日記

2003年6月30日

ヴァイオリン。防音室の狭さが気になって気分が乗らない。 天井に弓が当たるので膝を落としていないといけない。 馬歩で弾けというのか。 まともに弾ける空間が欲しい。川辺にでも行くしかないか。 今ごろになって気になるのは、音はともかく家でも弾けるように なって欲が出てきたからだろう。 なお、新しい絃の音は確かにいいが、電気ではわからない自分の下手さ加減が よくわかってちょっと憂鬱だった。

去年はプログラミングというものに慣れる期間だった。 今年は基礎の理論をきちんと積み上げる期間になる。 基本とされるアルゴリズムを一通り修得して、 これから遭遇する問題に対処するために必要な武器を揃える。

2003年6月29日

調子に乗ってみました。約2分でogg版が1.4MBくらいです。 mp3版ogg版。 あと、録音に使ったsoundEngineというソフトに なにやら妙な機能があったので遊んでみました。 ディストーションというらしい。 mp3版ogg版。 恥ずかしくなったら消しますたぶん。 でも今日は楽しくて恥がどんなものかわかりません。

198円だったパイナップルを食う。 多い。痛い。多いのは言うまでもないが、何故か口の中が痛い。 そういえば昨日秋葉原の点心食い放題屋で熱いものを食って 口の中を火傷していたのだ。 粘膜の防御が薄いところに容赦なくパイナップル成分が 襲いかかる。パパインやブロメリンなどのタンパク質分解酵素群である。 食い終わった時には口の中が真赤になっていた。血まみれ。痛い。 そんななか焦って食うのでむせる。まさにパイナップル地獄。 今日はたぶんもう何も食わない。 ところで酵素というやつは概して 加熱その他によって機能を失うので、缶詰などに加工された パイナップルには肉を柔くするとか消化を助けるとか言う働きはない気がする。 この刺激がおそらくまんま効力だ。 あたりさわりのないパイナップルは死んだパイナップルである。

2003年6月28日

苦痛。タッチタイプの練習をしながら仕事をするのは 恐るべき苦痛だ。だんだんマシになっているはずだが、 それでも遅い。間違う。アルゴリズムのようにややこしいことを考えながら やるのはもはや不可能と言っていい。 何度叫びそうになったか知れない。 それでも今日やり通せた以上、明日はさらに楽になるはずなのだから 続けていけないということはない。ただ不安なのは、 これに本当に慣れるのかということと、 慣れたとして本当にそれほどまでに素晴らしい速度を手に入れられるのか ということである。pが遠いのだ、pが。小指は本当に短い。 薬指なら手首を動かすことなしに打てるというのに なぜ小指をそうまでして使うのかと思うが、 たぶん慣れたらいいんだろう。今のところそれしか言えない。 それと恐しく厄介なのが大文字である。 キーによって用いる指が完全に決まっているのだとすれば、 最悪文字ごとに逆のシフトを押すハメになる。 そしてここに来てはじめて統合開発環境のエディタが 甚だタッチタイプに向いていないことが知れた。 emacs風のキー操作に換えはしたが、 いろいろと足りない。あるいはwindows風のキー操作とかちあうので どちらかを消さねばならない。加えて ウィンドウを循環的に移動するコマンドがない。 あと姿勢を良くしないといけない。これは悪いことではないが、 とにかく腕ごと動かさないと小指が届かないので ちゃんと腕を動かせる姿勢でないといけない。 手首がある程度高い位置にないと動かしにくいのである。 ともかく今日は3倍疲れたわりに3分の1しか進まなかった気がする。

しかし、指とキーの完全対応というのはそんなにいいことだろうか。 ピアノもヴァイオリンも音と指は一対一対応にはなっていない。 その場の状況で変わるが、別に間違えやしないものだ。 同じようになんとなからんもんだろうか。 5本の指を均等に使うというのは確かにもっともで、 すでに自分のやり方がいかに偏っていたかがよくわかったのだが、 それはそれとしてせめて同じ指が連続しないように する工夫はあってもいいのではなかろうか。 むろん、こんなのはタッチタイプができない状態での感想であって、 数日後に撤回されていることが望ましい。

と、今気づいたのだが、どうやら私は単語というか文節というか、 そういう単位で体がキーを打つ動作を覚えていたらしい。 「わかった」なら「わかった」という単位で体が動いていたようだ。 ますますヴァイオリンに似ている。染みついた動きというものは たくさんのパターンの組み合わせなのである。 長年やっていればパターン数は相当に多くなるが、 ジャンルごとにある程度の偏りはあるものであって、 例えば急にジャズ風のものを弾こうとすれば体がついてこなくなる。 今キーを打つのが遅いのはパターンが少ないということもあるだろう。 すでに各文字がどこにあるのかはだいたいわかっていて すでに微塵もキーを見たりはしていないのだが、 認識が文字単位なので体への指令をまとめられない。 そういえばファントムオブインフェルノで複数の的を狙う時には 一つづつ狙うのではなく一度に狙って その分の動きをまとめて体に指令するのだ、という話をしていた気がするが、 なるほどそれは人間の性能に適った方法であり、 日常あらゆる行動において自然に行われていることなのであろう。 ガンパレの用語を使えば先行入力ということになる。

viがいかに使いやすい代物か改めてわかった。 全く手を動かす必要がない。 ctrlキーを打つ頻度が少ないのがとてもいい。 すでにさほどのストレスなく打てている。 会社のアレとは雲泥の差だ。しかしさしあたりタッチタイプが 完成するまでは判断を保留しておく。 コンパイルやらデバグの度にアプリケーションを切り換える 労力を補うほどの差があるのかを確認せねばならないが、 今このような状態で判断を下すべきではないだろう。 しかし仮に別エディタにするなら viの操作で使えるものにすると思う。 skkがあればなおいいのだが、それは後で考えよう。

この電気ヴァイオリンにシノクサは合わない。DとGがダメだ。 応答が悪い上にかすれ高周波が豪快に混ざって不快である。 一方Aはいい。シノクサのAは人気だが、なるほどと思う。 こんなヴァイオリンでもこれだけ鳴るのだから大したものだ。 ところでEで謎の現象が起こる。AからEの解放絃に移絃する時に キーとかすれて音が出ないことがあるのだ。 これはメインのヴァイオリンをシノクサに換えた時にも起こったのだが、 それにしてもここまでひどくはなかった。 私の腕のせいというのもありそうな事ではあるのだが、 それまでまるで起こったことがないことだけに 絃、あるいは楽器との相性を疑うのが自然だろう。 ともかく、この機会にいろんな絃を試してみるというのは悪くない。 今までヴァイオリンのハードウェアにはとんと無頓着で、 恐ろしい話、最初の10年どの絃を使っていたのかすら私は知らないのである。 実はメジャーな絃として知られるドミナントを使ったことがないので、 価格が安いこともあるし試してみようと思う。 あるいはEだけオリーブを試すのも悪くない。Eは安いのだ。

