だだもれ

2004年7月31日

病院。それ以外はひたすら家。

コンビニがつぶれて弁当屋兼惣菜屋ができた。 特に惣菜は見た目においしそうだが、さてどうだろう。 それにしてもこういうのを見ていると思い出すのが「モエかん」だ。 あまりにも便利になりすぎて 誰も料理をしなくなってしまった世界が描かれている。

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS」。 今のところムチャクチャおもしろいとは言えない。 設定や話そのものにはオリジナリティが感じられないし、 今のところキャラにもさほど光るところがない。 たぶんこれからなのだろう。作者の気分がノッてくればまた あの興奮が味わえるに違いない。 これから面白くなりそうな気配はかなりある。

それにしてもイラストがなあ。前のもうまくねえなあとは思ったが、 今度のはうーむ。

吸血鬼多すぎないか最近。たまたまそういうのを選んでしまっているだけか。 吸血鬼物を現代においてやる場合には、聖書に弱いとか、流れる水に弱いとか、 そういう荒唐無稽な側面をどう料理するのかがいつも気になる。 BBBはそんなことは気にせず「お約束」としてしまっており、 それはそれで潔いが、しかしやっぱり気になる。

2004年7月29日

歩いていたらいきなり雨が降った。不思議に楽しい気分になってきつつも 濡れるのは嫌なのでスーパーに駆け込んでどうせだからとおやつを物色したが、 カロリーが気になって買えない。そのうち雨が止んで、結局何も買わずに 出てきた。

2004年7月27日

お盆あたりまでとある作業でカンヅメになる予定。実はかなり余裕がない。 マッハとか見てる場合じゃないんだが、済んだことは仕方ない。 おもろかったしな。

壮絶な夢を見た。 野望の王国とサンクチュアリと夜と霧を混ぜたようなものすごい夢。 自分が橘的な立場で、片岡的なのはもう戦いのうちに死んでいる。 片岡(以下面倒なのでそう呼ぶ)が死ぬまでは比較的片岡に 引っぱられて自発性を欠いていた橘も、片岡の死とともに リーダーとして目覚めてゆく。 なお野望の王国みたいに二人が野望を達成するためにどうこうするのではなくて、 あくまで巻きこまれて戦うハメになる話だ。 敵の大ボスは絶大な権力を持つ老人で、 このあたりがサンクチュアリくさい。 決戦に先立って体が不自由なのにこちらのアジトに一人で乗りこんできて 話をするのが熱かった。まあいろいろあったがとにかく出来すぎに 盛り上がる夢だったのである。しかし面倒くさいのでこれくらいにしよう。 たぶん後でこの文章を見れば内容を思い出せるだろうから、それだけでいい。 ところで、うちらの世代ってヌルいんだろうなと改めて思う。 夜と霧なんて読むと「オレこれでいいいのか?ダメだろ」 という気がものすごくしてきて少しでもがんばらないといけない気になる。 じいちゃん達も昔はきっと壮絶な生活をした時期があったんだろう。 この間亡くなったじいちゃんにはほとんど話を聞いたことがなかったが、 いろいろ豪快な人だったらしい。私が知っているじいちゃんは 一度倒れて体が不自由になってからの姿なので全然わからないのだが、 それでも昔はそれなりに話もできる状態だった。 「孝行したい時に親はなし」とは少し違うが、 価値がわかるようになる頃には失われてしまう、ということがあるのである。

Wikiすげえ便利ね。何がどうというんじゃないが便利。すげえよこの発想。

うどん。前回はうどんと言うよりは「小麦粉を練ってゆでたもの」だったが、 今回はいくらかうどんと言い張れそうな気がする代物になった。 が、これはどう外挿してもうどんと呼ばれ得る領域には入らない気がする。 やっぱり焼いて食った方がはるかにマシだ。 焼く時にチーズとトマトソースでも乗せておけばピザになる。それでいいだろ。

「チャンク(魂)」と書いてある本があって、明らかに「チャンク(塊)」の 間違いなのだが、「かたまり」と書いて「魂」と誤変換されるはずはない。 まさか著者は「チャンク」の訳語が「魂」だと思っているのか。

ライセンスがどうあれ、ソースが公開されてるなら同じ機能を持ったものを 書けると思うのだが、そういう話じゃないんだろうな。

モニタが2つあるのってかなり便利くさい。 一つでエディタをドバっと広げて、もう一つにデバグ環境とか ヘルプとかマニュアルとかWEBとかメールとかの雑多なものを置いておく。 3つくらいあってもいいのかもしれない。 20.1インチを3つ並べるのは爽快だよなあ。そんなことはしないが。

2004年7月26日

オペしてきた。 こんなのが取れた(グロいかも)。だいたい直径1cmくらいで、 こんなものが体に埋まっていたのかと思うとかなり恐い。 皮膚の一部がくっついていたり、薄く毛が透けて見えるのがリアルだ。 患部が背中なのでうつぶせになって寝るわけだが、当然医者の手も何も見えない。 背後でゴソゴソやられるのがこんなに恐いとは思わなかった。 数分間背中でゴソゴソやっているのだが 見えないし何の感蝕もない。ただ「ジョキッ、ジョキッ」という謎の音だけ が聞こえてくる。 一体私の体はどうされてしまうんだろうと本気で思った。 てっきり真一文字に切って中身の何かを出すだけだと思っていたので、 「ジョキジョキ」音を立てるような何かは完全に想定外だったのである。 終わって出てきたブツを見て初めて できもの部分を周りの組織からハサミで切り取っていたことがわかったが、 最中は気が気ではなかった。 さっぱり痛くも痒くもないのに横の皿には着々と血まみれの布が積まれていくのが これまた恐怖を増幅してくれる。 ところで、麻酔はすごい。 注射をされた時に、
「麻酔って結構早く効くもんなんですか?」
と尋ねたみたところ、
「うん。もう切ってるし」
「えっ」
という感じで、刺されてからほんの数秒のうちには切り始めていたらしい。 昔は20分くらい経たないと効かなかったらしく、 多くの医者は痺れを切らして10分くらいで切ってしまい患者を痛がらせたそうだ。 患者が痛いと言っても医者は「普段酒とか飲んでるから効きにくいんですよ」 などと適当なことを言うのが常だったらしく、まったくもってひどい話である。 なお、取り出した体積分は周りの脂肪を動かして埋めたらしいのだが、 一体どうやったのか不思議だ。それでもすきまに血が溜まるというので 今は丸めたガーゼを押しつけて圧迫している。

