だだもれ

2005年11月30日

メモリリーク祭。漏れていることが終了時にわかるので 相当楽になってはいるのだが、あまりにmallocの回数が多すぎるので 結局昔以上にしんどくなってしまっている。 malloc回数が万以上のオーダーというのは何か間違っていないか。 それにファイルのロード中にreallocが呼ばれるような状態は何かが間違っていると 思うのだが。そもそも私はreallocなんて使ったことないぞ。 まあ今更言っても仕方ない。ちくちく一つづつリークを消していこう。

この期に及んでまだ見栄えに関する要求が来る。 少しでも良いものを作りたいという心意気は買うが、 それに時間が割かれてバグが取り切れないという事態は絶対に避けねばならない。 ゲーセン向けって奴は概してそのへんがルーズだという話は聞くが、 どうやら本当らしい。 私は家庭用の経験しかないので、この適当な雰囲気にはかなり不安になる。

ダンベルを5kgに増強。30回まわすのがせいぜいだが、 これくらい重いと何をどうやっても腕力では回らないので手抜きができない。 今年一杯はこの重さで。目標100回。

「寄生虫の卵 感染、ラッキーかも」 ラッキーとまで言う毎日新聞。加熱して食う分には確かに問題ないが、 加熱して死滅させるなら感染はしないわけで、ラッキーでもなんでもない。 この記事の意図がわからん。「おまえら気にしすぎだ」と言いたいのならば 普通にそう言えばいい。なんでこんなユーモアを装った表現をせねばならんのか。 これが国内の製品だったらこんな記事は書かれるのだろうか。 叩くだけ叩かれて終わりになる気がするんだが。

2005年11月29日

ロム出し寸前によくもまあこれだけ改善要求が来るものだ。

免疫って多細胞生物にもちゃんと働くんだろか。 タンパク質でマーキングした後攻撃細胞を襲いかからせて粉砕、 という機構から言って相手は選ばないはずだが、 しかし相手が「虫」クラスに巨大になるとこんな細胞レベルの防御機構では 歯が立たないのではなかろうか。 そう思って調べたところ、それなりに効くらしい。すげえな免疫。 ただし、寄生虫共には免疫系の攻撃を無効化する機能が ついているので、確実に殺せるというわけでもない。 そして皮肉なことに、現代人のアレルギー症は寄生虫がいないからこそ これほど問題になっているのだそうだ。 花粉などのアレルゲンは寄生虫と同様に免疫系を活性化させるわけ だが、寄生虫の場合それを無効化する物質を放出するために 免疫反応が抑えられてしまう。 しかし寄生虫がいないとこれが起こらず、花粉等のアレルゲンが存在する限り 免疫応答が止まらなくなってアレルギー症になるというのだ。 どうも人間の体は一定数の寄生虫が体内に住んでいる状態を想定して 調整されているらしいのである。 無害もしくは害が軽微な寄生虫をわざと体内に入れてアレルギー症を 軽減する治療すら行われているらしい。行きすぎた潔癖は良くないという話だ。

しかしそれはそれとして、アレルギー症と寄生虫症のどっちがいいか? と聞かれると返答に困る。寄生虫症の中には命に関わるものも多いからだ。 こういった資料を見て「花粉症よリマシ」とは言えないだろう。 もちろんこういうのは極端にヤバい部類の寄生虫症であり、 幸い日本にはこの手の奴はあまりいないので敏感すぎるのも考えものだ。 何事もバランスというわけだ。 ついでなので、 にもリンクしておく。 これも下半分は結構怖い話なのだが。

カペタおもろいなあ。アニメじゃなくて原作。

アクセス解析でわかったこと。検索経由の人はほとんど数学用語で来る。 正定値、逆行列、オイラー積分、連立方程式、などなど。ごめん。

2005年11月28日

主要な問題はほぼ片づいた。これであとはデバグだけのはず。 だが、今日ディレクターが来なかったので実装したカメラ がこれでいいかはわからない。

土曜の夕方から月曜日になる瞬間まで会社にいたわけだが、 実のところほとんど働いてない。小説とアニメと漫画を消費しながら 待ってるだけ。

なのは7、8、9。辛い展開になってきた。でもあのマスク野郎も やっぱりそれなりにいろいろあってああいう行動に走ったという説明が なされるのだろうな。単なる悪役は滅多に出てこないのである。 都築先生は単なる悪役を描くとものすごくショボくなるので 出来ればやらないで欲しいと思う。

ローゼンメイデン5、6。5は楽しかった。前も5話はえらいテンションだったが、 今回の5話はそれに匹敵する。原作があんなアレンジをされるとは、 アニメ職人とは本当にすごい。それにしても声優さん達ノリノリだなあ。 翠星石と雛苺の中の人は本気で尊敬する。 6は水銀燈復活。病気の人の首とか手首の細さに気づいてちょっといたたまれない気分。

ガンパレ7。これ13話じゃないよなあまさか。内容なさすぎるだろ。 それにしても、最初のガンパレで描かれたようなシビアな軍隊像は まったく描かれてないのなこれ。外見はともかくとして、 中身は全然違うものであるように感じる。 今回は一人も死なないのかもしれない。 このヌルい雰囲気の中で人が死ぬのは違和感があるし、 また仮に殺したとしても「何をいまさら」という感じは拭えないだろう。 「がんばったんだからいいじゃないか」という台詞が あれほど肯定的に描かれているこの作品は、きっとガンパレではないのだ。 皇国の守護者を読んだ直後だけに余計に感じる。

嬢王4まで。なんかよくわかんないけど借りた。 水商売の話で正直抵抗はあるが、ノリはジャンプだから読める。 しかし怖くて行けんなこんなの。あくまで壁の向こうの世界だ。

シグルイ5。話は進んでるのか進んでないのかよくわからないが、 おいしいシーンはたくさんある。虎眼先生の笑みとか。 今回は虎眼先生が始終曖昧じゃない状態でちょっと新鮮。 それにしてもあの木刀欲しいなあ。

素振り用の木刀買うか!と思って調べたら、1.2kgの奴が5000円ちょい。 急に金が惜しくなった。 ダンベル棒でもいいんだが、やはりこいつは持ちにくいという欠点がある。 持って回すくらいならともかく振るのは無茶だ。 似たような質量分布で持ちやすい棒なら何でもいいわけで、 ホームセンターで買ってきて済むものならそれでいいのだが、 加工の手間を考えると買った方が安いのかもしれない。

東野圭吾「変身」。どっかのサイトでベタ誉めだったので読んだが、 いまいちピンと来ない。 移植された脳の欠片に人格が侵食される、という設定には 別に新鮮さは感じないし、 ドナーの記憶が流れ込んできたり、 ドナーの家族に妙な親近感が湧いたりと言った現象が 半ばお約束のように扱われるのには抵抗がある。 「この手の話では定番の設定だからわかるよね?」という匂いがして嫌だ。 これではエンジェルハートと同レベルではないか。 そもそもネタは読み始めて数分で読めてしまった。 一方人物描写は悪くはないが、それほど刺さりもしない。 登場人物の人柄が整理されすぎていて、人間の適当さ加減というか ややこしさというか、そういうものがさっぱり感じられないからだ。 医者はあまりにも医者だし、ヒロインはあまりにもヒロインである。 これではギャルゲーと変わらん。 こんなに設計通り綺麗に書けていては面白味がないじゃないか。 映画化されるくらいだから人気なんだろうが、私には良くわからん。 思えば京極のもそうだった。舞台設定とキャラの属性は確かに魅力的だが、 仕掛けはなんとも言えない脱力感があるものだったし、 延々と続く語りもそう深みがあるものとは思えなかった。 ひょっとして、売れているからといって良く出来ているとは限らないのか。 普段ギャルゲーとかラノベとかばっかりなので 「そのへんにゴロゴロしてる普通の小説はもっとおもろいのかもしれんがなあ」 とか思ってるわけだが、存外そうでもなかったりするのかもしれん。 特に私はネットの力によってラノベにせよギャルゲーにせよ 当たりばかりを選んでいるので余計にだ。

