だだもれ

2008年8月31日

今日もしんどかった。ピアノ、拳法、合唱のコンボは いつまでも続けられないかもしれない。 とりあえず、体鍛えないとダメだ。 走るのは膝に妙な痛みが走ってアレなので、型が一番いいなやはり。

チェルニー30は26と27が終了。3曲残ったが、見てもらえなかっただけで、 見てもらえばたぶん通る。まして一週間あればさらに完成度も上がるわけだし。 もし本当に順調に行って次で2曲片づけば、チェルニー40に突入となる。 シンフォニア2は仕上げ指令。 かなり弾ける気がしなかったこの曲だが、 結局回数弾いてればどうにかなるのである。 シンフォニアでこれよりしんどいのは9番くらいらしいので、 まあ月1曲ペースでこなせるだろう。このまま続けていれば 1年ちょい後には平均律に突入することになる。

明日は3のミク化をするか、あるいはDCTをするに違いない。 ちなみに、今の私はDCTが何なのかを知らない。 明日の夜の私がそれを知っているといいなあと思う。

ラインベルガーのキリエ、ニコ動に上がってるのがあった。 ピッチベンドがんばって純正にしてるくさい。 私も何かしらやろうかと思ったが、 やはりやるなら自分の曲でやるべきだ。

世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを読み終えた。 いつもの私ならいきなりネタバレするところだが、 知り合いが読んでいる最中なのがわかっているので敢えてしない。 それに、ネタバレすることで自分の感想を書きやすくなるような 類のものでもないし、ネタバレすることで誰かと盛り上がりたいわけでもない。 そもそも、この作品をどう感じればいいのかがさっぱりわからないのである。 「どう感じればいいか?」というのは変な言葉で、 どうも何もすでに感じてしまっているのだが、 「どう考えればいいか?」と言うよりはまだしっくり来る。 より正確に言うならば、私の脳をどういう状態に置いた状態でこの話を思い出せば 一番いいだろう?という感じだろうか。 たぶん何か準備をした状態でこのラストを思い出せば、 なにかしらわかった気になる感じ方をするのだろうという予感はある。

まあ、正直なところ、さっぱりわからないのである。 しかし、これでも今までに読んだ村上作品の中では 一番わかりやすそうだった。わかっていないので、 わかりやすかったとは言わない。 なお、「これはこういうことに違いない」という結論を出そうと考えるのは 私はあまり好みではないので、しばらくは放っておくことにする。 それで忘れるようならそれはそれだ。

帰りは京急が止まった。仕方なくJR蒲田から歩いたが、ずぶ濡れである。 しかも足には豆ができた。濡れた状態で歩くと豆ができるのだ。 なお、今日画期的だったこととして、 帰りに何も食わずに家まで帰ってきたことがある。 普段なら何かしら食ってしまっていたはずなのだ。 私の意志力もまだ捨てたものではないようである。 りんご一個をその代わりにしたわけだが、 99円だけにダメだった。りんごの善し悪しを知る方法を私は知らない。

一人でする外食は不毛だ。だから基本的にはしないことにする。 空腹で性能が落ちることが問題になる時は、駅のソバ屋程度なら許す。 しかし、本来おにぎりを持って行くべきなのだろうな。 来週試してみよう。

酢飯にしたら保存性も上がっていいかもしれんなあ。おにぎり。

酢を混ぜるの面倒だ。炊く時にぶっこんだらどうなるんだろう。 液性が悪影響を与えなければ味としては問題ない気がする。 所詮おにぎり用なわけだし。よし、今度2合くらいで実験してみよう。

朝ごはん。豆ごはん+にぼし、わかめの酢和え、蒸したピーマン。 ピーマン、うめえ。それにしても酢は難しい調味料だ。 この刺激感を和らげないと食べにくい。糖だよなあ。

砂糖をボーンと使うと大抵押しつけがましい味になる。 といっても、蔗糖そのものは野菜にも入っているわけで、 蔗糖が悪いわけではない。 ある物質の量が突出していると味がおしつけがましくなるというだけのことだ。 酒やみりんを甘味として使う場合は複数の物質の混合物なので そういう押しつけがましさはなくなるが、今度はその混合物まで考えて 味をつけねばならなくなるし、その質も問題になる。 しかしまあ、みりんを買っておくのは 悪くない気がする。酢、みりん、醤油の組み合わせは歴史的に検証されており、 酢、塩、砂糖(=エタン酸、塩化ナトリウム、スクロース)と いう化学合成的な組み合わせよりは信頼が置ける。

数学的に言ってみる。 線形独立なn次元ベクタの線形結合によってn次元空間中の点を表現するのが 調味である。数学的に考えれば、元のベクタは座標軸に沿った単位ベクタ であることが望ましい。しかし、それはn個の単位ベクタが手に入れば、 という話である。結局調味料の数はnに比べてあまりにも小さく、 たかだか3や4でしかない。残りのn-4要素はゼロのままであり、 このことが味を押しつけがましいものにしてしまう。 一方、醤油や酒、みりんは複数の要素がゼロでないため、 係数次第ではより望ましい点を得る可能性がある。

本って不思議だ。てっきり、 まず「こんな本が出ます」ということを一般に公表して、 本屋から注文を取り、その数に応じて刷る数を決める、 という流れになると思っていたわけだが、何か違う。 本には売れ残ったら返品できるという特性があり、 小売店の判断ミスのリスクは普通の商品に 比べれば遥かに小さい。だから、発売前に 情報を提供することはあまり重要ではなく、 刊行情報が公開されないまま発売一ヶ月前を迎えるようなことも普通に起こる。 そういうわけで、アマゾンとかにページが作られるのは 発売数日前にアマゾンに本が届いてからになると思われる。

Atomノートで動作チェック。尋常じゃなく遅い。 ボンバーマンもどきが10フレ出ないという衝撃の遅さだ。 しかし調べた結果、デスクトップが32bitだとこうなることがわかった。16bitなら 問題ない速度が出る。 描画そのものは32bitのままなのに、何故デスクトップを16bitにしただけで 何倍も速くなるのかさっぱりわからない。 それと、ハードウェア頂点処理時にポリゴンが消える問題が発覚。 最終ライブラリだとたまに絵が出ない。出ることもあるのが厄介だ。 今の市場においてPCの大半はノートで、その大半はGPUがインテルだ。 だから、こいつで動くようにすることは必須である。 そしてもう一つ、終了時にたまに0アクセスして死ぬ。 終了処理にタイミング依存のバグがあるのは明らかだ。これも調べて修正 せねばならない。明日はそれなりにやることがあるな。

シンフォニア3を一回弾いた。なかなか絶望的だが、2ほどではない。 まず誰かの録音を聞きまくり、ミク化して構造を把握し、指番号を書きこむ。 そして何も考えず20回弾く。絶望はここまでやってからでいい。 しかし今週は悲愴優先。まず音楽は後回しにして、 「なんとなく弾ける状態」に持っていっておこう。そこから先はまた後だ。 1月の発表会で弾くということは、それまではこの曲が終わらないという ことだ。であれば、今から時間をかけすぎるのは惜しい。 正直ベートーベンは弾いていてあんまり面白くないので、 バッハを優先したいのである。