というわけで今日は秋葉、御茶の水方面に遠征。ついでにメインの 毛替えを頼んでこよう。これまた恐ろしいことだが、 実はこれがこの弓にとっての初めての毛替えになる。 大学6年プラス去年1年の計7年にわたって毛替えをしていなかったのだ。 それで済む程度にしか弾いていなかったということもあるが、 いくらなんでも限界だろう。 梅雨とは言えこんなに張りがないのはどう考えても寿命だ。

驚いた。メインのヴァイオリンケースの小物入れに溜まっている ゴミを捨てようと見てみたら、 オイドクサの包みが出てきた。GとD。さらにゴールドブロカットのE。 そんなの使ってたんだ。もはや全く記憶にないが、 たぶん弟のヴァイオリンの先生が選んで最初につけてくれたのだろう。 錆び果ててシノクサに替えたのがいつだっただろうか。 いや、いくらなんでも6年の間絃を替えなかったということはあるはずもないのだが、 まるで記憶にない。自分でも衝撃の無頓着さだ。

絃を買ってきた。メインの方もそろそろ切れそうなので 2セット。毛替えと合わせて2万近くが飛んでしまった。金のかかる趣味である。 で、電気ヴァイオリン用にはドミナントの細目のやつとEのみ Thomastik-Infeldのe01という絃。名前らしい名前がないので そうとしか書きようがない。新製品らしく、銀製で響きがいいのがウリだと言う。 しかも240円という正気とも思えない値段。 そしてメイン用にはピラストロの比較的新しい製品であるオブリガート。 評判はすこぶる良い。で帰ってきて試してみた。 まずドミナントだが、シノクサより断然こいつにはあっている。 A線のみシノクサの方が良かった気もするが、 音のバランスが狂うのでAも取りかえてしまった。 なんぼかマシな音がする。で問題の新製品e01だが、 これがまたかなりいい。思い切り明るい音色でこんなヴァイオリンのくせに 相当響く。他の絃とのギャップが激しすぎる気がしないでもないが、 おもしろいので良い。そしてオブリガートの方だが、 はじいただけで痺れるほどいい。E線なんて見た目にゴールドでかっこいい。 しかし本物は家では弾けないので明日会社に持っていって弾いてみるまで おあずけだ。ニセヴァイオリンで遊んで我慢することにする。

あとの買い物。帰り際にゲーマーズで見かけたしっぽ漫画。 それとアルゴリズム本3冊。 立ち読みしていてあまりにわかりやすかったのでまとめて買ってきた。 こんな本を最初に買っていたら話はだいぶ違っていただろう。 R.セジウィック著、アルゴリズムC、近代科学社、全3巻。 読みながら帰ってきたのだが、自分がかなり無駄な努力をしていたことを 思い知った。そりゃそうだと何回うなづいたことか。 明日の夕方あたりその成果を試しに会社に行くことにしよう。

今日は4万近く使ってしまった。

そういえば、下倉楽器でちょっとだけヤマハの高い電気ヴァイオリンを 弾かせてもらった。ノイズが小さい。 おそらく電気回路の質の差だろう。 ノイズが少ないという意味以外では大差ないが、 ノイズは確かに小さい。商店街のスピーカのような感じもほとんど受けない。 それでも所詮おもちゃと思うのであれば値段分の差はないとは言える。 ただ、家で録音して加工したり伴奏をMIDIで作ったりして 音楽を発信するぜなどというようなことを考えている場合には 電気回路の質がこれだけ違うというのは十分考慮に値するだろう。 おもちゃとは言え結局こいつを弾く時間の方が長くなるのだから、 もう少し豊かになったら買い替えたくなるかもしれない。

ところで、ヴァイオリンがショボイと音を出すのに気を使うので 実はいい練習になる。ボーイングが下手だと本当にロクな音が出ない。 まして今日買ってきた絃はノイズを抑えようと細めの張力の弱いものなので 応答性が余計に悪い。ちょっと気を抜くと音がすべる。

ライアーからおわびテレホンカードが届いた。 あんなおもろいものをやらしてくれた上にこんなもんまでくれるなんて と思ってしまう。バグの印象、それもゲーム中でないバグの印象など 数日もしないうちに消えるものであると前に書いたが、本当に消えた。 しかし皆がそうではないし、そもそもギャルゲーだからという部分が大きい。 自分で作る時には甘えがないようにせねばなるまい。

2003年6月27日

一日中二色木と格闘していた。なんでそれで正しく動作するのかを理解するのに とてつもない時間を要してしまった。しかし、やればやるほどその巧妙さに 驚かされる。一体どうやって思いついたのだろうか。 挿入、検索、削除がlogオーダーでできることが要求される局面は非常に多い。 それはつまりどんなに加えても除いてもソートされたままに しておけるということなのである。

タッチタイプ練習中。ずっとインチキ打法なのでさすがにまずいかと 思ったのだ。ほとんど小指を使わずに打っているので、確かに遅い。 それに、なんか素人丸出しでかっこ悪いような気がしてきたのもある。 やっているうちに少しはマシになってきた。 文字を一旦指に置き換えればいいらしい。 aは小指、と覚えてしまえば、とにかく 小指を動かせばaが打てるという安心感がある。 しかし、さすがにまだ30分ほどなので普段の何分の一かの速度しか出ない。 記号がまざるとかなり混乱する。あと厄介なのがpとか-。遠い。 薬指なら指を伸ばすだけで届くが、小指となると 手首を動かさないと届かない。 あと、今まで手の現在位置に合わせて同じキーでも用いる指が変わる ピアノみたいな打ち方をしていたので、 ほとんど手が動かないというのは違和感がある。 加えてnyuと打つ時など人差指が三連発するので やけにもどかしく感じる。 しかしこれが最良の方法だと誰もが言うのだから この機会に修得しておこう。