エンジェルハート9巻まで。ダッセエなあ、と思いつつも流石に熟練の漫画職人の 仕事であり、読める。アニメは痛々しすぎるが、漫画なら許容範囲だ。 しかしやはりダサイ。例えばコマ間の作者ツッコミ。懐しいよなあ。 もう見てらんないくらい懐しい。なお、5巻あたりで導入部が完全に終わって 長期連載モードに推移したので、この先は読まなくてもいい気がする。

おねがいマイメロディ1。さすがにいいや。微妙に何かがズレていて いい感じにも思えるが、とは言えそれだけで見る気にもならない。 そういや私もヴァイオリンを弾けたのだったな、と思って少し悲しくなった。 なお、なんたら先輩のヴァイオリンはあんまりうまくない。 もっとマシなのゴロゴロいると思うんだが。 音大というのがのだめに描かれているような世界なのであれば、 あそこにいる人は皆相当なスキルを持っているのだろう。 しかし一方で、プロでもどうかと思うような演奏があることを考えると あまり幻想を持つのも危険なのもしれない。 前実家帰った時に聞いたバッハなんたらはひどかったからな。 飛行機で時々たわむ翼を眺めているような不安な気分。

ノエイン7まで。デザインセンスがたまらん。話はぶっちゃけ良くわからんが、 つまらなくはない。キャラデザが不安定なのが気にはなるが。

シャナ7、8。面白くはないなあ。つまらなくもないが。 ケバいキャラが改心すると化粧が落ちる、 というのはやはり記号の一種と見るべきか。 シャナは早くもパーフェクトツンデレになってしまった。 あとアラストールの声はしびれる。こんな声欲しい。 そして次回はどうでもいい話らしい。

Z7、8。相変わらず安定した品質。感動こそしないが、決して退屈はしない。 こんな悪ふざけのような設定なのに先が気になるのが不思議だ。

私って、もしかしてヒマなんじゃないかな。 今日も用事があれば呼び出されるのだからさっさと帰ってきても良かったのである。 私が忙しい人だと思っていた人が「ダマされた!」と怒ってるかもしれない。 できるだけ忙しいとは言わないことにしよう。 一応これまでもそうしてきたつもりだが、やっぱりまだ足りない。 つい「オレは忙しいんじゃー」と言ってしまいそうになる。 私が忙しいかどうかは私が決めることではないのだから、 判断材料として事実だけを提供すればそれでいい。 とは言え、たぶん客観的に見れば平均よりは忙しいんだとは思うけど。

土曜の夕方に新宿でバーチャファイター5のロケテストを見てきた。 すごい盛況。格が違うんだなあと思ってげんなりした。 まあ、かかってる金も格が違うわけで、うちはうちなりの商売をすればいいのだが、 でもやっぱり知名度とか盛り上がり度合とか、そういうのは気になるのである。 家庭用ではせめて絵くらいは勝ちたいものだが、 そんな余裕ないよなきっと。次世代機を一発目からちゃんと使いこなすなんて 絶対無理だ。 なにせうちらは二人とか三人とかで次世代機を研究せねばならんのだ。 たぶん時間も半年ないだろうし。

堆肥と寄生虫について調べてみた。 堆肥は糞尿そのものではなく、発酵させて作る。 この発酵の過程で高分子がそれなりに分解されて栄養として吸収しやすい ものになり、肥料としての性能が上がるわけだ。 その時かなり熱が出るので寄生虫の類はだいたい死滅してしまう。 最近の有機農法ブームでおそらく堆肥が使われていると思うのだが、 ちゃんと手間をかけて堆肥を発酵させているかは結構疑問らしい。 配合バランスとか温度管理とかにそれなりに秘訣があるらしく、 ブームに乗っていきなり有機農法を始めた人がちゃんとやれるかは 相当怪しい。間違って発酵(=好気性細菌の繁殖)でなく 腐敗(=嫌気性細菌の繁殖)になってしまえば、もう有害物質の塊に化けてしまう。 熱が足りなければ寄生虫もそのままだ。 発酵が不十分な堆肥にミミズを入れるといきなり死ぬらしいし。 キムチの寄生虫はおそらくそれだろう。 犬猫が畑に侵入して糞尿を垂れたためではないかという説もあるらしいが、 発見率の高さから言ってそれは主要因ではなさそうな気もする。

寄生虫症について調べてみた。思ったよりヤベエ。腸の中に住んでて 栄養を横取り、なんてかわいいもんじゃないぞこれ。 腸壁を貫通して腹腔内に侵入し、3から4週間で肺に移動して虫嚢を形成し産卵、 なんて書かれてるのを読むだけで体がゾクゾクする。 眼球とか脳とかにも寄生するらしい。特に本来の宿主でない生物に入ると 相当ヤバいらしく、そのへんはウィルスとかと一緒だ。 エキノコックスレベルの奴がゴロゴロしている。 ヤだなあ。犬とかの家畜の糞尿をまんま畑にまいてたりしたら相当嫌だなあ。 日本なら調べりゃわかるだろうが、外国じゃそうも行かんしなあ。

ダメだ。キムチを安心して食えるようにと調べたのに結果逆じゃん。 怖がりすぎかなあ。とりあえず野菜はよく洗うことにする。

2005年11月26日

夜は明けなかった。5時半。明日も夕方から会社。これは絶対の決定事項。 まあその前に新宿のゲーセンに軽い用事があるが。

若い者の一人が最近死にそうな顔をしている。 こんな物量と責任は初めてだろうから無理もない。 3年目に至るまでこういう目に逢わずに済んでしまっていたのは やはり不幸なことだろう。一年目であれば多少のことがあっても 「まあ新人だし」の一言で許されるので、物量は来ても責任は来ない。 それで慣れておければ後がずっと楽になる。 やはり新人はそれなりにしんどい環境にブチ込むべきなのだ。

2005年11月25日

ディレクターは私に更新されたカメラ仕様を押しつけて帰った。 これはつまり明日の朝までにやっておけという意味だなこんちくしょう。 もちろん終わらせてやったとも。 終電だからしゃあないのは理解しているが、それはそれとして なんか黒いもやもやが溜まってくる。

つうか、まだカメラの仕様変わるのかよ。 明日はコードフリーズだというのに。 そして意味不明の処理落ちがまだ原因すら掴めていないというのに。

そんな中、某氏から京都行こうぜというお誘いの電話。「無理ぽ」と返した。 行きたいとも。行きたいさ。しかし無理だ。無理だよ。ああ、くそう。 明日の夕方までに光の速さで問題が片づきでもすれば話が別だが、 あーでも今週拳法休みにするなんて宣言してないんで、やっぱ無理。

