくて綺麗な気がする。 そして、過大にお祝いをいただいた。マジありがとう。 いずれ何らかの形でお返しする。

本の選別を始めた。2/3くらいは捨てられそう。とりあえず第一陣40冊あまりを BookOff送りにして、868円。今から第二陣を選びつつ、 ゴミにしかならないものをビニールテープてくくる。 さて問題は技術書だな。物理や数学、情報学系のものは欲しがる人 もいないだろうから容赦なく捨て、 Effective C++とか3Dグラフィックス数学とかのまだ仕事に直結しそうなものは 会社に持っていって誰かにくれてやることにしよう。 邪魔だし今から会社に置いてくるか。

ピアノの位置を変えた。使える空間が2割増になったイメージ。いや、もっとか。 これで床に積んであるゴミ本を全部消せば相当広くなる。

それなゲームの設定資料集の類や、妹がたくさんいる何かが結構ある。 これらはまだ捨てない。

くちびるが容赦なく割れる季節になった。これって健康状態が良ければ 割れないんだろうか。とりあえず割れるものは仕方ないので保湿剤を 買ってきた。こんなものの値段298円すらが気になる自分が面白くて仕方ない。 今日の来客にしても、いつもなら外に食いに行っていただろうが、 家で作って食わせたのである。

にぼし昆布スパゲッティと、レンズ豆とキャベツを豆乳で煮たもの。 そして、やっぱり乳は加熱すべきではないなと改めて悟った。 変性したタンパクがすごいことになって食感も悪いし、洗うのも面倒くさい。 そして、レンズ豆がスープ料理に恐しく便利なこともわかった。 水に浸けなくてもすぐやわくなる。そして出るダシは相当うまい。 水でレンズ豆を煮て塩で調味するだけでもたぶん食えるレベルになると思う。 レモンで酸味をつけるのもいいかもしれない。

いつ引っ越してもいいように物を極限まで減らそうと思う。 引っ越すかどうかはともかくとしてもだ。

スティーブ・ライヒという人の「18人の音楽家のための音楽」を聞いている。 聞く方はいいけれども、演奏している人は楽しいんだろうかと考えてしまう。 数十分にわたって同じリズムで似たようなことを繰り返す。 18人の同期が少しでもズレれば台無しなので、演奏家には並々ならぬ ものが要求される。ただそれはそれとして、聞くのは大変心地良い。 あ、でも今ズレた。

窓ガラスにフィルムを貼ることにした。 紫外光をほぼ完全に反射し、 また赤外光を結構反射するので断熱効果がある。 店で白熱灯の前のガラスに半分だけこれを貼ってどの程度熱が来るかを 体感できるようになっていたが、なるほど大したものである。 夏冬共に恩恵がありそうだ。 値段は1m四方でだいたい2000円で、うちの場合これが4枚必要になる。 さあこれで、本や畳(及び私自身)の変色を嫌って年中カーテンを引いている状態とも おさらばだ。しかしフィルムを貼るのはたぶん私が苦手とする類の作業だ。 障子貼りもだいたいズレる。これは協力を仰がねばなるまい。

部屋掃除大作戦も次の段階を考えねばならない。 次は使いそうにない座椅子や中華鍋、 使い勝手が悪すぎて使ってないキックミット等々の大物の処分と、 聖域になっている思い出ボックスの中身だ。 高校、大学時代に作ったものやらもらったものやらがごっちゃりと入った この箱の中身は、捨てるには忍びないがここに置いておくのもどうか、 という代物ばかりである。これは親に頼んで実家に置いてもらう 他ないかもしれない。しかしそれにしても一度中身を吟味して 減らせるようなら減らすべきだ。

2008年11月1日

今日はピアノがない。合唱もない。だが別の用事がある。

相対論がわからなすぎて進まない。15,16,17章が相対論なので、 ここを何回も読み直している。 で、ロケットと地球の例だが、ロケットと地球が対等でないのは、 ロケットから見た時に速いのは宇宙全部で、 地球から見た時に速いのがロケットだけだということだ。 速いものは縮む。つまり、ロケットから見れば宇宙が丸ごと縮む。 ロケットの速度は一定で、距離が短くなるのだから、 到着までの時間が短くなるしかない。 地球から見たロケットも縮むが、ロケットが縮むだけだから、 旅する距離は変わらないし、その速度も変わらない。 だから本来の時間だけかかる。 だからロケットに乗っていた人の方が若いのである。 単にこの結果を得るためだけなら、 相手の時間が遅くなる効果については考えなくていい。

