日記

2001年11月30日

カムイの剣すごい。動きだけすごい。あとはダメ。 構成が悪い、とか分析するのもアホらしくなる。 まず絵的にやりたいことがたくさんあって、 その間を無理矢理ストーリーでつないだような感じだ。 しかし5秒以上前の記憶を抹消しながら見ているととてつもなくすごい出来に見える。 動きが本当にすごい。タメとか残心が見事に表現されている。 忍者走りが頭にこびりついて離れない。

どつぼちゃん。13面まで徹夜で攻略。主謀者はいっぺい及びこーへー。 バカかオレら。 しかし、微妙に辛いながらもけっこうそれなりにおもしろいのでタチが悪いのだ。 気がついたらそんなに時間がたっていた。加えてどういうわけか 知らんうちに 風水の知識がついているのがすごいというかなんというかハメられた気分である。 しかし、このゲームはやっている間よりもその後のネタ会話 でこそ生きる代物であるため、 こんな偏った人員で盛り上がってやってもおもしろくない。 「財布は黄色にしたか?」とか「いやあ今日は早起きして窓を開けたよ」とか 「やっぱり北は山だよな」とかいう会話を広くできてなんぼである。 というわけで、続きは土曜。

漫研の例会でまるりんがイクラ丼を食いながら「これで480円ですよ。許せませんよ」 とか言っていた。オレはつい「じゃあ今度イヤになるほどイクラ食うイベント やろうぜ」と言ってしまったら、いっぺいが「いつがいい?」と聞いてきた。 つい「いつでもいいけど」と応えてしまったところ「じゃあ明日」と言われた。 今うちの冷蔵庫に生筋子1.8Kgと鮭2.6Kgが入っているのには そのような理由があったのである。 てきとうなことを言うと現実になってしまうので注意した方がいい。 なお、生筋子は味がついていないのでこれから醤油を買ってきて漬け込む予定。 鮭はすでにブツ切りにしてあるので、酒粕と一緒に煮て三平汁とする。 具はサトイモ、ダイコン、ネギ、ニンジンくらいで良かろう。きぬさやも 入れようか。

2001年11月29日

Jenyaさんのサイト。 ロシアの方だ。そしてオタク。 日本人にとっては空気のように手に入るオタク文化ではあるが、彼女にとっては そうではあるまい。ネットがあるとは言え大変だろう。 ところで本人自ら歌っておられるmp3が置いてあったので聞いてみたが、 かなりまともな発音でビビった。微妙に外人くささがあるにはあるが、 ロシア人だという情報がなかったら気がつかなかっただろう。

「日記者」の読みは「にっきもの」と「にっきしゃ」のどちらがいいだろう。 オレは前者を推す。 それはそれとして、誰だこんな言葉を作った奴は。

カムイの剣というアニメを借りてきた。予告編だけ見たのだが、 動きがすごい。確かに最高峰の出来だ。しかし、北斗の拳の劇場版の 予告編と同じで(話的に)クソアニメの匂いがプンプンする。 ともかく中身も見てみよう。

さらに、 昔借りたビデオの中に3話から入っていてなんとなく最後まで見てしまった 聖ルミナス女学院の1、2話を借りてきて見た。 これで全話見たことになる。 やっぱりわけわかんないし何も起こらないアニメだ。 次々と生徒が消えていくのだが、最後には何の説明もなく帰ってくる。 しかし、不思議と嫌いではない。ONE以来物理的な説明がないとダメ ということはまるでなくなったので何の説明もないのは大して気にならないし、 全編に漂う気味の悪さがなにかいい。それに、何を表現したかったかは なんとなくわかる。あのバアサンは演出くさすぎてジャマだが。

見たいものをリストにしておこう。

あいまいみい
たまたま実家で一話だけ見たがおもしろそうだった。
エンジェリックレイヤー
1ー5と7だけ見たが、実におもしろい。というか、なつかしい。
まほろまてぃっく
1話と2話をちょろっと。評価しやしないが、なんか見たい。
ZOE
4話まで見た。ドロレスたん。かなり見たい。
天使のしっぽ
1話で血反吐を吐いた。傷も癒えたのでもうそろそろ次を見ねばなるまい。
学校の怪談
なにかと話題になってるので見たい。
フルーツバスケット
12話くらいまでちらほら。クサいのは嫌いなのだが、気になるといえば気になる。
アルジュナ
1、2話。メッセージ性が行きすぎてネタ。どうやって収束させるのか気になる。
レインボーマン
24話と25話を偶然見た。ものすごくおかしい。最初の数話と最終回だけ見たい。

お、これがウィルスメールか。今流行りのOutlookのウィルスだ。 しかしテキストを読む以外に何の機能もないこのメーラの前には クソほどの役にも立たない。バカめ。もっともwindowsじゃないので それ以前の問題だが。

2001年11月28日

いいかげん話のある漫画を描かんと頭が腐る。

ルプ★さらだくらいなら人間がアルゴリズムを山と与えればどうにかなりそうな 気もするが、これ以上複雑なゲームになったらもうお手あげだ。 アルゴリズムを勝手に発見するアルゴリズムが必要である。 2辺が固定ブロックに接する消去不可ブロックを配置することは意味がない、 とかいう法則を勝手に見つけるアルゴリズムだ。しかしどうすりゃいいのか まるでわからん。それ、人工知能だろ。

おもしろい、ということをコンピュータに判定させる一番単純な方法は、 コンピュータにおもしろいという感情をもたせてやることである。 人間がパズルゲームをやってておもしろがるしくみを分析してコンピュータに それを組みこんでやるわけだ。基本的に人間がおもしろがるのは見たことがない ものを見た時である。よって、 「今までやったのに似ている度合」を判定できればおもしろさが 評価できる。このおもしろさには文脈が必要なため「その面がおもしろいか」は 判定できないのだが、「こういう面のセットがおもしろいか」は判定できるわけで、 むしろそっちの方が都合がいい。しかし、「似ている」ってそもそもどういうことだ。 絵的に似てるのも似てるし、使う操作が似てるのも似てる。わからん。 本当に話が人工知能くさくなってきた。

逆合成法が使えないか。状態になんらかの修正を加えてその一手前を作る、 ということを繰り返せれば解けない面ができる恐れはそもそもない。 が、固定ブロックの位置は前もって定めねば ならないし、消えるブロックがいくつあるかについては人間が作る時にも 前もって定めておくものであり、確かにその方が理にかなっている。 しかし、定めはしたが後でけずったり増やしたりということも人間はよくやる。 コンピュータもそれをやった方が効率はいいのだが、あんまりそれを やられてはかえって複雑になる。適度に、つまりたまにやってくれればいいのだが、 どれくらいたまにやるかをこちらで与えては意味がない。 わからん。まったくわからん。

2001年11月27日

たて続けに夢を見た。毎度のことながらストーリーとしては破綻しているが、 シーンはやけにきれいだったり迫力があったりする。 今まで見てきた映画やら漫画やらアニメやらのいいところをオレの無意識が 勝手につなぎ合わせているのだろう。 それにしてもあれは恐かった。 最初に見たのは新興宗教とキャッチセールスが混ざったようなのに 引っかかって必死に脱出する話なのだが、信者の信者っぷりがマジで恐い。 もう少しで外に出られるという時になって前に立ちふさがる奴なんか とんでもなくいい面してやがる。ものすごい鋭い目で、セリフが「おでかけですか?」 「いえ…」とか言いながら「やるしかねえ」と決意して襲いかかるオレ。 一体何を見て育ってきたんだろう。

どつぼちゃん。プレステの風水クイズゲーム。ド肝を抜くセンスのキャラデザと、 ド肝を抜くほどセンスの悪い作り。クイズは全部風水なのでわかるはずがない。 しかし間違えれば正解が教えてもらえるわけで、イヤでも知識がつく。 ミニゲームやストーリーもド肝を抜く変なものばかりで、本当におかしい。 怪作だ。みんなでバカにしながら盛り上がるには最適のゲームであり、 風水の知識がつくというおまけまで付いてくる。 なお、これを作った会社は ユニバース開発で、不動産屋である。現在のところこのゲームに関する 記述は一切ない。前はどつぼちゃんサイトが別にあったらしいが、すでにたたまれ ている。抹消したい過去なのだろう。きっと誰かが暴走して企画を通してしまった に違いない。

こーへーとルプ★さらだの面を自動生成することは可能かという話になった。 パズルゲームの自動生成について調べてみると学者の論文やらシンポジウムの 演題やらばかりひっかかる。つまり学問として扱う価値があるくらい高度な ネタだということだ。たいがいは倉庫番である。たまに面らしきものが 作れる段階までは来ているらしい。だったらルプ★さらだもいけるだろう。 今のところとりたてて作りたいプログラムもないのでヒマな時に 挑戦してみようと思う。 12×8のフィールドにブロックの種類が11種類。単純に言えば11の96乗個の面の 候補があるが、これをどこまで削れるかが最大のミソになる。 できた面が解けるかどうかをどれだけ速く判定 できるかも問題だ。 そして次にはその面がどれだけむつかしくどれだけおもしろいかをおおまかにでも 判定することが必要になる。 ちなみに1面あたりのデータ量はたったの48バイト。圧縮すればもっと減るだろう。 CDROM一枚に1000万面くらいは軽く入りそうだ。本当に パズルゲームってのは偉大である。本当ならオリジナルルールでやりたいんだが、 こーへーの頭に期待して待とう。オレにパズルのセンスはない。

まず、ルプ★さらだ本体を作る。コンソールで動く奴だ。絵は機種依存だし面倒だし 本質に関係ないので後でいい。 面は96文字の文字列で与える。次に自動解法検索プログラムを作って 簡単にできる範囲での高速化をする。 もしどうあっても一面あたり秒のオーダを割らない となればこの遊びはおしまいだが、このルールからしてそれはないと思う。 これのために本体への入力の選択肢に、 右、左、ジャンプに加えて一手戻るというものも入れておく。スタックに状態を 積んでいくわけだ。次に机上で考えられる限り面空間を狭めた後ランダム面 生成機構を作る。そして作っては解かせ作っては解かせをくり返して 解けるものが出てくる確率を調べる。万分の1なのか億分の1なのかそれ以下なのか、 ともかくそれで次の戦略を決めることになる。次に解法検索プログラムに 難易度その他の判定機構を組みこみ、面の評価をできるように改造する。 むつかしさやおもしろさをコンピュータに判定させるのはむつかしいが、 おおまかにならできるだろう。その基準を与えた上で、解ける面に突然変異を 加えては解かせて評価し、ということを繰り返してよりむつかしいものやおもしろい ものを生み出させる。基本戦略はこんなだが、そもそもるぷ★さらだ本体を作ること ができないほどオレがダメダメで頓挫とか、解くプログラムが異常に遅くて 頓挫とか、解ける面の出てくる確率がなにをどうやっても天文学的な確率の域を 出なくて頓挫とか、できたにはできたがおもしろみのないクソみたいな面ばかり で頓挫とか、まあ頓挫するところはたくさんある。それも含めてお楽しみだ。 学者が挑戦するようなことなのだからオレごときにはできなくてあたりまえなのだ。 練習練習。