2003年6月26日

明日用と思って買った野菜ジュースが朝を待たずしてなくなる。 フロ上がりドリンクとして不動の地位を築いてしまった。 しかし1リットルはやりすぎだろう。

2003年6月25日

終わったと思っていた問題に漏れがあったことが発覚した。 きちんとした証明なしに作ったものはこうなる運命にある。 証明までできないにしても、せめてどういった条件が成り立てば そのアルゴリズムが正当であると言えるのか、ということくらいは 認識しておかねばならない。 数学は微積の単位をあきらめたくらい苦手なのだが、こうなっては仕方あるまい。

昨日缺陷が見つかって慌てていた問題だが、 あっさりともっと簡単な方法を思いついて コードが半分くらいになってしまった。 かといって、よく考えてから書いたとしていきなりこの方法を 思いつけた保証はないのであって、悔いても仕方ないことではある。 こういうのは慣れだ。

今回はC++なので、せっかくだからと テンプレートやらクラス継承やらを使ってみている。 確かに便利な気がする。 しかしテンプレートはともかくクラス継承は注意がいる。 考えなしに使えば余計にややこしくする効果しかない。 それを使うことで本当に楽になるのかをよく吟味する必要がある。

ということを考えたのは Iwatam's Software Resources の継承に関する文章を読んだから。 再利用に関する文章もなるほどと思った。 なお、元々のおめあては闇黒日記経由で 議論のしかた。すっきりとわかりやすい理屈で気持ちいい。 どうにか役立たせたい。

2003年6月24日

ティコルート中。ついでに見たことのないイベントを見て回る。 なんかファンの名前を紹介する変なイベントとか発見。 しかも知り合いの名前入ってるし。

基数ソートすごく速い。 単なる配列で余分な容量も食わずしかも高速にやる方法を知って感動した。 クイックソートやらマージソートを使わないといけないのは 浮動小数や自分で大小を定義した構造体の場合だけで、 普通に整数をソートする分にはこれでいいのではなかろうか。

アルゴリズムで頭がいっぱいの毎日。いろいろな課題がある。 仮にダメだとしても、納得できるだけの説得力を持ってダメなことを証明しないと 終わった気分にならない。しかし時間は限られているのである。

2003年6月23日

ニャ電話。ひたすらにギャルゲーについて。

何故ギャルゲーなのか。 これを何故普通のゲームをしないのかという問いに置き換えるならば、 私の場合は人の作ったルールにおける最適解を探す作業を 楽しいと思えなくなったというのが一番の理由になる。 人とやっていればまだ楽しみようもあるのだが、 一人でやっている分にはゲーム的なゲームは 最適解検索作業にしか思えない。 ストーリーなどの記号的ではない要素も あるにはあるが、受けとる刺激の総量に占める 記号的なゲーム性の割合が圧倒的に高いために薄まり拡散してしまう。 ゆえにギャルゲー、というのは説得力ないか。

ところで、最適解がどのようなものか想像がついたにも関わらず それが時間的労力的に現実的でないような場合は著しく萎える。 例えばロープレで店に入る度に売り物が変化して、それがある確率で 最適なものになるような場合にその確率があまり低いとやる気をなくす。 何度も店に入り直すのは退屈だし、かといって 面倒だからとその手間を省いて先へ進むと最適解を考えた手間が 馬鹿馬鹿しくなる。メガテン3をやっている時は もうハナッから最適解を考えるのをやめるという方針でやっていたので 楽に進めたが、当然そうなると本気で攻略する気はさらさらないということ になり、充実感に欠ける。 結局、ゲームを許容できないほど短気になったということなのだろう。 これを指してゲームを卒業したという言い方をするのもあながち間違いではあるまい。 ときメモが辛いのはギャルゲーにも関わらず最適解検索を要求するからである。 攻略に従ってやるのであればストレスはないが、 それでおもしろいほどキャラやストーリーが魅力的とも思えない。

そんな奴がゲーム作っていいのか、というのは結構深刻な問題ではあるな。

いろいろどうもです。 先程しっぽ遊戯がなんなのかやっとわりました。 ONにしておくと途中でわけのわからんものが入って、わけがわからんうちに しくじるとタイトル画面。そりゃデフォルトで切っておきますわな。 腐り姫でいきなり盲点をONにして興覚め、とかいう感想が多発して凝りたとか、 そういうことなのでしょうか。 ともかくギュスターブの声で「にゃ」とかおもろかったです。 それだけな気もしますが、せっかくなので一回くらいは勝っておきましょうか。

なお、見てないおまけシナリオは「気持ちいい朝」という奴です。 ティコとそもそも戦闘になりませんでした。仕掛けないといけないようです。 それにしても、見てないシーンがまだ山とあるような予感。

レースは全部加速で大丈夫かどうか一回確認して、 行けるようならそれで、ダメならしょっぱなからピットイン という感じでした。ピットインによって集団をまたいで順位が落ちることは ないっぽいので、途中でやっても集団のケツにいる時には大丈夫っぽいです。 戦闘はさっぱりわからないのですが、とりあえずショット、 尽きたりもうちょっとで勝てそうならテクニックというバカの一つ覚えで だいたいは勝てました。魔王はそれではダメなので、全部様子を見るで逃げ。 どうも勝てるらしいですが、セーブロードを駆使しつつ総当たりなんてマネを する気には到底ならないのでもういいことにします。 ところで、さっきレース1で全部加速したところ エリア15で耐久値が0になったのですが、何事もなかったかのように パティと戦闘になって勝つとそのままゴールイン。 もしかしてエリア15では耐久値のチェックしていないのでしょうか。 まあとにかくレースのしくみはさっぱりわかりません。

2003年6月22日

キャノンボール。とりあえず終わった。エンディングがなかった。 飛ばしちまっただけか。 それはともかく、むっちゃおもろいこれ。 いろいろと過ぎさった文化の匂いが濃厚なのだが、 おもしろいものはおもしろい。この節操のなさと ムチャクチャな話の広げっぷりにも関わらず、実にうまくまとめてくる。 セリフばかりでいまひとつ場面がどうなっているのかわかりにくいとか、 いまひとつキャラの心情と行動が結びついてこないとか、 ここぞという所で絵が足りないとか、 ここぞという所で声がないとか、 まあそういうことはないでもないが、 それがどういうシーンであるかということはこれ以上なくわかりやすいので 足りなさは感じない。言うならばシーンの属性とも言うべきものがはっきりしている。 例えばライバルとの熱い競争心、異なる主張との戦い、友情、愛。 それらが記号的なまでにわかりやすく組み立てられている。 エンターテインメントというのは例えばこういうものだろう。 節操のない設定もどこかTRPG文化を思い出させる匂いがして 懐しくもあり、また逆に新鮮でもある。 十分人に薦められる作品だ。みんなやろう。 インストールは手順を間違えなければ大丈夫だ。 インストールできないからゴミなんて言うのはもったいない。

