だだもれ

2004年11月30日

正式にアナザーディメンジョン認定。同じ宇宙には属していない。

うたかたの主題歌は曲調、声共に色がついていていい。 つうか、脳内でサビだけえんえんループしてて困る。

うたかた4話。私は根本的にゲームのルールをわかっていない気がする。 このよくわからん能力はリスクあったっけ。 リスクらしいリスクがない割に使うのをためらいがいな気がする。 使うと何か良くないことがあるのは舞夏の態度から明らかだが、 現状一夏はそんなことは認識していない。 そもそも、どういう導入だったっけこの話。 確か宿題云々と言っていたが、どうせウソだろう。 しかし、そのへんの話題が1話以降さっぱりないので もう完全に忘れてしまった。 とにかく大筋のロジックがわからん。 もう一回1話見るか。

4話の一夏について。 製作者は一夏を「ウザイ子」と印象づけようとしているのだろうか。 話の流れから行けば真面目さゆえに不当な扱いを受けるかわいそうな一夏、 という受け取り方をするのが正当なのは明らかなのだが、 授業を途中で抜けて掃除を再開するのはやりすぎに思える。だってそれも罪だろ。 しかもその抜ける理由が、 「掃除が中途半端であることが許せない」プラス 「周りの連中が真面目にやる気がないのが我慢ならない」 というのはどうよ。 さらに「嘘をつくのが嫌い」というのが「友達の不正を先生にチクれないことを 苦痛に感じる」という形で表現されているのは、どう考えてもヤバい。 もしかしたらこの作品は、乳尻といい話フォーマットの裏で エグイ人間描写をすることをコンセプトとしているのかもしれない。穿ちすぎか?

そういう考えを抱きつつ5話。色眼鏡のせいか、かなり濃厚に見える暗黒面。 おいおい少年。そんな荒技を軽々しく使っていいものかね。 取りつくろいようがないぞそれ。 ただ、少年のこの行動に関して言えば暗黒面というよりは愚かさであり、 また彼の愚かさというよりは製作者側の短慮というイメージの方が強い。 目的のために手段を選ばないというよりは、手段の選び方を知らない のではないか。

1話もっかい見てみた。バリバリな伏線っぷり。相当深刻な何かがあると思われる。 親何か知っとるし。舞夏は何か後ろ暗い事があるようだし。 2話以降の何をどうしていかわからん展開とのギャップは一体何なのだ。 つうか、キャラもわからん。 「石の色が変わってます」って、そこは困るところか? 驚くところではないのか?これはこの子のキャラとして受け入れるべき なのだろうが、それならそれでこの子はどうかしている。 舞夏にしてもおまえ本当に異世界人か?そのあたりも何らかの伏線なのか? それとも単にギャグとして受け流すべきなのか?100円均一は必要なネタなのか? 全てがあまりにもわからん。

ところで、8話のサブタイトルが「散華の衝動」らしいが、 さっぱり意味がわからん。「散華」というのは 供養の際に花をバラまくことだそうだが、その衝動って一体何だ。 あるいは戦死を美化する言葉としても使われるが、それこそわからん。

例の掲示板ですが、 流れて困る記事もなければ、現状進行中の話題もないので、 飽きるまでつきあってみることにします。 実は昨日のイヤミったらしい文章を書いた直後に それなりな強度の自己嫌悪に襲われたのですが、今ではそれもバカバカしく思えます。 あれだけの負のオーラを帯びた文章に対して あのような切り返しをするとは、まるで信じられません。 ある意味貴重な知性体かと思われます。

散華は私も死ぬ意味しか知りませんでした。それ以外で使う例なんて 見たことがありません。 普通は他人の死を美化するもののはずなので、 後ろに衝動とつながるのはすごい違和感です。 まあ中身を見たら意図は想像がつくかもしれません。

2004年11月29日

リングにかけろ、完。 なんか、バカだったけど、熱かったな。 毎週熱意だけで描いてたんだろうな。 ちょっといいな、とか思った。 でもバカ。

アニメは黒田が車田をバカにすべくネタっぽい部分を特に強調して 作ったものだとずっと思っていた。だがそれは違う。 仮に黒田の意図がそうだったとしても、結果出来たものは そんなものではない。あれは車田だ。強調などするまでもなく、 元々車田はああいうものなのである。 むしろ元々構成的、ストーリー的にお粗末だった部分をうまく隠蔽して 再構成することでバカバカしさは原作よりもずっと減っている。 たぶんあれが車田のあるべき姿なのだ。

うたかた3。話に関係しないところは幸せでいい。 「後で埋め合わせすっから」あたりのさりげない 気遣いがいいなあこの子達。変に重い扱いをしないのがいい。 しかし、全体としてはつまらん。 2話ほどひどくはないもののやはり散漫だし、 いまひとつ意図がわからんカットも多い。 また、事件のためのお膳立てがいちいち言い訳がましい。 どう見ても落とすために時計を持っていったようにしか見えん。 なんでそんなに緩いんだよ。 そういう細部がいいかげんなまま、いい話という体裁だけが整っている。

2004年11月28日

某掲示板で漫画の批評もどきをしてみた。 生身だとブレーキがかかるし、口調その他で通じる部分もあるのだが、 文章にするとガチンコだ。甚だ恐い。 おかげで1時間以上かかってしまった。 相手がプロなら容赦はいらんが、友達ともなるとそうは行かん。 では友達でかつプロだったら?そりゃ難しい問題だ。

物を出せば文句が出る可能性がある。それを止めることはできない。 だから物を出す人間は覚悟しなければならない。 しかし一方で、文句を言う人間は物を出す人間が 常に覚悟しているとは限らないことと、 自分が言おうとしている文句が正当であるかどうかをよくよく考えねばならない。 この「文句」もまた「物を出す」行為に他ならない、ということである。 人間が無条件に何かをして良いということは絶対にない。 私は相手の立場に立って考えるのが恐ろしく苦手な人間なので、 それで頻繁に失敗する。そしてその度にこういう理屈を考える。 しかし理屈を考えても実際の行動につながらないのが悲くてならない。 そういえば 「WEBで意見を垂れるなら文句を言われる可能性を受け入れねばならない。 だからオレが文句を言うのは正当だ」というような言明を見かけた。 私が頻繁に陥る理屈だけに痛い。

つうか、すげえな某掲示板。ログを全部読んでみた。 特に最近の祭は大変なことになっている。 この上私が参加することが良いか悪いかはわからんが、 とりあえず読んでおこう。隣の先輩がまだ持っていればいいのだが。