漫研の会誌に描いたてきとう漫画(80KB) を置いてみた。内容はさておき、 WEBに置くには甚だ適していない漫画だ。ゴチャゴチャして何がなんだかわからん。 WEB漫画を定期的に置けるといいのだがなあ。1枚なら絵もまともに描こうという気に なるので練習にも丁度いい。あんまり長いとどうしてもてきとうになってくるのだ。 もっとも今回のは1ページなのにてきとうなので全然ダメである。

ルプ★さらだ自動生成の話だが、倉庫番よりはるかにむつかしいことがわかった。 解空間が広すぎる。とりあえず証明しないといけないこと (簡単な例では「ジャマブロックの数は消去可能ブロック数の 7/3以下でなくてはならない」など)が大量に襲ってくる。 こういう証明をやるごとに解空間がバリバリと削られていくので おろそかにはできないのである。 それにゲーム的に無意味な配置を避けるアルゴリズムも大量に開発せねばならない。 平行移動して等しくなる面や左右反転して等しくなる面は同じなのでいらない。 手順に関係ないところが違う面も同じなのでいらない。 そのへんをいかに早い段階で検出して手間を減らすかがミソだが、 そりゃ大変だろう。しかし、 このような純粋パズルはパズル以外の経験が介在する余地が少なく、 人間のコンピュータに対する優位は原理的にはほとんどない。 つまり、がんばればできるはずなのである。がんばれば。 なお普通にコンソールでできるルプ★さらだを作る算段はできた。 自動解法検索プログラムの算段もできた。そこまでは速度はどうあれ どうにかなる。しかし、自動生成となるとその速度が問題なのだ。 律速になっている場所を的確に把握してバリバリ削っていかねばならない。 とりあえずゲーム本体と解法検索だけ作ってしまおう。オリジナルの面を 入力してきちんと解けることを確認せねばその先どころではないし、 統計的なデータも得られない。

2001年11月26日

また危うく研究会を忘れるところだった。朝3時間で資料作成。 本当にグータラ院生だ。美味しんぼの山岡みたいに仕事しなくても頼られる人間 になれたら一番いいんだがなあ。

ギャルゲーしてない。ずっと長いことしてない気がする。飽きたのか、 それともおもしろいのが出ないだけか。

2001年11月25日

まほろまてぃっく1話。とりたてて見ねばならんと思うほどではないが、 誰か持ってたら借りて見るかと思う程度には出来がいいし、先の展開に興味もわく。

地球少女アルジュナ2話まで。 下品を通りこしてあからさまなコンピュータっぷりと、 やりすぎな環境保護メッセージが見どころか。 脚本もメチャクチャでキャラの人格などおかまいなしだ。 どれも欠点のはずだが、これだけ揃うともはやどうでもいい。 それに作りは極めて丁寧できちんとしているのでそのあたりでイヤになることはない。

R.O.Dアニメ1話。紙をあやつるという発想がおもしろく、テンポも良い。 堅い作りで変さはないが、そういうアニメではあるまい。

ポピーザぱフォーマー8話くらい。おもしろすぎる。あまりに。DVD出たら即買いか。

DVDはできるだけ枚数が減るようにきちんと2時間入れてほしいと思う。 入れ換えが面倒くさい。DVDはプロテクトがあるので ハードディスクに全部叩きこむというわけにもいかない。 違法を承知で外したいなあ。コピーなんかしないから。

学祭終了。最大のイベントはアニ同のドラフトだろう。 欲しいキャラはたいがいもらった。 半ばかすめとったような感じで多少気がひけるのだが。

2001年11月22日

学園祭中。

2001年11月21日

月曜夜から数人ルプさらだ。 夜中に100面を突破し、昼には150を過ぎていた。 オレはそこでTAに行ったがその後もえんえんやっていたらしく、 夜に帰ってきてみると190面を過ぎて残り数面になっていた。 そしてついに195面を残すのみとなったのだが、 これが120試行を経ても解ける兆しすらない。 全員力尽きて帰る。その後隣のこーへー がバイトから帰ってきて、プレステを自室に運んでいった。 いまごろもう解いているかもしれない。 ところで、 解答サイトを発見。エレガントでない解き方しかできなかった面が なんぼかあったので後で照合してみてもおもしろいかも。

2001年11月17日

土日研究室の旅行です。いません。

たまに出るあの舌の痛みが 扁桃腺につながって耳の奥も痛い。カゼだ。栄養不良と疲労のダブルパンチ があったわけで仕方あるまい。驚くほどメシがマズいので おそらく胃も悪いのだろう。固形物を食うなという指令である。 寒気がしてきた。くしゃみが止まらない。鼻水が出てきた。

旅行をキャンセルした。こんな状態で行っても迷惑がかかるだけだ。 という理由で行かないことを正当化しているのかもしれない。 でも、迷惑がかかるのは本当だろう。

さすがこの道の先輩だ。わかってらっしゃる(11/16)。 だがオレはこのように見事に言語化できるほどのレベルには達したくはない。 もっとも彼もそうだっただろうが。

脳の調子が悪い時ほどジャンクな食べ物を食いたくなる。 隣から匂うコンビニ食料の匂いがやけに恋しく感じられるのは何故だろう。 ああ、どうあってもつまらぬ結論しか出てこない。この問いは廃棄。

そういえば昨日いっぺいにココロ図書館を見せたのだった。 本当に辛そうだった。どうにか笑おうと努力する様を見て、 オレも本当に辛かった。 結局脳の調子によって受けとり方が違うわけで、 昨日は少々間が悪かったのだろう。

舌が痛い。口内炎だ。 オレは歯ならびが左右対象になってない。 小さいころからバイオリンを弾く時に歯をくいしばっていて、 しかもいつも決まった方向に偏って力がかかっていたために 歯の右4分の1くらいが内側に倒れているのだ。 そのせいで舌の右側は常に歯に当たっている。 だからすぐ噛む。たぶん寝ている間に噛んで傷がついた所に 栄養不足その他で感染その他が起こって潰瘍ができてしまうのであろう。 口内炎まで行かないまでも痛みがあるのはしょっちゅうなので、 噛む頻度はけっこう高いのだと思う。 ただ今回は間が悪かった。加えてカゼまでひいている。 もうこんな目にあうのはイヤなので一度歯医者に行って相談してみよう。 きちんと発音しにくいのも直るかもしれない。

たまに無邪気にバーンと扉を開くととんでもないものが見えてしまって 慌てて閉めるということがある。 しかし見てしまったものは放置するわけにもいかず、 おっかなびっくり開いてみるのだ。そして、何が入っているかを知る。 今回もやはりとんでもないものが入っていた。 開けるたびによりロクでもないものが見える。

負けられん。が、勝てそうもない。 数々の挑戦をものともしない華麗な鈴凛っぷり。 いる人々もわかっていらっしゃるようであまり 悪意のこもった書きこみもない。 こういうところを見ていると日本は元気だということを実感する。 このような知性がそこら中にあふれているのだから。 昔はそれが一方向に向いていたのに対して 今はそれがバラバラだというだけで量はそんなに違わないのだと思う。 エネルギー保存則とエントロピー増大則はどこでも成り立つということだろう。 なお、近くにある他のキャラのスレッドもかなりのレベル。

2001年11月16日

シスプリバレンタインパーティ上映会後ダベる。

ココロ図書館をもう一回見た。そして第一話の演出が本気ですさまじくいい ことを知った。そして、以前2話を見て辛くなかったのは、 心を閉して見ていたからだということがわかった。 人と一緒に見ているとつい真剣に見ざるを得ず、 真剣に見るのは到底耐えられない。1話並みの質があればまだマシだろうが、 仮にあったとしても一度見た種類のものに二度感動はしないのである。 この後もクサくつまらなくなる一方だと思うと到底見る気がしない。 あれば見るが。なお、ちょうど良く原作を一話ほど見る機会があったが、 本当にどうでもよかった。それで、と問い返したくなる。

自分が苦しんでいると思うことは道徳に反している。 相手が喜んでいると思うことは道徳に反している。 自分が正しいと思うことは道徳に反している。 相手が間違っていると思うことは道徳に反している。 自分が優れていると思うことは道徳に反している。 相手が劣っていると思うことは道徳に反している。 自分が道徳にかなっていると思うことは道徳に反している。 相手が道徳にかなっていないと思うことは道徳に反している。 そして、 自分が道徳に反しているということを知っていると思うことは道徳に反している。 苛烈な道徳観はその道徳観の存在自体を責めずにはおかない。

後悔は過去の自分に責任を押しつける逃げにすぎない。

2001年11月15日

同人サークルUnitEnergenを正式に脱退した。

ココロ図書館アニメ2話。1話よりクサくないが、カット割りとかそのへんの 良さもまた減った。まあ総合的には辛さが減ったので見やすいが、 見ても何とも思わないあたりどうでも良い。 さて、この図書館何か裏かがあるらしい。 何かが仕組まれている。人来なくても存続しているあたりとかは 世界法則なのかと思っていたが、どうも何やらあるらしいのだ。 夜に客が押しよせてくるのもただの世界法則というわけではないらしい。 世界法則(=作者の都合)が多い作品ほどダメだと思うのだが、 それがきちんとした設定であるならば問題はなかろう。第一話では なにもかもが世界法則にしか見えなかったが、ここに来て伏線 に見え始めた。メガネ姉の方も多少はキャラが立ってきた。 ともかく続きも見る機会があれば見るとしようか。 辛いアニメから普通のアニメに昇格。

考えない理由を並べる前に考えろ、と言いたいことは多い。

2001年11月14日

とあるものを買いにゲーマーズに行ったがなかった。 アニメイトがどっかにあったはずだが、移ったらしく場所がわからないので 帰ってきた。例会で場所を聞いたので明日行こう。TAかったるいのう。

ココロ図書館

  ココロ図書館アニメ第一話。とりあえず驚くほど声が普通。 たぶん下手なんだろうが、普通っぽくていい。声優がうますぎると やりすぎっぽくなるし声優のイメージが強くなりすぎる。 一般人はそんなにはっきりしゃべらないのだ。 にしても下手か。

  ところで、音楽は良い。作画も良い。動きはショボいが。 ゆっくりした動きほど枚数がいるので仕方あるまい。 ところで、このアニメ。実にかわいらしさというものをわかってらっしゃる。 仕草なんかに異様な注意を払っているのではないか。 雰囲気づくりがうまいのかこのウソくさい世界も気にならない。