今日は明日のことを考えて2時に切り上げた。明日はきっと朝までだろうな。

あと二週間で全部終わるはずなんだ。何もかもがだ。 予定通り終われば12の後半と1月は丸々休んでやるぞ。

2005年11月23日

朝9時帰り。 そして24日には10時から社外の人を含めたミーティングが決定。 いいかげんにしろ。コードフリーズ3日前にチューニングの相談などして 何の意味があるのだ。というか、コードフリーズ三日前に どうしてこれだけ問題が噴出し、かつ仕様の変更が起こるのかまったくわからん。 いきなり20%重くなっただと?知るかとしか言いようがない。 とにかく、京都行きはやめだ。 今から出ても到着は昼過ぎで、今晩中に帰らねばならないから、 12時間といられない。 それに冷静に考えて今日も仕事に捧げねばどう考えても終わらん。

起きた。17時。京都行きてえ。今更何を。仕事するさ。

今まで私がどれだけ最適化に力を尽してきたことか。 にも関わらず、そんな努力は誰かがちょろっとバカなコードを書けば 一瞬で台無しになってしまう。 球と点の衝突判定において、点が球にめりこんでいたら球の表面まで 押し出す処理を書くとしよう。 半径r、点の位置をP、球中心をCとすると、要するに |P-C|<rなら当たっていて、それを表面に押し戻すには|P-C|=rになるように Pを修正すればいい。修正後をP'としてある数tを使うと、 P' = P+(P-C)*tとなるだろう。l=|P-C|とすれば、t=(r-l)/lになる。 擬似コードは

D = P - C
l = sqrt(dot(D,D))
if (l < r){
	P = P + ((r-l)/l)*D
}

普通に考えればこうだろう(まだ最適化の余地はある)。 しかし私が遭遇したコードはこんなのだった。

D = P - C
l2 = dot(D,D)
if (l2 < r*r){
	T = D/5000
	do{
		P = P + T
	while (dot(P-C,P-C) < r*r)
}

5000分の1づつじわじわと外に押し出していって、 はみ出たら終了する。計算量はめりこみ距離に比例して 大きくなり、lが0に向かう極限で計算量が無限大に発散する。 動きが大きくなるほど 顕著にゲーム全体が重くなるという現象が知られていたが、 そりゃそうだ。何度となく私は「コリジョン重いんだけどどうにかなんないの?」 と言ってきたので、ついうっかり書いてしまったという言い訳は立たない。 彼はこんなものを放置して「これ以上の最適化は不可能」 と言ったのである。未初期化ポインタにmemcpyするのも恐ろしかったが、 どうせすぐ死ぬので実害はなかった。今度のはプログラムとしては 正しいだけに余計に厄介である。 そして、彼がプログラミングの知識が不足しているという以上に、 もっと根本的な教養に問題があるであろうことが明らかになってきたわけだ。 これでも情報工学の修士様か。学歴への信頼が幻想にすぎないことは 知っていたが、これほどとはな。やはり大学はもっと卒業しにくいもので なければならないと思う。自分が中にいた頃とは逆の意見になるが、 しかしその方が社会の要請にかなうのではないか。

こういうのが積み重なって私をNFに行けなくしたのだ、 というのは言い過ぎだが、私がこれを含む彼のコード全域の手直しのために 先週の土日を割いたのは事実である。もしそれをしなくて済んだならば 別の事ができただろう。

ビルド待ち時間を利用して皇国の守護者9まで。 これ終わってんのかなあ。終わってもそう悪くはない感じだが。 やはり5巻より前が良かったな。緊張感が。 9感は爽快ではあるが、構成が素直でなく読みにくいのと、 新兵器パワーが出すぎなのと、やっぱりそこで佐脇か、というので 何となくいまひとつ。

2005年11月22日

4時帰り。良くないな。しかし明日と明後日を休みにするためだ。 なお、仕事密度はあんまり高くなく、 かなりの時間皇国の守護者を読んでいた。 もはや独力で成せることはほとんどなく、 指示待ちだったり、ビルド待ちだったり、情報待ちだったりするわけである。 重要なのはそこにいて、他の動きに機敏に反応することなのだ。

で、皇国の守護者7巻まで。 普通の意味で面白くなってきすぎてだんだん魅力が減ってきた気がする。 1、2巻くらいの時はまさにこういう展開を期待していたわけだが、 いざなってみるとさして盛り上がらない。不思議なものである。 たぶん、直衛がスーパーマンになりすぎているのだろう。 そして愉快な仲間達もあまりに揃いすぎている。 最初のうちは本当にどうなってしまうんだろうと思ったものだが、 最近はその緊張感がない。 とは言えやはり相当おもろい。軍事系の知識はまるでないので こういうものは新鮮だし、キャラ物としての魅力も備え始めていて楽しい。

カメラ制御は厄介だ。二度とやらん。一応企画やデザインが 仕様を作るが、ゲーム内の動的な状況に対応するため プログラマ側でかなりの「解釈」が必要になる。 まずそこの折り合いをつけるのが面倒だ。 そして、評価基準が「かっこよさ」というなんとも曖昧なものであるために、 私の感覚で先回りして実装しても無駄になることが多く、 ほとんどことごとく企画の裁可を仰がねばならない。 おかげで著しく時間を食う。 そして何より「かっこよさ」などという曖昧なものを求めるために統一的な 原則がなく、例外の集合体のようなコードになる。 こんなものを保守するのは絶対に御免だし、 将来物量が増した時のことを想像すると頭痛がする。 何かエディタのようなものを作って企画やデザインに丸投げするのが もっとも正しい態度だが、おそらく無理だ。

2005年11月20日

夕方から朝8時まで会社。あと4%。あと4%足りない。

皇国の守護者1。漫画の方が人間が描かれていて読みやすいし、心にも迫る。 相当に優れたアレンジだ。確かに同じ題材なのだが、 人物を描く上で重要な要素を適切に強調する手腕が素晴らしい。 絵も魅力的である。 しかし緻密な設定や戦略、戦術面については さすがに原作が上であり、もちろんこれも面白い。 私はそれほどウンチク好きではないが、これだけ作ってあれば さすがに大したものだと思う。 それに人間の描写もことさらに盛り上げないだけで、 きちんとある。盛り上げるのは読者がやればいい、というスタンスなのだろう。 それはそれで一つのあり方だ。 というわけで、一気に原作を読破してしまおう。

アーサー王は死んだ。グウィネヴィアも死んだ。ランスロットも死んだ。 ちょっと切ない。しかし、よく考えてみれば こいつらはかなり自業自得な死に方をしている。 あまり感動はできんなあ。

皇国の守護者2。これ、おもろいわ。地味目な話かと思っていたが、 いきなり帝国の姫に会ったりすごい勢いで昇進したり、 ドラゴンと友達になったりで相当派手である。 見様によっては銀英伝より派手かもしれない。キャラは全体に弱いが、 その分厚みがあっていい味を出しているし、 何と言っても主人公の人格が不気味なほどに魅力的なので、 それだけで十分お釣りが来る。

あー、もう少し寝てから働きに出よう。4時間しか寝てないからな。

2005年11月19日

ドライバとカーネルを除いた実行時間の 67%を特定のモジュールが占めるというとんでもない状況を 修正するのが私の任務だが、原因は知れているし やるべきこともわかっているのでおそらくそう時間はかからない。 日曜一日で足りるだろう。 順調に片づけば23とあわよくば24も休みに出来るかも知れない。 それにしても毎度のことながら尻拭いだ。 誰が汚した尻かは言うまでもない。 月曜には盛大に罵ってやろう。