2008年8月30日

こちらからの最終稿提出。および、CDROMのイメージも提出。 レイアウトが始まった。10月初旬に発売予定。 長かった。というか、まだこれからも長い。 ともかくも、これでさんざん放置していた別件に手をつけられる。 とりあえず一週間ほどお休みをもらいたいところだ。

あーでも家PCでのサンプルの動作チェックはしなきゃ。

でもまあ、まだまだイベントは目白押しなわけだが。 再来週は有給取ってCEDEC。

メッセンジャーの友達リストが飛んだ。何やったんだろ。全然わからねえ。 そして復活できない。すみませんが作り直すんで、よろしくおねがいします。

さっさと画像と音声圧縮を実験しておくべきか。 実用になるギリギリのレベルのが自力で作れれば相当楽になる。 まずは素直にDCTしてどれくらい減るのかを試そう。 まあその前にフーリエ変換の理屈を勉強して、 FFTを理解するところから始めねばならないわけだが。

月曜は仕事で東京ドームに行かねばならないのだが、 仕事が忙しければ仕事してもいいらしい。 丁度いいタイミングで仕事が来ることを希望。

チェルニー残り5曲がどうにか8割速度に達した。 28と29は弾けているとは言い難いが、指定速度が速すぎるので7割でも通ると思う。 逆に27は9割で弾けた。 もし5曲とも見てもらえて、うち4曲以上通れば、 来週からめでたくチェルニー40番となる。気合だ。 にしても、1ヶ月近くあってメインディッシュである悲愴を まるで弾いてないというのはちょっと気が引ける。

gmailすげえ。編集さんとのやりとりのメールを開いている 最中に、間違って変なところをクリックしたら広告で、出版社のページに飛んだ。 メールの中身によって出す広告を変えているのか。 すごいことしてるなあこの会社。 プライバシーの敵よばわりされるのもわかる。

2008年8月29日

Visual Studio 2008対応。一個づつ開いて変換するのはかなり面倒くさかった。 さて、問題は本が出た後バグが見つかった場合である。 当然どこかで修正版を配布するわけだが、 2005、2008両対応をいつまでも続けるのは相当面倒くさい。 sp1も出たことだし、こっちとしては2008に移行してしまいたいのだが、 本が2005対応と言っている以上しばらくはそっちも必要だろう。 とりあえず作業を楽にするために金を出して2008を買ってこよう。 devenvをコマンドラインで呼べれば一括変換が可能になる。 動作チェックはそれぞれせねばならないにしても、 変換だけでも自動になればだいぶマシだ。

ただ、問題は2008にするメリットがまるでわからないことだ。 2008にしたらlibが3倍くらいでかくなった。 たぶんリンク時コード生成が賢くなって、その分libに入れるデータも 増えたんだろう。 その肥大化に見合うほどの価値が果たしてあるんだろうか。 2005と2008の差がいまひとつわからない。 しかしこの先他人に配るものを作るなら 店で普通に買えるバージョンのものを作るべきで、 sp1が出た今となってはそれは2008なのである。 もう基本的には2008に移行しないとダメだな。

あれ?いっそ、2008だけにしてしまったらいいんじゃね? sp1が出るまでは怖くて2008一本にはできないと思っていたわけだが、 めでたく出たわけで、問題はあまりない。 そりゃ両対応の方が客にとってはうれしかろうが、 検証まで含めた手間を考えると結構気が滅入る。 やるなら今だが。

投資信託の積立て額がだいぶ大きくなってきたが、 一向にプラスで安定する兆しはない。マイナス3%。 確かに債券はプラスで安定化に寄与してはいるが、 株やreitのマイナスがデカすぎてまるで相殺し切れていない。 特にreit。10分の1以下の比率しかないのに損害の半分を叩き出している。 reitがどんなものなのかもっと良く調べてみよう。 とりあえずまだまだしばらくは放置。

2008年8月28日

一週間くらい前から原因不明に舌が痛くて、 おとついあたりは物を食う気にならないレベルだった。 ようやく今日になって大方回復。 まだ完全に引いてはいないので、まだしばらくは 固いものや熱いものや刺激物を避けて大人しくしておく。 一体何なんだろう。いろいろあって疲れていたからか、 栄養がおかしくなっているからか、あるいは病気やらケガの類なのか。

2008年8月27日

ごはんにチーズかけて食った。スパゲッティと変わらん。 ごはんはスパゲッティと互換性がある食べ物だということが証明された。 トマトソースも合うしな。というわけでスパゲッティは買わない。

煮干し。酸化を防ぐために冷凍しているが、それでも酸化は進む。 若干味にえぐみが出てきた気がする。 一方脂を含まない昆布や椎茸はそうそう酸化せず、 脂を含むが表面積が小さいカツオブシも酸化はしにくい。 煮干しはその意味で性能が劣るなあと感じた。 買ってきたらすぐ密封可能な袋に小分けして保存すべきか。

どんぶりに煮干しをひとつかみ入れて、その上に冷蔵していたごはんを 盛って電子レンジ、というのがここ数日のスタンダード。 湯気で煮干しが柔くなるし、下に溜まる水分にダシも出る。 私はおいしいと思うが、残念ながら料理ではない。

ビタミンを野菜ジュースに頼りきっている。いかんよなあ。 しかし葉っぱ類は保存が効かないし、一人分料理するのはとても面倒くさい。 とはいえこのおかずのなさはどうにかして打開せねばならない。 ミネストローネでも大量に作って冷凍しておくべきか。 でもそうしたら結局ごはんにかけて食うんだよな。きっと。

2008年8月26日

世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを読み始めた。 不思議すぎる。いろいろわけがわからないが、しかし先が気になって仕方がない。

今日も眠かった。

同窓会で先輩に会って、いろんな人の消息を聞いた。 博士号を取って渡米、なんて話を聞くと 自分がいかにも負け犬に思えてくる。 たぶんこれも「隣の芝は青い病」にすぎず、それなりに自分のやってきたことと 現在のスキルには自信を持つべきだとは思うのだが、 気も持ちようという奴はそうそう簡単には変えられないようだ。 というわけで、気も持ちようでどうにかする、 なんてまだるっこしいことをするよりは、 苦手でないことをはっきりと証明してしまう方がずっといい。

今最強の苦手スキルは、英語。 英会話学校のおかげでどうにかなりそうな気はしてきているが、 それだけでは弱い。 向こうの人と普通に仕事ができる、というレベルにならねば 苦手意識を完全に消すことはできない。であれば、それに挑戦するのが 筋だということになる。 次に苦手意識があるのは数学と物理だ。 これらを直接使うかどうかは問題ではなく、 その手の抽象概念を理解できるという事実が欲しい。 たぶん他の何をする時にもその事実が心の支えになるはずだ。