アニメ版プラネテスについて。 私は3話しか見てませんので、批評以前のイメージで物を言ってます。 なので、あの後面白くなるなら是非見たいです。 会社にファンがいるので借りて見ます。 ただ、あれにおいて「愛」が主題、というのはちと疑問です。 人殺しの宇宙開発のえらい人は相当好意的に書かれていたように感じますし、 最初のうちのハチマキの硬派な態度には 後で掌を返すための準備段階みたいな臭いは全然感じませんでした。 書いているうちに作者の心境に変化があって、 その揺れがダイレクトに作品に影響したのではないかと思います。 そういうわけで、 愛と科学どちらが主題かと言われれば、私は科学だと思いたいのです。 その意味からすると、タナベが最初から出てきてしまうこと自体が 根本的に作品を歪めてしまっているように感じられてなりません。 私はあの作品に関しては完成度とか娯楽的な面白さよりも 科学と宇宙への憧れを重視しているので、 アニメにおいていくら出来が良くきれいにまとまっても その「ロマン」がわずかでも目減りしていれば手放しでは喜べないと思うのです。 まあ全部見てからまた考えます。

そういえばアニ同には夜中に一回顔を出せただけだった。 比較的よく話していた人々が寝ていたりいなかったりしたのがちょっと残念。 しかし本職の物理学者様にマシンガントークを披露して頂いて ものすごく科学万歳気分が高まった。ありがとうございます。 未来には電子のスピンの角度で情報を記録するらしいですよ。すげえ。学者いいなあ。 いつ学者になりたくなってもいいようにしっかり勉強しておこう。 しかし学者になるなら4年の足踏みはちとデカいな。 3年までならまだアリかと思えるけれども。 しかし最低でも4年いるのはもう定まったことなので、 今期と来期を悔いを残さぬよう過ごすことに全力を傾けるべきだ。 CG関連は放っておいてもそれなりになるので、 あとはせっかく学者様と交流できるこの機会を最大限に利用して 盗める限り盗まねば。あと布シミュレーションは何としてもモノにしたい。

文章読んで書いたらもう14時だ。仕事どうすっかな。今日中に動くように しておきたいがアニメも溜まってるし。平日昼休みに見るという つもりだったが、最近異様に眠くて寝てしまうので見られない。 このままでは溜まる一方だ。今日は消化デーに当てるのもアリかもしれない。 まあ夕方に終われば会社にも行けるだろう。

うたかた2。これ何がしたいんだ一体。エロい変身シーンを見せたいだけか。 そんなにパンツが見せたいか。 雰囲気だけそれなりにしてなんかうまくまとめた気になってるようだが、 一体何が見せたいのかさっぱりわからん。

巌窟王8。中田譲二死ぬほどうさんくせえ。最高。しかしいい感じに進んでるなあ。 カドルッスっぽいのも出てきたし。

ファンタジックチルドレン8。遅い。遅いよ。遅いけど目離せないよ。 次よこせ次。 ところで、遅い遅い言っているが、たぶん遅くはないのだと思う。 実際無駄な時間はほとんどない。 全体の話が大きいし、キャラの描写をはしょったりしないで 丁寧にやっているからだ。そしてついに今回はヘルガがまともにしゃべった。

なのは8、9。 この世界観はかなり耐え難いが、いいんだそんなことは。 ごめんの直後にありがとうが来る。

学園アリス4、5。安定しておもろい。しかしこのペースでは原作に追いつかんか。

舞HiME9。いわゆる海。いわゆるもクソもなく海。すなわち水着。 しっかし出来はいいよなあこれ。 次も見なきゃという気は全くせず決め手には欠けるが、 見ている間は十分おもろい。いや、おもろいよりは楽しいの方が正確か。 演出もネタもベタベタだが、安心できる。 フィクションに安心なんてものを求めるのは堕落以外の何者でもないのだがな。

だいたいアニメが片づいた。では会社に行くか。もう6時だが。 無駄に会社にいて残業代をもらうのは悪いなあ などと思っていたが、7000円が限度ということであれば遠慮はいるまい。 ところで住民税って結構高いのな。1万超えてる。 確かにゴミを持っていってもらったりすることを考えればそんなもんかもしれん。 いろんな税金があることを身をもって知りつつある。

ああまだリンかけがあるな。でもいいやとりあえず。これ見てるとバカになるし。 先に原作を読んでしまいたい。BookOffとかで全巻あったら即買うんだがなあ。 ちょっと見てくるか。

車田が、車田が完成されてしまった。アメリカ国旗を巻きこんで頭から落下する 敵とともに車田が完成された。これか。これのことだったのか。 確かにチャンピオンカーニバル編まではまだ車田ではなかったのだ。 せいぜい出来の悪い梶原一騎にすぎなかった。 しかし、チャンピオンカーニバルの終結とともに車田は車田になった。 そしてその証が誰の目にもはっきりした形で表れたのが、 あのアメリカ国旗なのである。 車田を語るならこの作品は絶対に読まなくてはならないと言われた意味が 今ようやくわかった。そして、所詮ネタだと思っていたアニメ版も、 ばもし車田が最初から車田だったならああなったに違いないと 条件に信じられる。なんとしても読め。

なお、話としては標準をはるかに上回るお粗末さであるということだけは 言っておく。アメリカ人あれだけ物々しい登場しておいて弱すぎ。 支那虎が最初に負けた理由は不明。石松は何が強いのか さっぱりわからないどころか本当に強いのかどうかすらわからない。 二度目の支那虎あっけなさすぎ。河井は何が強いのかさっぱりわからない。 そういうわけで、まっとうなストーリーを期待するならば決して触れないことを おすすめしておく。アニメ版が実に良くできているということが納得できた。 では今から続きを読む。

ダメだ。1分に1回はツッコみたくなる。ツッコミ所が多すぎて 毒の沼地を歩くように体力を消耗してしまう。 くそう、何故こんな漫画を漫研にいる時に読まなかったのだ。 一人で読んでもバカみたいじゃないか。 なんか実家に全巻あるらしいから読み終わったら誰かにあげます。 というか、漫研の誰か欲しくない?

シ、シラフで読める漫画じゃねえ。聖闘士星矢などはるかに及ばん バカバカしさだ。漫画としての完成度は星矢の方が上だが、 演出技法上はすでにリンかけで完成しているし、 やりすぎを全く恐れないこの勢いはすごい。漫画のスピード感がケタ違いだ。 ドイツ人もフランス人も見たことねえよこいつ絶対。

ネタバレはしない。腹抱えて転げ回るが良いわ。

ネタバレしてえ。ネタバレしてえよ。ツッコミてえよ。これがあと5冊も続くなんて。 そんなことに私は耐えられるのか。

ああ、疲れた。私にはもう驚く気力も残っていない。なのにあと二冊もあるなんて。 一体どうなっているんだこの漫画は。こんなものがありうるのか。

2004年11月27日

仕事で秋葉原。1000Wの電球ってすげえな。

給料が入社時よりはいくらか上がっているので成長した気分になっていたが、 給与体系の改変のせいで最低が上がっただけのことらしく、 結局1年目の新人と同じ給料らしい。 増えているのだから文句を言う筋合はないのだが。

