日記

2002年11月30日

2時帰り。次から次へと細かい修正が現れる。一段落ついたが、 おそらくまだあるので明日も会社。 そして当然カゼは悪化する。 しかしのどの痛みはだいたい引いたので気分的には楽になった。 今日のメインは頭痛。頭痛はのどに比べると気にならないのだが、 全体的な症状の度合としてはどう考えても増している。

起きてそこそこ回復していたら二郎へ行こう。 帰って仕事。ネットで見た情報では2時までだったが、 店に貼ってあった紙によれば4時までなので、そこそこ幅がある。

親切な人にリピュアを借りられました。ありがとうございます。 しかしとりあえず今日は頭痛がひどいので寝てから観ます。

ぬるいぬるいと思っていたが、やっぱりうちの会社は標準よりは 厳しいのではなかろうか。何をもって標準とするかによって話は 変わってはくるが、仮にうちの大学を出て普通に就職した人間の平均を 標準とするならばたぶんそうなる。 それとも、どこもこんなもんなのだろうか。 とりあえず知り合いの中では時給が最低ランクっぽい。

20万もらって300時間働いたら時給は700円を切るわけだ。 そんな事態は容易に起こり得る。 会社にとっては金のわりによく働く人間であり、 かつ自分にとっては楽なわりに金がもうかる会社である、 というバランスのとれた状態はきっと存在するはずだが、 そんなことを考えていられる状態ではない。

リピュア。前半後半共に今回はやりすぎ。 前半は四葉のセリフがネタ満載でおかしいし、 「あの人」は出てくるし、鈴凛は過剰にしおらしいし、 シスプリのくせにアクションだし、まあとにかくおかしい。 シスプリくささは感じないが、これはこれでおもろかった。絵もそこそこきれい。 後半は誰だおまえという感じでこれまたおもろかった。 元の絵には似ても似つかないが、これはこれでかわいいし、動きもかわいい。 内容的にも春歌ってこんな奴だっただろかと思うが、 やはりこれはこれでかわいいので良い。かわいけりゃいいんだ。

荷物がいつになっても来ないので、二郎へ行く。まだ開いていれば良いのだが。

二郎。多い。とりあえず多い。子ぶたであんなにつらいのはおかしい。 胃が小さくなっているのは確かだが、それだけではないと思う。 で肝心の味だが、取りたててもてはやすほどのものでもなかった。 スープには奇妙な甘さがあって吉祥寺の二郎のようなキレがない。 吉祥寺の二郎にはかすかに柑橘類のような清涼感を感じたが、 この二郎にはそれがない。 麺も太いには太いが普通と言える範囲内だ。 確かに二郎だが、常食するようなものではなさそうである。 というか、こんな多いものをしんどい思いして食うのはもう嫌だ。

十二国記を読んでいた。おもしろい。アニメと違って話と 設定のおもしろさがメインなので、同じ話でも新鮮に見える。 それにしてもやおいの臭いがする作品だ。

ハロワ、深佳ノーマル。遥香は最後まで悪の手先だった。 そして壮絶な死に様。和樹、君は男の中の男だ。 深佳が最後まで遥香をロボットとしてしかみなしていなかったのも 悲しみを誘う。最後に和樹もそうであることを知った時の 深佳の心中はどのようなものであったろう。 さて、ノーマルルートはどれも遥香の扱いが違うのでとてもいい。 純子さんの死に様が見られるのもこのルートだけのようだ。 まさに大活躍である。そしてそれをこれ以上なく盛り上げてくれる声優さんに感謝。 やってない人はやれ。もはや文章で何を言ってもこんなものは伝わるまい。 こんな時にそんな会話できる人間が欲しいとちょっと本気で思う。

思ったことを書くんだ。書くために思うんじゃない。 でも、書くために思わないと書けない。 ベッドで目を閉じてちょっと頭の中を操作すれば ここが京都のように感じたり、ここがラサール寮のように感じたり、 そんなことは簡単にできる。床に敷いたゴザと上に散乱したサイコロが見える。 しかし、きっとその情報は少しづつぼやけていっているのだ。 だからそれを形にしたい。前そんな漫画を描こうとしたことがあった。 記憶にしかないということは本当に不安にさせる。 ふと水月の雪シナリオの後半を思い出した。

勢いに乗ってコンプしてしまおう。残るは先生。 ところで、何故ギャルゲーのムービーはこうフレーム数が少ないのだろうか。 CGムービーなのなら60コマ動いてほしいものだが、 考えてみりゃ60コマのムービーなんて滅多にない。 普段見ているゲーム画面は60フレで動いているので ムービーになった途端にガッカリする。確かに止め絵としては いいのだろうが、なんか画面がザラザラしてるし動きもガタついているので ゲーム中の方がいいように思える。 早くリアルタイムで十分な画質が得られる時代が来ることを祈ろう。 私の仕事も楽になる。

違和感。あれ、ハロワってこんなゲームだったっけか。 なんか学園でほのぼのイチャイチャしてるぞ。なんだこりゃ。

2002年11月29日

病人にこれでもかという仕打ち。今日はちょっとだけこの仕事が辛く思えた。 ところで、税金その他を引かれる前の状態で時給が800円を切っているのは もしかして大変お安いのではないだろうか。 嫌いじゃないことをやって金がもらえるのだから文句を言う気はないのだが、 ちょっとだけ気にはなる。目指せ時給1000円。

リピュアみたいー。鈴凛メインだそうじゃないですか。 無理してでも見るべきだったんでしょうか。 ところで、鈴凛は育っていくので好きです。 私も一緒にがんばろうと思います。

むつかしいことが書いてあると思うともはや読み飛ばしもせずに撤退する状態。 たいがいむつかしいと思うことというのはつまるところ関係ないと思っていること なのであって、そんなものは当然読まない。そういうわけなので、 人に考えろと言う人は、それが関係あることであることを納得させることから 始めないといけない。しかしこれがまた面倒なのである。 そうまでして人に訴えたいことというのは実のところなかなかない。

春にはしっぽの続編が衛星で放送されるという。 それまでにどうにかせねばなるまい。

昔プログラミングがロクにできなかった頃に作ったツール類が どんどんバグを出している。日記をまとめる奴とか、上げる奴とか。 アクセス解析とか、掲示板とか、まあいろいろ。 ここらでドカンと作り直すべきではなかろうか。

2002年11月28日

日が変わるまで帰れなかった。カゼは悪化する一方。 異常に仕事の多い日だったが、頭がボケてて何をしてたかあんまり覚えてない。 週末は地獄になることが予測されるので今のうちに治したいのだが、 週末に向かってやることが増えていくのであるから休むことは不可能。 かくなる上はせめて栄養と睡眠だけでも十分に取らねばなるまい。 しかし、今日はリピュア。しかも30分遅れなので終わるのが2時。 何故こんなことに。

誰か今日のリピュア見せてください。 あと一時間起きているだけの体力はありません。落ちます。

2002年11月27日

ハロワはおもしろい、ということをどう言葉にしてみても、 ネタになる。そりゃマシンにガンでバイクに日本刀な作品で ネタ以外の何者でもないのだが、それだけではないのだ。 それだけではないのだが、なにがどうそれだけでないのかと 考えてみると、なんとなく熱いが良くあるいい話にすぎないような気がしてきて 人に勧めて回る勇気が薄れてくる。人がこれをけなす言葉が容易に想像できる。 なぜなら私もそう思っているからだ。

しかしともかく、こうしてまた日常に帰ってきてみれば 隣に同志はいないわけで、ギャルゲーを勧めたい相手などいないし それどころではない。 ところで、遥香が一番人気なのは当然だろうと思うが、 私内部で彼女はニトロのネタ部分を最も濃く表している存在なので キャラとして愛しているかと言われると微妙である。 しかし一番おもしろさを提供してくれたキャラなのは間違いない。 軍服、格闘技、パンチラ、車椅子少女、妹、日本刀、バイク、量産型。 たてつづけに繰り出される属性攻撃はまさに圧巻である。

