日記

2003年5月31日

ゆめりあベンチを落としに行けない。 しかし取ってきてもSiS740では動きさえしないだろう。 PC版出たら本気で機械ごと買う気がする。

にしても、何故ベンチ。どう考えても「ほらー移植だってできるぜー」 というデモンストレーションにしか見えないのだが。 だいたいそれで何を測るというのだろう。PC版が出ないのなら それこそ全く役に立たない数値である。 似たようなシステムで次回作を作っていて今度はPC、PS2同時発売だ、 とかいう話ならわからないでもないが、さてどうなのか。

2003年5月30日

鞠絵を元気づけてやろうと思っていたら可憐が大胆にも迫ってきた。 つまり鞠絵に会えない日に可憐に会いすぎて可憐ルートに突入してしまった ものと思われる。 明日にでもやり直そう。それにしても恐るべきは可憐のお嬢様っぷりである。 この子はかき氷を食ったことがないのだ。 ベロが真赤になるようなジャンクなものをおごってしまったが、 可憐の母親から「可憐に変なものを食べさせないでください」とか 怒られそうで恐い。そんなことをまさひろも言ってたっけか。 あと恋愛小説の類を読んで妄想に取りつかれた可憐もすごい。 今回の可憐にはかなりの凄みを感じる。桑谷夏子の演技も冴えすぎだ。 ところで本命たる鞠絵の方はかなりシリアスに話が進みそうな予感。 真面目に元気づけてやらねばと思う。あの子の場合状況が状況なのもあるが、 何より精神の細さが心配である。 そういえば兄もすでに見た他のシナリオよりはマシに思える。 軽薄さは大差ないかもしれないが、状況が状況なだけに 鞠絵のために何かしてやりたいという思いが強く描かれており、 そのために印象がいいのだろう。 しかし、だからこそ気になり腹立たしいことが一つある。 選択肢だ。血縁用の選択肢は何故ああもああなのだろう。 可憐とかなら「いや、おまえもう少し世界を見ろよ」という感じに 多少そっけなく対応するのもアリだとは思うのだが、 鞠絵に「今忙しいからそのうち行くよ」などと言えるか。 むろんそういう選択肢があること自体は遊び方を広げる意味で 悪いことではないのだろうが、しかし腹が立つものは仕方ない。

それにしても、シスプリ2のゴージャスさは常軌を逸している。 可憐ってここまでゴージャスな人だったか。 花穂や衛とて着ているものは結構高そうなのだが、 鞠絵や可憐の前ではやはり庶民である。 鞠絵の病室のベッドは天蓋つきなのだ。 さすがにやりすぎ感が拭えない。 なお、亞里亞のゴージャスさはハナっからネタの領域なので問題なし。 天広先生の絵でも亞里亞のベッドは天蓋つきであり、しかも何故か鳩が飛んでいた。

ところで、シスプリ2はゆめりあの3倍売れている。 売れるかどうかが何によって決まるか、という問題は 真剣に考えれば考えるほど空しい問題であるように思われる。 シスプリ2は見れば見るほど安い作りだ。 寝る前の兄のセリフくらい日数分作れと言いたい。

しかし、可憐のクラスメートはあんなに普通なのに可憐は ああもゴージャスでいられるのだろう。まだ下々の者と交わるようになって 日が浅いのだろうか。シスプリに関してそのようなことを考えても無益なのだが、 シスプリだからで片づけるのも味気ないしまあ良かろう。

様々な要因でどうにもやるせない気分なので、ヤケ食いを試みることにした。 しかし、普通にヤケ食いすると太る。そこで野菜と果物で飢えを満たすことにした。 チンゲンサイを二株まとめて オイスターソース、醤油、ごま油、豆板醤で炒めてモリモリと食う。おいしい。 本当は続けてキウイ6つを食うつもりだったのだが、 それで腹一杯になってしまった。 このやるせない気持ちをどうすればいいのだろう。

せっかくだからキウイを食った。おいしい。 しかし3つでダウン。ますますやるせなくなった。

2003年5月29日

宴会終わり。当分あるまい。ブラジル料理と言っていたが、 昨日の中華ほどに洗練されたものではなかった。しょっぱくて油。 肉はもう当分いらない。オレに野菜を食わせろ。

その後渋谷でカラオケ。そう書くとなんか都会人みたいだ。 毎度のことだが濃い。それにしてもなんでシュガーのエンディングはないですか。

Sense Off。そういえば私もそんなことを思った気がします。 現実を何やら変えてしまう能力とか、確かそんなだったような。

なんか PS3は512個の浮動小数点を並列に計算できる とかとんでもないことが書いてある。 仮に本当だとして、どうやってプログラミングするのかさっぱりわからん。 加えてまたコンパイラもライブラリもロクにねえ、とか言う話になったら みんなが血を吐く思いをすることになる。 出遅れた会社は死あるのみだ。楽しみで仕方ない。

すでにアメリカではどっかの会社からなんとかツクールを買って それでゲームを作るという体制が支配的になっているらしい。 いずれ日本でもプログラマなしでゲームを作るのが当たり前になるのだろうか。 プログラマはなんとかツクールを作る会社にだけいればいい ということになれば、プログラマはゲームを作れなくなる。