なのは7まで。クロノ君。それにしても毎度思うが この世界観の適当さ加減は本当にすげえ。アニメになると余計に目立つ。 それでも見るわけだが。

キーリ6まで。少女漫画っぽさがとてもいい。 樹なつみあたりを思い出す。ところで、巻末の漫画はつまらなかった。 この人の絵は好きだが、それだけで漫画は読めん。

NF中にジパングアニメについて認識を少々改めた。 人間ドラマがどうとか、テンポがどうとか、 そういうこととは別の見方があることがなんとなく理解できたのである。 とは言えミサイルやら軍艦やらがポリゴンで動くことだけを 目当てにして見られるような人間ではないので、たぶん見ないと思う。

プラネテスはいい漫画だった。人類のパワーを信じさせてくれる。 タナベが愛を説き始めてからの精神世界的な展開が 妙に浮いているようにも思えるが、 あれはあれで作者の真摯さは伝わってくるので私は悪いとは言わない。 元々エンターテインメント性の高い作品ではないので、 そういうのもアリだろう。 ところで、アニメ版に対する私の印象はかなり悪い。 私が見た範囲では、出来はいいものの手口が古典的でダサく、 今一つ大きさを感じない比較的マッタリした作品という印象しかなかった。 中途半端に政治的なメッセージ性が入っていたのもうっとうしい。 おもしろくしようとして原作の純粋な勢いとかメッセージ性が 殺されてしまっていたのではなかろうか。 原作の設定を歪めてしまっている部分も気になる。 最後まで見たら印象も変わってくるのだろうか。 どれくらい原作準拠なのかだけ教えてほしい。

ドラクエ8が出たなあ。帰りに覗いて置いてあったら買ってこようか。 急いでやることもあるまいと思っていたが、せっかくだから 急いでやるのも悪くない。ドラクエは祭なのである。 しかし考えたらPS2弟に貸しっぱなしだ。 ところで、「ドラクエくらいは売れてほしい」という意見をよく聞く。 ドラクエすら売れなくなったらゲーム業界は本当におしまいだ、という意味だろう。

有川浩「空の中」。大当たり。塩の街でも見られたやけに細かい描写が気持ちいい。 今回は加えてSFっぽさも大幅に増量されていて、お話としても格段に面白いのだ。 ネタバレが致命傷となるタイプの作品なので詳細は伏せておこう。 相変わらず女性の心理が少ししっくり来ないところがあるが、 たぶんそれは私の方が女性を知らないからだろう。 なにせ書いているのは女性なのでその点に関しては疑うべくもない。 なお、しっくり来ない事の一つとして、 光稀がかわいすぎるということがある。 話全体としてはそれなりに硬派なのに、このキャラだけ妙にかわいい。 あと、これは女性に限らないが、キャラの心理がわかりやすすぎることに少し 違和感を感じる。 丁寧に噛み砕いてキャラの心情を説明してくれるので納得はできるのだが、 もう少しノイズとでも言うべき説明不能な部分の影が見えた方が 私にはリアルに感じられる。 しかし十分おもろいので問題なし。ここ数ヶ月ではたぶん一番面白かった。

それにしても、ちゃんと調べて書くというのは大切なことだと思う。 ただ、いかにも調べて書いたという臭いがするのはダメなので、 調べさえすればいいというものではないのが難しい。 しかし漫画でもラノベでも、その時点で知っている事だけで書こうとすれば どうしても薄くなるだろう。一作目は良くても ネタ切れするのは時間の問題だ。

創作にはずっと憧れている。 ゲーム会社に勤めるようになってわかったことだが、 今やっている仕事は創作ではない。 自分一人で作った作品を発表するというのはあまりにも高度なものに感じる。 そういうわけで、ショボいギャルゲーシナリオやラノベを見る度に 私でも書けるんじゃないかなあなどと思うわけだが、 面白いのに当たるとそんな気持ちは萎えてしまうし、 顔を知っている人に読まれることを考えると恐くて到底実行には移せない。 偽名で書こうかなあ、そのうち。人が「そのうち」と言う時には たいがい実行されないものだが、 私の「そのうち」は結構な確率で実行に移されるので 未来の自分に期待しておこう。

バーチャファイターの布表現はリアルには程遠いし、 仮にリアルさを問題にしないとしてもかっこ悪い。 200MHzのCPUでやっているのだからあれでも大したものなのかもしれないが、 どちらにせよ今やるならば比較にならんほどすごいものが実装できるはずである。 人間関係的な事情があって会社でやるわけにはいかないので、 もう少ししてから家でやることになるだろうが。

そういえばアホに東なんたらの同人誌を見せられたのを思い出した。 参考文献の所にうちのサイトのURLが書いてあったのだ。 読んでないのでどういう文脈だったのかはわからんが、気になる。 そして何よりも、そんな有名な人がおそらくはうちのサイトのいくらかの 文章を読んだに違いないということがうれしかったり恥かしかったり気持ち悪か ったりして微妙。

NFにコミケの創始者の人とオタ研究者みたいな人が来ていろいろ話をしていった。 いろいろ面白かったが、少々の空しさも感じる。 オタのほとんどは自分がオタであることを選び取ったわけではないだろうし、 自分がオタ以外でないことを認識しているわけでもないだろうし、 オタで居続けるための努力をしているわけでもないだろう。 あの場にいた人は比較的そういう「気合の入ったオタ」である率が高かった だろうが、 ほとんどはたまたまそういうものが好きになっただけにすぎないのではなかろうか。 例えば中学生の頃にたまたまToHeartをやって好きになった、という程度にすぎまい。 私がラノベを読んでいるのは周りが読んでいるからにすぎず、 ギャルゲーも同様である。慣れたものは抵抗が少ないものであり、 ギャルゲーに慣れていればギャルゲーをやるのに抵抗は少なく、 楽しみ方もわかっているから楽しみやすい。こんなものは惰性である。 例えば、「特撮は本来子供が見るものだが、敢えて大人の視点から見て楽しむ」 というような気合は私にはない。 研究者は観察者にすぎないのでいいとしても、 コミケの創始者の人はどうなのだろう。 おそらくあの人はバリバリの人だ。おそらく「敢えて」オタクをやっている。 そのような強烈な人が果たして「たまたま好きなものがオタ文化だっただけのオタ」 を仲間と認められるものなのだろうか。 あれだけ肥大化して市場化したコミケを一体どう思っているのだろうか。

学園アリス3話。すっげえ脚本説明くせえなあ。 小学生の台詞じゃねえよこれ。おもろいけど。

ファンタジックチルドレン6。ロボが出た。すごい動く。俄然面白くなってきた。 7。アクションはないがストーリー的に重要な一話。 一瞬たりとも気が抜けない。 こういうデカい話が少しづつ明らかになっていく作品はメディアを問わず 久しぶりだ。話そのものが楽しみでアニメを見るなんて何年ぶりだろう。 全然周りに見ている人がいないのだが、人気ないのかなあ。

巌窟王7。絵以外は本当に普通だ。普通に出来がいい。 いやすまん。普通じゃなかった。馬メカにされてますよ馬。暴れ馬。 そろそろ復讐がいい感じに始まりつつある。こっちも目が離せん。 しかしこれも見てる人少ないなあ。