とは言うものの、むろん作者側には反省を求めたい。 作った本人のせいとは言い切れなかったりもするのかもしれんし、 作る側がいろいろ辛いのはだいたい想像はつくんだが、 そんな情けはためにならん。ちゃんと作れ。せっかくおもしろいんだから。

にしてもCG全然埋まってねえ。しっぽ遊戯とやらも一つも開いてねえ。 まあ一位になったのはせいぜい2つくらいなので全然ダメなのだろう。 次は全部一位になるくらいの気合いで。たぶん無理だが。

速いハードディスクが欲しいなこのゲーム。 ロードが長い。しかも妙なところで入るのでストレスが溜まる。 ハードディスクでロードが気になるって一体どういうことよ。 描画やらの処理は問題ないので、足りないのはハードディスクの速度だけだ。 ロード部分誰か書き直さないものかな。 プログラムがOSにファイルを開けてくれと 頼んできたところを秘かに横取りして固めたファイルの中のアドレスを渡す ようなものを作れればいいのに。できるのかどうか知らんが。

アンケート葉書を送ろうと思ったが、 感想を書くところがロクにないし、いまさらなのでやめた。 どうせこんなもん集計の足しにしかならん。 集計された結果なんて「ふーん」の一言でおしまいだろう。

ぼんやりとアルゴリズムのことを考えていたが、 二色木すげえ。例えば掲示板を作るとして、 記事を二色木に構成しておくと番号をもらった時に logNの手間で出してこれる。そこから100件表示とかいう時のために 両方向リストも同時につくっておけば一個づつ再検索しなくて済む。 二色木の性質上削除も追加もlogNでやれる。なるほどと思った。

会社に行かずキャノンボール。ルートIおしまい。エピローグも出た。 それとおまけシナリオを二つ。あと一つはどうも条件が壮絶に厳しいらしく 面倒くさいのでいい。しっぽ遊戯とやらは一つも開いていないが、 まあ良しとしよう。普通にやって見られんようなものは見られんものとして良い。 それにしてもおもしろかった。 今回はルートIIでは明かされなかった魔王やら騎士やら の話もふんだんに盛り込まれていていい感じ。 ラスト付近の熱さは実に心地良かった。 そして驚くほどキャラが立っている。 これだけ登場人物がいてきちんと識別できるのは大したものだ。

そんなわけですこぶる印象が良かったのだが、 やはりバグのことには触れておかねばなるまい。 恐ろしいことにバグはインストールだけではないのだ。 おまけシナリオが終わると処理が帰ってこない、というのは うちだけなのだろうか。 あとは第二集団で終わったはずなのに次のレースが始まってみたら第四集団 にいってガッカリとか、その手のレースがらみの謎現象は枚挙に暇がない。 他にも、たまに字が出てこなくなってやむを得ず一回タイトルに戻ったり、 曲がブチ切れたり、まあいろいろ起こったものだ。 スタッフロールにデバグ協力とかあったが、一体何をしたというのか。

もしかしたらメモリが莫大にあったらもっと速く動くのかもしれんと 今思った。なにしろうちは120MBしかない。 朝気づいてたら買いに行っただろうが、終わってしまった今となってはどうでもいい。 次にキツいゲームが現れたら考えることにしよう。

レース部のしくみは一体どうなっているのだろう。 行動ごとに点数が決まっていて、それに応じて順位が上下する、 というような単純なしくみにしては挙動が怪しい。 まさかとは思うが全部フラグで分岐になってるなどということはあるまいな。

私はプログラムの不都合ごときは評価には入れない主義なので、 10点満点なら8点つける。十分に楽しんだ。 手順を踏めばインストールは可能だし、 うちのような弱いマシンでも動く以上は性能的な問題もない。 しかしだからこそ腹立たしいとも言える。

せっかくなのでアンケート葉書を出してきた。初回版おわびテレカ とやらはすでに箱に入っていたので別に何があるわけではないだろうが、 わざわざ切手まで貼ってあるのを無駄にするのも何か悪いような気がしたのだ。

キャノンボールに伯爵とか出てきたが そういや爵位ってなんなんだろと思って調べたら あっさり説明が見つかった。 トップページにもリンクを貼っておく。 全部読んだわけではないが、他の文書もおもしろい。 それにしても疑問に思ったらすぐgoogleである。 その度に放っておいたら絶対に知ることのなかったようなサイトに触れることになる。 放っておくと本当に顔を知っている人かギャルゲオタ日記か 一部の技術系あるいは情報系のサイトしか見なくなるが、それはあまりにいかん。

2003年6月21日

道場の後会社に寄る。異常に眠くて仕事にならないので ウトウトしながらアルゴリズムについて考えていた。 ソートされてて挿入や削除も速い方法はないものか、 などと考えて本を読んでいたのだが、二色木考えた奴すげえ。 加えてこれと両方向リストを組み合わせるとものすごいことになる。 しかしまだよくわからない。これを理解すると一つ賢くなれそうな予感。 一回そういうものを自分で書いておけば、必要になった時にコピペして 修正すればいいのでとても楽になる。 人の書いたものだとこうは行かない。

2003年6月20日

また一つ新たなアルゴリズムを覚えたが、何かが間違っているようで 異常に遅い。2乗オーダをNlogNに落とす常套手段として 1乗オーダーの手間を加えるかわりに全体の数を何割か減らす というものがあるのだが、 しかしその1乗オーダーの部分が 異常にデカくなってしまって全部パーになってしまっている。 こんなところでつまづいている場合ではないのに。

今日はやけに心に余裕がなかった。 それこそいきなり立ちあがって叫び出しそうなほどにだ。 これを実装すればいきなり夢のような速度になるなどと思っていたので 理想と現実の落差に苦しんだのである。 慣れない連結リストの扱いでストレスが溜まったのも大きい。

フロありがとう。とても良い手が浮かんだ。メールで自分に送っておく。 やはり詰まった時は一度心を引き離すのが良い。 しかしそれは詰まっている問題の一つにすぎん。

しばらく土日は使用不能かと思われます。

ピアノ弾いたら落ちついた。

スーパーにジュースを買いに行ったらさらにマシな手を思いついた。 マシな手を思いついたと言うよりは、 つまらん罠にはまっていたことに気づいたと言った方がいい。 そんなわけでアルゴリズムは奥が深い。 ところで、こういう時にはいつも 正規の教育を受けていないからなあなどと思うのだが、それは言い訳だ。 毎日12時間以上勉強するのを何箇月も続けるようなマネを 大学生がしているとは到底思えないわけで、 先生がいないという不利を考えても互格以上の勝負ができて良いはずである。 にもかかわらずできないとすれば私がアホウだということになろう。 しかし、むろん正規の教育を受けた人間が私と同じ努力をすれば 私は永久に勝てないのであって、それを考えると辛いものがある。 今年の新人は二人とも情報系で院まで出ている。加えて努力家だ。 勝てそうにない。