2003年5月28日

そのうちグラフィックチップの中身の仕事が全部プログラミング可能に なったりするのだろうか。画面のどの点を何色で塗る、というところまで 指定できるようになってくるともうやりたい放題だ。楽しいには楽しいが、 ますますゲームを作るのが面倒になるだろう。 そうやってどんどん機械をいじる人とゲームを作る人が分かれてしまうのだ。 機械をいじる人は自分のやっていることがゲームにどう使われるのかわからず、 ゲームを作る人は機械がどうなっているかわからないから 何がどれくらい可能なのかがはっきりしない。 そんなのは嫌なのだが、もはや嫌とか言っていられる状態ではなさそうである。

2003年5月27日

今日は新チーム開幕宴会。明日は旧チーム終幕宴会。

宴会。あんなにあからさまな陰口は果たして陰口と言えるのだろうか。 本人がいない所ではああやって話のネタにされ得るのである。 しかし、自分がネタにされることよりも恐ろしいのは、 自分もまたああいうマネをしていないとは言い切れないということだ。 むしろいくらでも覚えがある。

誉め上手な人というのはいるものだ。がんばる気になる。

ところで、宴会は中華でフカヒレのコースだった。 7000円もしたが、いまひとつピンとこない。ふーん、という感じだ。 おいしいという感覚をすでに忘れているのだろうか。

2003年5月26日

言い忘れていたが、グリグリに野郎キャラ追加。用務員。 顔は恐いが声は渋いしすごくいい人。 とある事についてはついちゃんと説明しろよとツッコミを入れてしまったが、 しかしそれも不器用さゆえよ。 これで野郎は全部で8人となった。 主人公、バッチグー、天神、総長、一番星、毒ガス、轟、用務員。 野郎の方が多いギャルゲーは珍しい。 アニメも楽しみである。 グリグリは漫画やアニメにした方がおもしろそうだ。 この形式のギャルゲーにするとどうしても ヒロイン一の扱いが定型的にならざるを得ないので せっかくの世界が生きないように思う。 ところでメーカーのサイトに キャラ日記とやらが置いてあったのだが、 暴走しすぎ。しかも発売前にやっていたっぽい。キャラのイメージブチ壊しだろ。 こんな企画にGOを出すノリが気にいった。

気にいったゲームの感想を探して回るとたいがいガッカリする。 殺しとけば感動すると思ってんだろアアン? という感じの感想はいつ読んでも嫌だ。 しかしその方がまっとうなんだろうとは思う。 そのようなまっとうさを嫌だと感じるようになったことに 実のところ私自身がまだ慣れてはいない。

ハノン中。毎日1から10番までを最低でも一回づつは弾いている。 そのせいか左手の指が少しづつ分離してきた。 薬指もいささか強くなったように感じる。 できるだけ早く一息に30番まで弾けるようにしたい。 単純に筋肉の問題なので怠けず練習すればいずれ到達するだろう。 全ての音をスタッカートで練習するとなお一層筋トレの効果が増し、 加えて一つ一つの音をきちんと独立に鳴らす練習にもなる。 実に良くできているぞハノン。

2003年5月25日

知識が足りない。というよりは情報を集めようとする傾向が足りない。 自力ではもうダメだと思うまで人の話を聞かないという性分のせいだ。 自分でよく考えてもいないことについて人の出した答えを見ても ふーんの一言で終わりなので意味はないと思うのだが、 しかし自分なりの結論が出るまで人の話を聞かないというのでは 時間がムダになりすぎる。 そもそも自分の答えは所詮自分だけの頭が出した答えだが、 他人の答えは人類の知の集積の上に成り立っている。勝てるわけがない。 例えばBSPなんてものは私がいくらうなっても編み出せるものではないだろう。 行き詰まりを感じてからまとめて勉強するのではなく、 日頃から情報を仕入れる習慣をつけるべきなのかもしれない。 とりあえず毎日それ系のニュースサイトを一つ見る、 というくらいのことはすべきか。できる人は情報をきちんと仕入れているっぽい。

グリグリ、早苗。なに、これ。いや実は間違ってレビューサイトを読んでしまった せいでオチは知っていたのだが、それでもきつい。 そして追い打ちのごときエピローグ。 しかし考えてみればAirのひどさはこの比ではなかった気もする。 こういう悲しい話もたまにはいいだろうよ。 思えば病弱話もたくさんあるものだ。 しかし、記憶に新しいものの印象が強いのは仕方がないことなので、 例えばKANONの栞と比べてどうだというようなことは言えないし、言わない。

ところで、なんでこれヒットしたんだろう。絵はアレだし、 確かにおもろいがシナリオ重視の人は「陳腐」の一言で片づけそうだし。 声優もよくわからんし。というかスタッフロールに出てこなかった。 CGモードすらないし、けっこうボリューム少ないし、 到底売れそうな気がしないのだが。本当にヒットしたのか。