皇国の守護者、というのを借りた。とりあえず漫画を二冊ほど読んでみたが、 結構いい。というか切ない。話そのものは 「明治時代にロシアが北海道に上陸してきた!ヤベエ!」みたいなのを 異世界でやってる感じ。坂の上の雲を読んで間もないので 見事なまでに重なる。というかどう考えても元ネタの一つだろう。 さて、では原作を読もうか。

なおその前にアーサー。ランスロットとアーサーの仲がダメになった。 どう考えてもアーサーが悪い。自分で犯罪者呼ばわりしておいて 度々ランスロットを惜しむあたりは勝手だし、その惜しみ方も 「王妃の代わりはいくらでもいるが、 ランスロットのような騎士は二人といない」なんて言ってしまうあたり どうよおまえ。 その「代わりはいくらでもいる王妃」を 不確かな罪で処刑しようとしたのがランスロット反逆の直接の原因だというのに。 結局大勢の人死にを出す合戦の末に ランスロットは海の向こうに追放。 停戦を呼びかけたのが教皇というのは面白かった。 でも、考えてみえば確かランスロットと グウィネヴィアは思いっきり同衾してなかったっけ。 「快楽の限りを尽して朝が来た」みたいな文章なかったっけか。 そうだよ。某騎士にさらわれた王妃を助けに行った時に 血をダラダラ流しながらやってたよこいつら。全然潔白じゃないよ。 でもまあ、物語的にはランスロットはいい人の扱いなので、 とりあえずはなかったことにしておく。 にしてもアーサーはいいところないなあ。

fateと関連づけると微妙におもろいな。 グウィネヴィアがランスロットに走るのも無理ない。

毎日1時過ぎまで仕事していても、こうして小説を読むヒマくらいはあるのだから 恵まれている。 アニメも見ているし。ノエイン結構いいな。 これで忙しいなどと言ってはバチが当たるだろう。 しかしそれはそれとして、二箇月くらいニートしたいなあ。

椅子と机を買うべきだな。やはり座椅子で長時間プログラミングは無理だ。 ジャマなのでできれば買いたくなかったがやむを得ん。 事が済んだら買いに行こう。ハンズあたりで高い奴を買ってやる。 あとはPCも新調してモニタも二台に増やせば家で仕事だってできるぞ。

ガンパレの6話はどうよと思った。それだけやってお咎めなしはありえなくないか。 まあこれの戦争観は結構適当なのでそのへんは仕方ないのかもしれんが、 前のクリスマスの話といい、どうしてこうもどうでもいいのだろう。 正直何で見ているのかわからない状態だ。 なお、私はガンパレに関しては設定はどうでもいいと思っている。 実はネトゲでそれぞれ中の人がいる、みたいな設定は面白いとは思うが、 それを有難がる気はさらさらない。 そういう引いた視点であのゲームをやるのは私には無理だった。

豚の嗅覚は犬より上らしいが、 食べ物にばかり反応してしまうので犬のように人間の役に立たせるのは 無理なのだそうだ。キャラ立ってるなあ、豚。

なのは、いいなあ。おもろいのはアカギだし、興味深いのはノエインだが、 幸せなのはなのはだ。元気がどんなものだったかを思い出せる、 そういう熱のある幸せ感。 なお、ローゼンも少々違った意味で幸せ。 雛苺と翠星石のやかましさがたまらない。あの声を聞いているだけで 顔がほころんでくる。中の人には惜しみない称賛を贈りたい。 なお、ガンパレはコンスタントに不愉快。

2005年11月18日

なのはの小説を読んだ。 うまくないなあ。むしろ下手。説明は説明だし、なんとなく「である」 が浮いてるし。しかし、それはそれとして、 この「魔法少女」という言葉のイメージからかけ離れた戦闘描写は楽しい。 「中長距離砲撃」とか言われるともう何がなんだか。 そして、あのアニメがこの作者のイメージを見事に表現していることが わかってうれしい。そりゃあんな効果音にもなるわな。砲だし。 そしてもちろん、この人の「いい人観」みたいなものが しっかりと描かれていていつも通りそれが眩しい。 我々男にすら希薄な 拳で語り合う文化を9歳の女の子達が持っているという、 この上なく甘美なファンタジー。

伊豆シャボテン公園というところでカピバラに触れるらしい。 終わったら行こう。一日毛の生えた哺乳類と戯れて癒されたい。

なんでも笑顔でホイホイ片づけてしまう人と、 嫌そうな顔をして文句を言いながら片づける人。どっちがいいかといえば 当然前者だろう。しかし私は完全に後者だ。 だいたい面倒事を頼まれてさんざんぶつくさ言った後、 ぶつくさ言ったことを後悔して一気に片づけてしまうが、 それで後悔が消えるわけでもなく、後悔は溜まる一方である。 最終的には全部やっているはずだが、印象は相当悪かろう。

2005年11月17日

仕様待ちなので1時前に帰ってきた。 もう一箇月ないんだがなあ。 そんな時期に大幅な高速化改造を狙っているあたりも相当危険。

ラーンスロットは相変わらず大活躍。 ところで、 「こいつが無罪だと思うなら名乗り出て戦え。勝ったら無罪にしてやろう」 というパターンがやけに多いのだが、昔はこれが正当だったのだろうか。 確かに推理の方法がまるでなかった時代の事だから、 真実がどうかよりも皆が納得するかどうかが問題だったというのは わかるのだが、しかしそれにしてもどうかと思う。 しかしまあ、こういう理不尽が騎士道や武士道の見所なのも確かだ。

あと気づいたこと。円卓の騎士って100人以上いるのな。 そんなの円卓の周りに座れないじゃないか。 そもそも何がどう円卓なのかもまだ出てきてない。 この本はどうやら相当はしょっているようだ。聖杯探究のくだりもない。 まあいいか。

2005年11月16日

あまりに眠かったので1時前に帰ってきた。

主人公はすっかりラーンスロットになっているが、なんかマヌケ。 森に寝転がってたら鹿狩りをしていた女の矢が間違って尻に刺さって大惨事。 「尻の真ん中に」という表現が想像するのも恐ろしいくらい痛いが、 その後の様子からするとたぶんそういう意味ではないようである。 いや、抜くのにえらく難儀したりしていてそう取れないこともないのだが、 想像してしまって気分が悪くなるので、そうでないことにしておく。 さて、ヒロインであるグウィネヴィアは迷惑な姫の典型だが、 それに限らずこれに出てくる女性は困った人ばかりだ。 勝手に片想いして受け入れられないからと言って衰弱死する女とか、 魔法で他の女のフリをして自分を抱かせる女とか、 自分からはっきりと好意を示すわけでもないくせに他の女が接近しただけで 嫉妬に狂いまくる女とか、そんなのばっかりである。 ラーンスロットはモテモテなわけだが、本気でうらやましくない。 ああもタチの悪い女ばかり揃ったギャルゲーはダメだと思う。 特に死ぬ女が最悪。もっとも、ラーンスロットの断わり方も 相当外道なのでおあいこではある。 要約すると、 「惚れてくれてうれしいが受け入れられない。代わりに、 君が他の男と一緒になったら金銭を援助することにしよう」 となる。作中でも他の騎士が「もう少し言いようがあるだろ」 とツッコんでいたので、当時と今とでは感覚が違う、 として片づけるわけにも行かない。 そういえばその女が死んだ瞬間にえらく上機嫌になるグウィネヴィア も相当なものだ。