試しに「あなたの適性年収はいくらです!」みたいなのを出してくれる サービスを使ってみた。今と大差なかった。そんなもんということか。 なお、所持スキルを入力する所があるのだが、 私はほとんど何も入れられなかった。 C++くらい。C#は一応使えるが製品を作ったことはないし、 JAVAなんて微塵も知らない。工程管理とかリーダーの経験もない。 ネットワークもデータベースも、理屈は知っていても仕事でいじったことはない。 「設計」という言葉もなにか違う意味っぽい。 ゲーム屋のスキルが世間で必要とされるスキルとは遠く隔たっているということか。 やればできるんだろうとは思うが、それを相手に示す方法がなければ 話にならない。まあ、カタギのプログラマをやりたいと思っているわけでもないし、 どうでもいいことだが。本が出れば一応の証明にはなるだろうし。

米炊いた。米6合、大豆2合、塩大匙2。 500mlタッパー12個分。ほぼ一週間分で、この鍋ではこれ以上の量は炊けない。 出来栄えは並。 ピアノ弾いてたせいでちょっと焦げた。 あと、豆がちょっとボリボリする。吸水が甘かったか。 にしても、炊く際に入れた塩だけで十分食えるな。 昆布や椎茸を投入しなくても食える。 下手にダシグッズや醤油を投入すると和風にしかならなくなるので、これでいこう。

2008年8月25日

毎年CEDECで講演するような人になる予定があるわけもなく、 あんなのは最初で最後だと思います。 つうか、毎年発表するってことは毎年ゲームが出るってことなわけで。

で、京都から帰ってきた。同窓会は目標は果たせなかったが、 とりあえず先輩とちょっと話ができたので良し。 事実上同窓会でない方がメインになっていた。

今はとにかく眠い。だがピアノは弾かねばならぬ。 今週は一ヶ月ぶりのレッスンなのだ。

眠すぎるので、チェルニーだけ。明日からだ。

ダークナイトを見た。ジョーカーは良かった。相当怖かった。 でもそれ以外は普通っぽい。正直長くて疲れた。絵としては良く出来ていたんだろうが、 そのへんは標準がどのへんにあるのかがよくわからないので判断できない。 話は結構どうでもいいし、全体としてはあまり誉める気になれない。 ハービーデントいらねえ。 ジョーカーがかっこ良かったのも結局前半だけだった気がする。 テーマ性を出し始めたあたりからいろいろ言い訳臭くなったし、 ジョーカーの行動にスマートさが感じられなくもなった。 ジョーカーが敗れなくてはいけない、という物語の必然性が何かをダメにしている。 ジョーカー抜きで考えても、 バットマンが逆襲を開始するあたりの「森を焼く」話が さっぱりピンと来ず、あのへんは妙にダルかった。 最初からジョーカー映画だったわけじゃなかったのかもしれん。

まあ、いろいろ仕方ないんだろうな。 ハリウッド映画というフォーマットの限界もあろうし。 ジョーカーが素敵だったから良しとしよう。 なお、何分猛烈に疲れて眠い状態だったので ちゃんと見られてないだけもしれないとは思う。 なにせ、周りがたいがい絶賛だ。私だけこうもイマイチ扱いしているのは 何かがおかしいとしか思えない。

2008年8月22日

自分の本の価値が、自分で思ってるより高いような気がしてきた。 ようするに図に乗ってきたということなのだが、 一応の根拠もある。例えば透視変換行列というのがあって、 3Dゲームを作る人はその作り方を知らねばならないのだが、 「それが何をする行列なのか」「何故こういう行列でいいのか」 「どうやってこの行列を導いたのか」ということについて説明されている のを見たことがない。 私が知る範囲で、これを説明しているのは私の本だけだ。 もちろんそんなことがあるわけもないが、 私が知らないんだから私よりやる気がない人は知らないだろう。 そういう人にどうにか届けられたとしたら、私の本には意味があることになる。

にしても、ところどころ不満なんだよな。 盛り込み切れなかった部分がかなりある。 3軸回転行列の導出とか、クォタニオンとかは 普通にゲーム開発で使っているもので、 省略していい類のものではない。単に説明が長くなるからという理由で 切っただけで、本来なら入れるべきものなのだ。 しかしそういう類のものは山ほどあって、全部入れると2000ページになるのは わかりきっている。別に私の本で世界が閉じている必要はないのだし、 これを読んだ人が自発的に勉強してくれるならそれでいいんだろう。

とりあえずは今回のがどれくらい売れるかを見てからか。 まるで支持されないようならコンセプトが間違っていたということになるわけで、 何冊書いても同じだ。その時はwebでつつましくやろう。

アルゴリズム系の話は苦手だ。 コードを書いていると頭がこんがらがってきて、 気がつくと晩飯のことを考えていたりする。 まして、他人が書いた複雑なアルゴリズムのコードを解読するなんて無理だ。 numerical recipesのサンプルコードですら読むのがしんどくて、 ついコードを見ないで自力で作ろうとしてしまう。 そしてえらい時間がかかって、結局できなかったりもするのである。 私の記号を扱う思考力はかなりダメで、記憶力も良くない。 にも関わらず、たぶん私はそういうのが得意な人間だと思われている。 実際、「得意」の定義を、「その分野のものをたくさん作る」 とするならば得意とも言えるだろう。圧縮やらソートやらは 結構書いてきたからだ。しかし、一向に自分で「得意」という感覚にはならない。 昨日もzlibのソースを眺めていたが、面倒くさくなってやめてしまった。 人に何かのアルゴリズムの説明をされても、とんと理解できない。 自力で二日とか考えてやっとこさわかる始末である。 それとも、実は皆そうなのだろうか。 そもそも記号を使った思考力と記憶力が優れた人が 一流の仕事をしていると私は思っているが、 実は彼等もそう見えるだけで私と同じように頭がムチャクチャになりながら 働いているのだろうか。

ここらで何か大きなてこ入れをしないとダメな気がする。 その意味では大きな挑戦をすべきなんだろう。

2008年8月21日

LZ77。 まさかこれで特許に引っかかったりはせんだろ、 と思うくらい些細な工夫で、とりあえず実用にならなくもない速度にはなった。 256種類の文字に対応するリストを用意して、そこに「aは何番目と何番目にあった」 みたいな表を作って保持するだけ。 2文字あるいは3文字の並びで表を作るともっといいのだが、 それをやるとハッシュやら木やらを使うことになって特許に引っかかる 恐れがある。調べるのも馬鹿馬鹿しいので、ここでやめだ。 2文字までなら65536個のリストを力技で用意できる気もするが、 たかがサンプルにそこまですることもあるまい。