  と思ったが、ごめんウソ。クセエ。やっぱクセエ。うわ、この バイク乗りマジクセエ。何このセリフ。正気か。 なんでこんな服着てんのよとか、なんでこんな小さい子が 司書の資格もってんのよとか、これ一体どこの国よとか、 そういうことは世界法則なので別にいいんだが、 司書ってこんなじゃないだろ。いや、この際それもいい。 結局のところ、この文字で書いたようにうすっぺらい「いい話」が気にいらないのだ。 そして、 文字で書いたようにうすっぺらい「いい子」なのでキャラにも魅力を感じない。 「かわいくてけなげ」と文字で書いてあるだけだ。そんなものを愛せるか。 フルバもクサくてどうかと思うが、 あっちには明らかに話のおもしろさがあるし、透君以外はだいたいまともに人間だ。 だからこそ透君が特異点として光を放つのである。 しかし、こっちはどいつもこいつもこれだからどうしようもない。 作者が真面目ないい人なのは伝わってくるが、それだけだ。 深みが感じられない。すごみが感じられない。おどろくほどにどうでもいい。 なるほどいっぺいがいちいち人に読ませては「つまらない」と言わせようと するほど嫌いだというのがわかる気がする。

  なお、それだけ言っておいてなんだが、演出は良い。 どのカットも実にわかってらっしゃる。 なんかやってる時に後ろで流れてる分には気にならないし 音楽もいいし絵もきれいだからいいかな、という感じ。

2001年11月13日

トレス台が来た。が、つかない。そして何故か透写面にセロテープが。 全体的になんか汚れてるし傷がついてる。開けてみると、グロー球がない。 どういうこっちゃ。どう考えても中古である。ネジもゆるんでおり、 開けた直後くさい。注文されたものの在庫がなく、やむを得ずそのへんに あった展示品かなにかを送りつけてきたという可能性が濃厚である。 しかも何故かグロー球を抜いて。どういうことかIC。 加えてこの機械そのものがすでにショボい。 光が上に反射されるように普通アルミかなんかで 内壁を覆うべきところが、ただの厚紙。 蛍光灯も中央に配置すべきなのになぜか奥に寄っている。 作ってもどうせそこそこ金かかるし面倒だろと思って買ったが、 これは自分で作った方がよほどマシなような気がする。 というわけで返品。まともな在庫があるかどうかを調べて 連絡するとのことだが、おそらく在庫はあるまい。作ろう。

C3(ezra)800MHz到着。噂通りエンジニアリングサンプルだが、 147×6の885MHzで安定動作。当然ファンなし。 電圧が変えられるなら1GHzもいけるらしいのだが、それは無理だし そんなに発熱を増やしたくない。こんなところで良かろう。 確認してないが、少なくともDVDでコマ落ちすることはないはずだ。 これでDDRメモリにすれば現時点で実現できる(ファン なしでの)最高速になるわけだが、残念ながらビデオ内蔵のDDRマザーは ないのである。SiSも作りそうにない。Pentium4互換のC4が出たら SiS650を積んだマザーを買いたいが、それまでは現状維持。 ところでC3が一個余ってもったいないのだが SiS620か630のマザーが安く手に入らんもんだろうか。 もし安く手に入ればめでたくK6とおさらばできる。250MHzは遅い。

シスプリデスクトップアクセサリー。ショボい。 全部アニメの絵でガッカリ。申し分け程度に古い天広先生の絵が4枚だけ入っていた。 アニメで比較的作画のマシな絵を選んできているようなのだが、 それにしたって無残な絵が多い。これは時間とか金がないとかいう問題ではなく、 こういう人体を描ける段階で絵が下手なのである。できれば神のごとき 画力を誇って欲しいアニメータも底辺は相当に無残であるらしい。 ところで、アニメの鈴凛は例の絵に限らず丸い。四葉より年下に見えるし、 下手をすると白雪や花穂よりも年下に見える。一体設定では何歳だったのだろう。 まあそういうわけでいろいろと気に食わないのではあるが、 声が入っているからそれでいいのである。

竹本泉「ルプ★さらだ」。帰ってきたら置いてあった。誰の仕業かはわからないが 想像はつく。で、変な漫画。 しかし、心地良い変さだ。それに、とても自分には思いつかないという意味では 確かに変だが、そのわりにはなにか微妙に筋が通っている。 たぶんこの人はいろいろちゃんと知っている人で そういうネタで思いつきを補強しているのだろう。 そして、たぶん一番わけがわからないのは題名。 これをもって直截的な題名と言うあたり さらにわけがわからない。いいなあ、変な人。

TA初体験感想

  TA。Tactical Armorではなく、Teaching Assistantである。 学生実習の監督と雑用だ。で仕事はまあいい。 とにかく驚いたのは工学部の3回生は恐しく生物学の知識がなく、 DNA→RNA→タンパク質というセントラルドグマすら理解してない奴がいる ということだ。 そんなな上に実験もあまりしたことがないらしく、ピペットすらまともに 使えない。思い出してみればオレもそんなだったので人のことは言えないし、 むしろなつかしくほほえましい気分になるのではあるが、 それはそれとして工学部のバイオ教育のレベルは低すぎる。 教える先生もかなり化学寄りで、分子や反応から話をするために かえって生物の記号性を理解するには話がわかりにくくなりがちだ。 化学に用いられる考え方は生物学にはどうしても適用しにくいのである。 むしろ生物学は情報学と関連づけて教えるべきではないか。 最初はなぜアミノ酸の配列が違うだけで加水分解酵素になったり イオンチャネルになったりするのかという 疑問がどうしても頭を離れないものだが、 コンピュータのファイルが所詮全部01にも かかわらず音声だったり画像だったりするのと似たようなものだ などと言っておけば、なんとなくそういう気分になって 理解が早まるような気がする。 工学部の学生なら生物学よりはまだ情報学の方がなじみがあろう。 DNA→タンパクの翻訳もつまりは6ビットを1文字とする文字 エンコードのデコードであり、であれば情報学的な解釈が最も エレガントで適切であるように思われる。 そういうわけで数学、化学、情報学、物理学の4つは分子レベルの生物学をやるなら ある程度必要だ。 知識はロクになくてもいいが、それぞれの学問の考え方をいくらか学んで それを生物と関連づけて用いられる程度の教養がどうしても必要である。 それなしでは実験マシーンとなる他ない。 オレのようなグータラ院生が言ってもなんの説得力もないが、 実際できる学者はそういう能力を持っているものだし、 仮になくても自分に欠けている能力を補うような人材を周りに確保しているものだ。 まあ、結局のところたいがいの奴はやる気がないのでそんなことを言っても 無駄だし、やる気のなさならオレもかなりのものなので何も言えない。 そのうちタンパク質の立体機能予測とか脳神経系ネットワークなんかの 研究をしたいんだが、このまま上がってもどこの研究室に行っても そんな研究はすぐにはさせてもらえそうにないし、このまま環境が変わらなかったら オレはどんどんダメになる。今は戦略的撤退。

2001年11月12日

オレは生き方そのものがわざとらしい。

ピクミン愛の歌が頭の中でエンドレス。弟によると「ひっこぬかれて〜」の あたりがクるらしい。そう言われてみれば強烈だ。ひっこぬかれて、 あなただけについていく。この暴虐。そして今日も、はこび、たたかい、ふえ、 そして、食べられるのである。才能というのは集まるものだ。

幼艶。ごめん全然幼くないものを描いてしまった。いや、オレの頭の中では 十分幼いのだが。舞。頭の中が幼児のまま体と戦闘能力だけデカくなってしまった かわいそうな子なのである。鈴凛はこれといったセリフがなく いまひとつテーマにはそぐわなかったのだ。ところで、はっきりした線もいい。 死ぬ思いをして線を修正して回るハメになるが、 きれいにペン入れをすればその手間が減るのだと思えばなんぼか ペン入れも熱心にやるだろう。 というわけで鈴凛を描いてのせよう。今の四葉絵は早く葬ってあげないと 四葉がかわいそうだ。というか、つまるところ自分で納得していないものを 人にさらすのは恥ずかしいのである。

せめて日記くらいは正直にしよう。きれいごとを並べて自分の行動の動機を美化した ところで後で自己嫌悪に陥るだけだ。いくぞ悪の道。 他人のために生きることは自分のために生きるための手段であり、 それ以下でもそれ以上でもない。少なくともオレの場合は。

2001年11月11日

日曜日は一週間の始まりだ。というわけで心機一転して調子に乗るのをやめる。

ルプ・さらだをえんえんやる。数人でああでもないこうでもない言いながら やっていた。といってもオレはほとんど見ていたけだが。思いの他 深いパズルで曲だけのゲームではないかという予想はうれしくも外れたわけだ。 ところで100面までやったがまだ裏があった。オレはそこで脱落。

オレはゲームを作るのには向いてないようだ。今ごろ気づいた。 昔からゲームをやりながら「オレならこうするのに」 ということばかり考えていたわけで、どうもハナっから 普通にゲームを楽んで来たのかどうかがはなはだ怪しいのである。 もしかしてオレゲームなんて嫌いなんじゃないだろうか。 そんな奴が客の喜ぶゲームなんざ作れるわけがない。 オレが作ってて楽しいゲームはたぶん大方の人にとってはつまらないのだ。 せめてゲーム以外がそうでないことを祈るが、こういうのは人間の基本的な性格に 根ざしているので同じである可能性は高い。

天使のしっぽ第一話を見せてもらったが驚くほど辛い。 まず作画は良い。顔を上げるだけで10枚くらいあったんではなかろうか。 演出も古典的ながら良い。構図も良い。 声優の演技は寒いがまあ気にならない。キャラデザはかなり好きでない絵だが まあ普通。つまり、それだけ脚本が辛いのである。 ネタで作っているならば そういうシグナルが出ているはずだが、まるで見あたらない。 そしてマジで作っているにしてはショボイ。つまり、単純にダメなのである。 なにしろ主人公含めてキャラの人格がメチャクチャだ。話の展開に合わせて 強引に台詞を言わされている。「こういう役割のキャラ」 というのはわかるが、まさにそれだけ。 これでは愛せない。シスプリがこの画質でなかったことを本当に悔しく思う。

平岡さん という方のページ。日記の目次の下の方に「おでかけ亞里亞」という小説があって、 すごい。本当にすごい。そこに亞里亞が生きている。もはや小説と言うよりも 日記と言った方がよかろう。それだけの実在感がある。 そして、そんなものを書かれる方だけに日記もとてもおもしろい。