舞HiME、7、8。出来はまっとうだが、なんだろうこの適当さ加減は。 そして激しく置いてけぼりな展開。 話の主眼がどこにあるのかわからん。小ネタと胸だけ楽しんでいればいいのか、 それとも何らかのメッセージを感じ取るべきなのか。 ところで、妙に力もった高校生が大人を手玉に取って云々みたいな世界観に 魅力を感じなくなって久しいが、これはやはり私が大人の部類に入ってしまった からなのだろうか。たぶん「空の中」を読んだ直後だからというのもある。 冒険物語のように子供が子供だけで大活躍するなんてことはそうそうなく、 実質的な力を持っているのはいつも大人なのだ、ということが 語られていたからだ。 純粋で綺麗なガキのたわごとは、大人が見守っていてこそ成立する。 これはSNOWでも感じたことである。 京都に行った時にソガさんと会って話したことも今ちょっと思い出した。 ところで、おでこごっつんで熱を測ると言えば朝倉兄妹だが、 たぶんそれも元ネタがあるんだろうな。

猿電話。空の中を貸してくれたのは奴だ。ハードカバーで高いので、 貸してくれなければ読まなかっただろう。ありがとう。 ジイサンがおいしすぎというのは激しく同意。 老人と言われるとどれほど出来すぎに人間が出来ていても納得できてしまう。 川で漁師やってるジイサンが、異常な行動力ともはや戦略とさえ言える 知謀を発揮するのは確かに出来すぎだ。 しかし読んでいる間はさっぱり違和感を感じなかった。 あと、子供より大人の方が魅力的なのが有川作品の特徴だと思う。 塩の街でもヒロインには全然魅力を感じない。 書いている人が大人なのだろう。電撃文庫でなく全然別のハードカバー になったのもうなづける。 でも、塩の街はいいタイトルだが、空の中はひねりがなさすぎるように思う。

うたかた1。実はすげえ前に見ていたのだが、 今になってようやく見ていたことを思い出した。 それだけ印象が薄かったということである。 とりあえず神みたいなのが出たところで爆笑。それだけ。 あまりに何もわからないのでもう一話くらいは見ておきたい。

2004年11月26日

久しぶりに元々の仕事に戻ってきてみたが、何がなんだかさっぱりわからん。 これは何か抜本的な改革を行うか、あるいは神が降りてくるかしないと進まない。

コマ割りは一種の制約付き最小化問題であり、 その意味では巡回セールスマン問題によく似ている。 巡回セールスマン問題に対しては SA法(Simulated Anealing)が威力を発揮するという 記述を最近読んだのだが、 よく考えてみれば私がコマ割りをする時のアルゴリズムは SA法に良く似ている。漫画を描き始めた頃は貪欲算法に近い方法を用いていたが、 明らかに出来たものの品質は劣っていた。 SA法は匙加減が重要なアルゴリズムで、その点において貪欲算法よりも面倒なのだが、 その匙加減さえわかればはるかにマシな解が得られる。 コマ割りに限らず、何かを全体的にいい感じにしようとする時には 無意識のうちにこういった方法を用いているように思う。 例えば今仕事で作っている描画エンジンの設計もその一つだ。 まあそう考えたところで何が得られるわけでもないのだが。

噂によるとゲーム会社ってのはずいぶんと大変なものらしい。 私の経験上では甚だヌルい職場なのだが、 一体どっちが標準に近いのだろうか。 ちなみに今日は仕事時間中に秋葉行き。ヌルイ。

学者はすごいということをNF中に何回か思った。 プラネテス読んで科学万歳気分が高まっているというのもある。

2004年11月24日

始発の新幹線で帰ってきた。今から会社。 たぶん今日は仕事にならない。

やはり仕事にならなかった。豪快に寝ていたので明日はその分仕事しよう。

京都に行って漫画を描きたくなった。 結局6年間バカ漫画しか描かなかったなあと思って悲しくなったのである。 私がバカ漫画しか描かなかった理由は、 まず一つにはその方が手っ取り早くウケるということ、 そしてもう一つは表情を描けなかったことである。 最初のうちは怒ったり泣いたりする顔を描こうともしてみたが、 どうにもウソくさく思えて嫌になってしまった。 メッセージとしての表情はまだマシだが、 心の中の悲しみやら怒りがはみだした結果としての表情という奴は 全く描ける気がしなかったのである。

夢と現実はリンクする。とてもみじめな気分だ。

2004年11月19日

フーリエ変換ってのは区間内を周期関数と見る。 ということは、両端の変位が連続じゃないといけないということだ。 それに気づいてまた少し野望に近づいた。 しかしまた新たな問題が立ち塞がる。 無理に問題を難しくして他人の介入を防ぐ、 などということを意図しているわけではないが 結果としてそうなっている気がする。

明らかに休んでる場合じゃないくらい仕事が差し迫っているが、 今回は休む。土日月火で4日間の休みだ。うち3日はそもそも休みの日だが、 もし京都に行かなかったとしたら休日でもおかまいなしに 働くに決まっているので、実質4日間休みを取るのと同じになる。 その分戻ったら全力で走らねばな。 というか、今やってることがおもろくて仕方ないので 他のことなど考える気にもならないのである。

新記録。11.4%。一時的なものだろう。 ところで、昨日は夕飯抜きだったのだが、そのせいで そういえば今日の朝食のミューズリものすごくおいしかった。 たぶん明日のミューズリも同じようにおいしいだろう。

学園アリス。アニメすげえ。原作と比べるとそのすごさがわかる。 とは言え普通のアニメなのだが。

暗いと写真のノイズが増えるのは フォトンが量子化されているからだろうかなどと思ってしまうが、 フォトンの数が有限であることが効くほど暗い状態で撮っているとも 思えない。しかし何かしら似たような事情によるのだろう。

今日は早めに帰ってそのまま出掛け、拳法を経由して京都。 荷物が多いのは嫌なので服は現地で調達しよう。

2004年11月18日

勝手に作った条件のテストでは動いても、 実際に運用するとなるといろんな困難が出てくる。 今日それを思い知った。 写真にこんなにノイズが混入していようとは。

2004年11月17日

昨日の私が期待したほどではないにしろ運動してみた。 疲れた。スタミナが落ちてる。まあ毎日15時間座ってりゃこうもなるわな。 ともかく、気温が低い分燃焼効率も良いはずなのでバリバリがんばろう。

ずっとやっていたことが実用一歩前まで来た。感無量。 まあ人に教えてもらっているのでできて当然なのだが、 だからといって誰でもできるというわけでもあるまい。 しかし所詮まだ実用段階には達しておらず、ここで止まれば全てパーだ。 残り時間はあとたった三日であり、実はあまり楽観できる状況ではない。