調べたら2万超えてた。大ヒットだ。数千のゲームとの差は一体なんなのだろう。 まあゲームなんてそんなもんだが。

PS2版のどっちかをとりあえず買ってみるか。どうせすぐ値崩れするだろう。

2003年5月24日

「今日の双葉はどこかスペックが違う」。 話が進んできて双葉がちょっとしおらしくなってきた時の主人公の独白。 絶対こんな文章書けねえ。やっぱすげえよこれ。

グリグリ。双葉、千種を終わらせた。 本筋はショボいにはショボいが怒るほどではないし、 本筋以外のところがおもしろすぎるので十分に元が取れている。 名ゼリフをメモしながらやってたらたぶん10や20じゃきかないだろう。

ところで、本筋も実は嫌いではない。 一応それぞれのシナリオでなんらかのテーマを表現しようとしているらしく 拙いながらも悪くない。 千種シナリオのエピローグはなかなかに心憎いし、 双葉も主人公に惚れ気味くらいの時期は本気でかわいかった。 まあこのゲームは双葉だろう。ヒロインの中で一番動いている。 しかしかわいいという利点があってさえ 印象の強さにおいて野郎に及ばないのだから、 このゲームのヒロインは憐れである。

このゲームの絵は普通に見ればショボい。色塗りが拙いせいだ。 しかしそんなことはどうでもよくなった。 この絵柄は静止画向きではなく漫画向けで、そういうふうに見ると かなり魅力的なものに思えてくる。 立ち絵のオーバーアクションっぷりは 萌えゲーの枠を遥かに逸脱している。 イベント絵も漫画から抜き出したような構図だ。 これ漫画にしたらムチャクチャおもしろいのではなかろうか。 頭の中で漫画に変換しながら読んでいたがかなりおもしろかった。

ところで、私も高校の三年間男子寮にいたが、ここまでひどくなかった気がする。 こんなに誰もがひっきりなしに女体への想いを募らせているような 状態ではなかった。 と思ったが、記憶を掘れば掘るほど怪しくなってくる。 そもそもゴミ捨て場にうず高く積まれていたエロ本のことを思えば 案外こんなだったのかもしれんような気もしてきた。 もし途中から共学にでもなっていたら確かにこれに匹敵する祭状態に なっていたような気もする。いかに当時の私とて平静ではいられなかっただろう。

巫女みこナース、ってすげえよなあ。 内容は知らんが題名だけですげえ。伺い知れるコンセプトはまさに世紀末だ。 ところで今世紀末と入れようとしたら先に聖飢魔IIに変換された。 この辞書すげえよSKK。でそれはいい。 もうまともに料理を作るのを放棄して調味料丸出しで勝負という感じである。 ダシ取ってまろやかな深みのある云々という時代ではすでにない。 かといってこの状況は醤油と砂糖で勝負、などという形容すら生ぬるい。 「グルタミン酸とアスパルテームを一緒に舐めてみな、匂いづけに 1-3マツタケジオールなんてどうよ、飛べるぜ」 という感じである。おもしろいので別にかまわないのだが、 何かつかみになるようなネタがある作品でないと話のネタにできないような世の中 というのも困りものではある。

バッハすげえ。弾けば弾くほどすごさがわかる。 一見この和音どうよと思うような個所が出てくるが、 そこそこ弾けるようになってつながると急にものすごい音楽になる。 とりあえず数回しか止まらずに最後まで辿れる、 という状態になったらどんどん次の曲に進んで行こう。 まずはこの30曲を一通り味わっておきたい。 CDでも聴けばどんな曲かはわかるのだが、 自分で弾けるようになって初めてどんな曲かわかるという方が楽しかろう。 だんだんピアノ脳もできてきて、ますます楽しくなってきた。

川崎で買い物をした帰りに会社に寄ったところ、つい調子に乗って 仕事をしてしまった。ひたすら低レベルの計算関数を作る。 やはり速度は何にも増して大切だ。 力なき正義は無力であり、速度なくして企画を実現することはできないのである。 ところで思うのだが、速く作ればたいがいそれはきれいだし管理もしやすい。 メモリやディスクの遅さを考えれば、 速くすることはメモリを削減することともある程度一致する。 むろん汚くなるかわりに速くなる、 というようなことは起こらないでもないが、 それが問題になるのはまさに高速化の最終段階であって、 仕事の優先度を考えればそこに踏みこむことはまずないだろう。

今回はC++で仕事をすることになったのだが、さっぱり忘れていて困った。 加えて、Cの明解さに慣れてしまったので別にCでいいような気がする。 実は早速喜び勇んで演算子関数を作ってみたのだが、遅かった。 a+bの返り値はaと同じ型でないと困るわけだが、 そうすると構造体の現物を返すことになる。当然遅い。 参照で済ますために結局a+=bしか使わなくなるわけで、 add(&c,&a,&b)でc=a+bを実現できる方が よほど便利である。m*=nで行列をかけられるのは確かにおいしい気がするが、 行列のかけ算をやるような個所はできるだけまとめるのが筋であって、 であればMulMatrix(&m,&n)でも大して困らない。 もしテンプレートを使う場面があればC++に感謝できると思うのだが、 あるだろうか。しかし概してゲームなんてものは単純な構造をしているわけで、 下手にクラスだなんだとややこしい技をつかうとロクなことにならないように思う。