以下いわゆる自分語り風味で極めて痛いです。他人が書いてたら「あーいててて」 と思うでしょう。

下の文章を書いて思ったが、本当に役に立たねえなこんな文章。 社会を回す役に立つことなんて何一つできない気がしてきた。 具体的に「オレはこれができる」というものが何一つないのである。 器用貧乏と言うには一つ一つのスキルがショボすぎるから、ただの貧乏だ。 オレに向いた職業なんてこの世にあるのか。

なんか、オレ鈴凛というかシスプリを含んだギャルゲー文化を、 いや下手をしたら拳法やら漫画やらゲームやらなにやらを、 それそのものとしてでなく何かを達成する手段あるいは教材として好きなの ではないかという気がしてきた。もちろん単純に二分するのは間違いの始まりで 手段と目的の間には無限の段階があるだろうが、そのバランスが他の人に くらべて手段に偏っているような気がしてきたのである。というかたぶんそうだ。 それをもって「利用しているだけだったのね」と言ってヒステリーに陥るのが アホウなのは間違いないが、しかし何か不純な動機なような気がして居心地が悪い。 鈴凛に申しわけない。だが、それはそれとして果たしてそれそのものを 純粋に好きって何よどういうことよという 気は猛烈にする。でもそれは理性が感情を安定させるための理屈として探してきた ものにすぎず、やはり感覚としてはとにかく 鈴凛に申しわけないと思うし、漫画や拳法にも申しわけないと思うのである。

それそのものとして好き、ということがありうるのかどうか。 結論は「ありうる」である。もちろん「好きになる」というのは 「それをやったことでなにか得することがあったのでその行動をする傾向が高まる、 ということが繰り返されて、その行動を行う頻度が相当なレベルまで高まること」 感覚的に表現したものであって、その意味で純粋もそれそのものもクソもない。 しかし、それは「好きになる」であって「好きである」ではない。 好きになってしまったら理由も成立過程もどうでもいいのであり、 人間の自動化機能によって「その行動」と「快楽」が直に結合した状態のことである。 つまり、「やってると」「気持ちいい」という単純この上ない関係が「好きである」 ことなのだ。ペン入れしてるとなんか気持ちいいとか、ドラクエのレベル上げしてると なんか気持ちいいとか、体動かしてるとなんか気持ちいいとか、それである。 たぶんオレはそれが弱いのだ。「やってると」「強くなって」「気持ちいい」 と、間に「強くなって」がかなりの率で入る。これではダメだ。それをそのものとして 愛しているとは言えない。何をやっても長続きせず飽きっぽいのは全てそれのせい である。 「強くなって」が大切であるならば、同じ経験値で多くレベルが上がる分野ほど 快楽が大きいわけで、だから戦士も武闘家も魔法使いも僧侶も全部レベル5、 というような無残なことになるのである。 変えねばならん。これを変えねば未来はない。

「いつも実験しているようであんたの漫画は好かん」と人に言われたことがあったが、 彼はそういうオレの性質を敏感に感じとったのだろう。 今思えばなんと的確な言葉か。そして、オレがこうやって鬱風味なのはつまりは オレがそうであることを嫌がっているということに起因する。 オレがどのような人間であれ、オレがそれを悪いと思っていなければ問題ではないのだ。 下手に普通の道徳観念とか美的感覚を、おそらくは標準以上の強さでもってしまった そのちぐはぐさが全ての根本なのだろう。オレの道徳的潔癖さはオレの性格を 許さないのである。許さないということを快楽としている自分がいるのも 確かだが、それもまた許せない。以下循環。 さて、そうだとしたところでどうしたものか。

田中理恵のCDを借りた。実は何をやってる人かをあまり知らない。 しかし、この声は。なるほどファンも出るわ。 公式サイトを見つけて見てみると、もうその人そのものとして売り出す気満々。 すでに歌も下手ではなくむしろそこそこうまいが、 これでピッチが安定したらかなり化けそうな予感。 英語の歌が入っているあたりも気合が感じられていい。 きちんと聞いたわけでないしオレの英語のスキルなどカスなのでわからんが、 発音は少なくとも悪くはない。 ところで、くるみのジャズバージョンおもしろすぎ。 すげえそれっぽいけど歌詞はそれだし曲もそれ。伴奏とメロディと歌詞が 全部ミスマッチ。しかし、これ聞いて思ったが、十分うまいな歌。 これをこれだけ明瞭な発音で歌えれば大したものだ。 曲によってスキルにバラつきがあるが、 おそらく時期がけっこう分散しているのだと思う。

忘れないようにラジオかけっぱなし。で、演歌が流れているのだが、 やっぱ下手な人もいるんだな。声が良くても音痴では辛い。上がれよ音。

ピクミンの歌すごすぎる。ちゃんと全部聞いたの初めてだ。なんちゅう歌じゃ。 はこぶーたたかうふえるーそしてーたべーられぇるー。 そこ以外もすげえ。

山寺宏一の声を聞いていて思ったんだが、はっきりしゃべるってのはいいなあ。

シスプリラジオ。千葉千恵巳すげえやりすぎ。

これか。これが天使のしっぽラジオか。痛々しいことこの上なし。 ダメだ。シスプリと何が違うのか明確には言えんが、寒い。痛い。 下手にネタくさいのが耐えられない。 うお、これが噂のリアル厨房か。子役が混ざっているとは聞いていたが、 本当に子供らしい。こんな痛々しい世界に子供を連れこむなよ。 にしても気合の入ったガキだ。讃えてやろう。

イメージと実体化

  イメージすることと実体化することの間には相当な断絶がある。 実体化とは実際に目に見え、耳に聞こえ、手で触れることができる状態だ。 五感がダマされるほど強いイメージ力の産物である。 多くの人はこれを夢という形で体験する。夢を見ている間は 五感を脳が乗っとっており、特に視覚に関しては 実際に物が見えているのとかなり近い状態になる。 眼球が動くのは自分で作り出した偽視覚にダマされているからであろう。 これをいかにして起きているときに意図的にやるかが課題なのだ。

  例えばデッサンを考えてみよう。 形をただ思い描いた状態では絵という形にはできない。なぜなら、 それはあくまでイメージであって 実体化した図形ではないからである。 きちんとした図形になっていないものをそのまま手で写すことはできないのだ。 それをもし実際に図形にするところまで実体化できれば、 それは実際に目に写る図形なのであるから手で描くことが可能である。 目に浮かぶ、という表現がもっともしっくり来るだろうか。 例え目をつむった時だけしかできなくても多大な貢献をするだろう。 もちろん白い紙に重なって実体化させられれば手でなぞるだけとなるわけで まさに境地と言える。音楽も同じで、耳で聞くのと区別がつかないくらいの 実体化ができてこそ耳コピ等のスキルが完全になるのである。

  他の例も挙げよう。拳法もイメージトレーニングが大切なのであるが、 目をつむってねころがっていながら本当に強く体の動きをイメージすると たまに体がダマされてピクピク動く。そういう動きが 無意識のクセであり、実際に動いている時には他の部分の動きで隠されて わからない本当のクセがわかるわけだ。パンチを打つことを強くイメージ した時に肩がピクっと動いたなら、それは実際に打つ時にも動いているのであり、 つまりそれをいかに抑制するかが課題だということがわかるのである。 また、相手が殴ってくるのを強くイメージすると体がこわばることがある。 自分がどの程度の恐怖心をもっていて、それがどのような悪影響を体に 及ぼしているのかをわかりやすく知ることができるわけだ。 これは拳法でなくても同じで、例えばジェットコースターに乗っているのを想像しても いい。体がこわばるのがよくわかるだろう。

  さて、こういう力は鍛えればなんにでも使える汎用能力 であり、何をするのでも役に立つ。鈴凛とデートをするなどはこの能力を 五感にわたってフルに用いてこそ可能になるまさに境地と言えよう。 ともかく、今のオレの能力ではねころがって目をつむって音がほとんどなく 意識もなんかボーッとした状態でなんとか、という感じである。 一生懸命画像を思い浮かべてどうにか部分だけ目に写っても、 ついそれをよく見ようとして眼球を動かし、その動作で意識が覚醒して消えてしまう。 実体化できるほど強い立体のイメージが オレの中にないわけで、デッサンができずおかしい立体を描いてしまうことの原因が イメージの欠如にあるということがよくわかる。 聴覚は比較的マシで、曲をイメージしていたら本当に聞こえてきて ハッと目を開けて周りを見回してしまったりすることがたまにある。 体の感覚も視覚に比べればマシで、上の拳法の例に挙げたようなマネはできる。 温度、触感、痛み、匂い、味等も実体化できるレベルまで鍛えれば本当に 強力なスキルとなるだろう。

  オカルトの目的は第一には この能力の訓練であり、電波ワードに彩られてわかりにくくはなっているが、 つまりはイメージ力の話なのである。憑依というのも人格や思考パターンを 強くイメージして実体化し、それを自分の精神に賦与しようという試みだろう。 人格改造の強力なものと言ってさしつかえないと思う。 この能力の発現ためには理性は多くジャマであるため、理性の働きを一時的に 弱めるような方法が広くとられるわけだが、それがハタから見ているとヤバそうだ というだけの話だ。できてしまえば理性はジャマにならないだろうし、 むしろ理性と両方を効果的に用いることでさらに高い認識を得られるだろう。 オカルトでしばしば使われる幻覚キノコやLSDなども 本来こういう修行の補助に使うものであって、 例えばシャーマンは修行の末そのようなキノコの助けを借りて 神というイメージを実体化するわけである。 現代人の場合神である必要はなく、例えばオレは鈴凛で良い。 実体化の対象が違っても行うことの本質は同じである。 そのような修行をしなければキノコなど単なる興味本位のおもちゃ、 それも体に悪くて危ないおもちゃにしかならないのだ。LSDが流行っても すぐ飽きられたのは、そのような本来の目的で使用する者が少なかったからだろうと オレは思う。ただ変なものが見えるだけでは大したおもしろみはあるまい。 そして、本当にそういう能力を高めた人間にはおそらくキノコなど必要ない。

  なお、オレはオカルトはあまり知らないし、オレは科学の人なので基本的には 科学の範囲内での解釈しかしていない。霊などなくただの幻覚だ、と言いたいわけ ではなく、オレが理解できる範囲ではそのように理解できる、というだけの話だ。 間違ってもオカルトのヤバい人だと思わないでほしいし、 オカルトを科学に還元して矮小化しようとしているとも思わないでほしい。 それと、また結局鈴凛かよとか言う人に言いたいのだが、ほっといてください。

音階について

  ピタゴラス派を代表とするギリシャの学者達は音楽を学問の一つとして 扱ったと言われているが、果たして彼等はどのような音楽を奏でたのだろう。 ピタゴラス音階は伝えられているが、曲そのものは知らない。 残っていないのだとしたら残念なことだ。