インフィニティゼロ。 極めてギャルゲーっぽいが、ギャルゲーにしては なにかとえぐい描写が多いし、ヒロインの造形は少々飛びすぎている。 意図的にやりすぎたのか、それともこれが作者の自然体なのかは 判断しかねる。とりあえずヒロインのゼロはやりすぎ。 しかしそれでいてとりたてて悪いという気はしない。 話はありがちっぽいが、今さら何とも思わないし あくまでギャルゲー的にであるとは言えそれなりに盛り上がるので それでいい気はする。文章もどことなくギャルゲーのシナリオっぽいが、 ほとんど幼稚とも言えるくらい素直に状況を説明しているので 何をやってるのかわからなくなるようなこともなく、 かえって読みやすかったりもする。 一番残念なのは主人公がヒロインに惚れる過程に 私がついていけなかったことだ。気がついたら命がけで突進するくらい惚れてて わけがわからない。

ところで、目が濁ると良く言うが、あれは比喩だよな。 絵ではわかりやすくハイライトを除くことで表現されるが、 当然現実にはハイライトがなくなったりはしない。 ただ視線が定まらない状態になるだけだろう。 本当に目が濁ったらそりゃシャレにならん。

2004年11月16日

寝てない割には結構動けた。明日で終わってくれ頼む。 一人でなんぼうなってもわからんことは聞くしかないが、 相手が時差14時間の場所にいるのでどうしてもズレてしまう。 その間に別のことができるくらい器用ならいいのだろうが。

インフィニティゼロが少しづつ進んでいる。これすげえな。 ヒロインの電波っぷりがかなりやりすぎで、萌える萌えないはともかくおもろい。 しかし話はまださっぱりわからない。まあ明日中に読み終わるか。

月300時間労働はかなりすげえ。 10時から1時までいたとして15時間だが、 昼休みの1時間と夕飯を食いに行っている40分前後は引かれるので 13時間ちょいになる。これを月21回やったとしてやっと270時間だ。 さらに休日10時間労働を3回しなければならない。 そりゃ辛いだろう。私の場合、だいたい日が変わる頃に帰り、月に2回ほど 休日に10時間働くくらいであり、ちょうど270時間になる。 これくらいに抑えておけばしばらくは大丈夫だと思うが。

体脂肪減らんなあ。考えてみれば豪快に減っていた時期というのは 毎日決まったメニューをきちんとこなしていた時期だった。 しかしそれをやるなら日が変わるくらいには帰らないと無理である。 1時から始めたら寝るのが3時になってしまうのだ。 まあ明日の私が腑抜けでなければやってくれるに違いない。

2004年11月15日

numerical recipes in Cを読んでいて、 ふと前ほど微積分の記号が恐くなくなっていることに気づいた。この感覚は 経験的に確実だ。行ける。

私より優秀な人がいるからといって 私が成長することの価値が落ちるわけではない。 私より向いている人がいるというのが事実だとしても、 その人が別の仕事をしていれば私がやるのが次善なのであるし、 そもそも私がより向いている人になれば最善になる。 日曜の夜に数学の勉強をしていられるこの普通じゃない精神構造を もってすればたいがいのことはどうにかなるだろう。 犠牲にしているものの大きさを思えば、 それくらいのことはできないと収支が合わない。

ひたすら眠りが浅かった。夢の中でまで連立方程式解いてる。 3時間くらいしか寝てないんじゃないのか。 今日は昼までは動けんな。

2004年11月14日

ニャ電話。blackmetalradio.com を教えてもらった。タダで聞き放題。ただし当然ながら全部ブラックメタル。 基本的にドンドコ始まってギャイーとかいう感じの音楽ばかりだが、 たまにいい感じなものもある。 しばらくこれをBGMにしてみよう。勝手に垂れ流してくれるので 気になった時だけ曲名等を確認すればいい。 私は基本的に脳内で勝手に音楽が鳴るのでわざわざ音楽を聞くことは少ないのだが、 いろいろ聞いておくと鳴る音楽に幅が出てうれしいので こういうのはとても有益だ。 もっといろいろ聞けばもっといろいろ鳴るようになる。 そのうち外に出せるようになるといいのだが。

デジカメはダメっぽい。電源が入らん。修理に出すだけ出そう。牛乳め。

音楽は退屈させない限り何をしてもいい、と言った偉い人がいる。 しかし私はそれを「退屈させてはならない」という方向に強く 取りすぎていたのだろう。 ブラックメタルを薦められたりライブというものに行ってみたり したことで少し考え方が変わったのだと思う。 とは言えブラックメタルは難しい音楽だ。 普通の音楽に比へると聞いて心地良くなるための条件が相当に厳しい。 こちらの準備が整っていないと単なる雑音になってしまうのだ。 意識をうまく同調させて時間の概念を頭から追い出してしまわなくてはならない。 しかしそれができれば普通とは全く違う感覚を得ることができる。 なお、エンペラーなど比較的メロディがあるものは 普通に聞けるのでこの限りではない。

それにしてもこのセンスはやっぱり少数派なんだろうな。 フォント全部これだし、白か黒か赤しかねえし、Deathの出現率高すぎ。

そろそろ住むところを探さねばならない。そしておあつらえ向きに 明日は会社で仕事ができない。良し。明日中に相場や分布を把握せねば。

土曜8時ごろ京都に着く予定。

次に行くまでに誰もがびっくりするような肉体にしてやると思っていたが ついに果たせなかった。私の意思が弱すぎるのである。

学者って圧縮されたコード書くなあ。 演算子の左右開けないし、なんでもマクロにするし、変数名短いし。 私のコードも社内ではかなり圧縮度が高い方でよくむつかしいと言われるのだが、 比ではない。

キーリ4。ラブラブになってきました。ユリウス君も嫉妬に狂ったりせず いい子です。まあそこが物足りなかったりもするのだが。 それに、結構あっさり再会してしまってハラハラ度が足りない。

部屋探しはまだ早すぎたようなので12月中旬頃探して1月初旬に出る予定。 しかし相場はだいたいわかった。だいたい1Kのユニットバスで6万から。 一応川崎にも行ってみたが、その条件の部屋であれば大差ないようだ。 確かに同じ金なら広くはなるが、遠くなる不利を考えれば却下だろう。 6.5万以下で十分に近い場所に住む、ということを絶対の条件として あとはできるだけマシなものを探すしかない。 フロトイレ別でガス台を置けたらいいなあと思っていたが、 それすらも過ぎた望みであるようだ。 東京は恐ろしいところである。

川崎は住民税が安いという話を良く聞く。 そこで調べてみると、役所のサイトに住民税は基本的に全国ほぼ一律と書いてあった。 では、一体何故そう思い込んでいる人がこうもたくさんいるのだろうか。 ちょうどひっこしたと同時に収入が増えるなどして税金が上がった、 あるいは住民税という名前ではないが住む場所によって違う税金が 別にあってそれと混同している、などの理由が考えられる。 前者であれば関係ないが、後者は実質的に住民税が高いのと同じだ。 しかし仮にそのような差があったとしても川崎はもうありえないので、 この件は無視。まさか万単位で違うということはあるまい。