ただやはり問題は、ロケットから見たら地球の時間が遅く見えるということだ。 ロケットが1光年の旅行をほぼ光速でするとする。出発は正月だ。 宇宙が速いので距離が半分に縮み、半年で帰ってこれる状態になったとしよう。 ロケット時間で半年後に地球に帰ってくるわけだが、 ロケットから見れば地球の時間の進み方は遅いわけで、 帰ってきた時の地球は3ヶ月経った地球に見えるはずである。 だが、地球から見た時にロケットが帰ってくるのは1年後なのだ。 粒子が地球にぶつかる例と同じでここがわからない。 「ロケットから見て地球の時間は遅く見える」が そもそも間違っているのか?武器が足りないのか考えが足りないのかが わからないので、しばらくは保留して読み進めよう。 16,17章が流し読みになっているのでもう一回ちゃんと読んで、それから先へ行く。 18章は二次元回転、19章は三次元回転だ。古典物理に戻ってきた。

いきなり部長に「今期何見てる?」とか言われて返答に困った。 「とらドラとか」といきなり答えていいのかどうか迷っていたが、 1分かそこらでそう答えていいらしいことがわかったので普通に話した。 今期は全体的に微妙だ。のだめはおもろいが、漫画で足りてるんだよなあれ。 結局別物になってる方がツッコむ楽しさもあって記憶に残る気がする。 ぼくらの、とか。

以下ファインマンの相対論の価値と歴史的経緯についての要約。

相対論を「みんな相対的です」と言っているだけのものと捉えると、 その価値はわからない。 そもそも相対的であることは古典物理の時代には常識だった。 ニュートン物理では、一定速度で真っ直ぐ走る窓のない電車の中にいる人は、 自分が動いていることを認識できない。 そこにマクスウェルが「電車に乗ってても地面で寝てても光速は同じ」 なんてことを言い出して途端によくわからなくなった。 車からボールを投げればボールの速さには車の速さが足される。 でもボールの代わりに光を出すとそれが起こらないと言うわけだ。 でもそれ音と一緒だし別におかしくないじゃん、と言うかもしれない。 確かに走る車から叫んでも1秒後に届く距離は340メートルだ。 それより速い車から叫べば音が置いて行かれる。 ただ、音の場合は空気がそこに止まっているからこそで、 時速100キロで進む地球の上で叫べば、 宇宙から見た音の速度は100キロ速くなっているのである。 光速が空気もクソもなく一定と言われれば、 「時速100kmの電車の中で出した光も光速だ。 ということは、それを電車の中で見たら遅く見えるんじゃね?」 と考える人が出てくる。 しかしそれをやった実験はことごとく失敗し、 どこから見ても光が遅くならないことが発覚する。 で、「じゃあ時間や長さが伸び縮みしてるんだよ」というトンデモ理論が 現れて、これが相対論というわけだ。

相対論がトンデモに見えるのは、うちらがそういう現象に慣れていないからである。 自転車が倒れないことを変に思わなくなるのは、単に慣れだ。 中途半端に物理をかじった状態だとあれが恐ろしく不思議に見えるものである。 というわけで、相対論を身近に感じるために、 相対論的3Dゲームを作ったらどうだろうとふと思った。 遠くのもので速いものは時間がズレるし、自分が速く動くと 距離が縮むしで、相当オモロイ状態になる。 光速を時速100キロとかの十分小さい値にした状態で 何もかもローレンツ変換してやればいい。 ただ問題は、プログラムが相当難しそうな事だ。 時間の流れがモノによってバラバラなので、 全オブジェクトについて複数時刻の状態を取っておかないといけない。 時間は離散的にならざるを得ないが、十分なめらかに見えるためには そのステップはかなり小さくする必要があるだろう。 また積分の際に精度が足りないと光速を超えてしまう恐れがある。