この会社の平均の給料をもらうためには、 できる人ランキングで上位半分に入らねばならないわけだ。 つまり、私より使えない人が半分もいなければならない。可能なのかそれ。 どこを見ても恐ろしくできる人ばかりなのだが。

眠れん。目をつむってしばらくすると何か浮かぶので 起き上がってモニタの電源をつけて書き留める。 それをもう10回以上は繰り返している。2時半過ぎた。

日常用いるにあたって 携帯という言葉にPHSも含めて良いものなのだろうか。 技術的には異なる物だが、ただ電話をかけるだけの身分からしてみれば 同じものと言って差し支えない。世間の人々がどうなのかを 秘かに調査しているのだが、サンプルが滅多に得られないので 一向に進まない。どうも携帯と呼んでいるような気もするが、 わざわざ「ピッチ」と呼んで区別する人も少なくはない。 たぶん携帯とPHSを対比するような文脈でない限り携帯と呼んで良いのだろう。

これからまた宴会。何故か正装ということなので一回帰ってきた。 正直それどころではないのだが、夜中思いついたことのおかげで そこそこどうにかなりそうなのでまあいいだろう。 それでも明日と明後日は仕事だが。 そういえば宴会が終わってからこのまま会社で仕事というのもアリである。 背広着て仕事してるなんてまるで社会人みたいでおもしろい。

背広ってどこの民族衣裳なんだろう。やはりイギリスなのか。

おもろい宴会だった。よくもまあこんなに趣向を凝らすものである。 これからどんな会社になっていくんだろう。

2003年6月19日

また殺伐とした生活が帰ってきた。 昼休みすら惜しんでコードを書き続けているおかげで確かに進んではいるが、 到底終わる気がしない。次から次へとやらねばならないことが増えていき、 その度にそれにも対応できるように拡張している。 なので、他人が見てわかる成果は何一つない。 周りの目が気になりはするが、 基礎をいいかげんにしてとりあえず動かそうとしても 無駄な作業が発生するだけである。 ここはまっすぐだ。

2003年6月18日

宴会。おもしろい話が聞ける貴重な場だが、疲れる。 おもしろい以前にわかる話題が全体の 2割にも満たず、残りの8割以上の話題はさっぱりわからない。 どうにか理解しようとすれば まるでわからない単語まみれの英文を日本語に訳すような 作業を強いられる。精神が保たん。 こっちのストックしている話題が通用しないのはわかり切っているので 下手に手を出すこともできない。毎度毎度こんなことになるわけで、 普段からテレビを見ておけばと本気で思いはするのだが、 同時に別にそんなことわかりたくもねえやとも思うのがややこしい。 それらは矛盾なく両立し得るのである。 アイドルやら流行りの音楽やら、そんなもの知ったことか。

ものすごくトゥルラブを思い出した。 ついでに周りの人の評価を教えてくれる妹がいたらどんなに便利だろうと 本気で思った。妹である必要はないが。

そんなわけで、しばらく本気で働いてみることにする。 幸い7月末に区切りがある。 そういうわけで一年、 悪くても半年は同人ゲーでも作りながらのんびり暮らすつもりだったが、保留とする。 この経験はいずれ作るものに生かされるだろうから、その意味では 計画に遅れは生じない。

2003年6月17日

梅雨だ。弓がヘタれた。締めても張らない。いいかげん毛を替えるか。

2003年6月16日

電気ヴァイオリンのネックの部分のニスを紙やすりで除いてみた。 すべる。本来ここにはニスなんてついていないものなのだが、 何故かこのニセバイオリンにはついている。左手の滑りが悪くて えらく弾きにくかった。これで大丈夫。 しかしそれにしても5絃の奴が欲しい。 ビオラまで出るとだいぶやれる事に幅が出る。

メガネを新しくした。軽い。

電気ヴァイオリンの出力をサウンドボードにつないだら録音できた。 聞いてビックリ、ショボイ。私の技術が拙いのに加えて、 楽器の出力がひどい。小さい頃あったヴァイオリンの発表会 のカセットテープを思い出してしまうような音色。 あるいは遠くの商店街のスピーカーから流れる音楽のような、と言ってもいい。 楽器の胴体での共鳴は一切ないわけで、当然取ってこれるのは 絃の振動だけである。確かにこうなるのも当然だろう。 これに練習用以上の役割を負わせようと言うならば何か別の発想が必要だ。 完全に電子楽器にしかできないことをすべきである。

しかし人に聴かせる予定もないので所詮は練習用。 うまくなったらこれでも聴ける演奏ができるかもしれない。

2003年6月15日

普通に仕事。少し進んだが終わらない。明日の夕方までに終わらなければ やむを得ないので頭の悪いやり方でごまかそう。後でこっそり差し換える。

キャノンボール第8レース前まで。 これかなりおもろい。ちょっとしたエピソードが絶妙。 なにやらエンターテインメント。 いい感じに盛りだくさんな感じがする。 レースのしくみはいまだにわからんが、 ともかくも機体が保つ限り加速すればいいらしい。 だんだん前に行くようになった。 なおケンカのしくみはいまだ不明。ジャンケンみたいなものなのだろうか。 たぶんキャラごとにグーを出す確率みたいなのが決まってるんだろう。 あるいは完全に固定で決めてあるという可能性もないでもない。

なんでこんなにおもろいのにインストールできないとかいう 状態にしておくのだこの会社は。自分の作ったものを人に称賛させたい という欲望はないのだろうか。これだけやったなら インストールさえつまづかなければ十分称賛されるだろうに。 ロードが遅いのは気になるが、それはインストールがコケるのと だいたい同じ理由によると思われる。

日曜ながら10時間ほど働いた。 一応進んだが、また壁が立ちふさがる。 しかしこの壁が最後の壁っぽい。 今日中にできなかったら一度放棄するつもりだったが、 それはあまりに悔しいので続行。

3日以上同じ問題で悩んでいるわけで、 答えを探す手間の方が自分で考える手間より安かったような気がしてならない。 しかしまあ、これも勉強だ。 大学で勉強しなかったのだから今やるしかない。