そういえば、実のところ周りにオタクはいくらでもいる。 今日も誘われてメシ食いにいった時に一人見つけた。 しかし、明らかにその道でない人間多数を前にして シスプリの話をできる彼等は剛の者という次元を通りこしてはいないか。 それとも私が隠しすぎているのか。

周りのタバコ率の高さが本気で辛い。 人とメシを食いに行くのがもはや苦行になってきた。 誘われた時は行くようにしているが、そろそろ限界かもしれない。 普通の人間はあれが何ら辛くないわけで、 辛がる私の方がおかしいのは間違いない。 しかし、その事実は何ら救いにはならないし、むしろ余計に辛くなる。 ならば正直に苦手だと言うべきかとも思うが、 タバコの煙が辛いなどと言うのは間違いなくいい結果をもたらさない。 場を白けさせる原因になるのは私にとって著しく不利益だ。 今日はやむを得ず耳がダメなことを伝えたが、やはり微妙に場が白けた。 タバコの場合は相手の行動に制限を課す上に、そんなものが苦手だと言うのは 一般的に言って非常識であり、不利益のレベルはそんなものでは済まない。 しかし断わるなら断わるで理由を考えねばならず、それも憂鬱である。 それにしても何故こうも私には人と会食することを妨げるような性質が 備わっているのか。いやむしろ、人と会食しにくくなるようにそれらの性質が 発達してきたと考えるべきなのか。 酒を受けつけなくなったのもその一つかもしれない。 学校に行きたくなくて腹痛を訴える子供は本当に痛みを感じていることが 多いそうだ。それと同じ働きかと考えれば合点が行く。 しかしそのように現状を分析してみたところで事態はまるで良くならない。

あれだ。「ふーんそうなんだ」といかにも理解を示したようでいて ただ自分の理解の外のものというラベルを貼って放置するのがありありとわかる あの態度。あれが嫌だ。とてつもなく自分がみじめに思える。 しかし、嫌がるのは私の勝手であって向こうに罪はない。 そもそも私だってやることだ。

他人のせいにすることは自力での解決が不可能だと認めることと等価である。 そう考えれば自分のせいだと思う方がまだ希望があるというものだ。

カゼ治らねえ。一日で治らないカゼは久しぶりだ。 やることなくなったら今日も帰ろう。

2002年11月26日

思った通りカゼをひいた。 しかし帰れる状況ではなく、0時。 明日も同様の状況が予測されるのでビタミンCを大量投与して寝る。

土曜は道場が終わった後京都に直行した。 その後寝ずに朝までしゃべくり、 高音限界が6度も落ちるほどのどが痛めつけられているにもかかわらずカラオケ。 帰りは指定席が取れず新幹線のデッキに座りこんで帰宅。 苛酷といえば苛酷だ。無理もない。しかしやはり体が弱ってきている気がする。 とりあえず栄養面の不安だけでもどうにかせねばなるまい。

私も歌がうまくなったものだ。何の役にも立たないとしても上達するのは うれしいものである。 それにしても、ギャル歌はやっぱり合わないらしい。 シスプリとかセンチとか歌ってもネタにしかならず何か足りない。 なにしろ全力で歌えない。 もっともサクラ大戦3の歌は違和感なく全力で歌えておもろかった。

今週は二郎行けるだろうか。

blogはWEB日記の別名らしい。 とすると、あの文章は「WEB日記はおもしろい」と書いてあることになるし、 また別のあの文章は「WEB日記はつまらない」と書いてあることになる。 なるほど対立点があらわになった。対立するということは着目している点が 違うということなので、それを読みとればいいわけだが、面倒くさいので放置。

カゼのあまり早退。

スクウェアがエニックスに食われた。 FF11に未来はあるのだろうか。

ハロワ千絵里ノーマル。すげえ。千絵里シナリオそのものが 実に楽しかったが、このラストはすごくいい。熱く、悲しい。

ハロワ奈都美ノーマル。感想をでっちあげるのが面倒なので、 良いの一言で済ませておく。後だ。

2002年11月24日

京都は矢のように過ぎ去ってしまった。 肉体が消耗しているので寝る。

2002年11月23日

月曜休んでいいですかと聞くことすらはばかられるような状況。

前夜祭、という文字の並びが脳内で何かに直結した。 それしか出てこないのか私の頭は。

今日が休日だったなんて。二郎は当然開いていなかった。

2002年11月22日

久しぶりに切羽つまった難題が襲ってきた。燃える。 この機に大手術をしよう。しかし大手術を一回でやると患者の体力が保たないので、 うまい分割の方法を考えないといけない。それもまた燃える。

オタク世界からだんだん離れていっている気がする。 ゲーム作ってりゃそれで幸せなんではなかろうか。 昨日四葉があんまりかわいく見えなかったのはそのせいかもしれない。

ニャ経由で 秋桜ドラマCD情報。声優がやりすぎ。

2002年11月21日

正直に書こうと思って書いた文章を書き終えた時「よし、正直に書いたぞ」 と思わないことがどれだけむつかしいか。 その後には何故書こうと思ったのかはすでにどうでも良くなっており、 正直に書いたという結果だけが頭を支配する。 これが吐き出してスッキリするということだ。 いいのか悪いのかはともかく、そういうことのように思われる。

リピュア。前半はそれなりな話。ダマされ続けるガキンチョ二人が見どころ といえば見どころか。あと白雪。 それにしても今日は本気で絵が下手だ。 顔を上げる動きがあんなに不自然なのはどうしたことだろう。 デコだけ動いてて不気味である。全般に顔の中身と輪郭がズレて動いているので とてつもなくおかしい。絵が下手という以外に言いようがない。 まともにデッサンができている人間の仕業とは思えない。 で、後半はチェキ。妙に静と動の切り換えが鮮かで変だと思ったら 絵コンテがマサルの人だった。話もはしょりつつかなり変えられていて意味不明。 雰囲気も何かシスプリではない。 変だと言っておもしろがるべきか、 シスプリじゃないといってガッカリすべきか。まあどちらでも良い。 私には原作があるのであって、アニメがどうでも気にするには及ばないのである。

考えたら、私の時給って800円以下だ。

FF11ベンチはgeforce以外ではまともな数値を出さないそうです。 対応していない処理はスキップしてしまうため、その処理にかかる時間が ゼロになってスコアが良くなったりします。 うちではタルタルが一人も写りません。

2002年11月19日

大変なことを忘れていたので、早起きすることにする。 めずらしく反応しようと思っていたのだが、また後で。 しかし、これこなしても行けなかったらかなり淋しい。

PS2ゲーのセーブデータの容量の9割はメモリカード操作画面で出るアイコンです。

早起きして約66%終了。もう一回やるので今日も早く寝る。

浮動小数点誤差のために理屈通り事が進まない。

昆布茶。

汗くさいよりタバコくさい方がずっと臭いだろ。 あれがくさいとされない常識が私の敵だ。 でも結局我慢するしかないので生身では何も言わない。

人とメシを食うというのは大変楽しいこととされているようだが、 私は苦手だ。全員左にいて、周りが静かで、誰もタバコを吸わなければ ほぼ問題はなくなるが、そんな条件が満たされることは滅多にない。 どんどん会食のトラウマ度が上がっていく。 私のせいで他人は何も悪くない、 という事実が余計にトラウマ度を高くしている。

2002年11月18日

本当のことを書こう、本心を書こうなどと思うと、演出の入ったことまで含めて 本心だと思いこんでしまう。文章にすれば必ず演出が入る。 下手をすれば虚偽すら入る。しかし本心を書こうと思って書いた文章は 自分の中でも本心になってしまうから、書いた文章が本当になって 書く前に自分の中にあったものが上書きされてしまうのだ。 だから、文章なんてウソだと思っておかないといけない。 私は今ウソを書いている。

