いやあ、焦った。オタマの誕生日をすっかり忘れていた。思い出したというか、気がついたのが午後3時。gmailにサンリオピューロランドからバースデーメールが着ていてそれで気がつく始末。駄目親。
「さあ、今日はオタマの誕生日だから、これからパーティーの買い物に行こう!」なんて言ってケーキ屋さん巡りをして、最終的に不二家で丸いケーキ、ダイソーでクラッカー、八百屋でいちご、おもちゃ屋で80円のカエルとキラキラシールを買って5時過ぎに帰宅。
大急ぎでドライカレーを作って夕食、それから部屋を飾り付けて、お風呂に入れて。尚さんの帰宅後にパーティー。まあ、ギリギリ良かったんじゃないか。
でも、午後三時にオタマに誕生日だと言ったときには泣かれてしまった。「先生にも言いたかったし、おじさん(大家さん)にも教えたかった!」と。ごめんよー。本当にごめんなさい。
もう忙しすぎて。今年は尚さんと出会った日もお祝いしていないくらい忙しい。毎年出会いの日を思い出してキャーキャー言っていたのに、それをしていなかったことを今思い出したくらい、忙しい。来年は多分出会って10年の記念の年だと思うからちゃんとキャーキャーしよう。
そうそう、オタマの先生が家に来てくれて。「どんなことでも一生懸命真面目に取り組んでいます」そっか。それはそうだろう。オタマは学校のことをほとんど何も話さないので、その続きを聞きたい。
来週からシノンがお弁当だよ。
幼稚園がかなりユニーク。がっつり親が幼稚園に参加している。いや。参加しているというより、 幼稚園という場を利用して自分たちで親を楽しんでいる。親同士があだ名で呼び合う。講義のような講座が開かれたり、サークル活動があったり、 部室のような空き部屋もあって子供の保育時間に誰もが自由に出入りして利用できる場所もある。まるで大学。もうすぐウェルカムパーティーもある。
いくつかのサークルや係に顔を出して、先輩ママたちにならって活動を開始したら、 先輩ママ達にすんなりあだ名で呼ばれ始め、いつのまにか幼稚園に自分の居場所があるような気になっている。不思議な幼稚園。
あだ名で呼び合うルール、実はとても重要なことだったんだと今日わかった。子供の親ではない、 自分の意思と自由を取り戻すために必要な呪文を解くキーワードだったんだ。あだ名で呼びあう内にどんどん結婚前の気持ちに戻っていく。自分の意思で自分の気持に従って動くことが自由だとも気がついていなかった頃に戻っていく。言葉にすると恥ずかしいのだけど本当に若返る。
最初の頃「幼稚園のママたち、若くてキャーキャー言っているなぁー、高校生みたいだなぁ、すごいなぁ」と思っていたんだけど、若い理由はこれなんだなぁと。自分を取り戻しているんだなぁと。これはハマる人はハマる。
私もせっかくだからハマろうと思う。こんな機会はめったにない。
ああ、これは女子大なんだ。
私は尚さんが死んでしまわないように結婚しようと思ったから、尚さんが何をしようとそれについて反対することはない。受け入れてついていくだけだ。振り回されていると言われればその通りなのだけど、振り回されるために結婚したと言ってもいいくらいなので、平山家はこれで構わない。
オタマの学校から電話。給食後吐き気を訴えているから迎えに来てほしいと。給食のオレンジでアレルギー症状が出たかな。一度検査したほうが良いかも。
豆大福巡り。2個の豆大福を食べくらべ。角の大福がいい。
シノンが朝から「つかれた、つかれた」と言う。まだ幼稚園に馴染んでいない様子。前の幼稚園との違いに戸惑っているのだろう。この幼稚園はとんでもなく自由だからなぁ。
