危ない綱渡りだとは思っていたが、本当に今までが奇跡だったんだな。
金曜日の給食で隣の席の子が20分以上泣き続けたことがきっかけで、月曜日の朝に学校に行かなくてもいいかな?発言が出る。一応登校するも、給食前に帰ろうと言って4時間目終了で帰る。火曜日には給食はもうずっとやめようといい、滞在時間も短く3時間目に帰る。水曜は更に短く、教室には25分しか居られず。そして今日、木曜日は一度も教室に入れなくなった。
ちょうどこのタイミングで、担任の先生がモードを変えて、オトモの質問に答えなくなってしまったのも影響していると思う。算数の文章題について「どうしてこれが引き算だってわかるの?」というオトモの質問に「そうだね、オトモくんには意味がわからないよねー、難しいね」と回答したり。先週末からオトモの会話にまともに答えなくなった。
先生の変化を考えても仕方がないので、学期末まではとにかくオトモが学校に行く日は楽しい思いができるように工夫しよう。教室に入れないので、暑くない場所を探さないと。今日は木の下にいたんだけど、軽い頭痛がしたので場所を考えなくちゃ。
帰宅後、水で頭を洗い、保冷剤で首と脇を冷やしていったら頭痛が止まった。危なかったね。
今日は結婚式を挙げた日だってー!おめでとう!
オトモが「ノダちゃん」シリーズにハマった。何度も読んでいるうちにお気に入りの場面にオリジナルキャラの仮面ライダーSを登場させて会話するようになった。そして「僕が言ったことを本にしよう」というので、オトモがセリフを考えて言うので、私がそれを書く感じで本を作った。オトモ「これは二次創作だな」
書くことが苦手だし、作文とかはまあ無理だけど、こういう創作はできるんだよなあ。私はこういうことをするのが初めてだったから、なんか面白かった。
ノートを書くことや、先生の指示を聞き取ることが苦手だから、オトモの字はめちゃくちゃだし、先生の指示は私の通訳が必要になる。そうすると、オトモが計算をしたり、課題をやっていること自体を先生は信じきれなくなるみたい。提出した物をみて、言葉では「すごいね、よくできました」と言ってくれるけど、そのうちオトモにも信じられていないことがバレると思う。これは結構大きな問題になると思う。どうしたものかな。
教室に居られないとなると、廊下や外になるんだけど、すっごい暑い。これからどうしようかね。
というか、無理に学校に居なくてもいいとオトモに伝えているんだけど、オトモは給食が終わるまでは居たいみたい。今日なんて、給食のメニューは何も食べられなかったのにね。ちゃんと居たいみたい。
もう忙しすぎて日記を書くことを諦めている。
オトモを頑張らせすぎないことを第一目標にしている。
「僕の字はぐちゃぐちゃになっちゃうんだ」と悩み始めているので、字をなるべく書かないようにオトモが言ったことを私が書いたりしてやり過ごす。
いわゆる授業らしい「先生と児童の投げかけ会話のやりとり」がオトモには「何を話しているのかわからない」上に「うるさくてたまらない、うるさいですってお知らせしたい」ことなので、ここも無理に着席させておくのが難しい。
算数は、数式の計算はできるのだが、文章題が無理だ。ノートに自分で考えた文章題を書いて発表するとか、全く意味がわからないらしく、着席が苦痛そう。
音楽は子供の歌声とハイテンションが耐えられないうるささのようで、教室を飛び出してしまう。
給食は注目されるのが辛いらしい。
小学校は子供の興奮した声と追いかけっこや取っ組み合いが何よりも苦手な様子。
つまり、本当に学校に向いていない。4月からほぼ休まずに通ってよくわかった。
それなのに、徐々に学校の滞在時間は伸びていて、6月に入って給食を食べるようになっている。本当によく頑張っていると思う。
そしてオタマとシノンもよく頑張ってくれている。
そしてうちの要はたかしさん。いつも本当にありがとう。
すっごい大変。
でも、まあ。あれだけの人がいると、見ている人は見ているっていうのを実感する時はある。大人も子供も。
子供は本当に分かりやすい。接点のない学年の全然知らない子でも、なんなら体温を感じる距離にまで寄ってきて、くっついてくる。
オトモのイヤーマフをみて「これなあに?」と聞いてくる子はとても多い。その時に私は「大きい音が苦手でドキドキしたり、辛かったりするから、これで抑えているんだよ」と答えるんだけど、今日は私が答える前に、質問した児童の隣の子が、「この子は耳に障害がある障害者なんだよ。そんな事聞くなよ。」と答えて通り過ぎた。すっごい引っかかるんですけど!
「耳に障害がある障害者なんだよ、(可哀想だから)そんな事聞くなよ。」確かにそういう言い方も出来るかもしれないけど、できたら逆に「これをつけると障害が軽減されて出来ることが増えるんだよ」という発想でいて欲しい。当人たちは、障害者の目印としてイヤーマフを付けているわけじゃない。車椅子も、メガネも、より生きやすくするための道具なんだよ。あなたにはそういう物はない?