自分が作ってるもんがどんなもんかわかっていなかったようだ。 公開情報を見てノリがわかった。なるほど。

シスプリに女の子が入ってきたら私のような武骨な男の子の出る幕はないなあ。 あれが妹が主人公なのは明らかなのだから、 兄にしかなれない段階で主人公にはなれないのである。 私は兄にすらなれないのだけれども。もっともリアル兄ではあるのだが、 妹のいない兄は我々の文脈においては兄ではない。 兄のいない妹が妹であるかはまた別の議論が必要だろう。

コメントを無視して普通に表示してしまう機能って、あったら相当嫌な機能 なのだろうなと思う。WEB日記文化においては特にだ。 もっとも、読まれたくないならコメントなんかには しないのが当然なのだ。コメントにして読まれにくくするなんてのは 矛盾もいいところである。自分にとって都合のいい人だけに読んでもらいたい のだろうが、そんなものは甘えだ。読みにくいものを読む人は 都合のいい人である確率が高いとでも言うのだろうか。 なお、コメントがあるよと示してネタバレその他を防ぐのはよくできたしくみだと 思うので話が別である。

ここの よいこの社会主義を読んでいた。全部は読んでないが、おもしろい。 すごい。社会のしくみだ。 文系の頭の良さってのはもう異次元だ。私なんかがこういうのに出てくるような 人の何を読んでも自分に関わりがあるレベルでしか理解できまい。 興味本意でマルクスとか読んでもどうせわかりたいこと、 つまり自分に関わりがあると思うことしかわからないんだろう。 いやむしろわかりたいと思う範囲の問題と言うべきか。 私は世界が狭いので必要とすることが少ない、とした方がきれいにまとまる。 ところで、自分にとって必要なことがわかったと思ったら、 わかったと言ってもいい気がする。別に必要でもないことがまだわかっていない からといって「これはそんなに簡単なことじゃないんだ」などと言っても ウソくさいだけだ。必要がないことなんてどうせわかろうとはしない。 必要になってから考えればいい。カントもキルケゴールもルソーもさしあたり 今の私に必要なことはもう与えてくれたので、 その部分に関してはわかったと言っていい。 普段馴染のある用語で言えば、 再帰的に適用できる近似は必要な回数だけ繰り返せばいい、 ということになるだろうか。必要な回数が1回なのに5回も10回もやる必要はないし、 まして、1回もやってないくせに「これは5回やらなきゃダメだ」 などと言って何になるだろう。それが近似であることを忘れさえしなければ 問題にはなるまい。

とかいいつつコンプレックスの根は深い。 所詮「カントってなんかえらそーだから読んでみよーぜ」というノリで ネタとしか思ってないのも確かだし、そんな自分が嫌だし、恥ずかしい。 そういうのを嫌いそうな人の顔が具体的に浮かぶので余計にだ。 反感もあり、一方では申しわけなくもあり、微妙な気分。

フィクションです。寝ます。

眠れません。言葉が止まりません。続けます。ごめんなさい。

この文章に現れる私と生身でいる私は同じものだろうか。 たぶん別物だ。ネットの私は生身の私にあるいくつかの制限を持っていないために、 より自由に動ける。例えばタバコの煙で辛い思いをしない。 例えば、左に座られたりいっぺんにしゃべられたりして辛い思いをする ことがない。例えば外見でビビったりしない。だから 生身よりはいくぶん社交的だ。 これはずいぶんな違いなのである。外から見て同じならそれは歓迎すべきところだが、 おそらく同じではあるまい。生身で見た人がどう思うかはいつも恐怖のネタである。 そのへんで共感する人がネットにいて、いつも自分のことを思い出す。

10歩上の人を尊敬するから5歩上の人は尊敬しない、 というのはまっとうなことだろうか。 どんな教授でも自分よりは物を知ってるんだから学べるだけ学んどけ、 ととある教授に言われたことがある。 こんなことをなんで書くかと言うと、以前とあることでツッコまれて 無性に腹が立ったのを思い出したからなのだが、まあそれはいい。 こんなのを尊敬するなんて見る目がない、と言われたのだが、 そのこんなのでも私が問題にする分野については私よりも上にいる。 だから、私にはいくぶんかのものを与えてくれた。 にもかかかわらず、そんなものをありがたがるとはバカだ、 と言われた私はどうすればいいのだろう。 もっといいものがあると言うなら、 そのもっといいものを示してもらわなければ困る。 もちろん向こうにはそんな義理はないし、 私をけなしていけない理由などロクにないのだから別にいいといえばいいのだが、 私が腹を立てるのは仕方ない。 と、また自分の業を思い出した。同じことを私は幾度となく他人にしてきている。 巡るものだ。因果応報というのは、自分がやった悪事だからこそ 他人からやられた時に効く、という意味だと理解しておこう。

ところで、こんなことを言っておいてなんだが、 自分より上の人をねこそぎ尊敬しようとするのはよくない。 尊敬するために上下が必要だとしたら、必然的に自分よりも 下の人を発生させることになる。心が腐る原因の一つだ。 すごがりゃいいってもんじゃない。ギャルゲーも誉めりゃいいってもんじゃない。 いいところ探しもこれみよがしにやるとウソになる。

今日ダメだ。寝て起きたらまたいつもの物理的精神に戻るとは思うが。 なんかだんだん落差が激しくなってる気がする。 仕事に慣れたからだろう。

物理脳起動。行ける。

2002年11月17日

ハロワ、深佳中。正直キャラ萌えゲーではないと思うが、十分にいい奴等だ。 各所にあからさまなまでに込められたメッセージ性と、 いかにもな萌え描写と、メカやら鉄砲の趣味が走りまくった男の子部分。 バラバラだが、なにかつながっている気もする。

ギャルゲー会社は大変なんだろうな。 おそらく私は今のが終わっても「大変でした」という感想は抱かないと思う。 うちはたぶんヌルい。週末にこうしてギャルゲーにうつつを抜かしていられる 段階で相当ヌルい。

楽しく時間を過ごせるという意味でおもしろいゲームを作る、 というのとは異質な考え方もあっていい。 自分でゲームを作るようになってから ギャルゲーにまた違った価値を感じるようになった。 私が参加しているものはギャルゲーとはおよそ対極に位置する種類 なので、比べてみるといろいろなことに気づく。 一度ギャルゲーに参加してみたいものだが。

週末になるといろいろ考える。 別に会社に行ってもいいのだが、最近どうも行く気にならない。 無為にいらぬことを考えたりギャルゲーしたりしながら過ごす方を選びがちだ。

なぜギャルゲーなのか。一番の理由は今までギャルゲーをしてきたからで、 二番目の理由は今そこにギャルゲーがあるからだ。 そこにギャルゲーがあるのは今までギャルゲーをしていたからなのだから、 つまるところ前からやってたのが今もやっている理由ということになる。 ハロワを読んでてそんなことを思った。

半年も経つのにいまだ東京は異国だ。夜中に天一に行けないなんてことが 気になったりするのもその現れだろう。 やはり早急に東京に自分を結びつける必要があるようだ。 人によって結びつけるのが最良だが、 それは私にとっては一番苦手なことかもしれない。

ハロワ、寝る、ハロワ、寝る、ハロワ、寝る、と来て、またハロワ。 曜日を確認して安心。

秋桜って声なかったんだっけかそういえば。ドラマCDが出るそうだが、 考えてみればかなり無茶くさい。

ハロワ、遥香。メインキャラのTrue End以外はことごとく救われない話らしい。 ところで、二回もやるとどのイベントが共通なのかがだいたいわかってくる。 大筋は一緒だ。結局ヒロインは奈都美なのである。 深佳狙いだったのに目立つのは奈都美ばかりだ。奈都美狙いだった時には 見られなかった奈都美の活躍まである。とりあえず途中で遥香にそれて しまったので深佳を片づけるとしよう。しかし本気で犯罪ですな。

