オトモが支援級の先生を怖がっていて教室に入れない。話しかけられても何かをシャットダウンしているらしく、先生の言っていることは内容が全く入らない。支援級での学校生活は色々と無理っぽい。
お話しを聞いてくれる時間も仲良くなる時間もないまま、話すことといえば注意か指示のどちらかで、学校に行けば毎日、その先生が自分以外の子供を追いかけて羽交い締めにしていて。そんな場所に行きたいと思う方が不自然だ。
不二家にケーキの予約に行ったよ。
前の日記が4月10日だから、16日も書けていなかった。
もう、いろんなことがあって大変なんだけど、なんか書くのも難しいことばかり。
草餅を作ったとかは書ける。よもぎ愛は私しか無いから美味しく出来たんだけど、いまいち盛り上がらなかった。摘んできたよもぎをトリカブトじゃないかと恐れるたかしさんとオタマが面白かった。グーグルレンズで確認したかを聞いてくるオタマとか。オトモは「お母さんは、プレッツェモリーナみたいに、この草を食べたくて仕方がないのね」と聞いてきたのも面白かった。
オトモ「先生が怖すぎて嫌なんだよな」と。そうだよね。自分に対しては怖くなくても、他の子どもに対して怖いと嫌だよね。
オトモの教材が無いことが分かって、買ってもらうことにしたのだが、そのことを通して色々なことが分かってきた。
くだらないことをやりたい。ためになることはやりたくなくて、余分なことや楽しいことをいっぱいやりたいの。
占い、楽しいよー。記憶力がポンコツで何にも覚えられないけど。なんか面白いよ。ここに時間を使いたい。
教育コーディネーターさんに支援会議をお願いした。
オトモが療育で読んだ本「ごめんねともだち」で号泣。先生が心配して謝るほどオトモの心が落ち込んだようだ。きつねとおおかみが喧嘩し始めたところから涙がポロポロ出ていたようだ。
そうなんだよね。絵本でも悲しい場面では本気で泣いてしまう子だから、先生の言動は怖いよね。怖くて嫌なところに毎日通わせてしまって良いんだろうか。
支援級の6年生に「雨の水はどこの水?」と言われたので、水の循環の話をした。
オトモ「どうして、学校で頑張らないといけないの?何も無いのに」といわれたので、頑張ったシールを貼っていくことにしたら、結構居られるようになった。
大振りのイヤリングってテンション上がるね。
衣類の整理ができたよ。45リットルの袋3個分の衣類を処分する。私の物も減らせたらいいのだけど。なかなかできなくて。
縫製やデザインなど、服から気合いを感じるとどうしても手元に置いておきたいって思ってしまう。だから20年、30年前の服をまだ持っていたりするのね。
オトモが!何故か今朝、去年の真夏も穿き続けたボアスウェットパンツを脱いで、ドライストレッチスウェットパンツを穿いた!これは、即買い足しだ。今朝ユニクロからウルトラストレッチアクティブジョガーパンツが4枚届いたんだけど、これは返品させてもらおう。ドライストレッチだ!
黄色いシャツを染め直した。今度は着てくれるかなぁ。今どきのデザインはオーバーサイズでハリがあるから、ヒートテックの肌触りが好きなオトモにとっては体にフィットしなくてゴワゴワするのが嫌なんだよね。
先週の入学式。オトモは集団行動が苦手だから入学式には出なかったけど、その後の支援級の集まりには参加した。なんとか遅れて教室に入った後、支援級の先生達が全力でオトモと仲良くなろうとしてくれた。なんかそれ見てたら泣いてしまった。ああ、幼稚園ではオトモに対してこういうアプローチはなかったなぁー、私が望んでいたのはこういうのだったんだなぁって。
オトモの場合、(そんなこと言わなくてもわかっているでしょ?)が分かっていない。この間、私が「お父ちゃんって、お母さんとおんなじで、オトモのことが大好きなんだって」と言ったら「わからなかった。知らなかった。」と言って驚いていた。(リアクションは薄いけどオトモなりに驚いていた)そんなだから、毎日会っていても顔なんて覚えていないし、逆に言うと誰とでも手を繋いだりする。小学校の先生のように、わかりやすいオーバーリアクションでアプローチしないと、オトモの脳に登場人物として認識されない。
認識されるように色々努力したけど、幼稚園の先生は誰もオトモに認識されなかった。唯一認識された担任は「嫌い」と泣かれるようになった。やっぱり障害者も受け入れると謳っているなら、職員にそれなりな知識がないと双方が不幸だ。理念では目の前の子を育てることはできない。
先生に「今日はずっと学校にいてくださってありがとうございました。お母さんのお陰でオトモさんは凄く頑張れたと思います。お母さんがいるから、落ち着いて学校に居られました」と言われて、心底びっくりした。そっか、そうだよね。今まで幼稚園で「お母さんが邪魔です」と居ると無視されたり、体を押されたりし続けていたから、(そうか、そういう風に考えてくださるのか!)とまた泣きそうになった。
先生は、廊下に居る私やオトモにちょいちょい話しかけてくれた。「今、おともさんは廊下を行き来しながら中の様子をよく見ていてくれていますから、そのまま、オトモさんのペースを大事にしましょう。教室から見守っていますが、何かあったら声かけてください」とか、「オトモさん、もし教室に入りたくなったら先生も応援するし協力するからね!」と声かけてくれたり、入ったら入ったでそっとイスに促してくれたり(オーバーに褒めたらきっとまた教室を飛び出していた)と、すごく専門的なアプローチをしてくれた。ああ!素晴らしい!