◯日のAを知るために、時間はBのプリント、持ち物と場所はCのプリントを見る。そしてDのプリントにはAは△日に行われると書いてある。私の事務処理能力を越えている。まだ学校の空気がどこにあるのかわからないくらい読めないし、何が正しいのか全くわからない。ああ小学校って本当にムズカシイ。何日にどこで何が行われるのか。いつ何を用意したら良いのか。
カニの胴体のところって、どう料理したら美味しいんだろう。トマトと生クリームみたいなパスタってあるし、適当に作ってみるかな。
ファミリーサポートの制度を使えるように申請しておきたい。私の証明写真を2枚持って大船までいかなきゃ。いつ行けるかな。バスで行くか。
大福のせいか。お腹が痛い。
オタマが今朝、「私、今日は、今日やる教科書だけを持っていこうかなー」と言い出した。おお。やっと気がついたか。
でもまだ、給食着の袋と体操着の袋と上履きを大きなスーパーの袋に入れて元気に登校している。これはいつ変わるかな。ずっと変わらないならそれもまた良い。
「あのね、今日体育があるでしょ。それでね。◯◯ちゃんが教えてくれたんだけどー。体育の日はスカートを穿いて、中に黒いのを穿いてー。着替えるときはスカートを穿いたままー、黒いのを脱いで体育のズボンに穿き替えたらいいんだよって。だからそうする!」
「あのねー。男の子は着替える時、パンツを見せ散らかすのー。そして女の子達がキャーキャー言うのー」
シノンはちょっと幼稚園に行くのを渋った。お昼にシチューを作っておくと約束してお別れをした。
昨日は幼稚園のパパ会。その間にお寺を見た。ああ、観光地なんだぁ。
帰ってからすぐに実家に出発。たかしさんが外出の時に家で子供とずっと過ごすのが辛いので。
実家ではオタマの誕生日プレゼントを買いにトイザらスに連れて行ってくれた。オタマは念願の猫のぬいぐるみを貰った。そしてシノンは当たり前のようにうさぎのぬいぐるみをゲットしていた。
私は100均に。スケジュール帳が売っていない。グーグルカレンダーで行くしかないかも。
オタマ、シノンはいとこ達とガンガン遊び、そして2時間かけて夕方に帰宅。ご飯、お風呂、歯磨きしてあとは寝るだけ。私は日記を書き、子たちはユーリをまた見ている。
オタマは面白い。もしかしたらだいぶたかしさんに似ているのかもしれない。
幼稚園のクラス懇談会。すごいなぁ。あだ名で自己紹介とか。なんか、オープンマインドが外国っぽい。
ああ、なんか、ここって、旅行をしているときのような気分だ。そっか、そう思ったらいいんだ。わたし、結構ここの生活に馴染めるかもしれない。
懇談会のあと、お迎えまで1時間ほどあったので、通りに出てソフトクリームを食べた。美味すぎ。500円もしたけど後悔はない。
大家さんと「仲良し」になったというオタマとシノン。一緒に草取りをしたり、切り花を頂いたり。今日は草取りのお手伝いのご褒美にと大きな人参ジュースを頂いてきた。
もう『よつばと!』のお隣の3姉妹のお家状態。私は仕事をしているわけじゃないのに申し訳ない。保育料をお渡ししたいくらいだけど、そんなことは絶対にできないしなあ。
紙のスケジュール帳を買わないとダメだ。100均でいいから買わねば。時期を逃すと買えないから1日でも早いほうがいい。今日行けばよかった。
お金持ち多くない?絶対に多い。まず肥満が少ない。
オタマは「本物っぽい猫のぬいぐるみが欲しい」と言う。「あのね、どうしてかっていうと、私はすごく猫が飼いたいけど、うちは飼っちゃいけないから、代わりに生きていない猫を大事にしたいの」だそうだ。
シノンは眠ずぎて夕方に機嫌がものすごく悪くなる。寝ろ。