おまけに入っていた予告編ムービーがニトロ。これがもしゲーム雑誌の 付録かなにかについていたのだとしたら、誰一人これが学園ラブコメ なのだとは思わないだろう。戦闘機のドッグファイトの後に 「国籍不明機のミサイル攻撃を受けている」とかいうSOS通信の 字幕が出て終わるような予告編が学園ラブコメであるわけがない。 加えて、刃物を手に返り血を浴びて呆然とする ヒロインに炎を前に立ちつくすヒロイン。 やっぱこの人達ただのギャルゲーを作る気はないわ。

ところでだ。そあらだけでなく千絵里まで白雪に聞こえる。 そっちは鳥居花音とちゃんと書いてあるのだが、聞こえるものは仕方ない。 って、ちょっとまて。音夢の声も記憶を掘り起こしてみると似てる。 脳内フーリエ変換で倍音組成を調べてみても、やはり似ている。 まあ似た声の人はいるのでそうなんだろう。 仮に同じ人だったからといって何がどうということもない。

深佳。怖いのでノーマルエンドは見てない。 どうやらトゥルーは全員ほとんど同じ展開と見た。 後ろ2時間分くらい全く一緒。飛びまくり。 悲しい。たぶんもうハロワの一番大切なところは終わってしまったのだろう。 確かにあれだけのものを書けば燃え尽きる。 いっそ鬼哭街みたいに分岐なしだったら 潔く一つのストーリーを楽しめたかもしれない。 まあ言っても仕方のないことだ。

千絵里中。奈都美以外をやってるとボロが出まくる。 おいおいゆうべはおまえ施設に泊まったはずだろう。 その他もろもろおかしい。奈都美シナリオを作った後に 他の連中の話を割りこませていったことがわかる。 千絵里は特にメチャクチャだ。元々接点が少ないのに下手に割りこませようとして 大変なことになっている。みずいろのようにハナっから共有化をあきらめてしまえば このようなことにはならないが、しかしハロワのように大きなストーリーが あらかじめ決まってしまっている場合にはその手は取れないし、 そもそも労力的に無理がある。この大きさだから無理もないが、悲しいことである。

デバグ環境はどのくらい整っているのだろう。 スクリプトの文法はどの程度洗練されているのだろう。 自動的に全選択肢を選んでシーン間の関係やループの危険性の有無、 シナリオの不整合をチェックするツールなんてのは当然あるべきだが、 果たしてあるのだろうか。 この手のゲームのプログラムにおいて必要なのは機能や速度よりも デバグ効率やや操作性の方だと思う。ある程度の機能を持たせられたら、 次にすべきことはスクリプトを支援するツール群を作ることだろう。 私はこの手のスクリプトなんてのはやったこともないのでわからないが、 普通に考えられる手段で打ちこんで実際にプレイしてデバグ、 というのはあまりにも無理がある。 いつも仕事してて思うのだが、モノそのもののエンジンと同じくらい データを効率的に叩きこむための支援ツールは重要である。 ゲームそのもののおもしろさを除けば、 最も困難なのは「量」とどう向き合うかだ。 量との戦い方を間違えば作業能率は著しく落ち、完成度も低下するし 発売はのびるし、なにより作ってる人間が辛い思いをすることになる。 ギャルゲーも事情は同じだろう。 特にギャルゲーの場合ゲームバランスの調整にはさほど時間を食われないのだから、 デバグの時間を短縮することは納期にダイレクトに影響するのではないだろうか。 もっとも、ロクなデバグもせずに発売するケースの方が多いし、 それがあまり問題にされていないのだから、それでもかまわないのだろうが。

一時すれ違った人々の名を見つけて、センチな気分になった。 本当にすれ違った、としか言いようがない。 あの人々は本当に好きであの世界にいるのだろう。 私は何が本当に好きなのかいまだにわからないと言うのに。 せめてここにいる間は自分の場所だと感じたいものだ。

2002年11月16日

ハロワ。普通なら最大の山場でもおかしくない事件があって、 ああこれでエンディングかと思うようなまとめに入ったと思ったら、まだ続く。 そういえばまだまだ解決していない伏線が山とあった。 そうだ、まだ続いてくれるのだこの物語は。本気で感謝する。 しかし、この期に及んでまだ誰と行動を共にするか選べと言うのか。

おかしいよ。なんでこれ評判にならないの。こんなにおもしろいのに。 萌えませんか。あなたがた、これでは萌えませんか。 ところで、先程すごい勢いで萌えキャラが出てきた。

発売延期を繰り返した訳がよくわかった。こんな巨大なものを そうそう簡単に作れるはずがない。

ハロワ、薫。何故薫なのかはよくわからない。それシーンがあったのは 唯一奈都美だし、彼女の尻しか追いかけていなかった。謎。 ところで、どこでどうなってこうなったのかよくわからないが、ニトロ。 想像もつかない経緯で、やっぱりニトロ。 これ、すげえよ。おかしいよ。 だいたい、この話は3回終わってる。デビルマン的拡大。

しかしなお恐ろしいのは、エンディングがあと10個くらいあるということだ。 CGの埋まり具合から想像するに、おそらくまだ3分の1も読んでない。 ここまでデカいシナリオだとどうせ大筋は一緒でエンディングでモノローグ 垂れる女の子が変わるだけなんじゃないのかなどと思ってしまうのだが、 たぶんそんなことはない。十数時間は読んでたはずだが、 それでもなおこの倍以上は少なくともある。7MBのテキストと言えば、 そう生易しいものではない。とすれば大筋からして 相当違うストーリーがまだまだ残されているのではないだろうか。 一部つながりがおかしいところがあって、おそらく他のキャラの尻を追ってれば つながるのだろうなというところもあったが、判断は保留すべきだろう。

にしても、どうしたら奈都美エンドに行くのだろうか。 尻を追いかけているだけではダメだということはわかったが、 ではどうすればいいのかと言われるとわからない。 とりあえず次はてきとうにその場の気分で選んでみよう。 というか、たぶん深佳の尻を追い回しそうな予感。気になる。 ところで、そあらの声は誰なのだ。白雪にしか聞こえない。 残念なことにスタッフロールで見逃した。あるいはなかったのかもしれない。

むっちゃおもろいです。健康的にわかりやすいお話で、男の子向け。 不健康なところが微塵もない、燃える展開といい話。 慣れるとかわいい絵と、やけにいい声。そして莫大な量。なによりもニトロ。 おすすめ。

この絵は表情がわかりやすくていい。かわいい。 やっぱり怒る奈都美最高。

しかし、和樹は急に人間くさくなったなあ。 どこかでスイッチが入った気がする。

夢を見た。とびっきりドラマチックな何かの主人公だった。 ハロワの影響を受けすぎだ。 起きてから考えてみれば要素要素は支離滅裂なのに、 妙に訴えるものがある。夢を見てる本人は そう感じるものだ。鎌で人を脅迫しながらネギを奪い去るシーンは 今考えれば本気で意味不明だが、夢の中ではそれなりに重要なシーンだったらしい。

二郎に行こう、と思ったが、調べたら土曜は2時までだった。

奈都美トゥルーエンド。5人のヒロインがそれそれに大活躍。 一部始終大興奮。 奈都美以外とあまり接してないのでもったいない。 たぶん最後にやったらすごく感動的なんだと思うのだが。 でもああおもしろい。おもしろいよ。これすごいだろ。 なお、薫に行ってしまったのは最後の選択肢が違ったためだった。 私としては間違いとは思わないが、確かに奈都美一筋ならそうかもしれない。 それに、薫にしてもたぶんもうちょいハッピーなエンディングがあるように思う。 あれはあれでとても衝撃的でいいのだが、最後はやはり救われたい。 ところで、まだエンディングの6分の1しか見ていないらしい。なんて莫大な物量。 3DCGも効果音もさすがにあれだけ数があると手間が恐ろしくかかる。 自分で関わるようになるとそのあたりが実感としてわかるらしい。