そういえばもう5時間近く経つがまだ痛くならない。一体いつ来るのだろう。 来てしまえばたぶん平気なんだと思うが、こういうのは来るまでが恐いのである。

切り開いてみた。 ドロドロした何かかと思ったら固形状。プニプニしていて脂肪の固まりっぽい。 破れるとクサいです、とパンフレットには書いてあったのだが、 大した匂いもしない。

ついでだから写真ネタ。 川崎に行く途中の看板。「妹」にしか見えない。 だから何だというわけではないが。

もう一つ。 アクセサリー屋の看板なのだが、もう少しどうにかならないのかと思う。

今木さんが書いていた、 柴村仁「我が家のお稲荷さま。」。電車の中でも免許更新の待ち時間でも ニヤける顔を抑えるのが大変だった。すげえ楽しい。続きよこせ。 いろんなものが小学校の夏休みっぽい。実際夏休みなのだが、 それだけでなく夏休み。もう失われた夏休みだ。 最初の話が終わった後はえんえん何も起こらなくて、楽しくダラダラしてるうちに 気がついたらもうページがなくてびっくりした。 ギリギリになって取ってつけたように事件が起こるが、 その事件は作中の扱いすらどうでもいい事件で、 でもそれなりにはみんな真剣で、そのへんの匙加減がとても気持ちいいのである。

そういえばタツモリ家は1巻しか読んでいないのだが、終わったんだろうか。 終わってないんだろうなあ。あれもどうでもいいけど好きだ。

2巻でてるじゃん。

マッハ見に行かない?と誘われたので見てきた。 すげえ!ムチャクチャおもしろい! 人間はこんなに動くのか。技のキレはさほどでもなく人を壊せるとは思えなかったが、 しかしあの速度で動くことそのものがそもそもすごい。 やっぱり旋風脚は2回転しないとダメだなと思った。 今すぐ練習したいが、今週一杯は運動を止められている。 実際動こうとしたらかなり痛かった。 練習してああなれるわけではないにせよ、 ああいう健康さには憧れる。 「運動が苦手」と言っても誰も信じないレベルに達しなくては。 というわけでやる気が出た。いい映画である。

そういえば、話がどうとか、映画としてどうとか、 そういうことはどうでもいいので知らん。アクションシーンが 本気ですごいのでそれだけで十分だ。 あとは映像としてタイの雰囲気みたいなものが濃厚に出ているのでそこもいい。 もうアクション映画は何見てもショボく感じられるんだろうなあ。 話とか映像とかもっと別のところを見ればいいんだろうが。

差出人が個人のメールが来てなんだろうと思ったら宣伝だった。 激しく腹立たしい。手口がどんどん狡猾になってくる。

2004年7月25日

ウィルスバスターを入れてみたが、ウィルスが見つからなくてガッカリした。

ヨドバシをうろついていたらプロテインを見つけた。 結構高くて迷ったが、ネタのためと買ってきた。 案の定ものすげえマズイ。しかもドロドロしてて食感も最悪。 どう考えてもツナ缶の方がいい。 しかし買ってしまった以上消化せねばならないので、 会社に置いておいてバリバリ飲むことにする。

掲示板でマズイって注意された奴じゃんこれ。ザバス。 他はこれよりはマシということなのだろうか。

久しぶりに自転車屋に行ったら「体絞ってるの?」と言われた。 自分ではよくわからないが、 どうやら見た目が変わるくらい痩せたらしい。 しかし、実のところ食い物の制限は大してやっておらず 何をどう考えても一日2000kcalくらいは食っている。 不健康な痩せ方をするはずがない。 それに、体脂肪率は大して変わっていないのだ。 実際今日ヨドバシで上半身のを測ったら16.8%もあった。 もしかすると見た目に大きい影響がある部位だけが痩せているのかもしれない。 腹の脂肪が減っても服を着ている状態では全然わからないが、 顔の脂肪が減ればかなり変わるだろう。顔なんか痩せなくていいのに。

「味来」という品種のとうもろこしを買ってきた。 甘味が強くいのが特徴らしい。 ゆで時間は普通の種類よりも短く、3分でいいそうだ。 でそのようにして食ってみたのだが、りんごの味がする。 生でも食えるという話だが、確かにこれなら食えるだろう。 シャリシャリした食感でこの甘味というのは もはや果物の一種と言っても差し使えないレベルである。 好きかと問われると微妙なところだが、少なくとも面白いのは確かだ。

プロテインをコーヒー牛乳に混ぜて飲んでみた。 牛乳よりはかなりマシ。ふと「加熱したらどうなるんだろう」 という疑問が湧いたので電子レンジにかけてみたのだが、 残念ながら膜ができたり固まったりはしなかった。 ただとろみがパワーアップしたのと、 暖かいと余計にマズイということがわかっただけ。

一日中家にいるのも悪くないが、会社にいるより疲れる。 というか、これをあと5日も続けるのか。 まあ明日は手術と免許更新と買物を一気に済ませるので それなりには出歩く予定なのだが。

小麦粉を練っておいた。いつもパンではつまらんのでうどんにしてみよう。 高校の時にクラスでうどんを作ったことがあって、 どこの班もうどんとは程遠い黄色くてコシのありすぎる物体になっていたのを 思い出す。普通の粉を使ってすらそうなのに、今度は全粒粉だ。 なおさらうどんとは程遠いものが出来上がるだろう。

2004年7月24日

月曜の粉瘤の手術が楽しみで仕方ない。 この盛り上がったモノに切れ目を入れると何が出てくるのだろうか。 白いのか、赤いのか。ドロドロなのか、固まりなのか。 そういうのを想像するだけで楽しい。 体にメスを入れられるのは初めてなのだ。 できることなら録画してほしいくらいである。 所詮1cmくらい切れ目を入れて中身を取り出した後 縫い合わせるだけの手術なので、まるで恐いとは思わない。 今までで一番痛くて恐かった治療はやっぱり鼓膜切開だと思う。 奥に水が溜まっている場合は特に最悪だ。 掃除器みたいなものでズビズバーと吸い取るのだが、 10秒以上鼓膜の奥にものすごい音のするものを突っこまれるという 経験はなかなか想像を絶している。痛い以上に音が恐いのだ。

大きな怪我や病気の経験もなくここまで生きてこられた私は幸せだと思う。 弟二人はそれなりに痛い目に遭っているのだが、私だけは何故か 免れている。まあ耳の不都合を考えればトントンといったところか。