妙な現象で困った。クラスのインスタンスを作るだけで吐くほど重い。 同じ構成でもコンストラクタを定義していないクラスでは重くならないので、 コンストラクタが重いことになる。何もしていないものでもだ。 C++ぽくするために書いただけで必要というわけでもないので削ってしまおう。 それに後で根こそぎアセンブラにしてしまえば何の問題もない。

300MHzのCPUで秒間60フレームとすれば、1フレームは500万クロックとなる。 1フレームに5万回繰り返して速度を測るとすると、 CPUの使用率%がまんま平均所要クロック数になる。 関数が何クロックで実行されているかが一発でわかるのは気持ちがいい。 もし弾がキャラに当たっているか判定するのに100クロックかかるとして 全体の処理の10%をそれに割いてもいいのだとしたら、 1フレームに判定できる回数は500万割る100掛ける0.1で5000となる。 つまり、5000回の判定を必要とする弾数が限界だとはっきり言えるわけだ。 そうやって計算すると、今どれくらいのことができるのか、 あるいは目標までどれくらい高速化しないといけないのかが 具体的に見えてくる。だんだんわかってきた。

2003年5月23日

グリーングリーン若葉。やはりそれが本体だったか。 次から次へと節操のないファンタジーを 繰り出してくるこのいいかげんさは好きだ。 私の対陳腐障壁はこの程度ではビクともしない。 ところで、轟の声がえらくうまい。名の知れた人なんじゃないのか。 アドリブなのか台本とテキストのバージョンがズレているのかは知らないが 文字と声がまるで合っておらず、それがまた良い。

それにしてもヒロイン供は本当にどうでもいい。 明らかにエネルギーが野郎に吸われている。 もはやヒロインは野郎供の青春を描くための道具にすぎないとすら言える。 その中にあって双葉には若干野郎供と同じ オーラを感じるので期待しているのだが、どうだろう。

作ったものはもらえました。フライングゲット。 ありがとうプロデューサー。

アクセス解析プログラムのログがまた壊れた。 バグ入りでまんま動かしているのだから当然だが、以前よりも頻繁に壊れる。 おそらくアンテナのおかげで同時に アクセスされる率が上がったからだろう。 もはや前に書いたものなど見る気もしないので、 もし明日気合いが残っていれば書き直すことにする。

2003年5月22日

なんとなくグリーングリーン。みどり。 またかと思われるかもしれないが敢えて言おう。なんかおもしろくねえかこれ。 大筋は小説まんまなんだが、 ラブコメ度はこちらの方が高く結構ハラハラさせてくれる。 ところで、このゲームは野郎が多い。 こんなに野郎キャラが充実しているギャルゲーは見たことがない。 どう考えても女キャラより野郎キャラの方が立っているし、声優もうまい。 野郎供のバカさ加減が限界を遥かに超える勢いなのが辛いといえば辛いが、慣れた。

そもそも野郎キャラが何人いるか。 主人公、バッチグー、一番星、天神、総長、轟先生、毒ガス。 声と立ち絵がある奴だけで6人もいる。しかも並大抵のヒロインでは 太刀打ちできないような強烈な個性だ。あだなだけを見ても その力は十分に知れるだろう。 ひるがえって女はどうかと言えば、全員の名前を言うことすらできない。

ところで、これのPS2版の片方は元々XBOX版になる予定だったという話を聞いた。 真偽のほどはわからないが、なんにせよあの売り方はアカンと思う。 まともな人間が作ったのであれば中身は同じもので、 フラグ一つが違うだけではなかろうか。 メモリのどこかをいじったら案外変わるかもしれない。

今日は新人の人と話しながら会社に行った。 今年はずいぶん熱心に教育されているらしく、まだ研修中なのだという。 ずいぶんといろいろなことを教え込まれているらしい。 加えて彼等は元より情報学系で大学院を出た言わば本職だ。 なんか勝ち目がないような気がしてきた。 ポリモーフィズムとかいう単語をナチュラルに使われると それだけでもうダメだという気がしてくる。 意味はだいたいわかるが、言うならば英語を読めるが話せないという現実を 突きつけられたようなものであって、甚だブルーだ。

一日中ミーティング。ロクに仕事できなかった。 空いた時間はBSPとかPVSとかの勉強。考えた奴は本当に頭がいいと思う。 それにしてもアルゴリズムの知識がまるで足りない。 そもそも数学的思考そのものが苦手だ。努力で補うしかない。

2003年5月21日

なんとなくやらねばならんことがわかって気持ちいい。 しかし8時に帰るフヌケ根性。

部屋の容積が限界に達した上にいろいろとヤバいものが見つからないので 掃除していたら、観鈴ちんのポスターが出てきた。 とりあえずドアの裏側に貼ってみると、世界が変わった。

2003年5月20日

今日から新しい仕事だ。

さしあたりやることができたので一気に片づける。 6月に入る前にできるだけのことはしておこう。

ジーキル博士とハイド氏。 最大の問題は話のタネを知っているということだ。 ハイド氏がジーキル博士の変身した姿であるということが ズバリ話の核心なのでビックリしようがない。 しかしそれでも楽しく読めてしまったのは構成がうまいからだろう。 話の持って行き方がとにかくうまい。