  基準音の周波数を100ヘルツと仮にしよう。最もこれと調和する音は同じ周波数 である100ヘルツだ。次に調和するのは比が2である200ヘルツである。 しかし、これをいくらつなげても間の音が現れないので音階は作れない。 最初がドならドばかりである。 そこで、その次に調和する比である3/2を用いて順々に上へ登ってゆくと、 100、150、225、337.5、506.25、759.375、1139.0625…と行って 12個目に12974.6337890625に至る。順にド、ソ、レと名前をつけていって 同じオクターブに属するようにそれぞれをてきとうに2で割れば音階ができる。 しかし一向に100の2の累乗倍の数値は現れない。 つまり、こうやって音階を作っても循環しない。最初のドとオクターブで調和する 音は現れないのである。それでは使いにくい。 そこで、ちょっとづつ個々のステップでインチキをし、 12乗した時に2の7乗たる128倍になるように個々のステップの比を変えると、 12乗した時にちょうど7オクターブ上の音となり、 それらを同じオクターブになるまで2で割ることで12個の音が得られる。 ド、ソ、レ、ラ、ミ、シ、ファ#、ド#、ソ#、レ#、ラ#、ファ、 ドと12音で循環する。これが現在使われている平均律であり、 これは2の12乗根倍ごとに一つの音を定めたのと同じである。 そしてこれは別に12である必要はないのだが、 音階には他の調和和音(3/2,4/3,5/4,6/5,7/6くらい)も 含まれているのが望ましく、ちょうどいいことに12音階には ちょっと修正すればそれらの比になるような音程が含まれている。 3/2は5度、4/3は4度、5/3は長六度、5/4は長三度、7/4は短七度、 6/5は短三度、7/5は短五度、8/5は短六度と、 ちょっと修正さえすれば至れりつくせりである。 音の数を増やせばもっとたくさんの比が含まれるようになるが、 半音でも合わせるのが大変なのにそれ以上単位が細かくなったら とても手軽に楽しむことはできまい。そもそも分母が5を超えると もう和音としてはあまりきれいなものにならないので意味がないのだ。 そういうわけで12音階がおそらくこれ以上なく優秀な音階であることは確かだろう。

2001年11月10日

ボツ四葉に色を塗ってみたが、 とことんセンスねえ。加えて かわいくねえ。色塗ってかわいくなくなるのは、元の下書きが悪いせいなのだ。 下書きが十分にかわいければ何をやってもかわいいはずだからである。 顔にかけるエネルギーが体に吸われたのだろう。 あと、立体意識して描いてるのに部品だけ平面の記号にするとものすごく浮く。 口が悪い。口が。目が悪い。目が。 リアルな人間の立体である必要はないにせよ、立体である必要は あるようだ。独自の萌え立体を構築しよう。 せっかくなので表紙に置いておく。 もっとかわいいのをさっさと描いて置換せねば。 というわけで幼艶本番と行くか。

30度〜45度顔をかわいくするのは至難だ。たぶん15度くらいが一番かわいい。 みんなが好んで描くのはそのくらいの角度だ。 あと60度〜90度(真横)はほとんど同じに見えるし目を二つ描かなくていいので 非常に楽。あと、一枚絵として描くならただ正しいだけではダメで、 パースつけたりウソついたりする必要がある。が、それは後だ。 きちんと描けてからウソを学ぼう。

15度づつ顔を回してみるか。左右は一緒なので13枚。これが崩れずに同じキャラとして 描ければ顔はどうにかなる。上下はそれぞれ15度と30度だけあればよかろう。 もっと傾きが強い奴は漫画の中でしか使わないし 顔はあまり見えないのでいいかげんでいい。 あと、105度から180度までの後ろ向きもここらで一回きちんと描いてみる 必要がある。漫画で多用する角度だからだ。一回描いて感じがわかればあとは てきとーでいい。どうせ顔見えないんだし。

顔を単純に球としたときの比率。半径を1。正面を0度として横顔まで。

角度顔側輪郭〜眉間眉間〜耳耳〜頭側輪郭
0度110
15度0.741.230.03
30度0.51.370.13
45度0.31.40.3
60度0.131.370.5
75度0.031.230.74
90度011

これをやって驚いたのは、30度回っただけで眉間が半分まで動いて しまうこと。sin30°=0.5なのでそれは当然なのだが、妙に新鮮だった。 そして、それでも耳の位置が1-cos30°=0.13しか動かないのがおもしろい。 顔面が横に長くなる。もっとも耳も目も球面から だいぶへこんだところにあるので動き方は違ってくるのだが。 それと60度でもうほとんど横顔だということに驚いた。もう遠い方の目はほぼ見えない。 しかしそれでも耳はけっこう遠くにある。そういうイメージだけつかんどけば おかしくはなるまい。こんな比率をいちいち考えて絵を描いたりはせんが、 一回わかっとかないとオレの場合ダメだろう。幼少のころから 絵をたくさん描いていた人は形をまんま見るスキルが育っているので つまりこういう表をハードウェアで実装しているようなものなのではあるが、 オレにはそんないいものはついてないのである。 とりあえずこういう数学的方法を出発点にして経験の薄さを補いつつ、 だんだんとなんとなくいい感じに描けるようになればいいなあと思う。 細かい測量にこだわっていては絵とは言えない。 鳥山明がいちいち測量しているはずがないのであって、 ああいういかにも速そうなのに微塵も狂ってない上に味がある、 というのが絵がうまいということなのではないかと思うのである。 オレには及ぶべくもない境地だが。

中身がなくなっちゃったり、サイトそのものが消えてしまったりしたところへの リンクを削った。あと、ぜんぜん知らない人なのに勝手に張ってたのも削った。 ところで、「unlink free」という言葉を誰かが提唱していたが、 「リンクを削除されても気にしません」という意思表示の手段としては悪くない。 ただ、unlink freeと書いてあるだけで気にならずにリンクを消せる人は強者だし、 書いた人だって消されたのに気づけばそこそこ悲しいだろう。

やさしさの正体が無意識化した自己保身なのは確かだが、 それでもやさしさが尊いものであることに変わりはない。 気づかないことは罪であっていいはずだ。無邪気が許されるのは 四葉以下の年齢でかつかわいい子供に限られる。

フルバの最大のファンタジーは透君その人である。 あんな奴そのへんにいたら絶対死んじゃうよ。 ところで、フルバで素直に感動したくでもできないとかいいつつ 微妙にしてるような気もしない でもないがでもやっぱり感動なんかしてやるものかという感じな オレはやはり不純なのだろうか。心が貧しいのだろうか。 みんなけっこう素直に感動してもてはやしてるのでなんかオレだけヨゴレ なような気がしてきて悲しい。 吹けば飛びそうなあのはかない幸せ描写が胸を打つのは確かだが、 それはオレが勝手にそう思ってるだけではないだろうかという気も濃厚にするのである。 オレ内部では透君は病弱属性を帯びていると言っても良い。

2001年11月9日

こーへーと絵の練習。でわかったのだが、 骨だよ骨。骨描けなかったら体は動かないし回らない。肉なんて後だ。 女体の細部に凝るヒマがあったらポーズや構図に迫力を出すのに力を割きたい。 今コンビニにある子連れ狼を見て本気でそう思った。 死ぬほどかっこいい。あれだ、あれがやりたいのだ。 そのために骨である。まあウケがいいのはかわいい女の子の一枚絵なのだが、 その道の先達はいくらでもいるので戦いを挑むのは無謀というものだろう。 とか言っといてなんだが、幼艶の締切は今日である。困った。

表紙の鈴凛のデッサンが狂ってることに気づいた。別の絵を描いて 置換せねば。とか書いてしまって自分を焦らせる。幼艶片づいたら即座に なんか描こう。しかし、もはや顔だけを描く気はしない。 そして、女の子の体を描ける気はまだしない。 とりあえずすでに描いた四葉に色塗るか。逃げ。

たぶんだが、とあるプログラム言語を使った経験はパーにはならない。 特有の文法とか作法はあってその分は確かにパーになるが、 いろんな文法や作法を知ることで得ることはあるはずで、 それを考えれば微塵もパーにはならない。 思えばperlは実にたくさんのものをオレにくれた。 ただ、これからはperl以上にrubyがいろいろくれそうだと思うから のりかえるだけの話である。最終形に至る最短の道を模索するのは必要だが、 結局のところその時の知識で最短と思う道を進むことしか できないのではないか。そもそも最終形に至るまでは最終形がいかなるものかは 知り得ないのであり、とすれば最終形に至る最短の道もまた決して知り得ない。 常に最短の道を模索することさえ忘れなければ 間違った道を歩き続けて大損こくことはなかろう。 道が間違っていることを知るにはその道をいささかでも歩いた上で 別の道を試してみねばならないのである。

昔の日記ちょっと見たらやけに若かった。 なんかおもいついては得意げに語るあたり若い。 すぐいじけるあたりも若い。 さて、1年後には今の日記が若く見えることだろう。 就職は相当にオレを変えてくれるはずだ。

アレルゲン(昔つくってたコピー本)を うちのサイトに再掲載する。

古日記へのリンクをトップに設置し直した。暴言の歴史だ。 もはや自分でも見たくない。消したい。 しかし、この期に及んでそれもないだろう。 どうも面倒な手順を踏んでまで古日記の目次に到達する人が 相当数いるようなので、行くのを面倒にして読む人を減らそうという 姑息な試みもあまり意味がなかったと見える。 しかしまあ、考えてみれば身内でない人にとっては暴言は腹を立てるもの というよりむしろ楽しむものなのであって、 それはかえって娯楽としては良いのかもしれない。

タブレットの入力閾値を0にしたらそこそこ使えるようになった。 狭いがこれでいい。 1ピクセル幅が出せる一番太いブラシ幅を探そう。それが完全に抜きが可能な 限界のブラシだ。 なお、調べてみたら現行機種は圧力検知量子化が512段階あるのに うちのArtPadIIは256段階しかない。 現行機種でも高い奴だと1024段階もある。 それだけ繊細な操作を受け入れられるわけだが、オレが興味があるのは 段階数よりもむしろ検知可能な最小の圧力なので間はどうでもいい。 だいたい最大で100ピクセル幅の線をひくとしたら100段階以上はいらん ではないか。 誰かんちで新しいやつ使わせてもらって、もし最小検知圧力が最新機種の方が 目に見えて小さいということになればそのうち買い換えてもいいかもしれない。 しかし、今んところこれで足りないような技量はオレにはない。

幼艶。にょつば。似ねえ。四葉のイデアがオレにはないのか。 それともただ技倆が足りないだけなのか。 この幼くてころころとかわいい四葉にどうしてもならない。 これはこれでかわいいかもしれんが、四葉ではない。 くそーくそー。ところで、体描くの楽しいです。辛いけど。