シナリオに若干残念なところがある。個々のシーンはいい。 それぞれのシーンは熱いしよく練られているし熱狂的におもしろい。 諸手を挙げて絶賛だ。が、つながりがおかしい。 これだけの量だから無理もないが、そのプレイでは見ていないシーンが前提として 話が進んでいるように感じるところがある。そういうところは全ルート共通の場所 と思われるのである意味無理もないことなのだが、 それにしてもがっかりではある。しかしたぶんこの感想は 全部やれば消えるだろう。そのプレイでは見ていないとしても、 別のプレイで見ていればこういう違和感はおそらく生じない。 人間の頭なんてそんなものだ。だから今は保留しておくことにする。 これは全エンド見る価値がある。

3DCGのレベルはどうなのだろう。 もしかすると、もはやあまり高度なものとは言えないかもしれない。 CG雑誌やCG映画の画面と比べてみればそれは明らかだ。 しかし3DCGにも芸風というのはあるのであって、 高度とかそういうことを考えないであれを見れば立派にニトロだ。 鬼哭街とかヴェドゴニアと同じ世界である。 ところで、その場で動かす3DCGは機械的な制約から見栄えが著しく劣る。 ゲームの場合技術力は見栄えを上げることよりもむしろ、 同じ見栄えでより処理負荷を下げることに使われる。 ハロワレベルのものをゲーム的に満足の行く状態で 動かすには次の世代のゲーム機が必要だろう。

blogってのはツッコミ機能つき日記ツールのことか。 そんなにツッコんで欲しいのかと思うが、 実のところ私もツッコんで欲しいのでそれはいい。 ツールが高度になるのは結構なことだが、書く内容の方はどうだろう。

2002年11月15日

毎日がアセンブラになってもうずいぶん経つ。 とりあえずもう怖くはないし、100行くらいで済むものならどうにかなる。 しかし、面倒くさいことに変わりはない。 そろそろおしまいにしよう。だいたい私がこんなことをしているのは 何かの間違いなのだ。

夜にふと思い立って天一に行くことができなくなって半年。 微妙に恋しい。うまいまずいとは違う次元であれには価値がある。 そういえば川崎に二郎があるそうなので行ってみよう。

2002年11月14日

ハロワおもしれー。次から次へと事件が起こりまくる。 タダのギャルゲー作る気なんてこれっぽっちもないのだろう。 しかし、それでもなにかしらギャルゲーなのがおもしろい。 ずいぶんと面白いと思うんだが、あまり話題にはなっていないようだ。

リピュア。パッとしない。アニメ亞里亞そのものがもはやネタ に見えるので思い入れはない。 しかし、朝飯食ってる横で演奏してるカルテットはやりすぎでつい笑ってしまった。 天広先生の一枚絵だと ベッドの横に鳩が飛んでても感心するばかりでおかしいとは思わないのだが、 こうあからさまにアニメでやられると笑ってしまう。何が違うのかわからないが、 違うだろう。なお、千影もなぜかパッとしなかった。

怒る奈都美の顔はやりすぎだ。とてもいい。ここまで容赦なく顔が崩れるのは珍しい。 水夏なんて怒ってもかわいいが、ハロワは怒ると別次元になる。 ところで、キャラデザが異次元な奴が出てきた。こんなにあからさまでいいのか。 文法が根本的に違ってるので並んでると激しくおかしい。

2002年11月13日

今日は11時前に帰ってハロワをやろうと思っていたのだ。 なのに10時半すぎて仕事が回ってきたのでやむを得ず12時。寝る。

NFに呼ばれた。呼んでくれてありがとう。 というか今時案内が葉書で来るとは思わなかった。 マメなサークルである。 しかし、行けるかどうかは実のところ不明。 土曜は4時ちょいまで外せない用事があるため、行けるとしてもその後になる。 そして当然ながら月曜の朝までに帰らねばならない。微妙。

2002年11月12日

私の場合年が若いという以上にコンピュータに触るようになって 間もないということがあると思います。 大学入るまではほぼゼロでした。 まともに使い出してからまだ5年も経ってません。 加えて、私は音楽は体の技だという意識が強いので、 ずっと長いことプープー音と呼んでコンピュータ音楽を バカにしていました。今でも電気に負けるものかと かなり本気で思っています。もっとも電気には電気の良さがあることも 思い知ってはいるのですが。 なんといっても体の技はその場にいる人にしか見せられません。

日が変わってしまった。ハロワできない。

勉強になります。本当に毎度ありがとうございますという感じです。 MMLというのはおもしろそうなのでちょっといじってみることにします。

2002年11月11日

ハロワ。危なく夜更しするところだった。 むっちゃおもろいじゃないか。誰だつまらんとか言ってる奴は。 全然退屈しない。長いには長いんだろうが、別に構成として かったるいわけではない。しかしここでおあずけだ。

ところで、前に書いたことは訂正。私はこいつとは似てない。 情報価値が高いとか言いつつパンツの匂いを嗅ぐ趣味はないはずだ。 たぶん。

衝撃的なMIDIソフトを見つけた。 SAKURAという奴。「ドレミファソ」とか「abcde」とかいう テキストで書いて指定するらしい。 生テキストで音楽を記述するというのは大変な発想だ。 まあsted2も似たようなものではあるのだが、 ここまで直接的にエディタで生入力するものがあるというのは衝撃である。 なるほどういうアプローチがあったのだ。 が、windows版しかないしソースは私の知らない言語だ。 なんか自前で作った方が早いような気がする。 MIDIのコードさえわかればコンパイラそのものは簡単だろう。 そしてこのアプローチであるならば必要なのはコンパイラだけである。 しかしむつかしいのは言語仕様だ。 ところで、プロがどうやってるのか少々興味がわいた。 うちのサウンドの人に見せてもらおう。 たぶん鍵盤を叩いているんだろうと思うが。

脳内の音をデータにするのも言葉と同じく慣れなのであって やってればそのうち脳内のものに近いものを素早く書けるようになるのだろうか。 たぶんそうだろう。やる前に面倒くさがっていては話にならない。 しかし、文章も慣れてくるに従って余計に限界を感じるようになった。 やっぱりしゃべった方が強い。 音楽も同じことになりはしないか。 歌ったり楽器を演奏したりということが絶えないのは やはりそういうことではないのだろうか。

直弥君が言ってたのも正しいと思います。 まるでわからない状態では考えてるフリしかできませんもんね。 でもたぶん彼自身は十分自分で考えたクチだと思います。 学問が好きな奴なんてたいていそういう奴なのではないでしょうか。

答えを見た時に「くそぅその手があったか、やられたー。でもこれすげー」 と思わなかったら答えを見る意味なんてないと思います。 そう思うにはそれだけ自分で考えないとダメですから。 もっとも私の場合はただ単に本を読むのが面倒くさいだけな気もします。

2002年11月10日

設計の本とか読んだらいいのかもしれないが、 自分で作ったこともないのに人の解答を読んでもどうせ身につかないに決まっている。 やっぱり詰まるまで考えてから人のものを見るのがいいと思う。 十分考えたからこそより賢い方法を学んだ時の喜びは大きいし、理解も速い。 必要な時に師が現れるというのは、 裏返せば必要になるまで師には見えないということだ。 だからすぐ教えたくなるのは私の悪いクセである。 教わるのは嫌いなのに、教えるのは大好きなのだから困る。 だいたい、見込みがあって教えたくなるような人であればあるほど 教わるのは嫌いなものなのだ。

しかし、聞かれるまで教えないというのは、 自分が聞かれる人間だという自信がなければ 到底耐えられない誓いだ。

158円だったダイエットペプシの1.5Lをつい買ってしまったのだが、 冷蔵庫まで行くのがおっくうなので室温で放置している。 で、今飲んだらぬるくてすごい味だった。これは化学だ。 原材料を見たらアセスルファムカリウムとか書いてある。 調べたらC4H4KNO4S。2年前に認可された新型の甘味料だ。 化学名は6-メチル-1,2,3-オキサチアジン-4(3H)-オン-2,2-ジオキシドカリウム。 砂糖の200倍甘い。苦味があるが、クエン酸等の有機酸の存在によってやわらぐ。 しかしコーラは所詮炭酸なのでどうかは知らない。 この変な味はそれなのか。100倍とか甘い奴はたいがい苦いものらしい。 なお、こいつは異様に安定な物質で、ダイエットペプシの賞味期限は アスパルテームからこいつに切りかえたおかげで1.5倍になったと言う話だ。 にしてもこれどうしよう。飲んでも太らないとは言えうまくねえ。