特許なんてこの世からなくなってしまえばいいのに。 もちろん自分が不利益を受けない立場だから言えるだけで、 本当になくなった時にどうなるかまで考えて言っているわけではない。 だいたい、どんなに考えたって、 特許システムの存在が人類の幸せに寄与しているかどうかなんて わかるわけがないのだ。 「科学技術は進歩すべきだ」という事に対してですら、 誰もが賛成するわけではあるまい。

LZ77に関して言えば、研究教育用と称してソースコードだけ バラまいて、使いたい人が自分でビルドして使う、 とすればどんなに特許的に危険なものを作っても問題ないんだろう。 LZ77関連の特許は圧縮側にだけあり、それも速度の改善に関するものだけだ。 できたデータには特許の問題はなく、 ゲーム開発者が自分の所で使えればそれでいいのである。 やらないが。

あとはバイナリフォーマットか。でもそれは間に合わんな。 今回の本はここまでだろう。明日はまた最初から読み直す。 たぶん直せる最後のチャンスだ。まあできるだけ直さないつもりだが。

2008年8月20日

唐突に飲みに呼ばれた。普段話さない人と話せた。

LZ77が特許まみれで相当厄介なことが調べてわかった。 下手な工夫をするのはやめておこう。幸い圧縮が遅いだけなので、 害は少ない。

2008年8月19日

ルルーシュもマクロスもひでえ。

バイナリフォーマットについて考えたり。 情報を落とさずにXMLと相互変換できるバイナリフォーマットが 一つあるといろいろ便利だ。 性能を最優先にするなら用途ごとにフォーマットを作るのがいいに決まっているが、 そこまで気合を入れたくもないものに関しては、 汎用のものである程度の面倒を見るのも悪くない。

Boostの本読んだ。だいたい何が入っているかはわかった。 まず、マクロやテンプレートですごいことになっているものは嫌いだから たぶん使わない。 bindとかfunctionとかはまだわからなくもないが、 lambdaとかのメタ系はどう考えてもヤバい。 中で何をやっているか理解しないと怖くて使えないが、 理解する手間が馬鹿にならない。 スレッド、ファイル、正規表現については楽そうなので、使いたくなったら使う。 コンテナの類は自作のものでも現状不自由はないが、 中身を見て「勝てねえ」と思ったら使う。 乱数はXorShiftで足りない状況が思い浮かばないし、分布なんて 用意してもらうまでもないので使わない。クォタニオンやらの数学系も不要。

「隣の芝生は青い病」はまだ治り切ってはいない。 こいつを使うことの利点がまだよくわかっていないからだ。

2008年8月18日

最近いろいろ起こりすぎてわけがわからない。 「○○が終わったら考えよう」は全然ダメだと最近気づいた。 終わる前に次のイベントが発生するからだ。 イベントが次から次へと発生するのが日常だとするならば、 それに最適化した生活スタイルを考えないといけない。 「終わるまで保留」では何もできない。

本はもう終わったと考える。もちろん校正が来れば対応するが、 もう自分からは何もしない。これ以上時間はかけん。

Boostが何だか知らん状態はまずいと思うので勉強する。 ずっとまずいとは思っていたが、ついにその思いに耐えられなくなった。

Boostを使ってる人は、それだけでできる人に見える。それは私の 「隣の芝は青い病」のせいだ。この病気は対象を良く知ることで簡単に治る。 デザインパターンもそうだった。 結果使わないにしても、相手の言葉がわかればもう怖くない。

音声、画像、動画。この三つについて一回自分でフォーマットを作ってみようと思う。 目的は実用ではなく教育だ。まずは自分の教育、そして次に他人の教育である。 使えなくもない、という性能を持つ範囲でできるだけ単純なやり方を採用したものを 作ってコメントたっぷりのソースごと公開する。

ハフマンやレンジコーダの頻度表の格納の仕方を一つ思いついた。 何ビットあれば入るか数えてから、そのビット数に切り詰めて入れるだけ。 16MBなら24bitで足りるので3/4になる。 この程度ならコードもほとんど複雑化しない。まあ大して変わりはしないのだが。 なお、ハフマンの場合は木を256バイトで格納する方法があるっぽい。 しかし高度すぎるのでやらない。

「外資系キャリアの出世術」という本を読んだ。 と、会社の人が読んでいることがわかっている場所に書いている段階で 出世はないのだが、まあそれはいい。 ここに書かれていることは当たり前の事だが、言葉にされると刺さる。 そして、とうに手遅れになっているであろうことを改めて実感した。

しかしそれはそれとして、良いものを作ろう。人の役に立つことをしよう。

図書館で借りられるものは買うまい。 戦争と平和なんて、どう考えても図書館で借りて読むべき本だ。 どこに行ってもあるだろう。 しかし問題は、あの手のゴツい本を一週間やそこらで読めるかどうかが 怪しいというのと、大抵電車で読むので文庫でないと困るということだ。 ハードカバーばかりなのであれば、やはり買う他あるまい。

2008年8月17日

自分でメシを作るコストよりも外で食った方が安い、 と言えるほど金をもらっておらず、 もらえるようになる予定もないことに気づいた。 だから、メシを作るコストを落とす方向で 平衡点を自炊側にシフトさせる。

メシを炊いている。大量炊飯のカンを取り戻すために 今日は1リットル(5.5合)。量が大きいほど水の量による ブレが大きくなるな。火力が一定であれば余分の水が蒸発するまでの時間が 変わるからだ。理想を言えば一切水を蒸発させず完全に米に吸わせたい のだが、吸水の度合は一定ではない。 水が足りないとでんぷんの構造変化が阻害されて食えなくなるから水は過剰量必要で、 結局いくらかは蒸発させないといけない。

結構うまくいった。塩多すぎたのでちょっとしょっぱい。 この分だと8合炊きでも行けるだろう。 なお、5.5合だと500mlタッパー8個分。

2008年8月17日

弟から借りたsh@ppleの1と2。 男女入れ換え物は基本的に好きで、これもそれなりには楽しい。 前提として流されている部分にもう少し分量を割いて欲しい気はするが、 それは作品が注力する部分が私の期待からズレているだけのことで、 質の問題ではあるまい。だが、どう言ったところで、食い足りないのは事実。

鈴木大拙「日本の霊性」。禅の本っぽい。実家に帰る時に衝動買いしたもので、 何故買ったのかはわからない。 でも、読み始めたらそれなりに新鮮だ。 そこら中「じいさん、あんた、ひょっとして好き放題言ってるだけじゃねえの?」 というツッコミを入れたくなる感じだが、それが面白いのである。 万葉集の歌を紹介しては「浅い」「原始的だ」などと感想をつけて、 「鎌倉時代までは日本にまっとうな宗教はなかった」と断定しているあたりとか。 禅って何なんだ?ということには微妙に興味もあるので、 最後まで読んでみることにする。

今日の合唱は疲れた。いや、始まる前にはすでに疲れていたのだろう。 ハイになっててわからなかったのが今ごろ押し寄せた感じか。

本、早く出るといいなあ。

明日も7時起きで埼玉に行って合唱。 夜は王子でもう一回練習。 23はサボるので、 どうしようもない場合以外は行かないと申し分けなさすぎる。 しかし、6時間の睡眠では疲れは取れんよなあ。