FFのキャラデザはアメリカ人にはカマっぽく感じられるらしい。 いわゆる美形男は全滅ということだろう。やはりヒゲ筋肉なのか。

2003年5月18日

戻ってきた。思い出して書くので日や順序が間違っているかもしれない。

10日。道場から直行。漫研のコンパに行くも少々ダベって終わり。 その後四条に移動して、カラオケに入れる時間までうにとゲーセンをうろつく。 せっかくなのでバーチャロンフォース。経験者に乱入されて瞬殺。 あのゲームはどう考えてもむつかしすぎる。 その後朝までカラオケ。朝まではすでに辛い体だ。いっぺいんちに行って寝る。

11日。起きたら夕方だった。真メガテン2を勧めたりしつつ、 夜になってカレー。その後ゲームプログラミングの話などをしていた気がする。

12日。何してたっけこの日。昼ごろまでいっぺいんちにいたような気もするが、 定かでない。このあたりになってやっと昼間どうするかがかなり深刻な問題 であるということが身に染みてきた。学生は昼間には学校に行くべきであり、 やはり私としてはその生活を妨げるべきではないだろう。 そういうわけで途方に暮れていたのである。 そういえばみやざきんちに行ったような気がする、 とすればゆめりあを見せたのはこの時だろう。 夜はアニ同。誰の家にも行かず解散になり、途方に暮れた末に みやざきんちへ行った気がする。 ちょうど漫研人が数人いて、 なんか昔懐しく深刻風な話をしつつ夜が明けかけた。

13日。朝みやざきが授業に行くのでこーへーんちに行き、 昼ごろ動き出して四条をダラダラ歩く。 火曜はアニ同も漫研も例会がなく、夜になっても何もできない。 仕方なくみやざきに助けを求める。 まさひろも呼びつけ、えんえんゆめりあをやらせる。 好感触。ところで、私はそんなに人に勧めるほどゆめりあが好きなのであろうか。 夜は腹が減って天一。まさひろはみやざきんちに泊まって直に出勤すると言うので、 あの部屋に三人は辛かろうと私はこーへーんちに行くことにした。

14日。寒くて起きた。こーへーが寝ている横で sweet sweet sisterというエロ小説を読んだりしていた。 なにやらちゃんとおもしろい。 夜はアニ同に行って、その後KOH氏の家に行っていろいろ見せてもらう。 とりあえずヴァラノワール。 下品なポリゴン背景と、どうでもいい話と、なによりも 常識をはるかに超えた悲惨な絵。あんなものが存在していいのだろうか。 オープニング終了後中断。 そして沢城みゆき。13歳時のでじこオーディション、 15歳時のブロッコリーイベント、そして17歳時のブロッコリーイベント。 最後の奴がとにかくおいしい。あの失敗はマイナスではないだろう。 例によってゆめりあを見せたり いろいろ話したりしてるうちに夜が明けかけた。

15日。KOH氏が2限に出るのでそれに合わせて出る。 北部で朝飯を食った後寝られる場所を探して学校内をうろつくが ロクな場所がなく、やむを得ずこーへーのところへ行って寝直す。 ところで、こーへーのところと何度か書いているが、あの部屋には人が 入れるスペースが全くない。そういうわけで今回の旅においては一度も あの部屋には入っていない。部屋の前の廊下までだ。 あそこは靴を脱いだ後廊下にいくつか部屋の入り口が並んでいるタイプのアパートで、 その階にはこーへー以外に住人がいないため廊下のど真中に寝ていても 問題ないのである。しかし床板が容赦なく体温を奪うのであまり長い時間は 寝ていられない。そういうわけで常に寝不足だった。 さて、そんなこんなで夕方。こーへーはバイトがらみで用事があったので 例会にはちと早いが出る。ついでなのでもりりん氏の家へ行ってみた。 ヒマなのでなんとかしてくださいと言ったところ、パピヨンローゼ。 嫌に声優が豪華っぽいネタアニメ。徹底してアホでパクリ。良い物を見た。 誰かが冗談で作ったオープニングだけの代物に本当に中身をつけて 売り物にしてしまったという、いかにも今風な作品である。 あと中島みゆきが紅白で間違えるシーンとか、 そんなのを観賞してその後例会。さらに絵夢氏の家で宴会。二人くらいが 熱心にゆめりあをやっている横でなんか話しつつ意識を失う。 気がついたら朝。家主以外の姿はない。かけるものがなく寒かったので ひっそりと家を出た。

16日。金曜はアニ同の日である。しかし昼間はやることがない。 とりあえずニャの家にでも行くかと思い歩いていたらちょうど 自転車で走ってくるニャに会い、授業もないということでニャの家へ。 怪しい魔術やら拳法の本を見て過ごす。本当に怪しい。 むろんゆめりあを見せることも忘れない。 そして夕方はアニ同。その後宴会。困ったことにヴァラノワール1巻を最後まで観賞。 もう思い出したくもない。その後あっさりと意識を失う。 なおこの日はこの旅で最も快適に睡眠をむさぼった日である。 上下に布団がある状態で寝られるなどとは思っても見なかった。 家主の布団を奪ってしまって申しわけなかったが、しかし正直な話ありがとう。 あれのおかげで土曜を乗り切ることができたと言っても過言ではあるまい。