タンパク質を取るためにきなこ牛乳を試そうとしたところで、 ふと腹が減っていることに気づいてミューズリを入れてみた。 とてもおすすめできない。

2004年7月23日

yukiwikiにはコメント追加機能があって、スレ式掲示板のように扱える。 スクリプトをいじって書式を変えてやれば好き放題できそうだ。

MSDNの日本語版はかなり情報が足りない。 英語を読んだ方が早いのではなかろうか。

26-30は夏休み。しかしどこに行く予定もない。 ただ単に、8月以降はプロジェクトが始動して忙しくなるから 休めないというだけのことである。 いつまでも布で遊んでいるわけには行かない。

会社でチームの人が Infopathとかalienbrainとかについて言及している個人サイトを 検索していたのだが、知っている人のサイトが引っかかっていた。 うちが引っかかったらどうしようとヒヤヒヤしながら見ていたが大丈夫だった。 ところで、別の経路でzopeがいいという話を聞いたが、 どうやらツールというよりは環境みたいなものらしく、 結局プログラムを書かないといけないっぽいので面倒くさい。 誰かやってくれるといいのだが、 もし導入するとなれば間違いなく私に回ってくるだろう。 その手の仕事は難度が高いわけではないが、 皆の要求をどんどん取り入れて改良し続けねばならないという 厄介な性質があるため、 できるかどうかわからない新人に押しつけるわけにも行かない。

せんせいのお時間1話をちゃんと見た。なんかおもしろい気がしてきた。

来るメールの大半はゴミ。最近あまりにゴミが多すぎる。 さしあたり表紙のメールアドレスに不恰好ながら対策を施してみた。 画像にしてしまうのが一番有効だとは言うが、 それだとw3mで見えなくなって困る。 非アルファベットを区切りとみなすくらいのことはやりかねないので、 hirashoXsannetXneXjp(Xが区切り) とか書くくらいはしてもいいのかもしれない。 あるいはHirasho@sannet.ne.jp(最初を小文字に変えてください) とかやって誤爆させるとか。 まあ今さらやっても手遅れである。 アドレスを変えた時には 機械に判読可能な形では書かないように気をつけよう。

2004年7月22日

wikiというものについて調べてみた。 スレッド機能つき掲示板みたいなものだが、 他人の書いたものを書き直せるという特色がある。 またリンク関連の機能が強力で、例えばまだないページにリンクを張ると 新規投稿画面に飛んでそのリンク先を自分で作ることができる。 たぶん便利なんだろう。しかしまだ具体的に私が関わっている事について どういう利益をもたらしてくれるのかはピンと来ない。

Wikiのおいしさが少し見えてきた。書きこんでみるとわかるが、 いつでも手軽に書き直せるというのはなかなかに面白い。 ただ、掲示板のようにレスを下に追加していく使い方はやりにくい気がする。 いちいち全部編集できてしまうからだ。 レスが別ページであればいいが、そうすると画面も別になってしまって厄介だ。 そういう使い方もできるかもしれないので調べてみよう。 ダメなら議論用にはスレ形式の掲示板を併用するのが良さそうだが、 wikiからリンクを貼れないのは不便なのでできればWikiの中でできてほしい。

KURAUを2話まで。いろいろわからないが、さしあたって悪くない。 しかし少女の名前がクリスマスというのはどうか。

布。実機で実用速度で動くかどうかはさておき、 どうにかなりそうな気はしてきた。 しかし線型代数の知識が不足していて、例えばsymmetric positive definite というような言葉の意味がわからない。その手の本が一冊必要だ。

2004年7月21日

布シミュ。それなりに動いた。 ついでにHLSLでシェーダを書いてみたが、大して面倒でもない。 ピクセル単位でのランバートがあっと言う間に書ける。 次は衝突判定と陰オイラー化だろう。 衝突判定なしでは実用にならないし、 陽オイラーでは積分がすぐ発散してしまう。 問題はこいつらを実装してどれくらい重くなるかだ。

実家で覚悟のススメをめくっていて「ど許せん」という 台詞に衝撃を受けたことを今思い出した。

ファフナー2話まで。濃厚なエヴァ臭。 悪い意味で今風なキャラ造形。 手垢のついた演出技法。ダメだろこれ。 見られないほどひどいとは言わないが、「あれば見る」 というレベル以上のものではない。

2004年7月20日

戻ってきた。

18は家族-1でゲヴァントハウス管弦楽団のブランデンブルグ全曲を聴きに行った。 家族でクラシックの演奏会だなんてなんという優雅な家庭だろう! などと思われるかもしれないが、 こういうものはそんなにムチャクチャ高いわけでもなく(一人7000円)、 家族で遊園地に行ったりするのに比べればカスみたいなものである。 で演奏だが、私の主観的には下手だった。 うちの家族で一番耳が肥えているっぽい母もダメだと言っていた。 私同様にヴァイオリンを習っていた弟もやはりダメだと思ったようだし、 いまいちその手のものに造詣が深いとは言えない 父もダメっぽいとは思っていたらしい。 WEBで評判を調べたところ、個人的な声はみつからなかったものの 有名で格式も高いらしく、日本にもそれなりに来ている。 情況証拠的には下手であるはずがない。 しかし、どう考えてもあれはいい演奏ではなかった。 モノがバッハだけに、良質な演奏であればあるほど宮廷っぽい 雰囲気に包まれて眠くなるはずなのだが、 危なっかしくてハラハラして眠るどころではない。 とりあえず、合ってない。 バッハの宮廷くささには歯切れの良さが必須だと思うのだが、 特に弦がズレている上に音色がフヌけた感じなので どうにも音が聴き取れない。 6番だったかヴァイオリンが引っこんでヴィオラ2台が主役になるのだが、 これがまたヤバかった。人数が減るとズレの致命度がそれだけ増すのである。 ただフルートやオーボエはかなりの手練れらしく それらのソロになると相当いい感じになるのが救いだった。 ともかく、あまりに解せないのでCDを買ってみる。 ちょうどブランデンブルグのCDがあった。

田村由美「7SEEDS」4まで。田村由美はやはり漫画がうまい。絵の雑さももはや個性だ。 コールドスリープから目覚めた主人公達が文明の崩壊した 未来の地球でサバイバルする、という少女漫画以外ではありふれた話なのだが、 少女漫画的な心理描写と、いい女及びいい男っぷりがたまらなく良い。 これからの展開が楽しみだ。なおこの作者の代表作は「BASARA」で、 これはものすごくおすすめ。 ある男が「少女漫画版北斗の拳」と評していて、その彼はマイナスの意味で 言っていたのだが、私は同じ言葉をプラスの意味で用いたい。