猿によると川崎は市民税が安いらしい。それにしても年で万は違わないとのこと。 あとまぶらほはつまらないとか、キーリはキャラがしゃべってる分にはいいが 状況描写がえらくわかりにくいとか。あとイージス5はどうよとか。 イージス5はそれなりに楽しいし、激しく使えない能力の組み合わせ方が 結構おもしろい。そもそも文章がまともなのでちゃんと読める。 が、それだけと言えばそれだけだ。

ハルヒ漫画をもう一回読んでみる。つまらねえ。何が悪いか考えてみて、 典型的に同人くさいことに気付いた。 顔主導で画面が構成されていて、状況がわかりにくい。 構図に説明能力が欠如しているので言葉で補わねばならず しかしセリフを多くできないので結局何が起こっているかがわからない。 まずカメラを引けと言いたい。 加えて雰囲気が一様で、緊迫感が必要なシーンもおちゃらけシーンも 全部一緒だ。 この漫画が下手くそなことが一番わかりやすいのは閉鎖空間のシーンで、 非常にわかりやすくひどい。いずれにせよ作品全体が反面教師として優秀なので、 場所を決めて数人でコマ割りし直してみて比べると良いかもしれない。 野球でキョンがピッチャーをやるシーンの2ページなどはその目的には特に良い。 と、これくらい言えば満足か。ちゃんと期待には応えないとな。 改めて素晴らしいプレゼントをありがとう。

なお、学園アリスもここまでひどくないにしても似たような欠点を持っている。 フルバもだ。さらに、漫画に限らず、ラノベの類でも状況説明能力を重視しない 文章を多くみかける気がする。 キャラが何をしゃべってるか、何を考えてるかはわかるが、 物理的にどういう位置関係で何をやってるかわかりにくい、 というのは例えばキーリなどにも当てはまる。 一方、今フルメタをめくってみたらものすごくわかりやすかった。 私は基本的にはこっちの方がいいなあ。内容の好みはまた別だが。

2004年11月13日

共役勾配法すげえな。連立方程式を解くってのは、つまり Ax-b同士の内積が0になるようにxを決めるってことで、 それは確かに最小化問題だ。やっとつながった。

気になって学園アリスの原作漫画を2冊ほど買ってきた。おもろいじゃねえか。 バカっぽいノリの割に実は結構シリアスで微妙な気分になれる。 少々読みにくいが、それはたぶん私が少女漫画から 遠ざかっていたからだろう。そういうことにしておく。 それにしてもアニメのスタッフはすごい。 これをああ構成しなおす手際は大したものだ。 いや、あれは再構成などという次元ではないな。 学校がなくなってしまうというあたりのくだりは原作には ほとんどないのである。

ミューズリにかけようと思っていた300ml牛乳がリュックの中で炸裂し、 保険証とデジカメがミルキーになってしまった。 昨日買って忘れていたものなのですでに微生物が繁殖を始めており、 臭いはなかなかに酸っぱい。保険証はほぼ完全浸水で、 下手に触ると破れてしまうので自然乾燥を待つしかない状態である。 デジカメも悲惨で、振っても振っても滲み出してくるあたりかなり絶望的だ。 仕方ないので開けて出せるだけ出したが、あとは天命を待つしかない。 紙パックはリュックに入れてはならないということだ。

なお、牛乳の殺菌は一般に完全ではなく、開けていなくても 時間が経てば腐る。常温保存可能品と書いてあるものは 強烈な加熱を行ってほぼ滅菌状態にあるが、 それでも缶詰のような保存性はない。

キーリ3。順調に長編化している。読んでいて不安がない。 肉体的には普通だけど心が強い女の子と、 肉体的には強いけどいまひとつ煮え切らない青年。 この組合せは爆弾だ。今までこの組み合わせて好きにならなかったものが あるだろうか。むろんあるに決まっているのだが、思い出せないので良い。

今気づいたのだが、winXPには音声合成ソフトがついている。 コントロールパネルに音声認識という項目があり、 中で好きな文字列を入れられるのだ。英語限定だが、 それだけにかえっておもしろい。さしあたり「yoshinoya」 と書いてみたところ期待通りの発音になった。 品質はイマイチだが冗談としては十分である。 しかし何の使い途もないな。つうか、これ一体どこで使ってるんだろ。

2004年11月12日

進んでねえ。しかし、最適化法やロバスト推定についてそれなりな知識が得られた。 あと連立方程式に使う共役勾配法の原理とか。 すげえ賢い。それを大規模に使う応用である 布シミュレーションを再開したくなってきたが、 仕事とは認められていないので趣味としてやるしかあるまい。

物理はギャルゲーに使ってナンボだろう。 そんな日が来ることを夢見て数学と物理の勉強に精を出すことにする。 たぶん来ねえな。

帰ってきたらすげえプレゼントが入っていた。 だいたい誰の仕業か想像がつく。あとで電話しよう。 それにしても本当につまらんなハルヒ漫画。 絵が気に入らんのはともかくとしても、漫画の体裁をなしていない。

会社が停電で今週末は仕事ができん。どうしたものかな。 しかしとりあえず22日は休みを取っておいた。

巌窟王ムチャクチャおもろいんだが私だけか? デザインセンスがどうかしているだけで、中身は実にまっとうだ。 まあベタすぎると言うならわからんでもないが。

ローゼンメイデンたまらんのだが私だけか? しかし今回はやりすぎだな。いいけど。 結局かわいけりゃなんでもいいんだよつまるところ。

改めてBaraff先生の布シミュレーションの論文を読んでいたが、すげえなこれ。 自分の手で実装してえ。

計算量オーダーの概念という奴はそんなに高度なものだろうか。

布シミュレーションの計算量の大半は連立方程式における共役勾配法に費される。 力の計算そのものはO(n)であり、その偏微分の計算が最悪O(n^2)、 そして連立方程式がバカ正直に解けばO(n^3)、共役勾配法の類を使えば O(m*n^2)である(mは反復数)。 明らかに連立方程式が重い。が、問題の性質を良く見れば 相当な高速化が可能なことは明らかだ。 まず連立方程式を成す行列は力ベクタの偏微分から構成されているが、 力ベクタは質点数×3要素(位置3次元)であり、 仮に質点が1000あれば行列の要素数は900万にもなる。 どう考えても間に合わない。 しかし、一つの質点に接続している頂点はモデル化の種類にもよるが たかだか16程度である。頂点に接続していない頂点の座標に 関する偏微分は全て0になるので、 行列の各行の要素数はたかだか48要素だ。 すなわち1行あたりの要素数が3000から48に減り、 理想的には60倍もの高速化がなされる。 結果として、偏微分の計算は要素数に比例するのでO(k*n)、 連立方程式はO(k*m*n)、とケタ違いに速くなる。 さらに、ある程度短い周期で計算していれば行列はあまり変わらないので、 前のフレームの解を初期値とするとmはほとんどゴミ同然にまで減ることが 期待できるのである。 というところまで説明したんだがなあ。

numerical recipes in Cのサンプルコードがfortranくさくて読みにくい。 いちいちポインタをずらして添字を1から始められるようにしていたりする。 仕方ないことだし特に支障はないが、そういうものなのだなあと思う。