痩せる。坂道の影響だろうか。51kgの壁をあっさりと越えて50.5kg。そういえば幼稚園ママに太っている人がぜんぜん居ない。大田区のときはみなさんずっしりしていて子供の椅子からお尻がはみ出している人続出だったけど。
移住組なのか、私は。「私も移住組だよー」と複数人から話しかけてもらう。
オトモが鼻風邪。
シノンが「けものフレンズのー、せるりあんのところから一緒にみよう!」と誘ってきた。11話が終わってすぐ「大丈夫、怖くないよ。食べられちゃったけど、すぐに皆がかばんちゃんを助けてくれるよ。お歌見ないですぐに次を見ようね。」と慰めつつ急かしてきた。12話を見終えて「もう大丈夫だよ。みんな一緒だよ。」と。ちゃんと理解しているんだなぁ。そして初めて見る私を心配してくれたんだなあ。
カラフル忍者色巻きがお気に入りのオタマとシノン。田舎暮らしを始めた主人公と自分たちが重なるようだ。オトモは竜巻のシーンで怯えている。アニメを怖がるようになったのかと。
私もこのアニメ、好きだ。動きも絵も内容も。
オタマ、図書館のカウンターに飾ってあった折り紙を指差して、「これを私も折りたいんです。どの本ですか?」
大家さんを見つけて、「おじさん、学校で種を貰ったから蒔きたいの!」と植木鉢と土を用意してもらって一緒に種まき。
家の前の木にリスが。家の前の川には鴨が。全部全部ひっくるめて、そりゃ鎌倉の生活は毎日楽しいわね。
オタマのお友達のママにご挨拶。そのお友達も毎日飛び跳ねるように学校に行っているらしい。オタマと合っているんだろう。
オタマはクラスのお友達からとても可愛らしい折り紙を貰って帰ってきた。折り紙が通貨と友情の意味合いを持っている様子。オタマも帰宅後すぐにきれいな折り紙を用意していた。
オタマ、体育の最初が苦手という。着替える時にパンツが見えちゃうからキャーキャー言いながら着替えたという。「私ね、もう仕方がないから、パンツが見えても恥ずかしくないって思うことにする。だってしようがないんだもの。」「ねえ、パンツが見えないように黒いオーバーパンツを穿いていけば?」「それはいい」
シノンは4時にはクタクタね。
電車とバスで大船のコーナンまで行ったらぐったり。異常に遠いぜ。こんなに苦労して行く場所がコーナンって。
でも、どうしても行きたかったのよ。子供用の軍手やら自転車ヘルメットやらカーテンやら換気扇の汚れ防止フィルターやら、ホームセンターじゃないと手にはいらないものってやっぱりあって。鎌倉じゃ手に入らないっていうか、おしゃれじゃない普通のものがどこに売っているかわからない。
バスで藤沢に行ってOKストアで買い物をするのがいいのかな。藤沢なら色々ありそうだったし。
なるほど、鎌倉駅周辺は独特なんだな。面白い。
この普通のものが手に入らない感じは面白がらないとな。っていうか、ほんとにもう普通に面白いよ。こんな不便な生活、生きていて初めてだよ。船の生活よりも不便だよ。
やっぱり疲れるなぁ。夜まで体がもたない。
なんだろなぁ。まだ慣れない。 なれない理由は、きっと、たかしさんが忙しすぎてそばに居てくれないからだ。どんな所でもたかしさんが居てくれるって思えるなら大丈夫なんだよ。
職場が近くなって、たかしさんの心が仕事全開になってしまって。多少家にいる時間があっても家にいるときまでずっと仕事をしていて。もう寂しさ全開で体中がひんやりしてカチカチに固まってしまっているよ。
オタマ「上履きを持って帰ってくる袋、作らなくてもいいよ。だって、ビニール袋に入れればいいでしょ。」そういうものか?いいのか?オタマがそう言うなら先生に言われるまでそのままでいいか。
オタマ「こくごはにがてだなー。」何がだ?どこがだ?何をやっているんだ?