2003年6月14日

日が変わった。しかし予定していた仕事は終わっていない。 今日一日苦しんだ挙句わかったのは、 数学的なものは数学的な手続きを踏まないとダメだということだ。 試して漏れを発見しては埋める、という作業を繰り返していると コードがどんどん意味不明になっていく。 仮定を置く時にはきちんとそれが成り立つ条件を吟味しないとダメだし、 定理もどきとして使おうというのならそれなりに証明しておかねばならない。 それが手に余るなら最初からそんなことはやらない方がいいのだ。

私よりずっと向いた人がいるだろうに、などと思うわけだが、 この世の全てのスキルにおいて私より秀でている人が いるということを考えればそれは言っても仕方ないことである。

ニャ経由でStapler fahrer Klaus(フォークリフト運転手クラウス)。 ドイツのフォークリフト教習ビデオ (http://www.tistside.de/downloads/fun/stapelfahrer_klaus.wmv) モノへのリンクを貼っておきます。 直リンク禁止らしいです。 すげえバカ。阿鼻叫喚。音楽と内容のギャップが奮っている。 最初に飛び超えたあたりで何かあるなとは思ったがここまでやるとは。

キャノンボールをやろうとして スタートメニューを辿ったら、手が滑ってアンインストールを選んでしまった。 スタートメニューからゲームの起動アイコンをデスクトップに動かしておいた のをさっぱり忘れていたのである。 普通一番上が起動なので手が勝手に動いてしまった。 確認くらいは求めてくるだろうと思ったが、そんなことはなく即実行。 慌ててセーブデータを退避する。 しかしアンインストールされたはずなのにほとんどのファイルが 残っている。セーブデータも健在だ。ディレクトリを消してもOKですとか言われたが、 それはつまりアンインストーラはレジストリをいじるくらいしか していないということか。いやしかし最低でも数百のファイルは消していたように 見えた。一体何を消していたのだろう。とにかく恐いのでインストールをやり直す ことにする。コツはわかったのでさほどの時間はかかるまい。

とりあえず洗濯終わったら会社行こう。暑くてゲームをする気にならん。

洗濯待ち時間にインストール。ところでやってて思うんだが、 1時間かかってインストールして10時間で終わるゲームはどうか。 キャノンボールに限らず一般的な話だ。 徹夜一発で終わるギャルゲーでギガ級の容量をハードディスクに ブチこまなければならないというのは何かが間違ってはいないか。 しかもゲームの性質上大半のデータは一度しか使われないのである。 数十時間遊べて、しかもやる時にディスクが不要だと言うなら 意味もあろうが、そういうことはほとんどない。 というかインストールしておいてディスクが必要ってどういうことよ。 当然認証のためなのだが、だったらインストールなんかしなくていいだろと 思ってしまう。 むろんCDROMドライブは遅いし特にPC用のはやかましいので そのあたりがネックなのはわからないでもない。 常に音が気にならない程度の速度で回っててくれれば いいのだろうが、たいがいは読み終わると止まってしまい、 読む時にまた回り出すのに時間がかかる。 まあたぶん仕方ないのだろう。自分で作ることがあれば 実験してみるだろうが、今はそれどころじゃないので保留。

2003年6月13日

11時に帰るとピアノを弾いてヴァイオリンを弾いたら12時を回っていて、 フロに入れば12時半。寝るしかない。 しかしそうは言ってもこうヤバイ状況では仕方あるまい。 仕事をこなせなければ死あるのみである。

仕事は制限時間内に成功しなくてはならないので、 そうそう挑戦をすることはできない。 しかし私の場合、期待されているレベルがすでに挑戦なくして達成できない 高みにあるため、できるかどうかわからない不安にさいなまれながらも ただただ上を見て走るしかない。 とは言うものの、そう高くないある一定の水準を満たしている場合、 それ以上はできないと言えばやらないで済ませる方向に話が進む のもまた事実である。 見上げるにしてもどのくらいの高さを見上げればいいものか。

湿気ありすぎ。弓がへたっている。

2003年6月11日

CannonBall、第三レース前。なんかおもろくなってきた。 筋がどうとかいうよりは見せ方の問題だろう。 レースのしくみはまだよくわからない。

できるかどうかわからない仕事は辛い。うまく行かない。 今週の週末はないだろう。うまく行けばあっと言う間に進むはずなのに。

2003年6月10日

CannonBall。なんか5人ほど絵が出てきて選択肢っぽいところまで。 なお内容に関してはいまのところ何とも言えない。 展開その他いろんなものがちと都合良すぎるように 感じられてまだ気分が乗ってこないが、 始まったばかりで言うことでもないだろう。

成長しなくてもこなせる仕事など何一つないので、 私は仕事と共に確実に成長することになる。 そうでなければならない。

2003年6月9日

実はまだインストールをミスっているらしいです。 今日帰ったらやり直します。

勝った。ディレクトリが違っていた。Disk5及びパッチの展開先の標準が インストーラの標準展開先と違っていたのだ。 なんてつまらないミス。本体のプログラムは悪くない。 ただファイルがなくて先へ進まなかっただけである。 別にできていたディレクトリの中身を正規のインストール 先にコピーしたところ、今無事起動した。

情報をくれた方々、ありがとうございます。

それにしてもあれだけ地雷と聞いておきながら 油断するとは。まさか起動に必要なファイルが欠損して 追加ディスクに入っているなんてことはあるはずもない、 と思ったのが間違いだった。 インストールは完璧だろうと慢心していた。 正常に動作してるっぽいのに先へ進まないなんてのは いかにもファイルがなくて進めないような症状ではないか。 ところで、タイトル画面のアニメーションが妙にガクガクしている。 まさかとは思うが、性能が足りないのか。 推奨スペックを350MHzも上回っているのだが。

プロローグが終わったっぽい。なんかおもろそう。 ところでロードが長い。 場面が変わる所で数秒止まってゲリゲリ音がする。 ファイル数がべらぼうに多いので探すのに時間を食っているのだろう。 プログラム本体の動作は アニメーションがガクガクするが、 こんなのはギャルゲーなら当然起こるべきことであって問題ではない。 行ける。この先に地雷はもうあるまい。 内容がおもしろければインストールのことなど記憶からさっぱり消え失せるだろう。 まさか秋桜のようにエンディング寸前で強制終了したりするわけではあるまい。