フルバを14まで読んでいい話っぷりにほんわかした所で ふと目に入った吉村明美の「薔薇のために」を読み出して改めて衝撃を受けた。 異常に人柄の良い主人公が周囲の人々を癒していく、 というあたりが共通点と言えなくもないこの二作品だが、 吉村明美の方が圧倒的にうまい。比べてどうなるものでもないが、 しかしそれはともかくとして吉村明美はすごい。 ただ、この差は年の差によるものが大きいのだとは思う。 吉村明美はなにしろオバサンだ。 過去に最愛の人を失って以来やさぐれている女が 老夫婦が並んで歩いている姿を見て涙する、 などという感性は若者のものではあるまい。 高校の時に初めて読んで以来ずっと好きな作品なのだが、 このようなオッサンになってから読むとまた格別な味わいがある。

かわぐちかいじ「ジパング」。戦国自衛隊第二次大戦版。 やっぱり漫画うめえ。この人とか浦沢直樹の作品を 見ていると、プロというのはこういうものなのだな、と強く思う。

萩尾望都の「恐るべき子供たち」をパラパラとめくって、すごいと思った。 昔はさっぱりわからなかったのだが、 今はおぼろげながらすごさがわかる。 ねっとりとまとわりつくような人間の感情描写がひたすらにいやらしく、 そして同時に切ないのである。激情は氷山の一角にすぎないのだ。 改めて萩尾をまとめて読んでみたくなった。

藤原カムイ「エデンの戦士たち」9まで。ドラクエ7漫画。 正直おもしろくない。2巻以降はまだいいが、1巻はいかにも課題を消化しているようで まるで漫画になっていない。また、それ以降も わけのわからん3バカキャラがちょくちょく出てきては 漫画の雰囲気を激しく損なっている。 果たしてロトの紋章はこんなだっただろうか。 私の記憶ではゲームゆえの無茶にもそれなりな説得力を持たせつつ 物語として面白いものに仕上げていた気がするのだが。 そしてあるだけ読んだ後、目についた「ダイの大冒険」をぱらりと めくってみたらハナっから面白かった。 あれが連載していた頃の私はジャンプ漫画に飽き飽きして 少女漫画を買いあさっていたので実はほとんど読んでいないのだが、 少しもったいなかったかもしれないと思う。 今度全巻読もう。

池上凌一、工藤かずや「信長」の後半。ずいぶん昔の漫画なのだが、 作者が何かをやらかしたらしく後半が単行本化されていなかったのである。 やっと出たので買ってみたわけだが、やっぱりおもろい。 最終巻あたりの光秀と信長の確執がずいぶん無理矢理っぽく 感じられるが、基本的に信長がかっこいいのでそれで満足だ。 たぶん実物の信長はそんなにかっこよくなかったんだろうが、 そのあたりはまあ良かろう。 なお、これを読んでいる間にクロマティを思い出すと全てが 台無しになるので注意しなくてはならない。

バッハ帰りに誕生日ケーキを買うのにケーキ屋に寄ったのだが、 中の雰囲気がものすごく「スウィーツ」だった。 誰かに作ってもらうのでも、誰かに作ってあげるのでも、 どちらでも同じくらい良い。

背中にできものができているので医者に行った。 「粉瘤」というらしい。 痛くはないが、大きくなったり、化膿したりするのは嫌なので 月曜日に切除してもらう予定。

2004年7月17日

ルータは直ったっぽい。

ピクセルシェーダで生成したパーティクル座標を描画するには 一回メインメモリに戻さないといけない。これは無駄だ。 しかし、頂点シェーダが3.0になってテクスチャを読めるようになると、 CPUからはダミー座標を送り、 VRAMに置きっぱなしにしておいた座標テクスチャを使って描画することが できるはずだ。パーティクルが増減しない限りにおいては もはやメインメモリにパーティクルを戻す必要は全くない。 1024*1024のテクスチャにびっしりと座標データをブチこめば それこそ100万個のパーティクルが描画できることになる。 CPUでは逆立ちしてもできない芸当だ。

いかん。考えただけでワクワクするぞシェーダ時代。 PS3とかXBOX2とか触らせてくれると嬉しいんだが、 うちはゲーセン部署なので望みは薄い。 ゲーセン基盤の時代遅れっぷりはどうにかならんものだろうか。

ちょっくら実家帰ってきます。

2004年7月16日

昨日27になった。最悪。

大人の事情が理不尽に振りかかる。抜け道を作らねば。

布シミュレーション試験実装中。 減衰項がない単純オイラー法なので当然発散する。 減衰項の入れ方に関しては種々の研究があるが、 まずは一番素朴な方法、すなわち単に速度に比例する抵抗を加えることで 実装してみよう。これが不自然であることはやるまでもなくわかっているが、 一応そういう段階を踏むのは悪いことではない。 また、かかる力に関しては、引っぱり、歪み、曲げの3種に分類して これらに独立の係数を設定することで布の特性を表現するという 方法が実にもっともらしいのでこれから試してみることにする。 陰オイラー法への転換がいずれ必要にはなるが、 それには巨大連立方程式を解くという困難が伴うので、 さしあたりは後回しにしよう。

会社から家のデータを取り寄せようとしたら接続が切れた。 加えてついに復帰しなかった。今帰ってきてルータを出荷時の状態に 初期化してから再設定したところ動いたが、 根本的に解決したかどうかは不明だ。 買うしかないのかもしれん。

マリみて2。今回はそれなりに盛り上がってちょっとおもろい。 ちょっと危険なくらい幸せな時間を過してしまった。なにせ昼休みだからな。

最近のピクセルシェーダが32bit浮動小数点をテクスチャの形で読み書きできるらしい。 となると、GPUはテクスチャをメモリとして浮動小数点演算を行う 汎用計算機に近いものとみなすことができる。 これからはCPUでやっている処理をGPUに回せないかどうか 常に考えるクセをつけるべきだ。

テセレーションは行けそう。 頂点シェーダの出力座標を曲面制御点とみなしてテクスチャに 補間計算結果を書きこむ。これを頂点バッファに適当な形でコピーすれば 描画が可能になる。ピクセルシェーダは4枚のテクスチャに 同時に書きこみができるので、それぞれを位置、法線、頂点色、テクスチャ座標 に割り振り、これらを頂点ストリームとして流しこめば一撃だ。