学校は授業が面白くないと面白さが半減すると思うから、勉強で躓かないようになってもらいたいが、オタマは家で一度も教科書を開いたことがない。開こうとしない。っていうか教科書を手に持った姿も見たことがない。次の日に何の授業があるかも確認しないし、今日何があったかも話さない。何もわからない。ただ、毎日めちゃくちゃ楽しそうなので、まあ、しばらくは勉強のことはいいか。
オタマとシノンは大家のおじさんと仲良くなったようだ。大家さんが育てている庭の草木の名前を教えてもらって、梅の実の収穫の手伝いと、りんご、柿、枇杷がなったら自由に食べても良い約束をしたようだ。すごいなぁ。その真っ直ぐに人の懐に入っていける性格、そのおこぼれを頂戴したい。
シノンもオトモも人懐っこい。二人とも、ふっと他人の肩に手を掛けて、平気で膝に座ったりしている。なんでしょう。親ができないから、代わりに助けてくれているのかな。
疲れすぎて体調が悪いから、こんなにマイナス思考なんだろう。土曜日なのにたかしさんが子どもたちが寝るまで居ないからなのかな。なんか、色々ひどい。実家に帰るには遠すぎるし。ああ。ああ。
オトモがストローをマスター。すっごい面白がっている。
オトモがゲラゲラ笑う本があって、動画を撮る。
シノンがトランポリンで飛び跳ねながら歌う。動画を撮る。
だから、幸せなんだよ。絶対。でも、たかしさんが居ないのが本当に嫌。
はあ、今日も1日頑張りました。
児童館に行ってみたら、シノンの幼稚園のママと会った。そして、自転車屋さんの場所や泥や砂の汚れの落とし方などの情報収集をした。電動自転車がないとやっていけないって。
長靴とカッパを購入。長靴は農作業用の柔らかいので、カッパはポンチョタイプ。さてどうかな。
オトモはすぐに自分で裸になる。児童館でも裸になってしまった。これからの季節、どうなっちゃうんでしょう。
幼稚園ママに美味しいと教えてもらったパン屋でおやつパンを購入。ああ、鎌倉って 高い。1個300円だったよ。大田区だったら評判のパン屋さんでも子供のおやつは1個80円で済んだのになぁ。
たかしさん用に1個買ってあるから、帰ってきたら一緒にはんぶんこして食べよう。
ああ、頭痛がひどい。もうねちゃおう。
すこ〜しずつ生活に慣れつつある。間取りが暮らしやすくていい。生活は買い物と幼稚園までの道がきつい。
幼稚園の道はまだ間違えずに行けたことも帰れたこともない。この3日間、毎度まちがえている。カマクラノミチ、ムズカシイ。
今まで坂道があるところに住んだことってないのかも。
シノン「おとうさんみたいにー、はやくこいだら、いいんじゃないの?」私だってそうしたいよ。
セロハンテープみたいな物がべらぼうに高い。歯ブラシとか。電車とバスを乗り継いでホームセンターまで行くとなると、それはそれで高くつく。自転車は山を越えることになって不可能だ。ほんと、どうするか。
でも、なんとかなるだろう。それ
オタマ「学校で、ちゃんとうんちも出たから、もう和式トイレはクリアしたよ!」そうか、そうか。
オタマ。まだ3回しか傘を使っていないのに、もう壊してきた。部品を失くしていて直しようがない。鎌倉で買ったら高いだろうな。どうするか。
毎日しんどい。でもたぶん、昨日が山だった。もう峠は越えた。こうして日記を書ける程度まで落ち着いてきた。
ええと。6日の段階で結構な疲労で。理由は3日あたりからオトモの機嫌が悪くて夜ほとんど眠れなくて。5日の入学式の後に病院に行って薬を貰ったが、 その後もまだまともに食べられずにずっとおっぱいにくっついている状態のままで。あまりに辛いので、週末土曜日は朝早くに実家に出発した。
2時間かけて実家についたあとは、子どもたちはいとこ達とガンガン遊んでくれていたので、シノンが幼稚園で使う道具箱の布貼りをしたり、 手提げ袋の取っ手の長さを短くしたりと、なかなか家では捗らない針仕事をやっていたが、自分の体調は悪くなるばかりで夕方には動けなくなってしまった。
そこで申し訳ないがたかしさんをこちらに呼んで夜にマッサージをしてもらった。たかしさんがマッサージをすると何故か不調が治る。
そんな感じで自分を騙しつつ、日曜に帰宅。深夜にシノンが布団の上に嘔吐。その後も3-4回トイレに駆け込んでは嘔吐、そして腹痛。心配したが、朝の顔色は悪くなかったので、オタマを学校に送り出したあとに、残った家族全員でシノンを幼稚園の入園式に行った。シノンの園は本気の仏教でいい感じだ。園に携わっている大人たちはみな観音様のようだ。軽やかで自由で明るくてふわっと翔んでいる。良い幼稚園だ。提出書類をたんまりもらって帰宅。
帰宅後、子どもたちに昼ごはんを食べさせてから小学校の懇談会に。オタマは図書館でずっと本を読んで待っていた。オトモとシノンはたかしさんに見ていてもらった。用意するものの書かれたプリントと記入すべき書類やらをたんまりもらって帰宅。