早くも仕事がたてこんできた。10時帰り。 この調子で行くとあっという間に日が変わる。

2003年6月8日

結婚式はおもしろかった。普通はあんなにおもしろくはないらしい。

CannonBallを買って帰る。 噂に違わぬ凄まじさ。

以下インストール記。あったことを記録するだけで 悪意ある酷評にも勝る効果を発揮するだろう。 そんなわけなので、以下の段落は悪意の賜物ではないということを一応言っておく。 ギャルゲーの類において プログラムの不都合など大した問題ではないというのが私の持論だ。 例えば「秋桜の空に」などは プログラムがあのように悲惨の極致であったにも関わらず大して評価に影響していない。

箱を開けるとレーベル面に何も書かれていないCD-R が入っていた。マニュアルにそれについての記載はない。 紙が一枚入っていてインストールの仕方が書いてあり、 必要な画像ファイルや音声ファイルなどの欠落があったため 追加を入れたとある。インストールの順番がDisk3,4,1,2の順というのは謎だ。 ともかくも実行する前にまずはパッチである。20MB。 ついでに下に新インストーラというものがあったのでそれも落とす。 さらに下を見ると新インストーラでDisk5のみを手動でインストール するインストーラというものがあったのでそれも落とす。 結果先程見た紙は無用となった。インストールの方法まで変わっている。 というわけで、とりあえず言われた通りDisk1を入れて インストールを開始する。ところがしばらくして止まった。 ファイルがないらしい。まさかDiskを入れ間違えたかと思って この段階でDisk2を入れて最初からやり直したが、Disk1を入れろと言われる。 サイトの説明を良く読むと、途中でファイルがないとか言われるが Disk2に入れ換えて続行せよと書いてあった。よく読んでいない私が悪い。 でやり直してDisk2までインストール。と、ウィンドウを切り換えると別に InstallShieldが動いている。以降これをウィンドウBと呼び、 これまでインストール作業を行っていたウィンドウをAとする。 Bにてインストール方法を選べるので 標準を選んで次へをクリックしたところ、 なんとかというファイルが見つからないかアクセス権がない と文句を言われた。なんのこっちゃと思ってAにウィンドウを切り換えたところ、 まだDisk2のインストール中である。どうやらそれは2が終わるまで やってはいけなかったことらしい。Disk2が終わり、Aにて3を入れろと言われたので 3を入れ、引き続いてAにて4を入れろと言われたの4を入れる。A終了。 ところが先程のBウィンドウは生き残っていて、 「ディスクのボリュームが違う」と文句を言う。このエラーメッセージ ウィンドウをウィンドウCとする。 なるほど、今入っているのはDisk4だ。奴が要求しているのは3だが、 3はAにてすでにインストールが終わっている。 即刻Bウィンドウを中止しようとしたが、Bを消しても Cが消えない。Cにある中止、再試行、無視のいずれも効果なし。 仕方ないので放っておいてDisk5を手動インストール。 Autorunが動作してCDが回り始めてから実際にプログラムが動作するまでに 数分を要した。ファイルが多いわけでもないので謎である。 圧縮してあるからと説明があるが、それがどういうことなのかはわからない。 ともかく解凍を終了し、パッチを当て、ゲームを起動。 ところが黒画面のまま先へ進まない。インストールが不完全なのか、 あるいはそもそも環境的に動かないのかは不明だが、 さしあたりインストールを疑う。ゲームを終了させて 一度アンインストールした。windowsを再起動。 しかし先程のCウィンドウが生き残っているせいか 再起動がいつまでたっても終わらない。やむを得ず電源を落とした後再起動。 この際実メモリ128MB中32MBをビデオに回していたのを8MBに減らした。 メモリ実装量が動作不良の原因かもしれないからである。

再びDisk1からインストール。Disk3に移ったところでInstallShieldが起動。 これがDisk3に仕込まれたAutorunの結果であるとここに至って理解した。 サイトを見るとAutorunで立ち上がるインストーラはキャンセルせよとある。 読んでいない私が悪い。先程のウィンドウBの正体はこれであった。 現在Disk4をインストール中。なお、前の段落の大半はDisk3の インストール中にヒマつぶしに書いたものである。 仮にサイトを良く読んでいたとしてもインストールの所要時間は 1時間を割らなかっただろう。 ともかくDisk5をインストールし、パッチを当て、ゲームを起動。 しかし黒画面。マウスカーソルは手の絵になっており動いてもいるが、 先へ行かない。やはりインストールの都合ではなかったようだ。 原因として怪しいのはビデオ、メモリであろう。 ビデオはそもそもマイナーなSiS740であること自体怪しい。 メインメモリ量である可能性もある。メインメモリ使用量が、 実メモリの量ピッタリで止まっているからだ。 ギャルゲーの類が13MBのメモリしか食わないとは考えにくい。 しかし、公式情報によれば必須実メモリ量は128MBである。 ビデオメモリ分の8MBが減って120MBになったからといってアウト というのは考えにくい。 だとすると原因は一体なんなのか。 ライアーのサイトを見てみたがトラブルに関する情報は一切ない。

対策。まずメモリを増やしてみる。ダメならマザーを買い直して ビデオをGeForceにする。 さしあたりメモリはFreeBSD機と交換すれば 良かろう。メインマシンが128MBというのは空しいが仕方あるまい。 早速やってみる。

考えたらwindows機のメモリはDDRでFreeBSD機のはただのSDRAMだった。 グイグイ押しても差さらず気付く。 というわけで今日はもうできることはない。 明日行ければヨドバシ。

これはたぶん怒っていいのだと思う。 客が作る側のことを思いやるのは害悪だ。 しかし今のところ わずかメモリ8MBとは言え最低スペックを満たしていないのだから 何も言えない。

エレキバイオリンの絃をシノクサに換え、ヘッドホンを新しくした。 なんぼかマシになった気もするが、根本的な解決ではない。 これはこういう音しか出ないモノと思うしかない。

2003年6月7日

結婚式というものに行ってきます。事実上初体験。 確か6歳くらいの時におばさんが結婚した気がするが、まるで記憶にない。

景気づけにメロンを買ってきて食ったら多かった。 メロン一個を一人で食うものではない。さて行こう。

2003年6月6日

環境が変わる度に周りが超人に見えて怯える。まただ。 一回丸々ゲーム作りに参加してどうにかなりそうな気がしてきたにも 関わらず、またである。 今まではそういうことがある度に勉強してどうにかしてきたが、 果たして今回もそれが通用するだろうか。 通用させなければならない。