17日。昼間はカラオケ。さして特筆すべきことも起きずまったりと進行。 カラオケ後KOH君達とアニメイトその他をうろつく。 アニ同中に誰だかにときメモgirl's side小説の2巻がおもしろいと プッシュされたのを思い出して買う。 そういえば寄ったゲーム屋の店頭に良く知っているゲームの体験版が置い てあったりしてドキドキした。 解散後はときメモ小説を読みながら北上。 確かにおもしろい。ムチャで典型的なキャラばかりではあるが、 きちんとしているので安心して楽しめる。 そもそも逆ギャルゲーそのものが新鮮である。 ニヤニヤしながら歩いていた。 読み終えたら、次は道場。 バスがあるだろうと出町まで歩いてみたが、バスはなかった。 自転車で20分かかる距離を歩くのはかなりかったるいものがあるが、 仕方あるまい。道場は久しぶりに物を打ったり人に蹴られたりして楽しかったが、 痛いし疲れる。やはり普段からこういう運動量の多い練習をせねばならんなと思った。 帰りはニャの家でシャワーを借りて天一をおごり、 その後今木さんが来ているらしい家まで歩く。ニャもなりゆきで一緒。 で、ゼオライマーを見せられた。 名前だけは聞いていたのでどんな名作なのかと思っていたが、 実際見てみたらつっこみどころ満載の アホウなアニメだった。一応真面目な話ではあるのだが展開が速すぎて かなり置いてけぼりである。 絵がものすごくよく動くのでそのあたりは素直に称賛できるのだが、 そんなことがどうでも良くなるくらい内容がアホすぎる。 特にセリフの説明っぷりがすごい。きっと絵が描きたかったんだろうなあ、と思う。 その後見せられたのはようこそようこ第一話。 今度はさっぱりわからない。何もかもがわからない。 それぞれのシーンで何を表現したいのかがさっぱりわからない。 はっきり言って狂っている。いわゆる電波だ。マクロス7を作った人だそうで、 マクロス7というのはこれほどではないにしろこんなのらしい。 あとマイトガイン第一話。速い。おかしい。ガオガイガーの第一話を見た時も こんな感じの印象を抱いた気がする。 それにしても私は本当にアニメを見ていないようだ。 毎日テレビをつける習慣がないということはこの道においては 致命傷らしい。わかっていたことではあるが、今となってはもはや どうしようもない。

18日。寝る前にすでに朝だったので、起きたら当然朝だった。 筋肉痛が大変なことになっているのでさっさと帰ることにした。 で、今帰ってきてこんなものを書いているわけである。 ところで、社会人らしく職場に土産を買って行こうと八つ橋を買ったのは いいのだが、新幹線の中に置いてきてしまった。 リュックの中に無理にでも詰めておけば良かったのに。 この疲れ果てた状態で急に荷物の数が増えれば忘れてしまうのも無理はなかろう。 そういえばゆうべもらった古橋秀之のソリッドファイターを読んだ。 楽しく読めたが、 ゲーセンの課金はどうすべきかとか、デバグの話とか、まあそんなのに 反応しているだけで内容を面白がっているのかどうかは甚だ怪しい。 そもそも続きが出る見込みがないという段階でどうでもいいような気はする。

リュックをほじくり返したらゲームクリエイター列伝が出てきた。 いっぺいの仕業だ。 ゲーム屋になった上で読んで改めて怒りを感じてほしいという意図だろう。 確かに腹立たしい。 絵が下手だとか、演出が見え透いているとか、 顔が実物には似ても似つかないとか、 すごいアイディアのように扱われていることが何かショボいとか、 まあそんなことはもうわかり切っているのでどうでもいい。 一人の才能ばかりが華々しく扱われているのが腹立たしいし、 主人公を抑圧する上司などのあからさまな悪役の存在も許し難いものがある。 ただ、これは所詮マガジンの企画モノであり、 「ゲーム作りはこんなに熱いぜ」という根幹のメッセージを伝えるという 目的は果たされているような気がするので別にいいのかもしれない。 あんな都合良く劇的に事が進むものかと思いはするが、 そもそも都合良く行って売れたゲームが題材なのだし、 1年や2年という期間のうちに起こった出来事のうち劇的なものだけを 30ページやそこらに凝縮すればこれくらい劇的になっても不思議はなかろう。 考え方の違う人間が集まって作る以上衝突は起こるし、 一つのアイディアによって劇的な変化が生まれることもある。 まあそれは良いとして、せっかくなので会社に置いておこう。

2003年5月9日

バッハのインベンションを数曲右手だけ試してみた。 かっこ良い。美しい。整っている。 知らないうちにバッハが一番好きな作曲家になっていたようだ。 他にロクに聴いていないからに他ならないのだが、 やはり自分で弾くと感動が違う。KANONの舞をいまだに好きなのは やはり自分で描いたからだろう。