さて。夕方になって。ご飯を作り、食べさせつつ、書類書きと用意するものに取り組む。途中、プリキュアを見させられたり、おっぱいをやったり、トイレに連れて行ったり、失敗して床を拭いたりしながらの作業は全く進まない。私の事務処理能力はどうしてしまったんだろう。家事と育児だけを7年ほどやっていたら、もう社会生活が送れないほど馬鹿になってしまうのだろうかと落ち込むくらいに進まなかった。が、今、こうして日記を書いていてわかった。連日の睡眠不足と体調不良で頭が回らなくなっていたんだ。この1週間を振り返ってみて、こりゃ、仕方ないよと思った。オトモもシノンも全然寝てくれなかったんだもの。
救いなのはシノンもオタマも新しい生活が楽しくて仕方がない様子なことだ。シノンは初日から担任やお友達にどんどん話しかけて馴染んでいるし、オタマは「新しいお友達は◯◯ちゃんと、◯◯ちゃん!」などと話している。
オタマは「先生はえんぴつを毎日削って来てねって言ったけど、今日は1本しか使っていないから削らないでいい。これからも1本ずつしか使わないようにする。」とか、「教科書は全部持っていけば帰ってきてから明日の準備をしなくてもいいから、毎日そうする。」などと、先生の言うことを無視したオタマルールで効率化を図っていて面白い。親が毎日明日の用意のチェックするように言われたけど、そんな子なのでしていない。
今日は冷たい雨の中、オトモを胸に抱いてカッパを着て、自転車でシノンの幼稚園の迎えに行った。鎌倉の道は難しくて、3度も間違えて、結局予定していた道よりも随分遠回りしながら幼稚園についた。帰りも一度間違えた。覚えられるんだろうか。明日は間違えないといいが。
カッパと長靴をネットで注文した。もうオトモを抱っこしているとカッパが入らない。
子供を連れて歩いていると、とにかく声を掛けられる。えらいえらいと褒められる。逆に怒られることもよくある。子供は無防備だが、それらを連れている私も無防備だ。
オタマは「学校って、すっごく楽しいよ!」とジャンプしながら帰ってきた。あなたは凄いよ。
ランドセルを背負ったり、中に入れた教科書を読んだりを何度繰り返しただろう。図工と生活は全部読み終えたようだ。
「明日は何の授業をやるの?何を持っていくの?」「うーん。分かんないから教科書は全部持っていく!どれか当たるでしょ?」
「おかあさん、筆箱がわたしだけキラキラしていて、みんなはもっとシンプルなのだったから買い直したい。」と言うので駅前に買い物にでかけた。文房具は全部20%引きだったよ。「これはお友達も持っているのだったから大丈夫」とポケモンの模様の筆箱を購入。
帰りにたかしさんの会社の前を通った。大声でずっと「おとーさーん!」と叫び続けて止めないのでメールで覗いてもらうようにお願いした。どうもありがとう。
子育てボランティアのサークルに出かけた。明日は別のところに行くかな。
オトモは薬が不味いことに気がついたようだ。このままだとヨーグルト嫌いになってしまいそうだから、お薬用のゼリーを買うか。
実家からは30日の金曜日に帰宅。午後から雨の予報だったので、実家のそばの衣料、生活雑貨、手芸品の安売り店に寄って子供達の傘を買ってから帰ってきた。鎌倉だとこういうちょっとした物がべらぼうに高い。そのぶん格段に可愛いかったり品質が良かったりするのだけど、うちの子たちにその格段の差はいらない。ちょうど鎌倉の2つ前の駅くらいから雨が降り出した。
電車の中では、焼き芋を食べ、ソーセージを食べ、りんごを食べ、チーズを食べた。横須賀線は向かい合わせの座席で気が楽だった。一番うしろの車両に居たのだけど、途中から車掌さんの研修みたいなのが始まって、駅員さんが6人くらい乗りこんできた。オタマ大興奮&興味津々でそばにぴったりとくっついて一緒になって研修を受けていた。
オタマは働く大人が大好きだ。何度注意しても話しかけたり質問攻めにしたりしてしまう。自分のことを邪険にしないとわかっているからだろう。私と違って物怖じしない性格なのは凄いと思うけど、お仕事の邪魔しちゃ駄目だろ。
帰宅した鎌倉の家は、たかしさんがフロアマットを敷き詰めていたお陰で、あまり寒くなかった。とは言っても誰もコートを脱がないレベルだが、実家に帰省する前に比べたら相当暖かい。これで、また荷解きを頑張れる。
よく土曜日、日曜日は、せっせと荷解き。そして、ちょっとサイクリング。オタマや私が自転車に乗っても危なくない道を探すべく色々回ったがちょうど良い道はなかった。道幅が狭い上に歩道と車道が分かれていなくて、しかも電柱がバーンと両側に立っていてその下はドブみたいな道ばかり。しかも観光客と車がバンバン通っている。うーん。
月曜日は小学校に問い合わせ電話をした。入学前に用意するものリストに書いてある給食着がどこに売られているかわからなかったからだ。電話対応してくれた先生が教えてくれた地元の洋品店に行くと、裏メニューのように売っていた。分かんないよ!そして高いよ!