朝練の後一回帰ってきて買い物その他。 指令に従って、クエン酸、炭酸水素ナトリウム、エタノールを買ってきた。 あと拳法その他のためにジャージ。なお、wikipediaでジャージを調べたところ、 画像で吹いた。

夜の合同練習から帰ってきた。すでに相当眠いが、 ここ数日ピアノを弾いてない。チェルニーまでだけでもやる。 30のレッスンでまともに見せられるのがチェルニーだけになるかもしれんが、 仕方ない。これだけいろいろ起こっている時に 本来優先順位が低いピアノをそんなに真面目にやっている方がおかしいのだ。

塩野七生「ルネサンスとは何であったのか」。 いつも通り面白い。人間を通して歴史を見る視点は好みだ。 世の中が欲望で動いていることを認めるところから出発しないと 何も見えてこないのだなと思う。

日本の霊性、やっぱおもろい。平安時代にまっとうな宗教はなかった、 と言い切りやがった。平安文学を泣いてばかりの話と切り捨て、 こんなもんが日本文化の代表に据えられるのは嫌だとまで言う。 このじいさん、雄度が高すぎる。しかし、言われてみればそんな気も しなくもない。 歌が下手でモテない、なんていう類の苦悩をえんえん描いているものに 深みを見出すのは難しかろう。 勉強ができなくて苦しんでいる受験生の苦しみは なるほど本人にとっては大変なことだが、 戦争でえらいことになっている国の子供と比べれば屁でもあるまい。 「不幸の度合は主観的なものだから比べるべきではない」 という考えは説得力もあるし実践的でもあるのだが、 視点が個人でなく社会にある時にはやっぱり無茶だ。

電車に乗る時間のヒマつぶしに駅で本を買うのは贅沢である、 ということをここ数年完全に忘れてしまっていた。 もちろんそれでは不便に過ぎるので「本は買っていい」ということにしてはいるが、 それには前提条件があったのだ。 基本的には無駄遣いはしない、という前提があっての話なのである。 というわけで、行動を見直そう。最悪の無駄遣いは一人での外食なので、 まずはこれをどうにかする。

2008年8月15日

実家帰ってきた。

大田区花火大会。ベートーベンやドヴォルザークに合わせて花火。アホだ。 たまらん。どんだけ金をぶっこんだんだあれ。平和だな、と思う。

2008年8月13日

校正2周目対応終わり。5時じゃねえか。出発8:30なんだけど。 荷造りは済んだ。

コーヒーの作用で眠れん。仕方ないのでピアノ弾いてた。そして6時。 一時間半寝ると丁度いいなあ。がんばって寝る。

2008年8月12日

KMP。理屈がだいたいわかっているつもりなのに、コードにできない。 何故かと考えて、飛躍が二段階あったからだということに気づいた。 馬鹿正直な文字列検索を二重ループで書いているのだが、 ここから出発してはダメだ。 ループを一重にして、中でループカウンタを操作するような書き方から 出発するとしっくり来る。 元々「ポインタが逆戻りする」ような書き方をしていないと、KMPで 「ポインタが逆戻りしない」ということがピンと来ないのである。 forループの中でiをいじるようなコードはバグの元なので 極力書かないことにしているのだが、それが裏目に出た。

みんなKMPとかBMとか理解できてるんだろうか。 webで探すとたくさん解説記事が出てくるが、どれを読んでも いまいちしっくり来ない。私の頭が足りてないだけなんだろうけど。

LZ77、何か劇的に高速化できる気はするんだよな。 パターン側はKMPなりで前処理してO(NM)からO(N+M)に落とせる。 しかし、探す集合側も1文字づつズレていくわけで、 前の情報がかなり使い回せるはずなのだ。 オーダーがもう1次下がりそうな気がする。しかし、 私の粗雑な脳ではそれを形にできん。まあいい。サンプルコードをそんなに 高度にしても仕方ない。KMPをぶっこむところまでで満足しよう。

漫画とラノベを1.5箱分実家へ送った。よし、だいぶ減ったぞ。 あとはハードカバーのデカい本をどうするかだな。まあ、売るしかないか。

いつでも住居を移れるようにごっそり物を減らそう。 押入の中身を出して捨てまくることにする。 出来の悪い座椅子とか、永遠に使いそうにないテーブルと椅子とか、 XBOXの箱とかvaioの箱とか、その手のものをごっそり捨てる。

今日の実験。にぼしと昆布を煮て、スパゲッティ投入。 塩気はスパゲッティをゆでる時に入れた塩だけ。 うめえぞ?これ。 油がほとんどないので冷製にしてもおいしそう。 少し塩気を抑えないといけないだろうが。 しかし、やはり料理にはなってない印象。ベースはこれでいいんだろうが、 香りや食感、色合いのことも考えないと人には出せない。 ねぎは安易だし、胡椒も何か違う。柑橘系の香りはちょっとならいいかもしれない。 冷製にするなら大葉も良さそうだ。 あるいは梅かもしれんなあ。基本的に梅はダメなのだが。

こう考えるとチーズは効率悪いなあ。値段にしても、 削る手間にしても、油の問題にしても、鍋を洗う面倒にしても。 輸入したものを食うことの非効率さをもう少し重視すべきか。 しかし、トマトと合わせられるダシグッズはチーズくらいだという点は 無視できない。

ルルーシュ18。新型爆弾。どうすごいのかさっぱりわからん。 東京ごと消えるくらいじゃないと戦略兵器にはならんだろ。 でもまあ、ルルーシュに整合性なんて求めてない。

毎日、またか。そういや、実家毎日だったな。 祭に便乗してやめるように言ってくるとしよう。 しかし、田舎においてはどの新聞を取るべきかが品質以外の社会的要因で決まっている 可能性もあり、その場合は無理。 新聞がいかに特殊な商品かというのがこういう時にわかるわけだが、 長期的に見ればいつまでもこんなではあるまい。

夜に校正が来るっぽいので、昼のうちにピアノを片づけた。 チェルニー、行けるな。29以外は8割速度で行ける。29だけは7割が限界。 4分160での16分は片手でも無理。脳のクロックを大幅に上げないとできないので、 そこは指地獄の速度を高めつつ対処しよう。 28はピアノ次第で難易度が変わるが、こいつなら8割は可能。 おもちゃみたいな奴ならもっと簡単だろうが。

秋葉原のヨドバシでPCを買う際、店の人が「ご案内しましょうか?」 と近づいてきた。まあそれだけなら普通なのだが、 その声があまりに普通じゃなかった。 金朋の声を3割くらい人間に近づけた感じで、 つまりムチャクチャアニメ声だった。 なお、説明はまっとうで助かった。