本当にヤな奴ばっかりだな。

そういえば、これがまさに「ナイト様」なのだな。 颯爽と姫を助け出すナイト様。花咲く騎士道。 女性が絡む率が高いか低いかで騎士道と武士道が分かれる気がするが、 それはイメージの問題だろう。シグルイだって女性は絡んでいる。 では、男が女を抱き上げて絵になる方が騎士道としよう。

かりんを見た。絵のイメージが違った。まあいいけど。内容は普通。 もう一話見て、たぶん切ることになると思う。

2005年11月15日

また3時だよ。

movapsを16バイトアラインしてないアドレス相手に実行して死ぬコードを吐くGCC。 コンパイラが勝手に生成するmovapsだから回避不能。 せめてmovupsを吐けばいいものを。全身全霊で罵りたいが、罵るべきは すでに存在しているバグが直ったバージョンを使わせてくれない上の人々であって GCCの作者様方ではない。社会の仕組みを憎む。

SSEが使えないのでやむを得ず、 平方根逆数近似を自作しようとしたが、やめ。面倒くさすぎ。 この環境を呪う。これで物を作れと言った奴を呪う。 VCでコンパイルしたwindows版の速いこと速いこと。 実機の2割増し以上の速度が出る。やるせない気持ちで一杯だ。

2005年11月14日

ちょっとだけ働いてきた。でも、「ここおかしいんだけど」 と言われるところを調べるだけで終わった。原因は私のせいではなかったが、 やってしまっても無理もない事だったので強くは言えない。

2chで知っている人について語られてるのを見るのはなんか不思議な気分だ。

立ち方に問題がある。片足立ちが安定しない。右はまだマシだが、 左は全然ダメだ。普段から気を配って生活しよう。 そういうわけで最近意識的に背筋を伸ばしているのだが、下が見えなくて怖い。 私はこんなにも背が高かったのかと思う。 あと気をつけたいのは呼吸。 ジョジョのように意識しなくてもヨガ呼吸になるといいな。 6秒吸って、12秒溜めて、12秒吐く、とかいう感じで。

なんとなくプロテインを買ってみた ザバスの「水でもおいしい」と買いてある奴。 前のはとてつもなくマズかったのだが今度のはいける。 あんなものは積極的なマズさ(苦いとか臭いとか) がなければそれで十分だ。

2005年11月13日

9時間寝た後、さらに昼寝をしてしまって起きたら19時。 日曜が消えた。これだけ寝られるということは疲れていたのだろうから、 これでいいのかもしれない。ただ、猛烈な悪夢を見た。 起きても「ああ夢で良かった」の一言で片づけられない、 現実にも起こり得るタイプの悪夢である。 誠実さは大切だと思った。

ラーンスロット、惚れた女に絶交されて衝撃のあまり気が違ったまま2年間放浪。 なお、この本における「冒険」という言葉の意味はちょっとずれているので 注意がいりそう。気が違った状態で2年間放浪、みたいなのも冒険らしい。

騎士というのは出逢うと戦うものらしい。さらに試合と殺し合いの区別が いまひとつはっきりしない。いきなり出逢った者同士で致命傷を与え合う のはどうなんだろう。

アーサーが髭を要求される話が出てきた。

戦争の規模が5万とかなんだが、あの時代にこの規模の合戦を できたとは思えない。それに場面によっては城を守る数が数百だったりもする。

あとがきによれば、アーサー王は6世紀頃のケルト人の武将らしい。 敵はローマ帝国ではなく、サクソン人である。 ケルト人の願望がこれを無敵の世界王者へと変化させてしまったのだろう、 とのことだ。ちなみに映画のアーサー王は別にローマ人とは言っていなかったらしく、 史実と矛盾はないらしい。どうやらあの映画はそれなりに考えて作られていたようだ。 つまらなかったが。

2005年11月12日

4時帰り。

韓国併合あたりの時代に日本人の外交官が朝鮮の王妃 を殺した事件があったらしい。 母が最近テレビか何かで知ったらしくそんな話になったことがあった。 今日急に思い出してちらっと調べたが、わからん。 論調は様々で、「閔妃は殺されて当然だった」から「日本の言語道断な悪業」 までいろいろだ。 伊藤博文が裏で手を引いていたという説があるかと思えば、 朝鮮の反王政勢力が日本の協力のもとやったという説もあった。 しかし何にせよ、 外交官が王宮に乱入して王妃を殺害するなんて、そんなのは想像の埒外だ。 母も「まずいやり方をしたものだ」みたいなことを言っていたが、 確かにそうだろう。

上のを調べる過程で、伊藤博文を殺した 安重根の供述の資料を見つけた。 それなりに学がある雰囲気はあるのだが、おまえ質問に答えろよと言いたくなる。 あと、質問側から日本人の当時の考え方が伺えておもろい。 日本側の事情としては納得が行くが、向こうの人にとっては こんな理屈は納得できまい。「おまえらはさっぱり自力で進歩せんからオレ達が 進歩させてやってるんだ」などと言われて素直にありがたがる奴なんか いないだろう。しかし、ちゃんと裁判やってたんだな。5ヶ月が 長いか短いかはよくわからないが、首相殺しの現行犯逮捕なのだし、 その場で死刑にしたと勝手に思っていた。 まあ確かに日本の外で起こった殺人をなんで日本人が裁判してるのかとか いろいろ疑問はあるし、上のサイトにも政府の圧力で死刑になったと書いてあ ったりもするが、まあそういうことにもなるわな。行為の善悪はともかくとして、 他国の首相を殺せば生きては帰れまい。 今アメリカの大統領がどっかの国にいる時に日本人がそれを殺したら 一体どういうことになるだろう。 現代でもやっぱり死刑になるだろうか。犯人はアメリカに引き渡されるのだろうか。 まあ私の知識ではわからないな。

ちくま文庫の「アーサー王の死」を買ってきた。 アーサー王伝説は全然知らないので丁度いい。 展開早いなあ。いきなり子供作りすぎだよおまえ。 アーサーの剣には石から抜いた剣と湖でもらった剣の二本があることがわかった。 聞いたことはあったが。そういえば飛行機で見た映画では アーサーはローマ人で円卓の騎士もローマの補助兵だった。 あれは「そういう設定」なのか、「調べたらそうだった」のか。 とりあえずこれを読み終わったら調べよう。 それにしても時代がわからないな。

にしても、普通にアーサー王が産まれてから死ぬまでの物語なのに 題名が「アーサー王の死」なのはどうか。てっきり続編なのかと思ってしまった。

アーサーがローマにケンカを売った。「ローマを征服しに行く」と はっきり言い切っている。皇帝ルーシャスはそれに対するに アフリカ、アジア、スペイン等々から集めた軍勢を率いて イングランドに進軍する。つうか、このローマ帝国は フランスは支配下にないようだ。あと、アーサーはアラビアで巨人と 闘ったことがあるらしい。このムチャクチャっぷりがいかにも物語っぽくて たまらん。しかもなんか気がついたらフランスがアーサーの領土になってる っぽいんだが。すごいな。