質点シミュレーションも行ける。 位置テクスチャ、速度テクスチャの二枚を受けとって、 こいつらを適当にどうにかして、位置テクスチャ、速度テクスチャに出力する。 頂点シェーダからテクスチャ座標を適切に出力すれば、 近隣の粒子との相互作用も盛り込める。 ということはつまり、布シミュレーションにおける 力の計算と積分計算をGPUでやれることになる。 粒子の結合グラフが複雑になると多少厄介にはなるが、 工夫次第でどうとでもなるだろう。 陰オイラー法で必要な連立方程式と衝突判定は 相互作用の範囲が全体に及ぶのでGPUには任せられないだろうが、 それでもかなり計算は楽になるはずだ。 そういう面倒のない単なるパーティクル計算であればなおさら障害はない。 雪、雨、煙、埃などを数十万個のパーティクル群で描画するという 凄まじいことが可能になる。

こういう最新技術はギャルゲーに応用してこそだろう。 うちでもそんな企画が通る日が来ることを信じて シェーダと物理シミュレーションの勉強をすることにする。

2004年7月15日

一日引きこもっていた。悪くない。 再来週は丸々引きこもれるといいなあ。

月姫を題材にした同人格ゲーがアーケードに移植されたという話を聞いたが、 実物は見られなかった。ロケテストは終わってしまったしい。 凄まじく出来が悪いと評判なので一度見てみたかったのだが。

新記録。11.8%。しかしなおヘソの底は見えない。 ヘソ周辺をつまむとだいたい2cmくらいなので、 皮下脂肪は1cmくらいということになる。 これが半分くらいにならないとヘソの底は見えないだろう。

2004年7月14日

pppoe接続をルータでなく、その下流につながっている FreeBSD機がやるようにしたら切れなくなった。 どうせルータを通ってるんだから似たようなもんじゃないのかと思うが、 違うものらしい。さっぱりわからない。 ルータが壊れたということなのだろうか。

猿からルータのファームウェアを更新しろというアドバイスがあったので やってみたら直った。ありがとう。そんなことがあるのだなあ。

布シミュレーションについて調べていた。 はっきり言って正気じゃない。 布を数千個の質点が結合したものとみなしてシミュレーションをやるのだが、 当然布同士あるいは他の物体との衝突判定をせねばならない。 人が着ている服であれば人体と布の衝突判定を行うことになる。 つい最近まで「円柱同士の衝突判定って重いよね」とか言ってた 私には、そんな異次元の計算量が許容できるとは到底思えないのである。 しかし、論文によればここ数年の学者の努力によって 数千頂点程度の布であれば1フレームあたり数秒で計算できる見通しが 立ってきている。正確さを多少捨てて速度を取ったある研究では 3000頂点から成るワンピースを人に着せて 毎秒4フレームの速度で動かすことに成功しており、リアルタイムも 夢ではないという状況になってきた。 が、それが今すぐゲームで使えるとは到底思えない。 服を着た人が一人いるだけで1フレームあたり秒単位の時間が かかるような状態では、どうインチキしたところで 人が複数いる状態で秒間60フレーム動かせるとは思えない。 やってみないことにはどの程度足りないのかはわからないが、 しかしそもそもあんな高度な数学を理解して、 あまつさえ実装してさらに創意工夫を加えて改良できるようなスキルは 少なくとも今の私にはない。それでもやれと言うのか。

「見栄えがそれっぽければいいから」と軽々しく言うが、 見栄えがそれっぽくなりつつ計算量が小さいインチキを考えるのは そう容易いことではない。 学術的に正しい理論をそのまま実装する方が センスやひらめきを必要としない分だけよほど易しいのである。 少なくとも論文にやり方が書いてあるのだから、それを理解しさえすれば良い。 単なる静止画なら確かにインチキでどうにかなることもあろうが、 動きのリアリティーに関しては素人考えのインチキではどうにもなるまい。 インチキを加えるにしても、一度まっとうなものをしっかり実装してから それに対する修正としてインチキを加えないとだめだろう。 どうも甘く見すぎている気がする。

まずは関連する論文を集めて研究の流れを理解し、 基本となる論文のアルゴリズムを実装する。 その後でそれに対する改良を行った論文を読んで理解し、 その改良も実装する。そして、その後でインチキをする余地がないかどうかを 現実の使い道を鑑みつつ検討し、現実に使える計算量まで落とし込む。 道筋はそのようなものになるだろうが、しかし正直全く自信がない。

よしんばどうにかなったとしても、 ゲームのCPU負荷の8割以上がゲーム性に関係ないお飾りである 布シミュレーション、というのはどうかと思うんだがな。 まあそのへんは知らん。やれと言うならやるだけだ。

おかしいと評判らしい サフィズムのアレンジCD。 ほんとに変だ。ショボイ音色と、何よりも珍妙な和音。 そもそもこれを聞いていても原曲が全く思い出せん。

明日を休みにしてみた。特にこれといった予定があるわけではなく、 ここらで使っておかないともったいないというだけの理由である。 なお夏休みは別。たぶん26-30にすると思う。 何か有意義な使い方を提案してくれる人がいればそれに乗ってもいいかと思うが、 何もなければまとまった時間がないとできないことにあてる予定。 北海道とか行くのもいいなあと思っていたが、受け入れ先の状況が 不安定なので今年は見合せよう。それに行くなら冬がいい。 旅行ということで言えば沖縄に行ってみたいのだが、 やはり誰かと一緒に行かないと全然面白くない。

布シミュレーション調査中。なんか行けそうな気がしてきた。 インチキ次第では2000頂点くらいならどうにかなるかもしれない。 連立方程式の解法に関してかなりの進歩があったらしく、 速度がかなり上がっている。 あとは布vs布衝突判定を適当に間引き、周辺環境の衝突形状を できるだけ単純な形で近似すればいい。 後は数学と物理を理解すればいいだけだ。 しかし最大の問題はそこなのである。 共役勾配法(CG法)による連立方程式反復解法をまず理解しなくてはならない。

なお、現在の布シミュレーションにおいて基本となる論文は Baraff先生の 「Large Steps in Cloth Simulation」であるようだ。 それ以降の論文にはほとんど引用されているので間違いないと思う。 それと今日見つけたのが 「Speeding Up Cloth Simulation」。 どうも修論くさい。修論というと使用に耐えないものというイメージがあるが、 これはかなりまっとうなようだ。何分専門でないのでどのくらいまともなのかは わからないが、少なくともこの分野の歴史はよくわかるし、 基本的な考え方についての説明もわかりやすい。 加えて、新しいアプローチもいくつか盛り込まれている。 まずこれを読んで流れを理解した後、ここで言及されている論文について それぞれの手法の特徴を理解して最終的に実装すべきものをイメージする、 といった感じになるだろう。