質量はエネルギーであると言う。速いものはエネルギーがでかいので重い。 ここで疑問。時速100キロで飛んでるボールがあるとする。 これは止まってる私から見ると重いはずだ。 しかし時速100キロで走っている車から見れば止まって見えるわけで、 そのボールは軽いはずだ。 座標系によって物の重さが違って見えるが、それでいいのか? そして、重さが違うなら、そのボールがモノに当たった時の破壊力も違ってくるが、 大丈夫か?たぶんこれは当たった相手の重さも違うことによって うまく相殺されるんだろうが。 あと、位置エネルギーは重さを変えるのか?変えないのであれば、 振り子は高いところにあるほど軽いことになるが、それでオーケーなのか? もし重さを変えるのであれば、 いきなりそこに質量が出現した時、その周りにあるものはみんな重くなる。 エネルギー保存則を守るならば、質量を出現させるのに必要なエネルギーは 周りにどれくらい物があるかによって変わってくることになる。

化学エネルギーは細かく見れば原子の位置エネルギーだと言う。 竹が曲がった状態で固定されているようなものだ。 何かのはずみに解放されるとこれが運動エネルギーに変わり、 これが分子を別の形に変える。 しなった竹が他の分子をぶったたいて形を変えるわけだ。 ここで余った運動エネルギーはそのまま運動エネルギーとして残り、 これが発熱となる。熱というのは原子の運動エネルギーのことだからだ。 さて、どこかで聞いたのだが、化学変化では質量が減るそうである。 たぶんこれは反応後できたものを冷ました後の質量だろう。 熱いイコール原子の運動エネルギーが高いイコール重い、だからだ。 とすると、質量が減るのは位置エネルギーが減ったから、 ということになりそうである。やっぱり位置エネルギーも重いのか?

本当全然わからんなあ、相対論。物理の学生ってみんなこれわかってるんだよなあ。 こんなにわかりにくいものをわかってる人がこの世に何万人、何十万人といると 考えると人類ってすげえなと思う。

アマゾンのページに「これを買った人はこんなのも買ってます」という情報がある。 なんというか、感慨深い。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」。これはラノベだ。 「ノベルゲームのシナリオ作成奥義」。ギャルゲーを作りたい人らしい。 ノエインDVD-BOX。ノエインは私も好きだが。 らき☆すたのCD。うたわれるもののムック。うーん。 やっぱりこういう人達なのな、ゲーム作るのって。 というか、単純にこの日記のリンク以外から行った人がいないだけか。

某ロボゲーを相対論的に作るとして、対戦は可能なんだろうか。 時間がズレても因果律に影響がない、つまり物の順番さえ変わらないなら 対戦は可能なはずだが、どうプログラミングするのか見当もつかん。 相当おもろい気がするんだが、その「おもろい」 は作ってる私がおもろいだけで、売り物にはなるまい。 「相対論的3Dロボットアクション登場!」とか言っても売り文句にはならんしなあ。 相対論的効果を駆け引きに使えたりせんかな。 まあとりあえず、相対論に関して全部の疑問が解決しないと プログラミングもできないので保留。

同じように量子論的3Dロボットアクションもありうるんだろうか。 こっちはもっと想像がつかない。

TOEICは800点取ってもこれくらいしかしゃべれない。 やっぱりファインマン読み終わったらもう一回受けて見るかな。 しかし問題はそれまでに英会話が終わってしまって集団受験はできなくなるだろう ということだ。普通のTOEICは高いのでちょっと躊躇する。

自分が動いている時には宇宙全部が速く見える。 というところで引っかかったことがある。 原子には速度を定義できるが、真空に対しては速度を定義できるのだろうか。 仮に宇宙空間が真空だとすると、「真空が速く見える」と言うことになる。 何もないんだから速度もクソもないと考えればいいんだろうが、 しかし実際速いと縮むのだろう?ということは、何もない所であっても こっちに比べて速いから縮むことになり、 何もない所にも速度があることになる。 とすれば、何もない所なんてない、と考えるのがシンプルだろう。 空間って何なんだろうな。


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