2004年11月11日

数学が足りないので「numerical recipes in C」の日本語版を買った。 日本語版なのはそっちの方が安いしすぐ届くからだ。 英語ではC++版が出ていてちょっと気になるのだが、 私が欲しいのはコードではなく理論なのでそのあたりは問題ではない。 それにしても本代がかさんでたまらん。今月すでに3万使ってる。 とは言え、仕事に絶対的に必要と言い張れない本ばかりなので 会社に出してもらうのも気が引けるし、 会社に買ってもらうと勝手に持って帰れなかったりして後で困る。 そして何よりも手続きが面倒くさい。 まあプロジェクト経費で買ってしまうと終わった後で 結構自由にできたりしておいしいらしいのだが、 そういう大人のインチキに手を染めるにはまだ若すぎるだろう。 「買ってくれ」と言えば買ってくれるんだろうから、 これはどちらか言えば意地の問題にすぎないのだが。

今日は最急降下法を実装した。 評価関数の偏微分を計算するのが一番大変だった気がする。 微積分を完膚なきまでに忘れていることが発覚した。 dx/dy=(dx/du)(du/dy)という簡単な法則すら忘れて馬鹿正直にやろうとしてしまう あたり相当やばい。あとリトルエンディアンのせいで赤と青が逆転していたバグを 見つけるのに大変な時間がかかった。 反復すればするほど赤と青が交換されていくというあからさまなバグであり、 今にして思えば何故気付かなかったのか不思議でならない。 しかしともかくも終わった。M推定を導入して頑健性を高めれば ほぼ終了のはずだ。 修正幅を収束状況に応じて動的に変化させるアルゴリズムも組み込みたいが、 実行時間が問題になるツールではないので、とりあえずは小さめに取っておけば 発散や振動は防げるだろう。 しかしいつの間にかツール屋になってるな。 結局のところ、私は勉強になることならなんでもいいのだろう。

あと二日で「ここまで来れば安心だね。22日は休んでいいよ」 と心の底から言ってもらえるくらいに完成させねば。

インフィニティゼロをさわりだけ読んでみたが、鍵パロ。 鍵そのものではなく、鍵パロディ。それもたぶんわざとだ。 表紙のヤバげなイラスト込みでわざとだと思われる。 素面では読めないのでキーリ3が終わってからにしよう。

平田弘史「日本凄絶史」の最初の話だけ。 武士死にすぎ。武士ってこんなに腹切るんでしょうか。 誰か歴史に詳しい人教えてください。こんな職業絶対イヤです。

2004年11月10日

生まれて初めてフーリエ変換を実際に使った。すげえ。 あと擬似逆行列がすげえ。最急降下法は簡単な割に便利。 数学は偉大だ。 そして、ゲームを作る以上に数学の有用性をはっきりと認識できる方法を 私は知らない。

NF行けるかどうかかなり怪しくなってきた。 今週中に学者様の協力が必要な部分がある程度どうにかならないと 非常にまずい。なんとかしたいが、いろんな事情があって 私一人ががんばればどうにかなるというものでもない。 しかし行く。

世の中には他人が書いたコードをいじることはできても 一からコードを書くことはできないプログラマがいる、という話を聞いた。 コードの再利用をきちんとしているということの裏返しなのかもしれず 一概に悪いとは言えないのだが、しかし嫌だ。 プロジェクトごとにほとんどありとあらゆるものを一から作っている うちの体制は明らかにおかしいが、それができるということはある意味においては 優れているのかもしれない。

文章で言いたいことを伝えるのは難しいな。 知らん人が相手だとなおさらだ。もっと丁寧に書こう。

2004年11月9日

ファンタジックチルドレン5。ヘルガがひたすらムカつくが、 きっと後ですごいかわいくなるに違いないと思って耐える。 それにしても、一話一話をもう少しおもしろくできんものかな。

2004年11月8日

仕事。またもや数学が足りん。そしてたぶん英語も足りん。 数学方面の英語はさっぱりだ。 どう考えても信号処理をやってた奴がやるべき内容だが、 私しか空いていないんだから仕方ない。つうか、私だって空いてない。 今週中に片づけねばこいつのために中断している仕事がヤバくなってくる。 本来ならばきちんとまっとうな手順で勉強して自力で実装し、 どうしてもわからない時だけ先生に聞くようにしたいのだが、 何分あまりに時間がない。月末までこいつにかかってしまえば 本来の私の仕事が全くできなくなってしまう。 ロクに考えもせずにこれがわかりませんあれがわかりませんと 先生に泣きつくのが一番妥当なのだろうが、最悪だ。 そんなものはコピペとなんら変わらん。

2004年11月7日

なのは5。作画がヤバいことになってきた。 しかしそれはおそらく後半のために力を溜めていたのだろう。 今回いちいち尻とか胸とかうるさい。 続いて6。いい奴全開。

げんしけんを見てみたが、激しく辛そうなので中断。 リアルであることは認める。 しかし、なんであれ私はもうあの世界の住人ではなく、 あれを見て心地良くなれる回路は持っていない。 それが失われたものなのか、元から持っていなかったのかは今ではわからないが。

学園アリス。おもろい。テンポもいいし、何より内容が普通。 ドタバタしておきつつも基本的にいい話系でまとめるというあたりが普通。 そして妙な文化に属していないことがこれまた普通。安心して見られる。

植木鉢を買ってきた。サボテンを移そう。しかし土が問題だ。 何やら特別な土を使っていたようなのだが、そんなものはない。 園芸用品売り場にはいろいろ土も売られているが、 10kgとかの単位だとなんぼ安くても処理に困る。 たぶんあんまり湿ったのを入れると即死するので、 それなりに乾いた奴にしないといけない。

GeForce6200登場。早速買ってもらわねば。 会社の今のマシンは6800だが、これではどう考えても速すぎる。 できるだけメモリクロックも低い奴にしてもらわないとな。

2004年11月6日

帰ってきたらサボテンの鉢がひっくり返って 砂をバラまいていた。なお悪いことに、 キーボードがその砂の下敷になってしまった。 開けて掃除したが、砂の粒が細いために狭い所に入りこんでしまって取れない。 買い直したくなるくらいひどい。 たまに押したまま返ってこないし、押すのに必要な力が何倍にもなっている。 どうしたものか。そして床に散った砂もまたどうしたものか。 そしてまた、減ってしまったサボテンの砂もどうしよう。

リンかけ。だんだんバカっぽさと品質のバランスがバカっぽさに傾いてきた。 要するに見慣れてきたせいなんだろうが。 そろそろこれもどうでも良くなってくる気がする。 第一話からすでに演出が全開状態なので、 これ以上すごいことになるとは思えないのだ。