2004年7月13日

マリオピアニスト。 音楽的にどうかはさておき、かなりの手練。 イヤらしいまでに演出過剰な演奏スタイルと不自然に豪華な アレンジが余計な笑いを誘う。

ルータが良く死ぬ。電源を入れ直さないと動かない。 モノの山に埋もれているとよく起こるので、たぶん熱だ。

ネットが切れる。とにかく切れる。 どうも登りでそれなりな量を転送すると切れるらしい。 その後何度か接続に失敗した後、しばらくすると接続に成功する。 そしてそのしばらくがどれくらいかはまちまちだ。 下りは大丈夫らしい。誰かが呪いでもかけているのか。

2004年7月12日

ライト方向からのZバッファ描画を射影変換つきでやればスポットライト の描画も可能になる。複数回繰り返せばライトが複数あっても行けそうだ。 全方位の点光源もカメラ角を変えて何度も描けばやれるだろう。 その回数だけ全物体を描画せねばならないので 普通に考えれば現実的ではないのだが、 GPUがべらぼーに速くて余っているなら話が別だ。 理論上光が反射屈折しないなら影は好き放題できることになるのである。 しかし、今時の流行りはその反射や屈折なので そこでぬくぬくしているわけにもいかない。 光が物体に当たって反射してそれがさらに別の物体に当たる、 というようなことを考慮し出すと何をどう考えても衝突判定が必要になる。 それをどうにかするインチキが日々編み出されているのだが、 まだ決定的な方法は現れていない。

皮膚は不透明ではないため、光が中まで透過して散乱したりしつつまた 表面に出てくる。その効果を計算すると今までとはケタ違いのリアルさ がもたらされるので、たぶんこれからは常識になるだろう。 ゲーム性に関係ねえ、とか言ってられないのでがんばって勉強する。

みてはる。実にいい感じに原作通り盛り上がらない。こうでなくては。

2004年7月11日

「DirectX9シェーダプログラミングブック」。 すげえ頭いい。影ってそうやって描くんだ。 全然思いつかなかった。考えた奴すげえ。 光線を遮蔽した結果が影である以上衝突判定が必要だと思っていたのだが、 光線の方向が一様で無限遠から投射される条件下においては ライト方向から描画することによって Zバッファに衝突判定の結果が自動的に蓄えられていると見ることができるのである。 この場合自分の腕が自分の脚に落ちる影なんてものも表現できる。 メイン光源による影だけそれで描いて、 残りの小さな光源による影は昔からあるインチキ手法(平面投影)とかで 地面にだけ描けばほとんどバレない。 丸影しか使わないようなゲームしか作ったことがないのでこのへんは新鮮だった。 そして、実のところそんなにむつかしいことをしているわけでもないのだ。 考えつくのはすごいが、理解するのはそれほどすごくなく、 増して使うのは全然すごくない。

しかし、こんな方法が実用になるくらい速いのか今のマシンは。 これをやって性能的な問題がないなら オブジェクトごとに丸影を置くよりもよほど楽だ。

頂点シェーダとかピクセルシェーダとか、 名前しか知らなかった時はどんなに恐ろしいものなのかと思ったが、 概要を知ってみると存外ヌルい。 少なくとも、頂点シェーダは前やったPS2のVUよりもはるかに楽だ。 テクスチャのパースペクティブ補正もしなくていいし、 ビューポート変換もいらない。 1つの頂点しか考えなくていいのでループも組まなくていい。 クリッピングやカリングを自力でやらなくていい。 メモリの容量を考えてグループに切ったりしなくてもいい。 パイプラインを効率化するために命令を並べ変える必要もなく、 そもそもCっぽいヌルい言語で書けばアセンブラそのものがいらない。すんげえ楽。 やりたい放題。そのぶんむつかしい処理を書くハメになるんだろうが、 そのむつかしさは歓迎すべきむつかしさなので全く問題ない。 言語や環境依存のどうでもいい難しさでなく、 行う処理そのものに頭を全部振り向けることができる。論文読まんとなあ。

英語の論文を読む気になる人はたぶんプログラマにもそう多くない。 少なくとも私の近くには一人しかいない。 WEBを見ているとそういう人がなんぼでもいるような気がして 焦るのだが、ああいう人はたぶんえらい人なので あれを標準だと思うのは卑下しすぎだ。 英語の論文を読んでそこに書かれたことを理解し、 さらにきちんと実装できるだけのパワーを身につければ なんぼか存在価値も上がるだろう。 しかしその前に初等的な知識を得なくては話にならない。 本に書かれているレベルのことを知った上でなくては論文など読めるはずもないからだ。

またゲームを作る人の会に出てきた。ものすごく勉強になる。 ああいうちゃんとプログラマっぽい人々に会う度に、 自分もがんばってプログラマになろうと思うのだが、 何分周りにああいうプログラマっぽい人があまりいないので なかなかなれない。

とりあえずProjectは隙を見て入れよう。みんな使っているなら使うべきだ。 しかし、試してみたいと言えば私のところに入れることになるし、 プロジェクトで使うと言ってもやはり言い出しっぺの私のところに 入れるハメになるだろう。それは嫌だ。 まあともかくえらい人に聞いてみることにする。

サドを貸そうと思って持って行ったのだけども、さっぱり忘れてました。 そのうちまた会いましょう。

運動した後Tシャツを脱いで汗を拭いていたら、 犬に散歩をさせているオッサンが「ヘッ」と言いながら通りすぎていった。 やはりこれはオレの肉体がバカにされたのか。 上半身裸で型とかやってたら皆が振り返るくらいの肉体でないとダメか。 試しにサバ缶一個分(25g)くらいタンパク質の摂取量を増やしてみようか。 しかし毎日食ってたら飽きるだろう。

2004年7月10日

ミカタ13。ウンチク大会。そして説教大会。 でも、少なくとも嫌いじゃない。たぶんこれは好きだ。 それにしても何をどうやったらこんなシアリアスっぽい ものとメイドや猫耳少女が共存していられるのだろう。 私が一番不思議に思っているのはそこだ。 追われる少女二人が猫ごっこをしながら山でサバイバル、 という状況を、私はどのように受け取ればいいのだろう。 猫ごっこはネタとしてスルーすべきなのか、それとも 猫ごっこをサバイバルと共存し得るシリアスな何かとして受け取るべきなのか。 また、サクラの超人っぷりと、昇や水彩の普通の人間としての戦いを 私はどうやって同じ世界のものとして受け取ればいいだろうか。