ハロワ。これ、バカゲーか。あまりのバカさ加減についていくのも一苦労だ。 頼むから少し休ませてくれ。こんなに矢継ぎ早に高度なボケを繰り返されては 身が持たない。ところで、サイバーと言えばやはり01だ。 その01は何だよなどと問うてはならない。バーコードその他も同様。 変身を妨害する奴はわかっていない奴なのだ。 頼むからそういうことにしておいてくれ。私も辛いのだ。

ハロワ。 3日目ともなるとさすがにバカも落ちついてきたし、私も慣れてきた。 バカだけでないのがわかってきたということもある。 なにかとしっかり考えられているらしい。 ところで、この主人公はもう感情移入もクソもないくらいロボットなのだが、 主人公は感情移入でいなきゃイヤだという人々の評判はどうなのだろう。 しかし考えてみれば感情移入できないと言う人々は多くの場合 強い方向に個性のある主人公を拒否するようなので、 性質や設定はともかく人格としてはまっさらである彼の場合、 案外すんなりと受け入れるのかもしれない。

主人公のピエロっぷりは憐れだが、本人が気にかけていないし、 周りも別に見下しているわけではないのだから、これはこれでいいのだろう。 しかしこれは、 周りが見下していないことを知っていて、本人も気にかけていないことを知っている からこそ言えることだ。現実の場合どちらも保証の限りではない。

FF11ベンチを落としてきたが、vramが32MB以上必要らしく、 再起動して設定するのが面倒なのでやめた。ふと中の注意書きを読むと、 中に逆コンパイル逆アセンブルその他もろもろは禁止とか書いてある。 それでピンと来た。考えてみればバイナリのプログラム実行ファイルというのは 暗号でもなんでもない。CPU命令が直に書いてあるだけで、 命令の番号表を見れば原理的には必ずその機能を知ることができる。 だからこそ「それは禁止」と言うわけだ。 しかし、禁止と言われてもできるものはできるのである。 そしてやってバレる危険性などたぶんない。 別に機械語を解釈なんて高度なマネに限らず、ソースだってそうだ。 人のプログラムをまんま自分のに使ったりする時はいろいろとライセンスやら 何やらがあって面倒だと聞くが、ソースが公開されているものを読んで 勉強してやり方を知ってその知識を自分なりに応用して作った物を パクリだと証明することが可能だとは到底思えない。

ハロワ中。これ、もしかしてものすごく壮大なことをしようとしてはいないか。 発売がのび続けたのはそのコンセプトそのものに原因があるのかもしれない。 もちろんそのために必要な物量のためでもあるだろう。 ニュースだけ取っても莫大だし、まして声までついている。 そしてその声のレベルは高い。ニュース臭いしゃべり方というのは そう簡単なものではないだろう。 皆ニトロ臭くないと言っているようだがこれはニトロだ。 音楽は鬼哭街くさいし、なにかしら3Dだし、どうもテーマも鬼哭街に 通じるものがある。 ともかく、これはおもしろいのではないだろうか。

ところで、ちんまいロボっぽい子の声が白雪に聞こえる。 まあそれはいいとして、このゲームは総じて声がいい。 やけにハイレベルに聞こえるが、私の耳が腐ってきているせいか。 うきゅーやらはわーやらをこれだけ自然に読めるのは大したものだと思うのだが。 まくしたてるレポーターもそんじょそこらのレベルではない。 あとは野郎がしゃべってくれたらもっと良かったのだが。

鮫を買ってきた。不自然にピンク色でブヨブヨして実に気持ち悪い肉である。 匂いは魚の匂いとは違う。これはアンモニア系だろうか。 そのままでは匂いが少々きつかったので醤油と酒に漬けて ゴマ油で照り焼き風にしてみたところ、普通に食えた。 焼いてもなおブヨブヨしているのが不気味ではあるが、 別に油っこいというわけでもない。何故固くならないのか不思議である。 しかし味はまともだ。取り立てておいしいわけではないが、 ブリのように下手に焼くと固くパサパサになって味もやけに血の 鋭角的な味ばかりが際立つ魚よりはいい。 しかし、この飽食の時代にとりたててこれを買う必要性は感じないので もう買わないと思う。やってみてわかったが、一緒に食う人がいないと 変なものを買ってもつまらない。実は珍しくドリアンも売られていて しかも1980円と安かったのだが、同居人に迷惑をかけるのも嫌だし やはり一人で食って意味のあるものとは思えない。

実はとうきびを焼いて食おうと思ったのだが、 店にはゆでたものしかなかった。ところで道産子のくせに知らなくて恥ずかしいのだが、 焼きとうきびはゆでてから焼くのだろうか。それとも生の状態から 焼くのだろうか。なんとなく生からではうまく行きそうにない。 試してみればわかることだが、考えてみればあれを焼けるような設備はない。 醤油を塗るハケもない。そのうち祭ででも観察してみることにしよう。

腹立たしい文章を見た時は食うか寝るかギャルゲーをやるかのいずれかが効果的である。 それについて文章を書くのは下の下だ。フロに入ろう。

ハロワの主人公はやりすぎにロボな描写をされている。 しかし自分の頭の中と比べみてもそんなに違う気がしない。 もちろん承認だとか推論だとか言っているわけではないにしても、 手続きをバラしてみればこんなものだ。 他の人がどうかは知らないが、私はそう感じる。 あんなことを書いた直後でなんだが、 もしかすると私はこいつに感情移入しているのかもしれない。

2002年11月9日

気がついたら2時。カゼになんて負けない。

何個計算機があっても仕事を回せなければ意味がない。 どうやったらこいつらを間断なく働かせられるか。 例えば割り算には長い時間がかかるものだが、 その結果がないと動きようがないとすれば待つしかない。 並列性優先の考え方で最初から考え直すべきなのだろう。それこそ全体の設計から。 しかしそんな時間も権限もないので私の管轄内で今よりマシにするしかない。

一つのCPUの中にも複数の計算機が入っているわけだが、 それすらいつも同時に働かせられるわけではない。 データの依存関係のせいでたいがいヒマ人が出る。 複数の関数を同時に実行できでもすればもっとコキ使えるのかもしれないが、 そんな装置を自前で作るのは無理だ。 intelの次のCPUは一人で二人のフリをするらしいが、そのへんの事情だろうか。 ところで、並列にする一番てっとり早い手は、 同じことをいっぺんに何個もやることだ。 このあたりをもっとよく考えてみるべきだろう。

あれとかあれとかはこのへんを超絶技巧で解決しているに違いない。 せめて技術くらいは勝ちたいものだ。 いろいろな要素の中で一番安いのは技術である。 自分ができる技術者になればタダなのだから。

水夏、三章。こわい。この女の人嫌だ。しかしその一方で主人公がこの人を必要と せざるを得ないのもなんとなく納得できる。そのへんが嫌でいいのが嫌でいい。 この絵だし田舎だしパステル調のぬるま湯な日々が繰り広げられるもんだと ばかり思っていたのが1章2章を経てなんとなくそうでもないかもと思いつつ あったところにトドメを刺された状態である。話も話でムチャではあるがビックリ。 どうもD.C.のことりシナリオを書いた人らしいが、確かに暗黒面がそれっぽい。 いきなり本題を語り出してしまうあたりとか。 そういえば2章の人が音夢とさくらの人、 というのは言われてみればとてもわかりやすい。 なんだかんだ言いつつ最後は実に脱力風味にハートフルで、 なんか盛り上がらなくて妙に地に足がついてるあたりが 確かにそれっぽい。結局言われてみないとわからないのだが。

