だだもれ

2022年11月10日

ずいぶん空いた。

オタマの中学受験は90%くらいなさそうな感じ。 模試受験者内の位置が真ん中になるくらいでないと無理だろう。 時間をドカッと投入すればある程度は行ける気もするが、 「ある程度」で受かる所に行ってもあまり益はない。 横浜南やら横浜SFやらに受かるわけでないなら、 引越しまでするコストは割に合わないし、 中途半端な所だと中学の間に伸びた時に高校のランクが下がる可能性も出てくる。 中高一貫行っちゃって高校受験するのは難しいだろうからな。

しかし確実にできるようにはなっていて、勉強の量と、開始した時期を考えれば大したものだと思う。 10月末の模試の結果がすごく良ければ願書の取り寄せと書類の作成はやるが、 まあたぶんないだろう。 唯一、引っ越さないで行ける中高一貫である鎌倉女学院については、 「女子校面白くなさそう」と本人が乗り気でないので可能性は低い。 でも、偏差値的には気合入れれば受かるんじゃないかという気はする。 問題も公立中高一貫よりはやりやすい印象がある。

シノンは国語がヤバそうだということで国語の読解ドリルをやらせていたが、 いちいち横についてなくても普通に解けるようになった。 そういうものだとわかれば問題ないのだろう。 「説明しなさい」みたいな問題があったとしても、それは本当の作文ではない。 問題文からどこかを抜き出して表現を多少いじればいいだけだ。 それがわかれば容易いということだろう。読書量自体は平均より遥かに多いはずだし。

とはいえ、カービィもよつごぐらしも尽きてしまったので、 次に丁度いいシリーズを探さないといけない。一回本屋行かないと。

オトモは相変わらず教室で授業を受けず、ひつじこと一緒に学校で勉強しているが、 それでも毎日行って勉強しているのだから十分にすごい。 繰り上がり繰り下がりはドリルを開発しないと効率的にやれないが、 とりあえずできる感じにはなっている。 27+5のようなものであっても、5回インクリメントすることで解ける。 37+10のようなものが容易に解けるので、桁の概念をなんとなくはわかっているようだ。 そこを教えるのに苦労することを想定していたが、必要なさそうだ。

数日前、オトモは学校をはだしで走り回って足の親指を怪我した。 ひつじこが先生に話しかけられてて目を離した隙だ。 傷口長1cm、厚さ2mmくらいで、そこそこ出血もあり、 洗浄が不十分なので砂も入っていた。 とりあえず応急処置ということで、ハイドロコロイド包帯8cm×3mmを2本分くらい使って密封。 初日から風呂に入れられたので少しづつ洗浄、かつ、余った皮を少しづつ切った。 視界遮ってる間に切っちゃおうかとも思ったが、 切る意義を説明した上で、触っても痛くないし感覚もないことを納得してもらったら、 グロイグロイ言いながら大人しくやらせてくれた。 本当は最初から最近が増えるのを防ぐために皮を全部取っちゃいたいのだが、 絶対怖がるし痛いので徐々に。 3日後にはだいたいふさがり、死んだ皮も大半が取れた。 大事なく治りそうで良かった。 たぶん、総合的にはこの怪我はプラスだろう。 靴をはくようになるだろうし、怪我みたいに平静でいにくい事でも説明すれば結構通じることもわかった。 例の避難訓練の件も、説明が丁寧なら行けたんだろうけど、 うちら親の「わかるように説明するスキル」が上がっての結果でもあるから、 それを学校の先生に期待するのは無理というものだろう。

支援級の先生にはASD/ADHD関連知識とテクニックを身につけてほしいし、 そうでないとアカンとすら思うのだが、 「関連知識とテクニック」にはいろんな流派があって、 おそらく教育現場で「これがいい」という合意が得られていない。 また「学校は我慢する場所」という根本的なイメージが、 ASDっ子に何かやらせるためのアプローチと極めて相性が悪い。 さらに、日本の障害児教育はインクルーシブよりも分離が志向されていて、 「普通の子の教育を阻害しないこと」の方が優先されている。 うまくやれば普通の子にも良い影響を及ぼすと思うが、「うまくやる」がそもそも無理だし、 「普通の子」の中にも実は普通でなくうまく適応できてない子も結構いるのだが、 そのへんはあまり問題にされていない。 まあ無理だろう。


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