まあ、そんな感じで、2日でたったの2時間位だったが、すごく良かった。
ちょっと気になるのは、交流級の担任の先生で。ちょっと教室まで行った時に、めちゃめちゃテンションが高くて、オトモが逃げ出したんだよね。1年生のパワーに対抗するためにキャラをキメているのかもしれないけど、オトモに対してはテンションを下げてくれないと多分安心して教室に入れないだろうな。
朝は52.9kg、夜は52.3kg。痩せたいなあ。
オトモは今週、小学校に2日間通った。両日とも1時間ほどの滞在時間だった。小学校の先生は親が一緒にいることに対して「お母さんも居てくださるんですか?(良かった)」と好意的だったのでびっくりした。
オトモの根本の性格はとても優しい。クラスメイトが泣いていると、「僕は見ないように、ドアを閉めた方が良いと思う」と扉を締め、泣き止んだらその子に近づいて抱きしめて背中を擦る。教室から飛び出したクラスメイトを先生が抱っこして教室に帰ろうとすると、両手を広げて行く手を遮ったり。いつでも子どもの見方だ。
オトモに強いストレスが掛かって耐えられなくなった時に衝動的に物を壊したくなったり、逃げ出したり、暴力をふるいたくなったりするが、ストレスがかからなければそんなことは起こらない。家族と過ごしている時はたいてい言葉のやり取りでトラブルを回避できる。
今夜は就寝時に、朝の出来事を思い出して泣いた。「今の朝、オタマを傷つけちゃったんだ。」とボロボロ泣き出した。朝、オトモがゲームの実況動画を見ていたら、オタマが「あ、それ、ネタバレだから、動画止めて」とお願いした。オトモはとても集中して動画を楽しんでいたから、オタマに声をかけられたことに心底びっくりしたようで、驚きすぎてそれが怒りに変わって収まらず、叩いてしまったり、「ぼくのそばにいるな」「テントをしまって外に出ろ」など、無茶なことを言いまくった。しばらくして落ち着いて「叩いてしまってごめんね」と自分から謝っていたし、オタマも慣れているからそんなに大した出来事ではなかったんだけど、オトモにとっては夜に思い出して泣くほどのことだったようだ。
基本的にのんびりしていて、穏やかで、優しい子なんだよ。刺激が強かったり、不安が大きい出来事に遭遇すると耐えられなくて取り乱すんだよね。
観客の高齢化。25年ぶりにお芝居を観るようになって、観客が同世代かそれ以上しかいないのがとても気になっている。演目が高齢者向けなのかな?若い世代が面白がってみるお芝居って、今、どんななんだろう。若い人が集まっているお芝居が観たいな。
演劇も、絵画や音楽やダンスやスポーツと同じで、若い頃から接してこないと、定期的にお芝居を観に行く人生にはならないような気がする。町内で人形劇やパネルシアターや落語会やお話し会があるような、色々な習い事のひとつに演劇があったり、学校で演劇の授業があったりすると、将来的に演劇のお客さんが増えるのかな。
私は通った高校が9月の文化祭に向けて5月頃から各クラスで自発的にお芝居や映画制作を始めるような慣習があったので、10代の頃から舞台を作ることも観ることも凄く身近な物だったのだけど、あの体験は結構良かったなぁって思う。
クラス単位で舞台を作るから、全員が自分の得意なことを担当するんだよね。企画の人、計画を立てる人、本を書く人、演じる人、演出をやる人、舞台デザインを考える人、大道具、小道具、衣装を作る人、音楽を作る人、照明を作る人、チラシを作る人、全体をまとめる人、会計管理、生徒会や先生と交渉する人とか。得意なことは人それぞれだと体感できたんだよね。
こういうのを授業で取り組むのは難しいだろうな。まず評価ができない。文化祭という自主的な活動だったから上手くいったんだろうな。演技をしたくない人は絶対に演じなかったし。当日のチラシ配り兼呼び込み係という、フラフラ様子見をしているだけで何もしない人もいて、それはそれで良いよねって空気だった。
自閉症のオトモの療育に演劇を教育に取り込むのは有効かもしれない。演劇を通して、相手の立場の気持ちと行動を知れるし、そこに道徳的正義が出てこない。自分の身体を通した表現を楽しみ、相手の表現を認める機会を持てる。演じたくないならプランを伝えて誰かに演じてもらえば良いし。
まあ、難しいことを言わずに、普段からごっこ遊びやボケとツッコミを沢山やって遊びましょ。
そんなことを考えるくらいの強烈な観劇体験だった。オトモは泣かずに7時間もの間、私から離れて過ごせた。本当に素晴らしい。たかしさん、ありがとう。