ひとこと言っていいだろうか。これ、萌えねえだろ普通。 どいつもこいつも暗黒面が強すぎる。 透子と本気でつきあいたいと思う人はそういまい。 始まったあたりの普通なギャルゲー状態で萌え始めて 後で裏切られた気分になった人は結構いるのではないだろうか。 なんかコンシューマに2機種も移植されてなにやらCDドラマまで出るような代物だから さぞや心地良く幸せに萌えーでてきとーなトラウマが癒されて終了ー なものなのだろうと思ったらこれだ。 みんなこういう後味の悪いのがそんなに好きなのか。 確かに絵だけ見ればかわいいが、このシナリオを読んだ後で絵のかわいさ以外のものを 視界から消すのはなかなかに大変なことであるように思う。

コズミックホラーって宇宙的恐怖だよな。すごい。

水夏4章ちょっと。これだよ、これ。D.C.と同じに優しい。 1や3のようにハナっから不安材料が視界の端でチラついてるようなこともない。 安心して浸っていられる。が、道場なので中断。

4章大詰め近しという匂い。長7度の和音がしみる。 とても大きな選択肢があったので、一回止めてフロに入ることにした。

水夏、終わり。実のところ2章に微妙にやり残しがあるのだが、 さやかの目が気になるので少なくとも今はやれない。 実のところ4章のエンディングを見るために意に沿わぬ選択肢を選ぶのも 嫌だったのだが、なにやらそんなに辛い展開にならなくてホッとした。 ところで、最後はよくわからない。なにやらハッピーエンドだが、 よくわからない。2章のいきなりハッピーエンドはあれで良かったのに、 4章のはどうもしっくり来ない。何故だろう。盛り上げるだけ盛り上げているから だろうか。さすがに最後だけにこれでもかといい話になっているのだが、 それがかえって物足りない気もする。 途中まではあんなにハートフルな気分だったのに何故覚めてしまったのだろう。 誰か説明してくれ。お話、あるいは構成としてはとてもいいと思うのだけれども。

ところで、居間の方からなにやら数人の楽しそうな声がしてきている。 同居人が人を呼んだようだ。 居間と廊下の間のドアを閉めているのは私の方にやかましい声が漏れないようにとの 気配りだろう。それが壁に見えてしまう、などと言うのは ハートフルなギャルゲーのやりすぎだ。 すっかり私も週末ハートフリャーである。

最近会話ができない。元からできなかったのに気づかなかっただけ、 という説もあるが、どちらでも同じことだ。 聞いているだけならけっこうおもしろいのだが、話を振られると困る。 たいがいどう反応していいかわからなくなるからだ。 かといって、その場にいるのに振られなかったらそれはそれで困る。 結局どうなっても困るのだ。どうしたものだろう。

週末はヒマなのでどうしてもロクでもないことを考える。 やはり日曜は仕事に行くべきだ。借りたハロワをやるのも手だが、 それは起きてから考えよう。

2002年11月8日

おめでとう弟。及びばあちゃん。

寝てるのか起きてるのかわからないような状態で、BGMはデスメタルっぽいやつ。 たぶん心臓の鼓動があんまり良く聞こえるものだから連想されてしまったのだろう。 体全体が揺れるような鼓動。ギュルギュル鳴る腹。ぞくぞくする背中。 ああ、風邪だ。あと8時間くらいで治ってくれないと困るな。

ところで病弱と言えば吐血なわけだが、 胃の中身が血なわけではないだろうから、 やっぱり食道が傷ついているのだろう。

なるほど肺か。肺から血が出るのは辛そうだ。

治ったか。とりあえずよくわからないので仕事してみる。

今の私はビチグソ野郎だ。

2002年11月7日

アセンブラで100行を越える関数を書けた。1000行書くのも夢ではない。 しかし、100行でたったこれだけのことしかできないのだと考えれば、 1000行という制限の中で書けることはたかが知れている。 Cで書いたら10分の1くらいになるのではないだろうか。

ギャルゲーをやっていて自分が主人公になったような気分になる、ということが 私の場合全くない。あれは他人である。 よって、どんなに自分とかけ離れた主人公でも一向に さしつかえない。

シスプリ。前半の印象がブッ飛んだ後半。この鈴凛、良し。 かなりの手練によるものと見た。原作とはもはや違う物だが、 これもまた鈴凛である。そもそもこんなにかわいらしい鈴凛は初めて見た。 かわいいという以上にかわいらしい。 ポーズが実に生き生きしている。動かなくても動いて見えるこんな絵は 今となってはそうそうお目にかかれるものではない。 止め絵としてはけっこう変な顔だったりするのだが、 そんなことはどうでも良いことである。

鈴凛の幅が広がった。

ニャ経由のこれ。 私が知っているサーカス社ではないのだろうきっと。 しかし私が知っているサーカス社も埼玉の企業である。

カゼがひどいので帰ってきた。のども痛くないし大したことないだろうと思ってたが、 下痢と腹痛の嵐。加えて悪寒に頭痛。まるで進まんかった。寝る。

寝るのに飽きたが、まだ辛い。というか、まるで治ってない。 熱までありやがる。仕方ないので水夏でもやるか。 会社サボってギャルゲー。

そういや埼玉の役所には友達がいた気がするが。

水夏、二章。拡散した文章。バラバラ。脈絡がない。 とにかく盛り上がらない。全体によくわからないが、しかしなにやらいい。 終わってみて話を整理してみれば普通にハートフルなストーリーなのだが、 何かが普通でない気がする。そういえば青空の文乃シナリオを思い出した。 ネタがかなりかぶっている。

そういえばそれシーンの痕跡がいかにも機械的に削除されたかのように見えて おもしろい。本当にただ該当部分を削っただけという感じで、 どこにあったのかが手に取るようにわかる。 もしかしてPC版から何も増えていないのだとしたらPC版を買うべきだったのではないか という気がしてきた。

腹に内圧を感じる度にこれは気体なのか液体なのかと考えつつ時間を過ごす。 どうにか何か食いたくなる程度にまでは回復した。 しかし食ったら食ったで微妙な吐き気。まだ早かったか。

2002年11月6日

会社のP4-2GHzマシンでFF11ベンチのスコアが3000程度だった。 高解像度でもなんとかできる程度の性能、という意味らしい。 恐ろしいゲームだ。これでいい機械を買わせようという腹だろう。

そういや実家で見た逆転裁判。そりゃ売れるわ。 斬新な上におもしろい。そしてどうおもしろいのかが恐ろしくわかりやすい。

かっこいい、ってのはこうまで人によって違うものなのか。 これをかっこいいと思う人がいることは理解できる、というレベル は保てるものと思っていたが、それすら保てないほどの断絶がある。

水夏。あれは一章だった。最初のはプロローグか。 二章はどっかで見たキャラがヒロイン。D.C.にちらちら出てきた。

2002年11月5日

水夏2章まで。てっきり薄ぬるい田舎恋愛話かと思ったら、 微妙にファンタスティックかつハートフルなホラーだった。 いい。せつない。なんか怖い。自信はないがたぶんD.C.を書いた人だ。 こんないいセンスはそうはいまい。深刻になりきれないのか、あるいは 深刻であることを良しとしないのか、ともかくどこか抜けた感じがあって、 そこが好きだ。 ところで、一章が全く何もわからないうちにすっとばされて二章に 行ってしまったのは何故なのだろう。後でわかるに違いない。

D.C.の時も思ったが、 まったくもってハートフルの権化にはなれないお人だ。

いいことをする人がいい人なわけではないし、いいことをしようとする人が いい人なわけでもない。私が嫌いないい人は果たしていい人なのか、 というのはなかなかむつかしい問題であると思う。

kidゲーのプログラムのありがたさがよくわかった。水夏ひでえ。 PCゲーの恐ろしい現実に比べればかわいいものだが、機能がなさすぎる。

2002年11月4日

ちょいと実家に帰ってきた。十二国記アニメ15話くらいまで。 おもしろい。とても贅沢な作りだ。ただ、原作読んでないと漢字がわからず、 漢字がわからないといまひとつ記憶に定着しにくい。一応そのへんに考慮してか 度々漢字も出てくるのだが、まだ覚えて切れてはいない。中国系はそのへんが大変だ。 原作がどこかから降ってきたら読むとしよう。