勝ったよ。皇帝と一騎打ちして討ち果たす。アーサー、イタリア入り。すっげー。 これ、英雄物語というよりは、一時流行った仮想戦記みたいなものなんじゃ ないのか。

拳で語り合った末、異教徒がキリスト教に改宗。たぶんこれ熱い展開なんだろうな。 あまりのタイミングと脈絡のなさのせいで、いまいち乗れないが。

アーサー、ローマ皇帝に即位。でもイングランドに凱旋。 すげえなこの都合の良さ。

2005年11月11日

2時帰りを続けてると何かがダメになりそうだ。

仕事が一転して泥作業になった。しかし、泥作業とは言えそれなりに困難がある。 企画が書いた仕様のままでは結局プログラムにはならないので プログラマ側で創意工夫を加えざるを得ず、 結果どうやってやったのかはソース以外の文書には残らない。 まさにいつものパターンである。 終わった後にプログラマがきちんとまとめればいいのだが、 そんなことを終わった後にするわけがない。 ゲームのコードは書き捨てと相場が決まっているのである。

微分方程式で挙動が決まっている物を ある時刻にある状態になるように制御するというのはかなりの困難が伴う。 「あのへんに落ちるようにボールを蹴る」というのはまさにその操作だが、 人間はおそらく経験で構築したテーブルを引いているだけなので 微分方程式の境界値問題を毎度解いたりはしていない。 まして終了点が可変だったりするともう最悪だ。 「飛んでいるボールが画面から外れないようにカメラで追う」 というのは毎フレームボールが映るように角度を設定していいなら 簡単だが、毎フレーム与えられるのが加速度だけという制約が つくと恐ろしく面倒な問題になる。ボールが遅いうちは なんとかなるが、ボールがスピードを増してくると 計算の時間刻み幅が粗くなりすぎて追随できなくなる。 予測でカヴァーしようとしても、 いつボールが蹴られたり地面で跳ねたりして速度の向きが変わらないとも 限らないからそう簡単には行かない。 まあいろいろとインチキしてどうにかするんだがな。こういうものは。

2005年11月10日

オイラー積分が微分方程式x''=-kxに関して絶対的に不安定であることを きちんと確認できた。kがどんなに小さくても、そして時間刻み幅hが どんなに小さくてもいつか発散する。そして、ついでに、 FB(Forward-Backward)オイラー積分(作った速度をすぐ使って位置を更新する奴) がh<2/sqrt(k)を満たしている限り安定であることも きちんと確認した。キーワードは行列表示、特性方程式、固有値の絶対値<1。 しかしたぶん点が増えるにつれてこの許容される時間刻み幅は どんどん小さくなっていくのだろう。1000個の点がつながっているようなものを FBオイラーすると相当kやhを小さくしても発散する。 いくら点があろうが原理上は1点の時と同じ解析をやれるのだが、 固有値を求める工程が絶望的に困難さを増すので現実的ではない。 ましてこの行列は正定値ではなく、複素数演算を必要とするし、 行列の性質次第では収束しない。 結局点がたくさんある場合には経験的に値を決めるか、 あるいは絶対飛ばない陰オイラーに切り換えるかのどちらかしかないようだ。 なお、中点法の安定性はFBオイラーに劣る。 ゲームにおいてはたいがい正確さなんて二の次なので、 こいつを使う機会はおそらくないだろう。 ルンゲクッタは調べていないが、おそらく同様だと思われる。 ゲームで使う積分法はFBオイラーか陰オイラーで決まり。 なんとなくわかっていたことでも理論的に言えると気持ちがいいな。

つうかこれ仕事じゃないよな。エンドまでもうすぐなのに何やってんだろ。 明日はその分仕事する。

たくさん高い本買ったんだから無駄にはせんぞ。特に「反復法テンプレート」 は高かった。印刷悪いし、すぐページ抜けそうだしで すっげえ損した気分なのだが、中身はかなり即物的に役に立つ。 ただ問題があるとすれば内容が難しすぎてよくわからん上に 理論的なことがあんまり書いてなくてなんでそうなのかさっぱりわからない ということか。たぶんこの本を読むための前提条件が揃っていないのだろう。 実のところこの本を買ったのは2年くらい前なのだが、 さっぱり使い途がないまま眠っていたのである。

最近紫外線を避けるとどれくらい皮膚が白くなるかという実験をしているのだが、 あまり白くならないという結論が出つつある。 変色の度合は紫外線の線量に比例しないようだ。 すでに実験を開始して1ヶ月くらいは経つのに いまだに前腕は上腕よりも黒いのは、部位ごとに反応が違うからか。 また、日光がほとんど当たらないと思われる陰部や腋なども 大して変わらない色をしていることから、 人ごとにだいたいの標準的な色が決まっていると考えるのが妥当だろう。 せっかくなので冬の間は実験を継続するとするか。 といっても長袖でできるだけ黒っぽい服を着るだけのことである。 夏は到底無理。

2005年11月9日

もうすぐ終わりだなあ。感慨深いが、問題はその後だ。 とか言ってるうちに査定らしいが、それどころではないので 自己評価の書類は5分で書いた。 真面目に書いたからといってそれで給料が上がるとは到底思えん。 私が使える人間だと思えば自然に上げてくれるだろう。 「これだけくれないとやめる」とか言ってみたいが、 世の給料の相場みたいなものが全くわからないので言いようがない。 こちらからは額を提示せず、「上げろとは言わないけど、 不満があれば他に行くかも」みたいなことを言っておくに留めるのが良いか。 額は相手が勝手に判断するだろう。

日々の研鑽のおかげで陰的積分の式を何も見ずに導けるようになった。めでたい。

2005年11月8日

一番下の弟が成人となった。祝ってやろう。 しかし同時に何かが終わった気分になって淋しい。 たぶんうちの親はもっと強烈にそれを感じていることだろう。

インチキでやったらとっても簡単。そりゃみんなインチキに走るさ。 しかしインチキは所詮インチキにすぎず、制限事項も多いし 最終的な品質も高いとは言えない。 断じてこのままにはしておかん。 しかし途端に湧き出す雑用の数々。ダメだ。

1からOpenGLでシェーダを組み込んで絵を出してみた。 ある不都合がこっちのせいかドライバのせいかをはっきりさせるための サンプルアプリフレームワークを作っていたのである。 何よりも関数ポインタ引っぱるのが面倒くさすぎる。 これだけでもう使う気がしない。 普通に関数が呼べないなんて一体どういうことだ。

2005年11月6日

仕事。敗北。無理。予想外の障害が現れた。 あと数日でこれを完成に持っていくのは無理だ。 というわけで、インチキに切り換えた。1時間でだいたいできた。 ものすごい敗北感。 論文の通りにやればできるはずだが、 知らない数学が出て来る度に所要時間がプラス数日されていくわけで 到底間に合わない。連立方程式解法そのものとモデル化の半分は突破したの だが、思わぬところで敵が現れたのである。 対称正定値というのが恐ろしく脆い条件であることに今更ながら気づいた。

それにしても正定値。 定義では「0でない任意のxについて、Axとxの内積が正になるようなAのこと」と なっているが、こういう種類の定義はとても困る。 Aによる回転でxが90度以上回らなければOK、とも取れるが、 あんまり助けにならない。一番助けになるのは「既約かつ対角が正である 優対角行列は正定値」という奴か。