普通に使えるノートPCって、高いんだな。 今回実家用に買った奴はEdenPCを置き換えるだけのものだから、 5万のAtom物で済んだ。モニタは別にあるし。 しかし、本体のモニタをそのまま日常的に使うならば、 12インチくらいのサイズは必要になる。ところが調べてみると12インチは 仕事人向けの高級品しかない。 13インチになると若干値が下がるが、それでも15万。 そして15インチになると7万からある。 どうやらノートPCの主戦場は15インチのようだ。3kg超えのものはあまりなく、 重いと言ってもそれほど無茶な重さではない。 「デカさ」と「値段」を天秤にかけて13インチか15インチを選ぶことになる。 まあ、冬モデルが出るまで待とう。場合によっては メインマシンを置換して、余ったvaioSをそっちに回す。 それに、現在の使用状況をこの目で見ておく必要もあるし。

ストライクウィッチーズの質が良すぎて吹くわ。もうパンツはいいと 思ってたが、そこを見ないことにすればえらく普通に見られる。 ふとした瞬間に正気に返ると辛いが。

バッハの練習には押している間減衰しない音色にすると良い。 正しく楽譜通りに弾いているかをチェックできる。 だが、こいつが持っている音色はどれもクセがありすぎて使いにくいのが困る。 鍵盤を叩く強さで音の大きさと音色の変化があるような音色が理想的なのだが、 そんなものはない。 ぶっちゃけ、7倍音までの正弦波を、 強く叩くほど振幅と高周波成分の比率が上がるように合成しただけの音色、 みたいなのがあればいいのだが。

校正が来た。現在23:30だが、これから出勤する。 朝までに片づけて実家へ帰る感じで。 このために昼寝ておいたのだ。

2008年8月11日

バスとか宿とか予約してた。まともにやったの初めてかもしれん。 大抵いきあたりばったりだったし、京都に行くのに宿に泊まるなんて 絶対的にありえなかったからな。

今日の実験。しいたけ、こんぶ、かつおぶしを煮て、適当に醤油をいれたものを かけたスパゲッティ。普通にそばだな、これ。 明日は煮干しも入れてみるか。

会社で食っているミューズリ。問題は牛乳で、 200mlで88円は高すぎる。かといって会社の冷蔵庫は安定して使えるわけではなく、 今まで利便性を重視して毎回買っていたのである。 そこで、家にリットルの紙パックを置いて、使う分だけ ペットボトルに詰めて会社に持っていくという方法を考えた。

米を炊いておにぎりを持っていけば解決する問題なのだよな。 毎日ミューズリ食ってて飽きないんだから、米でも飽きないだろう。 ミューズリは本来次善の策に過ぎなかったはずなのだから。 つうか、金をケチろうと言うなら、米を炊くくらいのことはすべきだ。 飽きたらトマトとチーズをかけて食ってもいいんだし。

チェルニー5曲8割速度。28は機械的に無理。 29は脳の分解能的に無理。26,27,30は行けそう。 速度を上げる練習はそこそこにして、7割速度での完成度を上げよう。

2008年8月10日

まるでねむれん。こういう時は多少のダメージを負ってでも 酒で強制的に眠らせるべきだが、あいにく 家計圧縮計画を実行中なので尽きたままになっている。

三次元のはじまり。詳しくは書かないが、察しろ。

13から実家。今回はちと新しい。

Acerのatomノートを予約してきた。来たら取りに行って、 実家にセッティングしてくる。今回の帰省には間に合わないが。 外付けDVDドライブがいるなあ。

MOONLIGHT MILE、4巻まで。宇宙は本当にワクワクする。でも、 ワクワクよりも怖さの方が大きくなってしまった。もう年だと思う。 で、これアニメになってたんだ。知らなかった。

文字列検索にハッシュを使う方法を知った。 そうか。1文字ずらす度にハッシュ値を更新する高速な方法があれば 計算量はO(N)になるのか。 しかし、今は「最大何文字マッチするか」を知りたいわけで、 1からM文字までのハッシュ値を馬鹿正直に計算していたらO(MN)になってしまう。 「何文字までマッチした」という情報が自然に得られる素直なアルゴリズムの方が この場合は速い気がする。 でもまあ、もう少しセジウィックを読みこんでから考えよう。 明日の校正待ちの時間はそれだな。 とりあえず、KMPを馬鹿正直にやるだけでもO(NM)になる 最悪ケースだけは避けられるので、それで良しとしてもいい。 真っ白画像で吐くほど遅くなるのさえ直れば、まあそれでいいだろう。

みやげでもらった青森リンゴジュースがうますぎる。 りんごを絞ったらこういう味になるはずなわけで、 そのへんのがあんなに違う味がすることがおかしいのだ。 でもまあ、しゃーないわな。濃縮還元+香料、というのはコストを抑えるための 偉大な工夫なのだ。凍結濃縮還元+香料なし、という一歩進んだ製品もあって 結構マシになるのだが、しかしこのストレートには及ぶべくもない。 ポンジュースのストレートもうまさは段違いだからな。

投資信託、ダメだなあ。 悪い時には全部悪くなるのであんまりリスク分散になってない気もする。 でも良く見てみれば債券はプラスで、なんぼかダメージを軽減してはいる。

待ち合わせの待ち時間、アキバのヨドバシでピアノを弾いていた。 HP205かL51だなあ。今買うなら。買わないけど。 FP7は思ったよりへなちょこだった。DP990も中途半端すぎる。 次に欲しくなった時にFP7の鍵盤をHP205に換えたような製品が出ていることを期待。 なお、L51は微妙。玄人が結構誉めているので、たぶんあれがリアルなんだろう。 しかしヌルヌルして微妙に気持ち悪いし、表面がプラスチック 丸出しなのはHP205に比べて劣って見える。

2008年8月9日

宴会の日。会社の宴会から夜中までつながった何か。 普段あんまり話さない人と話せた。

要するにおもろいゲームを作れば全てが解決する。 ただし、ここで解決する全ては私にとっての全てであって、 それ以外の人にとっての全てではないかもしれない。 でもそれでいいんだと思う。

本に入れるライブラリの質は結構いろんなものを左右する。 待ち時間がまだあるようならもう少し拡充しよう。 バイナリファイル関連のライブラリを整備したい。 シェーダだなんだと言う前に、ここが一番作業工程に影響を与える。 そして、ここをやらないと重要なことが理解できないままになる。

LZ77の高速化は手がみつかった気がする。実際やってみないとわからないが。

2008年8月8日

26まで。校正は最後まで来ているので、明日午前に対応を片づけて、 図を整理し、テキストを渡す準備をする。いよいよ終わりが見えてきた。

LZ77。辞書1026バイト、最大一致長34バイト。結構減る。 しかし、一致を見つける処理が馬鹿正直な総当たりで、 全部同じバイトで埋まっているようなファイル(白い画像とか)に出会うと ファイルサイズ×辞書サイズ×最大一致長、という最悪計算量が現実の物となる。 まあ一行とんちを入れることでマシにはなるが、所詮とんち。 思いつけば直そう。