ハロワをやってるのを横で見ていた。女の子どもがえんえん自分に関係なく しゃべくってるのが辛い。妙な疎外感がある。 まあ話題作だと言うのならばそのうちやることもあるだろう。

ヨドバシで水夏を買って帰ってきた。ポイントでなんぼ減るかなあと思ったら 6000円とか書いてあってなんだまるで減らねえじゃないかと思って 万札を出したら、おつりが9964円だった。ごめんなさい。 それにしてもポイントというのは恐ろしい手だ。 これでまたなんぼかたまってしまったわけで、またヨドバシで買い物をすることを 余儀なくされるのである。

ヴァルキリープロファイルをやるのを横で見ていたが、 こんだけできるなら別にプレステでいいじゃないかと思った。 作る側としたらそりゃ性能がいい方が楽なのだが、 やる側にしてみればきれいな画面なんてすぐ慣れるのでどうでもいいことなのでは ないだろうかという気がしてくる。しかし買う時にはやっぱり画面がきれいな ものを買いたくなるのが人の性なので、複雑な問題ではあるのだが。 それにしてもGC版のウェーブレースの波はすごい。

2002年11月3日

朝から晩までever17。完璧だ。閉じた。全てが閉じた。 こんなにもきれいに。それ以上何を言えというのか。 結構途中まではまたそれ系かよとか言ってたが、 ココ編の途中あたりでわかり出してきてからはそんなことはどうでも良くなった。 また踊らされた。完全に。わからないことの苛立ち、 いいところで切られる時の不満、 何かがわかった時の喜び。救いの安堵感。何もかもが操作されていた。 完璧だ。 自分は踊らされているんだと一番強く思ったのはラスト。 これ以上ないほどに心地良い大団円。 後味の悪さを武器にしようとしないこの健全さがどれだけ救いになることだろう。 私の心はこんなにもたやすく操作されている。

実のところ私はこの手の外ネタが好きではないので そのあたりは微妙に気に食わなかったりもするのだが、 ココに見つめられているともうそんなこともいいやという気がしてくる。 他にも部分を取り出してみればそれはないだろおいというところは まだまだけっこう残っているのだが、それは本題ではない。 むしろ、ここまでのことをやってアラがその程度で済んでいること自体が すごいことなのだ。きちんと話を作ること。そのためにきちんとした 用意をすること。やったことはないが、それは大変なことなのだと思う。 だいたい、これ一体どうやって書いたんだ。 私が仮に違う順番でやったとしてもきっと矛盾なく事は進むのだろう。 どうすればそんなふうに作れるのかがまるでわからない。 細かく部分に分けてつないでいるのだろうが、 それを矛盾なくつなぐのは至難の業だ。

ところで、空かわいすぎます。反則です。 たまに話の都合で急にウソくさくなったりすることがありますが、 最後のシーンで帳消しです。照れた顔がなんかtomakぽいなあとか 思ったりしましたが、それもいい思い出ということで。 ところで、実は沙羅もかわいすぎます。あの豹変っぷりはどうかと正直思いましたが、 かわいいので仕方ありません。 もちろん、それでもなおつぐみは最強です。ごめん優。 あー、ココはもっちー属性以外はけっこう、ごめん。 しかしあのお話の朗読のもっちー度は凄まじくて、 とりあえずもっちーファンはやれ。 一度たりとも不自然だなんて思いませんでした。本当に。 もっちーは本当に偉大なお人です。

とか言うわりに時間が経つにつれて濁った感情というか見解が頭の中に 湧いてきて淋しい。なぜそういう不粋なツッコミをするのだろう。 しかし、全体の印象をマイナス方向に引きずり落とすようなツッコミは まだ出てこない。あの擬似エロシーンはどうか、とか、そんなことは もうネタなのでどうでもいいことだ。擬似どころかやっちゃってたりするわけだが。 おっとこれ以上なネタバレすぎますな。いいからやれ。

おもしろいものを見た後には「おもしろかった」と言わないと なかったことになってしまいそうで怖いのです。 例えどんなにいいかげんな文章であっても、 「おもしろかった」と言うこと自体が私にとっては意味があることです。 昔はただ「おもしろかった」と言うのは恥だと思っていたので そこそこがんばっていましたが、最近はそれをする余裕もなくなってきました。 昔ほど読んでいる人の視点を感じなくなったということもあります。 恥だ、というのはつまりそういうことですから。 おかげで自分にしか接続がわからない文章を平気で書いてしまえます。 感想がいいかげんなのは作品を本気で見なくなったからなのかもしれませんが、 以前の私が人目を気にして無理に感情をでっちあげていた可能性も否定できません。 そんなことは考えても無駄なことなのですが。

さきほど親から電話がありましたが、なんと連休なのだそうです。 淋しそうなので実家に帰ってこようかと思います。 そういえばそれ散るで似たようなシーンがあったのを思い出しました。 そういうこともあって実はあの作品はそこそこ好きです。 全部やる気はしませんけれども。 私にとっての半年はいろいろあって長いものだったけれども、 それゆえに短いのです。いろんな人にずいぶんと会っていないことを思い出しました。 何故か特定のアニ同部員にはそこそこ会っている気がするのですけれど。

精神モードがこれの時はこの文体の方が書きやすいのです。 不思議ですね。まるで違和感を感じません。 むしろ普段のいいかげんな文体の方に違和感を感じます。 作っているようで信用できません。まして以前の 「である」が連発する文章なんてもうウソ、 あるいはネタ以外の何者にも見えないのです。 おそらく寝て起きたらこの文体がウソに見えることとは思いますが、 それは未来の私にも納得してもらうほかないでしょう。消さなければ残ります。 そういえばモード、という言葉は大袈裟すぎないので こういう事について言うのに便利かもしれません。

2002年11月1日

すごいゲームその1。バルダーズゲートPS2日本版。 クォータービューのアクションゲームで、まあディアブロみたいなもんなのだが、 エフェクトが半端でなくすごい。 なにしろ水面に波が立っている。自分が水に入ると自分の周りに波ができるのだ。 敵が入ってきてもやっぱり波ができる。 そしてそれがちゃんと合成されてて、加えて池の辺で反射してくる。 魔法の火の玉とかを撃ちこんでもやっぱり波が立つ。 水だけではない。たいまつがたくさんあるところを歩いていると 影がちゃんといくつもできる。距離によって濃さも変わる。 すげえ。加えて壊したものの破片がいつまでも残ってる。すげえ。 だからどうしたの一言で済まされるようなことにこれだけ凝れる根性がすごい。

すごいゲームその2。プライベートライアンゲー。 名前は忘れた。とにかくプライベートライアンの戦闘シーンに似すぎたものが えんえん展開される自分視点アクションゲーム。BGMなどという軟派なものはなく、 叫ぶ味方の声と銃声と砲弾の炸裂音オンリー。 次から次へと来る指令をこなしていくゲームなのだが、 「味方の掩護射撃をしろ」に始まって、「機関銃座を確保しろ」 とか「無線電話を壊して連絡を断て」とか「発煙筒をセットして艦砲射撃 開始の合図をしろ」とか、まあとにかく細かくていい。 難易度がベラボーなのでやりたくはないが、見ているとかなりおもしろい。 周りでバタバタ人が死んでいくので恐ろしく臨場感がある。 映画まんまな映像と展開がたまらない。

両方とももちろん洋ゲー。新鮮すぎる。

数学が足りねえ。 まともな理系ならこんなもんで苦労したりはしないんだろうが。くそう。

ゲームやってる 横で作った本人がどうやってるのか解説してくれるってのはなんかすごい。 すげえ。プロだよ。私も今のが発売されたらプロな気分になれるだろうか。


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