猿が来た時布団を干していたのだが、さっぱり忘れたまま今日。 布団は雨に打たれていた。

2005年11月5日

恐竜キングと良く似ている タイトーのダイノキングバトルついに訴えられたようだ。 楽しくなりそうな気配。恐竜キングに似ているからではなく、 ムシキングの特許を侵害しているから、というのがちょっとおもろい。 大人の事情なんだろう。 なお、ダイノキングバトルは元々は韓国のゲームで 向こうではもう普通に売られているようだ。せっかくなので 公式サイトへのリンク

連立方程式。今日は前処理の偉大さに感動した。 理屈はわからないが、それは後だ。 とりあえず「正定値」についての知識がなさすぎて どうにもならないので明日は本屋行き。 それにしても、さすがに周りが焦り出した。 こんだけ差し迫ってるのに数学の教科書読んでるのを見ればそりゃ焦るわな。 私だって焦ってる。 まあ最悪の場合にブチ込むインチキはもうだいたい想像がついているので どうにかなるとは思うのだが。

fateホロウ100%。楽しかった。最後に最高に楽しいおまけがついてきた。 やっぱいいもん作らんとアカンわ。連立方程式を解くぞ。

連立1次方程式Ax=bが収束する速度はAの固有値のバラつきに依存する。 Ax=bをMAx=Mbと書き換えてもxは変わらないので、Mをかけることで Aの固有値ができるだけ揃うようにしてやればいい。 ぶっちゃけ一番固有値が揃っているのは単位行列だから、 MをAの逆行列に似た何かしてやればかなりいい感じになることが期待できる。 なるほど、これが前処理の理論か。ちょっとした工夫で何倍も速くなる、 まるで魔法のような技術である。 で、Aの逆行列に似た何か、という奴をどうするかがミソになるわけだ。 と、今日買ってきた「楽しい反復法」の私にとっての要点は以上のようになる。 この本はガウスザイデルまでしか扱っていないので、 私の直接の助けにはならないが、連立1次方程式だけに話題が絞られていて 実に読みやすかった。と言っても細かい定理やら証明はさっぱり追えてない ので読めたとは言い難いのだが、それはまた余裕がある時にしよう。 ではもう一冊の「数値解析(森正武)」を読むことにする。 こっちは積分やら何やらも込みの広く浅い本だが、クリロフ部分空間や共役勾配法 についての記述が微妙に実践寄りでいい感じっぽかった。 なお、数値計算の本と言えば定番は「Numerical Recipes」であり たいがいはこれで足りるのだが、 たまに理論的なバックグラウンドについて不安になった時には やっぱり別の本がいる。

コンピュータ、ひいてはゲームプログラミングは数学や物理を 面白くしてくれる大変素晴らしいものである。 理系離れで困っているなら是非みんなにゲームプログラミングをやらせよう。 などと思ってみたが、考えてみれば私はゲームそのものを作っているわけではない。 到底ゲームプログラミングとは言い難い単なるモジュールだ。 それにどうせそういうのが必要な部分はどんどん高度化しているわけで、 結局買うしかなくなるのである。 布シミュレーションなんてまともに使えるライブラリがあるなら 絶対そっちを買った方がいいに決まっているのだ。

本屋を歩いてたら大塚英二の憲法力という本が目に留まった。 ちらっとめくった所に、非武装中立で行こうと書いてあった。 それで大丈夫なら一番いいのは間違いない。武装に使う人と金が 他に回るから、この国の財布はぐんと楽になるし、 他の国も「あいつは攻めてこない」と安心できる。 それでナメられないような手さえ打っておけるなら、 相手に安心してもらえるのはきっと得だ。 しかし本当に可能なんだろうか。 殴られないようにするには、殴ると損をするようなしくみがいる。 武力があれば反撃されるのでわかりやすく損をするが、 武力なしでやるならもっと込み行ったしくみがいるのだ。 経済的に損するとか、外の国を敵に回すとか、そういうのだろう。 しかし、相手がそのへんを無視してトチ狂ったらおしまいである。 カッとなって殴る人はたくさんいる。 国単位だってそんなに変わらないんじゃないだろうか。 だいたい平和平和言ってるこの国だって何十年か前には 他の国に殴り込みをかけていたのである。 というわけで私は懐疑的なわけだが、考えてみれば非武装中立を言う人は たくさんいるはずで、そういう人は当然どうやって非武装中立を 実現するかという具体的なプランを提唱しているはずだ。 中には政治や軍事の専門家だっているだろう。 一回そういう話を聞いてみたいものだが。

一部を否定して全体を否定した気になる、 というのが右翼的とされる人の性質らしい。 なるほどそれはいけない。 しかし、私は何も知らないわけで、 ある事実が正しいかどうかは 科学的、論理的に矛盾があるかどうかと、「ありそうかどうか」という感覚 でしか判断できない。後者を理性的でないとして退けるならば、 基準は前者しかないのだ。血液型占いのように多くの人が微妙に信じていながら どう考えてもウソなものが多くある以上、「みんなあったって言ってるし そうしとくか」というのは仮に妥当であったとしても真摯とは言えない。 「江戸時代はなかった」くらいのトンデモ説に対してでも 私は100%否定することはできないのである。真摯な態度を取ろうとするならば、 積極的に「保留」することを選ばねばならない。 あとはイメージに流されないように自分を律していければそれでいいと思うわけだが、 たぶん一番の困難はそこだろう。 最近の韓国ブームでかなり嫌いになってるし。 一歩間違うと、自分が知らないことはなかったと簡単に否定するトンデモ野郎に なってしまうので相当気をつけないといけないんだが。 憲法力の一部を読んでそんなことを思った。

2005年11月4日

連立方程式をとりあえず解きたければガウスザイデルなわけだが、 こいつの収束条件は思いの外厳しい。 ランダムな係数行列だとまず収束しない。 なお教科書の一番最初に書いてあることが多いヤコビ法は テンポラリが必要になるのでコードはガウスザイデルより長くなる。 GPUで実装でもしない限りは用のない方法だ。 ただし、煙やら炎やらのシミュレーションをGPUでやろうとすると 途端に脚光を浴びるアルゴリズムなので、知らなくていいというわけには行かない。 まあ今回は縁がないが。

ずっと気になっていたが直せと言われないので放置してきた不具合を ようやく直した。正直私は直したくて仕方がなかったのだが、 デザイナが気にしないようなレベルのものを プログラマが自発的に直すのは何か違う気がする、という自分でも意味不明な 理由で直さなかったのである。これもfateのおかげだ。 デザイナすらどうでもいいと思うような不具合の修正に 何時間も使って本来の仕事が遅れるのは確かに問題ではあるだろうが、 なにせ今日は休日なのである。

人体三大揺れ物と言えば言うまでもなく、髪、服、乳だが、 その技術的な困難はあまり広くは知られていないようだ。 デザイナーも企画も片手間でちょろっとできると思い込んでいるようなフシがある。 「揺れといえばこの人」というくらいの権威をしっかりと育てておかねば 到底対処できない高度な問題だと思うのだがな。 確かにどのゲームでもそれなりにやっているように見えるわけで、 だったらそんなに大変でもないんだろうと思うのは自然ではある。 しかし、あの手の問題の困難は絵が美麗になるに従って爆発的に増すのだ。 例えば顔はすっげえポリゴン数なのに服だけやけにポリゴンが粗い、 なんてのは到底許容できないので、服だって細かくならざるを得ない。 結果頂点数が何倍にもなり、今までは使えた技術が使えなくなってしまうのである。

