よく、「君は、おかしい」といわれます。このセリフをはく人の少なくとも半分 は私よりおかしい人です。世の中って難しいものですね。 さて、おかしいといわれる以上、趣味もおかしくないと世の中に申しわけが 立ちませんが、むりにおかしく振る舞っても憐れなのでやめます。
枕はこのくらいにして、本題に入りましょう。ゲームの趣味のはなしです。 基本的には、
がいいと思うのはあたりまえです。しかし、こんなものを忘れさせてくれる ひとつの条件があります。それさえみたされるなら、すこしくらい不満を もらしながらも最後までやってしまうのです。それは、すごいこと です。いやにいいかげんないいかたですが、それが一番適当な表現におもえます。
ただ言えるのは、ファミコンのころからゲームをしていることもあってか あまり絵的なところでは「すごさ」を感じません。 過去には、色がついていればそれですごかった時期もあれば、 PCエンジンの「The 功夫」が キャラが大きくてすごいといった時代もありました。ちょっと前は(1999/9/30) FF8がすごいといっていましたが、もはやあれでも大したこともないわけで、 きりがありません。 結局こういうふうに考えるあたりからして、 私は絵のすごさがゲームのおもしろさに直結する種類の人間では ないようです。(ある意味これは不幸なことです。それでありがたがれれば どんなにか楽しいでしょう。)
では音かといわれると、それも違います。確かに私は効果音等を重視する 人間ですが、ゲームの場合機械的な制約があると思うと許せてしまいます。 曲についても、良くておもしろさがより増幅されることはあるにしても、 悪いことに関して文句は言いますが評価そのものを大きく下げることはありません。 大体私は音のでない98エミュレータで「雫」をやってはまった人間です。
けっきょく、なにで「すごがる」かは、ものによります。たとえば、 「Runabout」などでは「人をひいているとは思えない このさわやかさがすごい」とすごがり、「真・女神転生」では「シナリオ、演出、 設定、どれをとってもマニア好みだ。すごい。」とすごがります。 あげくのはてには、「ONE」で、「この売る気のない絵。そして この媚びてるのか媚びてないのかわからないつくり。すごい」 とよくわからないすごがりかたをします。 そして、売れている「Grandia」などでは、 「よくできてるな。どこ見てもよくできてるけど。...ラピュタ?」 などと言っていやがられるのです。
人間の好みなどしょせんカオスでわからないものです。 もし、あなたの好みと私の好みが似ているならば きっとあなたも変わった人なんでしょうが、そんなときは 「俺等以外仲間外れ」と思ってやりましょう。 まちがっても言ってはいけません。