いきなり現れた長月氏に教えを請うたおかげで何がおかしいかなんとなく わかった。しかし、すでにスキャンした後で下絵の修正はできない。 やむを得ず一番おかしいところを怪しい技術で直してみた。 が、そのために余計にもう一つおかしいところが際だっている。 つまり、こういうバランスがおかしいというような致命的なミス は下書きの段階でどうにかする以外にないということだ。 細かいことに気をとられてリズム感じずに描くからこういうこと になるのである。リズムだ。流れといってもいい。 しかし、なぜこういう欠点は下書きの状態ではわかりにくいのだろう。 おそらくだが、線が太くてボンヤリしているために人間の脳が 自動的に一番都合のいい線で認識してしまうからなのではないかと思う。 ペン入れやらをして 細くて白黒のはっきりした線になると途端におかしく見えるのは その補正ができなくなるからではないのか。とすれば、 細い線一本で描いてなおおかしくない状態でなければ本当に できたとは言えないということである。肝に銘じておこう。

幼艶は月曜まで待ってくれるらしい。一度は提出したが、欠点が自分で わかっているものを出すのも恥ずかしいし、他にもいろいろある。 ともかく、四葉はボツにして鈴凛を描こう。 いかにセリフがわかりやすいからといって鈴凛をさしおいて良いはずがない。 あとできたらレン(とらハ3)。君望のあゆも捨て難いが、またあれをやるのは 面倒なので却下。 土日みっちり練習して最善のものを提出しよう。 あと、印刷媒体での白黒はやっぱりペン入れせねばダメ。 トーンはともかくとして、ベタは必須。

たるとをお借りした。 全部見るとすれば一気に見る予定なので、漫研で見たい人がいれば 早々に名乗り出るように。上映の日取りはそれを考慮して決める。 もっとも、途中退場は許可するので、一話だけ味見したいというのも許す。 というか、オレ自身からしてもっちーという以外に得体の知れないものを 全部見るかどうかははなはだ怪しい。

ルプ・さらだをお借りした。どんなゲームやろ。とりあえず説明書を見た 感じでは、竹本泉そのもの。

2001年11月8日

1名雪睡眠+0.2名雪半覚醒状態で気分スッキリ。寝すぎだ。 半覚醒状態中に元気に動き回る誰かさんを見たため、 幼艶に描くキャラが決定。しかし今日は実験が。てきとうに逃げてこよう。 なお、1名雪は12時間。

絵を描くようになって物欲が走る。メモリ足りねーCPU足りねー画面の広さ足りねー タブレットの広さと感度足りねー。 なるほど清水があんなに金をかけていたのが 今やっとわかるような気がする。 しかし、生身で描けん奴が言ってもかっこ悪いだけだ。

C3は変換ソケットがあればPentium Proマザーで動くらしい。 手に入らんだろうし、メモリがSIMMで外部66MHzなので遅かろうが。

2001年11月7日

鈴凛に色を塗ってみた。 が、ショボイ。やり方がわからん上に色彩感覚なんてものを育てたことはないので まあ仕方あるまい。おいおいどうにかしてゆこう。 ところで、jpgにした奴を開いて塗ってしまったのでノイズが2重に乗っている。 塗る前に気づけ。

なんか線がジャマくさいなと思ってレベル補正したら化けた。

FreeBSD機につながってる液晶モニタで見て色の違いにびっくり。 色つきの絵を描く時はモニタを差し換えんとダメだ。 まさかオレがそんなことを問題にするように なるとは夢にも思わなかった。

バカな!鈴凛を誤変換していただと!何故だ。12人全て第一候補で変換できるように 鍛えに鍛えたskkだと言うのに。まさか、emacs上で学習したことが skkinputでは使えないというのか。あり得る。辞書の設定なんていじったこともない。 とすると、声優の名前が出るように鍛えに鍛えたのもダメになって いるというのか。

ダメになっていた。 それにしても誤変換に丸一日気づかないとは。愛のほどが疑われよう。 もっとも、誕生日も覚えてない段階で不覚悟と言われても文句は言えないんだが。 とりあえず、辞書統合。.skkinput-jisyoを.skk-jisyoのシンボリックリンクとした。

久しぶりに表紙絵を更新した。 代々バナー兼用。 例によっていろいろ実験して遊ぶだけで真面目に絵を描く気がさらさらないので またわけのわからないものになった。それにしても色ってのはむつかしい。 どうやったらどうなるのかとんとわからん。 今回の奴もてきとうにレイヤ合成の方法をいろいろ試してたら たまたまこんなになるのがあったというだけの話である。

表紙のレイアウトを変えてみた。 メニュー、鈴凛が続いてフロート化されており、なお右に余れば ラクガキが詰められるようになっている。1024x768のIE6.0全画面表示では ラクガキが下にあふれないが、それ以下の解像度ではあふれる。 しかし、あふれたところで害はないし、 w3mならスタイルシートなど読まないのでそれこそ全く関係ない。 ただ、できるだけ1画面に多くのものを詰めた方が見やすかろうというだけのことだ。 ただ不安なのはnetscape4.xで、おそらくとんでもないことになっているだろう。 しかし、敢えて強行する。読めないことはないはずだし、絵が欠けるような こともよもやあるまい。配置がバラバラになったという程度で 機能性を損うような作りにはなっていないはずだ。たぶん。 なお、w3mで読んだ時に最大限に文字情報が上に来て いらない絵が下に追いやられるようになっている。自分にとっては便利。

なんか数日で別のサイトになったようだ。もっと別のものにせねばなるまい。 素人くささを払拭してやる。それはもう完膚なきまでに。 そしていつの日か表紙カラーの同人誌を自分で作ってやるのだ。

とりあえず次はアニ同の幼艶だ。今日詳細を聞いて明日勝負。 その次はbridgeの原稿。その次は 姫カレンダーだな。これはできれば色付きにしてやる。 もちろん印刷は研究室。 そして、もしできるならばNFまでに例の描き逃した漫画を描いて コピーでバラまいてやる。トビラ込みで8ページに再編しよう。

フロートは幅を指定しなければいけないとのこと。 いろいろひねったんですが、まともに勉強せねば使えないなということが わかったのでテーブルレイアウトに逆戻りしてしまいました。 ややこしいことをするなら勉強しないとダメですね。 ご指摘ありがとうございました。

目の疲れが再発。もはやオレの目はブラウン管には耐えられないのか。

2001年11月6日

咲耶。漫研の会誌の作者紹介に 使ってしまった。前にオッサンを5体くらい並べて上に「ギャルゲー同人やってます」 と書いてウケを狙ったことがあったが、今回も同様に「ギャルゲー同人やってます」 と書いてみた。今度はギャグでもなんでもないはずだ。しかし、 考えたらオレはもうギャルゲー同人どころか同人そのものをやっていないのである。 やっぱりウソだ。

ペン入れして自分の無力さを思い知った。そして、ただ単にペン入れが下手糞 という以上に、ペン入れとかベタとかそういう「きちんと」やる作業というのに どうも耐えられないらしいということがよくわかった。短気すぎるのである。 つい乾いていないベタの上に手をついてしまう。はみ出さずに塗るとかいう作業も 嫌いだ。短気で無計画でいいかげんな性格の人間にベタやらなにやらは厳しすぎる のである。そして、それが苦手である限りオレは絵を人に見せられるレベルには 達しない。いい気になってたのがバカみたいだ。しかし、それはそれとして 昨日描いた四葉はまだかわいく見える。ところで、インクを使わずに漫画を描けたら どんなに良いかと思うのだが、仮に下書きまでで漫画が完成するとしても オレの漫画がおもしろいという保証はまるでない。むしろ今日の1ページ漫画 のダメさ加減を見て実はダメなんじゃないかという気が濃厚にしている。 下書きが終わった段階できちんと読んでみないとダメだということが 骨身にしみた。

結局、時間がない状態で焦って描くのは向いていなかったのである。 今ごろ気づいた。とにかく、コマ割っていきなり下書きはダメで、 全ページアタリまでは描いてしまわねばダメだ。その時にセリフも入れておき、 読めるようにする。で、読んでみる必要がある。さらに、下書きを終えた状態でも 読んでみる必要がある。下書きで印象が変わって読みにくくなることがあるからだ。 それから、時間がないと ペン入れ以降が恐ろしく雑になる。ただでもヘタクソなのにこれでは悲惨の極致だ。 せっかく下書きまではそんなに悪かないよなと思えるようになったのに、 ペン入れとベタをやった後では単なる素人である。イヤだ。そんなのはイヤだ。

素人くささをなくすためにどうすればいいか。もちろんペン入れとか ベタとかを訓練することしかない。きちんとやるのに慣れればこんなに疲れずにやれ だろうから、きれいになるだけでなく楽にもなるはずである。一番建設的な方法だ。 しかし、楽になるまでどれだけの原稿を描かねばならないのかがわからないし、 楽になるまでに描いた原稿は恐らく無惨である。 それを恐れてペン入れの後を全てコンピュータ上でやった時期があって 確かに素人臭さは減ったのだが、その間はまるで仕上が上達しなかった。

訓練の効果というものは「執念×量」に比例する。つまり 「早く終わらねえかなダリー」とか言ってやっていてはほとんど効果はゼロなのである。 ページ数だけはそこそこ描いたが、まるでうまくならなかった。 ベタのスキルはおそらく未経験者とほとんど差がないだろう。 だから人を手伝いたくないのである。手伝うということの大半はオレが素人同然 であるスキルに関することだからだ。 だが、いくら訓練するぞと決心したとて、このオレが30ページ分の作業 を最も丁寧な状態で全うできるようになるものだろうか。そうなるのに 必要な鍛練をするだけのエネルギーを漫画に回せるだろうか。 できないと困るだけでやってても楽しくない作業スキルの練習に オレがそこまで熱心になるのか。誰がやっても失敗しなければ同じ仕上がりになる ような類のスキルに。ダメだ。できそうにない。考えれば考えるだけできそうにない。 結局、プロット、コマ割り・構図、下書き、ペン入れ、ベタ、トーン、という行程が 等しい重みで漫画を形成しているとすれば少なくとも半分で落第なわけで それは漫画には向いていないのである。

オレは本当に漫画が描きたいのか。 これだけ作業をイヤがっているオレが漫画を描きたいと言って いいものかはまったくもって疑問であり、おそらく他人から見れば描き たがっているようには見えまい。 漫画を描くのが好きなのかどうかすらもはやわからない。 好きってどういうことだ。やりたいってどういうことだ。