1次元で考えてみよう。髪の毛を頂点(玉をイメージすればいい)が 一列にバネでつながったものと考える。 運動方程式を解けば結果が出るわけで、 これにかかる手間は頂点の数に比例する。その意味では 100頂点が1000頂点になっても10倍重くなるだけで、 あんまり問題ではない。しかし、ここに罠がある。 とりあえず5個の頂点がつながっているとしよう。 ある時刻t0に左端の頂点をつかんで左に引っぱってみる。 時刻t0において力の計算がなされて、次の時刻にはその影響で 左から2番目の頂点が動き出す。その次の時刻t2では3番目が、 その次の時刻t3では4番目が動き出し、最後の5個目が動き出すのはt4になる。 そう、どんなに強く左端を引っぱっても、右端が動くのは4の時間が経って からなのである。その間にもし左端を100メートル引っぱったとすれば、 当然長さは100メートルまで伸びてしまうわけだ。 ばねをどんなに固く設定しても全然意味がないのである。 髪の毛はあまり伸びないものなので、これでは困るだろう。 このやり方のままでどうにかしようとすれば、 4倍の回数計算すればいい。t0からt1までを4分割して 計算すればt1で右端まで力が届くからだ。 計算量は5*4で20である。 では頂点数を倍の10個にしてみよう。右端まで伝わるように 分割するとt0からt1までを9分割せねばならないから、計算量は10*9で90 になる。つまり、頂点数が倍になると計算量は倍よりもずっと大きくなるのだ。 だいたい頂点数をNとするとNの二乗に比例する重さになる。 絵を書くのにかかる手間は頂点数に比例するくらいだから マシンが倍の速さになればもちろんデザイナは頂点を倍にする。 しかし、シミュレーションに必要な速さは倍どころでは済まないので ここにギャップができてしまうわけである。 これをどうにかしなくては、綺麗になっていく絵に追随できないわけだ。 ここに数学が使われることになるわけである。

なお、私が知る限り、たいがいは「とんち」で抜け道を探すようである。 髪の毛の場合皮膚にくっついている頂点というのが確実にあって 根本から先端への序列があるので、その順番で逐次計算していけば 確実に1回で先端まで力を伝えらえる。服でもだいたいそうだ。 あとは、あんまり強く引っぱられないようにかかる力を手加減する 手もある。引っぱる力が弱ければ多少のびてもわからないわけだ。 しかしいいかげんそういうインチキはやめておきたいところだ。 実際変なとんちなしで一回で端から端まで力を伝える方法も知られている。 ただ、これが実に面倒くさい。

とんちなしで一発で端から端まで伝えるには、 「なんとなく全部の頂点がいい感じに落ちつくように動かす」 という方法を使う。つながっている隣の頂点だけを見るから ああいうことになるのであって、全部の頂点をボーッと眺めて いい感じに配置すればそんなことは起こらないのである。 その「いい感じに」を数学用語に置き換えると、「評価関数の最小化」 になる。そして最終的にはこれが連立方程式を解くことに帰着するわけだ。 98年のBaraff氏の論文ではこれをNの1.5乗くらいの手間でやれるという 結論になっている。2乗とあんまり違わないじゃんと思うかもしれないが、 大違いだ。N=1000だと1.5乗だと3万だが、2乗だと100万になる。 もちろん1乗の1000に比べるとデカいが、それでも大変な効率化だ。 これをベースにいろいろとインチキして1乗に抑える方法も 開発されているらしく、期待は広がる。 ただ、私のようなニセ理系にはちと荷が重いな。

配布されたラ王を食った。最初はおいしかったが、すごい勢いで気持ち悪くなった。 まあ気持ち悪さに気付いたのは汁まで飲み干した後だったので、 すごい勢いというのもちと違うかもしれないが。 どうしよう。あと二つあるんだよな。 それにしても、ペヤングの類は汁がないのでダメージが小さいように思われる。 実際ペヤングの類は発作的に買ってしまうこともあるが、 そんな私でも決してスーパーカップの類は買わないのである。 なお、リンガーハットのちゃんぽんは本質的にカップラーメンと 同レベルのダメージを与えるので注意が必要だ。 そのことを昨日猿と一緒に食った時に改めて思い知った。

2005年11月3日

私って本当にダマされやすいなあ。なるほどね。 fateはもうすぐ終わる

終わり。94.8%くらい終わり。 ファンディスクというレベルをはるかに超えた物量。 というか、「あ、手抜いた」と思えるところがまるで見当たらないのは異常だ。 どうでもいいキャラまで立ち絵が豊富だし、 背景もきちんと網羅されている。良くぞここまでという出来だ。 素材リストがエクセルの表になってたりするんだろうが、 さぞや気が遠くなるような代物になっていることだろう。 しかし、それでいて遊び心満載で、ぶっちゃけ楽しそうなのがすごい。 すげえよ。眩しいよ。 私も一応は物を作っている身だが、すぐ手を抜いてしまうので 恥ずかしくて仕方ない。昨日も「そんなの誰も見ないって!」 と言って微妙に顰蹙を買ったことを思い出してしまった。 スケジュールとか効率とかいう言葉は人を堕落させるからな、 やはり誇りを持って仕事に当たるべきだ。大変励まされた。 メディアへの露出も増えてきたし、気を引き締めて完成までを走り抜かねばな。

内容についての感想は後日。今から仕事をする。 昨日指摘された手抜きを直さねばならん。 マルチスレッド化に伴ってダブルバッファ化せねば安定動作させられない 機能が多くできたのだが、あまりの手間に一部の目立たないものは 放置状態だったのである。今になってそれが発覚するというのも 困ったものだが、私のせいであることに違いはない。 それと昨日作った疎行列ライブラリのテストも済んでいないしな。

疎行列はいいね。たまらない。それとConjugate Gradient法はすごいぞ。 行列とベクタの操作をある程度揃えておけばアルゴリズムのコアは テンプレート化できるのでどんなクラスでも使い回せる。 コアそのものはたかだか30行程度の代物だが、効果は莫大だ。 本当に連立方程式が解けるのである。

2005年11月2日

fate、午前に教会に出入りするくらい。 このシーンのシロウは偽物な気がするのだが、気のせいか。 異常にワイルドな人になってる。 他でもたまに不自然に物知りになったりするが、 たぶん別の人が書いてるんだろう。

キャスターとかライダーとか本編であんまり活躍しなかった人達がすごくいい。 でも和むのはやっぱりセイバー。 それにしても恨めしいのは自分の忘れっぷりだ。 黒赤ストライプのパジャマとか言われても桜のあの格好を思い出せなかったりとか。

2005年11月1日

回る、回るぞ4.75kg。今まで3.75kgだったダンベルを4.75kgに増量してみたが、 案外回る。左右10回づつ回すくらいがせいぜいだが、それでも予想外だ。 筋力がついたというよりは体の使い方が最適化された結果だろう。

蟲師見た。綺麗。ところで、あの少年がかわいそうに思えた。 側にいてくれる人ができて今まではずっと良くなったとは言え、 やはり淋しいんじゃないだろうか。彼はそれでいいのかもしれないし、 私のは勝手な感想なのだけれども。 そういう印象が引っかかっているせいで、演出的にはいい話っぽいのに どうもいい話に感じられずにいる。 「綺麗」と書いたのは、「綺麗」としか言いようがないだけだ。 面白いかと言われれば、面白くはない。


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