それから、入学式はどんな感じなのかを聞いた。どんな格好で出席したらいいか、オトモが泣いたら退席した方がいいのかなど。「卒業式ほどげんしゅくではない」との回答。これはフォーマルだな。
家から一番近いと思われる公園は、海のそばで普通に波の音が聞こえる。観光客が居てはしゃいでいておしゃれな人で溢れかえっている。今までと同じように子どもたちを遊ばせているんだけど、なんかふと、なんで私は今こんなところにいるんだろう、と思ってしまう。私はこんな場所で本当に生活できるのか。
そんな思いをいだきつつ過ごしている中、幼稚園の園長先生から電話があった。引っ越した住所の確認と「入園式のあとはそのまま目一杯遊んでもらうつもりなので、お子さんも保護者の方も本当に普通の服で来てください」と念を押される。それはそれでどんな園なんだろう。
鎌倉に来て。子供と私だけで歩いていると必ず道を聞かれる。小汚いおばさんが子供三人連れてノロノロ歩いていれば、この辺の道に詳しい人だと思われたうえに、時間があって丁寧に教えてくれるんじゃないか的なムードもあって、気軽に聞きやすいのだろう。まだ生活して1週間経っていないくらいなんだけど、やっぱり期待には応えたいので暇な時は鎌倉の地図を見る。ついでに英語バージョンでの答え方も考える。
道を訊かれやすい人と友達ができやすい人はイコールではない。微妙に違うんだな。私はママ友が全くできない。本当に不思議なくらいできない。新転地ではどうだろう。
オタマは「幼稚園ではお友達と楽しくすごしたでしょ。だから、わかるの。幼稚園の時みたいにしていれば、小学校でもお友達がすぐにできるよ。小学校も楽しいよ、きっと。」と、トランポリンでピョンピョン跳ねながら私に言った。すごい。この子のこういうところ、私にも欲しい。
シノンはオタマの入学式の準備を見て、自分も新しい幼稚園に行きたいと大騒ぎ。すごい。こっちも。うちの娘達は新しい場所とか全然平気。
そして今日。オタマの入学式。朝からテンションが高くて、トランポリン跳びまくり。トランポリンが無かったら上手くガス抜きできずに怪我したり余計に怒られたりしていただろう。エビスダ家に倣ってトランポリンを買ってよかった。
「ああ、ドキドキしちゃう!」と言いながら皆で小学校へ。小学校はとても立派で。かっこいい小学校で驚いた。こんなの見たことがない。いわゆる廊下っぽい廊下もないし教室には扉もない。なんか本当にすごいや。
入学式の後は家でせっせと明日の準備をした。あれやこれやに名前かき。オタマも自分で書いたりして。そして興奮してトランポリン。
夕方はオトモを病院に連れて行った。一昨日の夜からずっと機嫌が悪く、昨夜口の中に口内炎が複数できているのを見つけたからだ。これはウイルス性の何かだなぁと。バルトレックスを貰って帰宅。この病院をかかりつけ医にしよう。
良い魚屋さんがあって嬉しい。なんか、ちょっと良い町かなって気がしてきた。暮らしていけそうな気が少ししてきた。