左手の薬指が弱すぎる。 薬指だけを動かすということがまるでできない。 具体的には中指で鍵盤を抑えた状態で薬指だけ動かすことができない。 指がもつれる最大の原因はそれだ。 まずは集中的に薬指だけ筋トレしてやる。 右の薬指並みになるまで強化しないと先へ進めない。 これが治ればヴァイオリンにもいい影響を与えるだろう。 23のトリルがもっと速くなるはずだ。

自発的に考えながら練習するということをたぶん生まれて初めてやっている。 ヴァイオリンは考える必要がなかったし、考える方法も知らなかったが、 ピアノはその両方に最初から恵まれている。この年で始める不利を いくらかは軽減してくれるだろうし、ある意味においてはむしろ有利であると すら言えるかもしれない。なんと言っても練習が楽しいのだ。 ヴァイオリンの練習が楽しくなってきたのが5年以上経ってからだった ことを考えれば未来は明るい。 どうにか今年中に2声のインベンション15曲をそこそこ弾けるようになろう。 まずは夏のうちに筋トレで済むことは済ませてしまわなければ。

ピアノが弾けなければ作曲は困難なのではないだろうか。 メロディだけで良いならともかく、現代主流である和音を基調とした 音楽を作るとなれば、頭の中で複数の音を同時に鳴らせる能力が必要である。 ピアノは和音を鳴らすということに関しておそらく最強の楽器であり、 脳内の音空間を和音的にするのには最適な楽器であろう。 弦楽器や管楽器は個々の音の表現力においてはピアノを凌ぐが、 作曲は基本的に個々の音の中にまでは立ち入らないため、 作曲に必要な音のイメージを作る上ではやはりピアノの方が便利である。 実際私の場合、頭の中で鳴らせる音はヴァイオリン的な音に限られている。 和音の組み合わせや進行がヴァイオリン的な 制約を無意識のうちに受けているのだ。 それゆえ、無意識に出てくる音が3つ以上の和音になっていることは まずないし、まして3つ以上のメロディが同時に進行するようなことは 絶対にない。 しかし普通耳にする曲は多くの場合3和音以上から成り立っており、 それではそういう曲は作曲できないことになる。 もっともコードという形で和音をセットにしてしまえばメロディに それを付加するだけで作曲ができそうな気もするが、なんかインチキ臭くて嫌だ。 というわけで、ピアノが弾けるようになりたいなあと思うのである。 弾けるようになったところで作曲をするかは別の問題だが、 頭の中に出てくる音がもっと豊かになるというのは それだけで歓迎すべきことだろう。 そもそも、入力された音楽が無意識空間でミックスされて意識の上に出てくる、 という以上の意味で作曲をするのは私には無理だ。 ただ出てくる時の制約をできるだけ減らしてやりたいだけである。

2003年5月8日

モネの枕カバーを手に入れたのだが、一体これをどうしろと。

名簿を書こうと思って久しぶりに鉛筆を持ったが、ダメだこりゃ。 絵ってどうやって描くんだっけか。落書きしてるうちに思い出すといいが。

土曜は道場の後京都へ向かいます。おそらく宴会は間に合いませんが、 二次会には乱入するつもりです。12から16は休みにしてあるので、 最長で18まで京都に居続けます。予定は全くありませんが、いろいろよろしく。

そうか似せなきゃいいんだ、と落書してて気づいた。

動きに伴う肉の変形をシミュレートできるようにならないと 膝の裏とか脇とかがきちんと見えるようにはならないのだろうなあと、 パッケージのモネのひざのあたりを見ていて思った。

2003年5月7日

会社の新人歓迎会。それそのものはどうでもいいのだが、 その後のカラオケがえらく楽しかった。 アニ同と変わらない。芸に年季が入っている分こちらの方が 濃いとすら言える。ついでに例のごとくちやほやされて気分がいい。

帰りの車の中の会話に「可憐」とか「天使のしっぽ」とか「5人ママ」 とか言う単語が入っていた。きっかけを作ったのは私ではないが、 その話題に全面的に参加したのは言うまでもない。 副作用がないことを祈る。

ノートパソコンを買おうと思ってヨドバシをうろついた結果、 14インチ液晶がついているものは到底持ち歩く気にならないということがわかった。 そして、12インチ液晶のものの値段は14インチのものと変わらないかむしろ 高いくらいで、 加えて今のwindows機(Duron850)を不安なく置き換えられる性能を持つ ものはあまり多くない。Pentium-Mとかいうのが良いっぽいが、高い。 Athlon入りにすれば安く性能を稼げるが、電池を食うし熱いらしい。微妙。

三島由起夫、金閣寺。あまりの女々しさに嫌な気分になる一方で、 文体の美しさと心理描写の迫力に驚かされる。 異常な思考の飛躍に素直に納得できてしまうのだ。 なるほど「金閣寺は焼かねばならぬ」のである。 共感するところも多い。しかし、さすがに好きにはなれない。 「いいからさっさと焼けよ」と言いたくなる。