チェルニーの日。5曲全部7割速度まで持ってこうとして、 気がついたら1時間経っていたのでそれで終わり。 でもまあ、行けるな。時間は十分にある。

28番の重音連打をやっていると激しく鍵盤に不満を感じる。

2008年8月6日

25まで。あと2章で一周目の校正が終わる。二周目はきっと早いだろう。 早いに違いない。

LZ77をちょっとだけ改良してみた。圧縮率が上がった。 明日はもうちょっとだけ改良してみよう。しかしそれで終わりだ。

2008年8月5日

自腹で有給取ってCEDECってなんか釈然とせんなあ。 去年しゃべる側だったから特権意識が染みついてるだけかもしれんけど。

考えたらGDCもSIGGRAPHも無縁なんだよな。 なんかで有名になって誰かが金払ってくれるくらいの人物になりたいもんだ。 CEDECならともかく、この二つで自腹は不可能なのである。 まあ、今はがんばって本を書こう。

英会話を始めた理由の半分が消えてなくなってるんだよな。 別の使い道をひねり出さなくては。いっそ向こうに就職するくらいの 無茶をすべきなのかもしれんとは思うが、 分業万歳体質の国に行って私が何かをできるとも思えない。

アメリカではゲームプログラミングの本はくさるほど出ているはずだ。 そのへん詳しい人に話を聞きたいな。なんかいいのがあれば 取り寄せて読みたいし。私がやってるようなことはとっくにやられてるような 気がしてならない。

VaioZのスペックが異常に思えるのだが、これ何か無理してるんじゃなかろうか。

rangeCoder、頻度表で1KB持って行かれるのは微妙にきつい。 小さいファイルで増えないようにするには頻度表なしのやり方がいいわけで、 となると適応型にせねばならない。 さて、適応型ってきっとややこしいんだろうなと思って無視していたわけだが、 考えたらそうでもない気がしてきた。 単純にファイルを複数の領域に分割して、 「今やってる領域は前の領域の頻度表で圧縮」というだけでやれる。 もうちょっと賢くしたかったら、「最近の10領域分の頻度表でやる」 というように数を増やせば、丁度スライド窓みたいな感じになる。 で、究極的には、領域サイズが1バイトになって、めでたく適応型になる。 何か飛躍があった気がするが、まあやってみたらわかるだろう。 でも間違いなく遅くなるからやらない。 CDROM丸ごと圧縮、とかしないでファイル単位で圧縮してる限り、 適応型のうまみはあまりない気がする。 テクスチャを複数枚くっつけてしまったりすると効くかもしれないが、 それはそもそもくっつける前に圧縮しとけってことだ。

RangeCoder入れようとか思ってたが、校正対応。 さあ、一気に片づけるぞ。今日は22までだった。 あと、RangeCoderの頻度表は16bit精度に落とせば半分になることに気づいた。 それでどれくらい圧縮率が落ちるか調べてみる。

今日はいくつかのサンプルをアーカイバを使うように直していたのだが、 適当に作ったLZ77でも結構減ることに気づいた。 テキストは30%とか50%まで減っているし、テクスチャもベタ塗りものものは40%、 色数が多いものでも90%くらいにはなる。偉大だなLZ77。 LHAと2割くらいしか成績が違わない。 ということは、RangeCoderをかましてもせいぜい2割くらいしか減らないだろうという ことになる。デコード負荷を考えると馬鹿馬鹿しい。 もしかして、ゲーム用の可逆圧縮ってLZ77だけでいいんじゃなかろうか。

無駄に手間かけて「遅くて使えない」なんてことになったら困るし、 このままでいいか。その代わり一致長と一致位置のビット配分を いじって性能を改善するとしよう。後段に符号化があるなら バイト境界をまたぐ処理は前段に入れたくないわけだが、 後段がないなら気にする必要もない。

チェルニー、残った5曲を5割速度まで持っていった。 なんかこいつら8割に到達する気がしない。素直で覚えやすい代わりに 指定速度が鬼だ。しかしまあ、時間はずいぶんあるのだし、行けるだろう。 それよりシンフォニアをドルルルッと弾けるようにせねば。

魔法遣いに大切なこと。3話を見て、もういいかと思った。 クサイ話を楽しむには心の余裕が足りない。北海道弁だけで見るのは無理だ。

ゼロの使い魔のアニメが不思議なほどつまらない。 何がつまらないんだろう。 原作そんなに嫌いじゃないし、 別にアニメが原作と違うことをしてるわけでもない。 まあ単純に、アニメはどうでもいい部分をスルーしにくいのが辛いんだろう。

ルルーシュもマクロスもやりたい放題かつ高品質でおもしろい。 なのに二つとも正直あんまり好きではない。 自分でも理由がよくわからない。特にマクロスは肌に合わん。 実はアリソンを見ている時間が一番幸せな気がする。 でも、人と話す話題としてはやはり圧倒的にルルーシュやマクロスが優れている。 人と話すネタのために見ているというのは間違いなくあるな。

きしめん。結構いいな。

2008年8月4日

ストライクウィッチーズ3。あまりにもパンツすぎて、もうどう言っていいかわからん。 パンツではない何かと説明されているが、 「同じに見えるものは同じであるとして良い」と考えれば、 あれはパンツである。 さて、カメラを下に置かなくてもパンツを映すには、人間の側を傾ければ良い。 だが、そのための空戦、という発想は頭がおかしい。 そして、この作品はそれだけには留まらない。 パンツが見えるためにはそれを隠すものを履いていなければ良い、 という発想は、果たしてまっとうな人間が到達できるものだろうか。

ネタで終わらせないレベルに質が高いことが、 かえってネタとしての本気度を感じさせるな。これ。 いや、だとしても見てて辛いわけだが。

銀盤カレイドスコープってアニメあったんだ。知らなかった。 で、5巻まで読んだ。びっくりするほど面白いわけではなく、 すでに4巻でたいがいのことはやりつくしているのだが、 それでも面白いのは題材の新鮮さと、キャラクター描写のうまさゆえだろう。 これだけアクの強い主人公はなかなかいない。

RoomNo1301、5巻まで。なんつうか救いようがなくただれてるな。 いろいろ感慨深くはあるが。

マクドってどんな味だったっけ。のじりんの日記を見てふと思った。 そして、今猛烈に後悔している。 なるほどモスバーガーはまともだったのか。 つうか、微妙に腹痛いんだが、どういうことだ。