巌窟王。アニメオリジナルの展開になってきた。とは言え 大筋に影響するほどではないが。

キーリ2。後付けとしか思えない過去が発覚。順調にシリーズ化を進めている。 悪くない。

電撃イージス5。萌えねえよ全然。それぞれの能力の非力さ加減と その使い方がおもしろいが、キャラには萌えない。 そもそも萌えってのは一体どんなものだっただろうか。

うたかた1話。さっぱりわけがわからんのでおもろいもつまらんもない。 しかし、さっぱりわけがわからんということだけは言える。

フルメタ新刊。おままごとも終わって。ついにクライマックスへと動き始めた。 安心してハラハラできるいい作品である。

2004年11月5日

ミーティングで激しく体力を消耗し、仕事が進んでいない。 今日中に目途をつける予定だったのに。明日が勝負だ。 ところで、matlabの構文すげえ汚ねえ。効率的なのはわかるが、 これで長いの書いたら絶対わけわかんなくなる。 例えば「0:0.5:10」で0から0.5刻みで10までの要素が入った配列ができる、 というのは凄まじい圧縮度である。慣用句に慣れないと ほとんど魔法の呪文だ。そもそもiとかjが予約語ってどういうことよ。 それだけに慣れたら早いんだろうが。

多次元の偏微分値配列を積分して元の値を出したいのだが、 元の偏微分値が測定値なので積分可能とは限らない状態になっている。 そこで、これを積分可能とわかっている関数で近似してから積分する。 ここにフーリエ変換を使うのだ。 フーリエ変換後は三角関数の話なので常に積分可能だからである。 すげえ頭いいなこれ。しかも速い。 ただ、高周波成分が落ちる可能性が高いので 近似の精度はあまり高くないかもしれない。

2004年11月4日

2万ほど本につかった。matlabの本と、統計解析の本と、SFS(Shape From Shading) の洋書。3番目はアマゾンなので当分来ない。来たころにはもう終わっている 気もするが、保険だ。あと論文を落とすのに19ドル使った。 大学生っていいなあ。 大学生の時は論文コピるのが面倒くさくて仕方なかったものだが、 今にして思えばあれは恐ろしく恵まれていたのである。 まあ何事も失ってからわかるものよ。 であれば今の環境もきっと何かしら恵まれているはずなのだから、 せいぜいがんばっておかなくてはな。

キーリ。少女漫画みたいでおもろい。むしろ漫画にしてくれ。 何より世界観が絵的に魅力的なので 誰かうまい人が漫画にしてくれるとうれしい。山口美由紀とか、森生まさみとか。 と、森生まさみが出てくるのはあきらかにミモザのせいだな。 ともかく冷めたフリして優しい青年とがんばる少女という組み合わせは 定番ながらもやはり良い。2巻も買ってきた。

スーパーで食欲と戦って負けた。200発蹴りの練習するから許してくれと懇願する 食欲が私の良心に打ち勝ったのである。ちゃんと200発練習した。 しかし、買ってきた弁当は案の定おいしくなくて、 今はかなり淋しい気持ちでいっぱいである。 ミューズリーは平日会社で食うから休みの日は別のものを食っていい、 というお許しが出ているのだが、これならミューズリ の方がずっと良かったと思う。

脂肪が減らなくなって久しい。増えないように気をつけてはいるが、 冬はこれからだ。今でも食欲の制御にはほとほと手を焼いているのに、 これからさらに辛い戦いになる。なお、実のところすでに体脂肪率は 12%台であり、これ以上減らす理由は全くない。 強いて言えば、せっかくだから、という奴である。 ところで、電車にぶらさがっていたカメラの広告に出ていた写真の女性の 体脂肪率は15%だそうだが、女性でそれはけっこうすごいのではなかろうか。 大丈夫か。

会社で淋しく論文を読んでいるとアホ電話。 今日は子供自慢ではなくちょっと別の話。

2004年11月3日

学者様とメール。容赦ない専門用語責めで燃える展開だが、 しかし私にできるのかどうかはさっぱりわからん。 とりあえずM推定と非線型最適化法についての知識が必要らしい。 それとフーリエ変換もいるらしいが、どう使うのかはさっぱりわからん。 論文読まないとどうしようもないな。 しかし、論文を手に入れる方法がないのが困ったものだ。 最近はWEBで読めるはずだが、学会員ではないのでそれもできないし、 電子化される前の時代のものに関してはかなり絶望的である。

自分でやると言っておいてなんだが、この仕事は私の手には負えんかもしれん。 しかも期限は今月中。やばすぎ。NFなんて行ってられんのか。 「誰もやってくれないと言うならオレがやるからさっさと命令を下さい」 なんて勇ましいことを言ってしまった過去の自分を呪う。

そういえば先月初めて残業代が出た。7000円。 270時間働いてこれだから、だいたい残業分の時給は100円くらいになる。 すげえ。まあ許可取らずに勝手にやった残業なので、文句は言わん。 金なんかいらんから好きなだけやらせろ、と言ったのは私なのだし。 ありがたくもらっておく。ドラクエも買えんが。

ミューズリが届いた。9kg。当分朝昼はこれと豆ごはんで行こう。 計算上栄養に問題はない。はずだ。

次のメシはザーサイでも入れてみようか。わかめもいいな。

遅くともあと3ヶ月のうちには引っこすわけだ。 すると、どうしても買わねばならないものがある。 冷蔵庫だ。洗濯機と掃除器はなくてもどうにかなるが、冷蔵庫ばかりは必須である。 巨大な奴欲しいよなあ。5人家族かよと思うような奴。 電気代もデカい方が安いし、設置さえ可能であればなんぼでかくても さっぱり問題ないのである。

2004年11月2日

テクスチャ系のツールを作っていたが、 O(n^4)の威力を思い知った。 1024の4乗は2^40であり、だいたい10^12くらいだ。 クロックが3GHz(3*10^9)として、これで割ると、 3*10^2程度となる。つまり、仮に1クロックで単位操作が終わったとしても 300秒かかる。5分だ。単位操作が100クロックかかれば500分で8時間かかる。 実際に作ったものだとそう理想的には行かないのでさらに遅く、 もしn=1024であれば38日かかる計算になる。どうしようもなく論外である。 どうにかオーダを減らす手はないものか。 最悪モンテカルロ化しかないが、あれをまともに使いこなすには それなりな勉強がいるのでできれば避けたい。 いやしかしチャンスではあるな。

コンドールマン1話。社会派すぎてありえねえ。 「命を賭ける価値もない、それほど汚れたニッポンの」 なんて歌詞なので期待はしていたが、これほどとは思わなかった。 第一話から悪の組織が砂糖買い占め。すげえよこれ。

2004年11月1日

アホ自慢電話。子供がそんなにかわいいか。かわいいだろうさ。 外的には毎週児童館で子供と遊んであげる優しいお兄さんということに なるのだろうが、それを額面通り受け入れられるほど私は人間ができていない。


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