ところで一箇所絵的にすごいと思うシーンがあった。 女が戦地に赴く恋人に茶を立ててやるのだが、 そこに自分の乳をしぼって混ぜるのである。 着物で優美に茶を立てていたと思いきや、 突然胸をはだけさせて自分の乳をしぼり茶に注ぐのだからすごい。

それで思い出したが、 ゆめりあ公式サイトのスタッフのメッセージが実に楽しそうでいい。 余計に応援したくなる。 さしあたり京都に持って行って誰かに押しつけてこよう。 しかし戦闘のかったるさ等もあってあまり強硬に勧められないのが悲しい。

ヨドバシをしばらくぶらついた末、ノートパソコンを買うのはやめた。 いつD.C.のように機械の買い換えを迫るゲームが出現するか知れない以上、 簡単に買い換えられないような機械を買うべきではないと思い直したのである。

2003年5月5日

戻ってきた。 いろいろあったので後で記録しておくが、観賞した作品は以下の通り。 ゆめりあコンプリート、サラリーマン金太郎全巻、ワイズマン全巻、犬神全巻、 十二国記アニメ1まとまり、人間失格、空の境界、 クレヨンしんちゃんオトナ帝国なんとか、デモンベイン3話まで。

ゆめりあについて。なんだかんだ言ってもおもしろかったというのが正直なところだ。 明確なストーリーがあるようなものだとメインヒロイン以外が無惨ということも 珍しくないのだが、これの場合はどいつのシナリオもそこそこ盛り上がるし、 それぞれにけっこう趣向が凝らされていて単調さを感じない。 むろんストーリーそのものはツッコミ所満載で 到底素直に感動してやれる代物ではないのだが、慣れればそれも楽しいし、 なんといっても告白シーンの圧倒的なはずかしさは素晴らしかった。 中でも九葉シナリオのはずかしさは度肝を抜く出来である。 そういうわけで良い。戦闘がつまらないのはみんなが言っていることなので いまさら言うべきことでもあるまい。

クレヨンしんちゃんの劇場版、オトナ帝国がどうこうとかいう奴。 アニメ職人の技を思い知らされる作品だった。 かなりの部分ネタがわからなかったが、本来対象とする子供はもっと わからないわけで問題ではあるまい。しかしおそらく真の対象は 子供を映画館に連れてきた親なのだと思う。 演出が良い、というのは確かにそうだろうが、それよりはむしろ 総合的にモノをおもしろくする力に満ちていると言った方が適切だろう。 島本和彦のマネをしてアニメ力と呼んでもいいかもしれない。 足の匂いをかぐシーンがあれほどまでに感動的だとは。

十二国記。陽子が水戸黄門をする話。 アニメにするには地味な作品だが、 これもまたアニメ職人の技のおかげできちんと30分単位でおもしろい物になっている。 ずいぶん説教臭いアニメになってはいるが、まあ元がそうなのだから 別にかまうまい。しかしどこまでやるのだろう。

弟がデモンベインをやってるのを横から見ていた、というか自動進行モードにして 放置して二人で見ていた。ネタ満載でおもしろいにはおもしろいのだが、 何故かのらない。ネタがネタに留まっていて迫力を感じない。 後になって迫力が出てくるならいいのだが、 いまひとつそういう予感がないので保留。 それに妙に文章が安っぽいように感じるのだが、気のせいだろうか。 せめてクトゥルーファンだったら良かったのかもしれないが。

空の境界。けっこうおもしろかった。しかし設定 大好き人間でない私にとってはいちいち入る講釈がうっとうしく感じられる。 概念がどうとか魔術がどうとか言うのがどうにも言葉遊びに感じられてならない。 それにしてもこれを月姫に再構成したのは大したものだと思う。 超能力が式一人に集中していたのをバラしたのはたぶん成功なのだろう。 こっちは普通の人と超人の対比がおもしろくていいとは思うのだが、 複数人のキャラを立てないといけないとなるとそう言ってはいられないだろう。

人間失格。これがダメ人間か。圧倒的にダメ。 使えないし迷惑だし、本当にいいことがない。 これが半分自伝だというのだから恐ろしい。 下手に同情したり共感するよりはダメの一言で片づける方が健康的だろう。 自分がそこまで行くことがないとわかっているのに同情や共感をするのは 害にしかなるまい。 ところで、やはり文学と言われるだけに文章がいい。 そのへんのものと比べると歴然とする。

じいちゃんと話していて衝撃を受けた。 じいちゃんは70年ほど前東京の学校に通っていたらしいのだが、 じいちゃんの中の東京がその時代で止まっているのである。 東京は華々しくて活気があって、と話すじいちゃんに唐突に 「まだカフェーとかあるのか」 と聞かれて何の事かしばしわからなかった。 そりゃ喫茶店くらいはあるが、当時におけるそれがどのような意味をもっていたかは 私には想像することもできない。 じいちゃんが東京にいた間に2.26事件が起こったと聞いて 余計にわけがわからなくなった。 70年という年月がどのようなものかを垣間見た気がする。

ラサール関係の人へPHS情報。 うちのサイトのルートに寮生番号なファイルが置いてあるので、よろしく。 アニ同、漫研の人は名簿で。

朝早く起きたので、グリーングリーンを起動してみた。変人大集合。


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