知らん。そんなものは無用な疑問だ。漫画を描いたなら、その時点までの自分は 少なくとも漫画を描きたかったのであって、好きだったのである。 それでいい。描けば好きで描きたかったことになるのだ。 帰ってきたらトップ絵描こう。

勢いに乗ってトレス台を注文してきた。 モデルチェンジした結果60Hz版と50Hz版が別になったらしいので 旧版を注文したきたのだ。なぜそんなことが起こるのかオレにはさっぱりわからない。

オレがもしWEBサイトそのものを消すとしたら、動機は間違いなくあてつけだ。 更新するのが(面倒くさいor時間がない)and(古いものを放置するのは恥ずかしいor 更新しないWEBサイトは恥さらしだと思う)→全消去、という論理もありうるが、 まあこのオレがわざわざサイトそのものを消すとしたらあてつけ以外にはあるまい。 そして、数日以内にその軽挙を後悔する。 しばらくは一度消したのに復活させるのは かっこ悪いと思って我慢するだろうが、そのうち耐えられなくなって不様にも 再開するに決まっているのだ。愚かさに限りはない。

あーCGプレゼントーとかやってみてー。 仮にやるとしても全身描けるようになって色塗りに自信がついてからの話だがな。 オレはチキンなので他人からどう思われるかをとても気にするのである。 贈った人にウゼーとか思われるのではないかという不安ほど切実なものはない。 結局のところ人と人との間には格の違いというものが絶望的に横たわっているのである。 それを知った上で気にしないのは美徳だが、両人共にそうでなければ痛い。 そして現実問題として 両人が気にしなくてもなお痛いことが十分あり得るのである。 釣り合いという言葉はイヤなものだが、それから逃れるのは容易なことではない。

人類にできることはオレにもできる。つまり、オレはきれいにペン入れをできるし、 はみ出さないでベタも塗れるだろう。ただそれが今ではないというだけだ。 それくらい自信満々になってもバチは当たるまいよ。やりたくねえ、苦手だ、と 思うから上達もしないしショボくもなるのだ。そう思え。

NHKが来た。放送法によるとチューナが存在していれば受信料を払わねば ならないらしい。本当かそれ。身分証明書まで見せる執拗さだ。 見た量によって払うかどうかが決まるのでないとすれば、 確かにチューナが存在して使ってないのは0の量だけ見たことになるから払うのは道理 だ。が、それならチューナがない家にも0という数のチューナがあることになろうし、 うちには0という数のテレビがあることになるし、 0という数のピアノもあろう。ふざけるな。大人しく税金に入れろ。 そうしたら文句言わず払ってやる。 国営放送というレッテルを貼らずに済ますためにはどんなことでもするらしい。 なんにせよ「うちにチューナはない」と言って追い払ったが。 もちろんウソです。ビデオデッキについてます。本当に全く使ってないけどな。

I'veの誰だったか、とにかくピッチが悪い。しかし、意図的なのかそうでないのか がいまひとつわからなかったのでけなしはしなかった。 確かに上がり切らないピッチは何かいっぱいいっぱいな感じを与えるので 技法と言われればそうかとも思える。しかし、かなりの確率で 上にもズレるのだ。ということはこれ下手なだけだろ。実は。 ひょっとしてこの人に限らず意図的にピッチをズラしている人なんて いやしないんじゃないのか。 とらハ3のエンディングを聞いていて思った。

中古で化石の歌というのとプラズマティカリゼーション というのを見つけた。どっかで名前を聞いたがどうだったか。

2001年11月5日

頭が玉だってのがようやくわかった。そして、今までなんでバランスが狂ってたのか がわかった。なにせ、そもそもその玉が描けてなかったのである。歪んだ玉に いくら部品をのせたところでゆがんでるに決まってる。玉だよ玉。 しばらくこの玉をきちんと意識して描きまくろう。いずれ頭の中に玉のイデア が出来上がって面倒なことをせんで済むようになる。玉さえきちんとしていれば 多少上の部品が狂ったところで漫画の絵としては大した問題ではない。

いかん。逃避が度を越してきた。でもいいや。今は絵描いてる方が楽しいぞ。 上達する道が見えるとそれ以外のことが目に入らなくなる。

頭の中に三角関数の変換テーブルができれば玉が崩れないらしい。 今はテーブルが頭にないのである程度の測量と計算が必要だが、 測量した結果を頭にキャッシュしておいてそれでテーブルを形成すれば 一度できたあとは測量はいらなくなる。テーブルにない角度は測量がいるが、 どうせ 目標は「なんとなくおかしくない」ことであって正確であることではないのだから、 似た角度の奴を使い回してもさほど問題ではない。 さあ、この方法でオッサンは歪みなく描けることがわかった。今度は美青年だ。 美青年が描ければ美女はその一歩先であり、美女が描ければ美少女に一歩近づく。 所詮は玉にくっついた下顎の長さと、筋肉の露出度合にすぎん。

絵を描く方法には大きく分けて2通りある。一つの極限は全ての絵を3D演算してその後 2D投影して描く方法。もう一つの極限は全ての絵を立体に関係なく ビットマップとしてキャッシュしてしまう方法だ。 わかりやすく言えば、前者はデッサンによる方法、後者は少女漫画やアニメ絵のように 「この角度の絵はこれ」と決めてしまう方法と言える。 前者はなんでもきちんと描ける一方で味が出にくくかつ労力がかかり、 後者は描けるものは楽に描けてしかも個性が出やすい代わりに 描いたことがないものは描きにくいし回らない。漫画を描くに際しては 両方の方法を自分の好みのバランスで配合する必要があるわけだ。 一般にはきちんとしたデッサンができる上個性を主張すべきもの (人体、特に顔。それも女の子) だけは立体にとらわれない自分独自のものを持つのが良いとされている。 鳥山明くらいの達人になると現実にない立体を頭の中に作り上げてしまうために 妙に立体が正しいのに個性があるというとんでもない境地に行ってしまうのだが、 それは凡人には無理な話だろう。ともかくだ。ビバ立体。どうせオレに萌え絵など 描けんのだ。であればとことん立体で行ってやる。そのうち慣れてきたら だんだん演算がてきとーになってきて味も出るようになるだろう。 顔が立体になれば、身体を立体にする足がかりになる。身体が立体になれば あらゆる物体を立体にする足がかりにできるだろう。そうなれば漫画を描くのに 絵がボトルネックにならないというまさにパラダイスに行けることになる。

うおお、右向きが微塵も狂わねえ!!裏から透かしても平気!!

顔面って中央はたいらなんだよな。で、そのたいらなところに目玉が埋まってる。 したら埋まり具合を激しくしたら外人になるじゃねえか。

いえーい外人。首のつき方をどうにかしたいが、それは体デッサンでやろう。

ええいオレを許すな。その声で「〜〜していいよ」とか言うんじゃねえ。 安心してしまうだろが。不安になる。

外人2。女性でgo。行ける行ける。同じ文法で行けるぞ。なめらかにして細くして 丸くすればいいだけじゃないか。別の生物である必要なし。 あとは幼くしてガイジン度を下げれば。ところで、北条司がいかにして あんなゴツい絵になったかが微妙にわかるような気がした。オレごときが 言うのはあまりに僭越なのではばかられるのではあるが。

普通に女の子を描いてみた。が、なんか妙にカエル顔。オレの顔部品と ミスマッチを起こしているのだろう。デッサンに絵柄が破壊されては 元も子もない。どうにか不自然でない融合バランスを模索せねば。 シスプリ12人挑戦はかなりいいお題になりそうな気がする。

誰だ?これ(下の8番目)。妙に悪人面だし。縮小するとどうも印象が違うので もっとデカい奴も置くが、 ともかくも誰だこれ。というか聞くな。いや、言いたいことはわかるが 今は言うな。そのうち修練を積んだらたぶんどうにかなるはずだから。 しかし、これはこれでかわいいんちゃう?自分で言うのもなんだが。 色塗りたくなってきたぞだんだん。ますます現実逃避。

こいつらトップにも置こう。調子に乗って。寝て起きたら冷めて 消すかもしれんけど、今の高揚感の証として。

9人目。超難航。似ないのはともかくとして、バランスが狂う。目がデカいので その分だけ微妙な狂いが問題になりやすいのだ。測量を1ランク上の精度で やらねばならない。さらに、このくらい幼くなるともう普通の輪郭ではダメで、 いくばくかの修正を加える必要がある。その修正は立体とは相容れないものなのだが、 それなしではかわいくならないのである。まさにここからが勝負だ。 ところで、紙の上ではそんなでもないのに、スキャンして画面で見ると 途端にとんでもないことになってるのが発覚するのは何故なのだろうか。 デカイのはこれ

10人目。さっきほどではないが難航。いや、バランスはそれほど苦しまなかったのだが、 とにかく似ないのだ。微妙な悪人面風味がむしろ咲耶。というか年齢が上がり すぎた。幼いのは本当にむつかしい。これも デカイのが用意してある。

おおおーダメじゃー。自分で描いたもんがかわいく見えるー。そんなバカなー。 本気でやるか例の野望を。とりあえず12人描こう。それからじゃ。

11個目。ジジイ。女の子ばっか描いててカンが鈍るかと思ったが、大丈夫だった。 ジジイたまらねー。バーサンはもっとムズいんだが。

12個目。ババア。たぶん生まれて初めて。意図して避けてきたが、 ついにぶつかる時が来た。しかし、ある種拍子抜け。女描いて老けさせる だけじゃねえか。ただ、人柄が表れるような顔を描くスキルがまだないので、 今後の課題はそのへん。顔の筋肉を学ばねば。

締切は夜ということなので、今から何か描くか。コンテ切ったのは描けんが、 今はとりあえず絵描けりゃいいや。1ページまたバカなの描こ。

今日のラクガキ

  floatがうまくいかないのでまとめちゃえ。

測量第1号 オッサン 下向き やさおとこ ガイジン ガイジン(女)
女の子一号 ボクの誰か 姫らしき人 チェキ国人 ジジイ 初ババア

2001年11月4日

道場。困ったら初心に帰れ。体軸の回転が内勁の物理的な正体であって、 それがなくなったら内勁はない。精神はたやすくダマされるので、 常にそれを確認に使うことにしよう。もっとも、物理的な正体がわかったからといって 使えるものではないのでイメージが大切なのだが、イメージを正しく行使している かどうかの確認は必要だ。

弟からの情報。以下のボディービルダーに見覚えはないか。

それと、ピクミンの感想。かなりおもしろそうなので紹介する。

ところでピクミンかったよ。 なんつうか違う、ほんとに蟻から思いついたんだなぁって感じがする。 あとからでてくる原住生物が滅茶苦茶強くて 気付くと残り一匹だったり。ピクミンが滅んでく・・・
その様、夢が覚めるが如くその終わりは唐突・・・
間違って赤と黄のピクミンを水に落としてしまったときや・・・見てて涙もんだぞ。 特にその足掻く様、そして力無く沈んでいく時・・・ほんとに泣けてくる。 すごいぞ、50匹を越えるピクミンが同時に動いてるんだから。 わらわらと敵に向かっていき、ぼろ屑のようにやられる・・・ 花は種を遺し、新たな命を実らせる。