明日は選挙だ。そして一応投票しようと思っている。 しかし、現時点において私は候補者の名前を一人として知らない。 それでもなお投票することに価値があるだろうか。 私は私が許容する労力の範囲で最善と思われる選択をするだろうが、 その許容する労力はプログラミングにおいて一つの変数の名前を決定するのに 用いる労力よりも小さい。

サド「悲惨物語」。くどいまでに語られる悪の哲学がたまらない。 貞淑で敬虔な妻を悪人の夫ともはや毒婦とすら言える娘が よってたかっていたぶるという構成がすごい。 娘は15歳くらいで「小悪魔系」と言えばイメージが伝わりやすいかと思うが、 実の父親と関係を持ち、邪魔な母親を毒殺するに至るほどの毒婦 であることを考えると、「小悪魔」という言葉は少々似つかわしくないかもしれない。 なお、最後は素晴らしく安っぽい勧善懲悪ストーリーに化けて 主人公は自分の罪を悔いながら死んでいくのだが、 「それはアリバイにすぎない」と澁澤先生は言っておられる。 発禁にならないようにオブラートでくるんだつもりなのだろうが、 まるでその意図を果たしていない。ただ作品としてダメになっただけである。

サド「悪徳の栄え」をちょっと。 いきなり女修道院で繰り広げられる背徳の快楽。 失踪したと言われていた女の子が墓地の地下に監禁されていて、 輪姦された末に殺されたり。そりゃあもうひどいもんだ。 まるっきりエロゲーである。直接的な描写がなくても十分エロい。 不必要に遠回しな隠語が余計に事をエロくしているのは たぶん澁澤先生の仕業だろう。 エロゲーの人達はこういうのを読んでいるのだろうか。 たぶん基本教養なのだろう。

2004年7月9日

有明でやってる展示会に行ってきた。 ソフト開発環境だとか、組み込みなんとかだとか、 まあいろいろあったのだが、結局のところさっぱりわからん。 「大量の客データをデータベースに保存してWEB経由で入れたり出したりする もの」がたくさんあったということ以外はさっぱりわからない。 正直場違いだった。 ああいうのが最先端だとすればうちは相当立ち遅れていることになるが、 幸か不幸かそういったものの必要性を感じたことはない。それ以前の問題だ。 魔法の道具をどこか外から持ってくる前に 自分で自分の状態を良く見ることから始めるべきだろう。 その上で「こういったものがあれば楽になる」 というのがしっかりと認識できたならば、 作るなり買うなりすれば良い。

その関係でマイクロソフトのProjectというプロジェクト管理支援ソフトに ついて調べてみた。 作業を並べて誰が何日かかるかや、作業間の依存関係などを入力すると、 全体のスケジュールをグラフにしてくれる。 また、誰が全体のスケジュールを遅らせているのかとかもわかる。 私の感覚的には机上の空論感が強いのだが、 しかし規模が大きくなれば一人一人の人間なんてものは単なる資源と みなさないとやっていられないだろうから納得はできる。 それに、今誰がどういう作業をしていて、それに何日かかる予定で、 それは全体の作業スケジュールにどういう影響を与えるのか、 というのがグラフでわかるのは便利なことだし、 加えてプロジェクトの進行記録がきちんとした形で残ることには とても大きな価値がある。ただ、値段がえらく高かった。 誰か一人のPCに入れておくだけのバージョンはそう高くはないが、 その場合その一人に皆が報告しに行かねばならず、 そのこと自体が面倒くさいし、またその報告を入力する人の負荷もバカにならない。 どう考えても各人がかってにWEBブラウザかなんかで入力したものが 勝手にサーバに溜まっていくようにすべきなのだが、 それができるバージョンは凄まじく高く、 加えてえげつないことにただのIEでは入力ができないので 妙なソフトを全員に入れなくてはならない。 使う人側はIEだけで良いような何かはないのだろうか。 適当なCGIでサクッと作れんだろうか。 というか、あるだろたぶん。 今流行りのXMLかなんかでどうにかする奴がありそうな気がする。 タダならなお良いのだが。まあヒマな時に調べてみよう。

いいかげん 「こんなスケジュールを組んだが実際にはこんなことが起こってこれくらい遅れた」 みたいなことの記録を誰の目にも明らかな形で残す習慣をつけんと ヤバいと思うのだがなあ。 とにかく記録が残っていないので歴史に学ぶことが全くできないのである。

2004年7月8日

やはり夕飯の時間が惜しいな。一時間早く帰れば もう少しゆっくりと運動していられる。 歩いて帰ってくる途中に「なんか回復してきたしもう少しやれるよなあ」 とか思ってしまうのは、まだまだヌルい証拠だろう。

カレー食いたいなあ。 土日でドカンと作って冷凍するのはいい手だが、 主に食うのは弁当としてだろう。 やはり飯にかけた状態で冷凍すべきだろうか。 しかしそれもどうかという気がする。 パン焼いてそれにつけて食うのが一番まっとうだろうな。

つうか、カレー食いてえ。正確に言うと、作りてえ。 この欲求が週末まで続けば実行しよう。

青薔薇。 こんな会社に来なかったらもしかしたら関わっていたかもしれない。 サントリーの研究職はかなり有力な就職先だったのだ。 そういえばその会社の社長にも理研で一回会ったことがある。 やっぱりオレ道踏み外してるんだろうかと不安になった。 というか、明らかに踏み外してるだろ。 まあそれに関係なくこれからどうするかを考えていかないといけないわけだが。

バトミントンを真夏に一時間行った場合の体重60kgあたりの発汗量は 800から1000ml、という研究があった。 30度近い昼間に運動しての話だから、私が毎日やっている運動で出る汗は それよりは少ないと考えられる。 500mlペット一本で十分なはずだ。水飲みすぎ。 なお、汗の成分はほとんどが塩化ナトリウムで、後は尿素や乳酸、 そして微量ミネラル群である。汗は老廃物ではなくほとんど血漿そのものであり、 出せば出すほど体にいいというものではないそうだ。 出ていった成分を補充する必要がある。