2003年6月5日

香具師ってなんだと思って調べたら、 「奴」だった。ヤツがヤシになって、ヤシを変換すると香具師(やし)が出てくる。 テキ屋のことだ。ついでに刑事のデカというのの語源を調べたら、 角袖だった。昔は刑事は四角い袖の着物を着ていたらしい。 カクソデを並びかえて、クソデカ。刑事の蔑称として生み出されたが、 そのうちクソが消えてデカだけになったという。 わけがわからん言葉は2chに限ったことではない。 こんなのをみつけたりしていろいろおもしろかった。 それにしても「定められた者」を「テイめられたシャ」と読むのはバカだろ。 「読み方間違ってませんか」と言ったらすげえ怒るんだろうなきっと。

みなさんがいろいろ教えてくれたおかげで本格というのがなんなのか なんとなくわかった気がします。探偵とか出てきて事件が起こって、 密室とかいかにもパズルっぽい要素満載だと本格、というイメージ でいいでしょうか。新本格というのはそういうのが廃れ気味になった 時期にそういう古臭いのをここらで見直そうという運動らしく、 ジャンルの種類ではならしいです。

会社内引越し完了。仕事が本格的に始まった。 ついでにいろいろいらないものをもらってきた。 フィギュアとかポスターとかぬいぐるみとか。

今の時代まともなものを作ろうと思ったら 論文雑誌を読むくらいの気合いがいるらしい。 今回仰せつかったところはかなり物理と数学と情報学で 勝負すべきところなので困る。

統合開発環境のエディタをまんま使ってると言ったら変な顔をされた。 小さなスクリプトの類はviで書いているが、それもおかしいらしい。 なにやらxyzzy以外を使うのはおかしい、という空気。 というか「そんなのを使ってるのはxyzzyの良さを知らないからだよ」 とはっきり言われた。 人目が気になるのでとりあえずemacsに慣れてみることにする。 xyzzyのemacsに対する利点がいまひとつわからないのでとりあえずはemacsでいい。

2003年6月4日

電気バイオリンを買った(DEV-1000N)。夜中でも気にせず全力で弾ける。 が、このままではダメだ。 音がショボすぎる。まず絃を張り換えよう。そしてこのノイズは たぶんヘッドホンがショボいせいなので、そこそこマシな ヘッドホンを買ってくる。G線が金管楽器みたいな響き方をして、 まるで昔のレコードみたいなのだ。

ポー「ウィリアム・ウィルソン」。なんだろう。 感じたものをうまく言葉に表せない。 下手に内なる良心が云々などと言い始めると全部パーになるような気もする。 とにかく言えるのは、たぶん作者は嫌な人なんだろうということだ。 自分が嫌な奴であることに関して相当苦しんだのではないだろうか。

ポー「モルグ街の殺人事件」。猿はないだろう猿は。 いわゆる今の推理小説ではないのでそういうツッコミは的外れ なのかもしれないが、それにしたって猿はないだろう。

よく推理小説に本格ってついてるが、本格ってなんだ。 ポーの本の解説にもそんな言葉が出てきた。 どうも大して意味があるようには思えないので、超合金みたいなものだろうか。 たぶんある時期にそれまでとは違うという意味で「本格」という 飾り言葉がついた作品が出て、今ではそれがありふれてしまっているのだろう。 調べてもいまひとつわからない。新本格とかいうわけのわからない言葉 まで出てきて余計に混乱しただけだった。 一般的に使われる本格的とは全く違う意味になっているものと思われる。 猿が犯人でも本格的手法とか言われるのだから、リアルなとか 硬派なとかいうような意味でもないのだろう。 あるいは使う人によってイメージが違っていて ちょうど「萌え」のような状態になっているのかもしれない。

2003年6月3日

データ固めツールの出力が突如ムチャクチャになる現象に見舞われた。 別に何をいじった記憶もない。 そうして調べていくと、どうも改行コードの類がおかしいことに気づいた。 そういえばcygwinのupdateをした気がする。犯人を調べたところ perlだった。バイナリをいじるのにbinmodeを呼んでいないスクリプトが 山とあったため、5.8のunicode対応か何かの変更のために ムチャクチャになったのだろう。とりあえず5.6に戻した。 これからはちゃんとbinmodeを呼ぶことにする。

というようなことがあったので、電気ヴァイオリンを買いに行けなかった。 明日行く。

食べごろのアボガドが売られていたので買ってきた。 何か普段足りていないものが入っているらしくおいしい。 しかしさすがに丸一個は多いかもしれない。 ところで、アボガドの中身を見ているとXBOXを思い出す。 XBOXソフトの箱はこんな色だ。この微妙に蛍光がかった 黄緑色はアメリカ人の心の琴線に触れるものらしい。

クジラの刺身が売られていて、半額だったので買ってみた。 おいしくもないが、マズくもない。 100g100円以下で買えるなら普通に使うだろうが、 今の値段ではまるで価値がない。

2003年6月2日

エレキヴァイオリンには5絃のものがあるようだ。 音域的にはヴィオラを兼ねることができる。 それはかなりおもしろかろう。ただそういうものは 当然高いのでおもちゃにするのは辛いものがある。 ところで、エレキヴァイオリンはえらく単純な音がする。 都合のいい音だけを取り出して増幅しているようなものであり、 あまり細かい表情をつけるのには向かない。 適当に弾いてもさほどひどい音にならないので あまりそればかり弾いていると演奏が雑になる恐れもある。 しかし電子楽器にしかできないことというのはあるものだ。 さしあたりこの寮で練習をしようと思ったらこれ以外に手はない。 例え昼間でも全力で弾くのは問題だろう。

2003年6月1日

ゆめりあベンチは動きさえしなかった。 しかしさすがにベンチを動かすために機械を買い換えるわけにもいかない。

会社でもらってきた悪魔くんを読んだ。どうも最初の悪魔くんらしい。 大筋は千年王国と同じだが、さらに変。 本当に売れなかった頃の作品らしく、900部しか出回らなかったのだという。

エレキバイオリンを試奏させてもらった。おもしろい。 4万であれなら悪くない。練習用にも使えるし、加えて PCにつなげば録音もできる。 持ち合わせがあれば即買っていただろう。

バッハの次は何がいいかななどとピアノの楽譜を見ていた。 ショパンがいい。モーツァルトかベートーベンあたりだろうと思っていたのだが、 ショパンはピアノでなければ触れられない作曲家であるし、 ロマン派と言われるだけに色気たっぷりで バッハとはかなりタイプが違い新鮮さを感じる。 最適だろう。 しかしあと半年は無理だと気づいたので買わずに帰ってきた。


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