私はポニョ楽しかったけどな。話がアレなことも含めて。 でもまあ確かに、 一人で見てたらこれほどいい印象を持てたかはわからん。

半魚人はないよなあ。言葉選べよ。

一部では、半魚人をガウォーク、人間形態をバトロイドと呼ぶらしい。

紫外線吸収剤をブチこんだ洗剤が売られている。今度買ってくるか。

紫外線吸収剤が皮膚に悪いと言われるのは何故か、 ちょっと調べたがあんまりみつからない。 紫外線を吸収して熱に変換する代物らしいが、それだけか? 紫外線で励起した弾みに酸素を食らってアレな物質に化けそうな気がしていたのだが。 また、紫外線を食らって分子が非可逆な変化をするのか、 熱を吐いて元に戻るのかでも話が違う。 非可逆なのであれば汗やらで落ちなくても効果が落ちていくことになるからだ。 こういう時に役に経つのが有機化学だが、かなり忘れてしまった。 化学式と、あわよくば立体構造。それだけわかればどういう性質を持つかが 予想できるはずなのだが、もうダメだ。

CEDECどうしよう。行くなら自腹なんだよな。しかも有給を使わねばならん。 宴会だけ行けばいいかなんて思ったりもしてるが、 そうやって閉じこもってるとますますダメになりそうな気がする。行くか。

休日出勤や深夜残業は前もって届け出ねばならないことになっているが、 今までさっぱり守ったことがなかった。気が向いた時に 行っていたからだ。しかしさすがに怒られた。

机と椅子買った方がいいんだろうな。 家でプログラミングする気にまるでならない今の状況はあんまりよろしくない。

レンジコーダ書いた。なるほどハフマンよりは減る。 しかしやっぱり前処理は必要だ。 とりあえず本付属のアーカイバの圧縮形式を LZ77+RangeCoderにしとくか。今のところLZ77オンリーなので そんなに減らないが、RangeCoderを後段にかませばそれなりには減るだろう。 だが問題は処理速度。秒間50MB以上の展開速度が出ないと 圧縮せずにディスクから読んだ方が速いことになって意味がない。 今日書いた何も考えてないバージョンは秒間2MBくらいしか出なかったからな。 10倍までは簡単に速くできるが、そこから上が問題だ。

にしても。レンジコーダって展開の方が遅いのな。それも3倍とか遅い。 この性質は困るよなあ。ハフマンで十分なのかもしれんなあとも思う。

チェルニー30の後ろ3曲はたぶん簡単だ。 右左をつなげる訓練はバッハでさんざんやっている。 音階の類はハノンでさんざんやっている。 重音スタッカートもプレディとハノンでさんざんやった。 というわけで、チェルニーは残り5曲を並行で全部やることにする。 あと、バッハが自分でよっぱらえる状態になるまでは悲愴は止めとく。 時間が足りん。最優先はチェルニー30を片づけること。うまく行けば 9月第二週で終わる。1年半でチェルニー40突入できれば上々だ。

もちろん、先生が甘いから進度が早く見えるだけ、という可能性はなくもない。 でも、「練習時には8割速度でミスなく弾ける」というレベルまでは 持っていっているので、たぶん真面目にやってる方だと思う。

2008年8月3日

チェルニー30-25終わり。次のレッスンまで一月近くあるので、 チェルニーを最低3曲は仕上げておく。 あと、シンフォニア2は仕上げ指令が出るレベルまで持っていく。 悲愴は後回しだが、回数弾いてれば勝手に弾けるようになるだろう。

シンフォニア2って、相当難しい気がする。

弾けるところと弾けないところで速度が変わるような練習はダメか。 先生はダメだと言う。しかし、「練習時間が限られている」という前提を 一番前にもってくると話は違ってくる気がしてならない。 そして、シャンドール先生も「速度にムラがある練習は効率的だ」 と言っていらっしゃる。なので、一定の速度まで上げられるようになるまでは 速度にムラがある練習をすることにする。 そのままレッスンに行くとバレて怒られるが、 なに、レッスンまでにその目標速度に達してしまえば速度は一定化するのだから 問題ない。

21章まで。21章の途中で豪快に欠けていることが発覚して、 バックアップから探して修復。ありがとうSVN。 しかしなんかまだおかしい気がするので、今日の晩にでももう一回見直さないと。 あと6章。

今日はいろいろ。朝ちょっとだけ仕事したり。

2008年8月2日

どんな本もそれだけでは足りないもので、同じことについて書いてある本が 最低二冊は必要になる。どっちかが明らかに優れているとしても、 劣っている方の記述は何かしらヒントになる。 だから私はたいてい中身もロクに読まずに似たような本を数冊買ってくるのだ。 無駄になることも多いが、選ぶ時間の方が惜しい。

が、それはそれとして、自分が書く側に回る以上は 可能な限り一冊でどうにかすることを目指したい。 初心者用であるならばなおさらそうだ。 本を探してくるスキル、複数の本を比較しながら読むスキル、 そして金に糸目をつけずに本を買う気合。 どれも初心者には荷が重いからである。

ベートーベンは面白みはあまりないが、良く出来ている。 これでもう少ししつこくなければと思うが。 どうも発表会などでは適当にはしょって演奏されることも多いらしい。 何にせよ、この曲は相当速度を出さんと雰囲気が出ないし、 かったるくもある。

一定以上の大きさの個体はあおむけに力尽き、それ以下の個体はうつぶせに力尽きる。 理由はわからないが、現状例外はない。 それにしても、統計を取りたくなるくらいの数のなきがらが見つかるのは 相当に嫌な気分である。元気に動き回っているのを見るのとどちらが良いかと 問われると答えに困るが、しかし無用な殺生はしたくない。 すでに設置してしまったものを撤去するつもりはないけれども、 基本的には住みにくくする方向でやっていこうと思う。

2008年8月1日

金を溜める動機が出てきたなあと思う。とりあえず、ケチろう。 無駄な出費の最たるものは食費なわけで、やっぱり米だよなあ。 パスタの備蓄を食いつくしたら米炊こう。

MMF類は毎月利子が入ってくるのが目に見える。 しかし普通の投資信託は変動が激しいので、どれくらいなのかさっぱりわからない。

ハフマン書いた。16MBの展開に5秒とかかかるくらい遅い。 まあこれは半ばわざとで、できるだけ原始的なコードを書いているせいだ。 ちょろっといじるだけで100倍は速くなるのはわかっている。 しかし所詮教材なのでこれでいい。

レンジコーダやってみた。まだちゃんとは動いてないが、 だいたいこんな感じかというのはわかった。 ハフマンよりコード短いのが素敵だ。 しかも、ハフマンより速くなりそうな気もする。 なるほど最強の選択肢かもしれないな。 にしても、なんで動かないんだろう。たぶん繰り上がりの処理がおかしいんだろうが。

レンジコーダの欠点は、理屈が到底直感的とは言い難いこと。 これで圧縮できる理屈を人に説明するにはかなり段階を踏まないといけない。 もし今回の本が売れればそういうことをやる日も来るかもしれないが。

ブロックソート。理屈はおおむね理解した。しかしあまりにも直感的でないので、 やらない。LZ77を駆逐しかねないくらい出来がいいアルゴリズムだとも聞くが、 そこまではいらんだろう。 単純な性能そのものだけでなく、理解しやすさや、コードの書きやすさも重要だ。


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