ついにプロジェクトに配属された。しかし当分仕事はない。 ただ人間を確保するという意味で配属されたに過ぎないものと思われる。 仕方ないのでDirectXでシェーダでも書いていよう。 何を作るのか決まるまでは具体的な仕事は発生すまい。

夏休みが5日ほど発行されたわけだが、さてどうしたものか。 今使うのも手ではある。まとまった時間が欲しかったところだし。

2004年7月7日

昨日よりは涼しかったので汗はさほどでもないが、 一応昨日と同じくらい疲れてみた。 体重が63.7kgまで減った。ただ単に水分が抜けたせいだろうが、 ともかくこれで体重だけは学生の時の状態まで戻したことになる。 当時は上半身の体脂肪率が14%前後だったので もう少し筋肉比率が高かったのだろう。 まあ今月中にそちらも達成できるに違いない。 しかし何よりも腹の脂肪がどうにかならないと見栄えはあまり変わらん。 見栄えが変わらないといまひとつ自慢にならないのでがんばろう。

フロに湯がたまるまでヒマなので突いたり蹴ったりしていたところ、 あたりが汗でビチャビチャになった。 Tシャツを絞れるほど出た直後でそれだ。すげえ。 ボクサーってすごい人達なんだなと唐突に思った。

XMLスキームを書いてXercesに読ませてみた。妥当性検証してる。すげえ。 そういうわけでこれを使おう。

にしてもいつになったら仕事が来るのか。 Infopathを試してみたいけど買ってくれないみたいだし。

2004年7月6日

今日の疲れ具合は記録的だ。 帰りにスーパーのレジで金を払う時にフラついて なかなか100円玉を取り出せなかったくらいに疲れた。 湿度が高くて放熱がままならなかったせいかもしれない。 Tシャツは9割以上の面積が汗に覆われ、パンツまでびっしょりだった。 これくらいやるとかなり爽快だ。プログラミングで疲れた頭と体を リフレッシュ。もっとも実状は逃避に近いものがあるのだが。

腹の脂肪ってのは落ちにくいのだなあ。 これだけ体脂肪が落ちているにも関わらず。腹にはあまり変化がない。 尻とか背中あたりから減っているのだろう。

Infopathについて調べていたが、 一回自分で使ってみないとなんとも言えない。 しかしすぐに買ってくれるわけでもなさそうなので、 自分で買って試すか、放置するかのいずれかという状態だ。 まあinfopathを使う使わないに関わらず 私が関わるファイルの処理前フォーマットは全部XMLにするだろう。 むろんそんなに便利なのかはやってみないとわからないわけだが、 独自フォーマットを作るくらいならXMLにする、 というのはたぶん悪くない判断だ。 少なくともパーサを自力で書かずに済み、 スキームを使ってエラーチェックができる。 エラーチェックするツールを作るくらいの手間は許容できるだろう。 しかし非プログラマに直接XMLを編集させるのはやはり問題だ。 というより無理。 そんなことを強いれば「excelにしてよ」 と言われるのは火を見るよりも明らかである。 実際、書き方を説明したドキュメントまで書いたにも 関わらず次の日にエクセルのファイルが届いて 変換スクリプトを書くハメになったことがあった。 とすればCGIみたいなのでヌルく編集できるような何かを作らないといけない。 と考えていくとそれ丸々Infopathじゃねえかよ。 やっぱいざやるとなったら買ってもらわないとダメだな。 やるとなったらの話だが。 もっと安いそれ系のツールがあればいいのだろうが、まるで知らないし。

2004年7月5日

XMLとかInfopathとか調べてた。 武器の性能とか入れてもらうのに使えそうな予感。 XSDを解釈してフォームを出して入力を受け取ってデータベースに格納するCGI、 なんてものを作るのはたぶん相当面倒くさい。買った方がマシだ。

xmlはコンピュータで処理しやすいのはわかった。 しかし、htmlはそれとは違う用途のものなので、 特に凝ったことをする気がないならxhtmlなんかに変える必要はないと思う。 手書きでやるならできるだけ省略が効いた方がいい。 htmlで十分ならhtmlでいいのだ。 終了タグがないだけでプログラミングが相当面倒くさくなるのは 身をもって知ったが、プログラミングが面倒くさいからといって 論理的に必須とは言えない終了タグを書くことを 人間に押しつけるのは怠慢だろう。

2004年7月4日

マリみて見損ねてるし。会社で調達しよう。

ちょっと忙しい。プチ祭。

体重が65kgを切った。おかしい。なんで筋肉つかないんだろう。 筋肉がつき始めるのには3ヶ月かかるらしいから そんなもんなのかもしれないが。

2004年7月3日

一段づつ確実に積み上げるスタイルは私には向いていない。 設計も実装もテストも全てをそこそこにして、全体をなんとなくぼんやりと 進めていくやり方が圧倒的に楽だ。 反復解法的アプローチとでも呼ぼうか。 人間のハードウェア性能と実性能の開きは その「なんとなくいい感じに」やるアルゴリズムによるものであり、 その利点を放棄しては人間であることの利点が失われてしまうのである。 ただし、こんないいかげんでいいのは他人の仕事と比較的独立した領域を 与えられている場合だけだ。

チャルメラの音に叩き起されてムカついたので食ってきた。予測通り。 やめときゃよかったという後悔まで予測通り。寝よう。

2004年7月2日

「魚屋の寿司」や「肉屋のコロッケ」はたまに見るが、 八百屋は何かあるだろうか。

2004年7月1日

7月。予定通りならばすでにダイエットが完了しているはずなのだが、 残念ながらまだまだだ。ヒトケタ体脂肪率の境地はまだまだ遠い。 下半身だけでもあと2.5%も減らさねばならないのである。 予定通り行っていたなら今週末のコンパにでも乱入していたのだろうが、 こうも中途半端な状態ではそこまでのエネルギーが出ない。 いつものことながら拳法終わってから行くので、どうせコンパ本体には間に合わんし。

しかし問題は数値でなく、この腹のプニプニなのだ。 これが追放され、ライティングに関わりなく割れて見えるように ならねば完了したとは言えない。 ヘソの底が見える体を目指してもうしばらくがんばろう。

「リリカルなのは」は悪い冗談だと思う。

創作から離れて久しい。いろいろやってるがことごとく創作とは呼べん。 創作のお手伝い、という程度か。

ちょっとGPLについて調べていた。 仕事で作る物にこんなものを適用することは永遠にないだろうが、 趣味で作るものなら問題なかろう。 何かに組みこんで使うようなものでなく単体で使うものならばなおさら問題ない。


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