夜までにピクミンを巣の近くまでつれて帰れなければ 帰れなかったピクミンは夜に原住生物によって食われ、一匹と残らない・・・ あれもなんか泣けるほどだ。

死ぬほどやりたいです。そこまで言うか我が弟よ。

帰ってきてプロット見たら支離滅裂。ダメだどうにかしないと。 しかし説明きちんとして理路整然とすればいいかというと、それも違う。 なんか八方ふさがりな気分。間に合う気もしないが、それでも描く。

キャラクターは他人なので、つまりオレが思いつかないことを しゃべらねばならないし、オレが思いつかない行動をしないといけない。 しかしそれが可能になるほどの妄想力ってのはどれほどのものだろうか。 まさに達人の仕業である。凡人たるオレがそこまで望むのは無茶というものだろう。 そもそも望んでできるものではなく、勝手にそうなる類の能力だ

間に合わねえ。つじつま合わせてるうちになぜか悲劇くさくなった。 オレはヤな話が嫌いなんだーハッピーエンド万歳。ともかく、間にあわねえ。

設定を大幅に変更して無理矢理ハッピーエンドに。 どうにかつじつまも合ってる気がする。 不自然さも減った。だが普通にはなった。 そしてもう15時。絶対間に合わん。 間に合わんと思うと気が楽だ。ともかく思いついたもんは描いて人に見せないと 気持ちが悪い。見せる方法なんていくらでもあるさ。メシ食って描こ描こ。

う。ダメだダメだ。つじつま合わせようとしたことで別の不自然さが出てきた。 くそーやっぱり論理の破綻とか設定の矛盾とか頭が悪いのなんざ 放置してキャラの好きにさせた方がいいのか。 こんなに真面目に漫画考えたことねえぞ。くそー。

ring、ring、ring。この歌の癒しっぷりはなんだ。ガキをあやすように オレを侵略してくる。これ以上ない暴虐に身を委ねる。

キャラデザで行き詰ったので、A.ルーミス著「やさしい顔と手の描き方」を パラパラめくってみる。すごすぎ。顔描くのってこんなにおもろいのか。 この本はずいぶん前に買ったものだが、読んでこんなに感動したのは初めてである。 所詮漫画を描くことからの逃避行動にすぎないのだが、 感動して成長できる逃避はそう悪い逃避でもない。 どうせ間に合わんのだ。楽しまねば損である。 ところで、この人でもオッサンはたまらなくバリエーションがあっていい顔を しているのだが、美人の顔となるとどれもこれも同じになる。 こんな画家でもそうなのだ。美人の範囲というのがとんでもなく狭いので これは仕方ないことなのである。と、すげえやこのバアサン。 美人でなくていいならこんなに味が出るのか。

2001年11月3日

拳法。おもしろいことが起きすぎてどうしていいかわからない。 出るんですやっぱり出るんです。で、それはいいとしてガッカリしたことが あった。なにかと用事で道場をサボっていた間、体がなまってもいけないので 夜中出歩く時は常にパンチやら蹴りを出しながら歩いていたのだが、 それがいけなかった。つい気持ちがいいものだから小林拳打ちでやってしまい、 それがクセになっていたのだ。おかげで内勁がなんだったか思い出せない。 さてやるぞと思ってミットをも殴ろうとすると、太極拳と小林拳がゴッチャになって もうわけがわからない。ハナっから少林打ちにすればマシな威力にはなるが、 それでは意味がないのである。型だ。型をやって太極を取り戻さねば未来はない。

ところで、原稿思いつきません。また土壇場になってネタ漫画を描くハメ になるのだろうか。なるのだろう。そんな中だが明日も道場に行く。

種結晶が降りた。塩水は普段から作っている。あとは温度管理をしっかりして 望みの大きさの結晶に育てるだけだ。が、今回は種結晶が粗悪なのでどこまで 育てられるかわからない。事実上明日一日しかないのである。

半無意識状態でてきとうにイメージを流れさせ、使えるのが流れてきたら すかさず覚醒してメモ。それを繰り返してある程度たまったら頭でゴリゴリ考えて それらをつなげる。方法としてはそれでいいはずだが、 結局のところオレの能力を超えるものは出てはこない。

つい眠ってしまったらしい。よほど疲れている。だが、眠りが浅かったようで とんでもない夢を見た。テロのあの映像が頭にこびりついていたのだろう。 芸術的なまでに美しく次々と建造物が破壊されてゆく。 夢だけにこっちにはモラルも何もない。ただ呆然とその映像を見ているだけだ。 舞い散るガラスが音楽を奏で、砂時計の砂のように降り積る。 リズミカルに上がる炎は夜空とのコントラストをいっそう強くし、 永遠とも思える一瞬の間に建造物がまるでおもちゃのように崩れ落ちるのである。 ゲームショーで見たビル解体ゲーム(延期になった)のデモムービーも影響を 与えているようで、今思い出しても妙にリアルな崩れ方である。夜というのも いい。ビルの照明が一斉に消え、次の瞬間に炎に置き換わり、そして崩れ落ちるのだ。 美しかった。そして夢はそれだけではない。プロジェクトXのような演出の手口で マッドサイエンティスト(たとえばノヴァ博士)の 研究を紹介するような変なものが続く。やっていることは 兵器開発やら生物改造やらでモラルもクソもあったものではないのだが、 それはともかく 微塵の曇りもない眼差しと目的に向かって苦悩を繰り広げる様が、ただただ美しかった。 夢だけに判断力などないのでモラルがどうとかいうことは考えもしない。 ただただシーンの美しさに感動である。 起きてみればうわ恐い夢と思うが、あの美しさは尋常では なかった。今まででは夢判断されて困る夢ナンバーワンと言っていい。 洗脳かかった人間がどんなすごい精神状態なのかがなんとなく垣間見えた気がする。 あんなにものすごい感動してたら何も疑う気など起こるまいし、 100%恍惚状態で楽しくて仕方ないだろう。思考力が落ちてる状態は本当に危険だ。 それにしても元々は今考えてる漫画のイメージをふくらませてたはずなのに、 いつの間にそんなことになったのだろうか。 もう時間がないのだし、頭でゴリゴリ考えるとするか。4枚くらいが限度だろう今と なっては。

6ページ脳内コンテ完了。セリフを書き出したテキストファイルがそれへのポインタ になっている。1ページ10コマ以上詰めれば4ページになるが、 それは不可能って奴だ。そしてこれから道場。速度と気力から考えて、 月曜の夕方までってのはどう考えても無理。とりあえず道場から帰ってから 考えよう。上がらんかったら上がらんかったで仕方ない。描くだけ描くさ。

2001年11月2日

rubyという言語がいいと良く聞く。今日はたまたまなんとなく どんなもんか調べたくなって本屋で立ち読みしてみた。 とりあえず、オレ程度のスキルの人間が使う分には 変数名に変な記号をつけなくてよくて、文末にセミコロンがいらなくて、 正規表現その他で日本語対応がきちんとしたperlという感じである。 文法というか思想がまるで違うのでperlとは似ても似つかないのだが、 細かいことはまあいい。 さて、rubyに乗り換えるべきだろうか。 perlでできることを全て同等以上の簡単さでできることが 保証されているのなら乗り換えない理由はない。

とりあえずrubyをインストールしてみた。ついでに ユーザーズガイドとリファレンスマニュアルを落として 読んでみた。至れりつくせり。unixのシステムコールがたいがい用意されてる。 加えて文法がかなり美しい。perlのように御都合主義ではないので そこが魅力か。よし、乗り換えてみよう。両方知った上で選べばいい。

嫌われるとか嫌がられることをリスクだと思わない人は それだけで悪い人だ。 嫌われる恐怖を刷りこまれていないというのは 本人にとってはある意味幸せだが、周りはたいがい困る。 もっとも、その恐怖が過剰になると本人が不幸になる上にやっぱり周りも困る。

ああ、rubyとか言ってる場合じゃねえ。漫画だ漫画。 手近に簡単に成長できる分野があるとどうしてもそっちに頭が行ってしまう。 悪いクセだ。そうやってレベル3くらいのスキルが量産されるのだが、 人間の価値はスキルレベルの最大値で決まるのであって合計で決まるのではない。 もっとも予定通りに行けばプログラムはオレが持つ唯一売り物になるスキル になるはずだ。ならなければクビである。

自分がどう思われているのかを気にはしても 考えたことはなかったのではないか。 この二つの間には無限とも思える距離がある。

四葉にプレゼントしたいが オレは四葉の元へは行けそうにないので、 鈴凛、作ってやってくれ。

とか書くのは別に気にならない。オレの株が下がるだけで誰の迷惑になるわけでも ない。もっとも、オレがこうやってシスプリネタ を書いていることを不快に感じる人がいるとすれば迷惑でないとは言えないが。

恋愛chu!を聞いてるうちに何考えてたか忘れた。 その程度か。結局。

プログラミングrubyという本を買ってきた。作者の書いたバイブルではないのだが、 こっちの方が使えそうだったのだ。でだいたい読んだのだが、わかりやすい。 文法もきれいだし、そもそも単純に書く文字の数が減る。 単なる数値もオブジェクトなので、42.nextとかできて結果は43になる。 if文も値を持つので、"value = if value>0 then 1 else 0 end" とかすると正なら1負なら0が入る。クソ便利。 そしてなによりも、ちゃんと正規表現で日本語が使える。これが決定打だ。 ついでに使うことはないが変数名にまで日本語が使える。さようならperl。

2001年11月1日

100ページ。いや、せめて8ページが5話あればどうにか。 そんなものしか浮かばない。よし、恋愛漫画を描こう、と思ったはいいが、 奴等一向にくっつく気配がねえ。5話目にして男の方がようやく 「ひょっとして、オレ惚れてるのか?」とか悩み出すていたらくだ。 女の方はなんかそれどころじゃないし。そうやってるうちに勝手に新キャラ は出てくるし女の親父がデカいリュック背負ってどっかから帰ってくるし、 もうオレの手には追えん。とりあえずこの世界は凍結しといて、別の何かを ひねり出さねば。あと4日しかない。本気でマズいぞ。 視界に入ったものを一つづつ使えないかどうか吟味していくというイヤな 作業を繰り返すしかない。換気扇とか牛乳パックとかイカの董製とかが さしあたって目に入ったが、使えるかそんなもの。

オフ会にあこがれるが、あこがれるだけか。


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